阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
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和泉鳥取(0804)-和歌山 普通 モハ224-5117
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今日は遅くまで仕事でしたので、和歌山発最終の阪和線113系で帰ります。

昨日の記事の続きです。

和歌山県庁メールマガジンで、特急「くろしお」の白浜〜新宮間において、平成30年春に1往復削減するとともに、283系(オーシャンアロー型)の運用区間を白浜までとする旨、JR西日本が計画していることが配信されていましたが、その全文が和歌山県のWebサイトで公表されていましたので、ご紹介します。

和歌山県庁メールマガジン「わかやま通信」バックナンバー 平成29年10月17日| 和歌山県ホームページ

概要は、先の記事のとおりですが、改めて下記にてまとめてみます。
・JRきのくに線白浜〜新宮間の特急くろしお号について、 平成30年春に1便(1往復)減らすという計画があるとJR西日本から聞いている。 
・特急くろしお号は、 和歌山県の観光振興に欠かせないものであるとともに、 県民の出張や旅行等にも大変重要な列車であり、 県としては減便には強く反対する。
・利用者が少ないから 単に減便するという発想ではなく、 公共交通機関の維持確保を図るために、 もっと利用促進に取り組むべきで、 県としても地元自治体とともにJR西日本に協力していきたいと考えている。

・また、オーシャンアロー号(283系)について、 車両の老朽化から運行区間を白浜までに短くし、 白浜〜新宮間はすでに導入している新型車両との入れ替えを行う計画があるとのこと。
・しかし、 オーシャンアロー号は「海と太陽が大好きな列車」というコンセプトで造られており、 豊かな緑と青い海に恵まれた風光明媚な紀南地方を通る列車として最適なものであり、 新宮までの運行を継続すべきと考える。

・県としても、 和歌山県の観光振興、 地域振興のため上記のような考え方で、 JR西日本に働きかけるので、 県民の方々、 和歌山を訪れる方々にも、 是非移動手段として特急くろしお号を含む公共交通を利用していただきたい。


以上となりますが、和歌山県の当座の方針としては、県民や来訪者に対し利用促進を働きかけていく、というものになるかと考えられます。
とはいえ、利用促進については、これまでJR西日本も相当行ってきていると考えられますので、和歌山県としては、その取り組みを更に広く発信することで、特急「くろしお」に今まで目を向けていなかった人々を振り向かせることが、スタートなのかも知れません。

一方、減便や283系の運用区間短縮は、利用者の減少と車両の老朽化という根本的な問題に起因することから、その解決は容易なものではないのは確かでしょう。
とはいえ、減便を避けたり(短編成化等も一つのアイデアでしょう)、その影響を最小限に抑える(白浜以南の普通列車との接続を改善による救済措置)等の手法、また、283系の運用区間については、「風光明媚な紀南地方を通る列車として最適なもの」という考え方とするのであれば、いっそのこと白浜〜新宮の観光特急に衣替えする等といった、持続可能な運行形態とするアイデアをJR西日本や県、沿線市町村や利用者と一体となり考えて、できることから実行していくことが必要なのではないか、といえるでしょう。


今後、和歌山県がどのような形でJR西日本に協力していくのか、またそれがどのようにJR西日本の施策に反映されていくのか、今後の動向も引き続き見ていきたいと思います。

●参考
旅行情報サイト「タビリス」にもこのメールマガジンについて掲載されていました。
後追い掲載のネットメディア第1号でしょうか。
特急「くろしお」が2018年ダイヤ改正で減便か。283系は新宮乗り入れ廃止も | タビリス

JRきのくに線 特急「くろしお号」の減便等について ー和歌山県庁メールマガジンよりー ( 鉄道、列車 ) - 鉄路を駆ける風 - Yahoo!ブログ




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JR西日本では、同社のICカード乗車券「ICOCA」について、エリア拡大するとともに、「近畿圏」「岡山・広島・山陰・香川」「石川」の各エリアをまたがって利用することを可能にするとともに、営業キロ200km以内のでの利用とする一連の施策を発表しました。

