2010年09月

2010年09月30日

つる植物2題

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作へのご支援を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。


  昨日(29日)から、朝日連峰にでかけておりました。昼過ぎに帰りましたので、いつもの早朝更新ができませんでした。朝日の報告は明朝の予定です。

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<アケビ料理>

  遅れていたアケビがようやく店頭にも出回るようになりました。わが家の庭にもあるのですが、今年はまだ実が小さくて食べるには至っていません。

  こんなふうにアケビの皮の中にひき肉などを詰め込んで油をひいて焼いた料理は時々、「え? 皮を食べるのですか?」と驚かれますが、このあたりではわりとポピュラーな料理です。

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<河川敷のノブドウ>

  最上川フットパスの行事のあと、雨の朝、また行って撮影したのが上のノブドウです。ブドウとは言ってもこれは食べられませんが、果実の色合いが緑色から紫まで多様なものが同居しているので、目を楽しませてくれます。

  10月に南陽市の保育園での自然体験指導の依頼があって、先日4つの保育園を下見にまわったのですが、ある保育園の玄関の向かいの金網にもこのノブドウがあって、早速保育園の職員が花瓶に刺して装飾に使ってくださいました。

  アケビ、ノブドウはみなさんの地域にはありますか?

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happajuku at 17:10|PermalinkComments(4)TrackBack(0) ブナの森の四季 

2010年09月28日

収穫間近! 黄金色の葉っぱ塾の田んぼ

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<穂が頭を垂れて、収穫を待つばかりです。>

  猛暑だった夏が嘘のように気温が下がり、一雨ごとに秋の深まりを感じています。数日前、「葉っぱ塾」の田んぼを訪ねてみました。すっかり穂が黄金色に変わり、重たそうに穂先が垂れていました。お世話になっている遠藤さんのお話しでは、かなりよい収量が見込まれるのではないかということです。

  周辺の田んぼでは今稲刈りが盛んに行なわれています。早めに収穫した田んぼからは、もう新米も出回っています。

  「葉っぱ塾」の田んぼの稲刈りは10月3日に予定していますが、今のところ予報は「曇り時々雨」とのことで、あまりよくありません。予報がよいほうに外れることを願っております。

  今回は、大部分のオーナーが参加してくださいます。加えて、この夏私が担当した山形大学の集中講座を受講してくれた学生4名が参加予定です。ありがたい助っ人だと喜んでおります。

  「葉っぱ塾」の稲は天日干しですので、ゆっくりゆっくり乾燥させてゆきます。収穫祭が11月7日ですので、そのときにオーナーの方々にお渡しできるように準備を進めます。

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<昨年のカボチャランタンの情景>

  今年の収穫祭も、昨年同様、前日6日(土)に朝日町の「ハチ蜜の森キャンドル」主催で「カボチャランタンの夕べ」が行なわれることになっており、それとの抱き合わせでの参加も可能です。この夏の「子どもキャンプ」に参加した東京の兄弟が参加したいと昨夜連絡がありました。オーナーの皆様も、参加をご検討ください。後日こちらで参加希望をまとめます。


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happajuku at 04:38|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2010年09月27日

最上川べり早朝散歩

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<朝からの好天に参加者も晴れ晴れした表情>

  26日は、朝からすばらしい秋の好天に恵まれました。前日の気温が低かったので、霧は発生せず、空には「居待月」が白く見えていました。放射冷却もあって、この日の朝の気温は8℃ほどに下がっていました。

  そんな中、長井市観光協会が主催する「最上川べり早朝散歩」という行事が初めて開催され、自然観察の講師として参加してきました。河川敷に近年整備された「フットパス」を活用しようという主旨もあるイベントでした。

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<かつてここには大きな船着場がありました>

  しばらく前に協会から依頼があって、その後2回、下見を兼ねて歩いてみたのですが、街中に近いこんなところにもいろいろな生き物たちが暮らしているということがわかって、自分自身もとても勉強になりました。

  かつて最上川は、舟運によって大阪や京都とつながっていました。この長井は最上川の舟の発着点でもあったのです。この上流の米沢との間は、荷物は陸路を運ばれたそうです。想像するに、この上流で最上川は何度も大きく屈曲していることや、川の深さが不足していることなどがあったからではないでしょうか。

  船着場があったこの近くには大きな蔵がいくつも並んでいたという記録もあります。自然に触れるということは、また、郷土の歴史の香りを感ずることでもあります。

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<河川敷にも多様な植物が生育しています>

  今、この最上川は両岸を堤防にはさまれ、その内側は河川敷になっています。その河川敷には水田や畑、公園などもありますが、植物が生え放題になっているところも多くあります。

  そんな河川敷は、人が持ち込んだ植物、風で飛んできた種子から生えたもの、川の上流から運ばれてきたものなど、様々な植物が繁茂するにぎやかな生態系を構成していました。名前のわからない植物を写真に撮っては図鑑で調べると、それらの植物にもちゃんと名前が付いているのでした。

  上の写真はカラハナソウというものでした。最初見たとき、「あれ? ホップじゃないの?」と思いました。ビールの苦味のもとになる栽培植物で、この近辺でも栽培されているものです。それを頼りに「クワ科」を調べてゆくと、図鑑に載っていました。

  つる植物のカナムグラ、背の高いタカアザミ、実の色の鮮やかなノブドウ、フロンティア植物といわれるカラスザンショウ(烏山椒)という樹木、赤紫の花のツリフネソウなど、面白い植物がたくさんありました。

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<およそ2時間の散歩でした。>

  わき目もふらずに歩いてしまえば小一時間でまわれるコースを、おしゃべりしながら、また、この日は特製のビンゴカードをお渡ししていたので、それにリストアップされている自然物を探しながら歩きますと、2時間はあっという間にたってしまったような気がします。

  ゴール地点ではオニギリとお茶が振る舞われ、みんなで車座になってしばしおしゃべり。秋の好天の朝のすばらしいひとときでした。参加くださった皆様、ありがとうございました。


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happajuku at 04:51|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山形県・長井市内名所案内

2010年09月26日

プレーは氷山の一角

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<最上川河川敷で見上げた空>

  野球とはふだんはほとんど縁がなく過ごしているのですが、毎年この時期になると、アメリカからイチロー選手の記録達成の話題が送られてくるようになります。先日、10年連続200安打達成という、秋の青空のようなさわやかなニュースが入ってきました。

  数えてみれば彼が海を渡ったのは2001年になるのですね。21世紀最初の年ではありませんか。アメリカ人からみれば華奢な体つきの彼が、こんなふうに活躍するとは想像もできなかった人が多かったかもしれません。

  彼が出演する特別番組を見たことがありますが、試合でのプレーを支えているのは、表舞台には現れないものすごい努力なのだということが伝わってきました。私たちはテレビで、努力という氷山の、ほんの一角を見ているのかもしれません。

  ずっと昔、なりたての教員だった頃、「10のことを教えるに100も200も知っている必要はなく、10のことをどう教えるかが問題だ」などと生意気言っていたことがありました。今思えば恥ずかしくなります。

  100も200もある蓄えの中から出てゆく「10」の強さや豊かさ、ということを今は思っています。もう教員という仕事からは離れてしまいましたが、日々関わることに、大きな蓄えをもってのぞめるようにしていかなければいけないなあ、とこの凡人も思ったところです。

  今朝はこれから、観光協会が主催する「最上川べり早朝散歩」の講師をつとめてきます。昨日はその下見で堤防沿いの道を歩いてきたのです。三陸沖の太平洋を遠ざかっていった台風の影響はこちらにはまったくなく、午後から青空が広がった昨日でしたが、今日は朝から秋晴れになりそうです。


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happajuku at 04:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2010年09月25日

