2007年06月

2007年06月30日

吉永小百合さんから託された本

  去る6月24日、東京オペラシティホールで、女優の吉永小百合さんの原爆詩の朗読会が開催されました。私は伺えませんでしたが、妻が大学時代の友人と一緒に出席してきました。その友人の知人でもある方が、吉永さんの原爆詩をアメリカで朗読する際に翻訳を担当された方、というつながりのあることもわかったそうです。人は、いろいろに結び合っているのですね。

 実は一昨日、我が家に大きなダンボール箱が2つ届きました。吉永さんの秘書Sさんからとあって、「?」。開けてみましたら、『語り継ぐあの八月を』(加世田智秋編著)という本があわせて100冊以上も入っていました。いったいどうしたのか、といぶかっておりましたが、昨夜Sさんから連絡が入りました。「八木さんのところで売るなり、配るなりしてお役に立ててほしいと吉永が申しております。」とのこと。

 ありがたいやら嬉しいやらです。この本は、原爆と向き合って生きておられる7名の方々に焦点をあてた人間ドキュメントです。7名の中に吉永さんも入っておられますし、美輪明宏さんも入っています。もしよろしかったら、必要部数をお知らせください。この本の定価は¥1800ですが、お役に立てていただけるのであれば、送料だけのご負担でお分けいたします。送料については、本をお送りしたときに郵便振替の用紙を同封いたしますので、それでお支払いください。万が一カンパなどでお金が残りましたら、それは吉永さんのご意向に添うよう、しかるべきところに寄託したいと考えております。

 著者の加世田さんは「まえがき」に、「7人の人たちの原爆との関わりは、ただ悲惨さを訴えるだけでなく、人が長い人生をどうやって生きていくのかのヒントにもなっています。戦争になり、最悪の事態になった時にどうなるのかを、特に若い人達に読んでほしいと願っています。」とありました。身の回りのあの方へ、などと思い当たる方の分もお求めいただけたら幸いです。

<連絡先> E-mail: happa-fy@dewa.or.jp 
TEL/FAX 0238-84-1537 八木文明まで。


※このお知らせの転載歓迎いたします。




happajuku at 05:30|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 吉永小百合さん関連 

2007年06月27日

時代を超えて〜木曽真奈美さんを迎えて

08eeeb73.JPG 6月22日、母校である山形県立長井高校の音楽室に、一人のピアニストの姿がありました。木曽真奈美さん。十代から多くのコンクールで優勝するなど、輝かしい経歴を持ち、とりわけロシアの音楽に造詣の深いピアニストでもあります。

 4年前に完全リニューアルされて母校に戻った1923年スタインウェイ社製のピアノを使って、この10月にコンサートを開催するにあたり、ぜひ一度ピアノに会いにきてほしいという私たち関係者の願いを聞き届けてくださったのでした。

 私は、木造校舎の一角にあった音楽室で、このピアノを使って授業を受けた世代ですが、その後、壊れたピアノは校舎の隅に押しやられ、運動部の生徒たちの物干し台代わりとなってしまいます。そしてついに廃棄寸前のところで、一人の音楽教師の機転と誠意とが功を奏してよみがえったのでした。

 そのピアノを活用し、現役の生徒たちや地域の方々にもこのピアノの音色を楽しんでもらおうと、この秋のコンサートに向けて話し合いを始めたのは昨年春のことでした。難題は演奏を誰に依頼するかでした。苦しい同窓会の財政状況、1日に2公演というハードなスケジュール、演奏者と共にコンサートを創りあげたいという関係者の願いなどを全て受け入れてくれるピアニストはいるのだろうか。

 思いあぐねた私は、音楽界の片隅で生きている弟に相談を持ちかけました。「木曽さんなら受けてくださると思うよ」との返事。そしてそれから間もない昨年8月、とあるコンサート会場で木曽さんにお会いする機会を得て、私は思いをぶつけてみたのです。木曽さんは「そのような由緒あるピアノを弾かせていただくのはピアニスト冥利に尽きます」と、その場で快諾してくださいました。それが先日の母校訪問へとつながったのでした。

 翌日木曽さんを、市内の老舗旅館である「とらや旅館」にご案内しました。この旅館のおばあちゃんは、大正元年生まれ。そのピアノが女学校に運びこまれたときに、現役の女学生だったそうです。当時、家1軒建てるのに1000円ほどかかったそうですが、このピアノの値段は「4300円」と聞いていたそうです。お二人の対面は感動的なものでした。

 1台のピアノが、時代を超えて人と人とをつないでゆきます。そしてそのつながりの中で、私たちが新しく小さな歴史の断片を積み上げてゆきます。今、母校に学ぶ若者たちがいつか、自らの来し方を振り返るとき、そこに1台のピアノが光り輝いているのを見る日がくるかもしれません。




□10月3日(水) 午後6時半開演 会場:長井市民文化会館
 大人¥2500 小中高生 ¥1000 (当日各¥500増し)

□「葉っぱ塾」でもチケットを扱っています。ご連絡いただければ、チケットを郵送いたします。代金は郵便振替で納入いただきます。

□主な演奏曲目
 ムソルグスキー:『展覧会の絵』(木曽さんのお話付き)
 チャイコフスキー:『四季』より、「トロイカ」、「舟歌」ほか

★連絡先 TEL/FAX 0238-84-1537 八木
  
     E-mail: happa-fy@dewa.or.jp
 

happajuku at 21:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2007年06月20日

夏から秋の葉っぱ塾

☆☆☆ おとなも子どもも森で遊べ ☆☆☆

   葉っぱ塾 2007年夏から秋の主な予定
        (転送歓迎)
     
 葉っぱ塾は、自然と芸術に触れることによって、一人一人が地球に生きる人類の
一員としての意識に目覚め、知性と感性と霊性を豊かに育むためのエコ&ネイチ
ャースクールです。従来の学校教育を超えた、新しい時代に生きる人々のための
自己教育システム、未来学校です。(画家・詩人  葉 祥明)


■「初夏のネイチャーゲーム」  6月24日(日)
   「山形おいたまネイチャーゲームの会」が主催する、ネイチャーゲーム体験。飯豊少年自然の家で開催。親子での参加歓迎です。

■「あこがれの大朝日へ」  7月29日(日)〜30日(月)
   大朝日岳への最短ルートを、登りに1日、下りに1日かけてゆっくり歩きます。毎年「梅雨明け十日」のこの時期に、週末から1日ずらして山小屋の混雑を避けての実施です。山で見る夕日、星空、日の出の光景はすばらしいものです。山に泊まるのは初めてという方向けのプランです。シュラフのレンタル可能です。

■「夏休み子どもキャンプ」  8月4日(土)〜7日(火)
   いつも家族と一緒の生活から少し離れて、自分のことを自分でやるのが基本のキャンプをやってみましょう。携帯電話、ゲーム機持ち込みなし、夜は電灯もない真っ暗なキャンプ場。山登りや川遊びで過ごします。赤湯駅までの送迎はいたします。

■「SHINRA サマーコンサート」  8月26日(日)
   国境なき楽団SHINRAの第16回光が丘IMAコンサート。12時開演の親子コンサート、15時開演の一般向けコンサートの2部構成。「葉っぱ塾から聞いた」と連絡すれば割引があります。申し込みは筍娃魁檻械坑沓掘檻僑僑1へ。

■「狐穴小屋に泊まる山旅」  9月15日(土)〜16日(日)
   狐穴小屋は、稜線の中ほどにあるために、比較的人の少ない山小屋です。小屋のすぐ前まで冷たい水が引かれており、小ぎれいな山小屋です。静かな小屋で秋の気配に耳を澄ましてみませんか?

■「初秋の祝瓶山」  9月29日(土)
   紅葉が山の頂から始まる時期、祝瓶山に登ってみましょう。急峻な東壁ルートはスリルもあります。また、下山路にあるブナの森は、木肌の白い「美人ブナ」です。

■「木曽真奈美ピアノリサイタル」  10月3日(水) 長井市民文化会館
   山形県立長井高校にあるスタインウェイ社のピアノは、80年以上前に作られた芸術品です。このピアノが修復されたことをきっかけに開催される2回目のコンサート。「葉っぱ塾」もお手伝いをいたします。一般¥2500、当日¥1000(当日各¥500増し。チケット取り扱いしています。

■「朝日ミニ縦走」  10月8日(月)〜9日(火)
   稜線や鳥原湿原の紅葉が最も美しいこの時期、手入れの行き届いた鳥原小屋に泊まり、ワインやビールを飲みながら語らいましょう。登り3時間半ほど。翌日は小朝日岳をまわって古寺鉱泉に下ります。山小屋での宿泊は初めてという方にはうってつけのプランです。混雑を避けるために連休を1日はずしてあります。シュラフのレンタル可能です。

■「全国一斉ネイチャーゲームの日」  10月14日(日)
   「山形おいたまネイチャーゲームの会」が主催する、ネイチャーゲーム体験。秋ならではのアクティビティを体験しませんか? 飯豊少年自然の家で開催。親子での参加歓迎です。

■「秋の黒沢峠ハイキング」  10月27日(土)
   越後十三峠の中では最も整備された「敷石の峠道」、黒沢峠の秋を歩いてみましょう。綺麗な落ち葉を拾って、落ち葉アートも作ってみませんか?

