先のエントリーでは、B快速が遂に消滅する見込み、という内容だけで終わってしまった2018年3月のダイヤ改正における阪和線関連の内容紹介。
流石にB快速の消滅で終わり、というわけにもいかないので、私自身の備忘録がてら、主な変更点をピックアップしてみようと思います。

<特急「くろしお」関連>
・289系が白浜〜新宮で運用開始、283系(オーシャンアロー車両)の新宮発着は2往復維持
今回の改正では、特急「くろしお」の白浜〜新宮間の1往復削減が発表されている上に、283系の白浜以南の運用縮小等が検討されていることを、当ブログでもご紹介してきました。
その結果、283系をはじめとした、各形式の運用はどのようになったのか、特に新宮発着の列車についてみてみると、以下の通りとなりました。

(下り:カッコ内は新大阪発時刻)
283系:1号(7:33発)・13号(17:15発)
287系:17号(15:15発)27号(19:15発)
289系:5号(9:32発)・11号(12:15発)

(上り:カッコ内は新宮発時刻)
283系:16号(8:37発)・24号(12:50発)
287系:12号(6:30発)・20号(10:28発)
289系:30号(15:06発)・36号(17:44発)



結果としては、283系は引き続き白浜〜新宮間で運用されるとともに、289系が始めて白浜〜新宮間で運用されることとなりました。
これまで特急「くろしお」に関しては、381系・283系・287系の時代を経て、283系・287系・289系と3形式の車両が運用されていますが、白浜以南に関しては、これまで381系と283系、その後は283系と287系と、全形式が定期運用されることはありませんでした。

しかし今回の改正で、新たに289系が本区間での定期運用が開始されることから、特急「くろしお」白浜〜新宮間としては史上初の3形式揃い踏みが実現することとなります。

283系の車両寿命を考えると、白浜〜新宮間でこの3種類の車両がみられるのもそう長くないともいえることから、特に撮影を考えておられる方は、今改正以降の早いうちがチャンス、といえるでしょうか。

・全ての「くろしお」の4号車が指定席に
これまで「くろしお」の自由席は、基本的に2・3号車で、一部の列車(下り31号、上り2号・4号)では4号車も自由席となっていましたが、今回の改正から全ての「くろしお」で自由席は2・3号車に統一されることとなりました。
4号車が自由席という措置は、上りの早朝、下りの深夜の列車に限られていることからも分かるとおり、通勤・通学での利用を見込んでの設置でしたが、「チケットレス特急券」等の普及により、こういった時間帯の列車でも指定席のニーズが高まっているものといえるでしょう。

・289系も基本的に半室グリーン車に
289系では、全室グリーン車から、グリーン車・指定席車の合造車への改造が進められてきましたが、今回の改正から、基本的に半室グリーン車として表示されるとともに、「1号車を全室グリーン車に変更する日があります」という案内が付されるようになりました。


<阪和線(日根野以南)・きのくに線関連>
・B快速新大阪行きの代替は「普通天王寺行き」と「快速天王寺行き」が日根野で接続
先のエントリーでも記したように、和歌山4:54発のB快速新大阪行きが、特急「くろしお2号」に置き換えられますが、特急停車駅以外の代替は以下の通りとなっていました(以下、平日ダイヤ)。
普通・和歌山発天王寺行き
和歌山4:57発→和泉鳥取5:16発→和泉砂川5:20発→日根野5:27着(※)・5:31発→天王寺6:37着
快速・日根野発天王寺行き
日根野5:28発→熊取5:31発→天王寺6:08着
(※)着時間は記載なしだが、その後の列車の所要時間から推定

改正後も、現在のB快速に相当する列車は阪和線内で維持されますが、ポイントは天王寺到着が現在よりも9分程度遅くなることでしょうか(現在は5:59着)。
これは、後続の特急「くろしお2号」を鳳で待ち合わせするためとみられますが、今後利用の際は、天王寺以遠での乗り継ぎ時刻に注意が必要といえるでしょう。

・新大阪発御坊行き快速の代替は、大阪方面発の紀州路快速に、日根野以南は各駅停車
今回の改正で、新大阪発御坊行きの快速列車についても、新大阪発着が取りやめとなります。
その代替として、大阪環状線(天王寺→大阪)発御坊行きの紀州路快速が設定されます。
時刻は以下の通りです。
大阪22:24発→天王寺22:44発→日根野23:25発→和泉鳥取23:36発→和歌山23:55着・0:03発→御坊1:03着


現在はこの列車は和歌山まで快速列車として運転されていますが、改正後は紀州路快速として、日根野以南は各駅停車となります。
これにより、日根野以南の各駅では大阪方面から直通する紀州路快速が1本増発され、その後の紀州路快速(大阪22:44発→天王寺23:02発)と合わせて、2本の直通列車が確保されることとなります。

・新たに設定される特急「くろしお35号」(新大阪22:50発)は和泉府中で紀州路快速に、和泉砂川で普通列車と接続
上記の新大阪発御坊行きの快速を置き換える、特急「くろしお35号」(新大阪22:50発)ですが、快速・普通列車との接続は以下の通りとなっています(平日ダイヤ)。
新大阪22:50発→天王寺23:11発→和泉府中23:28発(23:30発・紀州路快速御坊行きに接続)→日根野23:38着→和泉砂川23:43発(23:45発・普通和歌山行きに接続)→和歌山23:58着(0:03発・普通御坊行きに接続)

深夜時間帯でもあり、列車の本数が減っているので、緩急接続の駅も限られたものとなっていますが、その中で和泉砂川駅で普通列車と接続することは、私にとっては好都合といえます。
新大阪発が従来よりも6分繰り下がる上に、和泉砂川での普通列車との接続により和泉鳥取の到着が12分早くなることから、これは個人的には嬉しい改正といえます。
もっとも、これでメリットを享受できるのが、極限られたケースというのはありますが…

・きのくに線、御坊方面の最終列車の時刻繰り上げ(和歌山0:10発→0:03発)
上述のとおり、最終の御坊行きの発車時刻が0:03発となっていますが、現在はこれが0:10発となっており、7分繰り上がることとなりますので、注意が必要です。
特にダイヤ改正時期と歓送迎会の時期が近いことから、利用者も予め注意しておく必要があるかと思います。

・和歌山発の上り区間快速は消滅。一方で下りの区間快速が設定(平日)
現在、和歌山発天王寺行きの区間快速は、和歌山6:58発→天王寺8:38発の1本設定がありますが、改正後は普通列車に置き換えられます。
その一方で、天王寺発和歌山行きの区間快速が新たに設定されていました(天王寺7:09発→和歌山8:37着)
この列車、私の通勤にも間に合わないこともなさそうなので、改正後、折を見てチェックできるかもしれないな、と感じました。


以上、非常にざっくばらんではありますが、阪和線のユーザー、特に和泉鳥取駅ユーザーとして気になる点をご紹介しましたが、参考にしていただければ幸いです。

その他、今回の改正では全国規模でみると、面白い改正点もあるように見受けられますが、そのあたりはおいおいご紹介することができればと思います。



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