山形の秋

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<霧の大豆畑と水田>

  昨日(24日)の朝は気温が12℃ほどまで下がりました。上旬までは日中30℃を超し、夜も20℃以上の日が続いていましたから、着る物の準備がまだできていません。

  秋のこのあたりの特徴は「盆地霧」が発生することです。前日が好天で気温が上がると、空気中に水蒸気が多く含まれ、それが夜間の気温低下で小さな水滴になるのです。こういう朝霧が出るときはたいてい天候が良くなるのです。

  昨日のジョギングではもう、ウインドブレーカーを羽織らないと寒さを感じるほどでした。田んぼの稲刈りもどんどん進んでいますし、休耕田の大豆も葉っぱが黄色に変わってきています。

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<わが家の「いも煮」>

  山形の秋といえばやはり「いも煮」です。秋になっての挨拶の中に「何回行った?」というのが出てくれば、それは「いも煮会」のことです。正統ないも煮会は川原で行うのですが、最近は居酒屋で行なう「非正統派」もおられます。

  昨日はちょうど誕生日だった娘が家に帰っていたこともあって、いも煮でお祝いでした。山形県内でもいろいろ異なるいも煮ですが、このあたりはサトイモと牛肉でしょう油味と決まっています。わが家のいも煮は具はそんなに凝ってはおらず、サトイモ、ネギ、キノコ(この日はマイタケ)、牛肉、コンニャクぐらいです。

  この地域のスーパーマーケットでは、大鍋を貸し出すところも多いですし、コンビニの店頭ではいも煮会用の薪を売っています。子どもの頃は川原でその川の水を汲んでいも煮をつくっていましたが、最近は川原に上水道が引かれたり、かまどにするコンクリートブロックが置かれたりするようにもなっています。

  9月5日に、山形市で恒例となった「日本一のいも煮会」というのがあったのですが、あの時はまだ30℃を超える気温で、いも煮が大量に余ったというニュースがありました。やはりいも煮は少し寒くならないと雰囲気が出ないものなのです。これからがいも煮の本格的なシーズンです。


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happajuku at 04:54|PermalinkComments(3)TrackBack(0) ブナの森の四季 

2010年09月24日

安全登山技術講座、寒さの中で

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  日本山岳ガイド協会が主催する安全登山のための実技講座が、23日、宮城県泉ケ岳を会場に開催されました。打ち合わせなどがあって、前日から仙台入りし、泉ケ岳スキー場の駐車場に停めた車の中でシュラフにくるまって泊まっていました。

  22日の夕方、曇天から降りだした雨は、夜通し降り続き、朝になって少し小降りになることもありましたが、結局23日一日中降り続きました.雨以上に大変だったのは前日から大幅に下がった気温です。標高およそ550mほどのところにある泉ケ岳スキー場の駐車場は、日中でも12、3℃という気温でした。しばらく前までうだるような残暑だったことから考えると、信じられないほどの低温でした。

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<スキー場のレストハウスをお借りして、講座が行なわれました。>

  当初50数名の申し込みがあったこの講座ですが、この悪天候でキャンセルが続出するのではないかと思われました。しかし蓋を開けてみますと、41名もの方々が会場においでくださいました。

  今回の講座は、昨年7月北海道のトムラウシ岳で起こった大量遭難事故を踏まえ、日本山岳ガイド協会が一般登山者向けの啓蒙活動を推進しようとしていることを具体化させたものです。9月1日に仙台市内で行なわれた講演会とリンクさせて、山での安全管理、危機管理について、実技を通じて学んでいただこうというものでした。

  当初は泉ケ岳に登り、その途中で様々な実技を学んでいただく予定でいたのですが、冷たい雨が降り続いたことで、レストハウスの2階をお借りしての講座となったのです。

  参加者は初心者から山のグループのリーダー格の方まで、また年齢層は30代から70代までと幅広くご参加いただきました。悪天候にもかかわらずに会場に足を運んでくださった皆さんは、熱心にメモをとりながら、真剣な表情で受講してくださいました。

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<実技もまじえての講座でした。>

  山で必要な技術は山で学ぶ。本来はそういうものなのかもしれません。かつては高校や大学の山岳部・ワンダーフォーゲル部や、社会人の山岳会などがそうした「岳人教育」を担っていたのだと思います。しかし、そうした組織が人数を減らしたり高齢化が進む中で、山で必要な知識や技術を持たずに山に入る人が増えていることが、山の事故の増加の遠因になっている可能性があります。

  私たち山のガイドの役割はもちろん安全に山をご案内することもありますが、こうした啓蒙活動もとても大切な活動と位置づけてきました。私が現在開講している「山の講座」もそういう活動の一つなのです。

  山に登って、雄大な風景や美しい花々に目を奪われていますと、その中で、安全技術について学ぼうということにはなかなかならないのが実際のところです。しかし、そういう人たちに対しても、危険はつきまとっているわけで、しっかりした装備も持たずに山に入る人、地図やコンパスを持たず、使い方も知らずに山登りする人は極めて多いのが実情なのです。

  私自身がガイドとして研修を重ねる中で、「いざとなったらこういうことができる」という技術を身に付けるようになると、格段に山に登るときの安心感が違うようになりました。それはきっと一般の方でも同じはずです。

  山好きの人の中にはよく「山で死ねれば本望だ」などという人がますが、私は山で死にたいなどとは思いません。山を楽しんで、無事に家に戻りたいと考えています。今回参加された方々はきっと、いくつかの「目からうろこ」のように思われる技術を持ち帰られたことと思います。それが「役立つ」という事態にならないことが一番よいのですが、万が一のときは、ぜひ役立ててください。

  教えることは最良の学びである、とも言われますが、私たちガイドにとっても、すばらしい機会となりました。ご参加ありがとうございました。


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happajuku at 05:08|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 | 葉っぱ塾行事レポート

2010年09月23日

今、泉ヶ岳に来ています。

今日の日本山岳ガイド協会主催の登山講座を運営するために、昨日からここに来ています。駐車場の車の中で寝ています。夜通し雨が降っていました。外での実技ができるか危ぶまれます。気温もかなり下がっています。屋内でのメニューも準備していますが、天候回復して欲しいものです。


happajuku at 04:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2010年09月22日

いのちを考える

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<「ふーちゃん」と決まりました>

  先ごろ「里親になってくれる人いませんか?」と呼びかけていました子猫は、妻の実家の母が飼ってくれることになり、名前は「ふーちゃん」と決まりました。この家にはすでに2匹のネコがいて、新しいネコの登場にすねているらしいのですが、ふーちゃんはそんなことにおかまいなく我が物顔に振る舞っているようで、300gほどだった体重も500gほどに増えたそうです。問い合わせを下さった方もおられたのですが、母にどんどんなついているので、ご了解をいただきました。ご心配おかけしました。

  西川町で捕獲された子グマのことはすでにブログ記事にも書きましたが、2日後に捕獲された母グマと見られる雌グマは殺処分、子グマは放獣となりました。母を失った子グマたちのその後が気になります。

  また、19日に山形市の山寺地区で、果樹園のワナに子グマが捕獲されたとの記事があり、山形市に問い合わせをしていました。昨日ようやく担当者とお話ができましたが、何キロか離れた林道の奥のほうで放獣されたとのことでした。はたして母グマと出会えるのか気になります。

  昨日は日本熊森協会から連絡があり、山形県北部の最上町の方から連絡があったとのことでした。その内容は、数日前に母グマと見られる個体が捕殺され、それを探すように2頭の子グマが出てきている。何とかならないか、というものだったそうです。

  農村地帯の中にもこうして小さな命に心を砕いてくださる方がおられます。先日の県の会合で「地元の人はみんな殺せと言う」と県の担当者は語りましたが、「みんな」ではないのではないでしょうか?

