2012年01月18日

短くて伝わる文章術-3

私が文章を書くときに意識していること。

一時はマーケティング系のメルマガなどで、あおり系のタイトルが流行しました。

意外なタイトルに興味を持ってひらいてみたらまったくの肩すかし、というパターンですね。

こういうことは長く続けられませんし、本質を知る読者を遠ざけるだけですからやめましょう。

さて、「文章は形容詞から腐る」とはコピーライター出身の開高健氏の言葉ですが、とにかく簡潔に書くことは第一条件です。

修飾語は最低限にする

推敲のとき、削れる修飾語はバサバサ切り捨てましょう。

必要な修飾語を入れるときも、「修飾される言葉」のそばに置くのがルールです。

○私が文章を書くときに常に意識していることです。
×私が常に文章を書くときに意識していることです。


一文に一意にする

つい、あれもこれもとペンが走ってしまうのはわかるのですが。

「〜だが、〜のときは、〜となったのは、〜なのに…」などと書かれると、読み手の多くが迷子になります。

おそらく主語と述語が結びつかないか、ねじれた文章にもなっていることでしょう。

ところで、私が文章を書くとき常に意識していることのひとつに「語尾」があります。

文章は語尾でリズムが決まる

「〜します。〜します。〜です。〜します。」のような文章。

たいくつですね。論文ならいいのかもしれませんが、読んでいて落ち込んでいく気がします。

思い切って「体言止め」をはさみ込んでください。

つまり、「体言とは名詞などのこと。」のような終わり方です。

「〜します。〜ですね。〜のこと。〜ません。〜なのです。」

ね。ちょっとリズムが出てきた感じでしょう?

また長くなりましたので、今日はここまで。文章の書き方、まだ続きます。



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