JR西日本では、和歌山線・桜井線において、新型車両の導入及び車載型IC改札機によるICOCAエリア拡大を発表しました。

和歌山線・桜井線への新型車両導入と車載型IC改札機を使用したICOCAのエリア拡大 :JR西日本

●概要
○新型車両
・車両形式:227系
jrw_227_wakayama
新型車両227系イメージ
上記JR西日本発表資料(http://www.westjr.co.jp/press/article/2018/03/page_12012.html)より引用

・導入線区:
和歌山線・桜井線
紀勢線の一部を含む

・導入車両数:
56両(2両編成×28本)

・導入時期:
2019年春から順次投入し、2020年春に全車両置き換え完了予定

○車載型IC改札機を使用したICOCAエリア拡大
新型車両に全車置き換え完了後、「車載型IC改札機」を使用開始予定。
これにより、奈良県下全域及び和歌山線全線がICOCAエリアに

その他詳細は、上記発表資料をご覧ください。

●ついに和歌山線・桜井線の105系が置き換えに。しかも新車の227系投入という衝撃
現在、105系と117系が運用されている和歌山線や桜井線。
特にこの線区の105系は、かつて常磐線などで走っていた103系を国鉄時代に改造したもので、種車の時代を含めると、相当使い込んでいる車両となっています。

他線区で順次車両の置き換えが進んでいるものの、この105系はまだしばらく走り続けるものだと、個人的には勝手に思いこんでいました。

それだけに、今回の227系への置き換えには衝撃を受けた、という素直な感想しか出てきませんでした。

私の知人でも和歌山線(和歌山方)のユーザーは少なからずいますが、その多く、否、ほぼ全てのユーザーから、私に向かって開口一番聞かれるネタといえば、「和歌山線にはいつ新車が入るの?」というお決まりも問題です。

私自身も、聞かれる度に「なかなか採算が取れないみたいですからね…」とお茶を濁すこと幾度と知れず、といったところでしたが、今回のニュースにより、ようやく違う答えを示すことができるようになった、といえるでしょう。

●車載型IC改札機によりICOCAエリアへ
今回の発表では、もう一つ見逃せないニュースがあり、それがICOCAエリアの拡大です。

和歌山線(和歌山方)では、多くの駅が無人駅でもあり、未だにICカード利用エリア外となっています。

これまた知人の和歌山線ユーザーからは「ICOCAはいつ和歌山線で使えるようになるのか」という、これまたお決まりの質問を受けてきたわけですが、この車載型IC改札機により、ようやく導入されることとなりました。

この車載型IC改札機は、こちらのエントリーでご紹介しているように、2019年春に鳥取県の境線で導入されることは既に発表されていますが、今回は、この車載型IC改札機が和歌山線で導入されることで、めでたくICOCAエリアとなることができました。

●和歌山線の105系・117系は見納めへ
以上のように、和歌山線(和歌山方)で、2020年春にもの227系導入完了及びICOCAエリア拡大が実施されることとなります。

和歌山線の車両が全て227系になることから、現在の105系に比べると、格段のサービス向上となるのは、紛れもない事実といえるでしょう。
長年、使い古された105系で辛抱してきた和歌山線ユーザーにとってみれば、紛れもない「待望の新車」といえるでしょう。

と同時に、現行の105系や117系のタイムリミットも2020年春にもなることが、これでほぼ確定しました。
国鉄末期の費用節減から生まれた、105系改造車。
和歌山線の電化(1984年)から約35年、改造車でありながら、ここまで長い期間運用され続けたのにも驚くしかないわけですが、鉄道ファンにとっては、103系の雰囲気を多く残す105系が置き換えとなるわけで、これまた早めに記録しておく必要があるといえるでしょう。

また今回の発表では、117系についても置き換えの対象となっています。
この117系は、和歌山線ときのくに線で運用されていますが、きのくに線の運用では223系・225系が幅を利かせてきている現状です。
今回、和歌山線の117系も227系に置き換えられる、ということになりますが、これと同時にきのくに線からも117系が撤退することとなるのか、という点にも、今後の車両動向に注目する必要があるな、と感じたニュースでした。










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