2025年07月18日

☆★被爆80年のバトンを受け取る

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<写真展入り口>


  ずっと見たいと思っていた写真展、「ヒロシマ1945」。

  恵比寿にある「東京都写真美術館」で開催されています。

  夏休みにかかる8月17日までの開催です。


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<出口にあるメッセージ>


  あの混乱の状況の中で、「記録を残さねば!」とカメラを持って現実に向き合ったジャーナリストたちがいました。

  林重男さんのこの言葉が、その通りになるように、バトンを受け取った私たちは努めてゆかねばなりません。


  

happajuku at 06:02|PermalinkComments(0) 政治、戦争や平和の問題 | イベントの紹介

2025年07月16日

☆★最後のトンボの羽化を見届け、草刈りも終える〜田んぼオーナー

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<羽化直前!>


  田んぼオーナーの皆さん、先日は田植え1か月後の様子をお知らせしましたが、7月12日、トンボの羽化を見てきました。

  後から遠藤さんがおいでになって、「今年は6月中に羽化したようだ」と教えてくださいました。

  この日見つけたのは最後だったのかもしれません。


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<草刈り前>


  畔の草が気になって、いったん家に戻り、草刈り機を積んで再度田んぼへ。


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<草刈り直後>


  長さ120メートルの畦道の草刈りを終えました。

  おいでになった遠藤さんに尋ねましたら、稲刈り前にもう1回必要と言われました。

  小さなカエルがたくさんいました!

  田んぼのイネたちに足音を聞かせてやってください。


happajuku at 13:00|PermalinkComments(2) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2025年07月14日

☆★斎藤政広さん写真展8月3日まで〜松山文化伝承館で

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<7月13日の鳥海山>


  酒田市在住の写真家、斎藤政広さんは、「山と高原地図 鳥海山・月山」の編集者でもあります。

  また、写真集『鳥海山・ブナの森の物語』は、私を鳥海山にいざなってくれた大切な本です。


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<チラシ表面>
  

  その斎藤さんの写真展が、酒田市の「松山文化伝承館」で開催されています。

  日曜日ごとにギャラリートークも開催されています。


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<チラシ裏面>
  

  会場があるのは今は酒田市になっていますが、旧松山町です。

  松山藩の城跡に施設が建てられていて、なかなかいいロケーションでした。

  会期は8月3日まで。

  ぜひ足をお運びください。



happajuku at 08:47|PermalinkComments(0) イベントの紹介 | ブナの森の四季

2025年07月12日

☆★『囁きの河』に足をお運びください

囁きの河チラシ
<『囁きの河』チラシ>


  2020年7月、熊本県の球磨川流域で大洪水が発生し、多くの方々が犠牲になられました。

  毎年のように日本のどこかでこうした自然災害が発生し、昨年7月には山形県でも県北を中心に大災害となりました。

  過疎化が進む地方でのこうした災害は、その地域の中で過ごしてきた人々に深刻な影響を与えることとなります。

  このたび「MOVIE ON やまがた」で、熊本の大洪水をテーマにした映画『囁きの河』が上映開始となりました。


   ※本作品予告編


  私が会員でもある「山形県グリーンツーリズム推進協議会」の顧問をしてくださっている青木辰司先生がこの作品のエグゼクティブプロデューサーを務められました。

  7月13日には大木一史監督、主演俳優の中原丈雄さんらが舞台挨拶をされる上映も設定されています。

  ぜひ足をお運びください。

   ※上映スケジュール


happajuku at 13:07|PermalinkComments(0) グリーンツーリズム | 本・CD・映画などのレビュー

2025年07月10日

☆★田植えから1か月の田んぼ

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<7月8日の田んぼ>


  「田んぼオーナー」のみなさん、毎日暑いですね。

  6月8日にみんなで田植えしてからちょうど1か月の7月8日の田んぼの様子をお知らせします。

  人間でいうと、小学校高学年ぐらいの感じに育ってきました。

  お近くの方は、イネに足音を聞かせてあげてください。


happajuku at 05:00|PermalinkComments(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2025年07月08日

☆★あたたかな励ましに思い出した白山

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<白山「室堂」で見た夕焼け(2015年)>


  事故の後、気持ちがへこんでいますが、「葉っぱ塾」のお客様から励ましのメご連絡をいくつかいただきました。

  それらの一つひとつに励まされています。

  その中に、7月4日から7日にかけて、「葉っぱ塾」でつながった山友さんと白山に行ってきましたとのメッセージがありました。

  「葉っぱ塾」の山の講座をきっかけに、知らなかった人が繋がって、生涯の友となって楽しんでおられるのですね。

  「私が葉っぱ塾で得たものの一つに『人の縁』があり、大きな部分を占めています」とメッセージにありました。

  このブログを振り返ってみましたら、白山最高峰、御前峰に立ったのは2015年7月末のことで、すでに10年経っていました。


   ※2015年8月1日第1信

   ※2015年8月1日第2信

   ※2015年8月2日第1信

   ※2015年8月2日第2信

   ※2015年8月3日



happajuku at 08:07|PermalinkComments(4) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2025年07月05日

☆★事故の報告と当面の対応

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<蒸し暑い夜明けの空>


  「葉っぱ塾」の活動の中で重大な事故が起こってしまいました。

  お亡くなりになられたゲストのご冥福を心からお祈り申し上げます。

  また、多くの皆さまにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。

  4日、ご葬儀に参列して参りました。

  ご家族、ご親族の皆さまに心からのお悔やみを申し伝えて参りました。

  事故当日懸命に救助にあたってくださった消防、警察、長井山岳救助隊などの関係者の皆さまと、当日一緒に参加されたゲストの皆さまのサポートに心から感謝申し上げます。

  「葉っぱ塾」の活動は当面休止することといたします。

  事故後の諸対応や、今後の再発防止についてしっかりと取り組みたいと考えております。

  いろいろな方々から、ご心配、お気遣いのメッセージをいただいております。

  一つひとつにご返信ができない場合もありますが、状況をお察しいただき、どうぞご容赦くださいますようお願い申し上げます。


happajuku at 07:00|PermalinkComments(2) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2025年06月28日

☆★女性登山家田部井淳子さんを演ずる小百合さん、のんさん

「てっぺんの向こう・・・」
<新作のチラシ>


  田部井淳子さん(1939年〜2016年)は福島県出身の登山家です。

  女性としては世界で初めて、エベレストと七大陸最高峰に登頂した方と言えばおわかりの方も多いかと思います。

  その田部井さんを主人公にした映画『てっぺんの向こうにあなたがいる』が、今年10月に公開されます。

  田部井さんを演ずるのは吉永小百合さん、そしてその青年期を若手ののんさんが演じるとのことです。

  吉永さんにとっては124作目の作品となるそうです。

  制作の様子も、完成報告会見の様子もYouTubeで公開されていますので、いろいろ探してみてください。

  一つだけ動画のリンクを貼っておきます。


   ※完成報告会見動画


  登山家が主人公となれば、山での撮影もあったわけですし、エベレスト登頂の様子の撮影ともなれば、雪山にも登られたのでしょう。

  会見の中で「生まれて初めてピアスの穴を開けた」と吉永さんが述べておられました。

  そのピアスは田部井さんが付けておられたものだそうです。

  年齢を感じさせない吉永さんの魅力があふれる作品になっていることを期待しています。

  10月が今から楽しみです。


 




 ※「葉っぱ塾」2025年登山行事

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 ☆こんなことできます「葉っぱ塾」2025

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2025年06月27日

☆★庭の「ガクアジサイ」はエゾアジサイ?

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<庭のガクアジサイ>


  梅雨の時期の花といえばアジサイです。

  わが家の庭にはてまり型のアジサイも何株かありますが、庭の隅に咲いているガクアジサイが好きです。

  美しい青色の花を毎年咲かせます。

  と、ここまで書いて手元にある『日本の樹木』でガクアジサイを検索してみると、分布域が房総から西の太平洋岸が自生地であるとなっていました。

  その次のページをめくるとそこにはエゾアジサイが載っています。

  こちらは北海道や東北も分布域です。

  ずっとガクアジサイだと思っていたものは実はエゾアジサイを庭木として植えたものなのかもしれません。

  ガクアジサイの花言葉を調べてみると「謙虚、控えめ」などとありました。

  大きな樹木の下の日陰に咲いている風情にはぴったりの花言葉ではないでしょうか。

  もう少しアジサイの季節が続きます。


 




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2025年06月26日

☆★昭和の扇風機まだ活躍中

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<わが家最古の扇風機>


  梅雨の真っただ中だというのに、時折晴れると33℃もの気温の日があったりします。

  「灯油を使い切ってから」などと石油ストーブを出したままだったのに、たまらずに扇風機を出してきました。

  いちいち持ち運ばなくてよいように、いくつもあるということですが、昨年一つ動かなくなってしまい、そのピンチヒッターが写真の扇風機。

  屋根裏から降ろしてきました。

  持ってみてあまりに重いので、ヘルスメーターで測ってみたら6.7kgもありました。

  わりと新しい、といってもかなり使ったほうは、3.3kgでした。

  ひっくり返して底面の製造型番を見つけ、試しにと思ってインターネットで検索してみたら、1961(昭和36)年にナショナルから販売されたものだと出てきました!

