青森県の十和田観光鉄道については、こちらのエントリーでご紹介しているように、今年3月末での廃止の意向が出されており、沿線自治体も鉄道廃止を前提とした代替交通機関を協議してきました。

ひとつ気になったのは先のエントリーでも記したように、事業廃止の時期でして、鉄道事業法での廃止届は廃止の1年前の届出を行う必要があるのですが、年が明けても廃止届が提出されていなかったので、一体どの様な形で届出を行うのか、気になっていたのですが、その答えが明らかになりました。

十和田観光電鉄線の鉄道事業休止届出書の提出について(十和田観光電鉄プレスリリース)
十和田観光電鉄線の鉄道事業廃止届出書の提出について(十和田観光電鉄プレスリリース)
十和田観光電鉄株式会社の鉄道事業を廃止する届出及び本届出に係る公衆の利便確保に関する意見の聴取について(国土交通省東北運輸局プレスリリース)


その答えは、「平成24年4月からの休止届」の後、「平成25年1月末での廃止届」という合わせ技ということになりました。
休止の理由としては「平成24年4月1日以降、十和田市駅周辺の再開発計画に伴い十和田市駅舎が使用できなくなるため」(同社プレスリリース)とあり、これを理由に休止し、そして廃止自体は届出後1年を越えた平成25年1月末、とすることにしています。

また、東北運輸局のプレスリリースからもあるように、意見聴取の公示から10日間の間に意見の聴取を行うこととしていますが、この結果によっては廃止の繰り上げ、ということも十分考えられるでしょう。

ともあれ、十和田市駅の駅ビル退去期限というタイムリミットがあったことから、こういう合わせ技が可能になったのだな、と思い、休止届というのはこういう使い方もあるのだな、と感心したものですが、ともあれこれで今年3月末をもって十和田観光鉄道線の列車が走らなくことが確実となりました。

個人的には、可能であれば、他の目的と併せて休止前に十和田観光鉄道を訪問しておきたいな、とも思っていますし、訪問できれば最後の姿をこのブログでご紹介できれば、と思っています。