こちらの乗車記録でご紹介したように、真岡鐵道に初めて乗車しましたが、その際SL列車「SLもおか号」に乗車しましたので、その様子をご紹介したいと思います。

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▲起点・下館駅で発車待ちの「SLもおか号」

SLもおか号は、C11型蒸気機関車と、50系客車3両の編成となっています。

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▲乗車した車両・オハ50 11

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▲オハ50の車内

C11は勿論ではありますが、50系客車に関して言っても、クロスシート・扉付近ロングシート・非冷房という原型を留めている車両は、もはやこの真岡鐵道の3両を残すのみ、という意味でも貴重な車両といえるでしょう。

進行方向右側のボックスが空いていたので、着席し、10時35分に出発します。


3両編成のうち、1号車・2号車はJR東日本の駅やびゅうプラザでの発売分、3号車は真岡鐵道での販売分となっています。
やはりびゅうプラザでの販売分に余裕があるようなので、事前に購入できるのであれば、JR東日本の駅等で購入することをお勧めします。


蒸気機関車のドラフト音に痺れながら、乗車を楽しみます。
実は私自身、SL列車というものに乗車したのは、生まれてこの方初めてであります。
鉄道趣味を30年近く続けていながら、何故かSLの列車に乗車したことはなく、いつかは乗ってみたいと思っていたところ、真岡鐵道乗りつぶしに都合がいい、というひょんな理由から乗車することができました。


下館を出て約30分、真岡駅で約10分間の停車となります。
その間に、編成の写真を記録してみます。

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▲50系客車側からみた編成写真も撮影。

約10分間の停車時間を利用して、C11 325にアップしてみます。
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▲運転席周りも撮影。


真岡駅には、隣接して「キューロク館」というSL展示施設があります。
今回は時間の都合で訪問できませんでしたが、機会があれば見ておきたいところです。

真岡を発車し、更に進みます。

ところでこの50系客車、先に書いたように冷房はなく、窓を開けて汽車旅を楽しむことができます。
ただ、その代わり、SLが吐き出す煙や水滴も容赦なく体にかかってきます。
特にC11型の次位である1号車(茂木行きの場合)の場合、本当に容赦なく降りかかってくるので、特に今回乗車した夏の時期は、ある意味「覚悟」して乗車する必要があります。

逆に言えば、そういった昭和30年代まで全国で割と多く見られた蒸気機関車での旅行を実体験できる、という価値がある、ともいえるでしょうか。

真岡を出て、次の停車駅・西田井で対向列車待ち合わせのため、5分停車することから、これまた撮影してみます。

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▲C11型蒸気機関車を、構内踏切から撮影してみます。

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▲西田井駅のプラットホームから。
昭和30年代の写真、と言われても違和感はまず無いのではないのでしょうか。

次の益子では、団体客が下車していきました。
どうやら東南アジア系の方々のようでした。

更に「SLもおか号」は歩みを進めます。
途中、勾配のきついところでは、明らかに速度が低下し、それに反比例するかのようにドラフト音が響き渡ってきます。
誰かが「SLは生き物のようだ」と喩えたのを聞いたことがありますが、まさにそれを実感するような感じでした。

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▲12時4分、終点の茂木に到着します。
到着後、車両の入れ換えがあるので、その様子も撮影してみました。

茂木駅到着の数分後、一旦下館方に推進運転(バック)で戻ります。
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ポイント切り替え後、引き込み線へ入ります。
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転車台の手前で客車と切り離し、C11が転車台に乗ります。
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C11が転車台に乗り、向きを替えている動画を撮影してみます。

どうやら車窓撮影時に水滴が付着したのがそのまま写り込んでしまった模様です。
あくまでも記録、ということでご勘弁いただければと思います。

一通り記録を終え、駅前に出ます。

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▲茂木駅駅舎


このように、真岡鐵道の「SLもおか号」の乗車は終了しました。

人生初めてのSLが、真夏の非冷房車だったということで、図らずもSL最盛期の旅行を実体験できたという意味では、非常に面白かったと感じました。

各地でSLの保存運転が行われていますが、それに客車の調達・運用もこれまた課題になっています。
こちらのエントリーでご紹介したように、JR西日本ではSL保存運転のために客車を新造していたりしていますが、現在のところは12系客車や旧型客車が主体、といったところでしょうか。

そういう意味では、50系客車はこの「SLもおか号」とJR九州の「SL人吉」に限られている(50系客車を気動車化したキハ141系が「SL銀河」に運用されている例もありますが…)上に、「SL人吉」のそれは冷房等大幅な改造が行われていることから、原型の雰囲気を維持しているのは、もはやこの真岡鐵道の50系のみとなっている現況となっています。
本当に、国鉄末期にはあれほどあった50系客車を、もう少しSL保存運転の種車に使えなかったのか、今となっては惜しい気持ちも感じたりしました。

それだけに、SL列車はもとより、原型を保つ50系客車に乗車できる、というだけでも、このSLもおか号、十分価値のある列車なのかな、とも感じました。


その他、SLもおか号利用に関したちょっとした情報を。
・下館駅へのアクセスは、JR水戸線の他、関東鉄道常総線もあります。
守谷9:43発の快速下館行きは、下館でSLもおか号と8分の連絡です。
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▲関東鉄道常総線 快速下館行き。
秋葉原9:00発の快速に守谷で接続しています。

・SLもおか号車内では、車内販売も実施しています。
弁当や飲み物、SLグッズも販売されています。

・繰り返し書いていますが、車内は非冷房です。
これからの時期に乗車される際には、服装にご注意の上、冷たい飲み物も用意しておきましょう。

・SLもおか号乗車後、茂木駅周辺で昼食の後、宇都宮駅方面へはJRバスで移動することができます。
こちらの乗車記録でご紹介したように、JRバス関東のバス路線が茂木〜JR宇都宮駅・東武宇都宮駅を結んでいます。
土休日の場合、茂木駅13時30分発の便があるので、SL撮影・昼食の後に乗るには都合がいい時刻となっています。
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▲茂木〜宇都宮間のJRバス関東の路線バス

但し、管理人が乗車した際には、途中のショッピングモールで渋滞にはまり、約20分の延着となりましたので、利用の際には後の行程に余裕を持たせた方がよいかと思われます。


以上、色々感じたことを書いてはみましたが、第三セクター鉄道で唯一SL保存運転を行っている真岡鐵道。
今後もSLがこの路線を走り続けるよう、多くの方々に乗っていただきたいなと思いますし、本エントリーがその一助になれば幸いです。

また、真岡鐵道による公式情報は、こちらをご参考下さい。
蒸気機関車 sl 真岡鐵道公式Web(もおか号)
SLもおか号のご案内 - 真岡鐵道プロジェクト




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