阪和線の沿線から

阪和線沿線在住の筆者が記している日記です。
鉄道を中心に、バス・航空・フェリーといった交通全般に関する話題や、
管理人の乗車記録や旅行記、撮影記録などを気の向くままにお送りしています。
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カテゴリ:鉄道(関西以外事業者) > JRグループ

JR北海道では、花咲線(根室本線・釧路〜根室間)において、定期普通列車で沿線の魅力を楽しむ取り組みを実施することを発表しました。

〜 いつもの列車で観光気分 〜花咲線の「普通列車を観光列車にする取り組み」を開始します。|JR北海道

上記発表資料によれば、主な取り組み内容は以下の通りです。

●見どころを「ゆっくりと」走る取り組み
実施期間:平成30年6月1日〜11月30日
徐行運転実施区間:
・厚岸〜糸魚沢間(別寒辺牛湿原)
・別当賀〜落石間(落石海岸)
停車時間拡大(約2分):東根室駅
実施列車:
釧路8:18発・根室10:51着普通列車、根室8:22発・釧路10:46着普通列車
(上下1往復)


●見どころを「音声ガイド」GPSアプリで案内するガイドサービス

●列車内で「ご当地弁当」を楽しむことができる取り組み
根室駅、東根室駅、厚岸駅で、ご当地弁当の出張販売を実施(事前予約制)
根室駅・東根室駅は上り列車3本(根室発8:22、11:00、13:33)
厚岸発は、下り列車3本(厚岸発9:09、11:59、14:18)、上り列車3本(厚岸発9:56、12:37、15:03)
実施期間は、2018年6月1日から通年

●見どころを車両に「ラッピング」する取り組み
平成30年秋頃に実施(決定後改めて告知)
花咲線で使用しているキハ54形車両にラッピングを実施。
デザインは、花咲線沿線地域の住民と連携して決定。


その他詳細は、上記発表をご覧下さい。


根室本線の末端区間である釧路〜根室間、愛称「花咲線」。
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花咲線(根室本線)茶内駅に停車中のキハ54形(2016.7.1)

この花咲線についても、JR北海道単独では維持困難な線区の一つとして挙げられていますが、このうち輸送密度200人以上2,000人未満の線区として分類され、鉄道を維持する仕組みについて地域と相談していった上で、輸送サービスを鉄道として維持すべきかどうか、等の検討を行うこととしています。
参考:【JR北海道】単独では維持することが困難な線区について発表。13線区1,237kmが対象、うち3線区179.4kmはバス等への転換について相談の考え : 阪和線の沿線から


JR北海道単独での維持困難が表明された花咲線。
今後鉄道として維持していくのであれば、沿線利用者による利用促進は勿論、沿線外からの観光客の誘致にも、沿線地域として、これまでとは全く次元の異なる協力体制を敷いていく必要があるのではないかと思われます。

このうち、観光客誘致に関しては、北海道内においてもアクセスの遠さや、目玉となる観光スポットが少ないことから、注目されていたとはあまりいえない状況と言わざるを得ないのかな、とも感じていました。
それに加えて、花咲線を利用した観光促進という点では、関西在住の管理人に聞こえる範囲では、「ルパン三世ラッピングトレイン」くらいしか思い浮かばない、というのが正直な感想ではあります。
参考:ルパン三世ラッピングトレイン|道東方面の観光情報|駅・鉄道・旅行|JR北海道- Hokkaido Railway Company


そんな中、今回発表された花咲線での「普通列車を観光列車にする取り組み」は、観光車両の導入という派手さは無いものの、観光目的で花咲線を利用してみるのに丁度いい内容と感じました。
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沿線の「見どころ」の一つ、厚岸〜糸魚沢間の「別寒辺牛湿原」(2016.7.1)
この車窓も徐行運転によりじっくり眺めることができます。

沿線二箇所の徐行スポットは勿論、個人的に注目したのは「東根室駅での停車時間拡大」でしょうか。
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東根室駅(2016.7.1)

東根室駅は、日本最東端の駅として有名ですが、ホーム一面のみの無人駅であり、どの列車も停車時間はわずかとなっています。
そのため、この駅を訪問して記念撮影するためには、一度列車を下車するか、レンタカー・バス等の別の交通手段で訪問する必要があります。
かくいう私自身も、レンタカーを借りて東根室駅を訪問したことがあります。
参考:根室本線・釧路〜根室間(花咲線)・東根室駅・納沙布岬訪問記(2016.7.1) : 阪和線の沿線から

