ハノイでまったり生きてます(ΦωΦ)

ハノイに短期滞在をしております。ハノイの街をまったりふらふらして、美味しいと思ったもの、綺麗だと思ったものなどを紹介していきます。

■スポンサードリンク■                                                            


ティットチュア

コンビニがどんどん便利になっていく!そして市場は無くなっていくのかな??

 こんにちは。ハノイは晴れています。でも、むちゃくちゃ寒いです(^o^;) 市場まで行く気も起こらないので、近所のコンビニで買物を済ませるわけです…。
IMG_20220220_170206
 寒いし、熱々の揚げ豆腐でも食べたいけどな~。市場まで行かないと、揚げ豆腐に使う豆腐は売ってないんですよ。コンビニにも、もちろん豆腐は売ってるんですが、それを揚げても「普通の揚げ豆腐と同じ味、食感」にならないんですよね~。と、いつもなら諦めるんですが…。売ってましたよ、揚げ豆腐!?
IMG_20220220_170355
 揚げてある豆腐の真空パック(?)です。日本では「厚揚げ」のパックが売ってますが、ハノイでは初めて見ましたよ!! それで…フライパンで少量の油で揚げましたら、見事に普通の揚げ豆腐の味と触感でした(^o^;) ほんと、最近のハノイのコンビニ(主にVinmart)は、便利だよな~。
IMG_20220126_211347
 また、揚げ豆腐に使う豆腐と同じく、神棚に供える紙のお金(冥銭)も、市場や商店街の「お供え物専門店」に行かないと、なかなか手に入りません。しかしこれも……コンビニで売ってました(;´Д`) 上の写真、丸で囲ってあるのがそうです。こんなものまでコンビニで売り始めたら……みんな買い物のついでに買っちゃうかもよ。市場の専門店のピンチ????
IMG_20220201_111811
 さらに、地方の名物だって、コンビニで買えるのですよ。フート省名物で、私も大好物の「ティットチュア(酸っぱいお肉、thịt chua)」が、コンビニで買える時代なのですね~。
IMG_20220201_111846
 皮付きの豚肉を、米粉と一緒に発酵させた、かなり酸っぱい食べ物で、お酒のおつまみに良し、ご飯のおかずに良しの逸品なのです。これも、今までは現地で買うか、イオンなどの大型スーパーで買うかしかなかったんですが(私が知る限りね)、今はコンビニで買えるんだもんな~~。

 こうやって、コンビニがどんどん便利になっていくと、ハノイの生活の生命線「市場」も、だんだん少なくなっていくのかな~~~。あと市場でしか買えないものって(私によると)生花、お惣菜、鯉などの大型魚くらいじゃないの? でも、それだってそのうちにコンビニで売り始めそうだしね。なんて、ちょっと市場の行く末が心配になったのでした。まあ、日本人の私が心配したってしょうがないんだけどさ(^o^;) ではでは。

<ベトナム旅行に役立つガイドブック5冊が発売中です!>
Amazon.co.jpアソシエイト


Amazon.co.jpアソシエイト

<Kindle Unlimited会員なら5冊が全部0円で読めます!>

Amazon.co.jpアソシエイト

<他の方のベトナム情報もぜひ参考にどうぞ> 

ベトナム(海外生活・情報) ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ハノイ情報へ
にほんブログ村


ベトナム北部には、”豚肉と米粉を混ぜて発酵させた”名物が多いのですよ(*・ω・)ノ

 こんにちは。今回は、ベトナムの北部で食べられている「豚肉と米粉を混ぜて発酵させた食品」をご紹介します。この食品は、北部各地で名物となっているんですが、似たような(失礼)見た目と味なのに、産地によって名前が違うのです。そこで、今回あらためて、私の食べたことのあるものを集めてみました。
(注意:素人の撮った写真ですので、写真と実際のものとは色が異なる場合があります。また、ベトナム中部、南部にも同じような発酵食品があるのかもしれませんが、調べていません)



thitchua02
 「豚肉を発酵させた食品」と言っても、ソーセージ状のネムチュアではなく、いわゆる「ティットチュア(酸っぱい肉、thịt chua)」に類する食品(上の写真)となります。豚肉と豚の皮に米粉に混ぜて発酵させたもので、酸味があり豚肉は発酵によりタンパク質がアミノ酸に分解され、かなり肉の味が濃厚に感じられます。皮も、固めのゼリーの様になっており、肉とは違った食感の変化を楽しめます。米粉はザラザラしていますが、そのまま肉と一緒に食べると、若干肉の酸味が緩和されて食べやすくなります。写真のようにイチジクの葉(lá sung)で巻いて食べるのが定番です。

