阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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カテゴリ:鉄道全般の話題 > 鉄道関連書籍・DVD・映画

先週末にまとめて購入した鉄道書籍を折を見てご紹介していますが、本エントリーでご紹介するのはこちら。
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題名は「熱転写方式 マルス端末券総集 Vol.3」です。
この書籍は、下記のエントリーでご紹介した「Vol.2」の続編となっており、今回も実際のマルス券を、きっぷの規則等も絡めて紹介する、また、絶滅寸前の熱転写式マルスについて、都内での残存状況をレレポートしています。

今回の内容は以下の通りです。
第1章 巻頭特集:
離れた場所にいるオペレーターと通話しながら、指定券や定期乗車券などを購入するシステムであるリモートマルス/アシストマルスの導入の歴史や、都内に残る熱転写マルスの状況をレポート。

第2章 乗車券類:
マルスで発行された乗車券類のうち、経路の多い乗車券や連絡乗車券についての紹介。

第3章 定期券:
マルス発行の定期乗車券について、様々な券種を紹介。

第4章 料金券関連:
在来線内のラッチ内乗り継ぎに焦点を当て、各地で実施されているラッチ内(改札内)乗り継ぎで料金が通算されるケースについて、実際のマルス券及び規程をもとに解説。
また、通過連絡となる自由席特急券、ネット予約の乗継特急券についても紹介。



今回も、事前の期待通りに資料性の高い内容となっています。
個人的な興味で言えば、連絡乗車券や在来線ラッチ内乗り継ぎのマルス券の紹介でしょうか。
特にラッチ内乗り継ぎについては、私自身これらを利用することが今までなかったので、目にしたことがない券面ばかりでしたが、実際の発券例が豊富に掲載されているだけに、非常に勉強になりました。

この書籍の入手方法ですが、下記リンク先のとおり、Amazonで購入することができます。




また、関西地区では、旭屋書店なんばCITY店に置いているとのことです。
前回の「Vol.2」より旭屋書店なんばCITY店での販売が始まっていますが、今回も入荷しているとのことなので、これまで首都圏かAmazonでしか購入できなかったことを考えると、関西地区在住のファンにとっては非常に嬉しい限りです。
(私自身も今回、この旭屋書店なんばCITY店で購入しました。)
今後とも引き続き関西地区での販売が続くよう、興味ある方は是非旭屋書店なんばCITY店で購入してみてはいかがでしょうか。






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毎月発売されている鉄道雑誌のうち、個人的に気になる特集は、実際に購入して読んでみて、その感想等をご紹介していまうす。
今月は、こちらの雑誌を購入しました。
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鉄道ダイヤ情報9月号。特集は「近鉄特急」。

2013年の「しまかぜ」、2016年の「青の交響曲(シンフォニー)」と、立て続けに観光特急を登場させ、そして、こちらのエントリーでご紹介したように、2020年には、現在「アーバンライナー」で運行されている名阪特急への新型車両導入が発表されたりと、話題に事欠かない近鉄特急。

一方で、長年親しまれてきた一般特急車の塗装が、新塗装に切り替えられつつあることから、まさに今、車両面でみると近鉄特急の転換点の一つ、ともいえるのではないのでしょうか。

今回の特集では、その近鉄特急について、その歴史をはじめとして特急網、供食サービス、現役車両カタログ、そして撮影地ガイドと、様々な観点から紹介している記事となっています。

個人的に気になった点とすれば、撮影地ガイドで紹介された場所の一つが、当ブログでも度々取り上げているこちらの撮影地だったことでしょうか。
参考:2017年初撮り(2017.1.2、近鉄南大阪線・橿原神宮西口〜橿原神宮前) : 阪和線の沿線から

南大阪線の撮影地は他にもあるはずなのに、何故ここが?という気はしないでもないのですが、今回の鉄道ダイヤ情報の記事を元とし、当ブログの記事も参考にしてもらいつつ、撮影を楽しんでいただければ、管理人としても幸いに感じるところです。
また、この撮影地の近辺では、このような撮影地もあるのでご参考まで。
【撮影地記録】近鉄南大阪線・橿原神宮西口〜橿原神宮前(久米寺境内から) : 阪和線の沿線から