そんなことから、これまで東根室駅に寄りたくても時間の都合上通り過ぎるだけ、ということも多かったかと思うのですが、この取り組みでは、そんな問題も解消し、列車に乗車しながら東根室駅で記念撮影を行うことができるようになることから、観光客にとっては非常に朗報といえるでしょう。


今回この取り組みが実施されるのは、釧路発・根室発ともに8時台の1往復となります。
主たる利用者である通学客と通院客への影響をなるべく避けると、この時間帯の列車になるのかな、とも思いますが、曜日によっては午後の列車にも拡大したりと、今後の取り組み拡大にも期待したいなと思います。

また、車両に関しても、秋頃に新たなラッピング車両が運行されることとなっており、既に運行されている「ルパン三世」ラッピングに加えて、鉄道ファンにとっても、絶景のなかで撮影したい車両になることを期待したいと思います。


上記エントリー記事でもご紹介したように、原野や湿原を走る、日本離れした車窓が展開される花咲線。
特急列車も走らず、また、札幌からも非常に遠いことから、おいそれと観光で訪問するには難しい路線ではあります。
一方で、こちらの記事でご紹介したように、この8月からLCCのPeachが大阪(関西)〜釧路便を就航することから、より多くの観光客に花咲線の魅力が広まって、利用者が少しでも増えるといいな、とも感じた取り組み実施のニュースでした。


花咲線の普通列車に観光サービスを導入、JR北 - 鉄道コム
「定期普通列車を観光列車に」JR花咲線で減速運転や停車時間拡大、弁当販売など実施 | 乗りものニュース

花咲線の普通列車が観光列車に?: たべちゃんの旅行記「旅のメモ」



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こちらのエントリーでご紹介したきのくに線撮影と併せての記録のご紹介。

きのくに線の紀伊勝浦駅には、一日3往復(定期列車)、JR東海のキハ85系「(ワイドビュー)南紀」が乗り入れています。
キハ85系は「ひだ」で大阪〜米原間、猪谷〜富山間でJR西日本の営業エリアに乗り入れていますが、「南紀」も新宮〜紀伊勝浦間でJR西日本の営業エリアに乗り入れています。

そういえばこれまで紀伊勝浦駅に停車するキハ85系を記録したことがないな、と感じていたのですが、ちょうどいいタイミングで停車していたので、手早く記録してみることにしました。

DSC03150_R
駅の裏側から撮影。

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丁度桜が咲き始める時期だったので、線路沿いの桜の木とからめて撮影してみます。

入場券を購入し、発車する様子を撮影してみました。
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駅の構造上、編成全体を構図に収めるためには、発車時を狙う必要があります。

「南紀」としての充当から既に四半世紀が経過したキハ85系。
こちらのエントリーでご紹介したように、後継のハイブリッド方式による特急車両の試験車両新製も発表されていることから、キハ85系がこの駅にやってくる光景が見納めになるのも、そう遠くない話かも知れません。

そう考えると、駅以外の撮影地でも、可能な限りキハ85系「南紀」の姿を記録しておくことができばいいな、と思った次第でした。



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以前こちらのエントリーでご紹介したように、JR東日本では2020年度に中央快速線等へのグリーン車導入を発表していました。

その後、工事等の進捗が聞こえないなか、この計画のその後が気になっていましたが、この度JR東日本より同線へのグリーン車導入時期などが発表されました。

中央快速線等へのグリーン車サービス開始時期および車内トイレの設置について|JR東日本

●発表概要
・グリーン車サービス開始時期
2023 年度末のサービス開始を予定
(サービス開始の詳細な時期については、別途発表)

・グリーン車への両引きドアの設置
東京駅における短時間での折返しや、各駅でのスムーズな乗降を可能とするために、グリーン車の
乗降ドアを片引きドアから両引きドア(出入り口幅810个ら1,300弌砲箸垢襦
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中央快速線グリーン車イメージ
上記発表資料(http://www.jreast.co.jp/press/2018/20180402.pdfより引用)


・普通車へのトイレの設置
中央快速線(E233系通勤電車(オレンジ帯の電車))および、中央快速線と直通運転を行う青梅線の全ての列車の普通車にトイレを設置する工事を、2018年度以降、2023年度まで順次実施

・グリーン車連結位置・トイレ設置位置
東京寄りから4両目・5両目に2階建てグリーン車を連結し、4両目のグリーン車・6両目の普通車にトイレを設置

その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


●当初より3年遅れでサービス開始。注目はグリーン車としては恐らく初導入の両引きドア
以前のエントリーでは2020年度のサービス開始が発表されていた中央快速線等へのグリーン車導入。
それが3年遅れでの導入となったのは、「バリアフリー等の他施策との工程調整や関係箇所との協議等」(上記発表資料)により時間がかかったことが理由として挙げられています。

もはやこの計画、自然消滅してしまったのではないかと思っていただけに、延期であっても前に進んでいることが発表されたこと自体は、安心材料なのかなと思います。

今回の発表の新たな点としては、グリーン車の乗降ドアが両引きとなった点でしょうか。
これまでは、他線のグリーン車と同様の片引きドアとして導入される予定でしたが、東京駅での短時間での折り返し等のため、スムーズな乗降が可能な両引きドアが設置されることになりました。

これまでのグリーン車の歴史の中で、「両引きドア」が導入されるのは、記憶の限り初めてではないかと思われますが、それくらい東京駅での折り返し時間がシビア、ということにもなるのではないかと思われます。

もっと言えば、両引きドアとしても、数分程度で折り返していく中央快速線でグリーン車の車内整備が時間的に追いつくのか、という根本的な疑問も残ったままです。
それに対して、どのような対応策を講じてくるのかが、今後の気になる点といえるでしょうが、例えば2両あるグリーン車のうち1両については、新宿〜東京間を締め切りにして、その間に車両整備を済ますことで整備時間を確保する、というのも考えられなくはないだけに、そのあたりのサービス概要も楽しみ、といったところでしょうか。


当初予定よりは遅れての形にはなりますが、中央快速線を走るグリーン車に乗れる日を心待ちにしたいな、と感じたニュースでした。













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既にこちらのエントリーでご紹介してきたように、石勝線(新夕張・夕張間)については既にJR北海道から夕張市に対して廃止の方針を申し入れていましたが、この度夕張市と同社とで、鉄道事業廃止の合意に至ったことが発表されました。

石勝線(新夕張・夕張間)の鉄道事業廃止について|JR北海道

●発表の概要
・鉄道事業廃止日:平成31年4月1日
・JR北海道は、鉄道事業廃止後、夕張市において持続可能な交通体系を再構築するために必要な費用として、7億5千万円を拠出
・JR北海道は、夕張市が南清水沢地区に整備を進めている拠点複合施設に必要となる用地を一部譲渡
・石勝線(新夕張・夕張間)の新しい交通体系
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上記JR北海道プレスリリース(https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2018/180323-1.pdfより引用)

新夕張駅〜夕張駅付近を路線バスで1日10往復程度運行するほか、南清水沢に2019年度開設予定の「拠点複合施設」からデマンド交通による公共交通サービスを確保

・複合拠点イメージ
jrhokkaido_yubari_2
上記JR北海道プレスリリース(https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2018/180323-1.pdfより引用)



その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。

●夕張支線の最終営業日がほぼ確定。惜別乗車はお早めに
JR北海道が同社単独で維持困難な線区のうち、既に夕張市からの提案をもとに新しい交通体系について話し合いを行ってきたこの夕張支線(石勝線・新夕張〜夕張間)ですが、いよいよその最終営業日が確定の運びとなりました。
最終営業日は2019年3月31日。
これからほぼ一年後の廃止ということで、これまで報じられていた予定時期どおりの廃止となりました。
これから鉄道事業廃止届出の提出が行われるとともに、新しい交通体系に基づく路線バスやデマンド交通のダイヤや運賃体系等の具体的な調整が進むものと思われます。

ファン的な視点で見ると、やはり来年3月末で夕張支線が廃止となることがほぼ確定したわけで、惜別乗車にしろ、記録撮影にしろ、季節を見計らって早めに行動しておくのに超したことはないと思われます。
廃止間際となれば、今月末で廃止となるJR西日本三江線のように、多くのファンが詰めかけて乗車そのものが難しい状況が発生するかも知れませんので、これから乗車を楽しもうと考えている方は、なるべく早めに乗車しておきたいところといえるでしょうか。







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JR北海道では、特急車両キハ183系初期型車両の引退となることから、これを記念した入場券を発売しています。


これまでのご利用に、感謝を込めて キハ183 系(初期型車両)記念入場券を発売します|JR北海道


●記念入場券の概要
・発売価格:
170円

・発売箇所:
以下の北海道内17駅で発売。駅ごとにデザインは異なります。
北海道新幹線・・・木古内
函館本線・・・函館、大沼公園、森、長万部、倶知安、小樽、岩見沢、旭川
室蘭本線・・・東室蘭
根室本線・・・富良野、帯広、釧路、根室
石北本線・・・遠軽、網走
宗谷本線・・・稚内駅
(※)東室蘭を除く16駅では、「JR北海道わがまちご当地入場券」も発売中

・発売枚数等:
発売枚数の限定は行いませんが、一時的に在庫切れとなる場合があります。
発売期間は平成30年10月末日までとなっています。
窓口混雑時には、一度に購入できる枚数を一人5枚までに制限することがあります。

・券面デザイン
表面には、各発売駅にゆかりのあるキハ183-0系で運転された列車がデザインされています。
うら面には、その列車のヘッドマークを掲載しています。
jrh_dc183_ticket
上記JR北海道発表資料(https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2018/180314-4.pdf)より引用


・キャンペーンの実施
各駅の記念入場券を購入し、応募券を集めて応募すると、キハ183-0系で使用した行き先方向幕などをプレゼント

・関連商品の発売
記念入場券収集に便利なケース付きネックストラップ、クリアファイル付きコレクション台紙を発売

その他詳細は、上記発表資料をご覧ください。

●北海道の特急網を長年支えてきたキハ183系初期型
上記発表資料にもあるように、過酷な気候の北海道のために生まれたキハ183系。
その初期型車両は、スラント型の先頭車両などが特徴で、登場時から多くのファンの注目を集めてきました。

民営化前後には、その後継となる後期型(N183系、NN183系)が投入され、更にその後、高速化を目指した281系・283系の登場により、「北斗」「おおぞら」といった主力列車からは徐々に引退していったものの、近年まで「オホーツク」「サロベツ」といった列車でも大いに活躍の場がみられました。

しかし、JR北海道の安全投資と修繕に関する計画により、このキハ183系初期型も、今回の改正を期に置き換えが進められ、いよいよ今年に引退となることから、特徴的なスラント型の先頭車などもいよいよ見納めとなります。

●「JR北海道わがまちご当地入場券」に続く現地購入型記念入場券が発売
キハ183系初期型の、その長年の功績と記憶をいつまでも多くの人々に残していけるよう、今回記念入場券の発売となりました。

この記念入場券ですが、「現地購入型(郵送等は受け付けず)」「枚数は在庫切れを除き基本的に無制限」「収集関連グッズ販売」「応募券によるグッズの抽選プレゼント」といった点から考えると、既に道内各地で販売されている「JR北海道わがまちご当地入場券」のノウハウが存分に生かされた商品と評価することができるでしょう。

特に側面行先幕や正面愛称幕のプレゼントは、ファンにとっては見逃せないもので、これを目当てに道内各地を旅行して入場券を購入する人が増えることで、存廃に揺れるJR北海道の各線においても、少なからず利用促進につながるのではないかと思われます。

この記念入場券は、既に3月15日(木)より発売が開始しているとのことなので、北海道を旅行する機会がある方は、どしどし購入してみてはいかがでしょうか。



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JR四国では、同社の特急形気動車2000系の試作車・愛称「TSE(Trans Shikoku Experimental)」の定期運行を2018年3月ダイヤ改正で終了するとともに、TSE編成最後の営業運転となる旅行商品を発売することを発表しました。

2000 系気動車(TSE 編成)の定期運行終了と『さよなら TSE』企画ツアーの実施について|JR四国

●発表概要
定期運行終了
2018年3月17日(土) 特急宇和海2号(宇和島5:33発→松山6:58)

さよならTSEツアーについて
ツアー名:『さよならTSE』カウントダウン乗車ツアー
第一弾:カウント3 お別れ TSE!南予・予土線への旅
(2018年6月1日(金)出発、1泊2日、松山駅発・宇和島宿泊)
第二弾:カウント2 もうすぐお別れ TSE!高知・土讃線への旅
(2018年6月15日(金)出発、1泊2日、高松駅発・高知宿泊)
第三弾:カウント1 ほんとにお別れ TSE!多度津工場への旅
(2018年7月3日(火)出発、日帰り、高松駅発)