  生まれた子どもを「処分に困って」ゴミ箱に捨てた「親」が逮捕。これは人間の世界で起こった話で、昨日ネットのニュースで見ました。高校3年生だったそうです。

  秋の長雨の季節になっています。ちょうど東北地方に長雨前線がかかっているようで、これが南下する来週は最高気温が22℃ぐらいの日が続きそうです。





happajuku at 05:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2010年09月21日

78歳の「東北百名山」完登

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  当初9月7日に計画し、雨で14日に延期していた「葉っぱ塾 秋の栂峰へ」を、3度目の正直で、20日に実施できました。

  今回の栂峰は、特別の登山でもありました。何度も「葉っぱ塾」にご参加いただき、お力添えもいただいている仙台市の菅原容子さんが、「東北百名山」を登っておられるのですが、20日実施になったことで、この日がちょうど100座目ということになるのでした。

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<登山口手前のヘアピンカーブから歩き始める。>

  天候は曇り。予報では特に午前中、弱い雨が降るかもしれないというやや不安な空でした。春先に菅原さんから「栂峰のガイドを八木さんにお願いします」と言われていて、6月に登山口までの下見、9月2日に山頂までのルート確認をして、この日に備えていました。

  6月に来たときは林道の終点まで車で入れたのですが、夏に何度か大雨が降ったことで林道がえぐられ、およそ700m手前のヘアピンカーブから歩き始めました。7時41分発。およそ15分ほどで登山口ですが、林道脇に、サラシナショウマの白い筒状花が見事に咲いていました。

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<刈り払いされた道は快適でした。>

  9月2日の下見山行のときには草が生い茂っていた山道でしたが、中旬に祭礼があったとのことで、その前に刈り払いが行なわれた登山道は、山頂まですばらしく快適でした。高齢化が進む地元の方々が刈ってくださったのだと思いますが、ほんとうにありがたいことでした。

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<紅葉したオオカメノキ>

  登山口から1時間あまりはスギの植林地ですが、それ以上の高さでは豊かなブナの森になります。山麓では赤茶けたナラ枯れの木が出始めていましたが、ブナ枯れが入っている様子はなく、ところどころ黄色く変色し始めたブナの森の中に、紅葉を始めたオオカメノキやヤマウルシなどがあって、その色にはっとすることもあるのでした。

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<山頂近くのブナ林の中を登る菅原さん>

  標高1100mあまりのところでいったんほぼ平坦な尾根に出ます。ここには自生したものか植えられたものかわかりませんが、見事なヒノキの大木が何本もあります。水場で休憩を取ると、そこから標高差400mある県境の稜線を目指します。ブナの大木が林立する山道には、ところどころに小さな祠があって、それぞれに名前がついていました。麓の人々の厚い信仰心を物語っています。

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<ついに「東北百名山」完登!>

  標高1500m近くにある蔵王神社で、福島県との県境の尾根に出ます。かつては福島県側からの道もあったそうですが、今は地図には記載があるものの、それらしき道は見ることができません。

  ここからは水平距離1km、いったん30mほど下り、最後に80mを登れば栂峰の山頂です。ゆるやかな傾斜のその道沿いには、花期は終っていますがミツバオウレンの大群落が登山道の両側を埋めていました。湿ったところにはミズバショウの大きな葉もあります。

  稜線を歩くことおよそ40分弱でいよいよ山頂です。11時37分、菅原容子さん78歳にして、「東北百名山」完登の瞬間でした! この日一緒に登ったほかの6名と共に記念撮影、そして拍手で祝福とにぎやかでした。

  結局雨は一滴も降らず、気温も登山にはちょうどよいぐらいでした。菅原さんのこの日をできればよい天候の日に、と延期した甲斐があるというものです。当の菅原さんは「いい敬老の日だわ」と淡々としておられました。

  また、先月北股岳をご案内し、この日も参加くださったMさんは、何と99座目! これまたすばらしいことです。こちらは25日、神室連峰の小又山で100座目を目指されるそうです。

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<山頂でお茶をたてるKさん>

  菅原さんは茶道の先生ですが、この日一緒に登ったKさんはそのお弟子さんでもあります。菅原さんと一緒にお茶を点ててくださって、一同、味わってお茶をいただきました。

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<お茶には虎屋の洋羹付き!>

  お茶にお菓子はつき物ですが、何と虎屋の洋羹まで持参しておられました。登山でこんな贅沢を味わえるなんて、めったにありません。

  菅原さんとは、昨年6月に長井葉山の登山口でお会いしたのがご縁でした。飯豊連峰北股岳の個人ガイドを依頼されたのを皮切りに、翁山、白鷹山、祝瓶山などをご一緒しました。またこの間、「葉っぱ塾」の行事にも何度も参加していただき、活動をご支援していただいてもいます。単に山のお客様ということを越えて交流できるということを、とてもありがたく感じています。

  菅原さんの「東北百名山完登」をみんなでお祝いしようという記念の登山が10月7日に予定されています。ご自身のふるさとの山でもある栗駒山に登ることになっています。私もお招きを受けているので、参加する予定です。

  78歳にしてこのような偉業を達成されるには、強い精神力と健康管理が必要だと思います。そういうことも含めて、見習わなければならないことがたくさんあります。大切なことを教えていただきまして、ありがとうございました。そして、このたびはほんとうにおめでとうございます!



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happajuku at 04:50|PermalinkComments(5)TrackBack(0) 山旅の報告 | 葉っぱ塾行事レポート

2010年09月20日

表現する子どもたち2010

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<真ん中が初舞台のHさん>

  19日、井上ひさしさんのふるさとでもある川西町のフレンドリープラザで、「子ども演劇教室」の定期公演がありました。「葉っぱ塾」に家族で参加してくださるFさんの3人のお子さんが皆ステージに立つというので、行ってきました。

  『コロポックルの宝』という劇でした。小人のコロポックルやたくさんの生き物が住んでいる森が危なくなってきます。悪者としてキクイムシが登場したときには、今のこのあたりの山のことだ! と思わずにはいられませんでした。

  しかし、ストーリーは意外な展開をします。キクイムシは古い木を更新し、土に返す役割を担っていたのです。そして、コロポックルが何千年もかかって蓄えてきた宝、つまり「森そのもの」が入った壷を開けるには、森に住むみんなが仲良くしていなければならないということに気づくのです。

  先日ある町であったクマの捕殺のことなどが頭に浮かびました。キクイムシにさえ役割があるのなら、クマにだって当然、森の生態系における役割があるだろう、と。今のこの社会状況の中では、たとえ私たちが「森そのもの」という宝を持っていたとしても、使うことはできないのではないか、とも。

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<最後は全員が舞台に登場!>

  「おとなも子どもも森で遊べ」というこの「葉っぱ塾」の常連でもある子どもたちが、一方でこんな表現活動に取り組んでいることは、ほんとうに嬉しいことです。

  形のないところから、一つのステージを創り上げてゆく背景に、さまざまな人の想像力と創造力が働いています。彼ら自身も、演劇という表現方法を通じてそうした力を磨いているのだと思うのです。

  若い彼らが、多面的に能力を花開かせてゆくことは、自分の将来にとってだけではなく、この社会の将来にとっても大切なことだと感じています。会うたびに「大きく」なってゆく子どもたちの姿に大きな感動を得ました。終演後の彼らと握手をして家路につきました。


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happajuku at 04:05|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2010年09月19日

中秋の大里(おおり)峠を歩く

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  18日は朝の気温が15℃近くまで下がり、盆地特有の霧が発生しました。朝の霧は好天の兆しと喜びながら準備を整えました。この日は仙台C社の「越後街道十三峠、大里(おおり)峠を歩く」のガイドにあたっていました。

  実はこのツアーは16日にも計画されていたのですが、催行にならなかったので、その日は下見にあてていました。一日中雨の日でしたから、ツアーが行なわれていたら参加者の方は大変だったかもしれません。

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<大里峠頂上は新潟・山形県境>

  「越後街道」は、上杉の城下町米沢と新潟とを結ぶ道で、自動車が通れるような道が作られるまでは「国道」でもあった道です。人や物資が行き交い、途中には宿場や茶店があって、賑わっていたのだと思います。その街道にある十三の峠の中の一つが大里峠です。新潟県関川村沼集落と山形県小国町玉川集落を結んでいます。