いずれにせよ、近鉄特急を撮るにしても、乗るにしても、今回の特集は手元に置いておいて価値あるものだと思います。

ところで、一通り読んでから次号予告を見てみると、次回の特集はこちらとのことです。
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次号(10月号)の特集は、「京阪電鉄」。
何と、2号連続で関西民鉄が特集されるとのことなので、これまた購入しなければなりません。

「鉄道ダイヤ情報」は、「行動派レールファンのための情報誌」とも称されていたことからも分かるように、どちらかと言えば鉄道写真愛好者向けの雑誌の感が強く、私自身は他誌の「鉄道ジャーナル」「鉄道ファン」ほど購入していなかったような気がします。

それがここに来て、前号の「JR北海道」(こちらの記事を参照)、今回の「近鉄特急」、そして次号の「京阪電鉄」と、3号続けて購入(予定)というのも、偶然かも知れませんが、ここまで個人的に感心のある話題が続くのも珍しいな、とも感じた次第であります。

このようにご紹介したからには、次号10月号も購入し、その感想をブログにアップしたいと思います。



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今日8月22日(水)は「チンチン電車の日」なのだそうです。
参考:8月22日 今日は何の日〜毎日が記念日〜
○チンチン電車の日
1903年のこの日、東京電車鉄道の路面電車が新橋〜品川で営業を開始し、東京で初めて路面電車(チンチン電車)が走った。

日本で初めて路面電車が走ったのは1890(明治23)年5月4日に上野公園で開催されていた内国勧業博覧会の会場内だった。また、日本で最初の一般の道路を走る路面電車は1895年2月1日に開業した小路東洞院〜伏見京橋の京都電気鉄道だった。
この日は別に、6月10日が「路面電車の日」となっている。

上記Webサイト(http://www.nnh.to/08/22.html)より引用

そんな日にある意味ぴったりの鉄道関連書籍をご紹介したいと思います。


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交通新聞社新書の新刊、「広電と広島」です。




タイトルから分かるように、広島市内を中心として路線網を広げる広電こと広島電鉄を取り上げた書籍です。

構成は以下の通りです。

・0号線 広島の鉄道の歴史:
国鉄各線、アストラムラインの歴史

・1号線 広島電鉄の歴史:
最初の開業から延伸・合併、被爆からの復旧、近代化や新世代の車両投入といった、広電開業から現在に至る歴史

・2号線 路面電車のイ・ロ・ハ:
かつて存在した路線や各種雑学、運賃等といった広電にまつわる雑学

・3号線 動く路面電車博物館:
現役車両全形式の紹介

・4号線 市内線徹底解剖:
市内線の系統や主な停留所の紹介、ポイントや勾配に関すること、また最近リニューアルした「広電本社前」電停の紹介など

・5号線 広電と広島・宮島:
市内線とは異なり郊外電車の感のある宮島線(広電西広島〜広電宮島口)にスポットを当て、その魅力の紹介を始め、市内線には存在しない「踏切」や「駅舎」、そしてかつて宮島線専用の高床車が運転されていた名残の高床ホームの現在の様子など

・6号線 広島の未来へ果たす役割:
将来の広島、そして広電のプロジェクトの紹介。駅前大橋線や信用乗車、宮島口再整備等の、近い将来のプロジェクト等の紹介

以上でご紹介したように、広島電鉄の運行、車両、設備、歴史といった、様々な要素が新書としてまとめられた一冊となっており、一読すれば広島という街を走る広電の様子を一通り理解できる構成になっています。


私自身、約1週間の広島滞在の合間に広電の写真を撮影したりして、丁度広電に対する興味も以前よりも増していたところに、まさに丁度のタイミングでこの新書が発売されたこともあり、早速購入してみました。


感想としては、広電に乗ったことがない人はもとより、広電を少し乗ってみて、日本国内には比類無きネットワークを構築する広電をより深く知りたいという方にも、ぴったりの内容だと感じました。

かくいう私自身も、昨年10月とこの8月に広電に乗車し、その奥深さを感じ取ったところでして、広電に関して色々知りたい、そのための入門書的なものはないか、と探していたところでしたので、まさに私個人にとってはまさに時宜を得た発売でした。

この一冊で、広電の概要のみならず、その趣味的な深さを感じ取ることができるかと思いますし、その先は勿論読者自身が資料を探したり、現地を探訪したりと、それぞれのスタイルで追求していけばいいと思うのですが、その入り口へ誘ってくれる、そんな魅力ある一冊に感じました。