  ナショナルなんてわからない人も多いかもしれません。

  パナソニックの前身です。

  私がまだ小学校の2年生か3年生の頃のものだということです。

  わが家には1973年製の電子レンジというのも現役ですが、昔のものって、壊れないのですね。

  もうしばらく、大切に使うことにします。


 




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2025年06月25日

☆★黒田三佳さん新著『森とかてもの』が面白い!

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<『森とかてもの』表紙>


  「かてもの」という言葉を聞いたことはありますか?

  「糧になるもの」という意味です。

  また、米沢藩第9代藩主の上杉鷹山が、凶作に備えるために編ませた食の手引書の名前でもあります。

  このたび、米沢にお住いの里山ソムリエ、黒田三佳さんが『森とかてもの』(山形会議パブリッシング発行 税込み¥1980)という本を出版されました。

  黒田さんが2022年に出版された『森に暮らす』については以前のブログ記事としてもアップしたことがありますが、今回の本はその姉妹編とも言えるものです。

  黒田さんは東京のお生まれで、米沢に移住されたのは今世紀になってから!

  そんな黒田さんが、鷹山公の『かてもの』を現代に蘇らせたような内容になっています。

  目次を開くと、まるで植物事典のように、山野に生える植物の名前が五十音順に並んでいます。


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<ツユクサのページ>


  たとえばツユクサのページを開いてみます。

  ツユクサをさっと茹でて、オリーブオイルと醤油をかけて食べる、なんて書いてあります。

  また、ツユクサの美しい青色を塩に移して「ツユクサブルーソルト」ですって!

  遊び心があってなかなか楽しい本です。

  また、5月に米沢市関根にオープンした「山里マガーリ」の高須シェフとソムリエの綿谷さんとの対談も載っています。

  「かてものは和食だけでなくイタリアンやスィーツにも合います」なんて書いてあるので、自分でも試してみたくなります。

  1冊いかがですか?


 




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2025年06月24日

☆★田植えから2週間、夏至の日のイネたち

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<「夏至」の田んぼ>


  「葉っぱ塾」の田んぼでは6月8日に田植えを行いました。

  あれから2週間経った6月21日夕方、登山の帰り道で田んぼに寄ってきました。

  あの日植えられた苗は頼りなげで泥の上にわずかに緑の葉っぱが見えているだけだったのですが、この日は水面上に10センチほど伸びた葉っぱが風に揺れていました。

  「田んぼオーナー」に取り組み始めた頃、今は亡き大先輩、地元の田畝弘さんから「イネは人の足音を聞いて育つ」ということを教えていただきました。

  これから稲刈りまで100日あまり。

  暑すぎないだろうか、雨は適度に降るだろうか、台風は来ないだろうか。

  心配事は尽きませんが、できるだけ間を置かず、田んぼを見に来たいと思います。

  あと2週間ほどでトンボの羽化が始まります。

  「田んぼオーナー」の皆さんも見に来てくださいね!


 




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2025年06月23日

☆★『giinika』第9号が届いた!〜特集は「遊びと仕事と人権」

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<『giinika』第9号表紙>


  ❝ 山形の「つくる」を見つめる ❞ というキャッチフレーズが掲げられた小冊子『giinika』は、山形市にお住いの井上瑤子さんが2021年春に創刊されたものです。

  その第9号ができました、と先日お届けいただきました。

  県内各地を巡り、多くの方々にインタビューし、それをご自身で文章にまとめられ、編集して印刷屋さんに出すまでを、全てお一人でなさっておられます。

  この前号の第8号に「葉っぱ塾」のことや私の伯父の戦争体験のことなどを取り上げていただいたのでしたが、今号の特集は「遊びと仕事と人権」というものでした。

  この冊子の創刊号から「保育園とわたし」というコラムを書いておられるのが、「たつのこ保育園」で園長をしておられる太田二三枝さんですが、今号には太田さんとそのまわりで子どもたちの日々の遊びに関わっておられる方々に視線が注がれています。

  この保育園を立ち上げた阿部さんも巻頭の記事に登場されていましたが、太田さんも阿部さんも、「葉っぱ塾」の山行事の参加者でもあります。

  毎号感心することは、取材がものすごく丁寧だということです。

  新聞社の取材では、まず記者さんの頭の中に「ストーリー」があって、それに沿って記事が書かれることがほとんどです。

  それだと、こちらで答えたことと微妙にニュアンスが異なって記事になることもあるのですが、井上さんの書かれたものにはそしたところがないと感じます。

  県内の主だった書店などで販売されていますので、「ジィニカ、置いてありますか?」と尋ねてみてください。


 




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2025年06月22日

☆★アサギマダラ舞う稜線を「奥の院」へ!〜初夏の村山葉山

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<「葉山市民荘」前で準備中>


  6月21日は二十四節気の「夏至」でした。

  この日「葉っぱ塾」では村山葉山への登山を行いました。

  何度か「葉っぱ塾」の行事に参加くださった方に混じって、今回は大阪から参加くださった女性がいらっしゃいました!

  かつて出羽三山の一つだった村山葉山に興味を持ち、インターネットで様々探して「葉っぱ塾」のこの日の登山に申し込んでくださったとのことでした。

  7名の参加者と「葉山市民荘」前の駐車場を出発したのは7時45分ごろでした。


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<なぜラショウモンカズラ?>


  この日、山形県内陸部は気温が32℃ぐらいまで上がる予報でした。

  標高750メートルほどの市民荘の朝の気温は22℃ほど。

  山には雲がかかって直射日光はほとんどなかったのですが、それでも汗を絞られるように畑コースを登りました。

  森に入って間もなく、ラショウモンカズラを見つけました。

  平安京の羅城門に鬼が棲み、渡辺綱(わたなべのつな)が成敗に向かい、切り取った鬼の腕にこの花の形が似ているというのだそうですが、昔の人の想像力の何とたくましいことでしょう。


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<ギンリョウソウ!>


  ブナの二次林の中ではギンリョウソウがあちこちに顔を出していました。

  ブナの森の豊かな腐植土壌に全ての栄養を委ねることにして、進化の途中で葉緑体を捨ててしまったイチヤウソウの仲間です。

  この登山道の途中で東根市方向の展望が開けるはずの場所があるのですが、雲が立ち込めていて、展望がききませんでした。


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<稜線はゴゼンタチバナ真っ盛り!>


  標高1350メートル付近で稜線に出ます。

  このあたりは「お花畑」と命名されていますが、さすがに春の花々は終わりかけ、初夏の花々に移行していました。

  ゴゼンタチバナの見事な群落が登山道わきのいたるところにありました!


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<葉山山頂でみなさんと>


  3時間半近くかかって私たちは標高1462メートルの葉山山頂に立ちました。

  「やまがた百名山」はもちろんですが、「東北百名山」にも選定され、山頂の三角点は「一等」です。

  前の年の秋にこの山に来た時の参加者がお一人いらっしゃいました。

  その時は、団体の登山と重なってしまい、途中で「渋滞」に巻き込まれ、「奥の院」は諦めて下山したのでした。

  それでこの日は「奥の院」へ行くことが目的の一つになっていました。

  その途中、アサギマダラが私たちの前を舞っているのを見つけました!

  今年初めて見ました。


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<「奥の院」のミヤマオダマキ>


  山頂から「奥の院」までは15分ほど。

  私たちは出発して4時間ほどかかって到着しました。

  ここには葉山神社の祠が建てられています。

  あちこちにある「葉山」に共通するのは、山岳信仰の山であり、山頂に祠が立っていることです。

  そこで昼食休憩をとり、私たちは下山を開始しました。

  下山途中に雲が取れないかなと期待していたのですが、間近にあるはずの月山はついに姿を見せてくれませんでした。

  しかし、所々で東根市や山形市方向の展望が開けるひょうになっていて、午前中よりも雲が高くなったことがわかりました。


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<下山路で見つけた5枚葉ツクバネソウ>


  下山路では5枚葉のツクバネソウを見つけました!

  通常4枚葉のこの花ですが、まれにこういうものがあるのです。

  四葉のクローバーみたいなもので、何かいいことがあるかもしれません。

  午後3時半ごろ無事「市民荘」前に下山。

  水温8℃の「長命水」で顔を洗い、持参したペットボトルに水を汲みました。

  この日皆さんと見た花々を思い出す限り列挙しておきます。

  アカモノ、イワイチョウ、ウラジロヨウラク、エンレイソウ、オオカメノキ、オオバキスミレ、オオハナウド(畑集落内)、オククルマムグラ、キジムシロ、ギンリョウソウ、ケナシヤブデマリ、ゴゼンタチバナ、サラサドウダン、サワハコベ、サンカヨウ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、ズダヤクシュ、タニウツギ、タニギキョウ、タムシバ、チゴユリ、ツクバネソウ、ツバメオモト、ツマトリソウ、ツルアジサイ、ツルシキミ、ナナカマド、ニガナ、ニリンソウ、ハクサンチドリ、マイヅルソウ、マルバシモツケ、ミツガシワ、ミツバオウレン、ミヤマオダマキ、ミヤマカタバミ、ミヤマキケマン、ミヤマスミレ、ムラサキヤシオ、ヤグルマソウ、ユキザサ、ラショウモンカズラ。

  蒸し暑い中、ご参加ありがとうございました。


 




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happajuku at 07:00|PermalinkComments(0) 山旅の報告 

2025年06月21日

☆★週末保養13年の記録、「森の休日、森の思い出」完成!

