2006年04月15日

バカレン

“愛はコンビニでも買えるけれどもう少し探そうよ〜♪”

・・・売ってませんねぇ、どこにも(代わりに高菜おにぎりを購入しつつ)
と、こんな感じにコンビニに行っては

「んだよ、愛なんてやっぱ売ってないじゃん」

といちいち難癖つけてるくらい現在愛に飢えております。もう、何でもいいから恋がしたい。
それはもうやっすい少女漫画のヒロインのように、出会い系サイトの広告メールの女のように恋愛がしたくて仕方がないわけです。
しかもただの恋ではなく、本気の恋。リアルラブ。

一応私も万年発情期というわけでもなく、勿論こう思うに至るまでちゃんとした経緯があります。
実は最近までちょっと気になる殿方とかがいたのです。
毎晩携帯の前で体育座りしつつ

“今電話したら迷惑かなぁ・・・”
とか
“メールの返信ないけど忙しいのかなぁ・・・”
とか一人で自答自問していたわけです。かわいい、かわいいよ私!

そしてそんな乙女チック葛藤から1ヶ月・・・遂に先日この血湧き肉踊る胸の内をさりげなく伝えたところ

「ほかの男と付き合えば〜」

とすっごい適当な声で言われたのです。多分あれは鼻ほじりながら言ってたな。
当初軽く落ち込んでいたのですが、

“好きでいることが迷惑なら他の人好きにならなくっちゃ”

と急に健気モードに入り、急激に恋愛したくなったので御座居ます。
そうこうしているうちに健気さが消え、恋愛しなきゃという思念だけが残り、とにかくもう

“もう何でもいいからとにかく恋を・・・!恋愛を・・・!!”

とつの丸漫画のキャラの如く鼻息を荒くしてる次第なのです。
本当にどこでどう間違えちゃったのかしら?
まぁいい、とにかく恋愛がしたい。本気で恋とかしちゃいたい。
少女漫画のような、南波あつこ漫画のような都合のいい恋がしたい。

まぁでも奴ら(←少女漫画のヒロイン達)の場合は窓をの外でもぼんやり眺めながら

「あ〜ぁ、恋がしたいなぁ」

とでも呟けば、次の日に都合よく誰もが羨む美少年に告白されたり、誰もが羨む美少年と駅でぶつかったり、幼馴染が誰もが羨む美少年に成長をとげて転校生として現れたりととにかく美少年と恋愛イベントなりフラグなり発生するわけですが、残念ながらここは現実世界なので私が窓の外を見ながら

「あ〜ぁ、恋がしたいなぁ」

と呟いたところで聞こえるのは蛙と山鳩の鳴き声と、巨人を応援するお向かいのおっさんの怒声のみ。恋愛の“れ”の字もありません。
てか茨城で偶然私の好みをピンポイントについてくる美少年に出会うなんて天文学的な気がする。あぁ、茨城が悪いのか。茨城のばーかばーか。


「え〜そんなこと言って出会いなんて何処にもあるよ〜」

とか今画面の前でぬかした奴には今日は用がないのでとりあえず黙ってて下さい。

「え〜私と今の彼氏の出会いは〜」

などと今画面の前で一人ニヤニヤした奴は黙るか死ぬかしてください。
そんなイベントがないからこうやって悩んでるだっつーの。

茨城のせいで何もイベントが起こらないので、勤勉な私は何かイベントが起こるその日までイメージトレーニングして自分を高めることにしました。
まぁ、ぶっちゃければ妄想して現実から目を逸らそうっという話です。

私は小さい頃から暇があれば妄想、暇がなくても妄想と日々妄想に勤しんでおりました。
毎日妄想妄想で妄想だけがお友達という、友人が愛と勇気のアンパンマンより数段可哀想な子供でした。
そしてそんな私ももう22歳・・・同じ年頃の女性がやれ合コンだ、それ合コンだと積極的に男漁りに出かけてる最中、私は家でどう恋愛するかを想像してるわけです。
んで飽きたら読書か無双。んで飽きたらまた妄想世界にトリップ。
寒い!寒いよ、私の人生。
そう思いつつも妄想は止まりません。