<フート省(Phú Thọ)のティットチュア(thịt chua)>
0ffcb439
 まずは、「フート省(Phú Thọ)」の名物「ティットチュア(thịt chua)」です。正式には、フート省の中の「タインソン地区(Thanh Sơn)」の名物ですが、ハノイ北部の人に聞き取ると「ティットチュアはフート省の名物」という認識があり、お土産物としてもフート省全体で販売されています。

IMG_5125
 フート省のお店で見た際には、プラスティックの小ボトルで売られているもの(写真)と、竹の筒に入ったものの、2種類が売られていました。

IMG_513202
 ボトル(写真左)の中は、肉の上にイチジクの葉で蓋(ふた)をしてあります。写真右は、市場で買ってきた、生のイチジクの葉です。

IMG_5133
 ボトルの中には、かなり圧力をかけてあるティットチュアが入っています。状態から見て、このボトルの中で発酵させたのだと思います。

IMG_5134
 ボトルから、ティットチュアを取り出しました。これをイチジクの葉で巻き、チリソースなどをつけて食べます。

<ホアビン省(Hòa Bình)のティットチュア(thịt chua)>
IMG_4585
 こちらは、私が最近行った「ホアビン省(Tp. Hòa Bình)」の名物「ティットチュア(thịt chua)」です。上の写真は食堂で出てきたものですが、既成品だと思います。味や食感、見た目は、フート省のものと変わりません。(夕暮れ時に撮った写真のため、若干色が青みがかっています)

IMG_4639
 ホアビンでも、お土産にボトルタイプのティットチュアを購入しました。店先に「thịt chua」と大きく看板を掲げているお店2店で「ホアビン名物のティットチュアをください」と言って購入し、両店で出てきたものがの製品です。しかし、ボトルに書かれた製造会社の住所はフート省になっており、おそらくホアビンで作られたものではありません。ティットチュアがホアビン名物であるのは間違いないですが、今は現地ではあまり作られていないのかもしれません。

<ホアビン省(Hòa Bình)のネムソイ(nem sợi)>
thitchua01
 食堂のメニューには、「ネムソイ(nem sợi)」という食べ物もあったので、頼んでみました。こちらは、特に名物というわけではないようなのですが、ティットチュアに近い食べ物だったので、ここで紹介します。

IMG_4620
 「sợi」は、糸とか繊維という意味です。その名の通り、豚肉も、皮も、ティットチュアより細く切ってあります。ただ、酸味のある味はティットチュアとほとんど変わりません。製法は、ティットチュアと同じなのではないかと思います

<ハノイ(Hà Nội)のネムフン(nem phùng)>
bfc083a7
 こちらは、ハノイの名物の一つに数えられることもある、「ネムフン(nem phùng)」です。正確にはハノイのĐan Phượng地区の名物で、ビールのおつまみとして食べられることが多いです。バナナの葉で包まれています。

c9fbc0a6
 これも、ティットチュアより若干酸味がマイルドなものの、味や食感、イチジクの葉で巻くところも、ティットチュアとあまり変わりません。

IMG_0902
 ハノイの別のお店で食べたネムフンです。どちらも、ティットチュアより肉も皮も細く切ってありますので、見た目はネムソイ(nem sợi)に近いです。

<ナムディン省(Nam Định)のネムナム(nem nắm)>
cb7f6294
 こちらは、ナムディン省(Nam Định)の名物「ネムナム(nem nắm)」です。最大の特徴は、そのボール状の形で、野球のボール、大人の握りこぶしほどの大きさです。ネットで検索しても、ほとんどボール状のものが出てきますので、この形を含めてネムナムなのだと思います。

