2009年02月04日
アメリカ公立学校をおそう再分化の波
このクリスチャンサイエンスモニターの記事が報じる通り、最近アメリカの公立学校(日本で小学校−高校に相当)では一度人種統合が行われた学校でもre-segregation(再-分化)が行われているところがあるらしい。そして、その大半は肯定的な理由からではなく、多文化教育が行き届かないから、人種間での軋轢が生まれるからという否定的な理由からだということだ。
re-segregationの末に「我々の文化」を知るための教育がマイノリティの学校から立ち上がって、全体をゆるがす波になるかと言えば、そんなことはないだろう。大学や職業訓練校などの上部組織や社会全体がその波に揺るがされるわけもなく、あくまで白人の教育論理を貫くだろうから。あくまで「金持ち」になる手段は医者か弁護士になるかMBAを取るかで、大学などの上位教育機関はそれらの学位書を与えるためのトンネルでしかない。
一つ楽観的な見通しがあるとすれば、教育法(州によって違う)が変われば、そこで教えられるカリキュラムを日本より比較的容易にいじくれることだ。(教育は州の権限で、連邦政府は福祉面とかでしか口を出せない)地域や民族の特色を立ち上げるような教育が出来たとしたら、それを継承できる文化が学校の中に組織的に残せたら、その中で生きていくための人材がひょっとしたらre-segregationの末に作り出せるのかもしれない。(参照HP)
少なくとも、ゆとり教育のおかげでOECD生徒の学習到達度調査(PISA2003)が下がったじゃないか、なんて言ってる日本人よりも広い見地からの教育改革が行われているような気がする。
まだまだ、キング牧師の理想からはほど遠い。
re-segregationの末に「我々の文化」を知るための教育がマイノリティの学校から立ち上がって、全体をゆるがす波になるかと言えば、そんなことはないだろう。大学や職業訓練校などの上部組織や社会全体がその波に揺るがされるわけもなく、あくまで白人の教育論理を貫くだろうから。あくまで「金持ち」になる手段は医者か弁護士になるかMBAを取るかで、大学などの上位教育機関はそれらの学位書を与えるためのトンネルでしかない。
一つ楽観的な見通しがあるとすれば、教育法(州によって違う)が変われば、そこで教えられるカリキュラムを日本より比較的容易にいじくれることだ。(教育は州の権限で、連邦政府は福祉面とかでしか口を出せない)地域や民族の特色を立ち上げるような教育が出来たとしたら、それを継承できる文化が学校の中に組織的に残せたら、その中で生きていくための人材がひょっとしたらre-segregationの末に作り出せるのかもしれない。(参照HP)
少なくとも、ゆとり教育のおかげでOECD生徒の学習到達度調査(PISA2003)が下がったじゃないか、なんて言ってる日本人よりも広い見地からの教育改革が行われているような気がする。
まだまだ、キング牧師の理想からはほど遠い。
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この記事へのコメント
1. Posted by P
2009年02月11日 14:48
>T君
久々の投稿ありがとう!
黒人大統領の誕生が話題になった米国で、「再分化」の動きとは、興味深いねえ。
ちなみに日本では最近、雇用不安の中で、「正社員VS派遣社員」の議論が盛んだよ。
久々の投稿ありがとう!
黒人大統領の誕生が話題になった米国で、「再分化」の動きとは、興味深いねえ。
ちなみに日本では最近、雇用不安の中で、「正社員VS派遣社員」の議論が盛んだよ。

