和を着る。楽しむ。はんなりのブログ

いいものは残したい!」そんな思いを込めて日本の心がまだ息づく街で「はんなり」をオープンいたしました。 自然の恵みと先人たちの知恵によりはぐくまれた染と織。 手仕事の美しさには心ひかれるものがあります。 本物のこだわりと現代の生活空間に溶け込むようなコーディネートを皆様に発信していきたいと思っております。

2013年12月

和を着る。楽しむ。をモットーに現代社会に寄り添った
コーディネイトをお勧め致します。
浅草と銀座に店舗を構え皆様のお越しをお待ち申し上げております。

今年もありがとうございました2013

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はんなり浅草・銀座共に明日より
年末年始のお休みをいただきます。
今年も「はんなり」をご愛顧賜りまして誠にありがとうございました。
来年も変わらぬご愛顧お願い申し上げます。
年始の営業は各店舗6日(月)より開始いたします。
浅草では弊店の前の浅草公会堂にて猿之助丈、愛之助丈による新春浅草大歌舞伎が
行われます。是非、浅草に初詣がてら初芝居にいらしてみてはいかがでしょうか!
年末に好評でした、はんなりセールも新年早々6日から継続中ですので
こちらもお見逃しなく!
追加でお宝のキモノをセレクトして店頭に並べました。
また、銀座店では6日より
九寸名古屋帯100選と題しまして染帯や織の名古屋帯などを
一堂に集め展示会を行っております。
はんなりオリジナルな普段使いで楽しんでいただける帯の数々、
是非、ご覧ください!

さて、毎年恒例になっておりますキモノ業界の雑感ですが
昨年、自民党政権に代わり安倍内閣の元、3本の矢政策で
株価は昨年の倍の16.000円を超え、また円安が急激に進み
80円だった相場が年末には105円と全くいままでの停滞感から動き始め
かなり世間では景気が回復したように思えます。
今年の夜の銀座を見ていますと去年と全く違い大賑わいの様子です。
そんな中、キモノ業界はどうかと言うと
まだまだアベノミスクの恩恵は感じられず、逆に円安の影響で
キモノの原材料である絹の価格が高騰して比較的安価な品物を
作ってきたメーカーさんの廃業に拍車がかかってしまいました。
日本のあちらこちらのキモノ産地では相も変わらず生産激減の様子は
全く変化が見られません。
来年になれば好転するだろうという楽観論はこの業界にはありえないような有様です。
昨年このブログの年末に書いた通り、産地での年金生活者の職人さん達におんぶにだっこの状態は
一向に変化がなく、ただただ細っていくのを手をこまねいて見ているだけです。
いよいよ来るところまで来てしまった感が大きいですね。
来年は自分ら業界の若手が手に手を取って後世にキモノ文化を伝えられるように
タックを組んで淡々と進んでいくしかないでしょう。
そのためにはキモノがいかに素敵な日本の服飾文化かということを
多くの皆さんに知っていただけるように努力しなければならないと思っております。
是非、来年以降も、はんなりをご愛顧賜りますよう宜しくお願いいたします。
寒い日が続きますが皆様、お風邪など引かれませんようにご自愛くださいませ。
それでは、よいお年をお迎えください。

七宝

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塩瀬の生地にまずは菊尽くしの江戸小紋を染め、
太鼓と腹に大きな七宝の柄を描いた染帯です。
シックな帯に仕上がっています。
初釜や芝居初めに締めていただきたいです。
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細かな菊の連続柄。
見事な職人技です。
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腹の部分。
こちらにも七宝をメインに。

暴れ馬

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来年の干支にちなみ威勢のいい暴れ馬の画を染帯に
描いていただきました。
大人数で引っ張っても言うことを聞かない暴れ馬。
来年こそは一気に景気が駆け上がってもらいたい気持ちを込めた帯です。
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東京友禅にて描いていただきました。
かなり臨場感があります。
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腹の部分。
綱をめいっぱい引っ張るヤッコさん達。
帯を締めると太鼓柄から腹の柄に続いて描いた感じにみえます。

さて、今年も残すところ後わずか!
今日から3日間、浅草寺では年末恒例の羽子板市が行われています。
是非、浅草に遊びにいらしてください!

南天

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めっきり寒くなってきましたね、朝晩共に冷え込みがきつくなってきました。
それもそのはずもう師走も半ば。
気ぜわしい雰囲気だけが年末の訪れを感じさせてくれます。
さて、そんな中、画像の染帯が出来上がってきました。
雪持ち南天の染帯です。
黒地の塩瀬に緑と赤の補色で彩られた南天が浮かび上がります。
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緻密な京友禅です。
雪が積もっていることによって凛とした気配を感じます。
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腹の部分。
古来より難を転じるとして吉祥の象徴であった南天。
お正月にお目出度い時に締めていただきたい帯です。

フレンチワイン

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フランスワインにちなんだ染帯を描いていただきました。
フランス中央部に広がるワイン畑、ボルドーとブルゴーニュ地方です。
これから年末年始、忘年会や新年会、ハッピーニューイヤーコンサートなど
キモノを着て楽しむ行事が目白押し。
そんな中、こうしたワイン好きな帯を締めて会を盛り上げるのはいかがでしょうか。
名前だけ聞いていても実際フランスのどこらへんにワインの産地があるのか
分かる方も少ないでしょうが、この帯を見れば一目瞭然。
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ボルドーとブルゴーニュの文字が書かれています。
ここであの美味しいフレンチワインは作られているのですね。
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腹の部分。
ワイン畑とワイングラスを描きました。
ギャラリー
  • はんなりサロンのお茶室
  • 孔雀の羽根をデザインした袋帯
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  • 波に千鳥を描いた夏の染帯
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  • カラーを描いた夏の染帯
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