原文入力:2009-12-28午後12:02:29

韓国人の手で設計し作り運営する原子力発電所が輸出される時代が開かれた。韓国電力が中心になったコンソーシアムはアラブ首長国連邦が発注する原子力発電所建設受注を巡りフランス コンソーシアムと終盤まで競合し事業を受注した。設計,施工などの費用だけでも200億ドルに達するこの事業の受注を支援するためにイ・ミョンバク大統領が直接現地を訪問することさえした。

原子力発電所輸出はまず韓国人の技術が国際的に安全性を認められたという意味を持つ。先端技術の結合体である原子力発電所は何よりも安全が重要だからだ。その上に原子力発電所は巨大装置産業であり産業界全般に及ぼす経済的効果も大きい。これだけでも原子力発電所輸出の意味は十分に評価するに値する。

だが原子力発電所輸出時代が呼び起こすいくつかの問題を冷静に問い詰めることも、それに劣らず意味のあることだ。先に現実的な側面から原子力発電所輸出は多くの危険を伴う一種の‘冒険事業’だ。各種技術を結合し精密に作動させなければならないという点で建設過程から試練がつきまとう。その上、原子力発電所運営過程で万一にでも事故が発生するならばその打撃は想像できないほどだ。 このために過去の工産品輸出政策のように政府が原子力発電所の輸出を促すのは危険だ。

長期的な側面で見る時、原子力発電所輸出は‘持続可能なエネルギー政策’の芽を摘む危険が大きい。地球温暖化の主犯である化石燃料がこの頃世界の人の注目をあび、政府は原子力発電が‘緑色エネルギー源’であるかのように浮上させている。だが持続可能性で見る時、原子力発電所は決して望ましいエネルギー源ではない。 原子力発電所からあふれ出る冷却水は周辺環境を荒廃化させる危険があり、原子力発電所からの廃棄物は当代はもちろん後代の健康まで威嚇する。こういう危険を費用に換算する時‘原子力発電所の経済性’はしん気楼のようなものだ。

原子力発電所より太陽光や風力のような多様な代替エネルギー技術開発に集中しなければならないのは単に環境のためだけではない。まだ技術先進国も経済性ある代替エネルギー技術を確保できていないが、技術が実用化段階に達すれば、その技術を武器として韓国経済を締めつけ始めるだろう。今からでもしっかり急いで備えなければこの予告された災難を避ける道はない。韓国の未来のためには原子力発電所輸出の先頭に立つ大統領ではなく、多様な代替エネルギー開発を促す大統領が必要な時点だ。

原文: http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/395720.html 訳J.S