  このツアーでは、関川村の「わかぶな高原スキー場」までバスで入り、そこの林道から歩き始めました。林道はおよそ2.7kmあり、途中には戦前銅を採掘していた鉱山のあとがあります。今はスギの植林地が広がり、伐採作業の車しか入らないような道です。

  林道の終点からいよいよ山道ですが、新潟ナンバーの軽トラックが止まっていました。山中でこの持ち主と会いましたが、道の草刈りをしてくださっていたのでした。16日の下見の時は草も刈られずに歩くのが大変だったのですが、すっかり刈り払われて歩きやすくなっていました。ありがたいことでした。

  歩き始めておよそ2時間で峠の頂上です。標高480mあまり。歩き始めた所との標高差はおよそ330mほどです。登っているとやや汗ばむ程度で、それほど暑さも感ずることなく峠を登りきると、新潟側から山形側へと涼しい風が通り抜けていました。

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<峠には大黒天が祀られています>

  この大里峠と麓の沼集落には大蛇伝説が残されています。最近、長井の獅子舞いの由来などについて学ぶ機会があったのですが、竜や大蛇の伝説は荒れ狂う川の様子をそういうものに例えたものではないかと思うようになりました。堤防もダムもなかった時代の川は、大雨が降れば暴れ川になっていたはずです。そうした自然の猛威への怖れがもとになって、獅子舞が奉納されたりしていたのではないのでしょうか。

  この越後街道を、イギリス人女性、イザベラ・バードが旅したのは1878年のことです。その旅の報告は『日本奥地紀行』という分厚い本になって出版されています。明治初期の日本の様子を知ることのできる貴重な資料でもあります。

  バードはこの紀行文の中で、大里峠を歩いたとき、「時折雪をいただいた会津の連峰の一つが姿を遠く見せて、緑の海の単調さを破っていた。」と書いています。私はこれまで、この部分を懐疑的に見ていて、会津ではなく、飯豊連峰のの一部でも見たのではないのか、と思っていました。

  しかし今年磐梯山に登って、その大噴火が1888年だったことを知り、バードが旅したときには、磐梯山は今よりも1000mほども高かった可能性に気づきました。そうであれば、大里峠から右前方遠くに、磐梯山が見えていたことは十分ありうると思い直しました。当時どんな風景が広がっていたのか、興味があるところです。

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<玉川集落に立つ案内板>

  新潟県側はナラやクリなどの林ですが、峠を山形県側に下り始めると、そこにはブナを中心とした森が広がっています。今県内のブナ林に広がっているウエツキブナハムシの影響はこのあたりには及んでおらず、濃い緑色のブナの葉っぱに包まれるような森の中を歩き、高度を下げてゆきました。途中にある「千手観音ブナ」と私が名づけているブナも、変わらずに堂々と立っていました。

  玉川集落に出る直前に、川の向こうには、次の峠である「萱野峠」が見えました。「来年はここを歩きたいですね」とみなさんにお声をかけました。

  今回のツアーを実施するにあたり、「わかぶな高原スキー場」には、トイレの借用を許していただきました。また、下山した玉川集落のコミュニティセンターのトイレも、小国町観光協会のはからいで借用できました。ありがとうございました。

  天候が良かったことで、楽しく歩くことができました。参加者の皆様、ありがとうございました。またご一緒しましょう。


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happajuku at 05:18|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山旅の報告

2010年09月18日

秋の祝瓶山へ、参加者募集中

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<初夏のころの祝瓶山。秋はどんな様子でしょうか?>


     ■■■ 葉っぱ塾 秋の祝瓶山へ2010 ■■■

  朝日連峰の一角にある秀峰・祝瓶山(1417m)に一緒に登ってみましょう! ピラミッド型のその山体から“東北のマッターホルン”と呼ばれています。稜線もかなり色づいていることでしょう。秋の空気を吸い込みながら登ってみませんか? 長井側ルートから登ります。朝が早くて大変ですが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

【期  日】  10月5日(火)
※前泊ご希望の方には、宿泊の紹介もいたします。

【参加費用】  ¥4000  (保険料・写真代等含む)
※長井市内から同乗希望の方はガソリン代をご負担ください。

【募集人数】  先着8名(申し込みは10月2日まで) ※定員に達し次第締め切り

【集合・受付】 長井市「白つつじ公園北側駐車場」(長井市民文化会館北側) 6時半
             
【日   程】
       6:30    集合・出発
       7:40    祝瓶山山荘着
       8:00  同上発
      12:00ごろ  山頂着・昼食
      12:30   山頂発
      16:00    祝瓶山荘帰着
      17:00ごろ  長井着・解散

【持ち物】 雨具、水(最低2リットル)、タオル、帽子、着替え、昼食、非常食、手袋、防寒着、敷物
 (帰り「桜湯」や「がまの湯」などでの入浴希望者はご準備を)

【連絡先】  葉っぱ塾・八木文明 
        日本山岳ガイド協会認定ガイド
        日本自然保護協会自然観察指導員

993-0053長井市中道2-16-40  TEL/FAX 0238-84-1537
                E-mail: happa-fy@dewa.or.jp
※留守の場合もありますので、ご連絡いただく場合は夕方6時から9時ごろが好都合です。
※集合場所の地図が必要な方はお知らせください。


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happajuku at 05:02|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 

2010年09月17日

名曲ずらり!〜チケット発売中

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作へのご支援を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。

  以前にもご案内しましたが、このたびプログラムの詳細が決まりました。名曲ぞろいのこんなコンサートはめったにありません。ぜひお出かけください。「葉っぱ塾」の私が実行委員長をつとめます。


      ■■■ 「名曲をお話でつづるコンサート」のご案内  ■■■

  1923年にドイツで製作された名器、スタインウェイのピアノがオーバーホールされて長井高校に戻ってまいりましてから7年になります。豪邸が4軒は建つという価格のそのピアノは、大正14年に有志によって、当時の女学校に寄贈されました。その後、老朽化して廃棄されようとしていたそのピアノが、一転、同窓会の手によって再び長井の地に戻ってきた経過は、奇跡と感動の物語でもあります。

長高スタインウェイ2

<今年「喜寿」を迎えるピアノ>

  同窓会では組織内に「ピアノ委員会」設置し、このピアノの音色を在校生や同窓生、地域の皆様方にも聞いていただこうと、3年に1回をめどにコンサートを開催してきましたが、そのコンサートが今年3回目を迎えます。

  今年は、長井高校がちょうど創立90周年を迎えることもあり、これまで以上に豪華なメンバーをお迎えしてのコンサートを開催したいと準備を進めております。前回に引き続き木曽真奈美さんをピアニストにお迎えするのに加え、日本フィルハーモニー交響楽団のメンバーとして第一線で活躍しておられる4名の弦楽器奏者もお招きし、協演していただくことになりました。プログラム内容はめったに聴くことができないほどの豊かなものです。
 
  木曽さんは、昨年11月8日の白鷹音楽愛好会の第一回目のコンサートでもすばらしい演奏を聴かせてくださいました。また、2008年5月には日本フィルの長井公演に登場し、見事なラフマニノフの協奏曲を披露してくださいました。このピアノへの思い入れも深く、コンサートを企画する私たちの良き理解者としてアドヴァイスもいただいております。

写真(0Y7V8166)縦版(縮小サイズ)

<ピアニスト、木曽真奈美さん>

  ぜひコンサートにお出かけください。会場でお目にかかれることを楽しみにお待ちしています。

■主催        長井高等学校鷹桜同窓会
■共催        長井市
■主管        長井高等学校鷹桜同窓会ピアノコンサート実行委員会

■コンサートの名称  第3回スタインウェイピアノ復活記念
            「名曲をお話でつづるコンサート」
            〜長井高等学校創立90周年記念〜