ICOCAのご利用エリアが大きく広がります!:JR西日本

上記資料による発表内容は以下の通りです。

1.ICOCAエリア拡大
ICOCAエリア拡大については、山陽線(相生〜和気間の4駅)・赤穂線(播州赤穂〜長船間の9駅)・北陸線(大聖寺〜近江塩津間)の19駅となり、実施時期は2018年夏とのことです。
171018_00_ICOCA
エリア拡大イメージ(上記JR西日本発表資料より引用)

2.ICOCAのエリアまたがり利用
現在各エリア相互駅間での利用となっているICOCAサービスについて、2018年夏以降はエリアをまたがった利用が可能となります。
なお、利用区間にIRいしかわ鉄道・あいの風とやま鉄道が含まれる場合は、利用可能区間は越中宮崎〜大聖寺駅間、高岡〜新高岡間の現状通りとなります。


3.ICOCA利用の際の距離制限の実施
「2.」でエリアをまたがるサービスの開始前に、ICカードを利用してICOCAエリア内を移動できる乗車区間を営業キロ200km以内とすることとします。
なお、下記のケースでは営業キロ200kmを超える場合でもICカードを利用できることとしています。
・大阪近郊区間内相互発着利用の場合(例:米原〜相生駅間)
・在来線特急列車停車駅(※1)相互間の利用の場合(例:岡山〜出雲市駅間)
(※1)北陸方面(金沢以西)、白浜・新宮方面、米子・出雲市方面それぞれの在来線特急停車駅相互間の利用に限る
・大阪近郊区間内の駅と在来線特急列車停車駅(※2)相互間の利用の場合(例:尼崎から新宮駅間)
(※2)北陸方面(金沢以西)、白浜・新宮方面の在来線特急列車停車駅の利用に限る

実施期間は2018年春で、上記のエリア拡大に先立って実施することとしています。


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


ICカード乗車券については、自動改札機等の処理能力の問題もあり、現在同じ事業者であっても、地域によってエリアが区分けされていて、エリアをまたがった利用はできないこととなっています。
一方、特急列車停車駅におけるICカード利用も可能となってきたことから、より長距離の移動においても利用されるケースが増えてきました。
そうなると、同じ事業者におけるエリアまたがり利用不可の問題も何らかの解決をする必要があるものと考えられますが、今回のJR西日本の発表では、そういった課題に対して完成度の高い仕組みを構築した、といえるでしょうか。

すなわち、各エリアの境界区間でもICカードを利用可能にし、エリアまたがりの利用可能とする一方、それによる運賃パターンの増大に対しては、ICOCAによる利用は基本的に営業キロ200km以内とすることで制限を設けることで対応するというものです。

ただ、200km以内とすると、特急利用等の場合には超える場合があるので、特急停車駅相互間、また大阪近郊区間内の駅と特急停車駅相互間の場合は、ICカード利用を可能とするという、実態に即した対応にしたもの、と言えるでしょうか。

また、実態に即した、という観点では、倉敷〜金沢等の他方面の在来線特急列車停車駅相互間となる場合や、大阪〜出雲市といった米子・出雲市方面と大阪近郊区間との利用はできないこととしており、運賃パターンの増大に一定の歯止めをかけている、ともいえるでしょうか。

ただ、今回の距離制限実施により、現在エリア内で完結している区間でも、特急停車駅相互間等でなければ200kmを超えると利用できなくなることから、例えば「和歌山市〜新宮」「出雲市〜法界院」といった区間では、2018年春より利用できなくなることから、若干の注意が必要といえるでしょう。


エリア拡大で先行してきたJR東日本では、ICカードエリアに対応した大都市近郊区間の新設、あるいは拡大で対応してきましたが、例えば東京近郊区間では、今や松本から銚子、いわきや水上といったところまで、文字通り果てしなく拡大してきました。
これにより紙のきっぷ利用時の途中下車ができなくなる等、他の問題も生じていたわけですが、他のJR各社がどのように対応してくるのかが気になるところでしたが、JR西日本では、原則200km以内の利用とするという、面白くもあり、またよく練られた方法を採ることにしたな、と感じたニュースでした。

