大好き!<イタズラなKiss>

韓国版イタズラなKissが大好きです。 切ないお話しか書いていないので、お好みではない方はスルーしてください。

2015年03月

雪が降る前に(大三作〈テサンジョ〉ノリゲ) 119

離れから一向に何の連絡もないまま時間が過ぎていた。
「旦那様、ご実家の方に連絡はどうしましょう。」
ジュリは何も指示を出さないジュングに、このままスチャンやグミに報告をしないでいていいものかと心配になった。

「兄上に連絡して、実家の方に使者を出すように頼んでほしい。」
本心はスンジョには連絡はしたくなかった。
だが、そんな感情でやっと夫婦として信頼し合って行けるとハニと数日前まで話していたから、自分の嫉妬心から幼稚な態度を取るわけにもいかない。
生れたばかりの妹を見ながら、眠い目をこすっている息子は自分とは血の繋がりが無い事は、日が経つにつれてはっきりと判るようになっていたが、父として甘えてくる息子の父親がどうであろうと可愛くて仕方が無かった。
縁談の話が出る前から秘かに好きだったハニが生んだ子供と言うだけではなく、初めての子供に戸惑っている妻と一緒に成長を見て来た。

「スンリや・・・・スンリ・・・・・眠いだろう。お母様には明日には会えるから、部屋で眠りなさい。」
「僕、起きていたい・・・妹を見ていたい。」
「明日もずっと見ていることが出来るから、部屋で眠りなさい。」
スンリは決してそれ以上起きていると言ってジュングを困らせる事はしなかった。
そんな小さなところも、優秀ない義理の兄のスンジョとよく似ている。
何度も妻に、「スンリの父親」の事を言いだそうとしたが、何も知らないでただ父として慕って来るスンリを悲しませたくなかった。

「旦那様、スンジョ様とヘラ様がお見えになられました。」
「通してください。」
夜中近い時間にも関わらず訪ねてきた義理の兄夫婦。
王家の血を引くヘラは気位が高く美しいが、人を見下している冷たい表情の女性。
「ジュング殿・・・・ハニの具合は如何ですか?父上と母上には使者を出しましたので、出来る限り早く着くように来てくれると思います。」
「何とか出血は治まったのですが・・・・・意識が戻らず・・・・まだ面会も出来ない状況が続いています。」
スンジョの隣にいるヘラは、一言も話すこともせず、生まれた子供にも視線を向けない。
ジュングはハニをどうしても助けたい。
そのためにはどうしたらいいのか、生まれた子供を見ているスンジョのスンリとよく似た顔を見て、一度目を瞑って気持ちを落ち着かせた。

「兄上、部屋の外からハニに声を掛けていただけませんか?」
「ジュング殿・・・・・・」
判っていた。
どんなに気持ちが通じ合い信頼し合えるようになっても、ハニの中にいるのは自分ではなくスンジョであると。
兄嫁がそこにいて何かを感じてしまうかもしれないが、スンジョが声を掛けて意識が戻って来るのなら、その方がまだよかった。
「スンリが声を掛け、私が声を掛けた時に反応はしているそうです。家族で応援をしている事が判れば・・・・」
「そうですね。呼びかけてまいります。」
ヘラをその場に置いてスンジョはジュングに言われたように、すぐに立ち上がり離れに向かった。

「パク先生・・・・奥様が少し反応されています。」
助手に言われても顔を見ると、わずかに口元が動いていた。
助手は耳を口元に近づけて神経をその言葉を聞きとるために集中させた。
「スンジョ・・・・・・・・・・・・」
そうハニが言った時、部屋の外からハニに呼びかける声が聞こえて来た。
「ハニ、スンジョです。生まれた子供も見て来ましたよ。元気でとても可愛い子供ですね。早くハニも元気になって娘を見に行ってください」

_____ スンジョ・・・・・・会いたい


「パク先生、気が付かれました・・・・・」
ハニはシッカリと目を開けて、今の自分の状況に戸惑っていた。
「奥様、お判りになられますか?無事にご出産されましたよ。」
まだ顔色は良くないが、さっきまでの言いているのかもわからない程だった顔に生気が戻って来た。
パクがハニの脈を診たりして、もう峠を越したことが確認できた。