やはり最初は自分の気になってる人との恋愛を妄想します。
二人で公園でデートしたり、部屋でまったりしたり、深夜アニメ見たり、ジャンプの打ち切りについて語ったり・・・そんな甘々な妄想を脳内で繰り広げては一人でニヤニヤするわけです。
もし漫画の噴出しのように私の妄想が他人に見えるようなことがあったら間違いなく私は腹を切るでしょう。それくらい甘々な妄想が日夜繰り広げられています。
とりあえず移動はチャリの2ケツがデフォ。
でも今回は振られちゃったのでこの段階は飛ばさなきゃいけません。あ〜切ねぇ・・・。


その次の段階になると過去の自分の恋愛に思いを馳せ、現状からの現実逃避を開始します。
やはり私にも忘れられない元彼(元彼電話参照)がおり、奴との楽しかった日々を走馬灯のように思い出すわけです。
まぁよくよく思い出してみると、手繋ごうとして怒られたり、寝てるときに額に“肉”と書かれたりと悲しい思い出のほうが圧倒的に多いわけですが、
そこは
“彼はツンデレだったんだ”
とポジティブに解釈することで乗り切ります。
あぁ、良かった。今の日本にツンデレという言葉があって本当に良かった。


さて、更に段階が進むと漫画のキャラに恋をし始めます。もう現状どころか三次元からの現実逃避。
本棚から砂時計をひっぱりだしてきてあいも変わらず藤君に萌え狂うわけです。
そして
“島根にいけば藤君のような素敵な人に会えるではないかしら”
という妄想に胸をときめかせます。
まぁ実際島根までいったけど全く会えなかったけどな!藤君どころか若い男見なかったしな!


さてさて更に段階が進むと今度はまだ見ぬ凄い格好いい男が自分のことを好きになり運命的な恋愛をする というナイスご都合主義な妄想の世界に逃げ始めます。二次元どころか全ての外界からの逃避。Go to 自分の殻。
妄想という点では第一段階となんら変わりはないように思えるのですが、今度は相手が空想なだけあって阿呆らしさの度合いの桁が違います。
脳内では毎日が耳をすませばです。
NANAよりドラマティックな世界が夜な夜な脳内住人達によって繰り広げられてるわけです。

そうして最終段階になると

“もう男などいらない。信用できるのは酒と金だ!!”

と利根川先生でも憑依したのではと思わせること言い出したりします。
もうここまでくると女どころか人間として末期の状態です。ホント死んだらいいね、私。

が、ここまで堕ちると人間不思議なもので自浄作用が働くのか、

“いや、やっぱ駄目だ。酒を飲むなら男と飲みたい!”

となりこうして先ほど堕ちてきた妄想の経緯を三角関数のグラフ宜しく今度は逆に駆け上がって行くわけです。
そうしてまた堕ちあがっていく・・・全く人の欲望ってのは涯てがない。


まぁこうして上記の通り先日から私の恋愛欲望グラフはギッタンバッタンと上下運動を繰り返し、現在は何とか利根川期を持ち直し、妄想彼氏の段階で小康状態を保っているといった状態です。
って、嫌なところで止まっちゃったな、オイ。

と言う訳で今日もバイト先(本屋)で脳内恋愛を繰り返しています。





「これ、落としましたよ。」

そう目の前の男性に声をかけた。
年は私と同じくらいだろうか、細身でちょっと色白で髪が黒くて涼しげな顔をした青年が振りかえる。

「あぁ、すみません」
「この本・・・私も好きなんです」
「え?」
「とにかく、お薦めですよ。その本」

そう言って本を手渡した。
受け取った時の手がはっとする程綺麗だったのを覚えている。
それが1週間くらい前の話だろうか

「あの・・・!」

今日も宮崎あおいのように可憐にレジを打っていたらお客さんに話しかけられた。
見るとこの間本を落としていた細身でちょっと色白で髪が黒くて涼しげな顔をした青年ではないか。

「この間、貴女が面白いっていっていた本なんですけど・・・」
「え?」
「面白かったです。特にあの・・・」

「「×××の部分」」

思わず声がハモった。
二人とも少しキョトンとして・・・そしてまた同時に小さく笑い出した。

それ以来私達はたまに話すようになった。
面白い本の話は勿論、彼はうちの近所の日当たりのいい部屋で一人暮らしをしていること、家には野良猫がふらりと遊びにきたりすること、コーヒーはブラック、FFの進み具合、やっぱりガンダムは宇宙世紀だよね、“おかしいよ”と言えば“カテジナさん”、跡部様はジャンプの宝だ等々・・・
とにかく色々な話をした。
彼は女の子があまり得意ではないらしいし、私も勤務中であまり長い時間話せるわけではなかったがそれでも彼が店にくると心に日向が差し込んできたようだった。

