2007年07月

2007年07月31日

弟の「卒業」公演 イン 光が丘(練馬)

 東京在住の弟が、「ロス・ネリモス」というグループを結成し、演奏活動を始めたのはもう20年も前のことになります。練馬在住のメンバーが多かったことからこんな名前になたのですが、メンバーが少しずつ入れ替わり、練馬の住人も少なくなって、数年前「SHINRA」に改名。独特の楽器編成とオリジナルの編曲で世界の民族に歌い継がれてきた曲をたくさん演奏してきました。

 そのグループを、弟は「卒業」することにしたということです。その卒業公演が8月最後の日曜に、東京練馬光が丘の「IMAホール」で開かれます。「SHINRA」はこれからも演奏を続けてゆくと思いますが、弟の東京での「SHINRA」メンバーとしての出演は今回が最後になります。どうか多くの皆様から彼の「卒業」を見届けて、いや、聴き届けていただきたいと考えます。

 こんなマイナーなグループが20年も演奏を続けてこられた背景は何でしょう。私から見ると、自分の血肉をこのグループに注いできた彼自身の熱意と、それを我がことのように思い、支えてくださった熱心なファンの皆様の相互作用というのがあったと思います。単にステージで演奏するにとどまらず、日常の生活の中においても、ファンの方々とのつながりを大切にして、便りや礼状をこまめに書いていた、そうした積み重ねも大きかったと思います。

 会場のお手伝いに私も通い、その中で「葉っぱ塾」につながる人たちも増え、豊かな人間交流を得たことは、私にとっても財産でした。8月26日、IMAホールでお会いしませんか? 

 以下がコンサート情報です。

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国境なき楽団 SHINRA 地球音楽コンサート
東京公演

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多民族楽器スーパー・エコロジック・アンサンブル
国境なき楽団 SHINRA 結成20周年 
地球音楽コンサート(1日2公演)

☆子どものための地球音楽コンサート
親子で行く音の世界旅行!

2007年
8月26日(日曜日)光が丘IMAホール
(都営大江戸線 光が丘駅下車すぐ)
■正午(12時)開演 11:30開場/1:00終演予定

■予定曲
四つのわらべ歌(日本)
マライカ(ケニア、タンザニア)
ラサ・サヤン(インドネシア)
ポカレカレ・アーナ(ニュージーランド、マオリ民謡)
楽器紹介コーナー
大きな古時計(アメリカ)
ベル・プレジー(カリブ海、マルティニーク島)
チャールダーシュ(ハンガリー)
映画『となりのトトロ』〜さんぽ(みんなでうたおう)
熊蜂の大飛行(ロシア)
小さな汽車のサンバ(ブラジル)

●前売料金(全自由席/消費税込み)
おとな¥3,000/こども(3歳〜中学生)¥500/
おやこペア券¥3,000(大人+中学生以下のこども)/
3歳未満無料
3歳以上の子どもでも、大人と一緒だとペア券ご利用で
「無料」となります。
当日券:各¥500増し

●お申込み
八木倫明 (03)3977ー6631[FAXも同じ]
八木倫明アドレス quena-y@sirius.ocn.ne.jp
または、MIXI メールでもお申込み受け付けます。
[チケットは無料で振り込み用紙同封で郵送します]
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☆国境なき楽団SHINRA 第31回 地球音楽コンサート
古今東西森羅万象生演奏!

2007年
8月26日(日曜日)光が丘IMAホール
(都営大江戸線 光が丘駅下車すぐ)
■午後3時開演 2:30開場/5:15終演予定

■予定曲目
内藤正彦・作曲:水稲(東南アジア風幻想曲)
中村洋子・作曲《誰かが口笛吹いた》による尺八協奏曲
長谷川武宏・作曲《大地のシンフォニー》から〈海翔ける翼〉
ドヴォルジャーク作曲:月に寄せるアリア(歌劇《ルサルカ》から)
ラヴェル作曲:ボレロ
ピアソラ作曲:リベルタンゴ
高宗漢・作曲(コリア):リムジンガン(臨津江)
工藤順子・作詞/遊佐未森・作曲:《僕の森》《街角》
東アフリカ民謡:マライカ(私の天使)
ロシア・ジプシー・ロマンス:二つのギター
ロシアのタンゴ:疲れた太陽
ペルー:コンドルは飛んで行く
ニュージーランド、マオリ民謡 :ポカレカレ・アーナ
アイルランド民謡:黄色い村の門
モンティ作曲:チャールダーシュ
ブラジル:サンバ・デ・リトルトレイン 