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雪が降る前に(大三作〈テサンジョ〉ノリゲ) 118

ペク家では三年ぶりに慌ただしい人の出入りが有った。
「旦那様、パク先生がお見えです。」
「そ・・・・そうか・・・・ハニ、パク先生が来てくれたからもう大丈夫だ。」
明け方からハニに陣痛の兆しが有り、隣で眠っていたジュングにとっては初めての妻の陣痛の苦しみに、落ち着きなくただオロオロとしていた。
前回のハニの出産の時は、情けない事に成均館の学士でありながら、規律を守らない事での罰として部屋から出ることを禁じられていた。
幾ら妻のお産で帰りたいと言っても、度重なる違反で信用度はゼロに等しかった。

「パク先生、こんなに苦しんでいるのですから、どうか妻を楽に・・・・・・」
パク医師は白衣を着、お産の為の準備を始めた。
「ジュング様、どうかお部屋からお出になってください。奥様は前回の時はもっと大変な思いでお産に挑まれました。残念ながら双子のうちお一人は顔も見ることもなく天に召されましたが、元気なお坊ちゃまをお生みになられて見えます。お生まれになられましたらすぐにお知らせいたしますので、どうかお部屋から出てくださいまし。」
「付いていてはダメですか?」
「とんでもございません。お産の場は男性が入ることは禁じられています。どうか・・・・」
悲鳴のように泣き叫ぶハニの顔を見ている自分も同じように、息を止めたりはいたりしていた。

お産の為に用意された部屋は、離れの一番奥まった所。
母屋でパク先生の報告を待つジュングは、用意された飲み物や食事にはいっさい手を付ける事が無かった。
起きて来たスンリは食事の場所に母の姿を見つけることが出来ず、初めて父と二人で食べる朝食に急に不安そうな顔をした。
「ジュリ・・・お母様は?」
「お母様は今は離れにいらっしゃいますよ。」
「起こしてこないと。」
一旦座ったスンリは、立ち上がって離れの方に行こうとした。
「スンリ、座りなさい。」
「お父様、お母様を起こしてこないと。ごはんはみんなで食べるのでしょ?」
「赤ちゃんが生まれるのだ。お前は兄になるのだぞ。 」
幼いスンリには時々聞こえる母の悲鳴が、何か大変なことをされているように聞こえ、不安そうな顔をしていた。

「お昼近くになってもまだ生まれたという連絡もなく、聞こえてくるのはハニの苦しそうな声。
ジュングは妻が我が子を生んでくれると言う事に、これほど苦しい思いをしていても何もしてあげることが出来ず、ただ母子ともに無事でいて欲しいと願っていた。
朝まだ暗い時期から、生まれる兆候が見られ、信頼しているパク先生を立ち会ってもらおうと呼び出したが、昼が過ぎて夕方日が陰る頃に、ハニの声とは違う声が聞こえた。

「旦那様、生まれたみたいでございますね。聞いてまいります。」
ジュリに抱かれて眠ってしまったスンリを静かに傍に有った布団の上で眠らせると、ジュリは急いで離れに向かった。
離れの戸が開いてすぐに閉まった音がしてまた戸が開いた。
パタパタと廊下を走って来るジュリの足音が聞こえて来た。

「旦那様・・・旦那様・・・・」
コロコロと太ったジュリにしたら、いつも以上に早く走って来たジュリは、息を整える為に一回二回と深呼吸をした。
「どっちだ?男か女か?」
「お・・・女の子でございます。とても可愛らしい女の子です・・・スン・・・・いえスンリ様とよく似た可愛い女の子でこざいます。」
うっかりとジュリはスンハと似ていると言いかけてしまった。
スンリと似ていると言ったが、スンリはスンジョと似ているから、今生れた子供はスンリに似ているはずがない。
「そ・・そうか・・・で・・ハニは元気にしているか?労い言葉を掛けたいが・・・・・・・」

ジュングがそう言った途端、ジュリの顔色が変わった。
「どうかしたのか?」
「あの・・・奥様は・・・その・・・出血が酷くて・・・今夜が峠と・・・・・血が止まらないのです。」



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雪が降る前に(大三作〈テサンジョ〉ノリゲ) 117

「お母様に会いたい・・・・・お空にいるお母様に会いたい。」
そう泣いていたスンハ。
その姿を見て、スンリも一緒になって泣いていた。
「可哀想・・・・可哀想・・・・・僕にはお母様がいるけど、この子にはお母様がいなくて可哀想。」
双子で生まれたのに、大人の事情で引き離してしまって全く別な生活をしている我が子。
まだ目も見えない時期に私から離れて、知らない土地で知らない人からお乳を貰い3歳になった。
人には長い月日かもしれないけれど、私には昨日のことのように思い出してしまう。

「ハニ、どうかしたのか?涙が流れている。」
「いえ・・・・・ヘラ様がお綺麗なので感極まって・・・・・・・・」
旦那様に言われるまで私は泣いていた事に気が付いていなかった。
ギドンおじさんはどこで見ているのだろう。
ペク家に養子に来たといっても、お兄様はおじさんの実の子。
きっとスンハと一緒にどこか物陰で見ているのでしょうね。

ハニは参列している沢山の人たちの中にいる筈の、ギドンとスンハを探すが見つけることが出来ない。
ギドンもスンハもきっとコレが最後にスンジョの姿を見る機会だと思っているはずだ。
スンジョと婚姻を結ぶユン・ヘラは、王家との血縁の家系。
ペク家の嫁でもあるが、オ家とは何の関係もないから、今までどおり頻繁にオ家の屋敷に行きスンハに会うことも出来ない。


「ジィジ、お父様のお隣のおばちゃん・・・・スンは好きじゃない・・・・・・」
「スンハ、滅多な事を言ってはいけない。もうお父様ではないよ。スンハのお父様はオ・ユジンでお母様はソン・ジヒョンと言う事をちゃんとそう呼ばないといけいない。」
お祝い事を一目見ようと集まった漢陽の住民たちに隠れる様に、ギドンはスンハニスンジョの姿を見せていた。
実の母親から離れ、今度は実の父と知っている。
両親の愛がまだ必要なこの幼い孫が、運命とは言え可哀想でならなかった。
オ家の養父母は、亡くした妹ハナの忘れ形見のスンジョの血を引く子供だと言う事もあり、とても可愛がっている。
ペク家には望まれない子供ではあるが、オ家ではスンハは福を連れてくる子供だと占いで出ていた。
今はこのスンハが親の愛を貰うことの出来ない可哀想な子供でも、600年後には幸せになると言われて、孫の年齢の子供を養子にした。

「お父様・・・お父様・・・・・・」
スンハの声が歓声にかき消されて、遠く離れたスンジョの耳に届くはずがないが、スンハには自分とスンジョが目が合ったことが判った。

スンハ、これからは会うことは今まで以上に出来ないが、スンハの幸せを願っている。
お父様、スンハを忘れないで・・・いい子でいるから・・・・・・・さようなら・・・・

「ジィジ、お屋敷に帰りたい。」
「そうだね。お屋敷に帰って、ユジン様とジヒョン様に甘えなさい。ジィジが負ぶって行ってあげるから。」
幼いスンハニしたら、朝早くに起こされて漢陽まで歩き、自分を優しく見つめた女性に会い、父との別れは体力的にも限界」だった。
ギドンに背負われると直ぐに涙を流しながら夢の世界に引き込まれた。


スンハ・・・・お母様よ
いい子ね
いつかスンハとお母様が会える日が来るから
その時はお父様と一緒に遊びましょうね

「おか・・・・あ・・・様・・・・・いい子・・・してる・・・・・」
ギドンの背中で眠っているスンハの顔は微笑んでいた。





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雪が降る前に(大三作〈テサンジョ〉ノリゲ) 116

子供はスンリ一人

そう誰もが思っている。ハニとスンジョそれに両親と、出産に関わった人以外。
方に載った手の感触で、それが誰なのかは判っているが、覚悟を決めてハニは振り返った。
「お母様、退屈だから遊んでください。」
「スンリ・・・・・・」
「お母様、この女の子に苛められたの?涙が出ている。」
スンリは小さいながらも男の子らしく母を守ろうと、ハニとスンハの間に立ちはだかった。
「私はいじめてはいません。」
同じ顔のハニが生んだ双子たちは、自分たちの顔が同じだと気が付いていない。
「違うのよ・・・この子はね、お母さんの知り合いの人の子供なの。」
私はまた嘘を吐いてしまうの?二人の自分の可愛い子供をまた傷を付けてしまう。
「本当?」
「そうよ、泣いていたのはね・・・・・この女の子は、お母さんが赤ちゃんの時に亡くなって可哀想だから泣いていたの。」
四つの目で見られていると、自分の犯した罪でぐさりぐさりと何かで突き刺さるように感じる。
「この子ね、おばさんの子供でスンハちゃんと同じ年なの。だからよく判るけど、スンハちゃんのお母さんはお腹にスンハちゃんがいる時はとても幸せだったわよ。」
「本当?本当に?」

「そうよ・・・・・・ほら、こうしてねおばさんがスンハちゃんとおばさんの子供を一緒に抱っこしてみると判るわ。」
「おばさんのお腹の赤ちゃんが潰れちゃう。」
「潰れないわ・・・・・・いいのよ・・おいで。」
スンハとスンリの小さな身体をハニは同時に抱き寄せた。
三年ぶりに感じる二人の温もり。
スンハと一緒にいたのは生まれて立った三日だけ。
その間にも、グミと何度も言い争った。


「ハニの気持ちもわかるけど、占いの結果を無視しては災いが起きるわ。女の子は今は生まれてはいけなかったの。男の子の為にもペク家の為にもその女の子は諦めなさい。」
「嫌!お母様は私一人しか生まなかったから判らないのよ。 それに双子がお腹にいた時はとても幸せだった。二人が揃っていないと私の幸せは幻になってしまう。女の子を誰かの所にやってしまうのなら、私は一生お母様を恨みます。」
心にもない酷い言葉をおもいだしたくないくらいにハハに投げ付けた。
最終的にハニが折れた言葉は、父が倒れた時の事を母が言ったから
「生れたから言うのだけれど・・・・・・・双子がお腹にいたから、ジュングが妓生と・・・・・・如何わしい事をしていたのよ。それをお父様が見たからショックで・・・・・・・双子じゃなかったら、ジュングが他の女・・それも卑しい妓生とそのようなことはなかったし、お父様も倒れなかったわ。」
言ってはいけない事はグミも同じで、ジュングが妓生としていた事は双子ともハニとも関係があるとは限らなかった。



「温かい(あったかい)」
スンハのその言葉は、初めてだかれる母の感触に幸せを感じているようだった。
「おばさんの言った通りだね。幸せな気分は温かいんだね。」
「お母様は温かいんだよ。僕はいつもこうしてお母様に抱っこしてもらうよ。君はしてもらうえなくて可哀想だね。」
スンハはハナをすすって泣き出した。
最初は声を押し殺し、嗚咽だけがハニの耳に聞こえて来た。
きっとスンハは、一度会わずに亡くなったという母を思い出して泣いているのだろう。
「スンハちゃん、お母さんはお空できっとスンハちゃんが笑っている顔を見たいと思うわ。」
「お母様に会いたい・・・・・お空にいるお母様に会いたい。」
幾ら養父母が可愛がってくれても、幼いスンハが自分の立場を考えて思いを閉じ込めていると思うと、スンハが可哀想で仕方が無かった。






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雪が降る前に(大三作〈テサンジョ〉ノリゲ) 115

スンハのチマに縫い付けられているノリゲ。
スンジョから初めて貰った贈り物。
「夫婦になった記念」
スンジョがくれた唯一の贈り物・・・・・・・ううん・・・・一番大切な贈り物をくれたね。
スンハとスンリと言う、一番大切な贈り物。

「これ、綺麗でちょ・・・・・・私のお母様の思い出なの。」
「そう・・・・・」
スンリにしてもそうだけど、スンハも年齢の割にしっかりと話が出来る。
スンリと同じスンハの目で見つめられると、最後ふくませた乳房の感触を思い出してしまう。
スンハを手離してから、スンリはあまりお乳を飲まなくて、張ってくる胸の痛みをこらえながら涙を流して絞っていた。
「おばちゃん、見て見て・・・・・」
スンハがハニの前で嬉しそうにクルクルと回って見せる。
細い三つ編みの先に結ばれた、赤いテンギがフワリとなびいた。
「おじちゃんがくれたの。テンギと着物。」
「おじちゃん?」
「うん!スンハのね、本当のお父様!!もう会えなくなるからスンハに持って来てくれたの。」
結婚する相手の人には、スンハのことは言ってないんだね。
女の子の着るものは、本当なら母親の私がしてあげないといけないのに、スンハの事は一生隠して行かないといけない。
こんな思いをするのなら、お母様に逆らってもポン家にスンハとスンリの父親のことが判っても、生まれてすぐに亡くなった何ていう事にしなければよかった。

小さなスンハの手が、ハニのお腹に触れた。
「お腹、痛いの?」
「えっ?」
「お腹が膨らんでいる・・・・・・」
「痛くないよ。これはね、お腹の中に赤ちゃんがいるからなの。お腹に赤ちゃんがいるとね、すごく幸せになるのよ。」
「スンハのお母様も、幸せだったのかなぁ・・・・」
淋しそうなスンハの顔。
養父母に可愛がってもらっているのはよく判る。
綺麗に施された三つ編みに、傷一つない手と顔。
こんなに小さなスンハを、私は嘘を吐いてペク家の為にと言って手離してしまった。

しゃがんでスンハの手を両手で包んで泣いていると、誰かに肩を叩かれた。



「スンジョ様、ギドン様がお見えです。」
新郎控えの間にいるスンジョに、女中が声を掛けた。
「通してください。」
戸が開くとギドンは案内してくれた女中に礼を言って部屋の中に入った。
「スンジョ、結婚おめでとう。」
「ありがとうございます。遠いところ来てくださって、お疲れではないですか?」
スンジョはスンハも一緒に付いて来ていないのかと、ギドンのその後ろを見ていた。
「スンハは?」
「連れて来たよ。でも、お父さんと一緒に遠くから見るだけでいいよ。ペク家の認められた子供ではないからな。ユン家にも申し訳がないだろう。養子になる前とはいえ、妹との間に出来た子供がいたと判ったら。」

ユン家にはスンハの事もスンリの事も話すことはしないつもりでいるが、スンリは母親と過ごしていることで母親の愛情を受ける事が出来る。
大人の身勝手で、生まれてすぐにオ家に養子に出されたスンハは、後継者がいないギドンよりも年上の老夫婦の元で生活をしている。
この三年間、時間が空くとオ家の屋敷に行き、スンハと会い続けて罪滅ぼしを続けていた。
ユン家の娘ヘラとの縁談の話が出た時に、スンハを引き取りたかった。
引き取りたかったが、それをギドンに止められた。
それはあたりまえのことだ。
スンハを引き取れば、自分とハニとの関係が公になり、ポン家を騙していた事が判ってしまう。

「スンハ、お前が送ったテンギと着物を喜んでいたよ。」
ギドンの言葉に、スンジョはハッとした。
「お父さん、今スンハは一人でいるのですか?」
ギドンは静かに首を横に振った。
「偶然にお嬢様が私を見つけて・・・・・・・すぐに気が付かれたよ。お父さんと一緒にいるのがスンハだと。あまり悲しそうに見ているから、二人だけにして来たよ。だからジュング様たちに見つかる前に、戻らないといけないから、オ家からお祝いの品をお前に渡すよ。」
ギドンは手に持っていた包みをスンジョに渡した。


後ろから肩を叩かれたハニは、血の気が無くなる思いで、恐る恐る後ろを振り向いた。




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