JR東日本が、今年秋から東北エリアでで「Tohoku Emotion」(東北エモーション)という名称の列車を運行させることを発表しました。

「Tohoku Emotion」(東北エモーション)〜デザイン、食、アート、景色を楽しむ新しい列車がデビューします〜(JR東日本プレスリリース)

この列車のコンセプトは、上記プレスリリースによると、デザイン、食、アートなど「新しい東北を発見・体験」することにこだわった新しい列車となっています。この列車により東北地方の伝統や文化を発見・体験することで、観光面からの復興支援および地域の活性化に貢献していきたいという思いも込められています。

車両の概要ですが、キハ110系車両を改造した3両編成ですが、各車両はコンパートメント個室席(28名)、オープンダイニング席(20名)、ライブキッチンスペースとなり、ライブキッチンを中心とした全席レストランの列車となります。
この「ライブキッチンスペース」では、乗客の目の前で調理している様子を見ることができ、料理を味だけでなく視覚でも楽しめるようになります。

また外装は、、「デザイン、食、アート」をコンセプトに、列車自体をキャンバスに見立て、外観に「移動するレストラン」を描き出す大胆なデザインを行う予定となっています。

ゆとりある旅行を提供するために車内で食事を提供しよう、というのは、例えば今春登場する肥薩おれんじ鉄道の観光列車「おれんじ食堂」や、既に運行している明知鉄道の食堂車つき列車などの例があります。
しかし、車両1両がまるごと厨房となる列車、というか食堂車というのは、これまでに聞いたこともなく、果たしてどんな調理のパフォーマンスや、どんな料理が味わえるのか、といったことも興味津々な列車です。

この「Tohoku Emotion」、東北エリアの各地で運行される予定となっていますが、運行当初は八戸線での運行を予定しているとのことです。
この八戸線も先の震災の津波の影響で、長期間の運休を余儀なくされましたが、この列車が走りだすことで、少しでも活気づけばいいな、と思っています。

ところでこの列車で気になった点があります。
一つは販売方法で、食事の提供とセットで乗車する列車となることから、単に座席を確保する一般の列車とは違う販売方法が予想されます。
もしかしたら、ツアー形式のみの受付もあるのかな、とも思いますし、通常の指定券を確保する方法としても、食事のチケットとのセット販売、というのは大いに考えられますが、そのあたりの販売方法は果たしてどうなるのでしょうか。

もう一つは、余計なお世話とも言われかねない完全に趣味的な視点なのですが、この改造車の車両型式についてです。
先に述べたとおり、3両編成のうち1両はライブキッチンとなるため、厳密にいえば調理用の車両となることから乗客が着席はできません。
とすると、この車両を「食堂車」とみなすことも考えられなくはなく、そうすると「キシ110」なんていう改造新形式が誕生、ということもあり得なくはありません。

後者は全くの趣味的な観点なのでともかくとして、前者を含めた具体的な運行・販売概要については今後の発表をチェックすることになりますが、ともあれ東北地方へ行く際には是非ともこの列車に乗ってみて食事を味わってみたいなあ、と思える列車だけに、実際の運行を楽しみにしたいニュースでした。

JR東日本、デザイン、食、アート、景色を楽しむ新しい列車「Tohoku Emotion(東北エモーション)」運行 - kqtrain.net(京浜急行)
東北にデザイン、食、アート、景色を楽しむ列車「Tohoku Emotion」デビュー!: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」


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