路面電車、あるいは広島という街に興味がある方は是非とも購入いただければ、と最後にお勧めして、今回の書籍紹介の終わりとさせていただきます。




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こちらのエントリーでもご紹介しているように、経営再建に向けて国交省からの監督命令が発出され、今後の状況によってはいまの姿が大きく変わっていく可能性もあるJR北海道。

その、いまの姿のJR北海道を見にいくのに、この夏のシーズンは気候的にも良いでしょうし、何よりこちらでご紹介したように、来年3月で廃止となる石勝線夕張支線については、これが最後の夏、といえます。

そんな北海道へ行ってみよう、という特集が、先月発売された鉄道ダイヤ情報2018年8月号で組まれていましたので、ご紹介します。
タイトルは、「行こうよ北海道 乗って、撮って、楽しさ再発見!」
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今回の特集で目をひいたのは、冒頭に「北海道の鉄道旅行ことはじめ」として、本州以南との違いを、面積・車窓・気候などの点、それに加えて冒頭の経営再建の課題にもなっているローカル線の状況などを紹介しており、初めて北海道を旅行する読者に対するガイダンス的な構成になっている点でした。


関西在住の私が初めて北海道に行ったのは、丁度20歳の時でしたが、ある程度事前情報を仕入れて旅立ったにも関わらず、現地では気候やスケール感といったものの違いに終始圧倒された記憶があります。

専ら撮影(世間で言うところの「撮り鉄」)向けの鉄道ダイヤ情報では、他誌に比べると年齢層の低い読者の割合も多いのではと推測されます。
そういった、遠隔地である北海道への渡道体験も無い読者に向けて、改めて北海道の違いを冒頭に持ってきて、学生の夏休み期間である夏休みに合わせて特集を組んだ、というのは、些か勘ぐりすぎなところはあるかも知れませんが、他誌では特に説明ない内容であっても、スペースを割いて紹介しているところは、面白い構成だと感じました。


加えて注目した点としては、「乗って、集めて列車旅」で、釧網本線や富良野線といった北海道らしさを実感できる路線や、今や北海道だけとなった非冷房キハ40形で楽しむ長距離鈍行列車、また、「JR北海道わがまちご当地入場券」の紹介といった記事が続いているところでした。
撮影情報が主体のはずの「鉄道ダイヤ情報」で、こういった記事を見かけるのは、違和感を抱いた読者もあるのかも知れません。
更に、「花咲線で絶品風情にひたろう」では、花咲線(根室本線・釧路〜根室間)の絶景ポイントやこの6月から開始した普通列車による観光列車の取組、といった紹介がありますが、こちらも「乗る」「買う」系の記事です。


鉄道ダイヤ情報の特集で、これだけ「乗る」「買う」系の記事がメインに来るというのはちょっと珍しいのかな、とも感じました。
こういった構成が、最近の鉄道ダイヤ情報の編集方針かは知る由もありませんが、自分が推測するに、日頃鉄道事業者にお金を落とさない撮影主体のファンにも、少しJR北海道にお金を落とすことを考えて欲しい、という意図からの構成なのではないか、とも思われます。


いわゆる「撮り鉄」な趣味では、必ずしも鉄道事業者にお金を支払わずしてもその趣味は成立します。
一方、鉄道そのものは、旅客・貨物からの収益により運行されているわけで、その維持のためには、乗車すること等により、何らかのお金を落とす必要があるのも、これまた言を待たないところです。

乗車やグッズ購入といった趣味ならば、購入という行為で、比較的容易に鉄道事業者へお金を落とすことができますが、撮影という趣味なら、それは難しいでしょう。
しかし、冒頭でも記したように、JR北海道の経営再建は待ったなしで、経営再建のためには、鉄道事業者にお金がどれだけ落ちるのか、というところか求められるわけですが、いくら鉄道事業者にお金が落ちない撮影趣味主体の雑誌であっても、上記の事実には目を背けるわけにはいかない。

そんな問題意識もあって、今回敢えて乗車主体の記事をメインに据えることで、JR北海道に少しでも収益に貢献して欲しい、それが今後も被写体を走らせ続ける原資になる、ということを言外に訴えたのではないか、とも考えたりしました。


管理人自身は、今シーズンは忙しくて北海道に行く機会は無さそうですが、ともあれ、今回の特集記事を読んで、今からでも北海道に行ってその魅力を楽しむとともに、JR北海道の直面する現実を理解して、それに対して鉄道ファンができること、特に撮影主体のファンとしてできることを考える契機となればいいのかな、とも感じた号でした。



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このブログでは、鉄道のみならず、バス・航空・船舶と、公共交通機関の話題を広く取り上げています。
この国内でも津々浦々にこれらの公共交通機関の路線網が張り巡らされているのは周知の通りですが、それらを乗り継いでいき、本当の「果て」の先で、毎日のように動く公共交通機関の姿はどんなものか・・・

それらをまとめたムック本を見つけましたので、ご紹介したいと思います。
その名も、「サイハテ交通をゆく」
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表紙に「陸!海!空!全国60路線以上を網羅」とあるように、本数が非常に少ない路線のみならず、その路線に乗りに行くためのアクセスも非常に困難、またその路線自体が天候等の影響により予定通り運行されることも困難。それらが故に、容易にたどり着くことのできない「最果て」の路線を運行する公共交通機関をターゲットに、それらの乗車レポートが主体となっています。

一口に「最果て」といっても、どれほどの路線が収載されているのか、少しご紹介したいと思います。
●小笠原諸島の各種公共交通機関(おがさわら丸・小笠原村営バス・ははじま丸)
●酒田市営定期船「とびしま」
●伊豆諸島開発「八丈島〜青ヶ島航路」・東邦航空「東京愛らんどシャトル」(青ヶ島村)
●庄川遊覧船・小牧〜大牧航路(砺波市)
●おきしま通船(滋賀県近江八幡市・沖島)
●フェリーとしま(鹿児島県十島村)
●フェリーみしま(鹿児島県三島村)
●仁淀川町コミュニティバス椿山線(高知県仁淀川町)
●大東海運「だいとう」(沖縄県北大東村・南大東村)
●三州自動車・垂水〜根占〜佐多〜大泊線
●最西端観光・祖内〜久部良・比川線(沖縄県与那国町)


これらの路線のラインナップを見ただけでも、まさに国内の最果ての公共交通機関であることが容易に分かるかたも多いのではないかと思われます。

一例を挙げると、小笠原諸島の場合、本土との公共交通機関は「おがさわら丸」のみで、東京からの所要時間は約24時間、しかも運行は週に1往復程度と、訪問そのものが非常に難易度が高いものとなっています。

また、青ヶ島村では、火山島で海底からの急峻な絶壁がそそり立つという地形上の点から防波堤を設置することができず、桟橋が外海に直接面していることから波が少々高くなると船の発着もおぼつかなくなることから、定期船の寄港率が非常に低く、その一方で空からのアクセスとなるヘリコプターも定員9名と常に満席と、かようにアクセスの非常に厳しい島であります。

本書では、これら、非常にアクセスの厳しい路線を中心に、実際に搭乗・乗船等を行った記録として、それを容易に経験できない多くの人にとっては、読むだけでもその最果ての気分を味わうことができる、面白い書籍であると感じました。

特に「フェリーとしま」の就航する十島村でも、本土との交通は「フェリーとしま」に限られ、こちらも週2便程度の運行となりますが、本書では何と、十島村にある7つの島すべてに一度に上陸するという、これまたある意味偉業とも思える旅行を敢行した旅行記も記されています。
「フェリーとしま」のダイヤ上、野宿等を絡めて最短約2週間で7島全島を訪問することができるようですが、その記録はまさに読みごたえがあるものと感じました。

離島へのフェリーと言えば、南北大東島へのフェリー「だいとう」に乗船した記録も貴重です。
乗船しようと那覇泊港に向かうと、天候の関係から既に前日に出港していたことから、「昨日出港してしまいました」「次の便は多分4日後…」という窓口でのやり取りに始まり、ようやく乗船できたのは4日後、そして外洋の大きな揺れを克服し、たどり着いた南大東島では、クレーンに吊されたカゴによる下船

これは、南北大東島が隆起サンゴ礁によりできた島であることから、周囲が断崖絶壁に囲まれ、海底からなだらかに島に続く陸地がなく、島を船に付けることが不可能なことから、沖合に停泊した船からクレーンで人や物を積み降ろしているためで、これが経験できるのも、この「だいとう」のみとなっています。

その他、人口わずか1名の集落へのコミュニティバス(仁淀川町コミュニティバス椿山線)では、デマンドバスの予約をすると、何と数年ぶりの予約であったらしいという珍体験から始まり、断崖絶壁の先の椿山集落では、その唯一の住民の方から集落の話を聞いたりと、離島路線のみならず、本土でもこのような最果てへの路線と、そこに住んでいる人の生の声をレポートした、貴重な記録であるといえるのではないかと思われます。

このような、通常ではなかなか経験し難い「最果て」への公共交通機関に乗ってみた旅行記。
「狭い日本・・・」とはよく言われますが、そんな日本にも、これほどまでに容易に訪問しづらい場所があったのか、そんなことを知るだけでも価値ある一冊だと感じ、今回ご紹介しました。



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このブログでも時折ご紹介している鉄道関係の雑誌。

今月発売された雑誌の中で、「これは!」と思い購入したのはこちら。

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▲鉄道ピクトリアル2018年8月号、特集は「DF50形」。

当時SLが主体だった昭和30年代初頭に、動力近代化の先駆けとして投入されたこのDF50。
その特徴は、何と言っても電気式ディーゼル機関車であるところでしょうか。

そのDF50形の開発の背景と効果、そしてDF50形のあゆみや、高松近郊のDF50形の記録や運用といった内容の記事が掲載されており、わずか1形式でありながら、これだけのボリュームの特集として成立するところが、毎度の鉄道ピクトリアルのすごみである、と改めて感じた次第です。

圧巻は、「DF50 Collection」と称した、DF50形各車両の形式写真でしょうか。
可能な限り収集したDF50、各車両の写真を18ページ(各ページ4両ずつ)に渡り掲載しているのは、ほとほと感服するしかない内容ですし、よくもまあ古い時代の写真をこれだけ集めることができたなあ、と感心するほかありません。

データベースとしてもぬかりなく、編集部作成のDF50形機関車移動表が掲載されており、0番台・500番台ともに全車両の移動、廃車までの経緯が一覧で整理されており、様々な研究に役立つ、資料性の高い特集ともいえるでしょう。


今回の特集を読んで感じたことは、DF50形は割と全国各地で運用されていたことに改めて気づかされたことでしょうか。
イメージ的に、四国と九州南部で運用されている印象が強いのですが、その他にも山陰線や紀勢線はもとより、東北や信州、北陸といった地域でも運用されていたということは、本書で初めて知った次第です。

昨今のディーゼル機関車といえば、JR貨物が導入しているDF200形、HD300形、DD200形のように、専ら電気式の車両が主体となっているのですが、DF50形が(取りあえず)最後の電気式ディーゼル機関車であった時代を長らく過ごしていた身からすれば、本当に隔世の感があるな、と感じた次第です。
今回の特集で、今や国内ディーゼル機関車の主力に返り咲いた電気式ディーゼル機関車の先祖ともいうべきDF50形が過ごした当時の様子を少しでも学び取ることができればいいな、と思っています。

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▲当時交通科学博物館で保存・展示されていたDF50 18。
同館の閉館後、現在は岡山県津山市の「津山まなびの鉄道館」で保存されています。

ところでこのDF50形、私自身にとっても思い入れのある機関車の一つであります。
といっても、本線上で活躍していた姿をみたというわけではなく、思い入れができたきっかけとなったのは、子供の頃、私の父親が知人から譲ってもらってプレゼントしてくれたNゲージ鉄道模型の車両がこのDF50形だったからであります。

当時は、既に引退していて、なおかつ「電気式」というマイナーな方式のディーゼル機関車、ということで、何故にこんな車両を?と訝しんだりしましたが、それでも子供心に20系客車や旧型客車と連結して運転させていたりしているうちに愛着が湧いてきたりしました。

実は当時父親から譲ってもらったDF50形、今でも走行可能な状態で自宅に保管しています。
今回の特集で取り上げられたこともあるので、久しぶりに走らせてみようかな、とも思ったりしました。


閑話休題、今回の鉄道ピクトリアルに話を戻すと、売れ行きは好調なようで、私もリアル本屋に買いに行ったら品切れとなっていたので、ネット通販で購入した次第です。
鉄道ピクトリアルの公式ツイッターアカウントでも、売れ行きが好調な旨の投稿があったので、そうとう人気になっているのではないかと思われます。


