こちらのエントリーでもご紹介したことがあるように、現在国内の路線バスのうち、高速道路を走らず、また途中のバス停で客扱いを行う、いわゆる「一般路線バス」としては日本最長の路線長を誇るのが、奈良交通の大和八木〜新宮の「八木新宮線」です。

この八木新宮線は、大和八木駅から五條市を経て十津川村・和歌山県田辺市・新宮市を経由していくのですが、この路線が廃止の危機に瀕していることが読売新聞より報道されています。

国内最長路線バス危機…唯一の公共交通失う村も : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

報道によれば、過疎化による人口減に加え、紀伊半島大水害の影響もあり、利用者数は5年前の約7割に減少しており、補助金の交付を受けた上でも赤字が解消されていない上に、奈良交通自体も燃料費の高騰から県内全域で赤字になる見通しとなっています。
こうした状況から、2年前の2012年10月に沿線自治体に廃止を申し入れ、協議中となっています。

この協議が約1年半に渡って続いてきたのですが、やはり路線の存続が難しいことや、記事にもあるように明日9日には奈良交通と沿線自治体との協議があり、この協議の結果により路線存廃への方向性も明らかになることが考えられることもあり、このタイミングでの報道が行われたものと思われます。
(参考):第4回 奈良県地域交通改善協議会の開催/奈良県公式ホームページ

十津川村などでは、この協議会に向けて新たな補助金の導入を検討している、との報道もあることから、路線の存廃は多少流動的なところはあるのかも知れません。
とはいえ、今のような一日三往復で大和八木〜新宮のロングラン、という運行形態に何らかの変化が生じることは恐らく避けられないことでしょうし、「日本一長い一般バス路線」の座を他の路線に明け渡すのも、そう遠い話ではないのかも知れません。

奈良県南部から和歌山県南部に抜ける唯一の路線バスということもあり、沿線住民の生活の足に加えて熊野古道の観光ルートでもあることから、今後の路線存廃の行方が気になりますし、続報が出てきた際には取り上げていきたいなと思います。

奈良交通 八木新宮線 廃止の危機 - 関西・両備 鉄活日記&情報局 - Yahoo!ブログ


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