こちらのエントリーでご紹介したように、JR東海では次期新幹線車両「N700S」の製作を発表していますが、この度N700Sのデザインが発表されました。

【社長会見】N700Sのデザインについて |JR東海

上記発表資料によれば、N700Sのデザイン等は以下のようになっています。
●先頭デザイン
・N700系シリーズの形状を進化させた「デュアル スプリーム ウイング形」
・前照灯にLEDライトを新幹線で初採用
・新しい形状に相応しい車体デザイン
n700s
N700S 先頭デザイン
(上記ニュースリリースより引用)

●インテリアデザイン
ビジネスや観光など幅広いお客様ニーズに対応するため、機能性を考慮しつつ、くつろげる空間となるよう柔らかな曲面を採用し、グリーン車では「ゆとりある空間と個別感の演出」を、普通車では「機能的で快適な空間」をコンセプト
(1)客室のデザイン
・空調吹出口を側面パネルと一体化し、広い吹出口を確保することにより、室内温度の均一化を図る
・グリーン車では窓側の座席ごとに荷棚と一体化した大型の側面パネルを採用し、一人ひとりの空間を演出
・ 照明はLED間接照明とし、天井を光学的に最適な形状とすることで、室内照度の均一化を図る
・停車駅に近づいた際に荷棚の照度を上げ、乗客に荷棚にある荷物への注意を促進
・車内テロップにフルカラー液晶を採用し、画面サイズを拡大することで、案内情報の視認性を向上
n700s_interior
N700S 客室デザイン(上:グリーン車、下:普通車)
(上記ニュースリリースより引用)

(2)座席のデザイン
〇グリーン車座席
・ N700系から好評を得ている「シンクロナイズド・コンフォートシート」をさらに進化させ、リクライニングの回転中心の変更と共に、座面と背もたれの角度を最適化することで、リクライニング時の太もも裏側への圧迫感を低減するなど、長時間座っていても快適な座席とする。
・ フットレストを大型化しつつ、足元スペースを拡大
・ 読書灯の照射範囲を拡大

〇普通車座席
・ 背もたれと座面を連動して傾けるリクライニング機構を採用し、より快適な座り心地を実現
・ グリーン車同様、全座席にコンセントを設置

(3)デッキ部
・デッキは、N700系を踏襲し、曲面形状のパネルを採用
・トイレは壁面の配色を光沢のあるツートーンカラーとすることで清潔感とやすらぎを提供。また、スイッチ類を集約した操作パネルを採用し、利便性を向上

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


N700Aの投入により、もうしばらくすると東海道新幹線から700系が引退するものと思われますが、それと相前後してN700Sの確認試験車が完成し、各種試験の後に量産車投入になることになりそうです。
そのN700Sデザインについては、今回の発表から見れば、外観はN700系シリーズより更にエッジが立ったスタイルが特徴的といえるでしょうか。
一方インテリアについては、普通車全席コンセント設置というのがやはり注目度が高いものと思われますが、停車駅が近づくと荷棚が明るくなるのは、あまり見なかった面白い装備かな、とも感じました。

N700Sについては、東海道・山陽新幹線はもとより、国外への高速鉄道への導入も視野に入れた世界戦略車両ともいえるので、実車の完成、量産車の投入、そして国際展開といった今後の展開を楽しみにしたいと思います。

忘れ物が減る?JR東海の新型新幹線「N700S」デザイン決まる | レスポンス(Response.jp)
東海道・山陽新幹線の次期車両「N700S」内外装のデザイン決定 なぜこんなに複雑? | 乗りものニュース
JR東海、「N700S」のデザイン決定を公表 - kqtrain.net(京浜急行)



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