■「晩秋の長井葉山」  11月3日(祝)
   この時期は、山頂一帯はほとんど落葉し、木々の間から展望も得られるようになります。中腹の紅葉が美しい時期です。なかなか通れない「昭和堰」をたどってみましょう。先人の米作りに対する思いが伝わってきます。

■「初冬の長井葉山」  11月23日(祝)
   雪をかぶった大朝日岳や飯豊連峰の雄姿を眺めに行きましょう。すっかり葉の落ちた登山道は思いのほか明るく、くるぶしまでの落ち葉に埋まります。冬の匂いの混じる冷たい風を感じてみましょう。

【その他こんなことが・・・】
  紅花染め体験(白鷹町)、陶器づくり体験(長井市)、蜜ロウソクづくり(朝日町)、ネイチャーゲームの出前講座、自然観察会、温泉ざんまい、山形名物「いも煮会」


☆「葉っぱ塾」の行事は、体力的にあまり困難なものは含んでおりませんが、ご自分の体力に合わせてご参加ください。また、これらはこちらが企画するものですが、数名単位での依頼があれば、これらと別にご案内することも可能です。遠方の方で、前泊などをご希望の方には、ご予算に応じた宿をご紹介できます。小人数の場合はホームステイも可能ですので、ご相談ください。

☆できるだけ少人数でも実施したいのですが、最低ラインを3名(行事によって異なります。)と考えております。また、参加費用などについてはお問い合わせいただくか、およそ1ヶ月前には詳しい要項を作成してお知らせいたします。

☆「葉っぱ塾」のブログ(http://blog.livedoor.jp/happajuku/  ブナの森から吹く風)でも随時お知らせいたしますので、こちらも参照)ください。

葉っぱ塾 (代表:八木文明)
    日本山日岳ガイド協会認定ガイド、東北山岳ガイド協会会員
    日本ネイチャーゲーム協会コーディネーター
    日本自然保護協会自然観察指導員

   〒993-0053 山形県長井市中道2-16-40  TEL/FAX 0238-84-1537
      E-mail: happa-fy@dewa.or.jp
      http://blog.livedoor.jp/happajuku/ (ブナの森から吹く風)
 



happajuku at 19:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 

あこがれの大朝日へ2007

□■□ 葉っぱ塾  あこがれの大朝日へ2007 □■□
 
「梅雨明け十日」といって、7月末から8月上旬は比較的安定した天候が続くことが多いです。この時期をねらって憧れの大朝日岳に挑戦してみませんか。高山植物もまだまだ見られます。大朝日への最短コースを登りに1日、下りに1日かけて、ゆっくり歩きます。山頂で見る夕日や日の出、そして星空は最高です! 山での泊まりは初めてという人向けのプランです。

【期  日】7月29日(日)〜30日(月)
※悪天候の場合の中止や延期については参加者と相談します。
※「葉っぱ塾」への前泊についてはご相談ください。

【募集人員】最大8名 
※ 定員に達し次第締め切ります。申し込みの場合は、保険の関係で、生年月日をお知らせください。山岳保険に既に加入の方はその旨お知らせください。

【参加費】 参加者1人〜4人の場合 ¥9000,5人〜8人の場合 ¥8000 
(ただし山小屋使用料、食料費、保険料は含みません。)
※車同乗の場合はガソリン代ご負担ください。

【日  程】 29日  6:00  長井発
            7:00  古寺鉱泉着(現地集合可)
            7:20  古寺鉱泉発
          15:00  大朝日岳山頂着(大朝日小屋泊)

       30日  7:00  大朝日小屋発
           12:30  古寺鉱泉着(入浴可)
           13:30  現地解散
           15:00  長井着

☆エスケープルート:古寺鉱泉→小朝日→鳥原小屋(泊)→古寺鉱泉

【持ち物】 食料(4食+非常食)、雨具(ゴアテックス素材のもの)、寝袋(夏用の軽いもので可 レンタルあり)、着替え、水(最低1ℓ)、食器、ヘッドランプ(懐中電灯)、持薬、その他必要と思われるもの (持っている場合コンロ、軽アイゼン)