気になる方は、早めの購入をお勧めしたいと思います。

管理人は、今回はヨドバシ.comで購入しました。
ヨドバシ.com - 鉄道ピクトリアル 2018年 08月号 [雑誌] 通販【全品無料配達】



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このブログでもご紹介している位置情報ゲーム「ステーションメモリーズ」(駅メモ)。

最寄りの駅にアクセスする事で、キャラクターが成長するゲーム性に加えて、これまで訪問してきた駅を記録していくというライフログ的な要素もあり、鉄道ファンを中心に高い人気を集めており、本ゲームを提供する開発会社「モバイルファクトリー」の収益を支えるメインコンテンツにまで成長しました。

またそのコラボも、鉄道事業者は勿論のこと、駅・路線という枠組みを越えた、地域活性化の観点からのコラボも増えてきているのも特徴で、当ブログでも下記エントリーのように、昨年夏に奈良県を舞台に実施されたコラボ企画参加の記録をご紹介しました。
参考:【駅メモ】「駅メモ!で巡る記紀・万葉!コラボイベント」橿原エリアを攻略する(2017.8.13) : 阪和線の沿線から

本日ご紹介するのは、その「駅メモ」を題材にしたコミック本「駅メモ!みろくのマスターレポート」です。
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やわらかスピリッツ - 駅メモ!‐みろくのマスターレポート‐





あらすじは、以下の通りとなっています。

「休日は寝て過ごすのが幸せ」という出不精の会社員・津永は鉄道が消滅する未来を変えるため、遠い未来からやってきた「でんこ」のマスターになり、駅に集まる人々の思い出を集めることに。
最初は嫌々外出していた津永だが、旅を重ねるうち、次第に「おでかけ」の魅力に気づきはじめて…

(本書裏表紙より引用)



と、「駅メモ」ユーザー(マスター)の方々にとっては、まさに駅メモの世界観が投影されたストーリーとなっています。

作中に出てくるでんこ(キャラクター)も、津永のでんことなる「恋浜みろく」をはじめ、様々なでんこが、これまたゲーム中で描かれている設定そのままにおでかけをしていくという、駅メモマスターにとっては、面白くてついつい読み進めてしまう作品と感じました。

ストーリー展開も、津永とみろくのコンビのお出かけだけでなく、同じ会社の人やオフ会で知り合った人々、旅先で出会った人々など、様々な登場人物とでんこが絡んでくるという面白味のある展開となっています。


駅メモマスターにとっては、是非とも一読をおすすめしたい作品ですし、まだマスターではない方は、本コミックを契機に「駅メモ」ゲームを初めてみていただければと思い、今回ご紹介させていただきました。



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当ブログで時折ご紹介している鉄道関係書籍。
今回ご紹介する書籍はこちら。

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題名は「熱転写方式 マルス端末券総集 Vol.2」となっています。
題名からして、マルス券にまつわる色々な話をまとめた本ということで、きっぷも色々集めている経緯から、個人的にも興味があったので、購入して読んでみることにしました。

内容は、以下の通りとなっています。
・第1章 MV型端末とは
長距離乗車券や特急券といった高額のきっぷを、顧客が操作して発券する「顧客操作型マルス」(MV端末)について、券売機そのものの歴史から振り返りつつ、近年のMV端末の動きをまとめています。

・第2章 普通乗車券のしくみ
片道乗車券、往復乗車券、連続乗車券、連絡乗車券といった、各種の普通乗車券について、実際のマルス券と規程をもとに、丁寧に解説されています。

・第3章 料金券のしくみ
特急券、寝台券、グリーン券等、こちらも各種の料金券に加え、各社のネット予約により発券されたマルス券と、その規程を、これまた丁寧に解説しています。

・第4章 回数乗車券・企画乗車券のしくみ
続いて、回数乗車券や企画乗車券の実例をマルス券により解説しています。
企画乗車券は全国で様々なものが発売されていることから、ごく一部の券の紹介となっています。

・第5章 旅客営業規則って?
規則の紹介というタイトルとなってはいるものの、その内容は、「経路特定区間・選択乗車」や「乗車変更」の丁寧な解説に、ページが割かれています。



以上が各章の概要です。
ここまでのご紹介でもお分かりいただけるかと思いますが、本書では実際のマルス券を、規則等も絡めて紹介する、というのが大きな流れとなっていて、その流れの中で各券種を紹介しています。

あとがきの「代表者より」でも言及されているように、既刊と比較してボリュームある内容となっているだけに、豊富なマルス券を眺めているだけでも、楽しいことこの上ないでしょう。
また、本文となる規程の解説も丁寧かつ的を得たものとなっており、読みやすくもあり、また勉強になるものとなっています。

きっぷのルールやマルス券に少しでも興味のある方は、手にして満足いく書籍と思われます。


この書籍ですが、こちらのエントリーなどでご紹介した「徹底解剖!!横浜市営地下鉄」シリーズも頒布している「交通法規研究会」というサークルが発行しています。
これまでは、東京地区の書店およびAmazonでの頒布となっていましたが、先月あたりから、大阪の旭屋書店なんばCITY店でも頒布を開始したとの情報を得て、早速購入してみました。



上記のツイートは、3月21日現在のものでしたが、私が購入した3月25日時点で、この「マルス端末券総集Vol.2」は既に残り若干部という状態となっていました。
本記事を書いている時点では、既に完売と思われますが、そのあまりにもの人気に驚いた次第です。

関西地区の一読者としては、今後も引き続き、旭屋書店なんばCITY店での頒布をお願いしたいところですが、やはり関東ベースのサークルの方々が、遠く関西地区で頒布する苦労は並大抵なものではないと思われますので、陰ながら応援しつつ、Vol.3以降の続刊を期待したいと思います。







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不定期にご紹介している鉄道書籍・雑誌のご紹介。
今回は、少し遅くなりましたが、2018年2月に発売された鉄道雑誌の中から、鉄道ジャーナルをご紹介。
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●特集「気動車新旧交代」
今月号の特集では、キハ40系や183系といった国鉄時代末期に投入された気動車がいよいよ置き換えが進んできている昨今の状況を主にとらえた、「気動車新旧交代」がテーマでした。

●特集のメインは、JR北海道のキハ183系特急形気動車
表紙カバー写真でも分かるように、北海道の183系特急気動車の経緯と現状について、写真も含めて総計21ページに渡るボリュームで紹介しています。

北海道地区にのみ投入されたとは思えないくらいのバリエーションの多さが故に、全貌を把握するのも素人ではなかなか難しいこの183系気動車ですが、今回の特集記事をきっかけに、理解を進めていきたいと思っています。

●気動車にまつわる様々な特集が掲載
その他、上述のキハ183系も含め、キハ81「はつかり」から現在最新の特急形気動車となるJR四国2600系までの流れを総括した「特急形気動車のあゆみ」、北陸新幹線開業とともにJR西日本の中では孤立した状態となった城端線・氷見線の気動車の現状を紹介する「高岡のキハ40・47」、液体式・ハイブリッド、そして電気式と多彩な発展を続ける「JR東日本の新型気動車」、そして北海道と並ぶ気動車王国・四国で最新となる、「JR四国の高性能一般形1500形」と、気動車ファンにとっては嬉しい、多彩な特集記事の構成となっています。

●その他の記事では、「コロンビア鉄道紀行」に注目
その他、一般記事では、超電導リニアの技術確立までの流れをまとめた上で、リニア中央新幹線の開通をシミュレーションしてみた記事「超電導リニア 乗車体験でシミュレーション」、主に関西地区のICカード運賃制度の現状と今後の動きを考察した「ICカードが変える都市鉄道の運賃制度」、といった記事も興味深かった訳ですが、今回の記事では特に目を惹いたのは、南米・コロンビアの地方ローカル鉄道に乗ってみた乗車紀「コロンビア鉄道紀行」でした。

コロンビアという国の人口は割と多いように思っていたのですが、旅客鉄道となると、首都ボゴタ近郊の観光列車、国内第二の都市メデジンのメトロ(都市電車)・トランビア(路面電車)の他はほとんど知られておらず、今回の記事ではこれら以外の地方鉄道に乗車してみた記事という、これまた新たな発見が満載の記事でした。
そもそもコロンビアの鉄道は、1990年代に内戦状態が続いたこともあって、その多くが休廃止となってしまい、現在旅客鉄道として営業されているのはほんのわずかな線区となっています。

