既に下記エントリーでも触れたように、南海電鉄では来年春に高野山ケーブルの車両更新を実施することを発表していました。
【南海電鉄】高野山ケーブルカーの新造を発表。平成30年12月〜平成31年2月にバス代行輸送を実施 : 阪和線の沿線から

この度、その新造車両のデザインが発表となりましたので、ご紹介します。

「新型 高野山ケーブルカー」車両デザイン決定|南海電鉄

上記発表資料によれば、新型ケーブルカーの概要は以下の通りです。
編成数:2両×2編成(4両)
運転開始:2019年3月初旬予定
寸法:長さ約14m、幅約3m、長さ約3.3m
定員:181人(予定)
製造:日本ケーブル株式会社
※客車の製造は、スイスのキャビンメーカー「CWA社」が担当

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「新型 高野山ケーブルカー」1号車イメージ
上記発表資料(http://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/180606_2.pdfより引用)


車両コンセプトとしては、「期待感」「癒し・調和」「安全・安心」の3つのキーワードが掲げられています。
まず「期待感」としては、和洋折衷のデザインで高野山への期待感を醸成すべく、外装デザインは欧州風の流線型が特徴的な車内に、高野山・壇上伽藍の根本大塔を想起させる朱色をコンセプトカラーとして採用しています。
また眺望性の向上として、従来の車両よりも大型の窓ガラスを採用するほか、車両前面は大型の曲面ガラスとし、斜面を自らが実際に登り下りしているような臨場感を味わうことができるようになっています。

また「癒し・調和」としては、和を基調とした自然と調和する内装として、座席には木材を使用して圧迫感を与えないように工夫した格子状の背もたれを採用するほか、照明には調光式LEDを用いた間接照明を採用することとしています。

そして「安全・安心」としては、全床面を滑りにくい材質とするとともに、全体的にゆとりある座席配置とし、車いすスペースを新設するほか、乗降用扉の開口部の拡幅、また、折り畳み収納式の座席を採用し、多客時などは座席を収納し、大きな荷物を持った乗客も余裕を持って乗車できるスペースを確保できることとしています。

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


高野山ケーブルカーのの車両新造については、既に当ブログでもご紹介しており、今後の見どころとしてどのような車両が投入されるのか、という点が注目されていました。
今回発表された車両デザインをみると、やはり欧州風の車両デザインが一番の注目と感じました。
ここ高野山でも、ご多分に漏れず外国人旅行者が近年増加していますが、特にヨーロッパでの注目度が高いようで、今のように訪日外国人旅行者が激増する前から、高野線や高野山ケーブルカーで、ヨーロッパからの旅行者をちらほら見かけました。
そんな高野山の新しいケーブルカーが、これまた欧州風の洒落た車両となるということで、日本人はもとより外国人にとっても注目される存在になるのではないかと思われます。

また車内に目を移すと、折り畳み座席の採用という点に目がつきました。
シーズンによっては満員での運行も往々にしてあるこの高野山ケーブルカー、特に近年は荷物の多い外国人旅行者も増えてきていることから、収容力の増強と乗り降りのしやすさの改善は必須だったといえるでしょう。
その解決策としての折り畳み座席の採用ということで、特に混雑時には、多くの利用者をスムーズに輸送できるようになるため、高野山へのアクセス環境改善に貢献できるのではないかと思われます。


これまで54年に渡り活躍してきた現ケーブルカー車両「コ11・21形」に代わる車両として、来年3月にも運行開始の予定ですが、現在のコ11・21形での運行は今年の11月25日(日)までとなっていますので、お名残乗車を考えておられる方は、早めに訪問しておいた方がいいかと思われます。

欧州風の洒落た車体が特徴の新型ケーブルカーが、高野山の自然の中に溶け込みながら、多くの訪問客や住民の足として活躍する姿を、はやく見てみたいな、と早くも「期待感」を抱いた発表でした。

高野山ケーブル、新型は「和洋折衷」に 内装は木目調で装飾 南海 | 乗りものニュース
南海、高野山ケーブルカー新型車両のデザインを発表 - 鉄道コム
高野山ケーブルカー,新造車両デザインが決定|鉄道ニュース|2018年06月07日掲載|鉄道ファン・railf.jp



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