富山から山口までICカードのエリア統合…JR西日本「ICOCA」大幅拡大へ | レスポンス(Response.jp)
「ICOCA」エリア一体化へ 近畿圏から北陸、山陽までの利用も可能に JR西日本 | 乗りものニュース
ICOCAのご利用エリアが大きく広がります! が…: 淡海の国から on blog
JR西日本、ICOCA利用エリアの拡大とICOCA利用エリア内でICカード利用の移動可能距離を制限へ - kqtrain.net(京浜急行)
JR西日本 それぞれのICOCAエリアの統合を発表 ( 鉄道、列車 ) - 西和路快速の撮り鉄日記&情報局 - Yahoo!ブログ



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和泉鳥取(0804)-和歌山 普通 クモハ225-5005
和歌山(1222)-黒江 普通 モハ224-5101

今日は用事でいつもと違うルートとなりました。

寝耳に水な話、ともいえますが、下記wap ONLINEのブログ記事によりますと、10月17日に発信された和歌山県庁メールマガジンで、県庁の総合交通政策課長名で、JR西日本より白浜〜新宮間の「くろしお」を現状の7往復から6往復に削減すること、またオーシャンアロー型の283系車両の老朽化に伴い、同系の運用を白浜以北に限定する、という計画があるとの報告があったことが発信されていたとのことです。

wap ONLINE:来春くろしお減便?283系も白浜以北に?

まず283系については、1994年の登場以降、基本的に京都・新大阪〜新宮を1日に1.5往復に加え、時期により新大阪〜和歌山間の間合い運用に入る、という運用形態が続いてきました。
運用に就く日は基本的に早朝から深夜までほぼ走りっぱなしであることと、6両×2本と3両×2本の計18両という少数の車両でやりくりしてきたことから考えると、他の車両に比べると老朽化の進み具合が早いということは否めないのかな、とも思われます。

また、白浜〜新宮間の減便についてですが、この区間では、6年前の2011年春のダイヤ改正で2往復削減されたわけですが、当時から更に利用者数が減少していることもあるようで、更に削減の計画が提案されている模様です。
参考:平成23年春ダイヤ改正について(JR西日本:阪和線以外) : 阪和線の沿線から


これらの計画に対し、上記wap ONLINEの記事によると、和歌山県では、「特急くろしおは和歌山県の観光振興に欠かせないものであるとともに、 県民の皆さんの出張や旅行等にも大変重要な列車で、 県としては減便には強く反対」とし、「利用者が少ないからといって、 単に減便するという発想ではなく、 公共交通機関の維持確保を図るために、 もっとプロモーションをして利用促進に取り組むべきで、 県としても地元自治体とともにJR西日本に協力していきたい」としていると記しています。

そのうえで、「県としても、 和歌山県の観光振興、 地域振興のためJR西日本に働きかけてまいりますので、 県民の皆さん、 和歌山を訪れる皆さんにも、 是非移動手段として特急くろしお号を含む公共交通をご利用いただきたい」と結んでいるとのことです。


この白浜〜新宮間に関しては、観光利用の観点では、白浜温泉から串本、熊野那智大社から新宮へ抜けるというルート上で、景色も良い区間があることから、観光立県を目指す上で欠かせないインフラという認識になるかと思われます。
一方で、代替手段となる高速道路も既にすさみ町と、那智勝浦町〜新宮市の間で開業していること、そして何よりも大事なことに沿線の人口そのものが減ってきて、特に「くろしお」利用に関して言えば沿線から大阪・京都方面への流動が細ってきている面などの、とかく様々な要因が重なって、「くろしお」の利用者が減少してきている、更に運営主体であるJR西日本としても、ある程度の採算性は考慮する必要がある、等のこともあり、今回の減便提案に繋がった、と見るのが妥当ともいえるでしょう。


この提案を受けて、県では減便に強く反対としており、プロモーションにより利用促進を取り組むべきで、県としても地元自治体とともにJR西日本と協力していくこと、そして、県民や来県者に対して特急くろしおを含む公共交通の利用を呼びかけることを、メールマガジンでは記載しています。

勿論、プロモーションによる利用促進は大事ですし、より協力に進めることである程度の効果は出るのでしょうが、やはり構造的な問題、すなわち沿線住民の減少と高速道路の延伸等による相対的な利便性の向上による鉄道離れ、といった要因に、県や市町村が対応していかないと、その場限りの対応策で、やがてじり貧になることが目に見えている、ともいえるでしょうか。
とはいえ、そういった構造的な要因を解決する手段も難しい(仮に解決していればそもそもこんな問題が出てこない)ことから、JR西日本と県・市町村、そして沿線住民で、どのような維持・利用促進を目指していくのかを、真剣に考えて、行動する必要がある時期に来ているのだけは確かなようです。


鉄道ファン的な目線で見ると、老朽化の進む283系が白浜以北の運用となることから、パノラマグリーン車による白浜以南の展望を、近いうちに体験できなくなる可能性もでてくることや、日置川や古座川等の白浜以南の撮影地における283系の撮影も難しくなる、といった点が考えられます。
毎年のダイヤ改正の公式発表は12月中旬となっており、その頃にはこの減便・運用区間短縮についての答えが出てくることとなりますが、今回は県庁のメールマガジンという異例な形で明らかになっただけに、今後の動向を当ブログでもしっかりご紹介していかなければならないな、と感じた話題でした。




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南海電鉄では、スイスのモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道(MOB)と友好関係を深め、双方の沿線が国際観光地として発展し地域活性化に貢献することを目的に、平成29年10月24日(火)に「姉妹鉄道協定」を締結することを発表しました。


スイス モントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道との姉妹鉄道協定締結について|南海電鉄


上記発表資料等によれば、MOBははレマン湖畔のリゾート地・モントルーを拠点とするスイスの鉄道事業者であり、同社らがパノラマ特急車両や特別車両を用いて運行する「ゴールデンパスライン」は、その牧歌的な景勝ルートにより、特に高い人気を誇っているとのことです。
また、MOBは最急勾配73‰(パーミル)の区間を運行する山岳鉄道であり、最急勾配50‰の「こうや花鉄道(南海電鉄高野線 橋本〜極楽橋駅間)」と同じ性格を有しており、また、両社とも沿線に世界遺産を擁するなど姉妹鉄道としてふさわしい特徴を備えていることから、南海電鉄では、高野山をはじめとした沿線の魅力を広く発信し、特に欧州での知名度向上を図ることとしています。

姉妹鉄道協定に基づくPR施策として、「高野山・世界遺産きっぷ」利用で高野山への来訪者に、南海・MOB両社のきっぷをデザインしたオリジナル付箋の進呈、難波駅での総合装飾、極楽橋・高野山駅での特別装飾を実施することとします。

また、記念ヘッドマークの掲出として、平成29年10月16日(月)〜平成30年1月31日(水)の間に、以下の編成にヘッドマークを掲出することにします。
・南海本線、空港線、和歌山港線を運行する8300系1編成(6両)
・高野線(難波〜橋本間)、泉北高速鉄道線を運行する6300系1編成(6両)
・高野線(橋本〜極楽橋間)を運行する2300系4編成(各2両)
(※)2300系については、平成30年5月31日(木)まで掲出

掲出ヘッドマークは以下となっています。
nankai_mbo
(上記南海電鉄発表資料より引用)

なお、平成28年に高野山を訪問した外国人宿泊者数は76,645人で、世界遺産登録時の平成16年と比べて7倍超となっており、その約65%が欧州からの来訪者となっています。

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


海外の鉄道事業者との姉妹鉄道協定は、台湾鉄道(台湾鉄路管理局)との協定が多く見られますが、そんな中で欧州の鉄道事業者との協定は、珍しいのかも知れません。
もとより高野山への外国人来訪者は、その多くが欧州からとなっていて、国内の他の地域とは様相が異なっており、そのことが今回の姉妹鉄道協定締結に結びついたともいえるでしょうか。

また、今夏の姉妹鉄道協定締結を記念して、ヘッドマークの掲出も実施されます。
こちらの記事でもご紹介したように、既に南海電鉄では多くのヘッドマーク掲出編成が運行されていますが、今回それらに加えて姉妹鉄道協定締結のヘッドマークも掲出されることから、より賑やかなものになるのではないかと思われます。

南海線沿線でも8300系1編成に掲出されることから、機会があれば撮影できればいいな、改めてご紹介できればと思います。


南海がスイスの山岳鉄道と姉妹鉄道に 10月24日には難波駅で締結式 | レスポンス(Response.jp)
南海、スイス モントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道との姉妹鉄道協定締結 - kqtrain.net(京浜急行)



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