2006年10月

2006年10月29日

第6回 葉っぱ塾ブナの森セミナー 第一次案内

   【第6回 葉っぱ塾ブナの森セミナー 第一次案内】
 
 2000年にスタートした「葉っぱ塾」の歩みとともに随時開催してきました「ブナの森セミナー」はこんど6回目を迎えます。前回に続き、山形のブナの新緑が最も美しい時期に開催することになりました。お忙しい葉 祥明さんにも「遊びに」おいでいただきます。あわただしい日常からしばし離れて、すがすがしい空気とゆったりと流れる時間の中で、中身の濃い時間を過ごしてみませんか。お誘いあわせのうえご参加ください。

【主  催】 葉っぱ塾(代表 八木文明)
【後  援】 葉 祥明美術館,Asahi自然観,ハチ蜜の森キャンドル
【開催日時】 2007年5月19日(土)〜20日(日)
【会  場】 山形県朝日町白倉 「Asahi自然観」及びその周辺
【宿  泊】 「Asahi自然観」 ホテル及びコテージ
【定  員】 先着26名(定員に達し次第締め切ります。)
【参加費用】 22500円(前回と同額)を予定(ただし交通費は除く)
【内  容】 〔ろうそくづくり(講師:,ハチ蜜の森キャンドル・安藤竜二さん)
 (予定)  後藤千津瑠ヴァイオリン・ミニコンサートと参加者による朗読会
       M奸‐楊世気鵑らのメッセージ
       た稽个離屮覆凌好魯ぅングとネイチャーゲーム
       サ╂瓩了該擇鯡わう  など

    ★★★ 現在、仮申し込み受け付け中です! ★★★

※正式要項と申込書は来年1月中に完成させる予定です。要項・申込書を必要とされる方は下記の「葉っぱ塾」までお知らせいただければ、でき次第お送りいたします。また、北鎌倉の葉 祥明美術館、銀座の「ジェイクスギャラリー」、阿蘇高原絵本美術館でも同時期以降、入手可能なよう手配いたします。メールによる添付送信も可能です。ご連絡をお待ちしています。

【葉っぱ塾】 〒993-0053 山形県長井市中道2−16−40 八木文明(ふみあき)

TEL/FAX 0238-84-1537(お電話は午後6時以降が好都合です。)
メール happa-fy@dewa.or.jp
ブログhttp://blog.livedoor.jp/happajuku/ (ブナの森から吹く風)

☆葉 祥明さんオフィシャル・サイト http://www.yohshomei.com/
☆後藤千津瑠さんホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~violin-chizuru/
☆ハチ蜜の森キャンドルホームページhttp://www.mitsurou.com/


happajuku at 03:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 | 葉祥明さん関連

2006年10月28日

大朝日岳、冬間近

2d4a3d00.JPG 28日早朝、まだ暗く濃い霧が漂う中、古寺鉱泉へと向かいました。林道が工事中のため、大きく迂回して行かねばならないため、1時間半かかりました。夜明けまではまだ30分以上あるのですが、少しうす明るくなってきた5時40分、鉱泉の駐車場を出発しました。車は数台。やはり紅葉のピークも過ぎ、いつ雪が降ってもおかしくはないこの時期、人は少ないようです。
 一人で、しかも日帰りの荷物は軽く、足がはかどります。標高1500メートルの古寺山まで約2時間。大朝日岳は雲の中で、そちらから吹いてくる風は冬の匂いを含んでいました。ここまでは汗ばむほどだったのに、ここから先は登っていても汗が出ないほどの気温でした。
 紅葉は1000メートルあたりまでで、それ以上ではもう全て葉が散っていました。ダケカンバの白い幹が目につきます。小朝日の下で先行していた2人を追い抜くと、前には誰もいませんでした。標高1620メートルの「銀玉水(ぎんぎょくすい)」から最後の急斜面を登れば最後の稜線です。そこに出てみると風の冷たさは一段と増し、耳が痛いほどでした。山頂にかかっていた雲はほとんど消えかかっていました。
 山頂では南の眺望は雲が湧いていてだめでしたが、そのほかは何とか見えました。下り始めると、これから山頂に向かういくつかのグループとすれ違いました。日差しもだいぶ出ていたので、あちこちで写真を撮りながら下山です。山頂直下の「ガンガラ沢」を覗き込むと、谷底にまだたくさんの雪がありました。結局消えずに今度の冬を迎えることになります。
 高度を下げると、次第に紅葉が鮮やかでしたが、今年はブナの黄色があまりよくありません。赤も黄色も見栄えする秋は、何年かに一度しかありません。
 帰りには「柳川温泉」に入ってきました。露天風呂にはモミジの葉が浮いていました。下界は小春日和の一日だったようです。