cba4ec22
 ネムナムを食べたお店に出ていた看板です。豚肉と皮をイチジクの葉で巻き、その上からバナナの葉で包んだあと、発酵させるようです。

ff4d852d
 こちらも、見た目はネムソイやネムフンと同じく、肉も皮も細めに切られています。酸味が若干マイルドなのも似ています。

 いかがでしたでしょうか? 私が知る限りでも、ティットチュア(フート省、ホアビン省)、ネムフン(ハノイ)、ネムナム(ナムディン省)と3種類が、それぞれの地域で名物になっています。また、酸味や肉の切り方に若干の差異があるものの、豚肉と皮と米粉を混ぜて発酵させるのは同じです(調味料の違いなどについてはわかりません)。
 どこが本当の発祥の地なのか? なぜ、それぞれの地域で名物になっているのか? ベトナム中部や南部ではどうなのか? まだまだ調べたいことがたくさんあります。今回は簡単に紹介しただけですが、いつかもっと突っ込んだ「ベトナムの”豚肉と米粉を混ぜて発酵させた食品”リスト」を作れたらいいなと思います!! ではでは。

<ベトナム旅行に役立つガイドブック3冊が発売中です!>
Amazon.co.jpアソシエイト


Amazon.co.jpアソシエイト

<他の方のベトナム情報もぜひ参考にどうぞ> 

ベトナム(海外生活・情報) ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ハノイ情報へ
にほんブログ村

ベトナム北部の発酵食品を私見でまとめてみました

こんにちは。今回は、ベトナム北部で私が食べたり飲んだりした発酵食品をまとめてみました。と言っても、もちろん研究してるわけでもなんでもないので「へ~~。ベトナム北部にはこんなにも発酵食品があるんだ~~」くらいの感じで見ていただければ幸いです(^_^;)

<魚介系発酵食品>
・ニョクマム(Nước Mắm)
nuocmam
 まずは、ベトナム調味料の王様「ニョクマム(Nước Mắm)」です。
魚介類に塩を加えて発酵させた食品「マム(mắm)」一種。小魚と塩を壺や樽に入れ、冷所で6か月から12か月間熟成させたものの浸出液がヌクマムである。(Wikipedia「ヌクマム」より引用
 「ベトナム料理は、何にでもニョクマムを付けて食べる」と言った人がいましたが、あまり否定しません(^_^;) ただ、生のニョクマムをそのまま使うわけではなく、唐辛子やニンニクを入れたり、お酢と砂糖を入れたり、柑橘の果汁をしぼったり、刻んだパパイヤを入れたりと、味にバリエーションがあります。だからこそ、何にでも合わせて使用できる、万能調味料なのです。

・マムトム(Mắm Tôm)
6de9faa8
 ニョクマムは魚を使った発酵調味料ですが、このマムトムは「海老」を材料に使っています。このマムトムは腐敗臭にも似た臭いが強烈で、ベトナム人でも苦手という人がいるくらいです。しかし、コクのある独特の旨味があり、クセになる人もまた多いのです。いろいろな料理に使用しますが、特に豚肉を茹でたもの、揚げ豆腐、小茄子の漬物(カームオイ(cà muối))には、このマムトムは欠かせません。マムトムも、唐辛子、砂糖、柑橘の果汁を入れたりします。また、納豆と同じく「使う前に泡立つぐらいにかき混ぜて、臭いをたたせてから」使用します。

 他にも、魚醤系の発酵調味料は数限り無く存在しますが、あげると切りがありませんので、私が代表的と思うこの2つのみ取り上げさせてもらいました。

<穀物系発酵食品>
・ヌオックトゥオン(Nước Tương)
nuocthuong
 ベトナムと言えば魚醤と思われがちですが、大豆を発酵させて作った調味料もあるのです。それがベトナム醤油とも言われる「ヌオックトゥオン(Nước Tương)」です。味は醤油より塩味が強くなく、より大豆の味がしっかりとします。

・米、餅米、芋、麦、トウモロコシなどからお酒を作る
IMGP0478 (2)
 ベトナム北部には、穀物(米、餅米、芋、麦、トウモロコシなど)を発酵させて作ったお酒がたくさんあります。蒸留してあるものが多く、色も味も様々ですが、アルコール度数が30%以上であることがほとんどで、種類によっては60度以上の強いものもあります。

・トウモロコシ系のお酒(Rượu Men Lá)
IMG_4095
 お酒の中で、このトウモロコシ酒だけを別に取り上げたのは、写真があったからです(^_^;) これは、ベトナム北西部特産のお酒で、トウモロコシの粉を丸めて作った「men lá」を発酵させて作ります。ツボに入っていて、このツボにストローのようなものを複数本さして、みんなで飲むのが伝統的な飲み方なんだそうです。