■日時        2010年10月21日(木) 午後6時30分開演(6時開場)

■会場        長井市民文化会館ホール

■料金        前売り料金 大人¥2500 学生¥1000
             (当日各¥500増し)

■出演者       ピアノ&ナビゲーター 木曽真奈美さん
             第1ヴァイオリン 九鬼明子さん
             第2ヴァイオリン 遠藤直子さん
             ビオラ      高橋智史さん
             チェロ      伊堂寺聡さん

■主な曲目(予定)

モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章 (弦楽四重奏)
エルガー:愛の挨拶 (ピアノ五重奏)
マスネ:タイスの瞑想曲 (ヴァイオリンソロ)
モンティ:チャルダッシュ (ヴィオラソロ)
サン・サーンス:白鳥 (チェロソロ)
ラフマニノフ:ヴォカリーズ (チェロソロ)

タンゴ名曲
マンシーニ:ムーンリバー
リー・ハーライン:星に願いを (以上、弦楽四重奏)

ショパン:幻想即興曲
ショパン:子犬のワルツ
ラフマニノフ:前奏曲「鐘」 (以上、ピアノソロ)

          <休憩>

シューマン:トロイメライ
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44

■前売り所(市外局番0238)
   長井高校事務室(84−1660)   長井市民文化会館(84−6051)
   音楽アズム館(84−3111)    タスパークホテル(84−1833)
   ルイシャンタン・ウメムラ(88−3877)   「あ〜す」(72−3111)
   「あゆ〜む」(85−9071)   まちの楽校本町館(87−0239)
   ピアノ委員会八木(090−5230−8819)
   ピアノ委員会今泉(080−3335−4661)

■メールによるお申し込み ピアノ委員会八木  happa-fy★dewa.or.jp
            (送信の際★を@に変えてください。)
   ※チケットを郵送し、代金は郵便振替となります。


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happajuku at 04:42|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ピアニスト木曽真奈美さん | 長井高校スタィンウエイ・ピアノ

2010年09月16日

葉っぱ塾の田んぼの稲刈り、参加者募集!

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作へのご支援を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。



    ■■■ 葉っぱ塾の田んぼ、稲刈りのご案内 ■■■

 田んぼオーナーの皆様、お元気ですか? この夏は猛暑でした。イネの生育が懸念されましたが、現在のところ、とてもいい状況で育っています。「昭和8年もこんな夏で、大豊作だった」と語る古老もおられました。田んぼはまさに黄金色にかわってきており、穂も垂れ始めていました。期待しましょう。

 さて、稲刈りなどのご案内です。全員による稲刈りは、田植えのときにご相談したように10月3日(日)に行います。今年は、夏に私が集中講座を担当した山形大学の学生さんたちも参加してくださるとのことで、楽しみにしているところです。人手が多いのはありがたいですね。

DSCF4606

<昨年の稲刈り風景>

 ■10月3日(日)  午前9時 勧進代南部公民館前集合
    *持ち物・・・ 昼食、飲み物、タオルなど
        こちらでは何か汁物を準備したいと考えています。

    *オーナー参加費(¥22000)は、当日参加される方はご持参いただいてもいいですし、後日振替用紙にて納入いただいてもけっこうです。

    *オーナーのご家族以外の参加も歓迎します。人手を提供していただきますので、当日の会費は不要です。

    *参加者のお名前と生年月日を9月30日(木)までに連絡ください。


★11月7日に予定している「収穫祭」についての今のところのご案内です。この日は少し早めに集合していただいて、昨年のように葉山の中腹までキノコ採集に案内していただこうと考えています。その後公民館で餅つきを行う予定です。また、朝日町の「ハチ蜜の森キャンドル」では6日に「カボチャランタン」が開催されます。毎年「葉っぱ塾」でも参加しています。これに参加を希望される方はこちらにご相談ください。

葉っぱ塾 八木文明 〒993-0053 長井市中道2−16−40
TEL/FAX 0238−84−1537  
e-mail happa-fy★dewa.or.jp(送信の際は★を@にかえてください)


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happajuku at 05:44|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー | 葉っぱ塾の予定企画

2010年09月15日

どんぐりの木を植樹しませんか〜動物の住める森復元第2回植樹会

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作へのご支援を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。


  福島県国見町やお隣の桑折町のご協力で、町が管理するアカマツ伐採地に、昨年から広葉樹の苗木を植え始めました。場所は標高およそ600mほどの小高い山の山頂付近。蔵王連峰の眺めがよいところです。近くには「特異磁場スポット」と言われている萬歳楽山(まんざいらくさん)があります。

  昨年に続き国見町当局と調整を進めてきましたが、要項がまとまりました。今年はこの土地にも「ナラ枯れ」が入ってきたそうです。将来のことを考え、ナラも植えておこうと準備しています。

  参加される場合、この植樹だけでなく、来年以降は夏場の草刈りなど、維持管理も必要になると思われますので、そういう活動にも参加できる方であることが望ましいです。植えるだけで森はできていきません。

  今の子どもたちの頭に白髪が混じる頃、ここに豊かな森が育っていることを夢見ながら、継続してゆきたいと考えています。

      ■■■ どんぐりの木を植樹しませんか ■■■
      
      〜 動物のすめる森復元 第2回植樹会 〜


IMG_1990

<昨年の植樹会の様子>

■主催     日本熊森協会

■共催     国見町、桑折町、国見町桑折町有北山組合

■開催期日   2010年10月30日(土)

■開催主旨   「動物たちに帰れる森を! 地元の人たちに安心を!」という呼びかけのもとにこれまで各地で開催されてきた日本熊森協会植樹の集いを、今年も開催します。国見町の佐藤町長さんが、日本熊森協会の活動の主旨に賛同してくださり、町をあげて全面的なご支援をしてくださっています。植樹を通じて、野生動物たちとの共生の動きを一層盛り上げてゆきましょう。

■当日の日程  12時30分  福島県国見町役場駐車場集合
                 ※列車の方はJR藤田駅で待機ください。
           (役場→藤田駅→現地へ移動)

         <参考列車>
           福島発 12:00 → 藤田着 12:17
           仙台発 11:04 → 藤田着 11:59
 
        13時〜14時30分  植樹
           (現地→役場へ移動)
        15時〜16時     参加者交流
           (会場:国見町役場内)

■服装・準備  屋外での活動にふさわしい服装、防寒具・雨具、長靴・手袋
        マイカップ、健康保険証
(剣スコップお持ちいただける方は持参ください)

■注意     ・現地にトイレはありませんので、ご留意ください。

■参加申し込み  参加希望者は10月25日(月)までに必ず下記にご連絡ください。氏名・住所・電話番号・生年月日が必要です。これ以降に申し込みをされますと、傷害保険に加入できない場合がありますことをご承知ください。
      
         申し込みをされた方に、協会所定の「健康チェック・免責同意書」をお送りします。当日受け付け時にご提出ください。

         【申し込み先】日本熊森協会山形支部長 八木文明
          〒993-0053 山形県長井市中道2−16−40
          TEL/FAX 0238−84−1537
          携帯電話 090-5230−8819
          e-mail happa-fy★dewa.or.jp  ☆できるだけメールで!! (送信の際★を@にかえてください。)


happajuku at 05:13|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 日本熊森協会関連 

2010年09月14日

山形県民として恥ずかしい

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作へのご支援を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。


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<鶴岡の佐藤さん宅で飼われているくろちゃん>

 
  2006年、山の秋の実りが大凶作だった年、山形県内では690頭ものツキノワグマが捕殺されました。根拠があまり確かなものではありませんが、県内のクマの生息数が1500頭と言われていたときです。この秋はあの年に近い状況になるのではないかと、春先から森の研究者たちは懸念を示していました。

  7月まではそれほど多くはなかったクマの目撃情報が増えてきたのは8月以降です。山形県では8月24日段階での集計で、93頭のクマが捕獲され、うち90頭が捕殺されています。この数が今後急激に増えてゆくのではないだろうな、と気にかかっていた矢先の今回の出来事でした。

