東京F応援隊

フィギュアスケートの☆を応援するブログです! (東京のスケーターを中心に応援します)

宮原知子

●2014全日本選手権 回転認定が厳しかったトリプル・トリプル

●今年の全日本選手権、女子はトリプル・トリプル(3回転・3回転)の連続ジャンプを跳べる選手ばかり。

 ショートプログラムSPでは、30選手中、19選手も!トリプル・トリプルを跳びました!

 ところが、回転不足判定を受けなかった選手は、8選手だけ。

 その内訳は、3T+3Tが6選手、3F+3Tが2選手(坂本花織、三原舞依)。

●フリースケーティングFSでは、24選手中、10選手がトリプル・トリプルを跳びました。

 回転不足判定を受けなかった選手は、4選手だけ。

 その内訳は、3T+3Tが1選手(新田谷凜)、3F+3Tが2選手(坂本花織、三原舞依)、3Lz+3Tは1選手(永井優香)。

 「超新星」ともてはやされた樋口新葉さんは、SP、FSとも、3Lz+3T<という判定結果。


●単独のジャンプにもタクサンの回転不足判定がでましたけれど、トリプル・トリプルはかなり厳しくレビューされたようですね。

 これは、技術審判が、厳しくなってきた国際大会の判定のもっとも厳しい場合を、反映しようとしたからではないでしょうか?

 さあ、大変!

 でも、それを分かっていたチームは、それなりに対応しました。

●優勝した宮原知子さんは、SPで 3Lz<+3T< の判定を受けると、FSでは冒頭の3Lz+3Tを3Lz+2T+2Loに変更し、後半に2A+3Tを二つ跳びました!

 絶対に優勝したい、という執念の作戦変更・・・前もってシミュレーションしていたのでしょうか?

 同じクラブの木原万莉子さんも、FSは2A+3Tを二つという構成でした。
 
加藤利緒菜さんは、3F+3Tを跳べますが、SPでは3T+3Tに変更しました。

 本郷理華さんも、3F+3Tを跳べますが、グランプリシリーズのときから、SPは3T+3Tを跳んでいます。 本郷さんの3T+3T(基礎点8.2)は、GOE+2(得点にして+1.4点)くらいのダイナミックなジャンプなので、ボーナスなしの前半に跳んでも9.6点くらい獲得します。 3F+3T(基礎点9.4)の回転不足判定(基礎点が3割減でGOEもマイナスになる)よりも、ずっとオトクです。


●技術審判がどの選手だけを優遇したとか、そういうことはなかったと思いますけれど、そういうトリプル・トリプルの回転不足判定の厳しさ(特にトリプル・トリプルに限らなかったのかもしれませんけれど)を実感していたチームの選手と、まったく実感していなかったチームの選手とで、明暗が分かれてしまったようです。


 もはや、トリプル・トリプルは跳べて当たり前・・・

 けれども、回転認定してもらえる トリプル・トリプルを跳ぶのは至難・・・


 さあ、大変!


●きっと、回りきる練習が大切。

 けれども、どうしようもないとき・・・ジャンプの調子が悪いときや、技術審判が厳しすぎると判断したときに・・・あっさりと切り替えられるセカンドプランも重要で、しっかりシミュレーションしておくことも必要だ・・・拙者はそう思います。

 優秀な選手がタクサンいる日本で、世界選手権の代表になるのは、とっても大変・・・選手の努力だけではもうどうしようもない・・・と思います。 有益な情報をはっきりと伝達してくれる人、崖から突き落としてくれるくらい厳しく、有効な戦略を与えて背中を後押ししてくれる人・・・そういうコーチたちが周りに揃っている選手と、そうでない選手とで、明暗が分かれていくでしょう。 それを実感した2014全日本選手権でした。

○咲き乱れる日本女子 ★宮原知子 ★樋口新葉 頂上決戦か?

○長野市で開催される2014全日本選手権・・・女子は、宮原知子さんと、樋口新葉さんの、頂上決戦になるのではないか?