happajuku at 17:45|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 山旅の報告 

2006年10月27日

星野道夫写真展『星のような物語』

 昨日(26日)から、福島駅東口にある中合デパート7階の催事場で、星野道夫さんの写真展『星のような物語』が始まりました。これまで仙台での開催がありましたが、今回はそれに匹敵する近いところでの開催とあって、前々から楽しみにしていました。今朝、小雨の山形から山形新幹線に乗って出かけてきました。
 奥様の星野直子さんには、以前から私の「LEAF」をお送りしていました。先日の号をお送りした際、「福島にはおいでになるのですか?」と書き入れて投函したのですが、24日夜に、直子さんからもお電話をいただき感激いたしました。残念ながら直子さんが会場におられるのは初日だけということで、お目にかかることができませんでした。でも、わざわざお電話をくださって、ほんとうに嬉しいことでした。
 星野道夫さんの写真集はたくさん持っています。それを眺めるのももちろん楽しみですが、大きな写真を目の前で眺めるのがいちばんいいです。ちょうど、映画をスクリーンで見るのとテレビで見るのとの違いのようなものかもしれません。なぜか大きな写真を見ていると、心が震え始めます。胸が高鳴ってしまいます。何か心の中で動いているのですが、私はそれを言葉にすることができないでいます。
 黙々と写真を拝見し、明日行くことにしている朝日連峰のことを思ったりしました。見終わって外に出てみると、雲が切れ始め、日差しが出ていました。高気圧が張り出してきているようです。明日は山を歩きながら、写真を見ていたときに心の中で動いていていたものが何かを考えてみようと思います。
 開催は6日までです。お近くの方はぜひおでかけください。


happajuku at 17:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2006年10月24日

葉 祥明メッセージカレンダー2007で難民支援

 早いもので、もうカレンダーの季節になりました。2ヶ月めくりのカレンダーも、もうじき最後のページになります。
 毎年この時期、葉 祥明さんと葉 祥明美術館のご好意で、「メッセージ・カレンダー」を販売し、売り上げの一部をNGO「難民を助ける会」に送金しています。もう16、7年になるでしょうか。
 じつはこのカレンダーの売値は税込みで1260円なのですが、あえてこれを「送料も込みで1500円で買ってください」とお願いしています。そのことで、1部につき600円あまりの金額を送金できます。
 カレンダーは2ヶ月めくり。絵のサイズはB4。絵は使用後額絵として使用できますし、裏表紙は4枚のポストカードになっています。また2月ごとの絵には葉 祥明さんのメッセージが載せられています。ちなみに1・2月は「あなたが 幸せになれば 世界にひとつ 幸せが増え あなたが微笑めば 世界にひとつ 微笑が広がる」です。また、日付には「二十四節気」と月の満ち欠けも添えてあります。
 「葉っぱ塾」ではこのカレンダーを75部限定で取り寄せました。ご協力いただける方は下記にメールで連絡をお願いいたします。代金はカレンダーと一緒にお送りする郵便振替の用紙で送金いただきます。
 ときどき、「お金だけを送ったほうが効率的では?」という声もお聞きします。でも、どなたかがカレンダーをご覧になって、「誰の絵? どうしてここに?」というような質問をすることで、葉 祥明さんのメッセージや、私の呼びかけが広まっていくのではないかとも思っております。
 たくさんのご連絡をお待ちしています。

【連絡先】 happa-fy@dewa.or.jp
 (このブログのコメント欄に記入くださってもかまいません。)


happajuku at 04:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ | 葉祥明さん関連

2006年10月22日

長井葉山をガイドする

 前日の日中、寒冷前線が通過した後ごく弱い「西高東低」の冬型の気圧配置になった21日、いつも庭のように歩いている長井葉山を、ツアーのガイドとして歩いてきました。「葉っぱ塾」の行事として数名の方をご案内したことは何度もありますが、26名ものゲストをご案内するというのは初めてでした。
 一緒に担当したガイド仲間のSさんは25日にもガイドで登ることになっていて、これまでこの山には登ったことがない、というので、事前に地図などの資料を送ってあったのですが、朝会ってみると「昨日下見に登りました」とのこと。なかなかのガイド魂です。
 大型バスが森林公園に着いたのは9時を過ぎていました。山への出発は本当はもっと早めたいのですが、仙台からおいでの皆さんとあっては、なかなかそうもいきません。体操を終えて出発したのは9時40分でした。空には雲もありましたが、青空がいつも見えており、日差しが出ると、紅葉黄葉した広葉樹の葉が輝きました。標高800mあたりが見ごろの状況でした。
 遅い出発を何とか回復させたい、せっかくのいい天候なので、山頂での時間を十分取りたい。そんなことを考え、ゆっくり歩くかわりに休憩の回数や時間を、少なめにしました。後で添乗員の方に聞いたら「少しきつい」という方もおられたそうですが、山頂での眺望に免じて許してもらえるのではないでしょうか。
 3時間10分ほどで山頂に着きました。北西の風がやや強く、風の中にかすかな「冬の匂い」が混じっていました。大朝日岳や祝瓶山のピラミダルな姿を眺めたゲストの皆さんは、満足げな表情でした。
 下りは、いつもお世話になっている勧進代地区の方々が毎年草刈りを行って大切にしてくださっている「勧進代登山道」を、少し地域の歴史をお話しながら下ってきました。つるべ落としの秋の日がかげる少し前に、バスの待つ麓へと下山しました。みなさんと一緒に温泉につかった後、再会を約束しながらバスを見送りました。葉山の中に身を置いた楽しさをたくさんの人と分かち合った、そんな喜びを感じた一日でした。

happajuku at 04:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 山旅の報告 

2006年10月18日

誕生! 『言葉の流れ星』

10月14日、私の大切な友人、奈良在住の吉武祥子さん著の写真詩集『言葉の流れ星』が誕生しました!

 吉武さんをご存じない方もあられると思います。このページを介して彼女のブログにワープしてみてください。
http://plaza.rakuten.co.jp/poppyheart/

 私は、画家であり詩人でもある葉 祥明さん、そしてインターネットを介して彼女と知り合いました。8月には東京で開かれた、私の弟たちのグループ「SHINRA」のコンサートにも駆けつけてくださいました。不治の難病を抱えられているのに、人生に前向きに歩むだけでなく、周りの人々に光さえ与えてくださるその生き方に、感動を覚えない人はいないと思います。

 ご自身のホームページやブログでこれまで発信されていたきらきらと輝くような言葉の数々を、いとこの方が撮影された写真にのせて、一冊にまとめられたのですね。

 表紙カバーの写真は、紺青の夜空にお月様、そして、「流れ星」が大空を駆け抜けています。初めての方のために、この本から1編を。「あとがき」のように、この本の最後にある詩です。

   夢のある場所

  近道 まわり道 でこぼこ道
  そこに行くには
  いろんな行き方(生き方)があるけれど
  たどり着くゴールが同じなら
  たまには遠回りしてみるのもいいんじゃない?

  人生には遠回りした者だけが出会える
  素敵な風景が
  たくさんあるのだから・・・・・

 地球村出版から。税込み¥1500です。


happajuku at 03:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2006年10月17日

木漏れ日の中、昭和堰を歩く

988e2531.JPG 15日は、「葉っぱ塾・昭和堰をたどる長井葉山」でした。海や山でたくさんの遭難者を出した台風並みの低気圧が通過したあと、ずっと秋の好天が続きましたが、15日も雨の心配がない空でした。一般の参加者は3名だけでしたが、「昭和堰を見る会」の方々は、前日に山に上がってくださった方を含め6名も出てくださり、予想以上ににぎやかな登山となりました。
 山道は、夏の時期よりも葉が少し落ちているために、登山道に木漏れ日が満ちています。しかも葉が赤や黄色に色づいて,明るく照らしていてくれるようです。昭和堰を初めて歩く人には、山でほとんど標高差のない道を歩くなんて、不思議なことでしょう。標高1100メートルあたりをほぼ水平に堰が掘られているのです。分水嶺を越えて水を移動させるには、ほとんど等高線に沿うように堰を作るしかなかったのですから、それもそのはずです。
 季節柄、ところどころでキノコを見つけては、袋に集めました。ナメコやクリタケがずいぶん採れました。みなさんのいい「おみやげ」になりました。
 3時間あまりかけて山頂に着くと、前日から登って山荘に泊まり、周辺でキノコを採ってくださっていた「昭和堰」の方々3名が、芋煮を作って待っていてくださいました。とりたてのキノコがいっぱいにはいった芋煮を何杯もおかわりしてしまいました。
 首筋に、冬の気配を少しだけ感じながら、ふたたび木漏れ日の山道を麓へと下ってきました。途中の展望台からは、稲刈りをほとんど終えた長井の水田地帯が一望できました。この水田が一面に真っ白になるまで、もうわずかです。

happajuku at 07:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2006年10月11日

「自分通信」10年、手紙のように(06年10月11日掲載)

IMG_1483



  残暑の季節がそれほど長くは続かず、今年はすっぱりと秋が来たように思える。日が短くなり、秋の夜長のこの時期、たまらなく人に手紙でも書こうと思うことがある。

  「LEAF」と名づけた“自分通信”を出し始めて今年でちょうど10年になった。通算で100号を超えているので、年平均で10回ほど出していることになる。

  現在では北は北海道から南は九州まで、およそ160名あまりの親しい友人や知人に宛てて送っている。

  その内容はといえば、社会に起こる様々な出来事に対する自分の考えをまとめたり、年に20回ほども登る長井葉山の季節の様子をリポートしたり、気に入った詩を載せてみたりと、肩肘張らないものである。「葉っぱ塾」の活動を始めてからは「葉っぱ塾通信」のような性格も持つようになってきた。

  体裁はB4二つ折りの4ページから8ページの間で、特に決まっているわけではない。また、いつ出すと決めているわけでもないので、「発行は不定期です」とおことわりしている。

  時々、よくそんなに書くことがありますねと言われることがある。毎日日記をつける習慣もないので、ワープロ(いまだにワープロ!)に向かう時と全然向かわない時が極端である。しかし、気になる出来事があって何か思うところがあった時には、早朝の静かな時間、黙々とワープロのキーをたたく。そのことによって、自分の考えたことが整理できるような気がするのだ。

  当初、郵送代は全て家計からの持ち出しであったが、最近は切手を送ってくださる方もあって、ずいぶん助かるようになった。どちらかといえば世間では少数派な部類に属する私の考えに賛同してくださる方ばかりではないはずなのだが、寛容なお気持ちで受け取ってくださっているのだろうと想像する。

  印刷物ではあるけれど、私は友人や知人に手紙を書くような気持ちでいつもワープロに向かっている。このデジタル通信全盛の世の中で、一周遅れもいいところの超アナログ通信。

  子どもたちが、これをつづったおやじの分厚いファイルを手に取り、一人の人間の生きた証をたどってくれる日がいつか来るだろうか。



☆このブログの History View はこちら

※コメントの書き込みは下の↓Commentsをクリックください。


happajuku at 06:44|PermalinkComments(0) 朝日新聞山形版掲載エッセイ 

長井葉山、10月10日

6e4086e2.JPG 9月に汲んできてあった長井葉山の「鉾立清水」も残り少なくなっていたのと、この秋の紅葉の様子が気にかかって、10日、長井葉山に登ってきました。朝は濃い霧が出ていましたが、登山道を登り始めるとまもなく、霧の雲の上に出ました。途中の展望スポットで下界を眺めると、米沢方面まで広がる置賜(おいたま)盆地全体が、霧の海の下に沈んでいました。その「海」に吾妻連峰とその裏側の磐梯山が浮かんでいるようでした。
 7日から8日にかけての大荒れの天候の仕業か、まだ緑色の葉がちぎれ飛び、たくさんの枯れ枝が登山道に散在していました。標高800mをすぎると緑の葉よりも紅葉、黄葉した葉が多くなり、山頂まで行くと、もうほとんどが紅葉していました。早くも全て葉を落としている木は、強風の影響もあったのかもしれません。
 「鉾立清水」は、数日前の雨のせいか、水量も豊富で、ペットボトルに汲むにも時間はかかりませんでした。いつもと変わらぬ冷たさで熱くなった体を冷やしてくれました。
 大朝日岳や祝瓶山の姿もはっきり見えましたが、いずれも秋の姿になっており、いつ雪が降ってもおかしくないという感じでした。山荘の清掃をして、下りは「奥の院」から昭和堰に下り、それをたどる道を歩きました。夏場、葉が茂っているときには見通せない風景が木々のこずえの間から見えるのも、秋を感じさせます。
 連休明けとあって誰一人とも会うことはありません。静かな山でした。