募集人員:各コース130名程度
その他:
各コースの詳細情報(行程・価格・販売額等は)JR四国ツアー商品ページにて順次公開
商品ページ・・・http://www.jr-eki.com/tour/brand/1-P89(3月中旬頃より公開予定)
販売箇所:
JR四国ツアー(http://www.jr-eki.com
※WEB 限定販売

参考:TSE2000系について
世界初の振子式気動車として1989年3月11日のダイヤ改正でデビュー。
四国の鉄道の高速化に大いに貢献し、「鉄道友の会ローレル賞」「日本機械学会賞」を受賞
TSE2000
TSE2000系
(JR四国発表資料より引用)

詳細は、上記発表資料をご覧ください。

●感想などもろもろ・・・デビューして間もない頃、岡山駅で見た記憶を振り返りながら
今回定期運行終了等が発表されたJR四国特急形気動車2000系「TSE」ですが、上述の通り、1989年年3月のダイヤ改正で、運行当初は「南風」「しまんと」の臨時列車として登場しました。
当時のキハ181系・キハ185系と比較して大幅なスピードアップを実現し、その後の2000系の増備につながった、今のJR四国の特急網を構築した功労者、ともいっても過言ではないでしょう。

JR四国発足当初、1988年の瀬戸大橋開業のブームに湧く中ではありましたが、当のJR四国自体は今後の高速道路網の発展による特急列車との競争を危惧しており、そのためには大幅なスピードアップが不可欠でありました。
特にカーブが多く、また電化もトンネルの関係で難しい土讃線でのスピードアップを実現する方法として、振り子式の気動車を導入を進めました。

その試金石として登場したこの「TSE」、Trans Shikoku Experimental(四国横断実験)の略からも分かるように、四国を高速で走破する特急列車の実験車両として世に生まれたわけですが、その「実験」が成功裏となったことは、翌平成2年から2000系が大幅に増備されたこと、そして現在の四国の特急網がしっかりと構築されていることに現れているといっても過言ではないでしょう。

私自身、この2000系TSEをデビュー当初、1989年5月に岡山駅で見た記憶があります。
たまたま乗り継ぎの待ち時間に当時の「南風51号」の出発する時間だったので、わざわざ別ホームの2000系TSEを見てみました。

キハ181系・キハ185系とは明らかに異なる形状に、扉はプラグドア、そして何より当時の私の目を惹いたのは、国鉄・JRの気動車には当然のように付されていた「キハ」等の表記がなく、わずか4桁の数字で現された形式称号。
出発時刻になると、外に出っ張っていたプラグドアがスライドしてスタイリッシュな外観を整えたかと思えば、これまでの気動車とは明らかに違う加速であっという間に岡山駅をあとにする。
気動車といえば加速も遅ければ最高速度も低い、という常識を目の前で打ち破ったその衝撃は、その後各社の高性能気動車に乗った後でも、忘れ得ない記憶でした。

肝心のTSE編成には、実は乗車したことがないのですが、上述の通り当時中学生くらいだった私にあまりにも強い印象を与えた2000系TSE編成。
「さよならTSEカウントダウン乗車ツアー」にも、可能であれば参加したい気持ちは山々ですが、当然のことながら四国発着であることから、これは難しいのかな、とも思うのですが、多くの方に最後まで見送られ、できれば引退後もどこかで末永く保存されることを願いたい、ニュースでした。








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昨日購入した「JTB時刻表2018年3月号」で、この3月のダイヤ改正内容をチェックしてみました。
面白い列車はないか、確認していたところ、興味深い列車を見つけました。

佐伯6:18発、延岡行きの普通列車(列車番号2761M)
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(JTB時刻表2018年3月号より引用)

こちらのエントリーでご紹介したように、今回の改正ではJR九州管内において、全社的に列車本数等の見直しが実施される改正となっています。

その中でも、この列車の運行区間である日豊本線・佐伯〜延岡間の普通列車は、改正前は3往復(他に市棚〜延岡の列車が1往復)だったものが、改正後は下り1本、上り2本(他に佐伯〜重岡の列車が下り2本・上り1本)と、ただでさえ少ない列車本数が、更に極限まで削減されることとなりました。

