2009年10月

2009年10月31日

明日、植樹の集い

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<もみじのグラデーション>

  明日11月1日、福島県国見町役場前午後12時30分集合で、『どんぐりの木を植えませんか』という名の植樹の集いが開催されます。日本熊森協会が主催し、国見町とお隣の桑折(こおり)町などが共催してくださっています。

  日本熊森協会の会員がいろいろな市町村に働きかけをし、この国見町の佐藤町長さんだけが返事をくださったことが今回の植樹につながりました。9月の上旬に協会が「東北会員の集い」ということで呼びかけた際に、町の担当者の案内で訪れた現地は、標高600mほどの山の頂上付近でした。アカマツの林を伐採した跡地が27haほどあるのです。その一部に、今回は試験的に200本の広葉樹の苗木を植えることで準備を進めてきました。

  日本熊森協会の様々な活動は、時として行政と対立し、行政の方は「熊森」と聞いただけで身構える、というところもあります。そうした状況の中で、今回、国見町や桑折町が全面的に協力してくださることになったことは、大きな大きな意味があります。

  「野生動物は出てきたら殺すもの」という対応は、あまりに近視眼的な対応であることはいうまでもありません。なぜ出てくるのか、どうやったら防げるのかなどを考慮することもなく、「有害駆除」の名のもとに、今年も多くのクマをはじめとする野生動物の命が奪われています。

  それに対して、森を育てるという活動は、その効果が現れてくるまでにどれぐらいの時間がかかるかわからない、ある意味とても非効率的なものであるかもしれません。しかしそうした活動に目を向けてくださった町が、たった一つあったということに、大きな意味があると思います。

  今回の植樹は、ミズナラ、シバグリ、ブナ、トチなどをあわせて200本植える予定です。あくまでも試験的にという意味合いが強いものです。「植樹祭」と思って参加される方もおられるようですが、「祭り」ではありません。植えるだけでなく、植えられたものと今後どのように関わってゆくのがいいのか、ということを私たちも学ばなければなりません。

  数十年、あるいはそれ以上の年月が経過したとき、そこに豊かな広葉樹の森が育っていて、今頃の時期には美しく紅葉している風景を想像してみます。その頃にはもう、その森の木を誰が植えたのかなどは人々の記憶から消え去り、ずっと前からそこにあったかのようになっている森。そんな森が、東北のあちこちにできてゆくことも視野に入れながら、明日の活動に取り組みたいと思います。さながら現代版『木をうえる男』といったところです。

  当初、参加者がどれだけになるのか心配でしたが、さまざまな呼びかけの結果、総勢50名以上もの人数になりそうです。地元福島だけでなく、宮城、栃木、埼玉などからの参加もあります。天候が悪くなる予報も出ていますので、早めに作業を終えたいものだと思います。終りましたら様子をご報告いたします。



happajuku at 04:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日本熊森協会関連 

2009年10月30日

黒沢峠・温身平(ぬくみだいら)ハイキング

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<敷石の峠道、黒沢峠>
(クリックで画像拡大)

  29日は「新潟デー」でした。朝早く、新潟から長井葉山に登りに来られた方の車のデポや登山口への移動をお手伝いをしました。インターネットで交流のあった方が、山のお仲間を誘って来てくださったのです。大好きな長井葉山を訪れていただいて、本当に嬉しいことでした。山の神様もお喜びのようで、素晴しい好天を準備してくださいました。この日お帰りになられた方々から、早速「十分に楽しみました!」とメールをいただきました。

  この方々を登山口にお送りしてから、今度は小国駅に到着される新潟のIさんとお友だちをお迎えに向かいました。黒沢峠と温身平の紅葉ハイキングにご案内することになっていたのです。「おしゃべりに夢中になって、乗り過ごすところでした」とにこやかに列車から降りてこられた4名をお乗せして、まずは黒沢峠へと向かいました。

  黒沢峠はかつての「越後街道」にあった十三峠の一つで、江戸時代末期に敷石が敷かれ、荷車などの交通の便宜をはかったといわれています。その敷石は今は苔むして、紅葉のブナの林の中に伸びていました。ただ、ここにもナラ枯れが入り込んでおり、痛々しいナラの枯れ木があちこちにあったのは残念なことです。「薬剤を注入してまわっています」という森林組合の方にお会いしましたが、半ばあきらめの表情でした。

  峠途中の大きなブナの木のところで写真を撮っていますと、キノコを採りにこられた男性2人に会いました。女性陣が「わあ! すごい!」などと感嘆したせいでしょうか、少し分けていただき、みなさんには何よりのおみやげになりました。男の私だったら、なかなかこうはいきません。

  峠を下りてきた広場で、準備してきた昼食を食べていただきました。この日のメニューはキノコの炊き込みご飯、キクとほうれん草のおひたし、ゼンマイの煮物、トウフとナメコの味噌汁、アケビの皮のひき肉詰め、そしてデザートにはリンゴ(紅玉)でした。好天の空の下で食べる昼食はなぜか家の中で食べるものよりもおいしいものです。森の空気や心地よい疲労が隠し味になっているに違いありません。


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<温身平付近のブナの黄葉>

  車で30分ほど走り、温身平へ。玉川渓谷沿いの紅葉が、午後の日を浴びて輝いていました。このあたりはブナがほとんどで、しかも大木が多いです。その葉が黄色に変わった中に、ハウチワカエデやウリハダカエデの赤や橙色が混じって華やかです。ここにある「飯豊山荘」は3日までの営業とのこと。最後の紅葉を楽しもうとする人が、平日にもかかわらずたくさん歩いておられました。

  歩いた後は温泉です。この日は「川入荘」で入浴。貸切状態の露天風呂で、対岸の紅葉の斜面を独り占めしながら温泉に浸りました。

  週末には天候が荒れて、寒気が入り込むとの予報です。風が吹けば紅葉した葉も吹き飛ばされることでしょう。おいでいただいたみなさんも、ゆく秋を惜しみながら森の香りを吸い込んでおられるようでした。ぜひまたおいでください。

  新潟の方ばかり8名と交流ができた一日が終りました。







happajuku at 04:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2009年10月29日

「カボチャ・ランタンの夕べ」近づく

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  山形県朝日町で蜜ロウソクづくりをしている「ハチ蜜の森キャンドル」の安藤竜二さんのところで、毎年秋に行われる素晴しい行事が「カボチャ・ランタンの夕べ」です。

  カボチャをくりぬいて、その中に蜜ロウソクを灯すのですが、あのハロウウィンとはちょっと違います。カボチャを小人さんのお家に見立てるのです。出来上がった作品を紅葉のブナの森に持って行き、暗くなる頃点灯します。するとそこには小人さんの村が出現するのです。

  写真ではわかりませんが、しばらくすると内側からカボチャが焦げるにおいが空腹の鼻をくすぐってゆきます。オレンジ色の炎に紅葉が照らされ、幻想的な世界にひたります。

  11月7日(土)午後1時半、朝日町の「ハチ蜜の森キャンドル」においでいだだければ参加できますが、事前にお申し込みが必要です。下記にご連絡ください。
  「ハチ蜜の森キャンドル」 0237−67−3260

  なお、連絡つかない場合は、「葉っぱ塾」へのメールでも取り次ぎいたしますので、その場合は下記へお願いいたします。
  「葉っぱ塾」  happa-fy@dewa.or.jp


  昨日は、台風に遭遇して遭難・転覆した漁船から、奇跡的に3名の方が救出されたというニュースがありました。残る方々も無事でありますように。





happajuku at 04:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 

2009年10月28日

山関係の講習会があります!

■■■ ガイド入門講座 ■■■

<福島・宮城・山形在住者向け>
日帰り講習会「日本山岳ガイド協会認定ガイドへの道」(座学と実技)
日時:2009年11月7日(土)9時〜16時
場所:猪苗代町猪苗代スキー場 ISK(0242−62−2555)レストラン=休業中施設
会費:3000円

<岩手・秋田・青森在住者向け>
日帰り講習会「日本山岳ガイド協会認定ガイドへの道」(座学と実技)
日時:2009年11月8日(日)9時〜16時
場所:八幡平市安代細野地区活性化センター(細野公民館)会議室
会費:3000円

 ☆ご都合のよいほうにご参加ください。



■■■ 山でのレスキュー講習会 ■■■

シンプルな道具を使い実践的でスピーディな救助を目指す!! 山に登る方ならどなたにも必要な技術です。ガイドと一緒に学べば、学習効果倍増です。

11月28日(土)〜29日(日)
講師: 堤 信夫 氏
内容:登山道でのレスキュー全般
対象:TAGA会員、一般登山愛好家 山岳会リーダー
募集人数:20名
場所:宮城県丸森町・岩岳周辺
集合場所と時間: 8時40分 国民宿舎あぶくま荘
                  宮城県伊具郡丸森町字不動50-5
                  TEL 0224-72-2105
参加費用:2日間
     TAGA会員:8,000円    一般:10,000円  
宿泊: 1泊2食 約7,000円(税込)
締め切り:11月14日
連絡: TAGA事務局 近藤 edel4@jan.ne.jp
 天元台 ペンションエーデルワイス
TEL:0238−55−2218 FAX:55−2219
※ 1日だけの参加も可能です。


happajuku at 04:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 

2009年10月27日

静かな雨、心に染み込む音楽

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<雨のブナの森の紅葉を見る千津瑠さん>
  (クリックで画像拡大)

  25日に最上町での演奏会の際に初めて対面したヴァイオリニストの後藤千津瑠さんはその日、「葉っぱ塾」に泊まっていただきました。そして翌朝、小雨が降り始めた中を小国町の温身平(ぬくみだいら)へとご案内しました。

  気温は11℃ほどと低かったのですが、ほとんど風がありませんでした。国民宿舎「梅花皮(かいらぎ)荘」から奥は、今が紅葉の盛りと言っていいでしょう。雨に濡れた赤や黄色の葉っぱはことのほか色が鮮やかでした。温身平の林道を歩いていると、風もないのに木の葉がはらはらと舞い落ちてきました。

  車に戻って、少し冷えた体を熱いミルクティーで温め、向かった先はN高校。私が退職時まで勤務していたところです。今年度は週2回だけ非常勤で授業を担当しています。かつての同僚、音楽のS先生が担当している1年生の授業にお邪魔させていただきました。


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<高校の音楽の授業で飛び入り演奏>

  私たちが着いたとき、ギターの演奏で授業が進められていました。S先生から紹介を受けて私が千津瑠さんをここにおいでいただくことになった経過を説明し、早速演奏をしていただきました。1曲目は『タイースの瞑想曲』でした。雨のブナの森で聴けたらよかったのですが、弦楽器に湿気は禁物。それでも、ヴァイオリンのような形をした手作り楽器“フォーボウ”から発せられる音は、生徒たちの心に染み込むようでした。

  私が千津瑠さんにインタビューをするような感じで展開し、2曲目はアイルランドの民謡なのでしょうか、『サリー・ガーデン』でした。私たち日本人は、アイルランドやスコットランドの曲に歌詞をつけてずっと歌ってきましたので、メロディにもなじみがあります。生徒に「どこかで似た曲を聞いたことがありませんか?」と尋ねてみましたら、一人の男子生徒が「『赤とんぼ』」と答えてくれました。素晴しい連想だと思います。

  千津瑠さんに高校時代のことなどをお尋ねし、3曲目はヴァイオリンの名曲『チゴイネルワイゼン』。難しい演奏技巧が随所にちりばめられている難曲でもありますが、軽やかに演奏してくださいました。そして最後は、彼らが先ほどまで練習していたギターの弾き語りによる返礼演奏。とってもいい交流ができたと思います。

  中学や高校にはたいていブラスバンドがありますので、管楽器の音は聞く機会はあるのですが、なかなか弦楽器の生音を聞く機会はありません。今回、手作り楽器の“フォーボウ”を演奏していただき、生徒たちがじかにその音に触れる機会を得たことは、彼らの心の栄養になってゆくことでしょう。

  赤湯の駅で千津瑠さんをお見送りし、大阪に帰られてからいただいたメールを先ほど開いて、この日が千津瑠さんのお誕生日だったことを知りました。大変失礼をいたしました。遅ればせながら「お誕生日おめでとうございます!」 そして、味わい深い時間をありがとうございました。



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2009年10月26日

森から生まれた楽器たちの音楽会〜千津瑠さんと会えた!

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<ステージで演奏する千津瑠さんと泉谷さんたち>

  本当は2年前にお会いするはずだったヴァイオリニスト・千津瑠さんと、昨日初めてお会いできました! 

  2007年に開催した「第6回ブナの森セミナー」に、大阪のヴァイオリニストの千津瑠さんをお招きする予定だったのですが、参加者が思うように集まらず、旅費や出演料をお払いする見込みが立たなかったために、申し訳ないことだったのですが、お迎えするのを断念したのでした。負い目を感じていたこともあり、こちらからは連絡をするのもはばかられておりました。

  その千津瑠さんから先日、「山形に行きます!」と連絡をいただきました。最上町の小学校で開催されるコンサートに出演されるとのこと。それで、昨日は最上町へと向かったのです。同じ県内とはいえ、ちょうど対角線の位置関係に近い町ですので、2時間半ほどかかりましたが、好天のもと、紅葉を眺めながらのドライブとなりました。

  会場は最上町立満沢(みつざわ)小学校。全校生徒16名の小さな小学校の体育館でした。行ってみて驚いたのですが、ここは冒険家・大場満郎さんの母校でもありました。ロビーに大場さんの大きな写真が何枚も展示されていました。

  今回のこのコンサートは、この小学校がある満沢地域の文化祭に、千津瑠さんたちが招かれたというものでした。千津瑠さんは、泉谷貴彦さんが主宰する「木と音の会」のメンバーでいらしゃって、使われる楽器は全て泉谷さんが自作されたものだということです。この日は、泉谷さんが活動しておられる高知や大阪や東京からお仲間が参集し、演奏を披露してくださいました。中には最上町の木で作られた楽器も登場し、地元の方を喜ばせていました。

  写真左で演奏しているのが千津瑠さんです。「フォーボー」という名の、ヴァイオリンと似た楽器で、演奏方法はヴァイオリンと同じだということです。ぬくもりを感じさせる柔らかい音でした。ヴァイオリンとなると、姿勢を正して背筋を伸ばして聴くというようになりがちですが、音を文字どおり楽しむといった感じでした。演奏される曲もなじみのあるものが多く、1時間半ほどのコンサートは何だかあっという間に終わってしまったように感じられました。


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<こちらも手作りの“箱型ハープ”>

  他のメンバーを残し、昨日は千津瑠さんを「葉っぱ塾」にお連れしました。今日は大阪にお帰りになる前に、紅葉を見ていただこうと思います。いつか千津瑠さんを改めてお招きすることができたらいいのですが・・・。




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2009年10月25日

倉手山 & 温身(ぬくみ)平へ

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<倉手山から梅花皮小屋を見る>

  昨日は、午後から小国町内で「山形県自然保護団体協議会」の総会があったのですが、午前中に倉手山に登り、さらにその奥の温身平を歩いてみました。

  小玉川集落近辺もナラ枯れの被害はありますが、それ以外の木々はほどよく紅葉しており、土曜日とあってカメラを抱えた人々が撮影する姿が目立ちました。

  倉手山山頂に立つと、「石転び雪渓」が手前の尾根の陰にわずかに見えていました。前の冬の雪が完全に溶けないうちに今度の雪が降りそうです。飯豊の山は、すっかり紅葉も終わり、枯れ草色に見えました。静かに冬を待っているというところです。


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<飯豊山荘近くの橋で>

  たくさんの登山者が登ってくるのとすれ違いながら倉手山から下山し、まだ時間がありましたので、その奥の温身平も歩いてきました。こちらもすばらしい紅葉で、ハイキングや撮影を楽しむ人々がかなり訪れていました。林道の入り口に観光協会の方がテントを立ち上げ、名物の玉コンニャクを販売していました。ここでこうした露天を見たのは初めてです。尋ねてみますと「この日限りの初の試みです」とのこと。県外ナンバーの車も多かったので、きっと宣伝にもなったかもしれません。

  会議にゆく前に、「川入荘」で温泉につかりました。ここの露天風呂は、眼前に紅葉の山の斜面があって、その風景は実に見事です。入浴料は500円。風景込みの料金としては「安い!」。

  この近辺の紅葉はあと数日は大丈夫でしょう。






happajuku at 09:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2009年10月24日

「霜降」の朝

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<この秋一番の冷え込み!>

 昨日23日は、前日からの好天で放射冷却が進み、朝の気温はご覧のとおり。この秋一番の冷え込みとなりました。ジョギングするにはちょうどよいぐらいの気温です。このぐらいだと、本当に霜がおりてもおかしくはないのかもしれませんが、昨日はぎりぎりだったようです。


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<エノコログサの実り>

 路傍のエノコログサの穂に近づいてみると、たくさんの水滴がついていました。すっかり枯れ草色になっていましたが、来年の新しい命をしっかりと実らせて冬を越そうとしています。

 この日は5年前「中越地震」が発生した日でもありました。思い返せば、あの日は一人で古寺鉱泉から鳥原山に登っているとき、早朝にもかかわらずもう下山してきた人に出会いました。小屋に泊まっていて地震を感じ、ラジオで聞いたらなんとご自分のお住まいの地域だった、と。携帯電話で自宅にかけても全く通じなくて、夜明けも待たずに下山してこられた方でした。後で、最悪の被害のところではなかったようだなあ、と思ったことを覚えています。

 そういえば、昨日の午前、弱い地震がありました。いつなんどき起こるかわかりませんね。お互い気をつけたいものです。

 週末、「葉っぱ塾」の行事は、ある会合に参加のため、設定していませんが、すばらしい天候になりそうなので、今朝は会合参加の前に山に登る予定です。よい週末をお過ごしください。


 先日のブログでご案内をしました「2010年葉祥明“言葉”カレンダー」は、おかげさまで予定数を終了いたしました。お力添えありがとうございました。





happajuku at 04:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2009年10月23日

保育士さん研修会に招かれて

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<ネイチャーゲームに取り組む保育士さんたち>
    (クリックで画像拡大)


  昨年の7月に米沢市の小野川温泉で開催された保育士さんたちの研修会の分科会に、助言者として参加して様々な屋外での遊びを一緒に楽しんだことがあったのですが、それに参加していた山形市のOさんが仲立ちしてくださって、昨日、17名の保育士さんの研修会のお相手をしてきました。

  みなさんは山形市内の保育園の保育士さんの代表の方々です。午前中は白鷹町内にあるA保育園で保育参観をされ、昼食の後で、私が会場にお願いしていた町内の福祉センター駐車場に来ていただきました。秋晴れだったのですが、少し風が強くて、2時間あまりを外で過ごすのはちょっと大変だったかもしれません。

  今回は、アイスブレイキングなどを交えていくつかのネイチャーゲームのアクティビティを体験していただいたのですが、写真は『カモフラージュ』に取り組んでいただいたときの様子です。自然の中に置かれた人工物を探すのですが、周囲に溶け込んだものは、置いてあるだけなのに見つけることができにくいものです。動物たちのなかにも、このように周囲に溶け込んで見つけにくいものがいるのですね。

  保育士さんたちですので、自分が楽しむだけでなく、もしこれを子どもたちと一緒に楽しむのであれば、こういう点は注意したいというようなこともお話しながら進めてみました。

  保育士さん、幼稚園の先生、小中学校の先生などが、こうした技術を身につけているといないとでは、ずいぶん子どもとの接し方も違ってくるのではないでしょうか。レイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』という本の中に、次のような一節があります、と皆さんに紹介しました。

  「妖精の力にたよらないで、生まれつきそなわっている子どもの『センス・オブ・ワンダー』をいつも新鮮に保ちつづけるためには、わたしたちが住んでいる世界のよろこび、感激、神秘などを子どもと一緒に再発見し、感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくともひとり、そばにいる必要があります。」

  来年6月11日(金)〜13日(日)にかけて、「飯豊少年自然の家」を会場に、ネイチャーゲームリーダー養成講座を開催する予定です。保育園や幼稚園の先生方にもぜひ参加していだければありがたいです。

  子どもたちの未来に関わる日々のお仕事に、今回のことが少しでも役に立つのであれば嬉しいです。お招きくださってありがとうございました。私にとっても楽しいひとときでした。



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2009年10月22日

葉っぱ塾の当面の予定

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<葉っぱ塾の田んぼのコシヒカリは、今、自然乾燥が進んでいます>


   ■■■ 葉っぱ塾当面の予定行事 (2009年10月22日現在) ■■■

     ☆は、他主催者の行事を「葉っぱ塾」がお手伝いするものです。


☆「どんぐりの樹を植えませんか」 11月1日(日)
   私も会員の一人になっている日本熊森協会と、福島県国見町や桑折町などが連携し、今後27haの山林に広葉樹を植えてゆくことになりました。この9月に「東北会員の集い」を兼ねて訪ねた山林に、試験的に200本の広葉樹の苗を植えます。どなたでもご参加いただけますが、保険の関係で申し込みが必要です。詳細は「葉っぱ塾」にお問い合わせください。


■「晩秋の長井葉山」 11月3日(文化の日)
   長井葉山のこの時期は、山頂付近は紅葉も終わり、木々の間から遠くの山々がよく見えるようになります。また、麓から中腹は紅葉の見ごろとなります。直江兼続が整備させたというかつての朝日軍道をたどって登ってみましょう。下りは勧進代尾根を歩きます。


☆「カボチャ・ランタンの夕べ」 11月7日(土)
   朝日町の「ハチ蜜の森キャンドル」主催の行事に参加してみませんか? 翌日の「葉っぱ塾の田んぼ収穫祭」と抱き合わせでの参加歓迎いたします。


■「葉っぱ塾の田んぼ収穫祭」 11月8日(日)
   オーナー以外の方の参加も歓迎いたします。朝は8時に集合し、近くの山にキノコ探しハイキングに出かけます。その後会場の公民館で餅つきをします。遠くからお見えのお客様の歓迎行事も兼ねています。


■「初冬の長井葉山」 11月14日(土)
   毎年「勤労感謝の日」に企画してきましたが、今年は私が研修会に参加予定のため、少し早めの開催としました。葉っぱが落ちきったブナの森を歩くのですが、年によっては途中から雪の上歩きになる場合もありました。雪をかぶった大朝日岳や祝瓶山も見たいですね。


■「葉っぱ塾リンゴの木収穫作業」 11月15日(日)
   2年目を迎えた「葉っぱ塾リンゴの木オーナー」の収穫作業をします。オーナー以外の方もご参加ください。オーナー分配分以外に購入希望の方にも対応していただきます。味の濃い平井さんのリンゴを味わってください。


☆「レスキュー講習会」 11月28日(土)〜29日(日)
   東北山岳ガイド協会が主催する山に登る人のためのレスキュー講習会です。レスキューのプロとして多くの著書もある堤信夫さんを講師にお迎えし、中身の濃い講習を行います。山のガイド以外でも、どなたでも参加可能です。会場は宮城県丸森町内です。ご希望の方に情報をお届けできます。


※いずれも事前の参加申し込みが必要です。詳しい要項や集合場所までの地図など必要な方もご連絡ください。

【連絡先】 葉っぱ塾 代表:八木文明 TEL/FAX 0238−84−1537
           e-mail happa-fy@dewa.or.jp



happajuku at 04:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 | 葉っぱ塾田んぼオーナー

2009年10月21日

葉祥明さんの「言葉」カレンダー、購入協力お願いします

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<2010年葉祥明“言葉”カレンダー 1,2月>

        過ぎたことを
        悔やむのはお止めなさい

        人生は
        常に今日が
        新たな出発点!

        いつもすっきりした心で
        スタートラインに
        立つのです


☆ありがとうございました! おかげさまで今年「葉っぱ塾」で取り扱いました分は終了いたしました。葉祥明ネットショップのほうにお問い合わせください。

********************************


  秋、といえばカレンダーの季節でもあります。みなさんも毎年お気に入りのカレンダーをお部屋にかけておられるのではないでしょうか。

  さて「葉っぱ塾」からのお願いです。葉祥明さんのカレンダーは何種類か出ているのですが、「葉っぱ塾」では、葉祥明美術館のご理解とご協力のもとに、この「言葉カレンダー」をみなさんに買っていただくことで、その収益をNGO「難民を助ける会」に寄付してきました。もう20年にもなります。この組織は、カンボジアでの地雷撤去の世界的なキャンペーンを展開した際に中心的な役割を担った団体です。世界各地の紛争や災害で支援が必要な人々に、スタッフが現地に出向いて活動を行っています。今年はフィリピンの台風被害や、スマトラ島での地震の被害があり、緊急の支援要請がきています。

  とても申し訳ないお願いですが、定価¥1260(税込み)のこのカレンダーを¥1500で買ってください。そのことによって1部約¥500が寄付にまわります。ぜひご協力ください。「葉っぱ塾」で今年取り扱うのは85部限定です。これ以上増やすことができませんので、お早めにお申し込みください。なくなりしだい受け付けを終了いたします。

  葉祥明さんのカレンダーの全てを画像でご覧になりたい方は、このブログの「Links」にあらたに入り口を設けましたので、そちらからお入りください。「ネットショップ・ブログ」の記事を参照できます。

  また、このほか、「日本フィル 音楽猫カレンダー」も限定50部で取り扱います。こちらは¥2100での販売です。あわせてどうぞよろしくお願い申し上げます。

  
  ときどき、「なぜお金を集めないで、カレンダーなのですか?」と尋ねられることがあります。その最大の理由は「継続する」ことにあります。このカレンダーをお気に入りとしていただければ、その方はいつもカレンダーを通じてこの会の活動につながることができます。もう一つは広がりです。これまでこの活動をご存じない方が、どこかの家でこのカレンダーを見て、それにこめられた意味を知る、ということもあるかもしれない、と。

  毎年送金する金額は4万円から5万円程度ですが、ここ20年間での送金総額はおそらく150万円を上回っていると思います。私たち一人ひとりの力は、継続することで、大きなものになってゆくのです。

  皆様からのご連絡をお待ちします。

【連絡先】 葉っぱ塾 代表 八木文明
       TEL/FAX 0238−84−1537
       e-mail happa-fy@dewa.or.jp


    



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2009年10月20日

秋の休日、ネイチャーゲーム

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<落ち葉の季節は遊びの幅が広がります>
   (クリックで画像拡大)


  18日は、私が所属する「山形おいたまネイチャーゲームの会」の行事がありました。市内の全部の(といっても6つの)小学校にチラシを配ったのですが、参加者は少なかったです。この時期はいろいろな行事が重なっているようでした。私が住んでいる地域も、子供会の廃品回収が行われていました。

  少ない人数ならそれなりのことができるのがネイチャーゲームの利点です。また、とりわけ落ち葉の季節にはそれを活用して様々なアクティビティが考えられるので、楽しさ倍増といったところです。小学3年の女の子が二人、お父さんと参加してくれて、すぐに仲良しになりました。


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<落ち葉アートは個性が生かされます>

  せっかくたくさんの落ち葉がある公園でしたので、「落ち葉アート」を提案してみました。葉っぱや木の実を利用して、個性あふれる作品ができあがりました。

  ネイチャーゲームの体験については、講師を派遣することが可能です。学校のPTA親子行事や理科や生活科の授業の一環として、あるいは子ども会の活動として活用されてみてはいかがですか? また、近々保育園の保育士さんたちの研修会にお招きを受けています。日々子どもたちに接しておられる方々が、こうした体験を積まれることも、子どもたちの教育にとって意味のあることだと思います。どうぞご活用ください。

  【連絡先】e-mail happa-fy@dewa.or.jp  八木文明 まで



  



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2009年10月19日

加藤和彦さんの死

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<長井葉山のブナの黄葉>


    落 葉      はたちよしこ

  
  樹は

  つかわなくなったものを

  なぜ

  こんなに 美しくしてから

  手ばなすのだろう

  燃えるように かがやかせて




  落ち葉の季節に、作曲家、加藤和彦さんの自死のニュースを聞きました。最近のお仕事の様子などは私は全くわかりませんでしたが、私の記憶には『あの素晴しい愛をもう一度』の作曲者として、とりわけ高校時代の思い出と切り離すことができずに残っています。

  私たちの世代は、いわゆる「団塊の世代」の方々を兄や姉のように思いながら育ちました。若者たちが社会を変革させてゆく原動力であることを目の当たりにし、彼らが切り開いた新たな道をたどったといってもいいかもしれません。

  あのころは、フォーク・ソングが、今のちょっとした「ブーム」などというものではなく、ほとんど全ての若者を巻き込んだ「空気」そのもので、数十年を経た今でも自分たちが「フォーク世代」だと言い切ってもいいぐらいに思えるのはそのためなのだと感じます。

  加藤さんをはじめ、あのころのミュージシャンが世に出したたくさんの曲は、今でもイントロがなれば何も見ないで歌えるものがたくさんあります。そしてその一曲一曲に、また、歌詞の一節一節に、高校生から大学生の頃の様々な思い出がつながっています。

  昨日、試みに「あの素晴しい愛をもう一度」をキーワードに検索してみましたら、ユーチューブで歌を聴くことができるサイトがかなりありました。若い人たちはどんなふうに聴かれるのでしょうか?

  青春時代の大切な思い出に関わっている一人の作曲家のご冥福を心からお祈り申し上げます。



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2009年10月18日

紅葉見ごろの長井葉山

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<中腹でみたハウチワカエデの紅葉>

  9月上旬に長井葉山に登ってからは、他の山へのガイド登山などが続き、昨日は1か月半ぶりに登ってきました。朝は放射冷却で気温が下がり、秋特有の「盆地霧」が発生。しかし、車で勧進代のゲート付近まで登るとそこはもう霧の海の上に出て、すばらしい青空が広がっていました。

  登山口付近はまだ緑が多いですが、林道から尾根道に這い上がると、だいぶ赤や黄色が増してきており、今は中腹の紅葉が見事でした。月山周辺ほどではないにしても、このあたりのブナもウエツキブナハムシの食害を受けているようでした。まだ紅葉前の木の下に、たくさんのブナの葉が落ちていることでそれとわかりました。


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<「奥の院」から眺めた祝瓶山>

  この日は登山道の途中から「昭和堰」へとまわり、堰沿いに歩いて「奥の院」に出ました。ここは祝瓶山の展望台です。霞があって、くっきりした眺望ではありませんでしたが、眼前に祝瓶山の大きなピラミッド。何とか飯豊連峰の稜線も確認できました。

  この「奥の院」一帯は年中風が強く、木が大きく育つことができないところです。背丈のそう高くないブナが多いのですが、このあたりのブナは黄葉しないままに枯葉状態になっており、あまり見栄えがよくなかったのは残念でした。中腹のブナがまずまずいい色合いになっていたので、わずかな気象条件の違いということでしょうか。

  山荘で休憩してから、「鉾立清水」にまわりました。毎朝コーヒーを飲んでいるここの水がなくなっていましたので、ペットボトル6本に水を汲みました。今はその水で煎れたコーヒーを飲みながらパソコンに向かっています。ここしばらく水道水でしたが、こうして水が清水に切り替わると、味の違いがはっきりとわかります。

  下る途中、「展望台」まで来ますと、すでに下界の霧は晴れており、稲刈りが終わった田んぼが広がっていました。今年、雪が降る前に、あと何回葉山に登れるでしょうか。





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2009年10月17日

「晩秋の長井葉山」参加者募集

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<長井市タスパークホテル9階から見た長井葉山>

  当初別の行事のために、実施できないと考えていた「晩秋の長井葉山」を、11月3日(文化の日)に実施する予定です。


 ■■■ 葉っぱ塾 晩秋の長井葉山2009 ■■■

 11月上旬の長井葉山は、麓から中腹が紅葉の最盛期でしょうか。山頂一帯は紅葉も終わり、ブナの森はすっかり明るくなっていると思います。もしかしたら、大朝日岳や祝瓶山は雪をかぶっているかもしれません。直江兼続が整備させたといわれる朝日軍道をたどり、下りにはあまり歩かれていない勧進代コースをたどってみましょう。

    【期  日】 11月3日(文化の日) ※悪天中止

    【参加費用】  一人¥4000(保険料・写真代含む)

    【募集人数】  10名程度

    【集  合】  長井市草岡「古代の丘資料館」前 午前7時30分
             ※ご要望あれば現地までの地図をお送りします。

    【日  程】  7:30    資料館集合・出発
           11:00ごろ  葉山山頂
           15:30ごろ  資料館帰着・解散(予定)
         (草岡口〜おけさ堀〜葉山山頂〜勧進代尾根)

    【持ち物】   昼食、雨具、かさ、水(1ℓ)、防寒着、その他
         ※詳しくは参加申し込みされた方に御連絡いたします。

    【申し込み】  11月1日(日)締め切りです。

    【連絡先】  葉っぱ塾・八木文明 Tel/Fax 0238-84-1537
                 e-mail happa-fy@dewa.or.jp
             日本山岳ガイド協会認定ガイド
             日本自然保護協会自然観察指導員




happajuku at 04:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 

2009年10月16日

里の秋

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<民家の軒先に見事なムラサキシキブがありました>
    (クリックで画像拡大)

  9月下旬から山行が続き、山に行かない日は足を休ませていましたので、きのうは久しぶりの朝のジョギングでした。この時期私の住む地域は、「盆地霧」が発生することが多く、ときに昼頃まで霧に覆われたりします。これを山の上から見ると、雲海になって見えたりするわけです。

  昨日の朝の気温は5℃を下回っており、ジョギングも上下のウインドブレーカーと手袋という「完全装備」となりました。今の時期は、花が咲いているのは、庭先や花壇に植えられた園芸種がほとんどで、自生しているものは花よりも実を多く見かけます。植物の名前を花で覚えていると、実を見てもわからないことがあります。しかし、このムラサキシキブは実で覚えました。我が家の玄関先にもあるのですが、こんなに見事な枝振りではありません。


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<紅色のミヤマダイモンジソウ>

  午後は妻と一緒に小国町の親戚の家に出かけました。先日、独立学園高校の学校見学会の際に埼玉のSさんにも寄っていただいた家です。この家の夫婦は二人とも山野草が好きで、庭に様々な鉢植えなどがあります。今花を咲かせているものは少なかったのですが、鮮やかな紅色のミヤマダイモンジソウが咲いていました。山で見かけるのは白花だけでしたが、こんな色のものもあるのですね。帰宅して図鑑を調べてみると、「白色または紅色の花を開く」とありました。

  秋は春や夏に比べると、小さな花にも目がゆくような気がします。咲いているものが少ないからでしょうか。里に雪が降るにはまだ少し間があります。朝と日中の気温の差が大きくなっています。植物たちは冬を越すための最後の準備をしているのかもしれません。




happajuku at 05:22|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2009年10月15日

東北初の小さな一歩〜広葉樹を植える

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<9月5日、植樹の現地を見学する>
  (クリックで画像拡大)

  今年山形では、カシノナガキクイムシが媒介する菌による「ナラ枯れ」や、ウエツキブナハムシによる「ブナ枯れ」が拡大し、森や自然を愛する人々は、その光景に胸を痛めています。そんな中で、東北では初めての取り組みが小さな一歩を踏み出すことになりました。

  日本熊森協会の福島県内に住む会員が、県内の全市町村に送った協力要請に、ただ1つだけ、国見町の佐藤町長さんが応えてくださり、町が管理する山林伐採地を植樹の場として提供してくださることになったのです。9月5日に、協会本部や近隣の会員有志が国見町に集まって現地を見学した際に、年内に試験的に植樹をしてみようということになりました。

  協会の福島県支部はいまは活動を休止しているものですから、隣の山形の支部長である私が、町との連絡調整を依頼されていました。その結果、下記のような「植樹会」を開催できることになりました。

  国見町は宮城県白石市と境を接しているのですが、今回植樹する現地は国見町ではなく、白石市地内にあります。様々な歴史的な経過があって、「国見町桑折(こおり)町有北山組合」という組織が維持管理している山林の一部です。そこには最近まで50年ほど前に植えられたアカマツが育っていたのですが、およそ27haにわたってそれを伐採し、現在はそこはほとんど高木のない土地になっています。そこに、野生動物のエサになるような広葉樹を植えようということになったのです。

  今回は試験的にブナやミズナラなど200本を植えることで準備が進んでいます。「森を復元する」というには本当に小さな一歩なのですが、何十年、何百年も経って、誰が植えたものかもわからなくなる頃、そこに豊かな森が育っている光景を想像しています。

  現在、日本熊森協会の東北地域の会員や、地元の町民に参加を呼びかけていますが、一般の方の参加も歓迎します。要項を示しておきますので、ぜひご参加ください。

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   ◇◇◇ どんぐりの木を植樹しませんか ◇◇◇
      〜 動物のすめる森復元植樹会 〜


■主催     日本熊森協会

■共催     国見町、桑折町、国見町桑折町有北山組合

■開催期日   2009年11月1日(日)

■開催主旨   「動物たちに帰れる森を! 地元の人たちに安心を!」という呼びかけのもとにこれまで各地で開催されてきた日本熊森協会の植樹の集いを、初めて東北の地で開催します。国見町の佐藤町長さんが、日本熊森協会の活動の主旨に賛同してくださり、全面的なご支援を約束してくださいました。今回の植樹をきっかけに、野生動物たちとの共生の動きを東北でも盛り上げてゆくとともに、この活動を今後の町づくりにも役立てていただきたいと考えています。

■当日の日程  12時30分  国見町役場駐車場集合(国道4号線沿い)
                 ※列車の方はJR藤田駅で待機
           (役場→藤田駅→現地へ移動)
        13時〜14時30分  植樹
           (現地→役場へ移動)
        15時〜16時     参加者交流
           (会場:国見町役場内)

■服装・準備  屋外での活動にふさわしい服装、防寒具・雨具、長靴・手袋
        マイカップ、
(剣スコップお持ちいただける方は持参ください)

■注意     ・現地にトイレはありませんので、ご留意ください。

■参加申し込み  参加希望者は10月28日(水)までに必ず下記にご連絡ください。(氏名・住所・生年月日が必要です。)
         【申し込み先】日本熊森協会山形支部長 八木文明
          〒993-0053 山形県長井市中道2−16−40
          TEL/FAX 0238−84−1537
          e-mail happa-fy@dewa.or.jp


happajuku at 04:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日本熊森協会関連 

2009年10月14日

朝日ミニ縦走その2〜鳥原小屋から古寺鉱泉へ

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<小屋の窓から見える明け方の空>

  私たちの2日目は4時半ごろに起き出し、朝食と出発の準備から始まりました。日の出前の東の空を、小屋の窓から眺めることができます。蔵王や雁戸山のあたりが次第に赤みを増してゆくのを時々眺めながら準備を進めました。二十五夜の月と金星が東の空にありました。15日あたりは、月と金星がかなり接近するのではないかと思えました。


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<鳥原山展望台は、大朝日岳のすぐれた展望台のひとつ>

  荷物をまとめ、小屋を掃除し、出発したのは6時17分。木道がいやに滑ると思ったら、霜が下りているのでした。氷点近くまで気温が下がったのでしょう。鳥原山の展望台まではおよそ20分。ここは朝日連峰の中でも一、二を争う展望スポットだと私は思っています。

  ここからは小朝日岳が大きくそびえ、その左に大朝日岳が構えています。その左から反時計回りに見える山々は、飯豊連峰、会津磐梯山、吾妻連峰、蔵王連峰、雁戸山、大東岳、船形連峰 村山葉山、月山。この日は見えませんでしたが、くっきり晴れれば月山の左奥には鳥海山が、右の奥には岩手山が見えるはずです。


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<葉が落ちたダケカンバの木々>

  展望台からは鞍部をいったん下り、小朝日岳に向かって登り返してゆきます。ここでは小朝日が大きく大きく感じられます。最後の急傾斜を登りきると1647mの山頂です。今回のミニ縦走では最高到達点。7時59分到着。なかなか順調なペースです。大朝日岳はますます大きくそびえています。このあたりから見える稜線では紅葉が終わりかけており、すっかり葉を落としたダケカンバの木々が、その白い木肌を朝の光にさらしていました。


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<ハウチワカエデの“ステンドグラス”>

  小朝日岳からは古寺山へと向かって下ってゆきます。ここから下に向かえば、今が紅葉の盛りです。この秋の紅葉は、とりわけ赤が鮮やかだと思います。ハウチワカエデは中でも赤い葉の主役です。古寺山の前後では、前日大朝日小屋に泊まって下りてきた人や、日帰りでこれから登ろうとする人たちに会いました。しかし好天とは言え平日でしたから、人は少なく、言葉を交わして間もなくすれば、聞こえるのはもう風の音だけでした。


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<大好きな“ブナのホール”で>

  ハナヌキ峰分岐のところは大好きな場所の一つです。「ブナのホール」と私は名づけているのですが、大きなブナの木の枝がホールの天井を覆って、広々しているのです。Iさんは「こんなところでコンサートもいいですね」とのこと。ほんとうにそんな場所です。

  ここから「一服清水」まではすぐです。冷たい湧き水で喉を潤すだけではもったいなくて、お湯を沸かしてお菓子とお茶で休憩をとりました。ぜいたくな時間です。歩いて、食べて、休んで、寝る。ただそれだけで、山ではどうしてこんなに心豊かになれるのでしょうか。


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<“千手観音ブナ”とIさん>

  「一服清水」からは古寺鉱泉までは1時間ほどで下ります。このあたりから下はまだ紅葉はこれからです。ブナはわずかに黄色を帯びているぐらいです。ただ、麓近くではブナハムシの影響で紅葉の前にブナの葉が落ちており、これから先の紅葉の盛りは少し寂しくなるかもしれません。「千手観音ブナ」、「合体の樹」と下りてきて、古寺鉱泉前には11時18分到着でした。

  山を歩いている時間帯は、これ以上ないほどの好天でしたが、予報では午後に天候が崩れるとのことでした。信じられないような青空でしたが、私たちが車で「リンゴ温泉」に向かう途中で、小雨が降り出しました、振り返って朝日の山のほうを見ますと雨雲がかかっているようでした。何と幸運だったのでしょう。「りんご温泉」では何と、先着していた独立学園の生徒たちとまた会いました。

  山は急速に秋から冬へと向かっています。古寺山の手前の「三沢清水」は、すでにホースがはずされて水を得ることはできなくなっています。12日に管理人の方が下るときに片付けていかれたようです。これも冬支度です。小朝日山頂で吹かれた風には確かな冬の匂いが混じっていました。どんな冬になるのでしょうか。

  この「朝日ミニ縦走」は来年も同じ時期に行う予定です。ぜひご参加ください。


happajuku at 05:57|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2009年10月13日

朝日ミニ縦走その1〜白滝口から鳥原小屋へ

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<白滝登山口から登るとすぐ、すばらしいブナの斜面が広がる>

  「葉っぱ塾」が大事にしてきた行事の一つ、「朝日ミニ縦走」。今年は福島からIさん1名だけの参加でした。登山初心者の方にも山小屋泊まりの楽しさと縦走(登山口から下山口へのワンウェイ)の醍醐味とを味わっていただこうと企画してきました。

  コースは朝日連峰の白滝登山口から登り始め、3時間あまりで到着する鳥原避難小屋に1泊。翌日は鳥原山、小朝日岳、古寺山を経由して古寺鉱泉に下山するというものです。

  このルートの1日目の第一のハイライトは白滝のブナ林です。急傾斜の斜面に太いブナが見事に生え揃っていて、今回は緑の葉が黄色に転じ始めたところでした。道はこの斜面をジグザグに切られています。ブナの枝の間からは背後に蔵王連峰を垣間見ながらの登りです。この日は前日に大朝日岳にご案内した東京からのゲストの皆さんが蔵王に立ち寄っておられるはずでした。好天に恵まれ楽しまれたのではと想像しながら登っておりました。


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<鳥原湿原は天上のパラダイス>

  この日の第2のハイライトは鳥原湿原です。標高1300mあまりにある高層湿原です。湿原の保護のために木道が整備されています。登山道を登ってゆくとまるで「飛び出す」ような感じで広々して湿原に出るのです。今年の紅葉はここでも早めに進んでおり、葉がすでに散っているものもありましたが、秋の日差しに明るく輝く湿原は開放感溢れる場所でした。


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<鳥原山から見下ろす鳥原避難小屋>

  ザックを鳥原避難小屋に置いて、鳥原山の展望台へと向かいました。小朝日岳や大朝日岳はこの時間帯は逆光でシルエットになっていましたので、写真は明日、「その2」で紹介します。

  ここでIさんと展望を楽しんでいると、小朝日岳方面から人の声が聞こえてきました。「ヤッホー」などと叫んでいるのも聞こえます。しばらくして現れたのは若者たち9人でした。「どこの学校?」と尋ねてみますと何と小国町の「独立学園」の生徒たちでした。話してみれば、昨年「葉っぱ塾」が開催した自衛隊イラク派兵違憲訴訟学習会に参加してくれた生徒もおり、私のことを覚えていてくれたのには感激しました。

  鳥原湿原の隅に建つ鳥原避難小屋は、私は朝日連峰の中では最高のロケーションにあると思っています。小屋の脇には朝日嶽神社があり、前庭にはベンチが数台置かれています。そこからは真正面に蔵王連峰を望むことができるのです。水場も近く、別棟のトイレはすばらしい水洗設備を備えています。いつもきれいに清掃されている小屋とトイレ。地元の関係者の努力の結晶のように思います。


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<キャンドルライトでワインパーティ>

  夕暮れが近づくと急速に気温が下がり始めます。小屋の中で夕食の準備。そして持参したロゼワインで乾杯! ザックの中で揺られてきたせいでしょうか、安物のワインが最高級のまろやかなワインに早がわり。

  私たちの夕食はレトルトが中心でしたが、お隣の学園生たちは、学校で分担して下ごしらえしてきた野菜を使って豚汁を作り、ご飯もお米をといで炊いていました。感心したのは、バーナーが、最近主流のガスのものではなく、石油を燃料とする「ラジウス」であったことです。かなりの年代物のはずです。こうした器具を代々受け継いで質素に登山を楽しんでいる様子が爽やかでした。

  夜は空気が澄んで、月の出も遅かったために、満天の星空でした。寒さに震えながら、二人で空を仰ぎました。人工衛星のまっすぐな航跡をいくつも見ることができました。若者たちも星空を楽しんだようでした。小屋の夜は静かに更けてゆき、私たちはシュラフに潜り込みいつしか眠りに落ちてゆきました。

 (つづく)





happajuku at 18:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2009年10月12日

紅葉燃える朝日連峰

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<この日、雲が切れて姿を現した大朝日岳>

  昨年は自分の誕生日に担当した新宿C社の大朝日岳ツアーのガイドが、今年は少し遅い11日でした。前日夕方古寺鉱泉「朝陽館」でゲストの皆様と合流。11日は朝4時半の出発でした。心配された雨が止んでいて月も見えていたので、予報よりも早い天候の回復か、と喜んで登り始めると間もなく雨が降り出しました。さらにはブナの森を強い風が揺らし始め、皆さんの話し声も少なめになってゆきました。私が天候を決めているわけではないにしても、せっかく遠くからおいでいただいたのにと、何だか申し訳ないような気分。

  上から二人の若者が降りてきましたので、上の様子はどうだったかと尋ねると、山頂の小屋から下りてきたのではなく、私たちに先行して登っていて、あまりの天候の悪さに登るのを諦めて戻ったのだとのこと。そんなにひどければ私たちも大朝日岳の山頂には行けないかもしれないとも考えました。しかし、ゲストの皆さんの願いが通じたかのように、3時間あまり登って古寺山山頂に着いたころには雨は上がり、風も弱まって、天候は急速に回復し始めたのでした。


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<小朝日岳の紅葉が言葉をなくすほどに見事でした。>

  2週間前にはまだ紅葉が進んでいなかった中腹もかなり色づいていましたが、見事だったのは小朝日岳です。とりわけ急傾斜の南壁は、白い岩や緑の松と紅葉した低木のコントラストが最高潮。何度もこの時期に朝日に来ていますが、これほど見事な小朝日岳は初めてでした。ゲストの皆さんからも感嘆の声が上がり、何だか自分の家の庭をほめていただいたような気がして嬉しくなりました。


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<大朝日小屋前で昼食休憩するみなさん>

  雨は上がっても、吹く風は雪の匂いを含んでいるような冷たさでしたから、合羽を着たままで登り続け、ほぼ予定通りの6時間ほどで大朝日岳山頂に立つことができました。下から見上げていたときには雲が切れていたのに、私たちが山頂にいた時間帯は雲で視界があまりききませんでしたが、途中で登頂断念も視野に入れたことを考えれば登頂できただけでも上々だったと言えるかもしれません。

  下りにかかってからは、遠くの山々の雲もしだいになくなってきていました。ゲストの皆さんが翌日立ち寄られる蔵王連峰も姿を現しましたし、はっきりは見えませんでしたが、飯豊も稜線の一部が見えてきました。下りの道でも、ひとりでに笑みがこぼれてしまうような紅葉の見事さでした。


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<樹間から青空がのぞくブナの森>

  八木重吉の詩に『素朴な琴』という作品があります。

     この明るさの中へ
     ひとつの素朴な琴をおけば
     秋の美しさに耐えかね
     琴は静かに鳴りいだすだろう

  紅葉のブナの森の中を歩くと、いつもこの四行詩が頭に浮かんできます。秋の澄んだ光が葉っぱを通過して、まるでステンドグラスの廊下を歩くような気分です。標高1300mから1000m付近はまさにそのような状況でした。詩人でも音楽家でもない私にはその美しさを表現する術もなく、ただただ「すごい! すばらしい!」とつぶやくしかありませんでした。

  私が本格的に登山を始めるようになって、初めて朝日連峰に登ったこの古寺鉱泉からのルートは、これまでに何十回いや百回近くも登ったかもしれません。最近は途中にある木の特徴もにもなじんできて、勝手に「千手観音ブナ」、「S字ブナ」などと固有名詞で呼んでいる木もあるほどです。それだけ登っても、季節が違い、一緒に登る人が違えば、一度として山は同じ表情ではありません。ゲストの皆様にはまた違った季節の朝日連峰を楽しんでいただけたらと願っています。

  いつもながら、ゲストの皆様以上に私が一番楽しんでしまったようで申しわけありません。遠くからおいでくださって本当にありがとうございました。再会できることを心から願っております。





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2009年10月10日

長井市内にこんな大木が!

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<長井市伊佐沢地内にあるブナの大木>
  (クリックで画像拡大)

  10日ほど前、スクール・インタープリター講座を受講してくださったOさんに「近くにブナの大木がある」と聞いて案内していただきました。長井市上伊佐沢地内で、「玉林寺」前から南に300mほど行ったところの市道の東側です。何度か通ったことがあったのに、「そこにブナがある」などとは夢にも思わないでおりましたので、見過ごしていました。

  この近くに、市の天然記念物に指定されている「ほうき(箒)松」を有する「ほうき松公園」があるのですが、このブナはさながら「ほうきブナ」です。ブナにしてはちょっと珍しい枝振りです。


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<勝手に「ほうきブナ」と名づけました>


  試みに、Oさんと二人で腕を伸ばして幹を囲んでみましたが、二人の指先が何とか触れました。幹周りはおよそ3メートル50センチほどです。


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<芦沢の「千年松」>

  さらにその近くの芦沢地内に「千年松」というのがあるから、と案内していただいたのですが、これまた見事なものでした。そばにある民家の軒先まで枝を伸ばす大木でした。

  この地域は平地でもブナが生育するところです。今でこそ平地や里山には人間の手が加わってしまい、平地でブナを見ることはできません。ですからこのブナは意図的に「残された」ブナではないかと想像します。また、「千年松」のほうは、誰かが植えたのだと思います。

  いずれにしても、長い時間を経てみると、誰がどういう目的でその木を残したり植えたりしたのか、その経緯については不確かになってゆくのですね。同じ市内のことなのに、知らないことがまだまだ多いです。
 


happajuku at 04:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2009年10月09日

リンゴは無事です!〜台風18号通過

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<オーナーのみなさんの「ふじ」>

  昨日(8日)、台風18号が東北地方を通過してゆきました。当初の予想よりも東寄りの針路を進んだために、このあたりは予想されたほどには強い風が吹きませんでした。7日夕方から降りだした雨はほぼ24時間降りましたが、雨量も極端に多くはありませんでした。多分に山に囲まれた地形の影響があったような気がします。今、未明の空には二十一夜の月が煌々と光っています。

  リンゴの木のことが心配で、昨日、台風がこのあたりに最も近づいていた時間帯の午後2時過ぎに、白鷹町の平井さんのリンゴ畑を訪ねてきました。「ふじ」を栽培している畑は比較的風も弱く、リンゴが傷つくほどではなかったことに胸をなでおろしました。順調に育っています。大きさはもう9割がたに実っているのではないかと思います。今後、秋の日差しに照らされて、色づきと糖度が増すことでしょう。収穫まであと1か月あまりです。


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<中手の品種、「こうたろう」、「シナノゴールド」、「ジョナゴールド」>

  畑から、平井さんの自宅に伺ってみました。前日は台風に備えてラフランスを全て収穫したとのことで、「疲れて今日は休みです」とくつろいでおられたところにお邪魔してきました。

  リンゴのほうは今は中手の品種が収穫期で、この日は「こうたろう」、「シナノゴールド」、「ジョナゴールド」の3品種を味わって、自家用のものを買わせていただきました。それぞれに酸味や甘味に特徴があって、「品種」というのは実に多彩なのだということを実感しました。

  何日か前に千葉県の葛西で販売促進のイベントがあって出店したのだそうですが、こちらで考えている価格と消費者が考えている価格とにズレがあった、ということをお聞きしました。消費者が「買いやすい」という値段で売っていけば、生産者としては「利益が出ない」ということになってしまうということです。

  誰がどのように苦労を重ねて生産しているものかを知ることで、価格への理解は深まってゆくと思います。生産者と消費者とが顔を向き合わせてやりとりしてゆくような関係づくりが今後は大切になるのではないか、ということをお伝えしてきました。そういう意味でも、「葉っぱ塾リンゴの木オーナー」制度が、両者にとってリーズナブルなものになってゆくような工夫が必要なのだと思います。






happajuku at 05:37|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾のリンゴの木 

2009年10月08日

羽州街道小坂峠を越えて

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<小坂峠から国見の町を見下ろす>

  昨日昼過ぎ、どんよりと曇った空の下を、福島県の国見町まで行ってきました。この町には9月上旬、日本熊森協会の「東北会員の集い」の際に、一度訪ねています。この町の町長さんが日本熊森協会に対して、広葉樹の植林をする山林を提供してくださることになったということがきっかけで、この町に集まることになったのでした。

  せっかくの町の申し出なので、できれば雪が降る前に植樹にトライしてみようということになり、私が町との連絡窓口として動くことになりました。今回の国見町訪問はその打ち合わせのためでした。

  私が住む長井市から国見町までは、9月は国道13号線で福島の飯坂まで出て、国道4号線を北上するというルートだったのですが、今回は国道113号線で宮城県の七ヶ宿へ。そこから県道46号線を経て国見町へというルートにしてみました。七ヶ宿より向こうは初めて通る道でした。

  国見町を眼下に見下ろす小坂峠まで来て、そこに立っている案内板の記述で、自分が通ってきた道がかつての「羽州街道」であったことを知りました。この道は東海道や中仙道などのような公式な呼称ではなかったようですが、福島市〜宮城県七ヶ宿町〜山形県上山市を経て山形、秋田を縦断し、青森に至るというかつての「国道」だった道です。

  現在の道はもちろんかつての街道のルートとはずいぶん異なっていますが、あちこちに古い家並みが残り、往時を偲ばせていました。

  国見町での打ち合わせは1時間半ほどでした。植樹の期日を11月1日と決め、町が様々な協力をしてくださることになりました。日本熊森協会の理念に理解を示し、野生動物たちと人間とが共生できる森づくりを目指そうという長期的な視野に立った町長さんの英断が、このたび東北で初めての協会の植樹の集いにつながることになりました。

  昔の人々が、はるかな道のりを自分の足でひたすら歩き続け、ようやく目的地にたどり着いたように、植樹から森作りへの道のりは遠いのですが、誰かがこうやって始めなければ、何十年後、何百年後に森はないわけです。今回予定している200本の苗木の植樹は「小さな一歩」ではありますが、はるか向こうにある目的地へと向かう大切な一歩になるかもしれません。

  植樹の集いの要項は近日中にお知らせできるように準備を進めます。

  夕方帰るころには、近づいてくる台風18号の影響で雨がポツポツ降り始めてきました。国見町から自宅までおよそ80km。1時間半ほどのドライブでした。



happajuku at 04:49|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日本熊森協会関連 

2009年10月07日

紅葉の祝瓶山へ〜雨じゃなかったの?

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<祝瓶山山頂直下の急斜面を登る>

  前日白鷹山をご一緒した仙台のSさんと、マラソンを通じて交流が始まった南陽市のOさんのご参加を得て、6日は「紅葉の祝瓶山へ」を行いました。

  その日の朝になっても6日のこの地域の予報は「日中弱い雨」というものでした。ところが、朝外に出てみると雨は降っておらず、風もおだやかでした。パソコンで見る雨雲の動きを見ても、このあたりは雨雲に覆われていると出ているのに、降っていませんでした。雨がひどくなったら戻ればいいか、ということで予定通り出発。

  平日の祝瓶山荘は誰の車もなく、静かでした。7時27分出発。歩き始めると間もなく、覆いかぶさるような祝瓶山を見上げると、山頂にはわずかに雲がかかっていました。「上は雨なのかな?」と覚悟を決めました。

  桑住平で休憩をした後、いよいよ尾根に取りつきます。少し登れば展望が開けるやせ尾根です。右手の大玉山や左手の木地山ダム湖はときどき見えますが、大朝日岳などの遠方は雲がかかって見ることができませんでした。山頂東斜面の絶壁に近づくと、斜面にへばりつくように生えている木々が鮮やかに色づいていました。

  祝瓶山の東の尾根から登るルートは傾斜がきついですが、その分どんどん高度を稼ぐことができます。山頂直下では両手両足を使って登ることになりますが、無事にそこを通過して山頂には11時17分到着でした。4時間かからずに登ったSさん、年齢を感じさせないなかなかの健脚です。


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<山頂の南西斜面は、見事に紅葉していました>

  山頂ではさすがに半袖というわけにはいきませんでしたが、風は穏やかで、何よりも雨が降っていませんでした。ときおり雲がかかって視界がなくなるものの、雲が切れれば、眼下には紅葉した潅木の斜面が広がっていました。草の上に座ってゆっくりと昼食をとり、12時08分に下山開始。


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<下山しはじめて間もなくピークを振り返る>

  下山ルートは西の小国側にいったん下ります。山頂直下はこちらも急な斜面ですが、振り返ると山頂が秋色に染まっていました。「大人が片足で立つのがやっと」という尖った山頂をあとに、慎重に下ります。まもなくの分岐を右へ。アカハナ尾根を目指します。アカハナ分岐着は13時35分。分岐の手前には登り返しがあり、結構長いルートです。ここを登りに使うのは精神的にきついと私は思っています。ですから「下り専用ルート」と考えています。

  祝瓶山荘に戻ったのが15時37分。下りの所要時間は3時間29分。結局私たちは1滴の雨にもあたらずにこの日の登山を終えることができました。予報がいい方にはずれるのであれば誰も文句は言いません。奇跡のような天候であったとしかいいようがありません。途中で誰とも出会わず、全山貸し切りでした。

  月山や大朝日岳の山頂付近ではもう終わりかけていた紅葉でしたが、標高1417mの祝瓶山の高さではまさに見ごろを迎えていると言っていいでしょう。南から台風が近づいています。直撃されればだいぶ葉が落ちてしまうかもしれませんが、このあたりの山の紅葉は今週末の連休までは十分に楽しめそうです。

  ご参加いただいたSさん、Oさん、ありがとうございました。



happajuku at 04:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2009年10月06日

大空へ舞い上がる人々〜白鷹山へ

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<白鷹山山頂神社でのSさん>

  8月に飯豊をご案内した仙台のSさんが訪ねてきてくださいました。5日は白鷹山にご一緒しました。そして今日6日は祝瓶山を登る予定です。

  白鷹山は山形県のほぼ中央部に位置し、標高は996mとさほど高くはありませんが、いろいろな山に登ったときにも見ることができる山です。山頂近くに白いレーダー施設があって、それが遠くから目立つといういこともあるかもしれません。

  Sさんを山形駅でお迎えし、「県民の森」近くの大平登山口から登り始めました。ブナの大木が残るなかなかいい山道でした。山頂まではゆっくり歩いて1時間20分ほどで着きます。ちょうどお昼時でした。山頂はあまり展望は良くないので、尾根伝いにレーダー施設へと向かいました。15分ほどかかります。


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<パラグライダーで大空に飛び出した若者>

  Sさんが仙台駅で購入してくださったお弁当を出して昼食の準備をしていると、作業用の道路を1台のワゴン車が登ってきました。パラグライダーを楽しむ若者たちでした。

  このレーダー施設の付近に山林を切り払って3つの離陸コースが作ってあるのだそうで、この日は南よりの風を利用して飛び出すのだ、と準備を始めたのでした。初めて間近に見る光景を、いろいろお話を伺いながら眺めていました。

  準備を整え、風を見計らっていたかと思うと、あっという間に大空に舞い上がってゆきました。この山の麓に着陸地点として整備してある広場があるそうで、そこに向かって下りてゆくのだとのこと。

  山に登っているにもかかわらず高所恐怖症の私には、空から見えるであろう風景を想像するだけでも脂汗がにじんでくるような気がするのですが、飛んでいるのを見ているだけならば、いかにも気持よさそうでした。

  下りは嶽原口へ。始めは少し急な斜面を下りますが、後半はゆるやかな道でした。嶽原集落はすでに住んでいる人はおられないようですが、畑の管理に麓から登ってきている老夫婦にお会いしました。声をかけましたら、ちょうど収穫中のカボチャをくださいました。30年ほど前にここから町に出たのだそうです。

  おだやかな秋の光が山間の廃村に満ちていました。

  「小雨」の予報の今日ですが、今のところまだ雨は降り出してはいません。では行ってきます。



happajuku at 04:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2009年10月05日

豊作の予感〜絶好の稲刈り日和

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<鎌で一株ずつ刈り取ってゆく作業を全員で>

  5月31日に田植えを行った「葉っぱ塾」の田んぼは、昨日稲刈りの日を迎えました。前日午後からどんどん回復した天候。朝は放射冷却でかなり冷え込みましたが、日中は晴天に恵まれ、絶好の稲刈り日和となりました。オーナーのうち3家族はご都合で参加できませんでしたが、参加した6ファミリー11名と、地元の有志の方々とで、作業に取り組みました。ウズベキスタンからの短期の留学生も参加して一緒に汗を流してくれました。

  手刈りの場合は刈った稲を「まるく」(数株まとめて藁で束ねる)作業がなかなか難しいのです。昨年ようやく覚えたころには作業が終わってしまい。一年ぶりにいざ始めようとしても思い出せません。名人の田畝(たせ)さんに何度も手ほどきを受けながら、ようやく飲み込めました。やってみると、なかなか合理的な作業です。子どもたちはどんどん刈る作業に専念。「まるく」作業が追いつかないほどでした。

  午後1時すぎまでかかって、ようやく半分ほどは刈り取りました。やはり人手が少なかった影響があったのかもしれません。残りは後日遠藤さんにお願いすることになりました。

  作業しながらお世話にくださった遠藤さんから稲の実り具合の説明をいただきましたが、お隣の田んぼと比べて、穂の長さが長く(つまり実の数が多く)、一粒の大きさもかなり大きいという違いが歴然でした。手植えの場合は機械植えよりも株の間隔が広いのですが、そのことが成長に現れたのだと思います。


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<杭掛けで自然乾燥は、おいしいお米の必須条件>

  今年は結局梅雨が明けず、8月中旬になってようやく日差しが続くようになりました。したがって、7月あたりでの生育は例年よりも遅れていたそうです。それがお盆以降続いた好天で持ち直したようです。山形県全体での「作況指数」はちょうど100とのこと。つまり平年並みの作柄だということです。「葉っぱ塾」では昨年の1オーナーあたりの収穫は玄米で53キロでした。今年はもしかすろとそれを上回るのではないかと期待が膨らみます。

  今、ほとんどの米は、コンバインで刈り取られ、すぐに脱穀され、機械乾燥されます。実はこの段階の加熱で、風味が損なわれるのだそうです。自然乾燥の米がおいしい理由はそこにあります。

  このあたりでは稲杭をたてて、そこに稲の束をいげたを組むようにかけて乾燥させてゆく方法が伝統的です。この稲杭1本でおよそ15キロの収穫になるのだということをお聞きしました。

  この日収穫したお米を受け取る日は11月8日。「葉っぱ塾」ではこの日、収穫祭の餅つきを行う予定です。きのこ狩りハイキングも行います。オーナー以外の参加も歓迎しますので、ぜひ一緒に加わってください。


  



happajuku at 05:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2009年10月04日

姥沢〜月山〜湯殿山、強風のち回復

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<中腹から上では霧の中を歩きました。>

  3日は、仙台C社の月山へのツアーのガイドで出かけてきました。週間予報ではこの日はあまり天候が良くないと出たこともありましたが、低気圧の通過が予報よりも早まり、当日朝は「昼頃まで雨が残るが、午後は回復」との予報でした。月山入り口のパーキングでバスを待っている間は小雨がぱらついていましたが、姥沢のリフト乗り場に着いた頃にはほとんど雨はあがっていました。ただ風が強めに吹いていました。

  2時間ほどで山頂に着いたのですが、ものすごい風でした。気温も10℃を下回っており、時おり吹く突風で体がよろけるほどでした。このような山頂でのんびりご飯を食べるわけにもいかず、山頂の月山神社にお参りした後は早々に下山を開始しました。

  秋だけではありませんが、山では雨よりも風への対策が必要かもしれません。7月に起こった北海道での大量遭難も、強風にさらされたことからくる低体温症が大きな要素でした。登っているのに「寒い」と感ずるようではいけないと思います。また、手袋も重要です。山にだいぶ通われるようになっている方でも軍手で来られる方がまだときどきいらっしゃいます。山ではこれは不適です。しっかりした素材、たとえばウールやフリース地のものなど、2つは準備していただきたいと思います。


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<装束場付近が紅葉の盛り。>

  山頂からは湯殿山口を目指しての下山です。「金姥」という分岐を右にとり、下ってゆくと、「装束場」を見下ろすあたりでようやく霧が晴れるようになりました。そのあたりの斜面の紅葉が今一番見ごろを迎えていました。風もここではだいぶ弱くなり、青空も見え始めました。もう数時間天候の回復が早ければ、とも思いましたが、雨にあたらずに行動できたことはありがたかったです。

  
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<急な斜面の鉄ハシゴを下りる。>

  「装束場」から湯殿山口に向けて下り始めるとまもなく、急な斜面に何本かの鉄ハシゴが設置されています。こういうところは登りよりも下りのほうが緊張します。1時間ほどかけて登山口近くまで下りてゆきますと、合羽を着たままでは暑すぎるほどの気温と穏やかな秋の日差しの中でした。秋の登山の厳しさと美しさの両方を体験した一日でした。

  ご一緒した方々の中にはもう何度目かの方もいらっしゃいました。またどこかの山でお会いしましょう。楽しい一日をありがとうございました。
 


happajuku at 04:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2009年10月03日

続く災害、気持ちを少し

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<ツバメオモトの果実。朝日連峰で>
  (クリックで画像拡大)

  サモアとスマトラで、相次いで大きな地震や津波が起こり、大きな災害になっています。頭の中の地図ではどのあたりにあるかも正確には思い出せず、地図を開いてみました。

  サモアは日本の南東およそ6000km。スマトラは日本の南南西およそ5000km。そしてサモアとスマトラは東西に6000kmほど離れています。わずか1日違いで起こった災害ですが、全く別個のものです。

  多くの被害が出ていると報道されていますが、耐震建築になっていないことが被害を大きくしてもいるようです。遠くのことでぴんとこないかもしれませんが、私たちに今できることは、とりあえず義捐金を送ることでしょうか。インターネットで調べてみましたら、日本赤十字社がいち早く募集を始めているようです。お力添えください。


とりあえず、赤十字社のものを探しました。

■サモア大地震

救援金窓口 郵便局・ゆうちょ銀行
口座番号  00110-2-5606
口座名義  日本赤十字社 
受付期間  平成21年10月2日(金)〜平成21年10月30日(金)

※振替用紙の通信欄に「サモア大地震」と明記してください。
※郵便局窓口での取り扱いの場合、振替手数料は免除されます。
※受領証を希望される方は、振替用紙の通信欄に「受領証希望」と明記のうえ、
お名前、ご住所、お電話番号を記載してください。

[担当窓口]日本赤十字社 海外救援金担当
Tel: 03-3437-7081   E-mail: info@jrc.or.jp



■スマトラ島沖地震

救援金窓口 郵便局・ゆうちょ銀行
口座番号  00110-2-5606
口座名義  日本赤十字社 
受付期間  平成21年10月2日(金)〜平成21年10月30日(金)

※振替用紙の通信欄に「スマトラ地震」と明記してください。
※郵便局窓口での取り扱いの場合、振替手数料は免除されます。
※受領証を希望される方は、振替用紙の通信欄に「受領証希望」と明記のうえ、
お名前、ご住所、お電話番号を記載してください。

[担当窓口]日本赤十字社 海外救援金担当
Tel: 03-3437-7081   E-mail: info@jrc.or.jp


happajuku at 04:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2009年10月02日

好天の月山へ

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<山頂近くから湯殿山方向を見下ろす>

  このところ曇りや雨の天候が続いていますが、10月1日は好天が予報されていました。近々ガイドの予定もありましたので、湯殿山登山口から月山を往復してきました。

  湯殿山有料道路の営業開始が8時15分からとなっていて、1時間以上も待つことになるのか、と思ったら、係りのおじさんが何と1時間以上も前に出勤してこられ、「どうぞ」と通してくださったので、時間の無駄なく行動できたのはありがたかったです。

  先日の朝日連峰でも「今年の紅葉は早い!」と感じたのですが、やはり月山も早く進んでおり、「牛首」より上ではもう紅葉は終わっていました。湯殿山口から鉄梯子を登って「装束場」に出ると、そのあたりが見事でした。また、姥石から登山リフトを使って登ってこられると、その終点から「牛首」までのあたりが見ごろでした。


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<雲海に浮かぶ朝日連峰>

  この日は、月山を境にして内陸方面は大雲海の下でした。先日広島の方々をご案内した朝日連峰が雲海の上に浮かんでいました。一番左のピークから、小朝日岳、大朝日岳、中岳、西朝日岳です。この雲海は結局夕方まで消えることはなく、内陸の人たちは「晴れ、と言っていたのに何だこの雲は」と思っていたかもしれません。


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<山頂から見た鳥海山>

  山頂は風が冷たかったです。じっとしているとフリースなしではいられないほどでした。黄金色に染まった庄内平野の向こうに、まだわずかに雪が残った鳥海山が見えていました。また、この写真には写っていませんが、そこからわずかに右のずっと奥の雲海の上に頭を出していたピークは、方向からすると岩手山だったと思います。

  「装束場」近くまで下ってきて、登山道が沢をわたるところがとても気持ちよく感じられ、そこでコンロを取り出してラーメンで昼食にしました。紅葉に抱かれ、湯殿山が正面に見えるななかないい場所でした。月山山頂を目指したり、帰る途中の人々も、昔からきっとこの場所で休憩したのに違いありません。

  秋が急速に進んでいます。帰りに白鷹町のリンゴ農家、平井さんのところに伺って、収穫したばかりの「秋映え」という品種のリンゴを分けてもらってきました。いよいよ本格的なリンゴの季節です。





happajuku at 04:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート