こちらのエントリーでご紹介したように、この6月25日から9月下旬までの予定で、深日港〜洲本港間の航路の社会実験運航が実施されています。

地元に近い航路であること、そして期間限定の社会実験、そして毎日の運航ということで、運航期間中に是非乗船してみたいと思っていたところ、ちょっと空いた時間があったので、この機会とばかりに乗船してみることにしました。

当日は、和歌山市駅からみさき公園駅で乗り換え、多奈川線の深日港駅から乗り場へ向かうことにしました。

DSC00493_R
DSC00491_R

深日港駅。
明石海峡大橋開業前まで、大阪と淡路島を結ぶ主要ルートの一つで、往時は乗り換え客で賑わう駅でした。
その賑わいの名残が感じられる構造となっています。

DSC00492_R
乗り場へは、駅改札を出て左手に進みます。
DSC00494_R


港までの沿道には、深日〜洲本航路の試験運航の幟が何本も立てられていて、この航路への地元・深日地区の意気込みを感じました。
DSC00495_R


きっぷは、この建物で購入します。
DSC00496_R
片道大人1,500円で、購入時の半券を提示すれば1割引になるとのことでした。

深日港駅から乗り場までは、徒歩2分もかからない距離で、きっぷの購入も含めて5分もあれば乗り換え可能でした。
私自身、深日港14:50着の列車に乗車していましたが、15時発の便に十分間に合いました。

DSC00497_R
深日〜洲本航路に就航する船
双胴船という珍しいタイプです。

DSC00498_R

乗客は私も含めて9名。
金曜日の夕方前の洲本行きで、利用者があまり多くないのではと思っていましたが、その割には少なからず利用者がいた、という感じでした。


これから約50分の航海、という訳ですが、乗船直後にいきなり他の乗客から声をかけられることとなりました。

誰なのかと思いながら話を聞いてみると、深日港の地元・岬町の町会議員さんとのことで、この航路の定期運航を目指して活動されているとのことでした。
先述のとおり、かつて深日港は淡路方面の航路の拠点として賑わっていましたが、航路が廃止となり約20年、衰退が続く地域の活性化の為には航路の復活が必要ではないか、ということで、これまでスポット的に運航し、今回3ヶ月ほどの定期運航が実現したとのことでした。

こちらのエントリーでご紹介した関空淡路航路については、どうやらこの就航も突然だったようで、岬町長はかなり怒っていたらしいとのことでした。
(深日〜洲本航路は、関空からの利用も想定していた模様)

また、利用に関しては、週末を中心に利用が多いとのこと、また、深日側の利用が多い一方で、洲本側からの利用が芳しくないとのことでした。

その他、色々と有意義な話を聞くことができ、個人的にはラッキーでした。

そんな話を30分ほどした後、議員さんは他の乗客にも話を聞きにいかれました。
様々な乗客の意見を聞き、航路の定期運航への政策提案への情報収集といった感じで、精力的に活動されていました。


そんな話を聞いているうちに、船は左手に友が島を眺めつつ、大阪湾を横断し、洲本港へ入っていきました。

DSC00511_R
船内には、ジュースの売店がありました。
ペットボトルも含めて1本100円と、おトクな価格となっていました。
乗船の間、喉が渇いたら買ってみるのもいいでしょう。


DSC00513_R
洲本港に到着。定刻到着でした。

DSC00515_R
洲本港に到着した深日〜洲本航路「インフィニティ」

DSC00517_R
前面から。
双胴船の特徴がよく分かる構図です。

DSC00519_R
側面から。
「深日港−洲本港航路」の横断幕が特徴といえるでしょう。

DSC00520_R
洲本港のターミナルビルをバックに撮影。

折り返し、16時30分発の深日行きとなりますが、その様子を見ようと、出港直前まで眺めていました。
利用者は約20名でしたが、特徴的だったのは、自転車の輪行利用が3名ほどいたことでした。
この航路のアピールポイントの一つとして、自転車の輪行利用も可能なところがあるのですが、そのPR効果は少なからず出ているのかな、とも感じました。


このように、深日〜洲本航路を利用してみました。
平日の午後の便ということで、利用者はそんなに多くないと思いきや、9名ということで、曜日・時間帯・方面を考えるとまあ悪くない感じだったのかなと思います。

売店コーナーに予約状況がかかれた書類があったので、見てみると、土日の深日発第1便(8時30分発)は予約も多く入っているようなので、深日側からは、予想以上に利用者がついているのかな、とも感じました。
特に8月上旬には68名(ほぼ満席)の便もあるようで、意外に予約の多さに個人的には驚きました。

一方で、先の議員さんの話にもあったように、洲本側からの利用が伸び悩んでいるのも課題とも感じました。
岬町側に名だたる観光資源がない、という課題もありますが、「みさき公園」という動物園もある遊園地自体、貴重な観光資源なだけに、この航路とのコラボで強くPRできればいいな、とも感じました。

コラボという点では、南海電鉄との連絡きっぷの設定もあればいいなと感じました。
今回、深日港で乗り換えた訳ですが、まとめて乗車船券が購入できれば手間も省けますし、乗り継ぎの割引が適用されると尚更お得な感じとなり、利用者の拡大につながるのではないか、とも感じました。


ともあれ、期間限定運航ながら、定期運航への強い意気込みを感じたこの航路、より多くの方々が利用されるように、このブログでも何かしらの応援ができればいいな、とも感じた乗船でした。



↓↓その他の鉄道関係ニュース・ブログはこちらをクリック!↓↓
鉄道コム