○(1)基礎点、(2)GOE(出来栄え点)、(3)PCS(プログラム構成点)に、得点は大別されますが、(1)基礎点で、抜群なのが、この二選手だからです。


★宮原知子

グランプリNHK杯からすると、次のような構成を予定していると思います。

SP: 3Lz+3T, CCoSp3p4, FCSp4, 3Fx, 2Ax, StSq4, LSp4・・・基礎点32・86
FS: 3Lz+3T, 3F, 3Lo, StSq4, FSSp4, 3Lz+2T+2Lox, 2A+3Tx, LSp4, 3Sx, ChSq, 2Ax, CCoSp3p4・・・基礎点62・00

これが現在の日本女子最高の構成。 SPは後半に2つのジャンプ、FSは後半に4つのジャンプを跳ぶ。 3Lz、3Fともにe(エッジエラー)は付かないと思う。 スピン、ステップのレベルの取りこぼしが、最も少ない選手。 技をひとつひとつ丁寧に遂行していくのが、とても好印象・・・そういう視点からすれば、もっと評価されていいと、拙者は思います。 ジャンプのGOE加点が小さいのが難点。 けれども、PCSは、ジュニアデビューから4年間の実績の高さから、国内では高く出るのではないでしょうか?


★樋口新葉

SP: 2A, 3F+3T, FCSp4, CCoSp3p4, 3Lzx, LSp4, StSq3・・・基礎点32・00
FS: 3Lz+3T, 3Lo, 3S, FCSp4, StSq3, 2A+3Tx, LSp4, 3Lzx, 3Fx, 2A+2T+2Lox, CCoSp3p4, (ChSq)・・・基礎点61・71

「高さと幅のある」ジャンプは、GOE加点が大きい。 それから、ジュニアGPファイナルでは、スピンのレベルの取りこぼしが少なくなっていました! シニアの大会なので、コレオグラフィック・シーケンスChSqを足してくるでしょう。 ジュニア1年目なので、PCSをジャッジが抑えてくるかもしれませんが、ノーミスなら、高い点が出るのでは?

最近のインタビューでは、全日本で10位以内を目指している、と言っていますが・・・「優勝」の間違いではないのかと思うほど、実力があるなと拙者は思います。 ショート、フリーともにノーミスしたい、とも言っていますからね・・・そうなれば表彰台の一番高いところにいるかも。

「スピード」とひと言で言われてしまいますが、どんなターンをしても、どのように身体を動かしても、グイグイと加速していけるスケーティング・スキル・・・躍動感・・・が彼女の最大の魅力でしょう。


★本郷理華さん、★村上佳菜子さん、については、次に記事にしたいと思います。

樋口新葉さんは、まだシニアの国際大会に出場できる年齢ではなく(現在13才)、全日本で好成績をおさめるだろう宮原知子さん、グランプリで活躍した本郷理華さん、それから今までコンスタントに好成績をあげてきた村上佳菜子さん、の3人が世界選手権代表に近いのでは? と拙者は思います。

★宮原知子 モーツァルトの調べ ~2014NHK杯

◎NHK杯の宮原知子さん、ショートプログラムは、モーツァルトの調べに合わせて、丹念に演技を披露。



 この演技を、拙者は大好きなんですが・・・回転不足< エッジエラー! フライングスピンの価値下げV1 の3つの記号を付けられてしまい・・・話題がそっちに行ってしまうのが残念です。 3回転ルッツの回転不足判定は、厳しかったかなと思いました。 太田由希奈さんの解説だと練習では高く跳べていると言っていました(回転不足が全くないということでしょう)。 フリップのエッジエラー判定は、エッジエラーにならない判定をたくさん見てきた者としては、宮原さんはマークされているぞ!と思ってしまいました。 スピンの価値下げV1は、キャメル開始の最初の姿勢の2回転が足りない・・・仰向けに早く入ったから・・・だそうです。(ルール:着氷後,最初の 2 回転以内に基本姿勢に達し, その姿勢に最初に達した瞬間から,その姿勢を 2 回転保持すること) 価値下げに値する? どうして付いたのかワケがわからないレベル・・・おそらく入りのジャンプがはっきりしない、と判定したのだとは思いますが 本当ですか?


