北九州空港をベースに運行を開始したスターフライヤー(SFJ)
羽田−北九州を皮切りに、羽田−関西、羽田−福岡の国内線のみならず、北九州−釜山の国際線も運航する航空会社となりました。
この路線のラインナップに、今月1日より、関西−福岡線が加わることとなりました。

航空会社スターフライヤー(SFJ)公式サイト/関西-福岡線 就航記念キャンペーン

この就航を記念し、期間限定で片道運賃1,000円となる就航記念キャンペーンが実施されていましたが、これを予約し、就航間もない関西−福岡線に搭乗してみよう、と考えました。
スターフライヤー、関西/福岡線の記念運賃1,000円 サービスもアピール | FlyTeam ニュース

搭乗したのは10月10日(木)のSFJ11便(関西8:30−福岡9:45)、SFJ16便(福岡17:20−関西18:20)でしたが、その時の様子をこのエントリーでご紹介したいと思います。

SFJが発着するのは、関西空港の第1ターミナル。
2階の国内線フロアに到着すると、こんなSFJのコーポレートカラーである黒のカウンターがあります、が…
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既に就航している羽田線も含め、今回の福岡線もチェックインは全日空(ANA)のカウンターで行うこととなります。
かつては自社でチェックインも行っていたようですが、羽田線はANAとのコードシェアというのもあるのでしょうが、随分前に統合はされましたが、その後もこのように何故かカウンターだけは残っています。

とはいえ、ここにも関西・福岡線就航のポスターが掲出されていました。
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ということで、ANAのカウンターでチェックインを行います。
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最近はANA・JALのようにチェックインなしにいきなり搭乗口でマイレージ会員カードを触れるだけで搭乗することが多いだけに、チェックインで搭乗券に引き換えるのは何だか久しぶりのような気がしました。

保安検査場を通り、SFJ11便が出発する20番搭乗口に向かいます。
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丁度エールフランスの便が到着したところでしたが、この後もヨーロッパからの便が到着する時間となっていました。

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貨物便を見かけることができるのも、関空の魅力でしょうか。

そうこうしているうちに、即刻搭乗時間がきたので、いよいよ機内へ。
ほぼ定刻でドアクローズとなりました。搭乗率は目算ですが、おおよそ4割程度、といったところでしょうか。
朝の福岡行きということで、もう少し利用者が多いのかな、と思っていただけに、少し意外ではありました。

第1滑走路から離陸し、ベルト着用サインが消灯し、電波を発信しない電子機器・機内モードに設定した携帯電話、スマートフォンが利用できるようになったので、機内やサービスの様子を記録してみたいと思います。

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座席前のTVモニター。
国内線で全便全席装備している会社は、恐らくSFJだけなのかな、と思います。
チャンネルも色々あり、色々見ている間に時間が過ぎてしまいそうな感じでした。

また注目していただきたいのは、モニターの隣にあるUSB端子。
これはスマートフォンなどを充電するのに利用できるので、ケーブルを持参すれば、機内で充電ができ、到着後にスマホ等を十分に利用できますので、私のように旅行の途中でスマホを使用することが多く、電池の残量が常に気になるユーザーにとっては嬉しい設備だと思います。

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座席はこんな感じです。
座席の間隔は91cmで、エコノミークラスとしては最大級とのことですが、実際ゆとりある座席間隔と感じました。

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機内の様子。
黒と白に統一されたデザインは、奇抜にも感じますが、実際に乗ってみると、意外に落ち着いているとも感じ、個人的にはいい感じに思えました。
勿論、客室乗務員の方の制服も黒と白に統一されていました。

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ドリンクサービスです。
勿論無料である上に、タリーズコーヒーにチョコレートが付いてくるという、サービススピリット満載なのが、ここでも感じることができました。

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着陸のベルトサイン着用前に、飴のサービスも有りましたが、同時に絵はがきも勧められたので、頂くことにしました。

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A320の特徴であるウイングチップも勿論「黒」です。

ベルト着用サインが点灯したので、機内の様子はここまでとなります。

福岡空港に着陸したのは9:35頃。
ただ、空港内で出発便・到着便が混雑する時間で少し待たされて、到着したのは定刻通りの9:45。
その間に、フジドリームエアラインズや天草エアライン、加えて間もなく姿を消すエアアジアジャパンといったように、日ごろ関空や羽田では見ることができない会社の機材も見ることができました。

到着したのは、少し離れた第3ターミナルとなりましたが、これは搭乗便によって違うこともあるようです。


さて、今度は帰りのSFJ16便に搭乗します。
当日の乗車記録のように、唐津・佐賀を経由し、高速バスで福岡空港まで向かいましたが、雨天のため飛行機を撮影するのは断念し、ラウンジでゆったり出発を待ちます。

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搭乗口に向かうと、今回の便では、混雑緩和のため、後方からの搭乗が行われるとのことでした。
朝のSFJ11便ではそのような搭乗はなかったので、それなりに高い搭乗率なのかな、と思いました。

実際搭乗してみると、8割以上となっていました。窓側・通路側はすべて埋まっている上に、中央席も多くが埋まっていました。これはいい感じの利用状況かな、と感じました。

ドアクローズは定刻でしたが、これまた福岡空港での到着便が混雑してるため離陸が遅れることとなり、結局関空へは10分遅れの到着となることが案内されました。
離陸後のドリンクサービスでは、行きとは違い、オニオンスープをいただきました。
こちらも美味しかったので、おすすめかな、と感じました。
なお、SFJの機内サービスは、こちらのWebサイトにまとめられています。
航空会社スターフライヤー(SFJ)公式サイト/機内サービス

途中、機長からの案内放送がありました。案内放送の旨は、到着時刻の遅れの連絡なのですが、その挨拶でも、「10月1日からの新路線、福岡・関西空港線にご登場いただきありがとうございました」といった紹介もありました。

関西空港へはやはり10分程度の遅れで18:30に到着しました。

このように、日帰りではありましたが、スターフライヤー(SFJ)の関西・福岡線に搭乗してきました。
他の航空会社のエコノミークラスとは一味違った、SFJ独自のサービスはやはり体験するに値するのかな、と思いますし、価格次第では他の航空会社とはあまり違わないこともあるので、積極的にSFJを選ぶのもありなのかな、と思いました。

一方、今回の関西・福岡線は、全便がSFJの運航で、羽田・関空線のようなANAとのコードシェアではありません。
関空・福岡間では、SFJに加えLCCのPeachやジェットスター・ジャパンも就航しているのみならず、ANA自体も1往復だけではありますが運航している、という状況なので、今後何らかの変化もあるのかも知れません。
現に先に就航している羽田・関空線では、就航約1年後にANAとのコードシェアを開始し、昼間の便はSFJ運航が主体となっています。
関空・福岡線でも、そういった動きが今後あり得るのかもしれませんし、そうなると、ANAのマイレージ会員等もSFJ運航便を選ぶことも増えてくるのかな、と思います。

ともあれ、就航記念価格で搭乗でき、その様子もレポートできたのは有益だったと思いますし、この記事が、より多くの方がSFJのサービスを体験していただけるきっかけになればいいな、と思い記したエントリーでした。


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