そんなやり取りをするようになって数ヶ月くらい過ぎた頃だろうか、彼がまた本を買いに来た。
手には以前私が面白いと言った本が握られている。

「その本・・・私が面白いっていったやつだよね。覚えててくれたんだ・・・」
「うん・・・」

そう答える彼の表情がいつもより硬い。
その後も2、3言葉かけたが彼は心此処にあらずと言った生返事しか返してくれなかった。

「また・・・来て下さいね」

そう言って彼をレジから送り出した。
明らかに今私は彼に距離をとられてた。何故だろう?何故いきなりこんなことになったのだろう。
“理想の親父はガトー少佐”発言がまずかったのだろうか?やっぱりランバラルで攻めるべきだったかしら?
それともヨーグルトに餡子を入れるのがキモイと思われたのだろうか?

自分のチクリと痛むのが分かった。

あぁ、そうか。私は例え一週間に2,3分でも彼と話すのを楽しみにしてたんだ。
そう思い、ふと俯くとお釣り300円が置きっ放しになっていた。

「あっ!ちょっと待って。」

そう言ったところでもう彼は目の前にいない。

「もう、しょうがないなぁ」

そう呟いて私は宮崎あおいのように可憐に走り出した。
店を出て数百メートル位の所を彼が歩いているのが見える。

「あの・・・!」

彼が振り返った。

「お釣り・・・忘れてますよ」
「あぁ・・・」

彼が安堵したような表情を見せる。

「良かった、気づいてくれて」
「え?」
「ちゃんと話すきっかけが欲しくて・・・わざと置いていったんだ」
「え?」

「今日仕事終わったら・・・少し話せない・・・かな?」


初めて本の感想を言い合った時のように二人で少しキョトンとして、また同時に小さく笑い出した。
ある日当たりのいい部屋でお気に入りの本を膝に置きつつ、ふらりと遊びにきた猫を私が撫でるのはまた別の話・・・


きもい!

でもとにかくこんなサラダかBOYS'BE・・・かというような恋愛がしたくてたまらないのです。

というわけでこういうイベント発生を期待して今凄く欲しい本があるのですが、買わずに餌として今日も我がバイト先に陳列されています。
いつか砂漠の北村のような人が買いにきてくれると信じて今日も私はレジを打ち続けるのでした。めでたしめでたし。

hanichoco at 15:11│Comments(23)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by タキPPP   2006年04月15日 19:52
おお!1番目ですか!?すげー!

…いやまぁその…でもガトーが父親ってロマンチストな父親でいいんですかw?なんか夢ばっかり追ってそうで生活できなさそうwランバラルはいい!

大丈夫です、焦らないでください、恋愛って追いかけてない人に突然来るって言いますし…。
2. Posted by 禮菜   2006年04月16日 00:13
二番目っ!

帰ってきた瞬間に「ひなたよ(もしくは我が家よ)、私は帰ってきたー!」とか叫んだらかっこいい?v

恋愛は降って湧くようなものだと思うので、いつか降って湧きますよ。

ふと思ったけれど、サイト…もとい、ブログの名がいつも同じだからそこから検索かけてヒットする…とかは考えられないのでしょうか?
3. Posted by 総司   2006年04月16日 00:36
んじゃ三番目ー

どうもー、砂時計を昨日今日で揃えて読み終えてやっと書き込む資格を得た者です(ぇ
今まで受験時からずっとみさせてもらってたんですけど、移転やリアバレの度に見れなくなるのかなーとか思ってたんで今回も続ける事になったようで嬉しいですね

えー、恋愛なんかした事もないです(爆 なので、ひなたさんは全然マシですよ  まあさすがにそこまで詳しいてかレベルの高い妄想はしませんけどもw それじゃ、頑張ってください  とは言いいませんし 気楽にやってください(´・ω・)

あっ藤君よりは今のところ大悟派です(イラン
4. Posted by aka   2006年04月16日 00:52
わーい、4さまー

…えっと、強く生きてください
応援してます><
5. Posted by フク   2006年04月16日 01:31
5番目〜。
妄想っていうけど、考えることは素晴らしきことっすよ〜。
想像し、考えることは人間に与えられた特権だもん。
それをガッツシ使用しているひなたサンは脳みそがイイ感じですよ。

何より、妄想楽しいしね^^;
6. Posted by アーダン   2006年04月16日 03:16
6番目〜。移転お疲れさま〜
7. Posted by 紗綾   2006年04月16日 03:50
7番目でしょうか?

どんなドラマより漫画より、自分の妄想に勝るものなしですね。これからもがんばって下さい。
8. Posted by BlogPetのりんご   2006年04月16日 09:10
きょうは、毎日と恋愛された。
9. Posted by !!必見!!   2006年04月16日 10:06
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10. Posted by 飛鷹   2006年04月16日 11:48
その妄想がどうか私になりますよう・・・(おっと

移転作業お疲れです^^

これからもがんばってくださいな★

またきます。

では
11. Posted by ハレ   2006年04月16日 12:43
>>宮崎あおいのように可憐にレジを打っていたら

「おかしいよ!カテジナさん!」
12. Posted by やす   2006年04月16日 15:47
12番目!ここまでくると番号なんてどうだっていい状態ですね。
 移転、大変お疲れ様でした。妄想街道まっしぐらも大変ご苦労様でした。

これだけつらつらと恋愛欲求書かれてて誰も
「彼氏立候補したい!」
とかコメントがない事が不思議で不思議でなりません。
ドラマチックな恋愛するなら自分から飛び込まないと無理ですよね〜。「MSの性能だけが戦力の差に(以下略)」とかいいながら首都高でNSXにぶち抜かれた私でよければタキPPPくん巻き込んでオフ会しましょう(^^

とか言ってスルーされるのが私の理想系。
応援してますよ〜。貰い手なかったら貰いに逝きます。
13. Posted by 通りすがり   2006年04月16日 15:47
移転お疲れ様です 今までROMでしたが色々と釣られてコメントさせていただきます
夢を溢れさせて叩き会って笑って欲しければ今すぐ変な下着姿をうpry
これからも頑張ってくださいませ
14. Posted by 青   2006年04月16日 22:53
4 移転お疲れさまです
>愛はコンビニでも買えるけれどもう少し探そうよ
U君「おかしいよ、カテジナさん」
U君「これ(コンビニ)、出会い系です」

春といえば、スピッツですな
15. Posted by 仁島 薫流   2006年04月16日 23:08
5 自分も極度の妄想っ子です。
どれくらい妄想っ子かというと、目が覚めたら、布団の隣に上半身裸の美男子が寝顔見てくれないかな〜が毎朝の口癖くらいな子です。
自意識過剰な片思いを除けば、恋人居ない暦=歳の数です。
そんな貴方に、すばらしい薬をあげましょう!
Sound Horizonにハマって見ませんか?
あれは現実逃避に最高なネタを持ってます!
ねぇお父様。その楽園では心はもう痛くないのです!
16. Posted by Reiru   2006年04月17日 02:12
いや、これは彼氏立候補できるもんならしたいwwww

ジャンプの打ち切りで盛り上がれるなんてどんなに素敵なことだろう!
17. Posted by リーダー   2006年04月17日 07:06
無事移転お疲れ様です☆
…では、また来ます。
18. Posted by キキキ   2006年04月17日 11:23
妄想家の恋愛は成就し難い気がします。
まぁ、自分がそうなんですが。
「冷たい言い方だが、恋愛とはそういうものだ」(クワトロ談
19. Posted by 無碍   2006年04月17日 13:06
ブログ再開嬉しいな〜
これからもストーカー的に覗きに来ます
20. Posted by トンヌラ   2006年04月17日 15:43
お久です(^-^)やっと辿り着きました☆やっぱしひなたちゃんの書く文が好きで見に来てしまうよ♪これからも頑張ってくださいね♪
21. Posted by n_rooms   2006年04月18日 21:57
初カキコです。ちょくちょくのぞかせてもらってます。
先日、日記内で引用されてた「終末のフール」気になって本屋で探してみたらとても印象深い作品でした。
ひなたさんに感謝を。
では、健康には気をつけてくださいね。
22. Posted by kenta   2006年04月22日 18:47
移転お疲れ様です。

でもコレじゃあ、またすぐにリアバレしますよ。
前BLOGからリンク辿って来れる訳だし。
23. Posted by わや   2006年04月27日 22:18
祝!ブログ再開
これからまたちょくちょくのぞきにきます

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