ネパール勝手な通信

カトマンズで生活している男が、勝手に、あまり正しくない情報や、受け売りをを含めて、ぐだぐだと書きます。

2009年04月

 タライ地方で、TJSCによるバンダが、5日目に入った。7つの村役場が、焼かれたりしているので、夜間外出禁止など出されていたり、トリブバンハイウェーが、封鎖されているため、ガソリンタンカー217台が足止め状態。そのため、カトマンズでは、ガソリン不足が生じていて、軍や警察のガソリンスタンドは、長蛇の列。
長引くと、カトマンズの食料にも影響が出る。インド国境に接しているタライ平原は、インドとの交易のルート。ここで、ストップされると、カトマンズはひとたまりもない。タライ地方の安定化がないかぎり、繰り返される。水不足、電力不足に追い打ちをかけている。
 カトマンズポストによると、軍のクーデターの噂があると。現在、マオイスト政権が、ネパール国軍のカトワル参謀長を辞めさせたいが、本人が応じない。ネパールコングレス党が、解任反対。統一共産党UMLは、結論出せず。解任されたら、ネパール国軍が、クーデターをするとの、もっぱらの噂。軍当局は、否定している。この問題にかんして、インド側は、解任反対を出している。

 先週火曜日に、アルニコハイウェー(チベットに続く国道)で、若者2人乗りのバイクと衝突。2人とも死亡。家族や地域住民は、道路封鎖し交渉にに入る。長引いて、6日もかかって、解決。一人当たり300,000ルピーを家族に支払うで合意。以前に比べて、賠償額が、高くなっている。事故には注意しないと。
ネパールでは、事故が起きると、すぐ道路封鎖され、交渉が成立するまで、開通しない。関係のない人々を巻き込んで、道路を封鎖。困ります.

 4月14日は、ネパール歴の、2066年の新年です。ネパールでは、各民族ごとに正月があり、今日の国民休日だけで、あまり騒ぎません。ネワールの人達は、11月のティハールの時、シェルパの人たちや、仏教徒の人たちは、中国の旧正月と同じです。また、10月のダサインが、正月とお盆を一緒にしたもののようなお祭りがあり、そちらの方が盛んです。それでも、最近は、タメルの町あたりでも、前日の深夜カウントダウンなどしているようです。タメルの町は、年2回のカウントダウンをするようです。
 ネパールは、5月の中旬頃まで、観光・登山のシーズンです。昨年の11月のタイ国際空港の占拠事件で、ネパールにいた人たちも大きく影響を受けた。現在の、タイの状況も、昨年みたいになると、観光客の人たちにも影響が心配される。空港閉鎖にならなければいいのにと、願うばかり。

 先週の天候は、晴れたり、降ったりして安定していなかった。相変わらず停電は、16時間続いている。それが不規則で、予定が立たない。4日(土)から、石油製品の供給開始。輸送業者の所有しているタンクロ^リー1200台中200台が20年以上古いものだった、それが事故を起こし、政府が禁止したため、ストになった。結局、使用してOKで合意。なにかあると、政府はすぐ禁止。業者が反対でストで対抗。結局、政府が折れて元に。このようなパターンをいくつも見てきた。政府の無能力が相変わらずでした。
 ミミズで稼ぐ。チトワン地方の、ハリマヤ・ゴウタムさんが、ミミズを養殖して、改良された土壌とミミズを売って利益を上げている。ミミズは、ガラス・プラスチック以外のものを食べ、その糞が、優秀な有機肥料になるのです。ネパールの農業は、見ていると、一度植えたら収穫までほとんどなにもしないし、植える前にの土壌改良なども丁寧にしないので、収穫量が多くない。また、化学肥料だと、高いし、土壌のためにも良くない。ミミズ農法が、増えれば、ネパール農業も違った形で発展するだろう。

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