はんなり浅草・銀座共に明日より
年末年始のお休みをいただきます。
今年も「はんなり」をご愛顧賜りまして誠にありがとうございました。
来年も変わらぬご愛顧お願い申し上げます。
年始の営業は各店舗6日(月)より開始いたします。
浅草では弊店の前の浅草公会堂にて猿之助丈、愛之助丈による新春浅草大歌舞伎が
行われます。是非、浅草に初詣がてら初芝居にいらしてみてはいかがでしょうか!
年末に好評でした、はんなりセールも新年早々6日から継続中ですので
こちらもお見逃しなく!
追加でお宝のキモノをセレクトして店頭に並べました。
また、銀座店では6日より
九寸名古屋帯100選と題しまして染帯や織の名古屋帯などを
一堂に集め展示会を行っております。
はんなりオリジナルな普段使いで楽しんでいただける帯の数々、
是非、ご覧ください!
さて、毎年恒例になっておりますキモノ業界の雑感ですが
昨年、自民党政権に代わり安倍内閣の元、3本の矢政策で
株価は昨年の倍の16.000円を超え、また円安が急激に進み
80円だった相場が年末には105円と全くいままでの停滞感から動き始め
かなり世間では景気が回復したように思えます。
今年の夜の銀座を見ていますと去年と全く違い大賑わいの様子です。
そんな中、キモノ業界はどうかと言うと
まだまだアベノミスクの恩恵は感じられず、逆に円安の影響で
キモノの原材料である絹の価格が高騰して比較的安価な品物を
作ってきたメーカーさんの廃業に拍車がかかってしまいました。
日本のあちらこちらのキモノ産地では相も変わらず生産激減の様子は
全く変化が見られません。
来年になれば好転するだろうという楽観論はこの業界にはありえないような有様です。
昨年このブログの年末に書いた通り、産地での年金生活者の職人さん達におんぶにだっこの状態は
一向に変化がなく、ただただ細っていくのを手をこまねいて見ているだけです。
いよいよ来るところまで来てしまった感が大きいですね。
来年は自分ら業界の若手が手に手を取って後世にキモノ文化を伝えられるように
タックを組んで淡々と進んでいくしかないでしょう。
そのためにはキモノがいかに素敵な日本の服飾文化かということを
多くの皆さんに知っていただけるように努力しなければならないと思っております。
是非、来年以降も、はんなりをご愛顧賜りますよう宜しくお願いいたします。
寒い日が続きますが皆様、お風邪など引かれませんようにご自愛くださいませ。
それでは、よいお年をお迎えください。