●前売料金(全自由席/消費税込み) 
一般¥3500/学生¥2000(小中高大生)/
車椅子¥2000
[当日券は各¥500増] 未就学児の入場はご遠慮ください。

●特別値引き
このページををご覧のお客様には、3:00の部を、
一般¥3000、学生¥1800 とさせていただきます。

●お申込み
八木倫明 (03)3977ー6631[FAXも同じ]
八木倫明アドレス quena-y@sirius.ocn.ne.jp
または、MIXI メールでもお申込み受け付けます。
[チケットは無料で振り込み用紙同封で郵送します]


happajuku at 05:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2007年07月30日

速報! あこがれの大朝日へ

 夏の恒例となった「葉っぱ塾・あこがれの大朝日へ」は今回5名の参加者を得て、29日古寺鉱泉を出発しました。週間予報で一時は70%という降水確率になったときには「中止」も考えましたが、27日段階でやや好転し、「雨なら雨で考えればいいか」と実施を決断したのです。結果的には29日山は小雨が時折降ってくる天候ではありましたが、合羽を着るには至りませんでした。ただ、翌日の天候不安もあったために、大朝日へ向うことはせず、古寺鉱泉〜古寺山〜小朝日岳〜鳥原山(鳥原小屋泊)〜古寺鉱泉 という周回ルートをとりました。

 古寺山からも小朝日からも、大朝日岳は望むことができずじまいでしたが、参加者一堂和気藹々と、行動を共にしました。今回のハイライトは何と言っても鳥原小屋での楽しい楽しい宿泊でした。

 デジカメを持たずに出かけたので、今回は参加者の方々から写真を送っていただいてから、それにあわせて報告を載せたいと考えております。



happajuku at 15:12|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2007年07月27日

吉永さんからの本その後

ee4012a2.JPG  先月末、女優の吉永小百合さんから届けられた120冊の『語り継ぐあの八月を』は、多くの友人、知人からご協力の申し出があり、北はアラスカ・アンカレッジから、南は九州・熊本まで、各地に「平和の種」となって散ってゆきました。それでもなお、まだお申し込みをいただくものですから、先日、吉永さんの秘書の方にご連絡をしましたところ、さらに50冊をお送りくださって、昨日手元に届きました。この本が多くの皆様に読まれることを、吉永さんご自身がとても喜んでおられたともお聞きしました。

 被爆体験や戦争体験の本を読むには、ある種の「覚悟」が必要な気がします。しかしそれは、日常の生活では避けて通ることもできる「覚悟」なので、こうした本が広まってゆくことには難しさが伴うのだと思います。

 時々、「そういうことも葉っぱ塾?」と聞かれることがあります。「大人も子どもも森で遊べ」というキャッチフレーズとは不似合いな印象なのでしょうね。しかし、私たちが楽しく遊ぶ根底というのは、やはり「平和」ということが大前提になります。ですから、自分のできる範囲で、戦争や平和の問題に関わってゆこうと思うのです。淡々と静かに祈るように原爆詩を読み続ける吉永さんのように。

 お力添えいただける方は、メールで送り先をお知らせください。本の代金ということでなく、ほんとうに「お気持ち」をいただいております。

E-mail: happa-fy@dewa.or.jp



happajuku at 16:39|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 吉永小百合さん関連 

2007年07月22日

大朝日、今日の好天どうしたの?

ef907159.JPG ☆「y字雪渓」とヒメサユリ





 21日夕方、しとしと降る雨に翌日の大朝日へのガイドを不安に思いながら、古寺鉱泉に到着しました。梅雨前線がちょうど山形県のあたりにかかっていて、翌日は前線が南下するとはいうものの、ある程度の雨は覚悟しました。雨は、うつらうつらする耳にもずっと降り続いているように聞こえました。翌朝午前3時すぎ、起きてみると、細かい雨が降っていましたが、雲は動いていました。