改正後は、同区間の重岡〜延岡においては唯一の下り列車となる、上記の普通列車ですが、改正後の時刻表には何と、グリーン車自由席が連結される旨が記載されています。

下り列車のみグリーン車自由席が連結
ところが、同区間の逆方向である延岡発佐伯行きの普通列車をみると、以下のとおり、いずれもグリーン車非連結となっています。続きを読む

JR北海道では、知己と連携し沿線の活性化に取り組むため、同社が所有するキハ40形一般型気動車4両を「北海道の恵み」シリーズ車両に改造し、運転することを発表しました。

キハ40「北海道の恵み」シリーズ車両のデビュー|JR北海道

上記発表によれば、改造概要としては、北海道らしい自然とさわやかさを感じることができるよう、外装は「道北」「道東」「道南」「道央」の北海道各エリアの特色をイメージした外装に、車内は木目材料を使用したものとなっています。

改造両数は4両で、道北、道東、道南、道央の各エリア1両となっています。
なお運行区間は、キハ40形一般気動車が現在定期で運行しているエリアでの運行を基本としますが、臨時列車として運行することもあります。
また、車両改造費は、1両あたり850万円となっています。

以下、各エリアの車両詳細です。
●道北エリア
・車両愛称名:道北 流氷の恵み
・車号:キハ40-1720(昭和56年1月製作)
・運転開始:平成30年3月頃
・運転区間:宗谷本線(旭川〜音威子府)、石北本線(旭川〜網走)、函館本線(旭川〜滝川)、根室本線(滝川〜東鹿越)、富良野線(旭川〜富良野)、釧網本線(網走〜緑)

●道東エリア
・車両愛称名:道東 森の恵み
・車号:キハ40-1779(昭和56年1月製作)
・運転開始:平成30年4月頃
・運転区間:根室本線(新得〜釧路)

●道南エリア
・車両愛称名:道南 海の恵み
・車号:キハ40-1809(昭和56年1月製作)
・運転開始:平成30年6月頃
・運転区間:函館本線(長万部〜函館)

●道央エリア
・車両愛称名:道央 花の恵み
・車号:キハ40-1780(昭和56年1月製作)
・運転開始:平成30年7月頃
・運転区間:室蘭本線(長万部〜苫小牧〜岩見沢)、石勝線(千歳〜夕張)、函館本線(岩見沢〜滝川)、日高本線(苫小牧〜鵡川)

なお、同社では「北海道の恵み」シリーズ車両を用いた150年企画の他、既存の車両を活用した沿線企画を予定しており、決定次第お知らせすることとしています。

その他詳細は、上記発表資料をご覧ください。


JR北海道のキハ40形といえば、こちらのエントリーでもご紹介したように、経年による老朽化が進んできていることから、その取替用としての新型一般型気動車「H100形」の新製を計画しています。
丁度このニュースが発表された同日付で、新型気動車H100形試作車の今後の予定についても、併せて発表されています。
参考:H100 形電気式気動車(DECMO)試作車(量産先行車)の今後の予定について|JR北海道

このように、将来的な動向が気になるJR北海道のキハ40形ですが、H100形が本格的に導入されるまでの間は、まだしばらくキハ40形を中心とした現在の陣容が続くものと思われます。

今回、そのキハ40形の計4両の内外装を変更し、地域の特色をイメージした注目度の高い車両に改造することとなります。
注目する点とすれば、計4両が各エリアに配置されることでして、道内のキハ40運行線区全てが、いずれかの「北海道の恵み」シリーズ車両が運行されることとなり、ファンは勿論、観光客にとっても注目度の高いものになると思われます。

また、上記発表資料の最後に記されているように、「北海道の恵み」シリーズ車両を用いた150年企画や、既存の車両を活用した沿線企画が予定されています。
同社単独での維持が困難な線区を抱え、地域との相談を行おうとしているJR北海道ですが、その相談の過程では、沿線からは観光利用の促進も求められている現状もあります。
その一方で、民営化直後のようなリゾート車両を多く抱えるほどのゆとりがもはや許されない現状で、それでも可能な限り観光利用の促進を進める手立てとして、今回のように既存車両を用いた企画が打ち出されたもの、ともいえるでしょうか。

このような状況下で実施されるJR北海道の沿線企画ですが、それが多くの参加者を集め、成功裏に終わり、線区存続へ向けての一里塚となるか否かは、ひとえに沿線自治体・住民等がどれだけ真剣にこのプロジェクトに向き合うのか、にかかっているのかな、とも感じました。
その力の入れようが、すなわち路線存続に向けての真剣さ度合い、とも考えられるわけで、そういう意味では、道内各地でこの沿線企画に、沿線自治体がどう反応してくるのか、という視点でもじっくり事例を検証していきたいな、とも感じたニュースでした。





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JR北海道では、これまでご紹介してきたように同社単独では維持困難な線区について、その地蔵可能なあり方を地域と相談しているところですが、その中でも同社が「バス等への転換」を考えている線区の一つ、札沼線(北海道医療大学・新十津川間)における、同社が検討している新しい交通体系の内容について発表しました。

札沼線(北海道医療大学・新十津川間)の新しい交通体系の提案内容について|JR北海道

上記提案内容によれば、まず「基本的な考え方」として、地域の一緒になって鉄道よりも利便性が向上するような交通体系を実現したいという考え方を冒頭で記しています。

その新しい交通体系についてですが、北海道医療大学・新十津川間の利用は、月形高校(最寄り駅・石狩月形)への通学利用を除くと極めて少なく、既存のバス路線による石狩川対岸の都市への移動が大半であることから、以下の3区間に分けて考えることとしています。
なお、新しいバス路線等の整備については、地元事業者による運行のほか、国・北海道の補助制度を活用することを検討しているとともに、JR北海道として初期投資費用と運行経費について地元負担の一定期間支援を行うこととしています。

●石狩当別・石狩月形間
・新規バス路線の設定を行い、本数は現在の列車本数よりも増便
・新規バス路線は石狩当別駅発着とするが、鉄道とよりスムーズな乗り換えを可能とするため、北海道医療大学駅を接続駅とし、北海道医療大学〜石狩当別間の列車増便、北海道医療大学駅のバス乗換設備の充実を実施。

●石狩月形・浦臼間
・月形高校への通学輸送を含めた輸送手段を設定。
・現在平日のみの浦臼・奈井江間の町営バスを土休日も含めた毎日運行

●浦臼・新十津川間
・鉄道利用は極めて限られたものであり、沿線利用者は既存の北海道中央バス滝川浦臼線を利用していることから、既存のバス路線を活用。
・新十津川から札幌方面への移動手段は、新十津川・滝川間の既存バス(中央バス滝川浦臼線の他に現状39本あり)を利用

その他詳細は、上記発表資料をご覧ください。

DSC06562_R
石狩月形駅での列車交換の様子(2016.7.2)
当駅は、月形高校への最寄り駅となっています。

今回新しい交通体系が提案されている札沼線ですが、特に浦臼〜新十津川間は一日一往復(削減前でも一日三往復)と、元来僅少な本数であり、利用者もそれ相応に極めて少ないレベルとなっています。
また沿線の公共交通機関に対するニーズとしては、月形高校への通学利用の他は、札幌方面への移動といったものがあり得るとのことで、既存のバス路線もあることからこれらを活用した結果、今回提案されたような内容となったものと考えられます。

札沼線の当該区間については、こちらのエントリーでご紹介したように一度乗車したきりですが、その時の感想や、線区を取り巻く環境から考えてみると、やはりこのように、札沼線の電化区間、あるいは併走する函館本線との接続を図る形になるのかな、と感じました。

今後、この提案を元に、地域と協議を行っていくものと考えられますが、今回の提案内容に対して、地元がどのような姿勢を見せるかが焦点になるのかな、とも思います。
札沼線の当該区間については、石勝線夕張支線とは異なり複数の自治体にまたがることから、それぞれの地域の思惑もあって、利用者数の現実からやや乖離した鉄道維持論となっているように見受けられてきましたが、今回具体的な提案がJR北海道からなされた後、現実的な選択としてこの提案をどのように受け入れていくのか。
そういった結果も当ブログで追いかけていくようにしていきたいと感じています。







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JR東日本とJR北海道で毎年発売している「北海道&東日本パス」。
両社エリア内の普通列車が連続7日間乗り放題な上に、当日購入が可能なお得なきっぷですが、今年は北海道命名150年を記念して、この「北海道&東日本パス」と組み合わせて利用することで、北海道内の特急列車の普通車自由席及び北海道新幹線の立席が利用できる「北海道線特急オプション券」を春季限定で発売することが発表されました。

「北海道&東日本パス」および「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」の発売について|JR東日本
「北海道&東日本パス」および「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」の発売について|JR北海道

「北海道&東日本パス」の発売概要は以下の通りです。
●発売期間・利用期間
春季:発売期間:平成30年2月20日〜平成30年4月16日
   利用期間:平成30年3月1日〜平成30年4月22日
夏季:発売期間:平成30年6月20日〜平成30年9月24日
   利用期間:平成30年7月1日〜平成30年9月30日
冬季:発売期間:平成30年12月1日〜平成31年1月4日
   利用期間:平成30年12月10日〜平成31年1月10日

●価格
大人10,850円、小児5,420円

●有効期間
7日間

●発売箇所
JR北海道・JR東日本の主な駅、旅行センターおよび主な旅行会社

●利用可能路線
JR北海道線・JR東日本線・青い森鉄道線・IGRいわて銀河鉄道線・北越急行線の普通・快速列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)。
※特急列車(新幹線を含む)の利用について
「北海道&東日本パス」とは別に運賃及び料金が必要。ただし、北海道新幹線「新函館北斗〜新青森」間内の相互発着の場合に限り、別途特定特急券の購入により立席(空いている席)が利用可能。


また「北海道&東日本パス北海道線特急オプション券」の発売概要は以下の通りです。
●発売期間とご利用期間
発売期間:平成30年2月20日〜平成30年4月22日
利用期間:平成30年3月1日〜平成30年4月22日
「北海道&東日本パス」の春季設定の利用期間と同一

●価格
大人 6,000 円、小児 3,000 円

●有効期間
1日間

●発売箇所
JR北海道・JR東日本の主な駅、旅行センターおよび主な旅行会社

●利用可能路線等
・有効な「北海道&東日本パス」と組み合わせて利用することで、北海道新幹線の新函館北斗〜新青森間の立席(空いている席)と、北海道内の在来線の特急列車の普通車自由席が乗り降り自由。
・1枚の「北海道&東日本パス」に対して組み合わせる枚数に制限はなし。
・北海道新幹線新函館北斗〜新青森間以外の区間にまたがって、新幹線に乗車する場合には、新幹線乗車全区間の運賃及び料金が必要。
(※)同一列車での乗車のほか、別の列車へ改札内で乗り継ぎすることによって、区間をまたがって乗車する場合も、新幹線乗車全区間の運賃及び料金が必要。
・普通車指定席、グリーン車指定席、グランクラスを利用する場合は、乗車区間の特急料金、グリーン料金等のほか、運賃が必要。


その他詳細は、上記発表資料をご覧下さい。


「北海道&東日本パス」については、かつて急行「はまなす」が運行されていた頃は、急行料金の追加で利用できたことから、「はまなす」を宿代わりに旅行する場合に非常に重宝されたきっぷでした。
北海道新幹線開業以降は、北海道新幹線区間は特定特急券を購入することにより利用可能となっていますが、かつてのことを考えると、そこまでは乗り得ではなくなったのかな、ともいえるかも知れません。

ところが今回、北海道命名150周年を記念して、春季発売分に限りますが、北海道内の特急列車自由席が利用可能となる「オプション券」が発売されることにより、「北海道&東日本パス」利用におけるプランニングの幅が大きく広がることとなり、利用者にとっては朗報といえるでしょう。

1日6,000円が高い、と考える向きもありますが、よくよく考えてみると、「北海道&東日本パス」自体が激安なきっぷ(大人1日あたり1,550円)であることから、この価格であっても十二分にお得なオプション、といえるのでないのでしょうか。

例えばの話、函館〜(スーパー北斗)〜南千歳〜(スーパーおおぞら3号)〜釧路〜(釧網本線)〜網走〜(オホーツク4号)〜札幌と一日かけて道内を一周(現行ダイヤの場合)した場合でも、「パス」と「オプション券」で済む訳で、これは特に乗りつぶしを考えている方は使わない手はないともいえるでしょうか。

この「オプション券」、流石に観光シーズンの夏季や冬季には設定されていませんが、それでもこの春休みに、今の北海道の鉄道を目一杯楽しむには、もってこいのきっぷなのかな、とも感じたニュースでした。










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