JR四国では、同社の特急形気動車2000系の試作車・愛称「TSE(Trans Shikoku Experimental)」の定期運行を2018年3月ダイヤ改正で終了するとともに、TSE編成最後の営業運転となる旅行商品を発売することを発表しました。

2000 系気動車(TSE 編成)の定期運行終了と『さよなら TSE』企画ツアーの実施について|JR四国

●発表概要
定期運行終了
2018年3月17日(土) 特急宇和海2号(宇和島5:33発→松山6:58)

さよならTSEツアーについて
ツアー名:『さよならTSE』カウントダウン乗車ツアー
第一弾:カウント3 お別れ TSE!南予・予土線への旅
(2018年6月1日(金)出発、1泊2日、松山駅発・宇和島宿泊)
第二弾:カウント2 もうすぐお別れ TSE!高知・土讃線への旅
(2018年6月15日(金)出発、1泊2日、高松駅発・高知宿泊)
第三弾:カウント1 ほんとにお別れ TSE!多度津工場への旅
(2018年7月3日(火)出発、日帰り、高松駅発)

募集人員:各コース130名程度
その他:
各コースの詳細情報(行程・価格・販売額等は)JR四国ツアー商品ページにて順次公開
商品ページ・・・http://www.jr-eki.com/tour/brand/1-P89(3月中旬頃より公開予定)
販売箇所:
JR四国ツアー(http://www.jr-eki.com
※WEB 限定販売

参考:TSE2000系について
世界初の振子式気動車として1989年3月11日のダイヤ改正でデビュー。
四国の鉄道の高速化に大いに貢献し、「鉄道友の会ローレル賞」「日本機械学会賞」を受賞
TSE2000
TSE2000系
(JR四国発表資料より引用)

詳細は、上記発表資料をご覧ください。

●感想などもろもろ・・・デビューして間もない頃、岡山駅で見た記憶を振り返りながら
今回定期運行終了等が発表されたJR四国特急形気動車2000系「TSE」ですが、上述の通り、1989年年3月のダイヤ改正で、運行当初は「南風」「しまんと」の臨時列車として登場しました。
当時のキハ181系・キハ185系と比較して大幅なスピードアップを実現し、その後の2000系の増備につながった、今のJR四国の特急網を構築した功労者、ともいっても過言ではないでしょう。

JR四国発足当初、1988年の瀬戸大橋開業のブームに湧く中ではありましたが、当のJR四国自体は今後の高速道路網の発展による特急列車との競争を危惧しており、そのためには大幅なスピードアップが不可欠でありました。
特にカーブが多く、また電化もトンネルの関係で難しい土讃線でのスピードアップを実現する方法として、振り子式の気動車を導入を進めました。

その試金石として登場したこの「TSE」、Trans Shikoku Experimental(四国横断実験)の略からも分かるように、四国を高速で走破する特急列車の実験車両として世に生まれたわけですが、その「実験」が成功裏となったことは、翌平成2年から2000系が大幅に増備されたこと、そして現在の四国の特急網がしっかりと構築されていることに現れているといっても過言ではないでしょう。

私自身、この2000系TSEをデビュー当初、1989年5月に岡山駅で見た記憶があります。
たまたま乗り継ぎの待ち時間に当時の「南風51号」の出発する時間だったので、わざわざ別ホームの2000系TSEを見てみました。

キハ181系・キハ185系とは明らかに異なる形状に、扉はプラグドア、そして何より当時の私の目を惹いたのは、国鉄・JRの気動車には当然のように付されていた「キハ」等の表記がなく、わずか4桁の数字で現された形式称号。
出発時刻になると、外に出っ張っていたプラグドアがスライドしてスタイリッシュな外観を整えたかと思えば、これまでの気動車とは明らかに違う加速であっという間に岡山駅をあとにする。
気動車といえば加速も遅ければ最高速度も低い、という常識を目の前で打ち破ったその衝撃は、その後各社の高性能気動車に乗った後でも、忘れ得ない記憶でした。

肝心のTSE編成には、実は乗車したことがないのですが、上述の通り当時中学生くらいだった私にあまりにも強い印象を与えた2000系TSE編成。
「さよならTSEカウントダウン乗車ツアー」にも、可能であれば参加したい気持ちは山々ですが、当然のことながら四国発着であることから、これは難しいのかな、とも思うのですが、多くの方に最後まで見送られ、できれば引退後もどこかで末永く保存されることを願いたい、ニュースでした。








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