 22日は、CT社のツアーのご案内だったのですが、まだ薄暗い宿の前を、ヘッドランプを付けて出発したのは午前4時18分でした。わずかな雨は降っていましたが、「ブナの森は傘要らず」と言われます。生い茂る葉が、雨を遮断してくれます。雲は時折暗くなり、そうすると間もなく小雨が降るという繰り返しで、行程半ばの古寺山へ。ここで休憩の途中、雨が強くなりました。もう耐え切れず合羽を着ました。「うーん、このまま雨の中の山歩きか」と誰もが思いました。ところが振り返れば、月山、その隣の奥には鳥海山までが見えていました。「前線は南下する」と予報で言っていたのを考えると、これは回復の兆しか、と期待しました。そしてそれはそのとおりになってゆきました。終わってみれば、最高の部類の天候だったではありませんか! うーん、「晴れ男」恐るべし、です。

 咲き残りではありましたが、ヒメサユリもまだ少し咲いていました! 稜線上の峰峰はくっきりと見えて、最北端の以東岳のどっしりした姿も久々にみることができました。ツアーの方々も大満足でお帰りになられました。

 ただ、今回ツアーのご案内をして感じたのは、こうしたツアーが、参加者全てを十分満足させることはできない、ということです。「百名山」を目指す方もおられれば、山頂でゆっくりしたい、という方もおられます。しかし、下山後バスと新幹線を乗り継いで東京に帰られる方々に、往復で11時間半の行動中、のんびりする時間的な余裕はほとんどありませんでした。体力的にも大きな差がある「団体ツアー」の限界とでも言えるのかもしれません。

 そんなところに「葉っぱ塾」が入ってゆくことはできないかなあ、などと考えてきました。小さなグループで、お一人おひとりの要望に応えてゆけるような・・・。

 来週はいよいよ「葉っぱ塾」の「あこがれの大朝日」です。ゆっくり登り、山頂の小屋で一晩過ごす。夕焼けや満天の星空や、神々しいまでの日の出の光景を、じっくりと眺めたいものだと思っています。天候はどうでしょうか。

 ※22日は夜になって雨になりました。ほんとうにこの日は、ぽっかりと開いた青空  に恵まれたのですね!





happajuku at 19:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2007年07月18日

新潟中越沖地震義捐金送金先

16日の地震は、3年前の「中越地震」の震源からわずか40キロしか離れていないところが震源地でした。前回の地震と被災地は重なっています。まさに「泣きっ面にハチ」という状況なのだと思います。

 私が住む山形南部も、あの日2度の「震度4」の揺れがありましたが、幸いにも何も被害はありませんでした。テレビや新聞の報道を見ますと、被害は決して小さなものではありません。

 こんなとき、多くの人が少しずつ助け合えたらいいですね。義捐金の送り先はさまざまあると思います。私からは日本赤十字社のものをお知らせします。

 郵便振替口座番号 00510−5−26
 口座名義人    日本赤十字社新潟県支部
※通信欄に「新潟県中越沖地震義捐金」と記入する。

 マザーテレサの言葉にこんな言葉があります。「余っているからと言ってくださるものではなく、あなたが痛みをともなうものを分けていただければありがたい」。

 文面は正確ではありませんが、私たちも痛みを分け合いましょうということだと思います。

 小さなお子さんをお持ちの方は、お子さんたちと共に考えるよい機会にもなると思います。



happajuku at 20:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2007年07月16日

飯豊少年自然の家、夏のオープンデーにて

b69131b1.JPG 
☆ネイチャーゲーム「カモフラ
ージュ」に真剣なまなざしの参
加者の皆さん。





 3連休最後の日、台風の影響も何とか少なくなり、雨もほぼ小止みになった16日、いろいろなことで利用させていただいている「飯豊少年自然の家・夏のオープンデー」に参加してきました。

 いよいよスタートというころに、かなりの揺れを感じました。室内にいた私たちは、ギシギシという建物の内部からの音に、一瞬緊張しました。幸い何の被害もなく、行事は予定通り進行することができました。

 私たち、「山形おいたまネイチャーゲームの会」も、ブースを設けて、参加者にネイチャーゲームを楽しんでもらう準備をしていました。手作りピザあり、ムシキングあり、カキ氷あり、クラフトコーナーありで、私たちのネイチャーゲームに参加くださる方がいるのか不安でしたが、結果的には50名以上参加してくださいました。

 写真は、「カモフラージュ」というアクティビィティの様子です。10メートルほどのコースに沿って、十数個の「人工物」がさりげなく置かれています。じっくり目を凝らしながらそれらを探して歩いてゆくというものです。1回目はほとんどの人が半数ほどしか気づかないでゴールします。わざとらしい、目立つ色合いのものは、見つけやすいですが、周囲の色合いと溶け込んでいるようなものは、気づきにくいのです。