◎まぁ、そんなスコアの隅っこばかり見ていないで、演技の中身をご覧になって欲しいものです。

 フリースケーティングのミス・サイゴンは・・・ド派手な音楽が援護してくれますし・・・思い切り演技すればいいのですけれど・・・ショートプログラムのモーツァルト(「魔笛」から)は上品な調べを表現しなければいけないので、誰にでもできる演技ではないと思います。

 手の先まで神経をめぐらせられる、ひとつひとつの技を丹念に遂行できる・・・宮原さんだからできる演技だと思うなぁ。 手の先が反り返るくらいピンとしたまま演技しているのが・・・それからパリパリと小気味よく技が展開していくのが、よくわかる演技だったと思います。

 ク○ジャッジ! と汚い言葉を思わず放ってしまいそうな拙者でしたが・・・宮原さんの演技を繰り返し見ているうちに・・・幸せな気分になってきました。

 モーツァルトの音楽は、最初はあまり好みではなく、派手な音楽の方が好きでしたけれども、その繊細かつ芯が真っ直ぐ通った調べに、だんだん心地良さを感じるようになりました。 そんなモーツァルトの音楽をしっかりと体現している宮原さんの技術力と表現力の高さ・・・きっとジャッジもその演技の良さを反映した点を出してくる時が来ると思います。 おそらくフィギュアスケートでは、こういう上品な音楽の場合、滑りの「伸び」のダイナミックさをもっと発揮したときに、爆発的な点が出るのではないでしょうか? そして、技術審判に有無を言わさないほど、しっかりと演技できたときに・・・

★宮原知子 カナダの観客が賞賛した演技 表彰台おめでとう! ~2014スケート・カナダ 

★宮原知子さん、フリースケーティングのミス・サイゴンでは、カナダの観客がスタンディングして賞賛。


目がグルメなカナダのフィギュアスケートファンが認めた演技・・・会場で観たら、テレビで見るよりも、もっと迫力ある演技だったでしょうね。 身長は小さいけれどスケールの大きな動き、緩急の豊かさ、パリパリとした技が移行するキレの良さ・・・宮原さんの持っている能力が誰にでもわかるような演出・振り付け・・・それを遂行し切った宮原さん・・・このプログラムでやっと世界で認められるようになったのかなと思います。

赤い衣装は、ベトナムのアオザイというよりも、まるでチャイナドレスでしょうかね? 拙者はベトナムをよくしらないので、なんともいえませんが・・・欧米の人からすれば違和感ないかもしれませんが・・・

拙者は、物語の背景まで考えると、複雑な気持ちになって、入っていけないです。 舞台になったベトナム戦争は、アメリカvsソビエト&中国の代理戦争・総力戦になってしまい悲惨な面がありましたし、さらに物語は娼婦として生きていくしかない女性を、軍人が買うという設定ですからね。 そこに愛が芽生えたとしても、それを題材にしている原作。 女性は哀れ、でも愛する子のために強く生きて散った、そういう設定で感動させようとする原作が拙者にはウサンくさく思える(根本的には好きになれないのかもしれません)。 

そのミス・サイゴンを演じる、本気で演じるなら・・・弱さと力強さの対比を心して、しっかりと演じ切って欲しい。 宮原さんの演技は、凜として、ときにはハニカミ、でも力強く・・・というところが出ていて、感動的な演技だと思います。

振付師のトム・ディクソンは、宮原さんのシャイな部分も積極的に見せようとしたそうで、そういう緩急の「緩」の演技も面白いと思いました。

初演よりも、グッとよくなっていると思います。


★ミス・サイゴンもいいとは思いますが、拙者は、ショートプログラムの魔笛の方が好み。


魔笛のオペラは、原色に彩られた舞台・衣装で演じられているので、ああいうメルヘンチックな、ちょっとレトロな、衣装にしたのではないでしょうか。 「魔笛」をあまり詳しく知らないので、偉そうなことは言えませんが・・・