それらの線区を、筆者自らが乗車して、その現況をレポートした記事は、一読の価値があるといえます。

●新連載「Transport REVIEW」、鉄道に限らない話題を今後提供?
こちらのエントリーで連載が終了した「幻の鉄路をたどる」を執筆していた草町義和氏による、新しい連載記事がスタートしていました。
「Tranport REVIEW」という1ページに収まるコラム記事ですが、今回は(1)として、つくばエクスプレスの早発問題を取り上げています。
今後(2)以降の記事が楽しみですが、この題名、「Railway」でなく敢えて「Transport」を選んだのは、今後バス・航空・船舶・タクシーその他、総合的な交通政策に幅を広げたコラムを展開していく、という意味合いなのかな、とも思ったりしましたが、果たしてそんな素人予想が当たるのかどうか、今後の連載記事を期待したいと思います。

●次号予告は「車両の色と塗装」。あの金色の車両の登場に期待?
次号予告は「車両の色と塗装」
予告記事の紹介写真では、京急1000系が掲載されていました。
京急と言えばトレードカラーの「赤」が本特集の象徴ともいえるのでしょうが、やはり期待したいのは、「金色」という非常に目立つ色を採用した泉北高速鉄道の12000系「泉北ライナー」でしょうか。
次号予告の中でも「鉄道車両でも色にはメッセージ性も備わっていて興味をひく、目立つということもあると思います」とあることから、「目立つ」ことにおいては他の追随を許さない、と個人的には思っている泉北12000系は果たして登場してくるのか?
そんな観点からも次号発売も心待ちにしたいと思います。



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当ブログの新しい柱としつつある鉄道関連書籍。
本日ご紹介するのはこちら。

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鉄道ピクトリアル2018年3月号の別冊の「国鉄形車両の記録 急行形気動車」
文字通り、国鉄の急行形気動車各系列の概要を写真と詳細な解説でまとめた資料集ですが、それに加えて、国鉄末期から民営化後にかけての改造車の資料や、急行形気動車も含む気動車の冷房化のあゆみについても解説している書籍となっています。





今回の「急行形気動車」としてまとめられた形式は、キハ58系、キハ90・91・65・66・67形の各系列・形式で、特に改造が多様なキハ58系については、各種改造の内容をJR各社毎に紹介する構成となっています。
また、急行形車両の形式集として、各形式の側面写真を紙幅が許す限り取り上げられています。

今回のテーマである「急行形気動車」。
私としては、民営化直後、各地でこれらの気動車の改造車が各地に誕生した時代に、よく旅先で乗車したな、という記憶が残っています。
残念ながら、全国各地で長大編成を組成して主要幹線を走り抜けていた全盛期には乗ることは叶いませんでした。
それでも、私がよく乗車した時代には、近郊輸送に改造された車両が多くあった一方で、急行列車として運用される気動車、そして改造を経て定期特急列車にさえも使われたという、言ってみれば急行形気動車が多彩に「変化」していた時代で、それはそれで面白くもあった時代といえるでしょうか。

各地で普通列車として運行されていたキハ58系に乗車したのは勿論、JR九州管内ではグレードアップされた座席を使用した「火の山」「えびの」といった残り少なくなった急行列車、JR西日本管内ではキハ65形改造「エーデル」使用の特急列車、JR東海管内の快速「みえ」、JR北海道では「ミッドナイト」のキハ27形といったように、民営化後、国鉄から継承した急行形気動車という資産を用いて、様々な趣向を凝らして利用者を呼び込もうと頑張っていた時代だったかと思います。

言ってみれば、「急行形気動車」に「普通」から「特急」まで乗ることができたことは、国鉄時代の本来の急行列車としての用途とは別の楽しみ方を経験できたのかな、と思うだけで貴重な時代だったのかな、と今から振り返ると思った次第です。

それらの急行形気動車の記録を、登場時は勿論、様々な改造の履歴を余すところなく記した本書。
改造車のページを見ているだけでも、当時乗車した記憶が蘇ってきて、非常に嬉しく感じました。

車両面では素人の私でも、その内容の濃さを十分理解できたこの書誌、車両中心の趣味を楽しまれている方にとっても、貴重なデータベースになるのではないかと思われます。
特に急行形気動車は、車両数やそのバリエーションの多さに加えて、その後の改造も多岐に渡ることから、それらを網羅した書籍というのはなかなか見かけなかっただけに、本書が気になる方は、品切れにならないうちに入手した方がいいのではないか、とさえ思った、高い資料性のある別冊でした。



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