 生き物たちは、さまざまな戦略をめぐらせて、自分の身を守ったり、獲物を獲るために、身を隠したりするのです。また、相手を驚かそうと、わざと目立った色合いのものもいます。私たちの目には見えないところに、さまざまな生き物が住んでいます。それらの生き物たちも同じ「地球上の生物」だということを感じてもらえたらうれしいものです。



happajuku at 19:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ | シェアリングネイチャー

2007年07月12日

「体験」増やす夏休みに(山形新聞7月11日付け「提言」に掲載)

  間もなく夏休みがやってくる。子どもたちにとって、ふだんできないことに挑戦したり、海や山に出掛けたりと、楽しい思い出をたくさんつくることができる貴重な一ヶ月である。

 朝日連峰の麓の恵まれた自然の中で“大人も子どもも森で遊べ”をテーマに「葉っぱ塾」の活動を始めて八年目に入っているが、ずっと継続している行事に「夏休み子どもキャンプ」がある。数名の子どもたちと二泊または三泊のキャンプ生活をし、畑の作物の収穫作業を体験したり、山に登ったり、川遊びをしたり、自分たちの食事を四苦八苦しながら作ったり。いろいろな方々からのご協力をいただいての実施である。親には送迎だけをしてもらい、キャンプ中、子どもたちは親から離れて生活することになる。

 「人の子を預かって大変ではないですか」とはよく聞かれるのだが、子どもたちがその一瞬一瞬に精一杯取り組む表情や満足そうに帰ってゆく姿を見ていて、私自身が一番楽しんでいることに気づく。私にとっては「究極の遊び」といったところである。

 このキャンプを「親子キャンプ」としなかったのには一つ理由があって、それは子どもたちに「第三の大人との時間を持ってほしい」ということだった。ふだん子どもたちは家庭と学校とで一日の大半を過ごす。親や教師は「第一、第二」の大人である。

 私たちが子どもの頃もその点は同じだが、昔は地域の人がさまざまな場面で「第三の大人」として子どもたちにかかわってくれていたように思う。しかし、そうしたかかわりが希薄となったり、少子化が進む中で、あまりにも親子の関係が「近すぎる」と感じていたし、教師との関係は規則ずくめという思いがぬぐえないでいたのだった。

 少人数のキャンプにこだわるのは、時間の制約をつくらなくて済むからである。起きたときが起床時間、食べたいときが食事の時間である。山に行くとか川に行くなどと、おおざっぱな活動内容を決めるだけである。当番を決めるわけでもないので、しなければならないことを自分で見つけて、みんなで分担することになる。自らの命を守り安全を確保するために何をしなければならないか、何をしてはならないか、ということだけしっかり伝えておけばよいと思っている。

 リピーターもあって、一年ぶりに顔を合わせることを楽しみに参加してくれる子どもたちもいる。キャンプ中、子どもたちどうしが言い争いになることもある。食事の準備のときなど、自分の家でのやり方と違うということが原因だったりする。しかし、そんなことを通じて、外の世界には多様な価値観やさまざまな方法があることを、身をもって体験することになるのだ。

 この夏、子どもたちに「外の飯を食わせる」ような場を与えてみてはどうだろうか。その中での体験の一つひとつは、いわば小さな種であるが、いつか大きな枝葉を広げることになってゆく可能性を持っている。(長井市在住)






happajuku at 04:43|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2007年07月08日

ひさびさの長井葉山〜鉾立清水を汲みに

d11383c7.JPG ☆一面緑になった「御田代湿原」。
  兄弟のブナも元気でした。 





  葉山に通い始めて、2ヶ月半も登らなかったのは初めてです。「忙しい」という言葉は極力使いたくはないのですが、さまざまあって、週末がなかなか空きませんでした。

 昨日に続いて好天の予報どおり、朝からすっきりと晴れていました。昨夜のうちに大きなザックに2リットルのペットボトルを12本入れておきました。涼しいうちに行って帰りたいですので、早めの出発。5時半過ぎには勧進代尾根入り口のゲートから歩き始めました。空のザックは軽く、快調に高度を稼ぎ、歩き始めて1時間40分で山頂到着。ひんやりとした空気は気持ちがいいです。

 カメラを持って、すぐ近くの「御田代湿原」へ。直径100メートルほどの小さな高層湿原ですが、貴重な動植物も生息しています。すっかり緑色になった湿原は、夏の風情でした。

 山荘に戻って入ってみると、ストーブが新品になっていました。日誌をみれば昨日、麓のEさんが担ぎ上げてくださったものだとわかりました。こうした人々のおかげで、私たちは、快適に山で遊ぶことができるのですね。ありがとうございました。

 半年以上行けなかった鉾立清水は、この時期水量も豊富で、水温は相変わらず手を切るようでした。ずしりと重くなったザックを「ヨイショ」と背負い、駆け下りてきました。振り返ると、濃い緑色の葉山が、青空に映えていました。


※葉山の登山道はいずれのルートも入ることができますが、6月下旬の雨で、林道部分はだいぶえぐれている箇所があります。十分注意して通行してください。





happajuku at 10:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ブナの森の四季 

2007年07月07日

夏の気配の翁山(尾花沢市・1075m)

75065c7e.JPG 今日は「七夕」ですね。そして、「葉っぱ塾」のきっかけをつくってくださった葉 祥明さんの誕生日でもあります。

 この週末、ひさびさに自分のために使えることになったので、8月にガイドする予定の翁山(おきなさん)に行ってきました。いつものように早起きし、5時半ぐらいには家を出ました。尾花沢市の登山口まではおよそ90キロメートルあります。およそ2時間かかって現地に到着し、林道に車を置いて歩き始めたのは7時半過ぎでした。

 林道を車で上がることもできるのですが、ガイドの際は下からの歩きになるようなので、時間を見るために、同じ行程を歩くことにしました。登山口にある「ハリマ小屋」までおよそ50分。ここはもう標高700メートルほどですから、山頂までは標高差で400メートル足らずです。

 杉の植林地の中を歩いている間は、両脇の草が伸びていて、道が見えないほどでした。まもなくブナの林に入るとしっかりした道がついていました。一人で山に入るときの荷物は軽いので、どんどん登りました。中腹に「白髪の泉」という水場があって、冷たい水を飲むことができました。元気をもらってここから山頂まで30分たらず。まだ霧の雲が完全には取れず、眺望はいまひとつ。しかし、下山路になる稜線の道を、はっきりとみることができました(写真)。このあたりは風の通り道とのことで、標高1000メートル前後にもかかわらず、稜線は草原の様相をしていました。夏にはヤマユリが咲くそうですが、小さな花芽はすでにできていました。夏は近いです。

 この稜線を下ったコルから、ブナの林の中の急斜面を駆け下りるように下ってきましたが、麓近く、傾斜が緩んだところには、ブナの根元から湧き水があちこちにあって、なかなかおいしい水でした。その分足元はぐじゅぐじゅしていて歩きにくかったです。

 雪をいただいた月山の裾野が見えたので、次回が楽しみです。車に戻ってバックさせたところで、道路脇の側溝に左の車輪がはまって動けなくなりました。近くで路肩の草刈作業をしていた老人(翁)二人が助けてくださいました。さすがは翁山、と感激して、帰路につきました。




happajuku at 15:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 山旅の報告 

2007年07月05日

多様性受け入れる寛容さを(07年7月5日掲載)

60538517.JPG ☆安藤さんのご指導で
  作った蜜ロウソク




  夏至や冬至の日の夜に、電灯を消してキャンドルナイトを過ごそう、という呼びかけが始まって数年たつだろうか。県内でもこの6月22日の夏至の日を中心に、大小さまざまなイベントが開催されたようだ。

 我が家では、朝日町で「ハチ蜜の森キャンドル」を営む安藤竜二さんのご指導で作った小さな蜜ロウソクを短時間灯した。ほのかな香りに包まれ、やや赤みを帯びた小さな炎を見つめながら、私たちは明るすぎる夜を過ごしているのではないかと考えていた。

 このキャンドルナイトの呼びかけとは別に、夏至の日の直前、知人から「豪快な号外」というタブロイド版の新聞が届いた。タレントのてんつくマンさんや、会社代表の中村隆市さんらが呼びかけ人となって、全国3000万世帯にこの新聞を配り、地球温暖化について多くの人々に考えてもらおうという趣旨のようだった。