拙者は、おとぎ話を演じる宮原さんが、大好きです。

★宮原知子とイリア・クーリック

★宮原知子さんが、浅田真央さん不在の中、ロシア選手と対等に闘っていけるのか?闘っていって欲しいという声があるようです。

★けれども、宮原さんがジュニア・デビューした3年前(2011年)を思い出すと・・・ロシアのリプニツカヤ選手と同時にジュニア・グランプリに鮮烈デビューしていて、すでに、シニアのトップクラスに負けない演技を披露していたんですよ。

スピンは今の方が上手いと思いますけれど、ほかはすでに出来上がっていた感じがします。

ジャンプ、スピンだけじゃなくて、音楽の緩急に合わせて滑る躍動感あるスケーティング、スケールの大きな身体表現・・・ジュニアデビューで、これだけ仕上がっている選手は見たことがない、というくらい鮮烈なデビューでした。 たしかにリプニツカヤ選手の新体操仕込みの軟体的な表現力は目を見張るものがありましたけれど、フィギュアスケートに本来必要なものは、宮原さんの方が上じゃないか、と拙者は思いました。

★その後、2012年の全日本選手権では3位表彰台に登るものの、宮原さん的には、国際試合ではパっとしない成績となってしまいました。 あくまでも、あの宮原さんが・・・という視点でパっとしないのであって、日本のジュニア年代の選手の中では断トツの成績だったのですけれどね。

ジャンプが! それに尽きると思います。 特に2012-13シーズンは、宮原さんの高い能力に期待して、ジャンプの前に難しいトランジションをさせるなど、構成的には難度の高いプログラムでしたが、スピードにのって跳ぶジャンプが影をひそめ、回転しようとしているけれど回りきれないジャンプになっていました。 ジュニア二年目にしてすでに壁にぶちあたってしまったのか・・・本当にそうだったのか・・・周囲の人たちが難しいことを詰め込もうとしたからではないのか。

★2013年の全日本選手権、ソチ五輪の代表選考会で、宮原さんは甦ってきていました。 惜しくも五輪代表を逃した宮原さんですが、2014年、今年の四大陸選手権でも、ジャンプは良かったと思います。 拙者は、現地で見ましたが、今井遥さんのファンなので、FSで今井さんの後に滑った宮原さん、村上さんの演技の記憶はあまり残っていないのですけれど、宮原さんは2位でしたがエレメンツ的には素晴らしくて、やっと国際試合の審判も高評価の兆しあり!でした。 その後、世界ジュニアでは、ロシア3選手の活躍で表彰台に登れなかったものの、宮原さんの活躍(国別で世界2位になった)のおかげで、今シーズンのジュニアグランプリには多数のジュニア選手が出場できています。 エライ、知子ちゃん!


★そのジャンプ立て直しに協力したのが、元ロシア選手・・・長野五輪で男子金メダルの イリア・クーリック だ・・・と教えてくださる方がいらっしゃいました。


拙者はその当時まだフィギュアスケートをほとんど見ていなかったので記憶にありませんけれど・・・

高くて綺麗なジャンプを跳びましたね。 それに美男子。 女性の方には、さぞかし人気があったでしょうね。
ただ、腰の怪我・・・苛酷な練習を積むロシア選手の多くがそうですけれど・・・活躍した時期が短かった。


★そのイリア・クーリックが、今年の日本の合宿で、ルッツ/フリップの跳び分けの指導も行ったとのこと。

 その成果が、すでに出始めているようで、スゴイです。

 イリア・クーリック様!

 そんなに日本に協力しちゃって、いいのですか???

 カナダ式で鮮烈デビューした宮原さんが、ロシアのクーリックのおかげでジャンプ立て直し。 

 ただ、日本にも素晴らしい元選手が関西にいますのでね。 その方々の影響もあるのではないでしょうか???・・・と思いたいです。

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