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<完成した「森の休日 森の思い出」表紙>


  東日本大震災とそれに伴う原発事故で、思うように外遊びができない状況に置かれてた福島の子どもたちのために、「葉っぱ塾」らしいやり方でお手伝いができないか。

  そんな思いから、「森の休日」と名付けた週末保養を朝日町の「Asahi自然観」をお借りして取り組み始めたのは、震災から1年余りが経った2012年5月のことでした。

  「葉っぱ塾」のつながりで、「ボランティアする私たちを支えてください!」と震災直後から呼びかけていた「葉っぱ塾ボランティア支援募金」への協力要請を継続することで、その全ての経費を賄ってきました。

  13年間継続した「森の休日」は通算で112回の開催を数えました。

  昨年11月の回を最終回としたのですが、これだけ続けてきた取り組みのことを何らかの記録に残したいと考え、資料集を作成するべく多くの皆さんのご協力を仰いできました。

  福島から参加されたみなさんや、ボランティアで「森の休日サポーター」として関わってくださった方々に原稿をお願いしました。


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<最後の「森の休日」お見送り>


  また、「森の休日」の取り組み内容がわかるような資料、ボランティア支援募金のまとめなど、多面的なものを中に盛り込みました。

  「写真が入ったらいいなあ」と思いながら、膨大な写真を前に二の足を踏んでいた私に助け舟を出してくれたのは、学生時代からこの取り組みに参加し、現在はテレビ局勤務の若者でした。

  このたびようやくその資料集が形になりました!

  福島原発の事故はまだ進行中であるのに、この取り組みを終えることに、心残りがないわけではありません。

  ただ一方で、「この小さな葉っぱ塾が、よくぞここまでやってきた!」と自らを褒めたい気持ちもあります。

  関わってくださった多くの皆様にこの場でも感謝をお伝えし、しばらくこの資料集の発送に注力しようと思います。


 




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happajuku at 04:54|PermalinkComments(0) 週末保養「森の休日」 | 災害支援ボランティア

2025年06月20日

☆★ジャガイモの花と6月の異常な暑さ

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<ジャガイモの花>


  「馬鈴薯の 薄紫の花に降る 雨を思えり 都の雨に」と詠んだのは啄木でした。

  何年ぶりかでジャガイモを植えたのですが、薄紫色の花が咲いたのを見て啄木を思い出しました。

  まだ6月の下旬に入ったばかりだというのに、この猛烈な暑さはどうなっているのでしょう。

  ここ長井市では19日午後3時前に最高気温32.7℃を記録していました。

  サクランボ農家の方々も困っておられるのではありませんか?

  早く進み過ぎてしまう、と。


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<ストーブと扇風機>


  わが家ではまだ石油ストーブを片付けないでいました。

  そうしたらこの暑さ。

  たまらず扇風機を出しました。

  今は両者が同居しています。

  ネコはついこの間までは私のふとんの上で丸まって寝ていたのに、この暑さで、ひんやりしたところを探して寝ています。

  まったく勝手な奴らです。

  週間予報では22日から雨のマークが続いています。


 




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2025年06月19日

☆★悪路の林道越えてヒメサユリの祝瓶山へ下見山行

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<木地山ダムから見る祝瓶山>


  毎年のように6月に計画してきた「ヒメサユリの祝瓶山」。

  梅雨時でもあるため、2022年に実施して以降、本番が実施できていません。

  今年も予報が怪しいのですが、下見はしっかりとということで、18日に大村さんと一緒に行ってきました。

  地域おこし協力隊の渋谷さんも同行するとのことで、今回は3人で。

  朝のうち風がほとんどない時の木地山ダムから見る祝瓶山は、何度見ても秀麗です。


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<スノーブリッヂから冷風!>


  祝瓶山荘手前3キロあまりの林道は相変わらずの悪路。

  車の底を石にぶつけないように慎重に運転して進みました。

  4輪駆動車でないとやはり無理ですね。

  山荘前の駐車場には釣り人と思われる県外ナンバーの車が3台先着していました。

  駐車場を後に、まずは桑住平へ。

  途中で小さな沢を渡るあたりにスノーブリッジができていて、そこから冷風が噴き出していました。

  そこだけ別世界のような涼しさ!


P6182434
<倒木処理しながら進む>


  シーズン始まって間もなくということもあり、途中には倒木や落枝がたくさんありました。

  ノコギリ持参の大村さんに、切れるものは切ってもらい、私たちは拾っては登山道の外へと落枝を捨てながら進みました。

  そんなことで、ペースはさほど上がりませんでしたが、暑さもあったので、ちょうどよかったのかもしれません。


P6182436
<桑住平手前の徒渉>


  いつもの年なら飛び石伝いに渡れる桑住平手前の沢は、例年になく水量が多く、あちこち探しましたが飛び石は見つからず、結局靴を脱いで渡ることにしました。

  足を拭くタオルを持参しましょう。

  渡り終えるまでに足が痛くなり、温度計で水温を測ってみたら10℃でした!

  15日に登った白鷹山の大平登山口近くの水場の水温と同じでした。

  痛くなるのも道理です。

  この上流の沢にはまだたくさんの雪があるのでしょう。


P6182441
<咲いていたヒメサユリ>


  祝瓶山山頂に向かう東側からの尾根は急峻です。

  加えて雪や雪解け水で斜面の崩壊が一段と進んでいました。

  標高1000メートルの手前で最初にヒメサユリが現れました。

  雪が少なかった昨年は、20日に登ってもう終わりかけていたのでしたが、今年はこれからが本格的な開花を迎えるようです。


P6182452
<朝日連峰大展望!>


  標高1200メートルを過ぎたあたりからは両手両足を使って登ることになります。

  目印の赤ペンキもあちこち消えかけて、それを探しながら進みました。

  山頂直下には地元長井山岳会の方がロープを架けてくださっているのですが、なんとそのロープが支点ごと落下していました。

  カラビナが付いたそのロープの先端を持って急斜面をよじ登り、持参していたロープスリングで新たな支点を設置し、何とか使えるようにはしました。

  しかし、ここは十分気を付けて登るべき場所です。

  渋谷さんはこの場でドローンを飛ばし、山頂に向かう私たちを空から撮影していました。

  そのうちYouTubeにアップされるとのことです。

  山頂では朝日連峰の大展望が待っていました。

  霞があって、飯豊連峰や日本海ははっきりと見ることはできませんでした。


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<下山路で見た祝瓶山>


  山頂からいったん小国町側に下りますが、その尾根のヒメサユリはほとんどがまだつぼみでした。

  標高1200メートルあたりまで下ると、咲いているものが出始めました。

  この日の全ルートで雪はなくなっていました。

  念のためアイゼンとピッケルを持参したのでしたが、使う場面はありませんでした。

  下山しながらも倒木処理の作業は頻繁に行う必要がありました。

  アカハナのブナ林まで下りてくるとほっとします。

  祝瓶山荘に戻ったのは15時20分ごろ。

  木地山ダムの堤体では9時から16時まで工事が行われ通行止めと聞いていましたから、ちょうど通行止め解除となる時刻にここを通過となりました。

  アカショウビンの囀りがあちこちから聞こえてきました。

  さて、本番の天気はどうでしょう?

  帰宅して長井山岳会の佐藤会長さんにこの日の報告をしましたら、祝瓶山荘手前3キロあまりの林道の補修工事が来年実現するとの情報がありました。


 




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2025年06月18日

☆★モンベルから50周年記念のバンダナ届く

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<記念のバンダナ>


  少し時間が経ってしまいましたが、先日届いたモンベルクラブ会報に「付録」が添えてありました。

  モンベルの創業50周年の記念とのことでした。

  半世紀ですか!

  私がモンベル製品とのお付き合いが始まったのが1995年ごろでしたから、あれから30年です。

  今回の会報には、現社長の辰野岳史さんが、モンベルの看板商品と言っても過言ではない「ストームクルーザー(ゴアの雨具)」の歴史について語っておられました。

  私が今でも使っているものなので、興味深く拝読しました。

  私が使い始めた頃の製品は第3世代のもの、そして現在使っているのは第9世代のもの(最新のものは第10世代)なんですね!

  最近の雨具は手に取ってみるとずいぶん軽くなっているなあと感じます。

  山を歩く時、できれば雨具は着たくはないけれど、着なければならないときには、できるだけ心地よく着たいものです。

  東日本大震災での「アウトドア義援隊」の活動に際し、天童市の物資基地で、どこのどなかたも知らないで一緒に荷物運びしていたら、後でその方が辰野勇会長さんだったと知ってびっくりしてから、もう14年も経ちます。

  ともあれ、創業から半世紀、おめでとうございます!


 




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happajuku at 05:53|PermalinkComments(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 | 体験活動、講演、講義など

2025年06月17日

☆★「森の休日資料集」制作の最終段階、帳合い作業終了!

