2008年10月

2008年10月31日

朝三暮四

a8104a29.JPG☆昨日の朝、ジョギングの途中で
 真っ白に雪化粧した飯豊山が見
 えました。




  昨日の夕方、テレビの音声を聞いていたら、「総理の記者会見です」とのこと。聞くともなしに聞いていました。最近の経済状況の悪化に対しての対策を発表したものでした。お聞きになった方も多いでしょうね。

 聞きながら思い浮かんだのは「朝三暮四」という故事成句と、「この国民にしてこの政府あり」という言葉でした。ご存知でしょうけれど、「朝三暮四」は、引用するとこんな内容です。

  宋の国に狙公という人がいた。猿を可愛がって群れをなすほど養っていた。
サルの気持ちを理解することができ、猿も同様に主人の心をつかんでいた。
自分の家族の食べ物を減らしてまで、猿の食欲を充たしていた。
ところが急に貧しくなったので、猿に与える餌の茅(どんぐり)を減らすことにした。
猿たちが自分になつかなくなってしまうのではないかと心配したので、
まず猿たちを誑(たぶら)かして言った。
「お前たちにどんぐりをやるのに、朝は三つで暮は四つにする。足りるか」
すると猿たちは皆起ち上がって怒りだした。そこで狙公は急に言い変えて、
「それじゃ、朝は四つで暮は三つにしよう。足りるか」と言うと、
猿たちは皆平伏して喜んだ。

 果たして、国民一人当たり15000円を「支給する」という今回の経済政策を、多くの国民はよしとするのでしょうか? なぜそういう事態になったのかとか、その負担をどのように行うのかということについて、考えなければならないと思います。消費税のアップを、明言していましたね。3年後に10%だということです。与えてから取るのか、取ってから与えるのか、などということで解決するような問題なのかどうかをよく考えたいものです。

 アメリカに追随する政策を戦後ずっと推し進めてきた日本。在日米軍に対しても、海外の米軍に対しても、世界の他の国には見られないほどの「思いやり」の支出をしている、そのことが、どれだけ社会保障を脆弱なものにしているのでしょうか? 行政における無駄遣いや裏金などで、どれだけの税金が泡のように消えているのでしょうか? そういう根本的なことをしっかりと考えなければならない問題だと思います。

 そして「この国民にしてこの政府」。彼らは、国民によって選ばれてきた人たちであるという事実。憲法9条があるにもかかわらず、海外にも軍隊の派兵を継続しようとするその彼らが、目先のこととして「15000円くれてやる」というのですが、私たちは消費税の増税でいったい年間どれだけ多くの支出を強いられることになるでしょうか。「ホテルのバーは安くて安全」とおっしゃり、カップラーメンがいくらぐらいと思うかと問われ、「400円ぐらい?」などとお答えになる総理には、消費税が5%であろうが10%であろうが、あまり影響はないのだろうなあと想像します。まさか、私たち国民を「朝三暮四」のサル程度に思っておられるのではないだろうなあ、とヤギおじさんは心配しています。こうした「困った人々」による権力のたらい回しが、いったいいつまで続くのでしょうか。



happajuku at 05:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2008年10月30日

「空(くう)」 イン 東京文化会館!

 私の弟がメンバーの一人である、風絃トリオ「空(くう)」&真奈の公演が、来年1月、上野の東京文化会館で開催されることになりました。今回のチラシにある大きなブナの木は、大好きな長井葉山の「大場さんのブナ」と私たちが呼んでいる巨木です。このグループが東京文化会館でなんて、それこそ「空」前絶後のことかもしれません。お聞き逃しないように。以下、弟・八木倫明からの情報です。

**********************************

風絃トリオ〈空〉の2年の歴史において初めて、
全席指定でコンサートが開催されます。
(主催=東京労音)

文化会館公演チラシ



6月に予告しましたが、
あのクラシックの殿堂、東京文化会館(小ホール)に
いよいよ、来年の1月29日に出演するのです。

小ホールといっても650席以上・・・
世界最大の小ホール・・・とも言えます。

普段ここは、
ケーナなどの民族楽器が登場するホールではないんです。
尺八は日本の「クラシック」の楽器ですから、
これまでも何度も登場したと思います。

ぼくの楽器は、特注なんですけど、¥7500。
1億円のストラディヴァリウスが
年に何度も鳴り響くホールですからね。
ここにケーナが響き渡るのは、初めてかもしれません。

いや2度目です。
8月に、
プロの合唱団『日本合唱協会』の定期演奏会にゲストで出て、
合唱と共に《コンドルは飛んで行く》を吹いたのはボクです。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=890764257&owner_id=6642689

実は2005年にボクはこのステージで
鈴奏者として2曲演奏しました。
岸本力ロシア民謡コンサートのプロデュースをして、ついでに
《トロイカ》と《悲しき天使》の2曲で、鈴を叩いたのです。

そんな思い出のホールなんですが、まさか
風絃トリオ〈空〉でここに出られるとは思いませんでした。
これは、お客様の支持、応援のお陰です。
本当にありがとうございます。

定価¥3800ですが、
この日記(ブログ)を見て下さったみなさまには、
特別価格で販売いたします。
詳細は「葉っぱ塾」までお問い合せくださるか、
次のアドレスへご連絡ください。
八木倫明 quena-y@sirius.ocn.ne.jp

チケットはすでに10月3日(金)より発売になりました。
まだまだ良いお席があります。


2009年1月29日(木)午後7時/東京文化会館小ホール

<予定曲>

語り手と〈空〉のための《音の森》(園田容子)新作初演
組曲《風の谷のナウシカ》(久石譲)
ピカピカ[きみの影になりたい](作者不詳/ベネズエラ・ワルツ)
ラ・サンドゥンガ(メキシコ民謡/オアハカ・ワルツ)
ワルツ《美しく青きドナウに》(J.シュトラウス2世)
チムチムチェリー(R.シャーマン/ミュージカルのワルツ)
白鳥の停車場(藤平慎太郎/銀河のワルツ) 
大地の詩(長谷川武宏)
草原が風にそよぐときには・・・(内藤正彦)
春の海(宮城道雄)
アルハンブラの思い出(タレガ)
天地創造(ハンガリー民謡)
鳥の歌(カタルーニャ民謡)
黄色い村の門(アイルランド民謡)
コンドルは飛んで行く(D.A.ロブレス)
ほか



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2008年10月29日

ネイチャーゲーム出前、初めて中学校に

fddff3c3.JPG☆ただいま仲間と相談中






  28日は、お隣の町のK中学校の「選択社会」の授業のゲスト・ティーチャーとして、ネイチャーゲームの「出前」に行ってきました。これまで、小学校の宿泊研修などのプログラムとして、「少年自然の家」などに呼ばれたことはありましたが、中学校に、しかも授業の1コマに呼んでいただいたのは初めてでした。

 呼んでくださったのは、その学校に勤務するF先生。実はネイチャーゲームの会の仲間です。この先生が担当する「選択社会」の授業では、時折外部からゲストを招いて、いろいろなお話を聞く機会を設けているのだそうです。自分も学校にいたからわかるのですが、そうしたことを企画する時間的な余裕や、財政的な裏づけなどで、今の学校は大変です。ですから、それらのハードルを乗り越えて今回のように呼んでくださったことは、とてもありがたいことでした。

 ひさしぶりに若者の前に立ちました。今どきの中学生らしかったのは、誰かと絶えず何かしゃべっていないといられないという生徒が何人かいたことです。今回は、こちらの話に反応してのことでしたので、それほど気にはならなかったのですが、今の多くの中学・高校生に共通した現象として「人の話に集中できない」ということは、やはりあるように思います。これは、ケイタイ電話で四六時中メールのやり取りをしないと気がすまない、ということと、根は共通ではないのでしょうか。

 そうは言っても、昨日の「授業」は、彼らなりに積極的に参加してくれたと感じました。50分はあっという間に過ぎてしまいました。校舎のすぐ前に、いろいろな種類の木が植えられた木立があり、今は紅葉と落葉でとてもにぎやかな場所がありましたが、あまり活用されている気配がないのがちょっと残念でした。自然への関心を高めることは、大人のちょっとした配慮があれば、街中の公園でも、このような学校の庭でも可能だと思います。ただ、大人の側に、そうした関心を掘り起こす「技術」が備わっているかどうか、なのですね。

 3月まではルーティーンのようにやっていた「授業」でしたが、久しぶりのこうした体験は、本当に心地よい「風」になりました。

 そうそう、それにでかける前にメール便を出しに立ち寄ったコンビニで、母校に勤務していたときに担任していた女の子と久しぶりに会いました。彼らも28、9歳になっています。教員を辞めた私のことを聞いていたらしく、「先生らしくていいですね!」と励ましてもらいました。ありがたいことです。



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2008年10月28日

「ふじ」順調生育〜時雨(しぐれ)の季節を迎えて

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 <ソフトボール大にまで大きくなった「ふじ」>

  昨日、「葉っぱ塾のリンゴの木」を見に行ってきました。収穫まであと3週間ほどになりましたので、どんな成長振りか楽しみでした。今年は台風がまだこちらに来ていないことで、リンゴ農家にはとてもありがたい秋だと思います。強い風で枝が折れたり、実が傷ついたり、ひどいときには木が倒れたり。自然の猛威の前では何もなす術がないのですね。