<野菜系発酵食品>
・カームオイ(Cà Muối)
bcab7421
 野菜系発酵食品とは、漬物のことです。ハノイで漬物といえばまず思い浮かぶのがこの小茄子の漬物「カームオイ(cà muối)」です。どの市場(食品系)に行っても、小さなビニール袋や、大きな瓶に入れて売っています。塩で漬けてあるのですが、乳酸発酵しているために塩味よりも酸味のほうが強く感じられ、コリコリした触感とあわさって、ご飯のお供にいくらでも食べられます。このカームオイには、エビの魚醤「マムトム」を付けて食べることが多いです。

・カックムオイズアカイ(Cách muối dưa cải)
duamuoi
 ベトナムの高菜(Cải bẹ xanhという、カラシ菜の一種)漬けです。長い名前ですが、ズア(dưa)とだけ呼ぶこともあります。これも乳酸発酵しており、カームオイよりさらに酸味が強いです。市場ではカームオイと並べて売られているぐらい一般的です。そのまま食べることもありますが、肉と一緒に炒めものにすることも多いです。

・クーキエウムオイ(Củ kiệu muối)
IMG_4011
 ハイズーン省へ行った時に、地元の名産ということでどの家に行っても出てきたのが、このらっきょう漬け「クーキエウムオイ(Củ kiệu muối。Củ hành muốiとも)」です。日本のらっきょう漬けと違ってお酢や砂糖が入っていないので、少し辛いらっきょうの味と、発酵の酸味が非常によく合います。

 発酵調味料、発酵酒と同様に、お漬物も数限りなくあると思いますが、私が思う一般的な3種類をあげさせていただいました。

<果物系発酵食品>
・チュオイサイコー(Chuối sấy khô)
IMG_5128
 バナナを乾燥させたお菓子なのですが、少しアルコール発酵が進んでいるため、匂いも味もブランデー(洋酒)の風味がします。バナナがアルコール発酵するときは腐敗も同時に進むのですが、これは乾燥させて水分を抜いているために、発酵だけが優先して進んだんだと思われます(私の推測です)。

<肉系発酵食品>
・ネムチュア(Nem chua)
danem49
 生の豚肉を発酵させて作る、ベトナムソーセージです。「chua」は「酸っぱい」という意味で、文字通り発酵の酸味が強いです。その発酵によってタンパク質がアミノ酸になるので、肉の旨味が増し、しかも酸味によりサッパリ食べられるので、ついついたくさん食べてしまいます。そのままビールのおつまみとして食べたり、油で揚げておやつとして食べたりもします。このネムチュアは、ハノイの南にあるタインホア省の名物です。

・ティットチュア(Thịt chua)
IMG_5134
 豚肉の、ぬか漬けです。ベトナムにぬか漬けがあるのが驚きですが、同じ米食文化なのですから、米ぬか(Thính gạo)の発酵食品があっても不思議ではありません。ネムチュアほどの酸味はないかわりに、肉の食感はこちらのほうがしっかりとありますので、ご飯のお供にぴったりです。また、発酵後にすぐ食べなければいけないネムチュアと違って、常温で2ヶ月近く保存がききます。このティットチュアは、ハノイの北西にあるフート省の名物です。

 ここにあげた発酵食品は、ベトナム北部限定の、しかもたくさんあるうちのほんの少しになります。でも、見ているだけで腸の調子が良くなってきませんか?(;´∀`) 特に、漬物や肉類の発酵食品は、日本だと「漬かりすぎ」と言われるくらい酸味が強いものが多いので、「乳酸菌は日本のものより多いのでは??(完全な推測です)」と、勝手に思っております。ベトナム人の腸を支える発酵食品をたくさん食べて、私も毎朝「快腸」ですよ! これからも美味しい発酵食品があれば、どんどんブログで紹介していきたいと思います。ではでは。

<ベトナム旅行に役立つガイドブック5冊が発売中です!>
Amazon.co.jpアソシエイト


Amazon.co.jpアソシエイト

<Kindle Unlimited会員なら5冊が全部0円で読めます!>

Amazon.co.jpアソシエイト

<他の方のベトナム情報もぜひ参考にどうぞ> 

ベトナム(海外生活・情報) ブログランキングへ

にほんブログ村 海外生活ブログ ハノイ情報へ
にほんブログ村
探している料理名、観光地名を検索してみて下さい!
読者登録
LINE読者登録QRコード
楽天市場