走行距離 137km
獲得標高 2,426m
(注油)
東海道線の始発で熱海へ。
ここから東伊豆の海岸線に沿って、一路、南へ。
何度もこのブログには書いているけど、僕は、東伊豆を自転車で走るのは苦手。
確かに景色は良い。適度なアップダウンも飽きさせない。
でも、そんな美点を遥かに上回る、致命的な欠点があの地にはある。
それは休日の交通量。
地形的に、国道135号に車が集中。
ひっきりなしに車のプレッシャーに晒され、渋滞すら珍しくない。
だけど、『あの場所』に行きたい!という気持ちが抑えられなくなった。
『あの場所』に行くためなら、今日は東伊豆の道中はガマンする、そう思える、『あの場所』。
・・・・・しかし
現地の天気予報も何とも微妙。
絶景に出会えるように、天気の回復を願いながら、出発。
ペダルを回して、東伊豆のアップダウンを淡々とこなしていく。
そして、僕の体が温まるのと歩調を合わせるように、海の上の厚い雲が薄らぎ、日が差し始める。
南へ向かうほど薄日が差している!
伊東を過ぎるころには青空も少しだけ顔をのぞかせ始め・・・
熱海から2時間余り。
稲取に着くころには、まだら模様ながらも、天気は回復傾向に。
さて。
ストレスフルな交通量の東伊豆海岸線はここまで。
稲取からは、いよいよ目的地に向け、内陸へと登っていく。
下調べの段階で分かっているのは、海岸線から目的地まで、ひたすら激坂が続く、という一点のみ。
その情報通り、ひたすら急斜面に広がる住宅街を登り続ける苦行が始まる。
勾配は基本的に12~15%がエンドレスに。
10%程度に収まった場所で一息入れて、また15%に挑む、という繰り返し。
やがて民家は途絶え、道は林の中に吸い込まれる。
いつの間にか、アスファルトは白いコンクリート舗装に変わっていた。
ひたすら続く激坂。
そして林が途切れる・・・・現れるのは・・・・・・
絶景。
ここは、稲取細野高原
観光地としての知名度がマイナーな上に、アクセス不便、しかも路面の悪い激坂の先。
ロードバイク関連のライド情報を探していても、ネット上ではなかなか情報が見つからない。
僕がこの場所の存在を初めて知ったのは、バイク誌を買って読んだとき。
ここで「知る人ぞ知る」スポットとして紹介されていたのだ。
東京近郊は、ロードバイク人口も多いので、ローディの情報をネットで漁れば、ほとんどの舗装路について豊富な情報を入手することができる。
でも、地方に行けば行くほど、素晴らしい場所は東京に遥かに多くなるのに、そもそもローディの数が少なく、情報を入手することが難しくなっていく。
そこはやはり、オートバイの世界。
自転車とは段違いの行動範囲の広さで、全国津々浦々の素晴らしい道についての情報を入手することができる。
より長い走行距離と、よりハードな獲得標高をこなす力を身につける。
オートバイで行くような場所に、自分は自転車で向かう。
そして、オートバイ以上の快感を得る。
最高じゃないか!
高原に入ると、路面の悪さと勾配のキツさはさらにパワーアップ。
子の権現一歩手前のような勾配をこなしながら、標高812mの三筋山を目指してラストヒルクライム!
そしてここが・・・
ロードバイクで行ける終着点!
・・・・・では終わらない。 終わらせない。
クリートを削りながら、登っていく。
ロードバイク&プチ登山。
ロードバイクだけでは得られなかった快感が・・・
押し寄せる!
ここは、なんという場所だろう!
天城へと連なる、雄大な尾根筋。
無数の超巨大風車。
山頂に至り、パラグライダーと同じ目線に立つ。
\(^o^)/
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
!!!!!!!!
天城山から吹雪がやってきた!
三筋山が、そして細野高原が、一気に白い空気に覆われていく。
慌てて下山開始!
まさに吹雪と青空の境界線。
幻想的な世界をあとに、また車でごった返す海岸線へと戻っていく。。。
稲取まではストレスフルな国道135号。
高原までの道は悪い。激坂だらけ。下りはブレーキが超シンドイ。
・・・・・・・・でも、それを覚悟していくだけの価値は、十二分以上にある。
。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。
次に行くときは、輪行で時間がかかるけど、MTBを持って稲取まで行ってみたい。
稲取細野高原、三筋山、そして、道は天城連山に向かって続いている。
あの道の先を、MTBで行けるとこまで行ってみたい。
そんな衝動に突き動かされそうな予感。
多くの情報をネットで収集し活用させてもらっています。
自身の経験も、このブログを通じネットに還流させたいと思います。
もしこの記事が、少しでも貴方の参考になりましたら
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(注油)
東海道線の始発で熱海へ。
ここから東伊豆の海岸線に沿って、一路、南へ。
何度もこのブログには書いているけど、僕は、東伊豆を自転車で走るのは苦手。
確かに景色は良い。適度なアップダウンも飽きさせない。
でも、そんな美点を遥かに上回る、致命的な欠点があの地にはある。
それは休日の交通量。
地形的に、国道135号に車が集中。
ひっきりなしに車のプレッシャーに晒され、渋滞すら珍しくない。
だけど、『あの場所』に行きたい!という気持ちが抑えられなくなった。
『あの場所』に行くためなら、今日は東伊豆の道中はガマンする、そう思える、『あの場所』。
・・・・・しかし
み〜あた なう
— HAO@豚に真珠 (@HAO_Tokyo) 2016, 2月 6
あったかいけど残念ながら分厚い雲(T ^ T)
あそこに着くまでに回復するといいなぁ。。 pic.twitter.com/tGh54IjUx0
現地の天気予報も何とも微妙。
絶景に出会えるように、天気の回復を願いながら、出発。
ペダルを回して、東伊豆のアップダウンを淡々とこなしていく。
そして、僕の体が温まるのと歩調を合わせるように、海の上の厚い雲が薄らぎ、日が差し始める。
南へ向かうほど薄日が差している!
伊東を過ぎるころには青空も少しだけ顔をのぞかせ始め・・・
熱海から2時間余り。
稲取に着くころには、まだら模様ながらも、天気は回復傾向に。
さて。
ストレスフルな交通量の東伊豆海岸線はここまで。
稲取からは、いよいよ目的地に向け、内陸へと登っていく。
下調べの段階で分かっているのは、海岸線から目的地まで、ひたすら激坂が続く、という一点のみ。
その情報通り、ひたすら急斜面に広がる住宅街を登り続ける苦行が始まる。
勾配は基本的に12~15%がエンドレスに。
10%程度に収まった場所で一息入れて、また15%に挑む、という繰り返し。
やがて民家は途絶え、道は林の中に吸い込まれる。
いつの間にか、アスファルトは白いコンクリート舗装に変わっていた。
ひたすら続く激坂。
そして林が途切れる・・・・現れるのは・・・・・・
絶景。
ここは、稲取細野高原
観光地としての知名度がマイナーな上に、アクセス不便、しかも路面の悪い激坂の先。
ロードバイク関連のライド情報を探していても、ネット上ではなかなか情報が見つからない。
僕がこの場所の存在を初めて知ったのは、バイク誌を買って読んだとき。
ここで「知る人ぞ知る」スポットとして紹介されていたのだ。
東京近郊は、ロードバイク人口も多いので、ローディの情報をネットで漁れば、ほとんどの舗装路について豊富な情報を入手することができる。
でも、地方に行けば行くほど、素晴らしい場所は東京に遥かに多くなるのに、そもそもローディの数が少なく、情報を入手することが難しくなっていく。
そこはやはり、オートバイの世界。
自転車とは段違いの行動範囲の広さで、全国津々浦々の素晴らしい道についての情報を入手することができる。
より長い走行距離と、よりハードな獲得標高をこなす力を身につける。
オートバイで行くような場所に、自分は自転車で向かう。
そして、オートバイ以上の快感を得る。
最高じゃないか!
高原に入ると、路面の悪さと勾配のキツさはさらにパワーアップ。
子の権現一歩手前のような勾配をこなしながら、標高812mの三筋山を目指してラストヒルクライム!
そしてここが・・・
ロードバイクで行ける終着点!
・・・・・では終わらない。 終わらせない。
クリートを削りながら、登っていく。
ロードバイク&プチ登山。
ロードバイクだけでは得られなかった快感が・・・
押し寄せる!
ここは、なんという場所だろう!
天城へと連なる、雄大な尾根筋。
無数の超巨大風車。
山頂に至り、パラグライダーと同じ目線に立つ。
\(^o^)/
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。
!!!!!!!!
天城山から吹雪がやってきた!
三筋山が、そして細野高原が、一気に白い空気に覆われていく。
慌てて下山開始!
まさに吹雪と青空の境界線。
幻想的な世界をあとに、また車でごった返す海岸線へと戻っていく。。。
稲取まではストレスフルな国道135号。
高原までの道は悪い。激坂だらけ。下りはブレーキが超シンドイ。
・・・・・・・・でも、それを覚悟していくだけの価値は、十二分以上にある。
。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。
。。。。。。。。。。
次に行くときは、輪行で時間がかかるけど、MTBを持って稲取まで行ってみたい。
稲取細野高原、三筋山、そして、道は天城連山に向かって続いている。
あの道の先を、MTBで行けるとこまで行ってみたい。
そんな衝動に突き動かされそうな予感。
多くの情報をネットで収集し活用させてもらっています。
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いつもながら面白いところ走られてますね。
自転車に乗るのが最終目的ではなく、
非日常的な風景を高まった気持ちで見るために
自転車に乗られているという感じがして、
いつも感銘を受けています。