【ガイド装備】 救急薬品、ロープ、カラビナ、ツエルト(簡易テント)、カメラ、無線機、コンロ、ガス

☆古寺鉱泉の「朝陽館」に前泊希望の方はお早めに直接申し込んでください。

電話 090−4638−7260

【連絡先】 葉っぱ塾 八木文明
日本山岳ガイド協会認定ガイド
TEL/FAX 0238-84-1537
メール happa-fy@dewa.or.jp


happajuku at 04:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 

2007年06月18日

ヒメサユリの祝瓶山

ec910e05.JPG 16日、17日と続けて祝瓶山のガイドでした。仙台からの日帰りのツアーだったので出発時間が遅く、山を歩くにはやや不本意なところもあるのですが、大好きな山を他の方々に楽しんでいただけることは、ガイドとしてはやはり嬉しいです。

 当初、この週末の予報は雨や曇りと出ていたのですが、近づくにつれて良い方にかわり、両日とも好天に恵まれました。16日は風がかなりあって、ほとんど汗を気にすることもないぐらいでした。ただ南の方角に雲がかかり、展望はいまひとつ、というところでした。一方17日は気温が高くなり、風も弱まったために、暑さとのたたかい、という要素が加わりましたが、展望もきいて、会津磐梯山、そしてかすかにではありましたが佐渡も見ることができ、みなさんが感嘆していました。

 いちばん嬉しかったのは、ヒメサユリが1輪咲いていてくれたことでした。10日の「葉っぱ塾」の行事で登ったときは花芽さえついていなかったのでしたが、一週間でたった1輪でしたが、咲いてくれました。手元の本にあるこのヒメサユリの花言葉は「飾らぬ美」、そして鳥海昭子さんの次のような短歌が添えられています。( )内は鳥海さんご自身の言葉です。


 「楚々として 咲くヒメサユリ 看護婦のあの娘に似ると 思いにとどむ」(私の勤めた養護施設から看護師として巣立った少女がいました。「飾らぬ美」という花言葉を持つヒメサユリの花のような女性になりました。)


 16日はゲストの方の対応に追われて写真を撮れなかったのですが、17日はその1輪を撮ることができました。シンプルな花なのに、存在感があります。山で見るヒメサユリはことのほか色合いも鮮やかです。

 今回のコースは、単純標高差が約1000メートルあるのに加え、途中でアップダウンが何度か入るので、なかなかたいへんなコースです。参加された方々の中には北アルプスなどの山も行かれた経験をお持ちの方もおられましたが、厳しさはこれまでの山にはないものがあった、と語る方もおられました。そのような厳しいコースなどとは、あちこちの山を知らない私は知る由もないのですが、「来て良かった」と言っていただくのが一番の喜びです。自分の家の庭をお見せして「いい庭ですね」と言われるようなものですから。

 このツアーは13日にも1回目が実施されたのですが、あまり風もない暑い日だったせいか、3分の1の方が、登頂を断念されたとのことでした。しかし、私が担当したこの2日間の参加者48名の方々は、全員登頂でした。ガイドとして何が嬉しいかといえば、無事な下山と全員の登頂です。「別の季節にまた来てみたい」とおっしゃってくださるのは本当にありがたい言葉でした。疲れた中にも満足そうな表情でバスの窓から手を振ってくださる皆さんに、心からのお礼を申し上げました。

 祝瓶山のヒメサユリ、あと1週間ぐらいで盛りを迎えるような気がします。


★なお、祝瓶山への長井側からのルート(木地山ダム経由)は、現在通行可能です。ただ、いつもながら、最後の5キロぐらいは悪路ですので、ご注意ください。






happajuku at 05:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2007年06月17日

涼風、祝瓶山。ヒメサユリ1輪

724c8e52.JPG 「葉っぱ塾」の行事ではありませんでしたが、16日は仙台からのツアーの祝瓶山のガイドを担当しました。13日のこの会社の第1回目のツアーでは、気温が高くて24名中8名が登頂できなかったと聞いていましたので、皆さんの体力に気を配りながら登りました。幸いなことに、ずっと涼しい風が吹いてくれたおかげで、全員登頂し、無事下山できました。お一人、両脚の太ももにケイレンがきて、心配の方があったのですが、休養と、塩分などの補給が功を奏して、ほぼ予定通りの時刻に下山できたのは幸いでした。