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 <実のなり具合も上々のようです>

  リンゴは種類によって、早稲、中手、そして晩生と、収穫の時期に差があります。この「ふじ」は晩生の最有力品種です。朝の冷え込みが厳しくなることで、中に蜜が入ると聞きました。そういう点から見ると、10月は気温が高めでしたので、これからの冷え込み次第ということでしょうか。また、「ふじ」は他のリンゴに比べるとシャキッとした鮮度が長く保たれる品種でもあります。その点も広く栽培されることになった理由かもしれません。

  この時期の雨を「時雨(しぐれ)」といいます。「過ぎる」から転じた言葉だと聞いたことがあります。昨日はまさにときおりにわか雨をもたらす雲が足早に通り過ぎ、降ったかと思えば照り、照ったかと思えばまた降るといった、変わりやすい空模様でした。一雨ごとに気温が下がってゆき、もうしばらくすると、雨ではなく霙や雪が混じるようになります。

  「葉っぱ塾のリンゴの木」の収穫作業は11月16日を予定しています。どれだけの収穫量があるのか、今から楽しみです。

  オーナー以外の方で、私たちがお世話になっている白鷹町のリンゴ名人・平井さんのリンゴがほしい方は、贈答用「ふじ」10キロが送料込みで¥6000前後、自家用(箱に緩衝材などが入りません。大きさ不ぞろい。)は同じく¥3500前後です。「葉っぱ塾」までご連絡いただければ、取次ぎいたします。






happajuku at 05:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾のリンゴの木 

2008年10月27日

田んぼ収穫祭、にぎやかに

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  26日、「葉っぱ塾田んぼオーナー」の収穫祭を行いました。6月1日に田植えをし、10月5日に稲刈り。その後自然乾燥させて、21日に脱穀。そして24日に籾摺りと計量をして、この日を迎えました。

 1オーナーあたりの収量は玄米で53Kgとなりました! 数年前、私たちは近くの山辺町にある棚田のオーナーになって、数年間米作り体験をしていましたが、その間の最高が45Kgほどだったことと比べると、かなりよい収量であったと思います。

 お米の収穫を祝い、お世話してくださった遠藤さんへの感謝をこめての収穫祭には、オーナーのお友達のご家族も参加してくださり、20名を超える人が集まりました。はじめに遠藤さんから、このシーズンを振り返って、経過を報告していただきました。除草剤1回使用のほかは農薬を使用しない、という方針の米作りは、ご苦労も多いようですが、遠藤さんのお話を伺っていて、「イネが人の足音を聞いて育つ」ということの意味が少しだけわかったような気がしました。

 遠藤さんの米作り仲間のKさんから譲っていただいたもち米で、大きな臼と杵をつかってまずはみんなで餅つきを行いました。今では家庭に餅つき機があったり、お店で切り餅をいつでも売っていたりしますので、なかなかこうして餅をつくことは見られない人が多いと思います。子どもたちは、杵でついてみるにとどまらず、蒸し立てのもち米や、まだ「半殺し」の餅をつまみ食いしたりしながら、にぎやかでした。



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 つき上がった餅は、厨房に運び、みんなでちぎって「あんこ餅」、「納豆餅」、「お雑煮」、そして「ナメコおろし餅」の4種類に。この餅のちぎり方にも昔の人の技術があって、地元のTさんに教えてもらいながら、子どもたちはもう夢中になってやっていました。



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 できあがったお餅と、各自持ち寄りの一品で、座敷のテーブルはこんなににぎやかでした。食べきれない分はみんなで分けて持ち帰りとなりました。きっとそれぞれの家での夕食の食卓にのぼったことでしょう。わが家もそうでした。

 大きなお米の袋をずしりと積んだみなさんの車は、それぞれの家へと向かわれました。来年は、もっと交流の機会を増やせたらいいですね、という声も聞かれました。オーナーの募集枠や、オーナー制度の内容についてさらに工夫を重ねて、楽しく交流を進めてゆこうと思っています。

 遠藤さんのところでは、コシヒカリのほかにヒトメボレも栽培しておられます。「農協などに出荷する前に連絡をもらえればお分けできます」とのことでした。コシヒカリは30Kgで¥9000、ヒトメボレは同じく¥8500とのことです。ご希望の方がおられましたら、「葉っぱ塾」にご連絡をいただくと、取次ぎをいたします。
誠実に米作りに取り組んでおられる生産者と、安心できるお米が食べたいという消費者のつながりが、ひろがってゆけばいいですね。






happajuku at 05:59|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2008年10月26日

無声映画、活弁上映会

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  25日、長井市内の「小桜館(こざくらかん)」を中心にちょっとしたイベントがありました。上の写真が「小桜館」ですが、これは今から130年前に建てられた洋風建築物で、当時は「郡役所」として使用されていたものです。一時は廃屋のようになって取り壊しも取りざたされていたのですが、化粧直しや補強工事を施して、展示会や小さなコンサートなどが開けるものに変身しました。

 この中のホールで昨日、無声映画の上映会が開催されました。活弁士としておいでになったのは佐々木亜希子さん(下の写真)。山形県酒田市のご出身です。彼女が卒業した酒田市内の高校に私も勤務していたことがありますが、彼女は私がそこにいなくなってからの卒業生です。大学を卒業後3年間、NHK山形のニュースキャスターとして活躍された後、活弁士に転身され、今は全国で活躍中です。

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 昨年だったでしょうか、神奈川の友人から「山形出身で、活弁士をしている女性がいます。」と紹介を受け、佐々木さんとはお手紙だけの交流が続いていました。そんなこともあって、昨日は初めての対面だったのですが、なんだか旧知の友人に再会したような感じでした。

 上映された映画は『チャップリンの消防士』と、片岡千恵蔵主演『番場の忠太郎 瞼の母』の2本。今では活弁士つきの映画なんて、なかなか見られる機会はないわけですが、声を使い分け、場面にあわせ、ときにアドリブを加えながら話をし、しかも観客の画面への集中を切らないようにするという「技」が求められるのですね。白黒の古い映画だったわけですが、気づいてみると、身を乗り出して見入ってしまっていました。

 佐々木亜希子さんの今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。



happajuku at 05:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2008年10月25日

葉っぱ塾田んぼ、収穫祭間近

5b76a6e3.JPG☆脱穀された米を籾摺り機に投入
 する遠藤さん。





  6月1日に田植えをし、10月5日に稲刈りをした「葉っぱ塾田んぼオーナー」のコシヒカリ。世話をしていただいた遠藤さんから「籾摺りして計量するので、来ませんか」と連絡を受けて、行ってきました。

 専業農家の遠藤さんも、米作りに本格的に取り組むようになってから「手植え」の経験はなかったそうです。私などは単に労力の違いだろうと思っていたのですが、苗の間隔や、植える本数が機械植えとは違うのでした。手植えのほうが間隔が広く、本数は今回5本を標準としましたが、機械植えはもっと多いそうです。結果として、イネは伸び伸びと葉を広げ、太陽の光を十分に受けながら育ちました。遠藤さんからは「姿のいいイネだ」とほめられました。

 田植えしてしばらく後、イネミズゾウムシが発生したと連絡がありました。通常であれば農薬を使うところですが、遠藤さんはこのとき、有機肥料を与えることでイネに元気を与えて、危機を乗り越えました。

 私たちが取り組んだコシヒカリは、背丈が高くなりやすい品種だそうです。ということは風による倒伏の被害を受けやすいということでもあります。幸い今年は、この地域にこれまで台風の影響がありませんでしたので、被害を受けることはなかったのですが、コシヒカリをたくさん栽培している地域では、風への対策として「矮化剤(わいかざい=背丈を低く抑える薬品)」を使用するそうです。遠藤さんは「だからよそで作ったコシヒカリはちょっと気持よくない」とおっしゃっていました。

 籾摺り機にかけて出てくるものから未熟な粒を取り除き、玄米として袋に出てきたものを計量してみました。正式発表は26日の収穫祭で行いますので、ここではいえないのですが、「かなりいい」です。以前、ある町の棚田のオーナーに数年間参加したことがありましたが、そこでも経験しなかったほどの収量になるようです。オーナーのみなさんの喜ぶ顔が楽しみです。

 「葉っぱ塾田んぼオーナー」は、来年はさらに5ファミリーの受け入れが可能です。田植えと稲刈りどちらかには参加していただく、という条件です。参加経費は今年は¥22000でしたが、来年については今後遠藤さんとも相談して決めてゆきます。すでに「新たに参加したい」というお申し出もいただいており、ご希望の方がいらっしゃいましたら、こちらにご連絡をお願いいたします。

 遠藤さんはご自分の全ての田んぼを農薬不使用(除草剤のみ1回使用)で栽培しておられ、ヒトメボレは30キロで¥8500、コシヒカリは同じく¥9000で分けてくださるそうです。オ−ナー分で足りない場合は、この価格で直接お求めいただくことも可能です。また、家庭菜園用に藁が必要だという方も、ご相談くださいということでした。

 明日の収穫祭では、お餅をついてお祝いしたいと準備しています。オーナーでないご家族も参加してくださるとのこと。にぎやかになりそうです。



happajuku at 04:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2008年10月24日

紅葉進む会津・三坂山

  23日は、仙台C社のツアーのガイドで、10月上旬に下見で訪れた、福島県三島町の三坂山に行ってきました。10日間続いた秋の晴天にかげりが見え始め、西から低気圧が近づいており、朝から曇り空でしたので、雨が心配されました。しかし思ったほど天候は悪化せず、私たちが歩いている時間帯には時折太陽が顔をのぞかせるなど、比較的穏やかな天候となりました。南風が吹き込んだせいか、気温も比較的高く、寒さを感ずることもありませんでした。うーん、晴れ男、まだ続いているようです。

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  標高約560mの美坂高原から歩き始めます。始めは牧場や畑の中の遊歩道、30分ほど歩くと山道に入ります。そのあたりはカラマツやスギの植林地のなかなのですが、およそ1時間歩くと、気持のよいブナやナラの林の中に入ります。そんな中でしばしの休憩(上の写真)です。

  下見のときには紅葉はほとんど進んでいない状況でしたが、あれから2週間以上たってみると、ずいぶん様子が変わっていました。私がいちばん驚いたのは、コシアブラの木がやけに多いということでした。この時期のコシアブラの葉は「白葉」するので目立つということもありますが、もしかしたらこのあたりではコシアブラを山菜として採っていないのか、などと思いました。

  ウリハダカエデやハウチワカエデの赤、オオバクロモジやヒトツバカエデの黄色などは、あちこちで目に飛び込んできました。1時間半ほどで標高832mの山頂に到着。少し遅めの昼食をとりました。

  下山にかかると、狭い尾根ですが木が刈り払われて、見通しのよいところがありました(下の写真)。展望もよく、周囲の山々や眼下の集落、そしてその前を流れる只見川も眺めることができました。

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  国道252号線にむかって下る急傾斜の斜面は、ブナよりもナラの木が多く、中にアカマツも混じっていました。人々に利用されたことによって、比較的若い森の姿を示していました。

  この森ではナラの実、すなわちドングリが豊作でした。登山道の標識に残る爪あとや、少し乾きかけたフンなどを目にすることで、クマの気配を感じながら歩きましたが、このあたりでは、何とかクマたちはこの冬を迎える準備を整えることができそうでした。

  山を降りてからは、只見川の水面を間近に見ながら入る温泉で、汗を流してきました。このあたりは標高が350mほどということで、紅葉の盛りはあと1週間先といったところでした。

  森の匂い、色とりどりの紅葉、腐葉土でふかふかした登山道。そんな道を歩いていて、なんだかひとりでに笑いがこみ上げてきました。お客様には申し訳なかったのですが、にやにやしながら先頭を歩いて十分に楽しんでしまいました。



happajuku at 05:18|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2008年10月23日

2009年カレンダー2種類、協力者募集!

  20年近くなりますが、毎年この時期になるとカレンダーの購入を呼びかけております。ブログをお読みくださる皆様からも、ご協力をいただけましたら幸いです。


葉祥明カレンダー2009(表紙)


  「葉祥明言葉カレンダー」は、B4サイズの葉祥明さんの絵に、同じサイズの日付面があり、2月ごとの絵柄です。それぞれの絵に、葉さんの短いメッセージがあります。たとえば5・6月はこんな絵柄です。

葉祥明カレンダー2009(5,6月)


自分の人生は
失敗だった!と
思った人は
幸いです!
それは 大きな学びです

多くの人は
失敗も成功も分からず
ただ 生きています
学びはありません

学びのない人生は
それこそ 失敗です


北鎌倉の葉祥明美術館でしか取り扱っていないこのカレンダーを、「葉っぱ塾」では美術館の協力をいただいて、75部送っていただいております。これを1部¥1500(送料込み)でお求めいただくと、1部につきおよそ¥500がNGO「難民を助ける会」への寄付となります。

  単にお金を送るだけでなく、そこにカレンダーを介在させているのは、そのことによって継続性がはかられるのではないか、との期待があるからです。毎年買って下さる方が多いです。これまでの20年近くにこの活動で寄付した金額は150万円近くになります。小さなことも、積み上げれば大きな力になってゆきます。

 もうすでにお申し込みをいただいており、「葉っぱ塾」に残っているのは27部となっております。ご連絡をお待ちします。
 


日本フィル2009カレンダー絵柄


  「日本フィル“音楽猫”カレンダー」は、日本フィルハーモニー交響楽団の活動支援に協力していただくことになります。こちらは雨田光弘さんが描く猫たちが、さまざまな演奏活動を披露してくれる楽しいカレンダーで、月めくりのちょっとぜいたくなカレンダーです。「葉っぱ塾」では¥2100(送料込み)でまずご注文を受け付けます。11月15日を締め切りとして、それまでにご注文をいただいた分だけ発注しますので、それまでにご連絡ください。それ以降の申し込みの場合は日本フィルからの直送となり、送料がかかるようになります。


  いずれのカレンダーも連絡先は「葉っぱ塾」にお願いいたします。
   TEL/FAX 0238−84−1537 
   e-mail happa-fy@dewa.or.jp



happajuku at 04:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2008年10月22日

朝日連峰・鳥原山で風景独占

21日は、あとから追加したプランでしたので、Mさんお一人だけの参加でしたが、朝日連峰の鳥原山に、白滝登山口から登ってきました。このルートは1週間ほど前に「朝日ミニ縦走」でも登ったルートですが、その一週間で中腹の紅葉が一段と進んで、ブナの森の様子はなかなか見事でした。

DSCF1994


 こんな風景に出会うと、八木重吉の『素朴な琴』という四行詩を思い起こします。

   この明るさの中へ
   ひとつの素朴な琴をおけば
   秋の美しさに耐えかね
   琴は静かに鳴りいだすだろう

DSCF2003


 鳥原山の小屋まで2時間半。小屋に荷物を置いて、そこから20分あまりかけて鳥原山展望台まで行ってみました。ここは大朝日岳を正面に見ることのできる場所でもあります。連峰全体は見通せませんが、なかなかの展望スポットです。さすがに平日とあって、歩いている人もなく、大展望を独占してきました。


DSCF2005


 鳥原山の山頂直下に広がる鳥原湿原は、もうすっかり紅葉の季節も終わり、ダケカンバの白い幹や枝が、秋の日差しに輝いていました。登るときはさほど風がなかったのですが、午後は少し風が出てきました。中腹のブナの林では、風が通り抜けるたびに一斉にたくさんの葉っぱが散り、まるで雨音のように聞こえました。登山道に散り敷いた乾いた落ち葉をかき分けるように下山してきました。

 今回の秋の晴天は10日ほど続きました。今年は不安定な空が多かったので、とても気持よいこの10日間でした。



happajuku at 04:15|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山旅の報告

2008年10月21日

中腹で紅葉盛りの長井葉山

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  20日はまずまずの天候だったので、長井葉山に出かけてきました。冬用の薪を荷揚げしなければと思っていましたし、毎朝のコーヒーに使っている葉山の水も残り少なくなっていましたので、それらを兼ねての紅葉見物でした。

 標高700mから1000mあたりの葉山中腹の紅葉が盛りでした。このあたりはブナの葉も一部は黄色に変わっていますので、上の写真のように日が差し込むと、森の中が黄色く輝くようでした。

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 山頂近くではほとんどの葉が散り始めており、赤いナナカマドの実が青空とすばらしいコントラストを見せてくれました。今年はなんだかナナカマドの実が多く実っているような気がします。一方で、ブナは全くと言っていいほど実をつけていませんし、ナラ類のドングリもわずかです。冬を控えてクマは大変な秋を迎えているのではと気がかりです。

 まさか月曜日に山で人に会うとは思っていませんでしたが、登る途中、クマ鈴を鳴らしながら降りてきた方がおられました。お話を伺ってみてびっくり。千葉からおいでになった71歳の男性で、車で寝泊りしながら今は新潟、山形の山を登っているところだとのこと。これまでに全国の山の880座以上を踏破されたということでした。「百名山はとっくに終って、300名山も今280以上いってるかな。74歳までは1000座達成するつもり」とおっしゃっていました。おそるべき70代です。

 その方が、「あちこち歩いたけど、この山の道は素晴らしいね」とおっしゃるのです。「友達を連れてまた来たい」とも。地元の方が毎年草刈りをして維持管理しておられるご苦労は、このように評価していただけることで、十分に報われるような気がしました。なんだか自分がほめられたように嬉しくなりました。

 「葉っぱ塾」では、11月1日と11月11日、それぞれ11時11分の登頂をめざす長井葉山を予定しています。ぜひご参加ください。あまり登られることのない勧進代ルートを使う予定です。



happajuku at 04:07|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ブナの森の四季 

2008年10月20日

「平和」。このかけがえのないもの。

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※この写真は、アフガニスタンで亡くなられたペシャワール会の伊藤和也さんが撮影されたアフガニスタンの子どもの姿です。笑顔が素晴らしいですね。


 自衛隊イラク派遣違憲判決の報告学習会が、引き続き全国各地で開催されています。お近くで開催されるものにぜひご参加ください。憲法は国民が政府に守らせるものであるにもかかわらず、憲法を軽視する今の政府のありようが、痛感されることと思います。この人たちに国を任せておくと、本当に危険だと思います。

 愛や希望や夢を語ることのできる、その前提としてのかけがえのない平和を、大切にしたいと思います。


■判決報告集会の日程
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
全国で企画されています判決報告集会のうち
会員対象でない集会があります
日時や会場を把握できているものをお知らせいたします
お時間があればぜひ参加してください
HPに報告会に行った弁護士の感想を載せたブログがあります
http://iraben.exblog.jp/ ぜひ見てください

●東京・文京区 10月26日 10:00〜 岡村弁護士
  全労連会館3階会議室
  はたらく女性の中央集会

●西宮 10月26日 荒尾弁護士
  現代を問う会

●静岡 11月1日 14:00〜 川口弁護士
  伊豆の国市韮山農村環境改善センター
  いずのくに9条の会

●岡谷 11月1日 毛利弁護士
  岡谷市諏訪湖ハイツ
  岡谷9条の会

●奈良 11月1日 14:00〜 池住義憲
  大和高田さざんかホール 小ホール
   大和高田9条の会

●加古川 11月2日 13:00〜 田巻弁護士
  加古川市勤労会館
  有事法制に反対するネットワーク東播磨

●千葉 11月3日 13:00〜 川口弁護士
  千葉市文化センターセミナー室
  平和への大結集・千葉

●富山 11月3日 柴垣弁護士
  富山の会

●石川 11月3日 内河弁護士
  石川9条の会ネット

●東京 11月4日 18:30〜 川口弁護士
  港区立男女共同参画センター「リーブラ」
  港区(東京)九条の会

●千葉 11月4日 13:30〜 池住義憲
  日本キリスト教団市川三本木教会
  日本キリスト教団千葉支区靖国集会実行委員会

●山形 11月4日 18:00〜 中谷弁護士
  遊学館 第1研修室(山形市緑町1-2-36)
  山形県弁護士会

●東京 11月5日 18:30〜 池住義憲
  東京都文京区シビックセンター
  東京土建憲法署名決起集会

●愛知・江南 11月7日 19:30〜 岡村弁護士
  ふれあい会館
  江南・革新の会

●奈良 11月8日 13:30〜 北村弁護士
  グリーンホール(予定)
  奈良市登美ヶ丘9条の会

●名古屋 11月8日 柴垣弁護士
  桜華会館
  東海9条連

●名古屋 11月8日 永井弁護士
  どうとく・とよだ9条を守る会

●新潟 11月9日 午後 池住義憲
  クロスパル新潟
  新潟宗教平和の会

●東京 11月10日 18:30〜 田巻弁護士
  けんせつプラザ5階(大久保・東京土建会館)
  東京憲法会議・自由法曹団東京支部

●名古屋 11月15日 14:00〜 北村弁護士
  愛知県教育会館第1会議室
  市立高校退職者9条の会

●飯能市 11月15日 15:00〜 川口弁護士
  飯能9条の会

●国分寺市 11月16日 毛利弁護士
  戦争をなくそう!多摩フォーラム

●愛知・碧南 11月16日 池住義憲
  碧南市芸術文化ホール・シアターサウス
  へきなん九条の会

●千葉・佐倉市 11月17日 14:00〜 毛利弁護士
  臼井公民館
  佐倉市内9条の会連絡会

●東京・築地 11月19日 18:00〜 柴垣弁護士
  築地社会教育会館視聴覚室
  商社9条の会
 


happajuku at 04:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2008年10月19日

祝瓶(いわいがめ)は、にほうばかりに

75549d58.JPG☆紅葉の祝瓶山東斜面と見上げる山頂
 (クリックで画像拡大)





  あららぎ派の歌人、結城哀草果(ゆうき・あいそうか)は、祝瓶山を次のように詠んでいます。

   祝瓶は にほうばかりにそそり立ち
    かなしき山か 近よりがたき

 古語にはうとい私ですが、長井側から見上げた「大岩壁」という感じの祝瓶山の、人を圧倒するような様子と、端正なピラミッドの山容への感嘆が感じられます。

 まだ紅葉が盛りのうちにもう一度、と思って「葉っぱ塾」の計画に急遽組み込んだ今回の行事には、仙台のSさんと長井市内のMさんが参加してくださいました。Sさんは今年6月に一度祝瓶山においでくださいましたが、そのとき、この山の厳しさに足がヨレヨレだったことを反省して、その後日常生活に歩くことを取り入れるようになったとのことで、さすがにその効果はおありのようでした。最後までしっかりした足取りで歩かれました。

 Mさんは、今年から本格的な山歩きを始められた女性で、何と地元の山岳会の会員にまでなったという「のめりこみ」ようで、登るごとに山の面白さが倍増していくような時期を迎えておられます。

 18日は、2日前から降水確率が「0」との予報で、乾いた秋の高気圧圏内に入り、全国的に好天だったようです。麓の祝瓶山荘周辺はまだ緑色が勝っていましたが、尾根を登り始めると紅葉が盛りとなっていました。ただ、先日の朝日山行のときも感じましたが、今年はブナの黄葉がきれいでないために、ブナの少ないところが美しく感じられました。ここ何年かブナがきれいに黄色にならない秋が続いています。これはブナが何らかの変化を感じて、メッセージを発信しているのではないか、などと思ったりしています。

 3時間40分ほどかかって山頂に着きました。晴れているわりには空気がかすんでいて、飯豊や吾妻は山頂部がシルエット状にようやく見える程度でしたが、大朝日岳はしっかりとその雄姿を見せてくれました。山頂一帯は落葉も始まっていました。もう一度寒気が入り込めば、きっとほとんどの葉っぱが落ちてしまうことでしょう。

 下りにかかってしばらく歩くと、大朝日岳から歩いてきた二人連れとすれ違いました。前日小国側から入り、北大玉山を経て大朝日岳に登ったのだとのことでした。このルート、私はまだ歩いていないのですが、アップダウンが大きく、なかなか厳しいコースです。「ご苦労さま」と頭が下がる思いでした。

 これから祝瓶山に行くときの注意ですが、祝瓶山荘から少し行ったところのつり橋の敷板が11月8日ではずされる、との表示が出ていました。つり橋も冬ごもりということですね。ご注意ください。

 また、長井市内から入る道路の一部分が新しい道が利用できるようになっています。これまでは長井ダムを過ぎて「竜神大橋」「御神輿トンネル」を過ぎると旧道に下りていましたが、その先4キロほどが先日開通しています。要所に標識がありますので、迷うことはありません。これで時間が短縮できるのに加え、木地山ダムよりも奥でも未舗装の県道の改修が行われて、走りやすくなっています。最後の3キロの「野川林道」は相変わらずの悪路ですが・・・。


happajuku at 04:19|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山旅の報告

2008年10月18日

葉っぱ塾・当面の予定

0d3a98fc.JPG☆紅葉の鳥原湿原






□□□ 葉っぱ塾 晩秋の主な予定 2008 (2008年10月現在) □□□
★は、他の主催者の行事を「葉っぱ塾」が何らかのかたちで支援しているものです。

■「朝日ミニ縦走」  10月13日〜14日    ※終了しました。
   稜線や鳥原湿原の紅葉が最も美しいこの時期、手入れの行き届いた鳥原小屋に泊まり、ワインやビールを飲みながら語らいましょう。登り3時間半ほど。翌日は小朝日岳をまわって古寺鉱泉に下ります。山小屋での宿泊は初めてという方にはうってつけのプランです。混雑を避けるために連休を1日はずしてあります。シュラフのレンタル可能です。


■「紅葉の祝瓶山へ」  10月18日(土)   ※本日です。
   紅葉真っ盛りの祝瓶山に、長井側ルートから登ってみましょう。大朝日岳はどんなふうに見えるでしょうか。 集合午前6時半長井市内(参加者に連絡)。申し込みは16日(木)までに。

■「★全国一斉ネイチャーゲームの日」  10月19日(日)
   家族で、また、お友だちと、ネイチャーゲームを楽しんでみませんか? 秋の半日を、自然に耳を澄ませ、感覚をフルにつかって楽しく活動してみましょう。大人だけ、子どもだけの参加ももちろんOKです。「道の駅いいで」集合。その周辺での活動になります。

■「紅葉の鳥原山へ」  10月21日(火)
   白滝登山口から、大朝日岳の大展望台でもある鳥原山に登ってみましょう。鳥原湿原の紅葉はどんなでしょうか。途中のブナ林の紅葉が見ものです。申し込みは19日(日)までに。

■「★横丁アートセッション」  10月25日(土)
   活弁士の佐々木亜希子さん(酒田市出身)が長井にやってきます。建築130年の旧西置賜郡役所、現「小桜館」でイベントがあります。

■「葉っぱ塾田んぼ収穫祭」  10月26日(日)
   葉っぱ塾の田んぼの収穫を祝い、お餅をついてお祝いします。オーナー以外の方でも参加大歓迎です。

■「晩秋の長井葉山 廖 11月1日(土)
   この時期は、山頂一帯はほとんど落葉し、木々の間から展望も得られるようになります。中腹の紅葉が美しい時期です。なかなか通れない「昭和堰」をたどってみましょう。先人の米作りに対する思いが伝わってきます。 「1」のぞろめで、11時11分登頂をめざします。

■「カボチャ・ランタンと紅葉の森ハイキング」 11月2日(日)〜3日(祝)
   「ハチ蜜の森キャンドル」主催の人気行事の「カボチャランタン」にみんなで参加し、翌日は紅葉のブナの森をハイキングします。会場はAsahi自然観です。

■「晩秋の長井葉山◆廖 11月11日(火)
   この時期は、山頂一帯はほとんど落葉し、木々の間から展望も得られるようになります。中腹の紅葉が美しい時期です。なかなか通れない「昭和堰」をたどってみましょう。先人の米作りに対する思いが伝わってきます。 「1」のぞろめで、11時11分登頂をめざします。

■「★東北山岳ガイド協会 レスキュー講習会」  11月15日(土)〜16日(日)
   山歩きをする方のためのセルフレスキューの講習会です。事故が起こってしまったときの対処の方法を知ることで、山の楽しさが倍増します。天元台が会場。一般参加費は宿泊費別で¥10000。1日だけの参加も可能です。詳しくは「葉っぱ塾」にお問い合わせください。

■「葉っぱ塾のリンゴの木収穫作業」  11月16日(日)
   今年から始まった「葉っぱ塾リンゴの木オーナー」の初めての収穫作業です。主力品種の「ふじ」を収穫します。オーナー以外の参加も歓迎いたします。

■「初冬の長井葉山」  11月23日(日)
   雪をかぶった大朝日岳や飯豊連峰の雄姿を眺めに行きましょう。すっかり葉の落ちた登山道は思いのほか明るく、くるぶしまでの落ち葉に埋まります。冬の匂いの混じる冷たい風を感じてみましょう。

☆ご自分のご都合に合わせてグループ(最低3名を原則とします)でお申し込みいただける場合は、日程のご相談に応じます。

☆「葉っぱ塾」の行事は、体力的にあまり困難なものは含んでおりませんが、ご自分の体力に合わせてご参加ください。遠方の方で、前泊などをご希望の方には、ご予算に応じた宿をご紹介できます。小人数の場合はホームステイも可能ですので、ご相談ください。

☆できるだけ少人数でも実施したいのですが、最低ラインを3名(行事によって異なります。)と考えております。また、参加費用などについてはお問い合わせいただくか、およそ1ヶ月前には詳しい要項を作成してお知らせいたします。


★葉っぱ塾 (代表:八木文明)
    日本山日岳ガイド協会認定ガイド
    東北山岳ガイド協会会員
    日本ネイチャーゲーム協会コーディネーター
    日本自然保護協会自然観察指導員
    スクールインタープリター

 〒993-0053 山形県長井市中道2-16-40
  TEL/FAX 0238-84-1537
  E-mail: happa-fy@dewa.or.jp
  http://blog.livedoor.jp/happajuku/ (ブナの森から吹く風)


happajuku at 03:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 

2008年10月17日

稲杭のかけ替え作業

a8aef4bb.JPG☆かけ替え作業を行う協力者のTさん。
 これで乾燥を促進します。





  5日に稲刈りを行った葉っぱ塾の田んぼでは、稲杭に干したイネの乾燥が進んでいますが、これを一層促進するために、16日、「かけ替え作業」を行いました。協力者のTさんから朝のうち「今日の午後やりましょう」と電話をいただいていました。

 先日立てた24本の杭の端に、もう1本杭を立て、これに隣の杭に干してあった稲束を移し変えてゆくのです。そしてその作業を次々と隣の杭へと進めてゆくのです。そうすると、移し変えられた先の杭では、元の杭と、稲束の上下が逆転することになります。上にあるものの乾燥がより進んでいますので、全体として乾燥を促進できるのです。

 稲刈りのときに杭を立てる段階では、この作業を想定しなかったそうです。しかし、26日に収穫祭をしたいという私たちの希望に確実に間に合わせるため、この作業を行うことになったのです。微妙なものだと感じたのは、稲杭の間隔です。当初からこの作業を予定していれば、もう少し杭の間隔を狭くすべきでした。

 それは隣の杭に移すときに歩かなくてすむようにするためです。しかし今回は両手を広げたよりも少しだけ広い間隔でしたので、稲束の移動の際に2、3歩歩くことになるのです。私たちの田んぼは小さなものですからそれでもたいしたことはないのですが、広大な面積の田んぼであれば、その累積はまた膨大な作業量の増加につながってしまうのです。

 稲の束を持ってみると、稲刈りしたときの重さがずいぶんと減っていました。そしてあれだけきつく束ねたはずなのに、束がゆるゆるなのです。それだけ乾燥が進んだということです。

 また、Tさんからは興味あるお話をお伺いしました。私たちの田んぼは、最上川の支流にあたる「野川」という川の水を使っているのですが、これは朝日連峰に源流があります。ところが近くの飯豊町では、もう一つの支流である「白川」からの水を使っているのですが、この地域では昔からこのかけ替え作業は不要だったというのです。

 それは、白川の水にはケイ酸分が多く含まれ、稲藁(いなわら)が硬くなる結果、積まれていても空気の通りがよく、乾燥が進むからなのだそうです。わずかな水質や土壌成分の違いが、作業全体にも影響を及ぼすのです。

 作業は1時間半ほどで終了しましたが、Tさんがかけ替えたものが3分の2、私が3分の1でした。うーん、半人前しかできないとは・・・・。Tさんは、「昔からやっているんだから、これで当たり前だよ」と藁っておられました。

 収穫祭まであと10日です。



happajuku at 05:19|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2008年10月16日

見えたぞ!「本当の空」〜安達太良山

de710391.JPG☆「牛の背」から「矢筈森」付近は石が
 ゴロゴロ。慎重に下ります。
 (クリックで画像拡大)




  12日に続き、この秋2度目の仙台C社主催の安達太良山のガイドでした。15日の二本松付近の予報は前日段階まで雨マークもあって、「山では降られるか」と覚悟をして出かけたのですが、雨雲の通り道から外れたようで、山頂に雲がかかったりもしましたが、青空も十分に見え、結局私たちは合羽を着ることもなく全行程を歩くことができました。

 連休さなかの12日はかなりの混雑だったのですが、やはり平日は駐車場もゴンドラもすいていて、山道での渋滞もなく、スムーズに歩くことができました。登山口ではあまり風もなく、気温も高めだったのですが、さすがに山頂では冷たい強い風が吹いて、あまりゆっくりできるような状況ではありませんでした。しかし、前回見えなかった磐梯山や桧原湖のほうまで見えていて、眺望も楽しめました。

 今回は3班編成で、一つの班は15名ほど。私は第2班を担当しました。先行の第1班と、後ろから来る第3班にはさまれ、どちらの班の先輩のガイドの声もときどき聞こえてきて、「こんなふうに話ししながら登っているのか」と勉強になることも多くありました。私は「足場が悪い」とか「頭上注意」以外は、休憩のときに話すことが多かったので、そればかりでもいけないかな、などと参考になりました。

 紅葉前線は次第に下に降りてきていて、馬車道といわれる林道を下る中にも見事な紅葉が見られ、通常であれば単調な林道歩きも飽きることがありませんでした。コシアブラの葉が「白葉」し、ずいぶんあちこちにあるのが印象的でした。

 私の班には今回が初めての登山という方がおられました。下山の足取りがすこし不慣れな感じがしたので、お話を聞いてわかったのです。初めての登山が日本百名山なんて、すごいですね。これがきっかけで「山は面白いな」と思っていただけるのであれば、ガイド冥利に尽きます。どうかそうでありますように。C社のツアーのみなさん、楽しい時間をご一緒できたこと、感謝申し上げます。

 前回は往復高速道路を2区間乗ったのですが、今回は国道115号線を経由して一般道路だけで帰ってみました。時間的にはわずかによけいにかかりましたが、何と距離は数キロ短いのでした。車のルートについても下調べが必要ですね。¥900節約できました。


happajuku at 04:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山旅の報告

2008年10月14日

朝日ミニ縦走、紅葉を堪能!

DSCF1876

<ブナの森の中で>

  13日から「葉っぱ塾・朝日ミニ縦走」でした。昨年は天候が悪く中止したのですが、13日は10月に入ってから最高の好天でした。3連休とあって、集合した古寺鉱泉の駐車場は満杯で、林道の路肩にまで駐車していました。その後白滝口に移動しましたが、こちらはマイナーな登山口なので、車は4、5台。この登山口は林道で比較的標高を稼げるので、鳥原の小屋にはかなり便利です。

 3時間半かけて登った鳥原湿原は、半ば紅葉が終りかけていましたが、静かで、いい雰囲気でした。泊まりは私たち一行3名と、単独者1名のみ。小屋を貸切状態で使わせていただきました。

DSCF1892

<鳥原小屋で念願のシャブシャブ!>

  小屋での楽しみはなんと言っても食事です。9月の山行のときに参加者が持参してくださった牛肉で体験した「山小屋でシャブシャブ」を、今度は“自前で”再現してみました。単独者も一緒に食事の輪に加わってもらって写真を撮ってもらいました。彼の夕食は何と「おでん」でした! ちょっと分けてもらいました。山で「おでん」もいいですよね。ワインをたっぷり飲んで、もうぐっすり眠りました。


DSCF1918

<大朝日岳、秋の色>

  翌日はゆっくり出発して、まずは小朝日岳をめざしました。朝方は雲の中でしたが、小朝日岳に着いたときには大朝日岳がくっきり見えていました。つい10日前のときとはうって変わって、「秋色の大朝日岳」でした。稜線はもう紅葉が終わりかけていましたが、中腹では今が盛りでした。

DSCF1926

<ところどころにハッとするような色が!>

  中腹まで降りてくると、紅葉は真っ盛りでした。ブナが枯葉状態のものが多かったので、それはちょっと物足りませんでしたが、カエデやナナカマドなどはいつものように、鮮やかな色合いを見せてくれました。

  古寺〜大朝日岳間の「三沢清水」は、ホースが撤収されて水が来ていませんので、これから登る方はご注意ください。山は冬へと向かい始めています。





happajuku at 20:11|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山旅の報告

2008年10月13日

紅葉盛りの安達太良山、渋滞!

002f3afc.JPG☆山頂直下の「広場」でくつろぐ人たち。
 途中の登山道では渋滞も。





  12日は、仙台C社のツアーのガイドで安達太良山でした。連休でしかも紅葉が見ごろとあって、安達太良山は大変な人出でした。ゴンドラで標高1350mまで登れる手軽さもあって、「登山」ではない人もたくさん来ていました。狭い登山道では登りと下りの人がすれ違うのも難しい場所があちこちにありますので、「渋滞」が起こってしまうほどでした。

 前日は冬型の気圧配置で寒気が入っていましたが、この日の安達太良山もまだ冷たい風がかなりあって、真冬であれば雪を運んでくるような雲がかかり、すっきりしない空でした。時折雲が切れて日が差し込むと、紅葉の斜面は見事に輝きました。

 ナナカマドやドウダンの葉の赤、ミネカエデの黄色、ハイマツや笹の緑色などの組み合わせはなかなか見ごたえがありました。コシアブラは白葉し始めていました。オオカメノキ、ナナカマドなどの赤い実も彩を添え、まさに錦秋という感じでした。

 今回のツアーは、「初級A」ということで、ゴンドラを使っての登りで、実際に登る時間は1時間半ほど。大部分は下りというコース取りでしたが、この山はゴンドラを使わずに様々なコースを歩くこともでき、中級者から上級者まで楽しむことができます。安達太良山を取り巻くようにいくつかの温泉基地もあり、道路も整備されているので、きっとあまり人の入り込まないルートもあるに違いありません。いつかそんなルートも歩いてみたいと思いました。

 もしかしたら、今回のツアーには、「初めて山に挑戦」という方もおられたのかもしれません。そんな方々が「ああ、山っていいなあ」と思ってくださったら、ガイドとしては嬉しいです。15日、もう一度安達太良でのガイドがあります。天気はどうでしょうか。



happajuku at 03:59|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山旅の報告

2008年10月11日

PTA親子行事にネイチャーゲームを出前

3082726c.JPG☆親子で取り組んだネイチャーゲーム
 「自然の紋」の作品の数々。
(クリックで画像拡大)




  11日は、「朝日少年自然の家」でのN小学校5年生のPTA親子行事に、ネイチャーゲームを出前してきました。昨晩の雨も午前中にはあがり、気温が少し低めでしたけれど、子どもたちとその保護者や家族のみなさんおよそ50名と、気持よい空気の中で2時間余りを過ごしてきました。

 少し早めに現地に着いたときは、まだみなさんは昼食の「うどん打ち」の最中でした。自然の家の林の方に下見にでかけると、すぐに気づいたのがカツラの枯葉のいい香りでした。ちょうどお祭りのときの綿飴をつくるときのような甘い、香ばしい匂いが漂っていました。山を歩いていても、この時期は香りでカツラの存在がわかります。不思議なことに、夏の緑色の葉ではこのように香ることはないのです。

 クヌギがたくさん生えている敷地で、たくさんのクヌギのドングリも落ちていました。直系2センチもあるような丸くて大き目のドングリです。小さな子どもたちはたくさん拾い集めていました。

 いろいろなネイチャーゲームを体験していただいた最後に、「自然の紋」というのをやってみました。みなさんも「家紋」というのはご存知ですね。自然界にあるさまざまなものから家紋の素材は取られています。徳川家の家紋は「三つ葉葵」でしたね。これはアオイの葉っぱを3つ組み合わせています。自分が見つけた素材からオリジナル家紋を作ろうというものです。「デザイン化する」ということって意外とむずかしいようですね。スケッチになってしまうことも多いです。でも、昔の家紋も、シンプルなものから複雑なものまでいろいろ。今日の作品も、ご覧のようにいろいろでした。

 親と子が一緒に自然の中で過ごす体験。これがなかなかできるようでできないのですね。自然の中で何をやったらよいかわからない人も多いのです。でも、子どもたちはもし黙って見ていても、次から次へと遊びを見つけるでしょう。機会さえあれば、子どもってそういうものです。

 閉会行事の中で、「これから子育てできるなんて幸せですね」と申し上げました。あっという間に子どもは育って離れてゆきます。親子でたくさんたくさん楽しい思い出を作って欲しいものです。N小学校のみなさん、楽しい時間をありがとうございました。



happajuku at 20:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | シェアリングネイチャー

2008年10月10日

「日本熊森協会」山形支部を立ち上げたい!

5adaed9d.jpg☆日本熊森協会発行の「クマともりとひと」
 は30万部を超える隠れたベストセラー。





日本熊森協会県内会員の皆様
山形の自然や野生動物を愛する皆様

■ 熊森協会山形支部結成の準備についてのお願い ■
 
 初めてお便りを申し上げます。長井市在住で「葉っぱ塾」を主宰しております八木文明(やぎ ふみあき)と申します。

 私が日本熊森協会の会員になったのは、一昨年の秋、県内のクマの捕殺数が680頭余りと全国最多を記録したことがきっかけでした。なすすべもなく傍観するにしのびなく、県内の自然保護団体にはたらきかけ、県の「みどり自然課」との話し合いの場面などを設定し、翌春の「予察捕獲」の頭数をそれまでの実績の半数にさせるなどのことはできましたが、クマを含む野生動物保護に関する県当局の姿勢には大きな変化は見られない現状にあります。

 県内にはいくつもの自然保護関連の団体があり、「県自然保護団体連絡会」のようなものを作ってはいますが、それぞれの団体がかかえる課題もあって、なかなかクマの問題に正面から取り組むには至っていないように思われます。

 ここ4年ほどの間に県内で捕殺されたクマの頭数は1000頭を超え、これは県内に1500頭生息すると推定されている頭数の3分の2にもなる大きな数です。

 農業被害や人的被害もあり、やむをえない事情があるにせよ、このままの状態を放置すれば、クマ絶滅というとりかえしのつかない事態になることも十分想像される事態といわなければなりません。

 私は、クマを含めた野生動物の保護については、単に自然保護という立場からだけでなく、行政、農業関係者、林業関係者、学識経験者、自然保護団体などが多面的な観点から同じ土俵に立って対策を論議し、最善の道を探ってゆくことが必要ではないかと考えています。

 そうした意味からも、私たち県内在住の日本熊森協会会員や野生動物を愛する人々が中心となって日本熊森協会山形支部を結成し、クマをめぐる問題を広く県民に知らせるとともに、今後の方向性についての論議のコーディネーター的な役割を果たすべきではないかと考えています。東北ではまだ福島県支部があるのみですが、会員数は少なくても、支部を結成したことによってそれまでのクマの問題への対応に一定の影響を与えていることは、協会からのニュースなどから読み取ることができます。

 ご賛同いただければ、年内に一度支部結成について皆様とお話し合いの機会を持ちたいと考えて下記のように会場を確保いたしました。お忙しいところ恐縮ではございますが、当日おいでいただきご意見を賜りたいと存じます。

 また、支部結成にむけてはより広範な人的なネットワークづくりが不可欠であると考えておりますので、「この人にも連絡せよ」という方がおられましたらどうぞご紹介ください。

 突然のお願いで誠に恐縮ではございますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

〒993−0053 長井市中道2−16−40
 「葉っぱ塾」 代表 八 木 文 明
 TEL/FAX 0238−84−1537
 e-mail happa-fy@dewa.or.jp

※メールアドレスをお持ちの方は、メールでのご連絡歓迎いたします。


【会合の案内について】
  ■日時 2008年11月9日(日)13時30分〜15時30分
  ■会場 山形市城西町「霞城公民館」 小会議室

***********************************

 以上のようなお手紙を少しずつ出したり、メールに添付してお送りしております。突然にメールが届いたという方も、どうぞ趣旨をご理解いただき、できる範囲でお力添えください。また、ご友人にこの記事をコピー、転送していただくことは大歓迎です。また、このブログの「Links」に「日本熊森協会」へのリンクを貼ってありますので、一度ご覧くださるようお願いいたします。




happajuku at 05:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日本熊森協会関連 

2008年10月09日

福島の三坂山(831m)を歩く

96138f6c.JPG☆三坂山山頂の標識。電波反射板が
 あって、ちょっと興ざめします。
 (クリックで画像拡大)




  8日は、朝方までの雨が回復する予報でしたので、予定より出発を少し遅らせて、福島県三島町にある「三坂山(みさかやま)」に登ってきました。下旬に仙台C社のツアーのガイドをする予定ですので、その下見です。少し前には隣の町の博士山でしたので、このあたりに通う道筋にはしだいになじんできました。

 国道252号線で柳津町から三島町に入ってまもなく、「美坂高原」という看板を辿って国道を降ります。只見川にかかる大きな赤い橋をわたって、美坂高原に登ってゆきます。随所に標識があるのでありがたいです。大きな駐車場の標高はおよそ560m。「入園料」が必要と聞いていたのですが、登山の人は無料です、とのありがたいお話でした。

 20分ぐらいは、広々した牧場や高原野菜の畑を見ながら遊歩道を歩きます。登りにかかっても最初は作業の車が入れる林道です。カラマツやスギの植林地があって、はじめはあまり気持が良くないのですが、いよいよ山道にかかると、植林地の反対側は若いブナやナラの雑木林になります。ところどころで高圧鉄塔の下に出たり、高圧線をくぐったりしながらですが、道はよく整備されていて歩きやすかったです。1時間ほどで山頂に着きましたが、ここには大きな電波反射板が設置されていて、ちょっと興ざめします。展望も西側だけでした。

 ツアーは、この反対側の「滝原登山口」に下山するワンウエィなので、そこまで下ってみました。ゆるやかだった美坂高原からの登りとは対照的に、こちら側は、只見川に向かって切れ落ちるような急傾斜です。道はしっかりしているものの、滑りやすく、ちょっと心配です。山頂から1時間ほどで滝原登山口となっている駒形神社に降り立ちました。簡易トイレがありました。

 一人で来ると、これからが大変。車の場所まで戻らねばなりません。気分を新たにもと来た道を登り返しました。今度は逆に急な登りです。でも登山をするなら、かえってこのほうがいいのではないのでしょうか? 

 途中、電力会社の保守点検のための道との分岐などがありますが、全ての分岐に標識が立てられており、それを忠実にたどれば、迷うことはないようでした。途中の標識の1つが、クマの爪で削られていました。このあたりにもやはりクマさんがいるのですね。

 何箇所か展望が開けるところがあります。先日登った博士山は確認できましたが、飯豊や磐梯山の方角は雲で見ることができませんでした。車に戻ると、出発から4時間でした。1日で2回分の登山を楽しみました。美坂高原から下ったところの宮下というところに温泉宿があり、そこで貸切状態でお風呂につかってきました。


happajuku at 04:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 山旅の報告 

2008年10月08日

秋の山の行事、追加しました!

f142a71a.JPG☆9月30日の祝瓶山。紅葉にはまだ
 少し早かったです。





■「紅葉の祝瓶山へ」  10月18日(土) ¥3000
   紅葉真っ盛りの祝瓶山に、長井側ルートから登ってみましょう。大朝日岳はどんなふうに見えるでしょうか。 集合午前6時半長井市内(参加者に連絡)。申し込みは16日(木)までに。


■「紅葉の鳥原山へ」  10月21日(火)  ¥3000
   白滝登山口から、大朝日岳の大展望台でもある鳥原山に登ってみましょう。鳥原湿原の紅葉はどんなでしょうか。途中のブナ林の紅葉が見ものです。集合時間や場所は参加者に直接連絡します。申し込みは19日(日)までに。

 ※いずれの企画も、悪天中止します。天気予報をご覧になってお申し込みくださ い。

葉っぱ塾 八木文明 (日本山岳ガイド協会認定ガイド)
 TEL/FAX 0238−84−1537 e-mail happa-fy@dewa.or.jp




happajuku at 04:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 

2008年10月07日

カボチャ・ランタンと紅葉の森ハイキング

35f69f44.JPG☆昨年の参加者の作品。カボチャの
 こうばしい香りも漂っていました。





 ■ 葉っぱ塾・カボチャランタンと紅葉の森ハイキング2008 ■

 紅葉が進んでいます。紅葉のブナの森で遊んでみませんか? 朝日町の安藤さんの「ハチ蜜の森キャンドル」が主催する人気プログラム、「カボチャ・ランタン〜小人の森づくり」に参加し、夜はコテージに泊まります。みんなでわいわい楽しく食事しましょう。そして翌日は紅葉の森ハイキングを楽しみます。

【実施期日 11月2日(日)午後1時半〜3日(祝)正午(1泊2日)
 
【会 場】 朝日町「Asahi自然観」及びその周辺
 
【参加費】 大人¥10000  小学生以下¥8000
      1泊2食と、ハイキング参加料を含みます。カボチャランタン参加料は別途かかります(大人¥2000 子ども¥1000)。

【募集人数】  最大8名 (コテージ収容人数の関係で)

【持参する物】 着替え 洗面具 パジャマ 防寒対策(セーター、ウインドブレーカーなど)

【交  通】   自家用車でおいでの方は、直接「Asahi自然観」においでください。遠隔地から列車やバスでおいでの方は、送迎を検討しますので、直接連絡を取り合います。
 
【申し込み】 (法・・・郵便、ファクシミリ、メール等で下記の事項をお知らせください。
          A名前  B生年月日  C年齢  D性別  E住所 
 F電話番号(ファクシミリあればそpれも) 
        期限(最終) 10月25日(土)
        ※定員に達した段階で締め切ります。

【その他】  ついでにご旅行や「葉っぱ塾」への滞在を希望される場合は、ご相談ください。

葉っぱ塾   〒993-0053 山形県長井市中道2−16−40  八木文明
TEL/FAX 0238−84−1537  e-mail happa-fy@dewa.or.jp
日本自然保護協会自然観察指導員 
日本山岳ガイド協会認定ガイド
日本ネイチャーゲーム協会コーディネーター
スクールインタープリター      
 


happajuku at 04:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 

2008年10月06日

葉っぱ塾の田んぼ初めての稲刈り!



☆刈り取ったイネの束ね方も「やり方」があり、それを習う参加者のみなさん
 (クリックで画像拡大)

  今年から取り組みを始めた「葉っぱ塾田んぼオーナー」の初めての稲刈りを5日行いました。埼玉のIさんや仙台のTさんなど、田植えのときにはおいでになれなかったオーナーも全員が顔をそろえ、1オーナーあたり1アールに栽培したコシヒカリを、みなで収穫しました。

 イネの株数や、穂の長さを地元の方が見てくださって、なかなかいいできばえだとおっしゃってくださいました。6月1日に田植えしてまもなく、イネミズゾウムシが発生したりして心配な時期もありましたが、管理をお願いしたEさんのお力をいただき、見事にこの日を迎えることができました。



☆刈り取ったイネは、杭にかけて自然乾燥させます。
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  イネを手で刈り取ることも最近ではほとんどないのですが、こうして杭にかけて自然乾燥というのも次第に見られなくなってきました。今は機械で収穫をすると、すぐに乾燥機にかけて、その日のうちに乾燥させてしまうのです。しかし、このときに50℃ほどの温風を浴びせるので、どうしても風味が落ちるといいます。「自然乾燥した米が最高だよ」と地元の方がおっしゃっていました。

 こうやって1本の杭にイネをかけてゆくのですが、なにせ私たち素人が刈り取ったイネです。1つ1つの束の大きさがまちましで、バランスをとるのが大変のようでした。昔の作業体験のある方は、「その人その人のやり方というものがあって、1本の杭に何束干すとか、1日にどれぐらい刈り取ることができるかなど、目安があったものだ」とおっしゃっていました。手作業の体験を持つ農民が少なくなっています。こうした取り組みが、昔の人々の技を残すことにつながってゆけばと思います。



☆刈り取ったイネが整然と並ぶさまは壮観でした。
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  この日収穫した稲を杭にかけていきましたら、24本になりました。指導してくださったEさんは、「1オーナーあたり60キロ近い収量になるのでは」とおっしゃっていました。26日に収穫祭を迎えますが、その日が待ち遠しい思いです。

 来年もこの田んぼに作っていこうと思っていますが、あと5名の参加が可能です。「来年は私も!」という方は早めにお知らせください。参考までに、参加費は今年の場合は¥22000でした。


happajuku at 06:21|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2008年10月04日

長井葉山縦走トレッキング〜第13回葉山自然教室

8fd3c30b.JPG☆昭和堰について地元の方の説明
 を熱心に聞く参加者のみなさん。





  「葉山の自然を守る会」主催の第13回葉山自然教室を、予定通り4日に開催しました。ふだんはあまり会員らしい働きをしない私ですが、自然教室の担当として準備をしてきましたので、ほっと胸をなでおろしています。

 この長井葉山はいくつかの登山ルートがありますが、マイカーでおいでになる方がほとんどですから、車を置いたところに戻るということが必要になります。それで、だいぶ前から、片道で稜線を歩けたらなあ、と思っていたのです。今回自然教室にそのアイディアが採用されて、タクシーで出発点の愛染峠まで登るということが実現し、念願がかなったというわけです。

 一般参加者は予定を上回る20名。タクシーだけでは足りず、会員のワゴン車も出してもらうことになりました。悪路の黒鴨林道で、出鼻をくじかれるアクシデント発生! 1台のジャンボタクシーがパンクしたのです。それで、残った1台でピストン輸送をしてもらうことになりました。結果的にこのために出発が50分ほど遅れてしまいました。

 愛染峠から、期待していた大朝日岳の姿は雲に隠れて見ることができませんでしたが、私たちは、ほどよく紅葉した稜線上のなだらかな道を、葉山の山荘に向かいました。2時間半あまりかけて山荘に着くと、「昭和堰を見る会」の3名の方が先着して、いも煮の鍋を作って待っていてくださいました。疲れも吹き飛ぶような大根入りのいも煮に舌鼓を打ちながら、和やかに昼食をとりました。

 午後は、昭和堰を辿って下山です。この昭和堰は、昭和の初期、麓の勧進代集落の水田を潤すために不足する水を補おうと開削されたものだったのです。本来であれば葉山の西側に流れてゆくはずの水を、稜線を超えて東側に流すべく、等高線沿いに水路をつくり、尾根を大きく迂回させて水を引くという大事業だったのです。それらの仕事は重機も使わずに、全て人力で行われました。米作りに対する人々の執念を感じないわけにはいきません。

 今、この堰は役目を終えたのですが、地元の有志が「昭和堰を見る会」を立ち上げ、埋もれていた堰沿いの道を刈り払い、十年もの歳月をかけて、通れるように復元したものです。私たちはブナの森の中の平坦な道を歩きながら、先達の偉業をしのびました。

 途中でにわか雨に降られはしましたが、みなさんがこれまで体験したことのないような「ワンウエィ・ルート」を楽しんでいただけたのではないでしょうか。次回はどんな自然教室になるかまだわかりませんが、ぜひご参加くださるよう、お待ちしています。



happajuku at 18:36|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

小朝日岳の紅葉

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☆紅葉する小朝日岳南壁(クリックで画像拡大)


  ガイドとして登った2日の大朝日岳は、山頂では遠くの展望が得られなかったものの、まずまずの天候に恵まれました。この時期、小朝日岳と銀玉水の間の稜線がとりわけペルシャ絨毯のような美しい紅葉になりますが、見逃せないのが小朝日岳の南壁の紅葉です。

 この南壁は断層崖と考えられていますが、ほとんんど90度に近い傾斜で300mほどそそり立っています。長井葉山から真冬に眺めても、真っ白になっていることがないのはそのためです。

 そんな急な崖にも植物は張り付くように育っているのです。そしてこの時期、花崗岩の白っぽい色と、まだ紅葉しない緑、そして赤、オレンジ、黄色など々な色合いが見事なモザイク模様を見せてくれます。その光景を見るのに良いのは、熊越(くまごえ)というコルの部分から大朝日岳方向に少し歩いた場所です。振り向くと、思わずうなってしまうような見事さです。

 「葉っぱ塾」では13日から14日、「朝日ミニ縦走」を計画しています。この小朝日岳をルートの最高点とする小さな縦走です。天候が良ければこのスポットまで足を伸ばしてみたいですね。ぜひご参加ください。



happajuku at 04:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ブナの森の四季 

2008年10月03日

大朝日岳でおめでとう!×2

f05294ef.JPG☆ゲストのOさんご夫妻のご主人が
 めでたく百名山を完登されました。
(クリックで画像拡大)




  しばらく前に「10月2日、大朝日岳のガイドを」と依頼を受けたとき、私はとても嬉しかったのと、なぜかその場で当日の好天をイメージしました。大好きな大朝日岳を、紅葉が見ごろの時期に、しかも自分の誕生日にご案内できる。聞いただけでワクワクするお話だったのです。

 1日夕方、荷物を持って古寺鉱泉「朝陽館」に向かいました。古寺鉱泉は標高670mあまり。このあたりは木々が少し色づいた程度ですが、着いたときにはもうすっかり日がかげり、空気もひんやり。空には少し雲はあったものの、予報では翌日は「晴れ」とのことでした。この前の週末に初雪が降ったのがまだ残っているかなあ、という楽しみもありました。

 宿で添乗員と打ち合わせをしている中で、ゲストの中に今回の大朝日岳で日本百名山を完登の方がおられることを聞きました。井の中の蛙のように県内の山を中心にご案内している私にはあまり縁のないことではありますが、登山を続ける人の中では「百名山完登」を目標にしておられる方が多いのも事実。そして、自分がガイドのときに、その喜びの場面に少しだけかかわらせていただけるなんて、幸運なことです。

 ゲスト、添乗員あわせて20名の東京からのツアーの方々と宿を出発したのは2日の午前5時すぎ。日の出の30分ほど前で、まだみなさんヘッドランプをつけて準備をしておられました。夜明け前の空には大きなオリオン座がきらめいており、天候は大丈夫そうでした。

 古寺鉱泉から大朝日岳への道は、私が朝日連峰デビューを果たした道でもあります。それ以来何十回と通った道なのに、飽きるということはなく、そのつど新しい発見や出会いがありました。真冬を除いて様々な季節に訪れていますが、山の喜びの全てが詰まった道でもあります。ゲストの方には申し訳ないのですが、この道を歩いていちばん楽しんだのはきっと私です。その楽しさが皆さんに伝わればいいなあ、といつも思うのです。

 途中の古寺山までくると、一気に展望が開けます。この日は残念ながら以東岳は雲に隠れていましたが、紅葉している朝日の稜線がはっきりと見えていました。小朝日直下の熊越(くまごえ)から銀玉水までの稜線の紅葉は見事でした。またそこから振り返ると、小朝日岳南壁も、白い岩と黄、赤、緑のモザイク模様が鮮やかでした。

 稜線を吹く風には冬のピリリとした寒さが混じり、やはり冬が近づいているのを感じました。5時間半あまりかけて着いた大朝日避難小屋で、管理人の大場さんにご挨拶をしました。その日から縦走のツアーをガイドして大朝日をめざしてくるガイド仲間が土曜日に着く予定であることを伝え、ご配慮をお願いしました。

 いよいよ山頂へ。ここまでゲズトのみなさん、誰一人リタイアもなく来られたのは、ガイドとしていちばん嬉しいことです。冷たい風がやや強い山頂で、しかも遠くの景色は雲で見られませんでしたが、全員山頂に立ちました。いつものツアーなら、ゲストの方はそれぞれに写真を撮って終わることが多いのですが、この日はゲズトのOさんの「百名山完登」の記念すべき瞬間でもありましたので、みなさんの集合写真を撮らせていただきました。
(※当日のゲストのみなさん、メールアドレスをお知らせくださいますと、この写真を添付でお送りいたします。ご連絡をお待ちしています。)

 Oさんは、ご友人がすばらしい筆跡で書いてくださったという小さな横断幕を持参されており、それを持ったご夫妻をみんなでお祝いしました。また私は宿に持ってきてあった友人の桝野正博さんの写真からなるポストカードを記念に差し上げました。いつものガイドのときなら自分の写真など撮らないのですが、この日はお願いして自分のも撮っていただきました。35歳だったか何歳だったか忘れましたが、大朝日岳の山頂で迎えた誕生日は、きっと格別の思い出として残るような気がします。

 山頂付近には先日の雪がまだ残っていました。久しぶりの雪の感触を楽しみました。また、大朝日岳の帰りには、全員で小朝日岳にも登りました。下山は下山で、疲れた脚を酷使しますので大変さは登り以上です。しかし、ほぼ予定していた通りの、出発してからおよそ11時間後、全員無事に宿に戻りました。私はこの日は泊まらずに失礼をしましたが、ゲストのみなさんはこの夜も古寺鉱泉「朝陽館」泊まり。きっと山での様々な話題で夕食が盛り上がったのではないでしょうか。

 あるゲストの方から、「初めてツアーの登山に参加したけれど、とても楽しかったです」との嬉しいメッセージをいただきました。全員無事登頂、無事下山だけでもガイド冥利に尽きますのに、このような言葉をいただき、恐縮してしまいました。ゲストのみなさん本当にありがとうございました。また別の季節の山形・朝日連峰においでください。今度は「葉っぱ塾」のお客様として。




happajuku at 04:45|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山旅の報告

2008年10月01日

祝瓶山長井側ルート

3bbdc393.JPG☆長井市木地山ダム湖畔からみる
 祝瓶山はまるで巨大なミラミッ
 ドです。




  前回の記事には祝瓶山から大朝日岳の展望写真を載せたので、今回は長井側ルートの説明です。

 バスツアーが長井側から入れないのは、道路状況によるものです。長井市内からは最上川の支流である「野川」に沿って、まず県道長井・木地山線で入ることになります。この野川には今、大きな「長井ダム」が建設中で、工事関係の車の通行が多いです。長井ダム本体を少し過ぎたあたりまでは新しい幅の広い道路ですが、その先は車のすれ違いがなかなかむずかしいほどの幅の狭い旧道におりることになります。主な分岐には標識がありますのでわかります。

 旧道に下りて10キロあまり行くと、「木地山ダム」に出ます。道路はこのダムの堰堤の上を通ります。この堰堤が直線ではなく、クランク状になっているので、ワゴン車程度なら通れますが、バスとなるとむずかしいです。

 堰堤を過ぎて間もなく、道路は未舗装になります。ダム湖畔に沿うように曲がりくねった道です。堰堤から5キロほど行ったところで、道路の左側に大きな祝瓶山が見えるスポットがあります。写真集などに使われてい写真は、たいていこの場所から撮影されています。このブログに掲載した写真もそうです。この斜面は「東壁」なので、朝方に太陽の光を浴びますが、下山の後は、逆光の中でシルエット状態です。

 この撮影スポットから少し行ったところで「県道」は終わり、右側に白い標識で「野川林道起点」とあります。ここからは注意していないと車体の下をこすりそうな悪路になり、それがおよそ3キロ続きます。すると、少し開けたところに山荘が4棟建っているところに出ます。ここで車道は終わりです。駐車スペースがあり、また古い電話ボックスを利用した登山者カード記入所が設けられています。トイレも水も利用できます。

 ここから1時間弱、野川本流やその支流を辿りながら、比較的平坦な道を「桑住平(くわずみだいら)」まで歩きます。ここで道は大朝日岳に向かう道と祝瓶山への道に分かれます。祝瓶山へは左です。標識があります。この先はひたすら頭上に祝瓶山山頂をチラチラ見ながらの登りです。登り一辺倒で、「下らない道」です。でも楽しい登りです。眺望の良い尾根に出てからは、「え、頂上はあんなに高いの?」とめげそうになりますが、道はどんどん登りますので、あっという間に標高がかせげるのです。

 山頂の下にもぐりこむようになって山頂が見えなくなったら、近いです。両手両足をフルに使っての急登は、ちょっとクライミング気分。山頂直下で左に大きく迂回(トラバース)します。そうするとそこは山頂手前の最後の急斜面です。先行者がいる場合は落石に十分な注意が必要です。最後の最後にはロープが張ってあります。そこをよじのぼればついに頂上です。

 小国側からのルートは、途中にアップダウンがあることや、山頂にかなり近づくまで山頂が見えないという特徴があります。それで長く感じられるのです。さらに長井側から登ると、帰りは別コースを辿って下山できます。登ったルートを下山に使うのはかなり危険です。アカハナの分岐を通るコースは、分岐をまっすぐ北に向かえば大朝日岳に向かいます。帰るにはこの分岐を右です。

 はじめは急な下りですが、20分ほど下ると傾斜がゆるみ、標高760mあたりで、気持のよいブナ林に入ります。ここがアカハナのブナ林。木肌が白っぽい「美人ブナ」の林です。ここをしばらくくだると小さな沢を渡渉します。顔を洗いたくなる水場でもあります。ほどなく桑住平の分岐に戻ります。

 このように、小国側からですと同じコースをピストンするしかないのに対して、長井側からは周回コースがとれるというメリットもあるのです。ぜひいちど長井からのルートを歩いてみてください。



happajuku at 05:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山旅の報告