 キャンドルナイトにしても、身の回りから始める温暖化防止の取り組みにしても、人々が今の自分の生活の質を見直し、将来の子どもたちにこの地球をどうやって引き継いでゆくのかを考えてもらうきっかけとなるものだろうと単純に考えていた。

 しかし、あるインターネットのサイトで、キャンドルナイトを推進してきた人の中から「豪快な号外」の受け取りを拒否しよう、という呼びかけがなされていて、どうしたことかと意見のやりとりを追いかけてみた。

 残念ながら私には重箱の隅をつつき合って互いを攻撃しているとしか思えなかった。一方が「キャンドルナイトは政治的なものではない」と主張すれば、他方は「キャンドルだって二酸化炭素を出すだろう」と応酬していた。

 これまで、どれだけ多くの市民運動が、こうした対立と不毛の議論の末に衰退していったことだろう。考えの多様性を寛容に受け止め、大きなうねりをつくり出すことこそが、今私たち一人ひとりに求められていることではないのだろうか。

 ブナの森を歩くたびに感嘆するのは、同じ種類の樹木であっても、その置かれた環境によって、実に多様な姿を呈しているということだ。そしてそれぞれが、その森の中で生きる場を与えられているのである。人間もかくありたいと思うのだ。




happajuku at 05:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 朝日新聞山形版掲載エッセイ 

2007年07月02日

大朝日岳へのヒメサユリ・ロード

b6c8eb1b.JPG 大朝日岳山頂直下の
 「y字雪渓」 



 7月1日は、M旅行者のツアーにお付き合いし、古寺鉱泉から大朝日岳まで往復してきました。下界は晴れていたのですが、標高1500メートルを超えると雲の中に入り、時折霧雨、小雨も降っていました。山頂は風が強く視界もききませんでしたが、参加者全員を無事に山頂までご案内できました。

 1日は5時の出発でした。古寺鉱泉からはいきなり急な傾斜を登りますから、ゆっくりゆっくりと歩き始めます。1時間半ほど歩き、標高が1000メートルを超えたあたりからは、山の花々が目に入ってきました。この時期の大朝日への道は、何と言ってもヒメサユリです。2週間前の祝瓶山ではたった1輪でしたが、今回は見事なヒメサユリ・ロードの中を歩くことができました。

 ヒメサユリは1本の茎に、1年目のものが花1輪、2年目は花2輪、3年目は3輪・・・、と咲くと聞いています。これまで私は1本に5輪咲いているのをみたのが最高だったのですが、今回7輪咲いているのを見つけました。また、8つのつぼみをつけているものも! うーん、ヒメサユリは何年生まであるのかな?

 残雪が例年より多いようでした。この冬は「暖冬」と言われていましたが、それは下界のこと。山は例年並みの雪だったのに加え、4月の低温で雪解けが進まなかったのです。大朝日岳山頂直下にある名物雪渓「y字雪渓」は、しっかりとその姿を見せてくれました。銀玉水から上はおよそ200メートルほどの雪渓の上を歩かねばなりません。アイゼンなしで来た人たちは、たいへんな思いで上り下りしていました。安全のためにもアイゼンを持参したほうがよいですね。小朝日直下から熊越への巻き道は、雪はなく、道も管理人の佐藤さんが補修してくださって、大丈夫通れます。大朝日小屋の名物おじさん、大場さん、今年もお元気な姿を見せてくださいました。

 1日にみた花々の名前を50音順に並べてみました。ご一緒に行かれたツアーのみなさん、「あれも見たよ」というのがありましたら、教えてください。雪解けて間もないところの春の花から、夏の花までさまざま見ることができたようです。

 アカモノ、アズマシャクナゲ、イワカガミ、イワナシ、ウラジロヨウラク、エンレイソウ、ギンリョウソウ、コスミレ、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、サラサドウダン、サンカヨウ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、ズダヤクシュ、タニウツギ、タムシバ(ニオイコブシ)、チングルマ、ツクバネウツギ、ツクバネソウ、ツバメオモト、ツマトリソウ、ツルアジサイ、ナナカマド、ニガナ(白・黄)、ニッコウキスゲ、ノウゴウイチゴ、ハクサンチドリ、ヒメサユリ、ヒナウスユキソウ、マイヅルソウ、ミツバオウレン、ミヤマカタバミ、ミヤマカラマツ、モミジカラマツ、ユキザサ。



happajuku at 05:27|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