  「果樹王国」とも言われる山形は、今は桃やぶどう、そしてこれからリンゴやラフランスの収穫期を迎えるのですが、果樹園の中には山間部にあるものも多く、これまでもクマの出没が繰り返されているところがあります。被害を受ける農家の方々の心情は理解できますが、クマの害を防ぐ手立てがあまり講じられてこなかったことも事実です。今回の畑にも電気柵などはなかったようです。

  対症療法としてのワナによって捕獲されたクマはこれまでにも多くあったのだと想像しますが、人身事故を伴わないものは、報道されることもなく、単に数字として県に報告されていたのだと思います。

  「自然を愛し、美しいまちをつくりましょう」とは、今回事件のあった山形県西川町の町民憲章の第1条です。この言葉に果たしてどれだけの重みがあるのかと疑いたくなるような事態の展開でした。

  生まれて1年目の子グマを放獣し、その母グマと思われる個体は殺処分という決定は、「いのち」というものに対する欺瞞に満ちていると私は考えます。子グマを放獣したのはおそらく、いたいけない幼獣を殺したという非難を受けることを避けるためだったのではないでしょうか。

  これから初めての冬を迎えるにあたり、子グマたちは母親から学ばなければならないことが多くあったはずです。母グマを殺しておいて放獣するというのは、「いのち」を放り投げたことになるのではないでしょうか。

  私からの連絡を見て、西川町に電話をしてくださった米沢市内の方が、昨夜電話をくださいました。町の担当者は「いろいろな意見を聞いたうえでの決定だ」と語ったそうです。「鳥獣保護委員」という名も出たそうです。みなさんはご存知でしょうか? 山形県では「鳥獣保護委員」が50数名県から委嘱されているそうですが、全員が猟友会のメンバーだそうです。そういう状況の中でものごとが決まってゆくのです。

  山形県民であることが恥ずかしくなるような今回の出来事でした。山を案内するとき、ふるさとの山を誇りに思ってご案内しています。そこに住まう人々の喜びや苦しみも伝わるようにと努めています。だからこそ残念でしかたないのです。「子グマのいのちを放り投げた山形県なのですね、西川町なのですね」。そのように後ろ指をさされることになるのではありませんか?


<西川町役場> 
  
  電 話  0237−74−2111
  FAX  0237−74−2601
  E-MAIL info@town.nishikawa.yamagata.jp




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2010年09月13日

子グマは放獣、親グマは殺処分?!

★今朝発信した記事のあと、町当局は県といろいろ協議をしていたようですが、夕方日本熊森協会のほうから、「子グマは放獣だが、親グマ(?)は殺処分になるらしい」との情報がもたらされました。以下は、その直後町に宛てて出した要請文です。皆様からも意見を町に届けてくださるようお願いします!

西川町役場 
  
  電 話  0237−74−2111
  FAX  0237−74−2601
  E-MAIL info@town.nishikawa.yamagata.jp



西川町長 殿 
西川町 農林課クマ問題担当者殿

 このたびのクマ捕獲に関しての様々な対応、ありがとうございます。

 私が本日16時半ごろに得た情報によれば、成獣は殺処分、子グマは放獣となる見通しと聞きました。間違いないのでしょうか?

 聞くところによれば、子グマは一年目の幼獣と聞いています。今の段階で親グマと分離してしまえば、この先来る冬季をうまく越せるかどうか極めて危ぶまれるのではないでしょうか?

 クマに詳しい方であれば、そのあたりのことは私たち以上に熟知されているはずです。もしそうであるならば、こうしたやり方は、見せかけだけの動物の保護になるのではないのでしょうか。

 人身事故が起こったことは不幸なことですが、クマの側のやむにやまれぬ事情に対しての配慮が欠けてはいないでしょうか?

 もし、こうした対応をしたということになれば、町の顔に傷がつくことを懸念します。西川町は豊かな自然環境を町の目玉として全国から多くの人々を集めています。その自然の中には野生の動物たちも当然含まれているはずです。

 クマの事故に対する対応に前例は多々あるかとは思いますが、自然を大切にして町政を進めてこられた町だからこその卓越した判断というものがあってもよいのではないでしょうか。

 将来に禍根を残すことのない慎重な判断を強く求めます。よろしくご検討ください。

                          2010年9月13日

                 日本熊森協会山形県支部長  
                 山形県特定鳥獣保護管理検討委員会委員
                     八 木 文 明
                  〒993-0053 長井市中道2−16−40 
                  TEL/FAX 0238−84−1537
                  e-mail happa-fy@dewa.or.jp


happajuku at 17:18|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 日本熊森協会関連 

私の子どもたちを返してください!

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作へのご支援を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。



IMG_5749

<このワナの中にこどもが!>

  11日明け方、私は子どもたちを連れて食べるものを探していました。いつも歩き回っているところではブナもナラもほとんど実りがなく、食べるものがどうしても足りないのです。雪解けのころには山菜やタケノコなどがありましたが、今はそういうものもありません。それで知らず知らず斜面を降りていたのです。

  ちょっと目を離したときでした。ガチャンという音。そして子どもたちの叫び声がしました。駆け寄ってみると、子どもたちはドラム缶でつくられたワナの中に閉じ込められていました。不覚でした。そういうものに対する注意をまだ十分に教えていなかったのです。

  私は必死にこじ開けようとしましたが、うまくいきませんでした。もう子どもたちも私もパニックでした。そのとき、人が近づいてくる気配がしたのです。私はとっさに近くの繁みに身を隠しました。その人が何と檻に近づいてゆくではありませんか。私は子どもたちを守りたい一心でした。檻からその人を遠ざけようと、檻をめがけて突進したのです。

  私にも何がどうなったのか、その瞬間は覚えていません。その人はそこを離れてゆきましたが、子どもたちは檻の中に閉じ込められたままでした。しばらくすると、今度は大勢の人声がしました。そして子どもたちを檻ごと車に積んで持ち去ってしまったのです。

  私の子どもたちを返してください! どうかお願いです。
 
                          西川町のクマ母より


 西川町役場 
  
  電 話  0237−74−2111
  FAX  0237−74−2601
  E-MAIL info@town.nishikawa.yamagata.jp




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happajuku at 05:29|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ | 日本熊森協会関連

2010年09月12日

駅から歩く小さな旅〜黄金の水田地帯を歩く

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作へのご支援を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。


  11日は、JR東日本や長井市観光協会が連携して行なった「駅から歩く小さな旅」のガイドとしてお客様と一緒に歩いてきました。午後から崩れるという予報でしたが、「晴れ男」のヤギおじさんがガイドとなれば、雨が降るはずもありません。

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<お客様は9時37分着の列車で到着>

  集合は羽前成田駅。お客様のほとんどは9時37分着の列車でおいでになりました。スタッフがホームまでお出迎えです。朝早く家を出て塩釜や埼玉などから参加してくださった方々もおられ、スタッフの一員として嬉しいことこの上なしでした。

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<駅待合室で開会行事と紙芝居>

  駅の待合室で赤湯駅長さんからご挨拶をいただいたあと、準備していた紙芝居、『栃の木堰』を私が読みました。この紙芝居は300年以上前に羽前成田駅周辺に水をひくために工事が進められていた栃の木堰にまつわる人々の苦闘と悲劇を題材としたもので、二十年以上も前に西根地区のこどもたちが自作したものです。この日のルートの中に、この工事で人柱になったという「おせきさん」の碑と、工事の責任者であった手塚源右ェ門が磔にされた場所が含まれていたために準備したものでした。

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<黄金色の田んぼの中の農道を歩く>

  おせきさんの碑は、今は区画整理が成された水田地帯の真ん中にぽつんと立っています。この紙芝居を見ることで、今は美しい黄金の水田に隠された昔の人々の貧しさ、米作りへの執念などが伝われば、準備した甲斐があります。

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<「草岡の大杉」は市の天然記念物>

  「草岡の大杉」は下見をしていて初めて「発見」しました。県道からややはずれたところに立つYさんの家の敷地の入り口に2本あるものです。由緒ある萱葺きの民家で、今は80代半ばの女性が一人で住まっているそうです。

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<昼食は「縄文そば」>

  昼食は「縄文そばの館」でいただきました。600円とは思えないこの付け合せの豊富さをご覧下さい。この地域ならではの食材を使った料理はいかがだったでしょうか?

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<葉山をバックに記念撮影>

  次第に西から雨雲が近づいているようで、帰り道で葉山をバックにしてみなさんで写真を撮影したときには空には灰色の雲が迫っていました。はるか北西にある庄内地方ではこの時間帯すでに大雨が降っていたらしいことを帰宅してから知りました。

  葉山のナラ枯れやブナ枯れの現状を見るのは悲しい気分ですが、そういうことを知っていただくことも大切なことだと思い、お話しをしながら歩いてきました。

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<「つや姫」は新しい山形県産米>

  稲刈り間近の水田に「つや姫」栽培地がありました。県外の方への知名度はまだないかもしれませんが、これが山形県が生産に力を注ごうとしている新品種です。今年から本格的な栽培が始まりました。みなさん、「つや姫」を覚えてください。米作りに関わる人たちに元気をもたらす品種になればいいですね。

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<秋の風景の中を走るフラワー長井線>

  ハイキングの最後にはフラワー長井線沿いの道を歩くことにしていて、タイミングがよければ14時台の列車が通るはずと予想して計画を立てていました。頻繁に列車が通る都会の鉄道と違い、上り下り会わせても4,50分に1本しか通りません。会えるかどうかは賭けのようなものでした。しかし、このように、予定していた下り列車がやってきました! 1両だけの列車は、コスモスとススキを揺らせながら通り過ぎてゆきました。

  「葉っぱ塾」のヤギおじさんのことを別の旅の中で参加者から聞いていたという方がおられました。山のガイドでもしたときのお客様だったのでしょうか。こんなふうにまわりまわって届く「いい話」は、何倍も嬉しいです。私のことを話題にしてくださった方にも感謝です。

  今回、こうした大きな行事のガイドを依頼されたのは初めてです。JR東日本といえば、吉永小百合さんがCMに出演しているではありませんか! これもご縁というものでしょうか。小百合さん、ありがとうございます!

  ハイキングを終え、温泉に入っているところで、雨となりました。これまた絶妙のタイミングでした。


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happajuku at 05:50|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山形県・長井市内名所案内

2010年09月11日

リンゴにも大変な夏だった

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作へのご支援を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。


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<10日に撮影した「ふじ」>

  8日はニ十四節気の一つ「白露」でした。葉に付いた朝露が寒さで白く見える、という意味のようです。台風が北陸から関東に抜けたこの日を境にようやく朝の気温が20℃を下回るようになっています。

  昨日、リンゴの木でお世話になっている平井さんのリンゴ畑を訪ね、様子を見てお話を伺ってきました。平井さんはもう50年近くもリンゴ栽培に取り組んでおられるそうですが、この夏のような暑さや少雨は経験がないとのことでした。各地で気象に関するいろいろな「記録」が打ち立てられているようですが、比較的冷涼な気候を必要とするリンゴには、厳しい夏だったようです。

  雨が少ないと果実があまり大きくならないそうです。また早稲種の「津軽」は収穫期を迎えていますが、日焼けしてしまって品質があまりよくないものが多いそうです。

  「これから雨が降っても回復しませんか?」とお尋ねしましたら、今の状態で秋の長雨にあたると、実が締まらず、柔らかいものが多くなるとのことでした。トータルとして相殺されてしまうようなものではないのですね。

  水田が今では水管理がある程度意のままに可能になっているのに比べ、果樹は自然の降雨に頼っていますので、ほんとうに大変な夏だったのだと感じました。

  「リンゴの木オーナー」のみなさんもご心配かとは思います。写真は10日の夕方のものです。わずかに赤味を帯びているのがおわかりでしょうか? あと2か月。リンゴの木たちにご声援ください。



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happajuku at 05:08|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾のリンゴの木 

2010年09月10日

紅葉? いいえブナ枯れナラ枯れです

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  日本海を進み、当初は東北地方横断かと思われていた台風が南よりの針路をたどったために、こちらは雨が降ったものの風の影響はほとんどありませんでした。首都圏の周辺は大変だったようですが、そちらにお住まいの皆さんはご無事でしたか?

IMG_5699

<勧進代尾根に向かう林道から見上げた斜面>

  反時計まわりの空気の渦の台風が南を通過したために、このあたりには北東から冷たい空気が入ったようで、朝の気温がようやく20℃を下回るようになりました。9日、久しぶりに長井葉山に水汲みを兼ねて登ってきました。8月4日に大学生たちと登って以来です。

  広域農道から勧進代尾根に至る工事用の林道が、5日、勧進代地区の皆様の手で刈り払いが行なわれ、すっきり通りやすくなっていました。こうしたボランティアが登山者にとってどんなにありがたいことでしょう。ゲート前に車を置き、林道を登り始めました。

  しばらく前のブログ記事でも紹介しましたように、麓から中腹まではナラ枯れが広がっています。林道を登って稜線を見上げる場所まで来たところで撮影したのが上の写真です。

  この写真のほぼ真ん中を横に林道が走っています。ほぼそれを境にしてその上がブナ帯です。林道の下に点々と赤茶けて見えるのは枯れたナラです。そして、ブナ帯が紅葉しているように見えますが、実はこれが「ブナ枯れ」なのです。

IMG_5702

<ブナ枯れの様子>

  登山道に入りますと、まだ9月の始めだというのに、たくさんのブナの葉っぱが落ちています。見上げると、日が当たる樹冠の部分がほとんど上の写真のような状況です。葉っぱの緑色の部分は「柔組織」と言って、葉緑素を含む細胞から成る部分です。そういう部分は全て食害を受け、残るのは葉脈と表皮の細胞だけ。かろうじて木の中ほどであまり光の当たらない部分の葉は、あまり食害を受けていません。

 いつもなら山に入るとそれだけで嬉しくなるのですが、こんな状況の森を歩くのは何か息苦しさを覚えました。

 2時間足らずで山頂着。久々に山荘にも入りました。きれいに掃除がなされていて、気持よかったです。「鉾立清水」に下り、背負ってきたPETボトル9本に採水しました。相変わらず水は豊富で冷たいことこの上なしでした。これで少し元気が戻った感じです。

 今朝は、一週間ほど途切れていた山の水でコーヒーをいれて飲みました。


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happajuku at 05:46|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ブナの森の四季 

2010年09月09日

ボクの里親になってください

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作へのご支援を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。


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  ボクはこのあいだ生まれました。
  
  生まれて何日かして草むらの中に置かれました。

  他の動物がやって来てボクを噛んだりしました。怖かったよ。

  お腹もすきました。もう動けなくなっていたところを、女の人が抱っこしてくれました。

  ミルクを飲ませてくれたり、お医者さんに連れていったりしてくれました。

  誰かボクの里親になってください。

  いま、「葉っぱ塾」にお世話になっています。ここに連絡してください。ど
うぞよろしくお願いします。


  ■葉っぱ塾 TEL/FAX 0238−84−1537 (18時以降)
        e-mail happa-fy★dewa.or.jp (送信の場合★を@に)


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happajuku at 04:09|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2010年09月08日

大学生の長井訪問

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作へのご支援を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。


  6日から9日までの日程で、都内にキャンパスを持つ大正大学の1回生およそ20名ほどが長井を訪れています。7日の栂峰への登山を雨で中止にしたので急にスケジュールが空いて、朝から夕方まで同行してきました。