 祝瓶山は標高1417mと、さほど高い山ではありませんが、周囲が切れ落ちているために、「独立峰」の風格があるトンガリ山で、このあたりでは「東北のマッターホルン」との異名もあります。登山口が435m。しかも途中で何回か下りが入るので、実質的には1000m以上を登らねばならないので、けっこうきつい山です。

 先週「葉っぱ塾」の行事で登ったときには、期待していたヒメサユリは咲いていなかったので、昨日は出かけるときに、仏壇に線香を1本あげて、無事とヒメサユリに出会えることを願っていきました。そうしたら何と、たった1輪だけ咲いていました!写真を撮って帰ろうと思っていたのですが、脚の具合の悪い方の対応もあって、撮ることができませんでした。今日も同じコースのガイドでこれから出かけます。今日はもう3輪ぐらい咲いているかもしれません。

 写真は下山するときに振り返った祝瓶山のピークです豆粒のような人が見えますか? トンガリ山の頂上は、大人一人が片足でやっと立てるぐらいです。本当か? という方は、登って確かめてみましょう。





happajuku at 05:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2007年06月15日

吉武祥子さんのこと〜人との出会いが開く窓

 奈良にお住まいの詩人、吉武祥子さんとつながるきっかけは、昨年1月の「ジェイクハウス」というお店の閉店の集いでした。このお店は葉 祥明さんのお姉様の故・堀内泰子さんが経営しておられたのですが、亡くなられたことで、昨年閉店となったのです。このお店は私にとってはまさに「出会いの空間」でした。

 その閉店の集いで、私は短いスピーチをする機会をいただいたのですが、その中に吉武祥子さんがいらしたとは、その時点では知らずにいました。「葉っぱ塾にとって大切な2人のS.Y.さん、葉 祥明さんと吉永小百合さんです」などと話す私を、吉武さんはそのとき、「私もS.Y.だよ」と思いながら聞いておられたそうです。
 
 その集いでは、別の方から「ミクシイ」なるものを紹介されました。インターネット・コミュニティとでも言ったらよいのでしょうか。そしてその中にある、詩人の茨木のり子さんのコミュニティの中で、Shokoさんとつながることになったのです。

 3人目のS.Y.さんと初めてお目にかかったのは、昨年8月、東京でのSHINRAのコンサート会場でした。毎年コンサートの会場の手伝いに行っているのですが、祥子さんはお母様と一緒に奈良からおいでくださいました。何だか初めてお会いしたのではないような不思議な感じでした。その頃祥子さんは、ご自身にとっては3作目になる詩集の出版を準備中でした。昨年秋に出版されたその詩集は『言葉の流れ星』という、詩と写真のすばらしい組み合わせの作品です。祥子さんの詩はどこか金子みずずを思い起こさせるようなところがあります。

 祥子さんから「夢」のことをお聞きしたのは昨年の詩集の出版直後だったと思います。出版記念の会を開きたいとのことで、何とこの私に祥子さんの詩の朗読をという
お求めでした。これまでいろいろな行事を企画し、準備してきました。裏方に徹していましたし、楽器を演奏することもできませんから、ステージに上がることなど生涯ないものと思っていたのですが、そういう方向に話は進んでゆきました。さらにその朗読の際に、これまたミクシイで知り合った金沢在住の写真家・桝野正博さんが、映像を提供してくださることになりました。kazesanこと桝野さんとは、先月の「ブナの森セミナー」にご参加くださったときに、感動の対面を果たしました。

 人は、人と出会うことで、新しい世界への窓に気づくのですね。朗読する自分を想定して、車で移動中などの時間に詩を読んでみますと、たった一つの言葉でも、どう発音するか、どういう声の高さでその言葉を発するか、その都度違うのです。その中から自分のイメージに近いものを探すことにしているのですが、なかなかこれがむずかしい。今、いろいろな試行錯誤を繰り返しているところです。朗読は、単に字をおっかけることではありませんでした。

 期日は9月2日(日)。奈良市内の会場ですので、もしご都合のつく方はぜひお出かけを予定に入れてください。また、お知り合いの方に下記のショートカットをコピーして転送し、広めていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願い申し上げます。


★『言葉の流れ星』朗読会&コンサートの情報はこちらから!
http://homepage3.nifty.com/poppyflower/page025.html




happajuku at 04:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2007年06月10日

祝瓶山、奇跡の空!

53341a47.JPG 今日はいつもこの時期に実施している「ヒメサユリの祝瓶山」でした。仙台から参加のKさんSさんは、4時半に仙台を発っておいでくださいました。Fさんは山は今回が2回目。合羽と靴を新調して今日に備えてくださいました。「葉っぱ塾」には何度も参加くださっているTさんは、奥様が体調悪いとご主人だけの参加に。予報はずっと「雨」の可能性が高かったので、みなさんには「覚悟してきてください」と伝えてありました。いつ降ってもおかしくないような曇り空ながら、時折明るくなるのが思わせぶりでした。

 祝瓶山の小国町側の登山口にある駐車場に着いたのは午前8時過ぎ。準備をして出発したのは8時20分。つり橋をわたってしばらく川沿いの平坦な道を歩きますが、尾根に取り付くと、急な登りが続きます。しかも途中で、せっかく登ったのに、下らねばならないところが3回ほどあります。さらには、見上げればいかにも頂上だ、と見える「だましピーク」もあって、なかなか手ごわいコースです。

 標高1000メートルを超えたあたりから、花々が目に飛び込んできました。雪解けの早かったところは夏の花が、遅かったところには春の花が咲いていました。高山の花の特徴の第一は背丈が小さいということです。しかし、そんな中にあってシラネアオイの花は大きな花です。山頂に近い登山道脇に群生していました。おりしも降り始めた霧雨に濡れたその姿は、さながら山の貴婦人のようでした。

 ヒメサユリは葉だけがでていて、まだ花芽はついていませんでした。この冬が雪が少なかった分、早いのかと思っていたのですが、そうでもないようです。山頂近くになって雨が降り、風も強まったので合羽を着たものの、結局はあまりひどい雨にならないままに終わりました。山頂での大展望は見ることができませんでしたが、下り始めるとさあっと雲が切れるときもあり、私たちはそのたびに歓声をあげながらめいめい写真を撮ったりしながら下山してきました。

 結局ひどい雨にはあわず、まずまずの初夏の山を堪能することができました。これも、「晴れ男・ヤギおじさんのおかげなのです」とみなさんに押し売りをしておきました。ヒメサユリの見ごろは来週あたりかもしれません。



happajuku at 20:06|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2007年06月09日

「ブナの森セミナー」参加者の感想(その2)

 八木様

 季節が行きつ戻りつのこのところですね。

 帰りの新幹線が赤湯駅に着いた時、ああひと巡りして来た、と思うのと同時に、とてもきのうからとは思えない、もう幾日も前から、という感覚にとらわれました。

 旅の前に八木さんから頂いたご案内どおり、山形鉄道の長井駅を過ぎて残雪の山が見えた時から、別世界へ誘われて行くような気分でした。「葉っぱ塾」から帰ってから数日は、皆様と過ごした二日間のことがふつふつと思い出されてきて、家の事が少々うわの空状態で過ごしておりました。

 「ブナの森セミナー」に参加するに当たっては、人との出会いと同時に、私はある期待を抱いておもむいていたようです。
 
 昨年中は、眠って過ごしてしまいました。大病でもないのに、自分も、家族も、うつらうつらと過ごすことを許して認めていた結果ではあります。昨年三月の終わりごろに、赤松が幾本も高く聳え立っているある場所で、その松の香りが鼻に飛び込んできたとき、脳の中で何かがプチプチと開き、意識が覚醒したように感じたのです。

 森林の重要さがいくつか上げられているなかで、香りの成分が人間によい作用を起こすとは、耳にしていることですが、強く体感した思いでした。しかし、それを追求してみることもなく、またうつらうつら。もうそろそろ、生き生きと日常を過ごせるように目覚めなくては・・・。ブナの森では、一段と目覚めを促してくれるなにかに出会えるかもしれない。そういう期待です。

 八木さんが、嗅いでみてくださいと、ニオイコブシの花の枝を小さく切り取って手渡してくださり、それを嗅いだとき、これだと思いました。口に含むと頭の中が一層冴える気がしました。その後、昼食時に味わわせていただいたクロモジティーも、目覚めを感じる香りでした。

 さて、ブナの森の中で期待のとおりの、やはり香りに出会うことができました。しかし、香りだけでは日々活発に過ごす妙薬とはならないかもしれませんね。

 八木さんが用意してくださっていた「葉っぱ塾」で過ごした時間。その中に含まれていたこと・・・。

 暖かいもてなし。創造すること。自然の驚異の一端を教えていただいたこと。ひたむきに好きな仕事に生きていること。上達を願いつつの楽しみを持っていること。遊びに徹することの痛快さ。美しい映像。楽器の音色。詩の言葉と、声の響き。少女の時を思い起こされたこと。交わした会話。百薬の長、という言葉を思い出させてくれた笑い。
 それらこそが、私の目覚めを促し、活力を与えてくれていると感じます。