happajuku at 04:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ブナの森の四季 

2006年10月09日

会津駒ケ岳、錦秋に「素朴な琴」鳴る

 「葉っぱ塾・朝日ミニ縦走」に参加者がなくて、一人で朝日に行こうと思っていたところに、会津駒ケ岳(標高2133m)のガイドの依頼が入って、8日のうちに福島県の桧枝岐村まで行きました。この前の日から、台風並みの低気圧によって、山の遭難も相次いでおり、緊張しての出発でした。8日の冷たい雨は、9日に日付が変わるころまで、降っていましたが、9日起きてみると、曇り空ながら、雨と風ははやんでいました。
 早朝、ゲストのみなさんが泊まっておられる宿に出向き、そこから歩き始めました。標高1000mに近い桧枝岐の気温は5℃ぐらいまで下がっていたように思います。それでも9日の予報は、次第に晴れると言うものでしたから、うきうきしたような気分になりました。8日のあの悪天の中を登った人からは、「上はミゾレだった」とも聞いていましたが、一夜明けると風も穏やかになって、時折日も射すようになってきました。山頂に近づくと雲の中に入ったのですが、私たちが山頂に着いた頃には、次第に青空ものぞくようになりました。
 山頂付近の高層湿原は、すばらしいものでした。草紅葉の湿原とクマザサの緑の色の対照が印象的でした。山頂で昼食をとっているうちに次第に雲も晴れてきて、周囲の山々も見渡せるほどになりました。
 下山するときは、青空が頭上に広がり、ブナ、ダケカンバ、ミズナラなどの巨木の紅葉、黄葉が陽にすかされて、まるでステンドグラスの回廊を歩いているような気分でした。こんなときに思い浮かぶのが、八木重吉の詩『素朴な琴』です。
 
 この明るさのなかへ
 ひとつの素朴な琴を置けば
 あまりの美しさに耐えかね
 琴は静かに鳴り出(い)だすだろう

 まさにこの詩に表現されているような風景の中を歩くことができました。みなさんが、少年少女のような表情で歩いておられたのがうれしかったです。ガイドとしてよりは、自分で楽しんでしまったようです。ゲストのみなさん、ごめんなさい。いつかまた、どこかの山でお会いしたいですね。「晴れ男」の葉っぱ塾にぜひまたおいでください、とお伝えして皆さんをお見送りしました。

happajuku at 21:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 山旅の報告 

2006年10月01日

ネイチャーゲーム、新しい仲間たち

 9月29日から3日間、「ネイチャーゲーム・リーダー養成講座」が、近くの飯豊少年自然の家で開かれ、私はスタッフの一人として参加してきました。
 ネイチャーゲームはアメリカのジョセフ・コーネル氏が考案した自然体験のプログラムのひとつです。私は2000年に指導員の資格を取得したのですが、今回は、新たに資格を取る人のお手伝いとしての参加でした。
 いつも家族で「葉っぱ塾」に参加してくださるFさんや、私と弟の共通の大切な友人であるOさんが参加してくださったことはとてもうれしいことでした。Oさんはわざわざ東京からの参加でした。
 3日間秋の好天に恵まれ、早朝から夜までの講習を受けられる方の裏方として参加した私たちも、気持ちのよい時間を過ごすことができました。参加者が9名。講師やスタッフを合わせて16名という人数でしたので、この3日間でずいぶん打ち解けることができたように思います。人間って不思議だなあと思います。初日にはなんだかぎこちなかった関係が、最終日には「仲間」のような気持ちになっているのですね。「同じ釜の飯を食う」関係とでもいうのでしょうね。岩手へ、秋田へ、東京へ、神奈川へ、そして県内のご自宅へと帰られる姿を、名残惜しくお見送りしました。
 自分がネイチャーゲームの指導員だからでしょうか、同じようにこの資格を目指してくださる方とは、心の波長も合うような気がします。どうかそれぞれの地で、ネイチャーゲームを介して、人々の心に自然との一体感を育ててほしいと願わずにはいられません。いつかこの「葉っぱ塾」を訪ねてくださって、子どもたちと楽しい時間を過ごしていただけたら嬉しいですね。

happajuku at 19:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ | シェアリングネイチャー