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<帳合い作業中!>


  2012年から13年間、昨年11月まで通算112回開催してきた「森の休日ですが、資料集の作成が最終段階までやっとたどり着きました。

  福島のみなさんや、ボランティアとして参加されたみなさんに原稿をお願いし、編集作業と印刷作業を私が少しずつ進めてきました。

  また、13年間の膨大な写真を厳選し、写真ページを編集、発注してくれたのは、大学生時代から「森の休日」に関わってくれた若者Yさん。

  私が一番不得意な分野をカバーしてくれました。

  その印刷されたページの帳合い作業を、6月14日に行いました。


P6142393
<念入りに点検>


  私がA4用紙表裏に印刷した用紙は36枚(72ページ)、加えて写真ページが5枚(10ページ)。

  合計で41枚の用紙を順番通りにそろえてゆく作業を「帳合い」というのです。

  1セットを試しに秤に乗せてみると、185グラム。

  一人がページの脱落や重複がないか点検したものを秤に乗せて最終点検。

  やはりそうした点検で見つかる「不良品」がいくつかあって、150セット揃え終えたのは作業開始から3時間あまり経ってからでした。

  もし一人でやっていたら15時間前後かかる計算です。

  週明けの16日、これを印刷屋さんに持ち込みました。

  すでに出来上がっている表紙を加えて製本してもらって完成です。

  作業の合間に、写真を見ながら、懐かしいこといろいろ語り合いました。

  参加くださったみなさん、お疲れさまでした。


 




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2025年06月16日

☆★白鷹山、奇跡の好天!〜「安全登山入門編2025」第1回実践登山

実践登山1−1
<朝の打ち合わせ(加藤ガイド撮影)>


  5月から始まった「安全登山入門編2025」は6月12日に第2回の講座を終え、15日は初めての実践登山を白鷹山で行いました。

  前日からの雨が、朝、私が家を出る時まで降っていました。

  その段階での予報では雨は9時前にはあがるものの、その後は曇りとのこと。

  白鷹山に行けないような雨の場合を想定して、「県民の森」の遊歩道などを使っての第2案を準備していました。

  しかし何ということでしょう、「県民の森」の駐車場でみなさんが集まってくるのを待つうちにどんどん天候が回復してゆきました!


P6152416
<おまじないのサングラス>


  雨の心配があるときの私の「おまじない」というのがサングラス。

  これが必要なぐらいのお天気になってというつもりで持参していたら、奇跡が起こり、ほんとうにそんな青空が広がってゆきました。

  結局この日は嶽原登山道から白鷹山を目指すこととし、予定通りに出発!

  歩く時のペースの作り方、咲いている花、山菜、木々の葉っぱなど、様々な楽しみについても学んでいただきながらゆっくりと歩きました。


P6152401
<沢の所で現在地確認!>


  この日のテーマの一つは、現在地確認しながら歩くことです。

  街中で、コンビニや郵便局、バス停、公共施設などが目印になるのと同様、山の中にも「今いるのはここ!」と断定できる場所がたくさん存在します。

  例えば登山道が沢を渡る場所もその一つです。

  道路だったら橋を架けてしまうのですが、それができない山中では、沢の所で登山道が山側に食い込み、その結果折れ曲がりが生じています。

  「あ、地図の中で道が曲がっている所がこの場所か!」と確認しながら歩きました。


実践登山1ー2
<スリングの使い方の一例(加藤ガイド撮影)>


  およそ2時間ほどかかって白鷹山山頂に到着。

  天候は回復していたものの、大朝日岳や月山の方角には雲があって展望がなかったために、アメダスレーダーの展望地には行かないことにし、その分ゆっくりとランチ休憩できました。

  午後は大平登山口目指して下りるのですが、最初に急な石段があります。

  この場所でテープスリングの使い方の一つをご紹介しました。

  これ1本持っていると、様々な使い方ができます。


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<ケガ対応を実践>


  下山時の重要なテーマが、ファーストエイドの実践でした。

  4つに分けた各班に、あらかじめグループで使えるグッズを渡しておき、分担してザックに入れていただいていました。

  手首のケガと足首のケガとを想定し、対処していただいたのです。

  山では、不十分な装備であることが多く、緊急事態が発生すれば、動転してしまいがちです。

  こういうことを実際に体験しておくだけで、役に立つかもしれません。

  そんな場面がないことが一番であることは言うまでもないことですが。


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<「大鷹ブナ」でみなさんと>


  下りでは山形市内の展望が素晴らしい場所があります。

  朝は雲もあったのですが、午後の時間帯ではすっきりした眺望が広がっていました。

  「あれが山形県庁、あの黒々としたところが霞城公園」などと語り合いながら眺めました。

  「大鷹ブナ」に着く頃には、みなさんのチームワークも一段と深まっていました。

  無事に下山し、「県民の森」駐車場でふりかえりの会をもちました。

  書いていただいたアンケートからいくつかご紹介します。


   ☆いつも下ばかり見てもくもくと歩いていました。こんなにゆったりと山を楽しめたのは初めてです。いろいろ教えてもらえて良かったです。

   ☆山野草から山菜から山のことなど、様々なお話が聞けて楽しかったです。また救助の実践も実際に体験することことが大切だとわかりました。

   ☆今回は雨予報だったので雨の備えだけ考えてしまって、暑くなったときの備えが足りていなかったと気づきました。



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<間近で見たホウノキの花>


  今回みなさんと見た植物や動物など、思いつくまま列挙しておきましょう。

  <植物> アオキ(赤い実)、アイコ(ミヤマイラクサ)、アカミズ、ウラジロヨウラク、ウルシ、オオナルコユリ、クジャクシダ、ケナシヤブデマリ、コシアブラ、ゼンマイ、タムシバ(いい匂い)、ツクバネソウ、ヒトツバカエデ、ホウチャクソウ、ホウノキ、ミズバショウ、ヤグルマソウ、ヤマウコギ、ヤマツツジ、ヨツバヒヨドリ、ラショウモンカズラ(紫の花)、ワラビ、


  <動物> アサギマダラ、ウグイス、エゾハルゼミ、オトシブミ、ツキノワグマ(クマ剝ぎ)、ツツドリ、ホトトギス、ミソサザイ、ヤマナメクジ


  今回の実践登山で、「山でしか学べない」ことがたくさんあったと思います。

  これをそれぞれの今後の登山に生かしていただけたら、ガイド冥利に尽きます。

  ご参加ありがとうございました。


 




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2025年06月15日

☆★久々にくっきりした晴天、村山葉山へ!

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<「小僧森」から月山展望>


  6月13日はガイド仲間の小さなツアーのサポートの予定がキャンセルとなって空いてしまいました。

  しかし、朝から「皐月晴れ」!

  こんな日に山に行かないのはもったいないと、用事を済ませてから向かったのは村山葉山。

  6月21日に「葉っぱ塾」で登山の予定がありますので、ちょうどよい下見となりました。

  遅めの出発になったので、この日は「小僧森」までと決めてスタート。

  そこで待っていたのは月山の大展望でした!


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<まだタムシバ!>


  標高1350mほどの「お花畑」あたりは雪はありませんでした。

  しかし、消えたばかりと見えて、タムシバやミツバオウレン、ショウジョウバカマなど、雪解けまもなくに咲く春の花々が真っ盛りでした。


P6132365
<咲いていたアオイちゃん>


  「小僧森」への登りでシラネアオイを見つけました。

  日光の白根山に因んで名づけられた花です。

  図鑑には生育地は深山とあるように、なかなか里山では見られない花です。


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<鳥海山、見えた!>


  この日の「小僧森」からは鳥海山がはっきりと見えました。

  このところ、空気が濁っていて、晴れていても遠望がきかなかったのですが、前日の雨で空気が洗い流されたのかもしれません。

  鳥海山は北北西約70キロほどの距離です。


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<朝日連峰展望>


  下りにかかると、その途中で朝日連峰が見える場所がありました。

  左寄りの黒っぽい山が大朝日岳です。

  中岳から西朝日岳にかけての稜線はまだまだ雪が多く残っているようです。
  

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<1200m付近の雪田>


  「畑(はた)コース」上では何か所か雪田がありましたが、標高1230メートルあたりのものが一番大規模に雪が残っていました。

  しかし、地元の方でしょうか、マーキングのテープをつけてくださっているので、道がわからなくなるようなことはありません。

  ここは次週でも雪が残っているかもしれません。


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<咲き残りのサンカヨウ>


  林道が近づいてきたあたりはニリンソウが賑やかに咲いていましたが、登るときにはそれらに紛れて見逃していたサンカヨウを見つけました。

  そこ以外はもう花を終えて実をつけていたのです。

  「葉山市民荘」まで戻り、管理人さんに挨拶をし、車に積んできたペットボトルに「長命水」を汲んで帰りました。


 




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2025年06月14日

☆★「山での危険と安全について」を学ぶ〜「安全登山入門編2025」第2回

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<まもなく開講!>


  5月から始まった「安全登山入門編2025」は6月12日に第2回目の講座でした。

  月の暦では「皐月十七日」だったこの日は、朝は曇っていたものの、昼前からは気持ちの良い「皐月晴れ」となりました。

  この回のテーマは「山での危険と安全について」でした。

  登山は楽しく安全でありたいものですが、期せずしてトラブルに巻き込まれることもけっしてないとは言えません。

  2023年の警察庁の統計によれば、全国で発生した山岳事故の件数は3126件で、死者・行方不明者の数は335人にものぼっています。

  万が一の事態に備えることは、全ての登山者に求められることはいうまでもありません。


P6122348
<集まって学びあう>


  この日の講座では、起こらないようにする努力と、起きてしまってからの対処の両面を学んでいただきました。

  まずは事前準備や情報収集が大切であること。

  そして、帰宅するまで集中力を切らさないように努めることです。

  起きてしまってからの対処では、「マイファーストエイドキッド」を必ず持参することとして、今後使える小さなセットを作っていただきました。

  それに何を加えてゆくのかは、これから受講者各自に任されることになります。

  救急用具の全てをザックに入れてゆくことはできませんので、季節、天候、人数、登る山の難易度などによって工夫を加える必要性があります。

  6月15日に実践登山を予定しているのですが、そこで実際に現場でトレーニングしてもらおうと考えています。

  予報はあまり良くないのですが、それもトレーニングにはかえっていいかもしれません。


 




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2025年06月13日

☆★新しいパソコン、よろしく!

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<データ更新作業中>


  パソコンは、今や生活に欠かせなくなった道具の一つですが、私にはずっと「ブラックボックス」であり続けています。

  これまで使っていたパソコンの動作が遅くなり、作業に支障をきたしていました。

  東日本大震災のときにつながった東松島市のKさんからそのパソコンを購入したのはもう8年前のことでした。

  パソコンのことをお仕事にしておられるKさんに先日、新しいパソコンの購入をお願いしていました。

  6月11日に、久しぶりに東松島に行ってきました。

  これまでのパソコンからのデータ更新の作業をお願いしたのです。

  わけがわかりませんが、Windows11になったそうです。


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<薄く軽く速い!>


  夕方自宅に持ち帰り、蓋を開けてまず大変!

  電源ボタンがない!

  今までのパソコンはキーボードの左上にあったのですが、新しいものは、キーボードのボタンの一つになっていたのにしばらくして気が付き、めでたく電源オン!

  WiFiの設定は何とか自分でやれたものの、プリンターとの連携作業は遠隔でKさんにやっていただく始末。

  薄くて、軽くて、動作が速いパソコンの設置が完了しました。

  まだ慣れないのですが、このブログ記事が、新しいパソコンでの初仕事です。

  この先数年? よろしく!


 




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2025年06月12日

☆★美しい水田の風景、いつまでも!

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<6月9日の夕暮れ>


  このところ、空気が濁っています。

  何だか霞がかかったように遠くの山々が霞んで見えるのです。

  ただ、こんな時の朝夕は、空が赤く染まることが多いものです。

  6月9日の夕方も西の空が赤く染まりました。

  カメラを持って急いで外に出て、見通しの良いところまで小走りに行ってみると、太陽が沈んで間もない西の空が焼けていました。

  その空の赤が、手前の田んぼの水に反映していました。

  最近はこのあたりの田んぼでも休耕田が増えてきています。

  子どもの頃は、うるさくて眠れないほどのカエルの大合唱が聞こえた田んぼでしたが、最近はそれほどでもなくなりました。

  夏のホタルはすっかり見なくなりました。

  田んぼに風景が逆さに映るのがいつまでも見られますように。


 




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happajuku at 07:00|PermalinkComments(0) 里山歩き 

2025年06月11日

☆★和洋調度の調和が素敵!〜「山里マガーリ」行ってきた!

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<「山里マガーリ」外観>


  3月末に長井を訪ねてくださったお二人が5月10日に開店された「山里マガーリ」にようやく開店からちょうど1か月後の6月10日に伺ってきました。


マガーリ開店
<開店案内のチラシ> 


  米沢市の関根という地域は、奥羽線米沢駅から一つ福島寄りの駅の「JR関根駅」周辺です。

  米沢の市街地を抜けて南下し、いよいよ山に入るぞというあたりに「山里マガーリ」はありました。

  東京行きの新幹線に乗って関根駅を過ぎてまもなく、左下に見えるはずです。

  長井からは車で50分ほど。 


P6102326
<玄関の開店祝いの花>


  大きな古民家は昔はこの地の庄屋さんの家だったそうです。

  素敵な玄関を入ると、開店祝いのコチョウランがまだあちこちに。

  ここに開店されたお二人の人脈の広さの現れでしょうか。


P6102333
<和洋の調和>


  ダイニングはもちろんテーブル式ですが、室内の調度は和洋がほどよく調和したものでした。

  この屏風は長井のあるお菓子屋さんからもらったものだとお聞きしてびっくり。

  捨てる神あれば、拾う神ありですね。


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<オードブル>


  地元の食材をふんだんに生かした料理は一つ一つが宝石のようでした。

  もちろん味も格別。


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<パスタその2>


  メインのパスタは、最初に5種類から2種類を選べます。

  地元のウコギなどがパスタに練り込んであったりして、ほんとうに、「どこにもない」お食事なのです。

  デザートとコーヒーまで付いて税込み4000円は、納得の価格です。

  高級旅館で有名な「時の宿すみれ」は歩いて2分ほどのところ。

  そこを目指しておいでになるのもよいですね。


 




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happajuku at 05:22|PermalinkComments(0) グリーンツーリズム | 山形県・長井市内名所案内

2025年06月10日

☆★初めての高畠で「第7回 広い河の岸辺コンサート」! 無事終了

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<前半のステージ>


  3月上旬にダイレクトメールの発送作業をして3か月。

  第7回目となる「広い河の岸辺コンサート」を高畠町の「浜田広介記念館」ホールで6月8日午後、開催しました。

  2017年に第1回目を開催し、20年、21年のコロナ騒動での休止を挟んでの開催でした。

  これまで、長井市、飯豊町、白鷹町、山形市での開催でしたが、高畠町での開催は初めてのことでした。

  ダイレクトメールをお送りする時に心配したのは、宛先に高畠町の方があまりいらっしゃらなかったことでした。


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<満席の会場風景>


  藁にも縋る思いで「葉っぱ塾」の山のお客様や、味噌づくりのお仲間に声をかけてチケットをお預りいただいていたのでしたが、これが予想以上に大きな力となったことはほんとうにありがたいことでした。

  会場は「満席」でした。

  公演前日までの入場券の販売数がおよそ100枚だったので、当日先着したスタッフとやぎりんがプラスαを見込んで並べた椅子の数が115脚。

  まあ、満席に見えるように椅子を並べたということなのですが・・・。

  10日ほど前までは「60〜70人ぐらいかな?」と思っていたのに、山形あるいは置賜特有なのかもしれませんが、1週間前から頻繁に連絡が届くようになっていました。

  チラシを配ったり、ダイレクトメールを出したりした効果が、やはりこうした時期に現れてくるのです。

  お客様は山形県内からはもちろんですが、福島、宮城などからもおいでくださいました。

  距離を厭わず会場に駆けつけてくださったこと、ほんとうにありがたいことでした。


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<後半の麻衣さんとやぎりん>


  今回の「やぎりんトリオ・リベルタ」は、やぎりんとアルパの藤枝貴子さん、ギターの清永アツヨシさん。

  お二人は山形公演の常連でもあります。

  今回もお二人の「熱」がお客様に伝わっていました。

  そして歌で登場されたのが今回初めて山形においでくださったソプラノの渡辺麻衣さん。

  麻衣さんとやぎりんの出会いは、コロナ騒動中のYouTubeだったそうです。

  やぎりんのことをまだ知らなかった麻衣さんが、やぎりん作詞の『広い河の岸辺』を動画で流していたのをやぎりんが見つけ、連絡を取り合うようになったとのこと。

  また麻衣さんは、これまで東京より北にはご縁がなく、今回初めて山形新幹線に乗られたそうです。

  「新幹線が田んぼの中をゆっくり走るので驚きました!」とのことでした。

  麻衣さんは、クラシックにこだわらず、様々なジャンルの歌を歌われています。

  そんなソプラノを「クロスオーバー・ソプラノ」と言うそうです。

  非常に明瞭な発声が、聴く人の心をしっかり捉えていました。


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<『りゅうの目のなみだ』>


  今回の会場「浜田広介記念館」は、高畠町出身で「日本のアンデルセン」とも呼ばれる童話作家、浜田広介に因んで建てられた施設です。

  今回の演目の中に浜田広介の作品『りゅうの目のなみだ』の朗読劇が取り上げられたのはそのことが理由です。

  朗読の河向貴子(かわむかい・とうこ)さんは、何人もの登場人物の声色を使い分けながら、見事にこの作品を演じられました。

  終演後、会場から出て来られた方の中には「目から汗が流れました」とおっしゃる方もありました。

  それだけ感動的な朗読であったということです。


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<出演者のみなさん>


  今回やぎりんは、高畠町内の小中学校全てに、自分の著書『わくわくオーケストラ〜音楽物語』を事前に寄贈し、チラシもそれぞれの学校に置いてもらうという涙ぐましい努力をしたそうですが、残念なことに、それが実を結んだとは言えない状況でした。

  学生券で入場したのはわずか2人だけでした。

  これは今回の高畠に限ったことではありません。

  テレビやインターネットからの情報が溢れるように流れている中で、子どもたちが生の芸術文化に触れる機会は極端に減っています。

  心が瑞々しいうちに、本物をぜひ味わってほしい。

  大人たちはそのことのために全力を尽くしてほしい。

  公共ホールのあり方についても考えさせられることが多い今回の公演でした。

  お忙しい中を足を運んでくださった皆さま、そしてチケットを広めてくださることにご尽力くださった皆さま、ほんとうにありがとうございました。


 




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2025年06月09日

☆★18回目の「田んぼオーナー」田植え、無事終了〜豊作願う

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<早朝から「ムカデ」登場!>


  2008年から取り組み始めた「葉っぱ塾田んぼオーナー」は、6月8日、18回目の田植えを行いました。

  折しも「令和の米騒動」の中でこの日を迎えました。

  私はこの日、午前6時過ぎに田んぼに出向き、「ムカデ」と呼ばれる田んぼへの「線引き」道具を使って、田んぼにマス目を引く作業をしました。

  苗を手植えする時に目安となる縦横の線を泥の中に引いてゆく作業です。

  幅10メートル、長さ120メートルの田んぼに線を引き終わるのに、2時間ほどかかりました。


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<作業は順調!>


  この日は当日体調不良で来れなくなった家族や、午前中運動会にあたっている家族などもあって、12オーナー中参加は9家族。

  埼玉や福島から参加のオーナーもいらっしゃいました。

  今どき、周囲を見渡しても、こんなふうに苗を手植えしている農家さんはありません。

  ただでさえ農家の高齢化や農業人口の減少が深刻になっているのですから、手間ひまかかる手植えなどしているわけにはいかないのです。

  田んぼをお世話くださっている遠藤さんは、「みなさんの手のぬくもりを感じたイネ」といつもおっしゃっています。

  そういう考え方を、子どもたちにしっかりと伝えたいと思うのです。


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<お疲れ様でした!>


  運動会を終えて午後から参加の家族の分、20メートル分を残し、田植えは11時過ぎに終了しました。

  この田んぼの西隣の田んぼは、他の農家さんの田んぼなのですが、そちらは「普通に」農薬や除草剤を使用する田んぼです。

  田んぼの畦道に生える草の種類が違っています。

  除草剤を使わない私たちの田んぼの畦道には、シロツメクサやオオジシバリが育っています。

  この田んぼで私たちのコシヒカリが育ってゆきます。

  準備した山菜汁で昼食を摂り、10月5日の稲刈りで再会することを約束してお別れとなりました。

  豊作になりますように!


 




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2025年06月08日

☆★ヒメサユリ咲いていた大境山〜大展望、春の花夏の花も!

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<用水路渡って出発!>


  1週間前に下見した小国町の大境山への登山を6月7日に行いました。

  加藤絵美ガイドと一緒に13人の方をご案内してきました。

  大境山は標高は1101メートルですが、登山口の標高が208メートルなので、単純標高差で900メートル、途中で沢に50メートル余り下っての登り返しがあるので、なかなか大変な山です。


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<おお! サユリさんだ!>


  下見の時に加藤さんと「ここはロープをかけたほうがいいね」と語り合った標高700メートル付近の急斜面は、雪はほぼ消えていましたが、荒れた斜面が露出していて、マーキングのテープや前回付けた赤布がなければ、どこが登山道かもわかりにくくなっていました。

  その場所を越えたあたりからなんとヒメサユリが点々と咲き始めていました!

  少し登った所に女性登山者が道に腰かけて食事をとっていました。

  「もう行ってきたのですか?」と尋ねると、「途中に雪があって戻ってきました」とのこと。

  いったん沢に下った所に雪がたまって雪田を形成していた場所から引き返したようでした。

  雪で登山道が隠されたその先がどこなのか、わからなかったのでしょう。


2026.6.7大境山(加藤)
<ここから県境尾根!(加藤さん撮影)>


  私たちはその雪田を越えていよいよ県境尾根へ。

  ここから先、山頂までは、右足が新潟県、左足が山形県ということになります。

  地図で山形県の形を見ると、日本海側を向いた人の横顔に見えるのですが、大境山は、「下あごのあたりにあるホクロ」みたいな位置にあります。

  その先でお一人が、「体調が良くないのでここで待ちます」とおっしゃいます。

  ご自分の体調を一番おわかりなのはご自身です。

  その方はここで1時間ほどお休みされたことで、帰りに合流した後は元気に下られました。


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<山頂でみなさんと>


  出発してから3時間40分ほど。

  私たちはようやく山頂に立ちました!

  雄大な飯豊連峰を背景にそれぞれ写真を撮り合い、また皆さんご一緒の写真も撮りました。

  空に霞があって、日本海ははっきりとは見えませんでしたが、間近にある朳差岳やそれに連なる飯豊連峰の展望に、みなさん大満足しておられました。


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<記念Tシャツトリオ>


  この日は「葉っぱ塾25周年記念Tシャツ」でご参加の方がお二人。

  私はもったいないので、山頂で着ようとザックに入れていました。

  それを着てトリオで記念写真を撮ってもらいました。

  他の方にうらやましがられたことは言うまでもありません。


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<下山途中、雪田で>


  下山途中、雪田の所で、途中待機されていた方も含めて全員で記念写真。

  ここは、登山口に設置してある案内看板に「水」と記載されている場所です。

  小さな沢を横切る場所ですが、かなり広い範囲で、しかも厚い雪に覆われています。

  ここの雪がなくなるのはまだかなり先になることでしょう。

  目印のテープや赤布を探して進んでください。


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<緑濃いブナの森>


  雪解けまもなくの所ではショウジョウバカマもまだ咲いていました。

  この日みなさんと見た花を思い出す限り列挙しておきます。

  アカモノ、イワウチワ、オオナルコユリ、オオバキスミレ、カタクリ、キクバオウレン、ショジョウバカマ、タムシバ、チゴユリ、ヒメサユリ、マルバアオダモ、ミツバオウレン、ムラサキヤシオ、ヤマツツジ、ユキツバキ。

  雪解け直後の花から夏の花まで見られたことになります。


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<カタクリとイワウチワ>


  ブナの森ではエゾハルゼミが鳴き始めていました。

  参加された皆さん、「思っていたより大変な山でした」とのご感想。

  しかし「飯豊の大展望は素晴らしかった!」とも。

  「葉っぱ塾」では10月にもこの山への登山を予定しています。

  紅葉の時期もいいですよ!

  参加された皆さん、ほんとうにお疲れさまでした。



 




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2025年06月07日

☆★今年は聞こえた、アカショウビン!〜熊野山で聞いてみて!

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<6月6日の夜明け>


  「やまがたアルカデイア観光局」の熊野山のツアーの追加開催が本日6月7日と8日になっています。

  その前日の6日、朝のジョギングに替えて一人で熊野神社前まで行ってきました。

  薄雲が広がって、日の出はどうかなと思ったのでしたが、何とか東の空が赤みを帯びて、散居集落の水田も光っていました。

  この日のトピックスは、神社前で日の出を待っていたらアカショウビンの鳴き声が聞こえたことでした。

  アカショウビンはカワセミの仲間で、冬は熱帯地方で過ごし、暖かくなると北上して日本にやって来る渡り鳥です。

  日本では深い森のある所で過ごすと言われています。

  熊野山のツアーでは以前もこの鳥の鳴き声を聞いたことがあるのですが、今年はこれまで聞いていませんでした。

  それがこの朝聞こえたので、何だかとてもラッキー!

  今日、明日のツアーでも参加者の皆さんにぜひ聞いていただけたら嬉しいです。

  街中ではけっして聞かれない鳴き声です。


 




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2025年06月06日

☆★やぎりんトリオ・カルテート・リベルタ×渡辺麻衣、川西・高畠公演明日、明後日!

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<川西、高畠公演チラシ>


  「やぎりんトリオ・リベルタ×渡辺麻衣」による川西、高畠公演が直前になりました。

  「葉っぱ塾」では6月8日の高畠町「浜田広介記念館」での公演を、2017年依頼継続してきた「広い河の岸辺コンサート」の第7回目と位置付けて取り組んできました。

  おかげさまで高畠公演は満席が近づいています。

  ご連絡をいただけますと、前売り料金で当日の受付にお取り置きしておきます。

  週末は好天の予報でもありますので、ぜひ足をお運びください。

  会場でお目にかかれますことを楽しみにお待ちしております。

   【連絡先】 葉っぱ塾 八木
       電話090-5230-8819
       happa-fy★dewa.or.jp
     (送信の際は★を@に変えてください。)


 




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2025年06月05日

☆★13年目の「和音」、玄関脇に見事に咲く

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<玄関脇のバラ>


  わが家の玄関脇にクリーム色のバラ「和音」やってきてもう13年にもなります。

  埼玉のKさんから送られた小さな背丈のものを軒下に植えたのが2012年でした。

  「和音」という品種のそのバラは、たいした世話もしないのにすくすくと育ち、毎年たくさんの花を咲かせるようになりました。

  しかも年に3回ほど花を咲かせるのです。

  晩秋に咲いた花は、雪が降り始めた頃まで残ることがあります。


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  バラは手入れが難しいと聞いたことがありますが、わが家では特段のことは何もしていません。

  ただ、背丈が高くなって、花の重さで傾いたりしたものに、支えの杭を打って、紐でしばっておくぐらいです。

  インターネットで調べてみると、バラには色別と本数別に様々な花言葉があるようです。

  クリーム色のバラは「和み」とのこと。

  「和音」という品種名はここからきたのでしょうか?


 




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2025年06月04日

☆★森山まり子名誉会長講演会、鶴岡で開催!〜森なくして人なし

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<講演会チラシ>


  私が会員になっている「日本熊森協会」主催の講演会が鶴岡市で開催されます。

  講師は初代会長で現在は名誉会長を務めておられる森山まり子さんです。

  「日本熊森協会」は、野生動物たちが安心して棲める森なくしては人間も生きてはゆけないと、全国で森林環境を守る活動の最前線に立って活動している団体です。

  ところがここ数年、日本の森林はメガソーラーや巨大風車などの建設のために、どんどん破壊されています。

  これでは野生動物だけではなく、私たち人間の生活基盤も失われてしまう危機に陥っていると言えます。

  山形県内でも実際にあちこちに太陽光パネルが設置されたり、風車建設のための道路が山を削ってどんどん設置されたりと、知らぬ間に進んでいることも目についてきました。

  平日の日中ではありますが、県内の皆さまでご都合のつく方はぜひ足をお運びください。


   ◆日 時 6月16日(月) 13:00〜15:00

   ◆会 場 庄内産業振興センターマリカ東館3階
        第2研修室
       (JR鶴岡駅前です。)

   ◆参加費 無料

   ◆事前の申し込みが必要です。
    (チラシ参照ください。)


happajuku at 07:00|PermalinkComments(0) 日本熊森協会関連 | イベントの紹介

2025年06月03日

☆★庭に咲く初夏の花々

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<オダマキの花>


  以前中庭にオダマキの花がたくさん咲いていました。

  しかし、草刈り機を使うようになって刈り払ってしまったからか、昨年は一輪も咲かなかったのです。

  今年、草刈り機の刃が届かなかった場所に2輪だけ咲いてくれました。

  また復活してくれると嬉しいのですが、どうなるでしょうか。


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<ハクウンボクの花>


  ハクウンボクはエゴノキ科の高木です。

  小さな白い花が下向きに鈴なりに咲き、花期を終えると樹下にたくさんの白い花が落ちてきます。

  今年は、地面に落ちた花を見てから咲いていたのに気が付きました。


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<カルミアの花>


  カルミアは「アメリカシャクナゲ」という別名があるツツジ科の常緑樹です。

  花が開くと傘のようにも見えます。

  またつぼみの形がまるでコンペイトウのようにも見える愛らしい形をしています。

  インターネットの情報では「低木」とありましたが、わが家のカルミアは3mほどの高さになっていて、雪囲いをしなくてもよいくらいです。


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<リシマキア・プンクタータ>


  わが家のこの花をもらってくださった南陽市のお友だちが、5月23日に「咲きました!」とフェイスブックに写真をアップしていたのがこの花です。

  ところがわが家で咲き始めたのは10日も遅れてからでした。

  この花は、はなれの軒下の一番遅くまで雪に埋もれていた場所にあるからなのかもしれません。

  昨年個体数が減ったように見え、花の咲き具合もあまり良くなかったのですが、今年は盛り返したようです。


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<勢力増したオルレア>


  畑の向かいの田んぼの畦道に1株だけ咲いていたこの花を、畑の隅に移したのが4年前。

  それからどんどん増えてきました。

  ドクゼリモドキとかレースフラワーなどという名前のものかと思っていましたが、どうやらオルレアで落ち着きそうです。

  他の雑草が繁茂するよりはいいかと放っておいたら、家の庭のあちこちに飛んで育っています。

  長靴や衣服に付着して種子が運ばれたのでしょうね。

  子どもたちや孫たちに、庭の木や咲く花の名前をしっかり伝えておきたいものだと考えるようになりました。


 




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2025年06月02日

☆★くっきりした散居集落、木の鼓動、ギンリョウソウ、最高のおもてなしの熊野山夜明けトレック

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<参加者を待つロッヂ>


  6月1日の「熊野山夜明けトレック」のガイドは私にとっては最後の日でした。

  前日はキャンセルもあって催行しないことになったのでしたが、雨が降ったのは午後3時過ぎから夜にかけてでした。

  今回は石巻市、仙台市、いわき市など、県外からのお申し込みもあり、天気予報による判断は早めにすることが必要でした。

  31日はあちこちで災害級の大雨になった所もあり、参加者の中には「これでも実施するのかな?」と不安に思われた方もいらしたようでした。

  しかし、私の判断は「1日未明の小雨は、ツアーを中止するほどにはならない!」。

  天気図で低気圧の動きや気圧配置を見ての判断でした。

  1日未明に「道照寺平スキー場」ロッヂに着いた時には、雲の隙間から星がのぞいていました!

  ただ、霧か小雨かわからないような雨粒がわずかにヘッドランプの灯かりの束をかすめるように漂っていました。


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<霧が晴れるのを待つ>


  そんな中を出発!

  私たちは結局雨具を着ることもなく、熊野神社前に到着しました。

  しかし、そこから見えるはずの風景は霧に遮られて目の前は真っ白!

  ところが何ということでしょう!

  コーヒーを飲みながら待っていると、明るさが増してゆくにつれて、神様の仕業でもあるかのように、すうーっとその霧が晴れてゆきました。

  さすがに太陽は顔を見せず、赤く染まる散居集落を見ることはできませんでしたが。


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<山頂で登山靴の華>


  電波反射板にも立ち寄り、北東方向の眺めを見ていただきました。

  この日参加した小学6年生のMさんは、「森の休日」にボランティア参加もしてくれた子ですが、そこから見える風景の中にお母さんのご実家があるということで、「あのあたり?」と探していました。

  その後山頂に進み、参加者9名、スタッフ2名の合計11名で、なかなか難しい「正11角形」の登山靴の華を作りました。


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<くっきり見えた南東方向>


  山頂展望台からは南東方向が見えるのですが、今年のこれまでのツアーの中では最もくっきりと散居集落を眺めることができました。

  足元に飯豊町、その向こうに川西町、そしてその奥に南陽市や米沢市。

  遠方の山々は見えなかったけれど、いわき市からの参加者の方には「この方角がいわき市ですよ!」とお伝えしました。


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<木の鼓動を聴く>


  しっとりと湿気を含んだブナの森を通る下山路で、この日は特別な体験をしていただきました。

  聴診器を持参していたので、ブナの幹にそれを当てて、中から何か聞こえるか試していただいたのです。

  山形県の歌人、清野弘也さんの短歌、「耳あてて 幹にみなぎる音を聴く 芽吹きのブナは一本の河」を紹介しました。

  本当に聞こえるかどうかは別にして、木も私たちも生きている仲間同士という思いを持っていただくことは大切なことです。


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<森の妖精ギンリョウソウ>


  下山路の途中で、ギンリョウソウを見つけました。

  熊野山で見たのは初めてかもしれません。

  薄暗い森の中だと、青白く光るようにも見えるこの植物は、イチヤクソウの仲間です。

  ブナの森の豊かな腐植土壌から生きる糧を得ることにして、光合成をするための葉緑体を持たないことに決めた植物です。

  進化の途上のどのような出来事が、その分かれ道を作り出したのでしょう?


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<ロッヂ前でのおもてなし>


  私たちは最後まで雨に降られることなくロッヂに戻りました。

  そこには、花が飾られたテーブルの上に、これでもかというほどのおもてなしの品々が並べられていました。

  「やまがたアルカデイア観光局」の芳賀さん、いつもありがとうございます。

  このツアーは6月1日で終わることになっていましたが、今年は雨で催行できなかった回も半分以上となったこともあり、急遽、6月7日(土)、8日(日)にも催行することで参加を受け付けています。

  観光局にお申し込みください。


 




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2025年06月01日

☆★90%だって降らないこともある〜青い散居集落を見る

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<街の明かり残る日の出前>


  前日の予報で、31日は雨90%。

  これで、お申し込みの方々がキャンセルとなり、31日は「熊野山夜明けトレック」は催行されないことに決まっていました。

  未明に目を覚ますと雨音は聞こえません。

  それで「こんな日はどんなものだろう?」と一人熊野山に向かったのです。

  午前4時過ぎに熊野神社前に着いてみると、まだ街中の街灯があちこち灯っていて、半夜景といったところでした。

  ステージに立っていると正面の東から風が吹いていました。

  この風だと、太平洋側は雨でもこちら側は雨は降らないというパターンです。

  いったん山頂に行ってみましたが、山頂に雲がかかってきて展望がなくなりかけたのを潮時に、下山を始めました。

  その日の天候によって見える風景はざまざまですが、それぞれがその時だけの風景だと思えば、曇りの天気も悪くないものです。


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<ゲレンデのマーガレット>


  明るくなってくるとホトトギスの囀りが聞こえてきました。

  せわし気なヒガラも鳴き始めていました。

  今年はまだアカショウビンの囀りが聞こえないのがちょっと寂しいです。

  ゲレンデに戻ってくると、マーガレットの白い花が風に揺れていました。

  「恋占い」、「真実の愛」という花言葉があるのですね。

  私がガイドする熊野山トレックは6月1日が最後ですが、「やまがたアルカデイア観光局」では6月7日、8日に追加実施することになったそうです。

  中止の回に申し込まれていた方も、ぜひご参加ください。


 




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2025年05月31日

☆★東北のマッターホルン、祝瓶山〜『マイタウンあさひ』連載エッセイ第15回

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<長井葉山から見る祝瓶山>


  毎月30日に一部地域の朝日新聞に折り込まれている『マイタウンあさひ』6月号には、祝瓶山のことを書きました。

  祝瓶山は長井市と小国町との境に位置する山で、「東北のマッターホルン」という異名を持つ姿の良い山です。

  「葉っぱ塾」では登山の体力レベルを4段階に区分していますが、この山は、日帰り登山であっても最高難度の「レベル4」にしています。

  毎年6月下旬のヒメサユリが咲く時期を狙って登山を計画していますが、梅雨時でもあるので今年はどうでしょう。

  6月25日はすでにキャンセル待ち、28日はあとお一人受け付け可能です。

  厳しい山ほど、登ったときの達成感は格別です。

  『マイタウンあさひ』が配布にならない地域の皆様はこちらからご覧ください。


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<「6月号コラム>


 




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2025年05月30日

☆★あなたも「ネイチャーゲーム・リーダー」になろう!〜養成講座山形会場ご案内

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<葉っぱでどう遊ぶ?>


  「葉っぱ塾」では “おとなも子どもも森で遊べ” をテーマとして様々な活動をしていますが、体験活動を展開する上でのスキルが重要になります。

  そのスキルの一つにシェアリングネイチャーがあります。

  「日本シェアリングネイチャー協会」が主催する「ネイチャーゲーム・リーダー養成講座」が今年も山形県内で開催されます。

  幼稚園や保育園関係者、小学校の先生、アウトドアで活動されている方々、お子さんを持つ親御さんたちなどが受講されると、きっとお役に立つ講座になると思います。


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<小学生の体験学習で>


  私は山形県内の2つのネイチャーゲーム地域の会に所属していますが、小学校の宿泊体験学習の際のプログラムの一つにネイチャーゲーム体験を取り入れていただくこともあって、出前指導に行ったりすることもあります。

  シェアリングネイチャーのアクティビティは数多く準備されていて、それを使う場も、必ずしも外である必要はありません。

  工夫をすれば、屋内でも実施できるアクティビティがたくさんあります。

  開催日は8月2日〜3日、会場は西川町大井沢です。

  要項は以下からご覧いただけます。


   ☆リーダー養成講座山形会場要項


  ご参加お待ちしています。


 




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2025年05月29日

☆★残雪の飯豊連峰大展望!〜大境山下見報告

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<歩き始めのシラネアオイ>


  6月7日に予定している小国町の「やまがた百名山」大境山(おおざかいやま)の下見を、サポートをお願いしている加藤絵美ガイドと、5月28日に行いました。

  本番とは間が空き過ぎていましたが、大雪だったこの冬のことを考え、残雪の状況を早めに把握しておきたかったのです。

  登山口から歩き始め、ブナの森に入ってまもなく、白花のシラネアオイが一輪だけ咲いていました。

  通常薄紫色の花なのに、いきなりこんな珍しい花!


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<残雪の急斜面>


  容赦ないほぼ直登の急な道を標高700メートルほどまで登ると、雪の急斜面が現れました。

  昨年10月に来た時に、下山でロープを使った場所の一つです。

  この日念のためとアイゼン、ピッケルを持参していたのは正解でした。

  万が一滑ったら、かなりの滑落は免れません。

  残雪の先の登山道を探しながら少しずつ前進。

  右上方を目指して登ってゆきます。

  この場所は雪がかなり薄くなっていたので、あと一週間ほどで消えるのではないかと判断しました。

  しかし、落石の危険もあるかなり荒れた斜面なので、雪が消えたとしても十分な注意が必要です。


2025.5.28大境山
<こんな風景見たかった!(加藤さん撮影)>


  県境尾根に上がっての平坦地にも雪があり、その先の登山道がわかりにくくなっていました。

  赤布を付けながら進みました。

  また、そこからいったん下ったあたりにもかなり厚い雪が溜まっていました。

  ここは小さな沢を渡る場所でもありますので、平坦な場所ではありますが、雪がもっと少なくなったら踏み抜き注意の場所です。

  山頂手前に池塘があるのですが、その部分には雪が大量に残っていました。

  ここは平坦地なので、アイゼンは不要です。

  眼前にはゼブラ模様の飯豊連峰が広がっていました!

  倉手山は飯豊連峰に近すぎて、飯豊の全体を見ることはできないのですが、ここは程よく離れているためか、飯豊本山から朳差岳までを一望できます。

  朳差岳は大境山の南南西およそ7キロの距離にあります。


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<山頂で記念撮影>


  そこから山頂までは一息。

  二人で記念撮影をし、軽く昼食を摂りました。

  遠景はやや霞んでいましたが、日本海に浮かぶ粟島が何とか確認できました。

  遠く朝日連峰も見えていた他、蔵王、吾妻、栂峰、そして磐梯山の頭がちょこっとのぞいていました!


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<圧巻の朳差岳>


  山頂からの朳差岳の眺めは圧巻です。

  また、朳差岳山頂から北に見てゆくと、この山の登山口の一つになっている大石ダムまでの「権内尾根」全体を眺めることができました。

  以前この尾根を日帰りしたという友人がいましたが、「長かったあ!」と語っていたのを思い出しました。

  見るからにそう見えました。

  春の花がたくさん咲いていましたが、下山時にヒメサユリの葉っぱを見つけました。

  まだ花芽はつけていませんでしたが、きっと6月中旬以降になると咲き出すのではないでしょうか。

  標高1100メートルほどの山ではありますが、なかなか手ごわい山です。

  「葉っぱ塾」の6月7日の登山はあと数名のご参加が可能です。

  詳細はこちらをご覧ください。


 




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happajuku at 07:00|PermalinkComments(0) 山旅の報告 

2025年05月28日

☆★ブナ芽吹き葉山山頂に到達!〜今年初の水汲み登山

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<ブナ芽吹き山頂到達!>


  5月11日の強風で「葉山山荘」脇のマツの木が倒れ、「葉山山荘が」破損したことを、長井山岳会の佐藤会長からお聞きしていました。

  先週、その倒木撤去作業が行われたとのことでした。

  その作業の記事で、「鉾立清水」も雪の下から解放され、水が汲めるようになったことを知り、5月26日、葉山に行ってきました。

  ブナの芽吹きは山頂にまで到達していました!


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<破損した山荘>


  「葉山山荘」の破損の様子です。

  小屋の西側に立っていたマツの木が倒れかかったことで、西側の軒先がV字型にへこんでいます。


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<倒れた木の方向から見る>


  倒れたマツの木の方向から写真を撮ってみました。

  もともとやや傾いて立ってはいたのです。

  しかし、根元から倒れたのではなく、木が途中で折れて、その上部が小屋に倒れこんだのです。

  生木が途中で折れてしまうほどの強風って、いったい風速はどれぐらいのものだったのでしょうか!

  今後、資材の運搬などで何かお手伝いができるでしょうか?


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<「鉾立清水」を汲んで下山>


  写真を撮っていたら、人の声がしました。

  「御田代」のほうから二人の男性がやってきました。
  
  月末に行われる地元の西根小学校の登山の下見のお二人でした。

  勧進代登山道を登って来られたとのこと。

  勧進代登山口までは倒木などがあって、車では途中までしか入れなかったとのことでした。

  私は一足先に下山開始。

  「鉾立清水」に寄って、2リットルのPETボトル8本に水を汲んで下りました。


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<3合目付近のヤマツツジ>


  標高1050メートルから上は残雪の上を歩きます。

  途中、7合目半としている「姥石」から上はショウジョウバカマやイワウチワが咲いています。

  3合目あたりまで下ると、ヤマツツジの朱色が緑の中に鮮やかに燃えています。


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<ブナもやし?>


  毎年は見られないものを見つけました。

  昨年はブナの実が豊作だったのでしたが、秋に落ちたその実が一斉に芽を出していたのです!

  まるで緑色のモヤシのようでした。

  中には実の外側の殻をちょこんと乗せて育っているものもありました。

  写真の左側に、大きさの比較のためにスマホの一部が入っています。

  背丈はせいぜい5センチ程度。

  万に一つも育たないものではありますが、何百年も経ってから大木になっているものがありますようにと、祈るような気持ちで眺めてきました。


 




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2025年05月27日

☆★「山形市センター合唱団」によって歌われた『ふるさとのナカママド』

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<プログラム表紙>


  「山形センター合唱団」の演奏会が5月25日に山形市の「山形テルサ」で開かれ、伺ってきました。

  この合唱団のメンバーであるKさんからご案内とチケットをいただいていたのです。

  Kさんは、やぎりん(ケーナ奏者、作詞家)が作詞・訳詞した曲をこれまでも合唱団のレパートリーにしてくださっていて、細いつながりがありましたが、この日の演奏会ではやぎりん作詞の『ふるさとのナナカマド』が歌われるということで、わざわざ私にお手紙で知らせてくださったのでした。

  原題が『The Rowan Tree』というこの曲は、古いスコットランドの歌だそうで、日本人の耳にも優しくなじむ旋律です。

  2023年春に日本で公開された『生きる〜Living』という映画の中で、この曲は重要な役割を果たしていました。

  やぎりんはこの映画の中で歌われた曲に日本語の歌詞を作詞し、曲名を『ふるさとのナカナカマド』として、最新のアルバム『世界が終わっても音楽と愛が残る〜第2集』に収録しています。

  またやぎりんは、長森かおるさんに合唱曲としての編曲を依頼し、その合唱譜を印刷物として広めてもいます。

  この日の演奏会は「広島合唱団」などとのコラボの部分もありましたが、『ふるさとのナナカマド』は「センター合唱団」だけのメンバーで歌われました。

  この曲を合唱の生演奏で聴いたのは初めてでした。

  人間の生の歌声っていいですね!

  この直前の曲紹介の中で、編曲者の長森かおるさんが会場に見えられていることが紹介されたものですから、終演後初めてお目にかかってご挨拶できたことも嬉しいことでした。

  ナナカマドは、「山形市の木」になってもいるので、今後この曲が山形市やその周辺の合唱団によって歌われ広まっていったら素晴らしいことだと思います。

  私の手元に、やぎりんが制作した合唱譜がありますので、ご連絡いただけましたらお送りすることができます。

   【連絡先】 葉っぱ塾 八木
       電話090-5230-8819
       happa-fy★dewa.or.jp
    (送信の際は★を@に変えてください。)


 




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happajuku at 07:00|PermalinkComments(2) やぎりん、木星音楽団関連