 お送りいただいた空気神社の写真は、あの時のすがすがしさを蘇らせてくれます。皆があの場所に並んでいる時、にわかに強い風がブナの梢を激しく騒がせましたね。ブナの森と風が、皆がつどっていることを祝福してくれているように感じました。そして私には、「もう、うつらうつらしているな」と、叱咤しているようでもありました。

 決意すること、宣言することは、自分に向ってだけでもとてもしんどいことです。三日坊主になりがちなことと思います。空気神社に包まれた感覚を思い起こしては、「目覚めが続きますように」と、願い続けることにします。

 この度の「葉っぱ塾・ブナの森セミナー」に参加させていただいたこと、心から嬉しく、感謝申し上げます。ありがとうございました。

            (埼玉県 M.T.さん 50代女性)





happajuku at 17:38|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 参加者からのお便り 

「ブナの森セミナー」参加者の感想(その1)

  今回のセミナーでも大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。
今回、私はセミナー3回目でしたが、良い意味で、よりバラエティーにとんだ参加者
の皆様と御一緒できた気がします。葉さんは言うまでもなくもちろん、セミナーに
とっても本当に大切な存在でいらっしゃいますが、今回強く感じたのが、だんだん
「葉っぱ塾」のコンセプトや八木さん自身のお考えや価値観が、インターネットも相
乗効果となり確実に広がってきていると思いますので、葉さんに会いたい! という方
だけでなく、八木さん自身に会いたい、取り組みを応援したい・体験したい、交流を
持ちたい・・・という方々もたくさんいらっしゃるので、きっとこれからも八木さん
の魅力と活動で参加者は絶対集まるし、やれる!という確信を私は持ちました・・・
主催者でもないのに一人で勝手に申し訳ありません(笑)。でも次回を願っているか
らこそです。

 参加された方々と交流してみて、毎回思うのですが、本当に「自分」を持っている
方々が多くて、趣味や興味、好きなことを追究し、単にそれで終わるのではなく、受
動的にただ楽しむのではなく、地域等で実際になんらかの形で行動化されている方、
社会に発信されている方がとても多く感じます。話題もとても豊富です。土曜日の交
流会では、写真、朗読・・・など参加者の方々の発表の場として時間をもうけられた
ことがとても良かったと思います。いわゆる知名度に左右されるのではなく、安藤さ
んをはじめ、「影の人間国宝」級の方々が各地にいらっしゃると思います。セミナー
を通じて、そんなつながりや輪が生まれる場になるといいなと思います。あとたとえ
ば、お昼の山菜を調理してくださった方ともゆっくり交流したり、山菜講座みたいな
形でお話も聞いてみたかったです。

 良い意味で、葉さんだのみではなく、また、プロの音楽家が呼べなくとも十分充実
した、新しいかたちのセミナーが過ごせたと思います。

 私も参加される皆さんのように、これが自分だ!というものをそろそろ何か1つで
も持って、ただ何となく自分だけ楽しむのではなく、社会に何かを伝えていけるよう
なそんな形を見つけたいといつも願っています。まだまだ私には足りないことばか
り・・・。思っているだけではなく、行動することが「生きる」ってことですよね。
多くの人とつながりたいと実際は思っているのに、心身が反応してつい避けようとし
たり緊張したり、疲れきったり・・・という繰り返しで、また自分を表現できなかっ
た、個性が自分にはないのだろうかという自己嫌悪や孤独の不安や悲しみに襲われる
ことの多い私ですが、ブナの森セミナーでは初対面の人が毎回ほとんどなのに、すご
く疲れる感じがあまりしないのです。自分の信念と価値観をしっかり持っている方が
多いからか、「無理した社交辞令的話題」やふるまいをしなくて良いし、お互いの話
を真剣に聞き合えるんですよね。特に私などは、もはや世代的にそういった話題ので
きる仲間はとっても少数なので。なのでこうした機会はとても大切です。

 お礼をかねて感想を書かせていただきました。長々と失礼いたしました。東京に戻
ってきたら、電車に乗っていても、視線の目の前にすぐ建物や看板(文字)が目に入
ってきてしまい、急に、遠視から近視の世界になり、今もパソコンに向かいながら、
違和感があります。都心だと特に遠くを見るって困難なのですね。

 それでは本当にありがとうございました。どうぞ今後ともよろしくお願いいたしま
す。奥様にもどうぞよろしくお伝えください。細やかなご準備とお心づかいに大変感
謝しております。同じく社会福祉の分野で働く者としても、また何か情報交換等今後
ともできたらいいなと思っています。

 それではお体にお気をつけてお過ごしください。
(東京都 E.Mさん 30代女性)








happajuku at 16:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 参加者からのお便り 

2007年06月06日

深緑の山 昔の旅人思い歩く(07年6月6日掲載)

 木々は新緑から深緑へ。飯豊や朝日の山々は、残雪とのコントラストが一段と鮮やかになってきた。

 5月最後の日曜日、「葉っぱ塾」にいつも参加してくださるご家族と一緒に、小国町の玉川集落に入り口のある「大里(おり)峠」を歩いてきた。ここはかつての「越後街道十三峠」の一つであり、山形・新潟県境の峠でもある。

 集落をはずれるあたりで県道から西に林道を数百メートルたどると駐車スペースがある。車を降りて歩き始めるとすぐ、林道から左手に入る峠道の入り口に標識が立っていた。まるで緑色のタイムトンネルにでも入ってゆくような感じである。

 結実したカタクリが、たくさん出迎えてくれた。まるでハート形の小さなぼんぼりのようだった。もう少し時期が早ければ、たくさんの花々に出会えたはずである。チゴユリやユキザサはまだ花をつけていた。

 沢をふたつ横切っていよいよ峠へと向う。はじめは杉の植林地の中を歩くのだが、しだいにブナが目立つようになる。沢の水音が途切れることなく私たちを追いかけてきた。

 およそ5合目かと思われるあたりの小さな広場のようなところは、まるで「休憩してください」と言われているような場所である。ここに、幹が見事に枝分かれした「千手観音」のようなブナの大木がある。子どもたちと3人で手をつなぎようやく囲むことができるほどの太さがあった。地元の人が何か名前をつけていそうなブナであった。

 頭上に高圧線が張られているのは残念だが、葉が茂っていればこれもあまり気にはならない。時折鉄塔の足元にでるが、そのあたりにはワラビが育っていた。

 まもなく峠の頂上というところにさしかかったときに、山道の真ん中に黒い小山のような固まりを見つけた。何だろうと近づいてみると、真新しいクマの糞であった。みんなで手をたたいたり、声を張り上げたりして私たちの存在を姿の見えないクマに知らせたのは言うまでもない。

 峠を登りきると小さな祠が建っていた。裏手の小高いピークに立つと日本海も見えると聞いていたが、この日は見通しが悪く、見ることはあきらめた。

 昔の旅人たちも、クマの気配を感じながらこの道を歩いたのかもしれない。



happajuku at 04:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 朝日新聞山形版掲載エッセイ 

2007年06月03日

若者たちの交流の場で

e42d4eb0.JPG 2日から3日、若者たちの交流の場にお手伝いで参加してきました。中国、韓国、マレーシア、オーストラリアなどからの留学生も参加していて、地元の高校生たちとの中身の濃い交流を展開していました。私はその中の一部をお手伝いしたのですが、3日の朝、心地よい好天のもと、みなさんに「自然の中から題材をさがして、自分の家紋をデザインしてみましょう」と呼びかけてみました。30分ほどの活動でしたが、会場の「飯豊少年自然の家」は、さまざまな植物が生い茂っていましたので、個性豊かな作品が数多く出されました。

 若者たちに言いましたが、こうした体験交流の場は、自分の心の中に種をまかれたようなものです。ぜひ、その種を自分の力で育てていってほしいと願っています。



happajuku at 21:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2007年06月01日

やっぱりクマのものだった!

d81e216f.JPG 27日に大里(おり)峠のハイキングにでかけた際に峠の頂上に近い山道の真ん中に「置かれていた」黒い塊は、やはりクマのものでした。詳しい方にも見ていただきましたが、「新しいようです」とのこと。差し渡し20センチを超える「それ」は、昆虫の羽根のような断片も見えますが、いったい何を食べたのでしょう。

 冬眠から目覚め、クマたちも今は山菜などを猛然と食べているはずです。山を歩くということはいつもクマの領域に入らせていただく、という気持ちでいます。こうしたものを見るにつけ、「ここはクマさんのお家なのだなあ」と納得するのです。



happajuku at 07:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート