原文入力:2011/12/05 19:47(1143字)


  釜山市機張郡にある古里(コリ)原子力発電所で原子力発電所職員と納品業者がぐるになって中古品を新品として納品したという。 原子炉で発生した蒸気を調節してタービンに送る機器に使われる部品2種類だ。 万全を期しても100%確信できないのが原発の安全なのに、納品不正まであったというから衝撃的だ。 原発業界の閉鎖性を考える時、同様の不正がなかったとは考えにくい。 韓国水力原子力(韓水原)は該当機器が原子炉と離れていて安全に異常がなく、個人的な不正と明かした。 問題が起きるたびに隠蔽や矮小化するのに汲々とした韓水原のこういう態度はかえって原発の安全に対する不安を増すだけだ。 この機会に納品過程の全般を徹底的に調査しなければならない。

  原発の安全に対する政府と韓水原の不感症がどれくらい深刻なのかを見せる事例は、ついこの前もあった。 9〜10月蔚珍原発の4号機に対する予防整備過程で、蒸気発生機内の伝熱管1万6000個余りの中の約25%が損傷していたことが確認された。 環境団体では、設計上の計画耐用年数が30年である蒸気発生機でわずか2年4か月でこういう事故が起きたことは、明らかに伝熱管の材質や設計上の欠陥だと見る。 しかし韓水原は損傷した伝熱管の一部を遮断して、残りの管の内部を補強して再稼動することにした。 大型事故の危険を自ら招く典型的な付け焼刃的な対応というのが多くの専門家の指摘だ。


  古里原発は使用年数を延長した古い原発で、故障が多く不安がられてきた。 今年だけでも1号機が遮断機の故障で稼動を止め、二ヶ月余り後には2号機が送電線路の異常で稼動が中断された。 当時キム・ジョンシン韓水原社長は“いかなる場合にも原子力発電所の安全性が国民の心配や負担に変わらないように最善を尽くす”と話したが、職員の不正によって口先だおれになってしまった。


  原発は人工衛星のように構造が複雑で部品も多く、一ヶ所でも誤差が生じれば大事故が起こりえる。 もし次に原発事故がおきるならば、これまでとは次元が違うものかも知れないという予測があるほどだ。 最も心配されるのは、古い原子力発電所の使用年数を延ばして稼動しながら安全に関しては秘密主義を守っていることだ。 韓水原は安全性に関連する評価報告の公開要求に、機密を理由に応じていない。 日本の福島原発の際も秘密主義が事態をいっそう深刻化した。 国民が不安に震えないように安全に関連する情報を透明に公開しなければならない。


原文: http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/508639.html 訳T.W