  朝から雨になって、前日の気温よりも10度近く低い気温となりました。ようやく秋の兆しが見えてきたというところです。

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<ハウスの中でトマトやピーマンの収穫>

  7日朝から学生たちは「フラワー長井線と商店街の活性化」、「長井のものづくりと人材養成」、「グリーンツーリズム」の3つのテーマの班に分かれての市内研修でしたが、私はグリーンツーリズム班に同行しました。

  「なごみ庵」オーナーの菅野さんの畑でアスパラの収穫について学び、ついでに私からは、振り返るとそこに聳えている長井葉山の水や自然環境について話をしました。その後「なごみ庵」に移動してから、トマト、ピーマン、バジルなど、ピザに使う食材の収穫を体験しました。

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<ピザづくり体験>

  準備していただいていたピザ生地を展ばし、お好みの材料を乗せて、おもいおもいの特製ピザを作ってゆきます。

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<釜の中で焼けるピザ>

  庭にあるビニールハウスの中のピザ窯は、私も初めて見ましたが、全て手製です。3時間も前から薪をくべて窯の中を熱くして待っていてくださったとのことでした。その窯の中で、ピザは3分でほどよく焼けます。3分で焼けるピザのために3時間前から準備する! 焼け上がったものを食べるだけではわからないぬくもりが伝わったでしょうか?

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<「なごみ庵」特製のおにぎりも!>

  ご飯に味噌をまぶし、青シソの葉でくるんだおにぎりも、窯で焼きました。焼けた味噌とシソの葉の香り。これはなかなかの味わいでした。ピザ、おにぎり、キュウリや丸ナスの漬物などで学生やスタッフも一緒に昼食となりました。

  昼食後は、「葉っぱ塾」、農家民宿「市兵衛」の大沼さん、「なごみ庵」の菅野さんが、取り組みを始めたきっかけや現在の課題、そしてこれからの目標など、グリーンツーリズムに関わる者としての「思い」を学生たちに語りかけました。

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<短い時間で「まとめ」>

  市内に戻り、1時間足らずの時間の中で学生たちは一日の研修のことをまとめ、それぞれ発表しました。「グリーンツーリズム」班がまとめたものが上の写真です。

  私たち「受け入れ側」が何年もかかって心の中に育ててきた思いを、彼らが短時間の中で理解し、分析するということはとうてい無理なことですが、大切なことは、これまで知らなかったこの地域の中にもいろいろな人間がざまざまな思いを抱きながら住んでいるということを肌で感じることです。

  いくつかの人生が長井の地で一瞬交差し、彼らの心の中にある「波」を立てる。その波が減衰して消えるかもしれないし、あるいは大きなうねりになるかもしれない。どちらであっても彼らには私たちにはない「可能性」という宝物があります。今回の長井訪問で、彼らが自分たちのその可能性に少しでも気づいてくれるのであれば、関わった者としては嬉しい限りです。

  「長井のグリーンツーリズムを私たちが宣伝する!」とまとめに書いてくれたのが、心強かったですよ。いつか本物のお客様として訪ねてくれる日が来ることを願っています。


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happajuku at 04:47|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2010年09月07日

ソバとコスモス〜「ちい旅」催行決定

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作支援へのご協力を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。


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<ソバの花咲く休耕田>

  長井市観光協会とフラワー長井線の山形鉄道が連携して計画し参加者を募っていた「駅から歩くちいさな旅(通称「ちい旅」)」9月11日(土)実施の企画が、催行されることになりました。募集は昨日で終っていますが、参加したい方は下記の「高橋さん」へすぐにご連絡ください! 予報では「曇りときどき雨」となっていますが、炎天下を歩くよりはいいかもしれません。あちこちにある休耕田を利用したソバ畑は、白いソバの花が見頃です。


  ■期日   9月11日(土)

  ■集合   フラワー長井線「羽前成田駅」 9時40分

  ■ルート  羽前成田駅 → 「おせき」の碑 → 檜田遺跡 → 横山家の大杉 → 洞松寺 → 縄文村・古代の丘資料館 → 大明神桜 → はぎの湯 → あやめ公園駅(16時10分)  (歩行距離 約10キロ) 

  ■参加費  無料。 ただし昼食、入浴料などは各自で負担

  ■持ち物  昼食、雨具、おやつ、水

  ■申し込み  長井まちづくりNPOセンター 高橋さん
          電話 090−6223−0430

  ■みどころ  色づき始めた水田地帯を、葉山連山を眺めながら歩きます。現在は使われていない「栃の木堰」にまつわるおせきさんの紙芝居、縄文村でのかいもちのふるまいなども盛り込まれています。田園風景を楽しみながらのハイキングです。ご家族で、お子さん連れで(小学校3年生ぐらいなら歩けると思います。)、お友だちと一緒に、ご参加ください。

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<フラワー長井線沿線のコスモス>

  今回のハイキングは最後にフラワー長井線沿線に戻ってきますが、「あやめ公園駅」と「羽前成田駅」の間では、コスモスが見頃になっています。まだ暑さが続いていますが、季節は秋へと向かっています。



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happajuku at 04:56|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 | グリーンツーリズム

2010年09月06日

葉っぱ塾・秋の企画




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<昨年秋の祝瓶山での紅葉>


       〜 おとなも子どもも森で遊べ 〜

     葉っぱ塾 2010年当面の主な予定(9月版)


  葉っぱ塾は、自然と芸術に触れることによって、一人一人が地球に生きる人類の一員としての意識に目覚め、知性と感性と霊性を豊かに育むためのエコ&ネイチャースクールです。従来の学校教育を超えた、新しい時代に生きる人々のための自己教育システム、未来学校です。(画家・詩人  葉 祥明)


【9月】   
    11日(土)  「駅からハイキング」羽前成田駅から縄文村へ ※募集中 

    14日(火)  「秋を探しに栂峰へ」 ※7日から延期
  
   
    15日(水)  「安全安心登山の楽しみ」第7回講座(天気と天気図)
   
    23日(祝)   日本山岳ガイド協会公開実技講座 泉が岳
                 ※ 保険料・リフト代個人負担。先着50名。
        

【10月】

      2日(土)  「安全安心登山の楽しみ」実践卒業登山   磐梯山
                 ※ 一般の参加若干名受け入れ可能

     3日(日)  「葉っぱ塾田んぼオーナー稲刈り」

     5日(火)  「錦秋の祝瓶山へ」 ※募集中

     9日(土)〜10日
            「朝日ミニ縦走」 小朝日岳・鳥原山へ  ※募集中

     17日(日)  「全国一斉ネイチャーゲームの日」(一般参加できません)

   21日(木)  長井高校スタインウエィピアノコンサート
                 ※チケット取り扱い中
    
22日(金)  「紅葉を訪ねて」(コンサート参加者特別企画)
    
   23日(土)  「秋の越後古道・萱野峠〜朴の木峠を歩く」 ※募集中
 
   30日(土)  日本熊森協会 福島県国見町での第2回植樹


【11月】
   6日(土)  「カボチャ・ランタンの夕べ」 ※ハチ蜜の森キャンドル主催
                 ※「葉っぱ塾」チーム募集します!
  
     7日(日)  「葉っぱ塾田んぼ収穫祭&キノコ狩りハイキング」

11日(火)  「晩秋の長井葉山」 

13日(土)  「リンゴ収穫参加者特別企画」

14日(日)  「葉っぱ塾リンゴオーナー収穫」


☆葉っぱ塾 八木文明
  〒993-0053 長井市中道2−16−40
  TEL/FAX 0238−84−1537
  e-mail happa-fy★dewa.or.jp (送信は★を@に変えて)

  日本山岳ガイド協会認定ガイド
  日本自然保護協会自然観察指導員
  日本ネイチャーゲーム協会コーディネーター
  
☆葉っぱ塾主催の上記の行事はいずれも事前の申し込みが必要です。また、山案内は原則3名以上まとまれば、ご希望の日に実施することも可能です。どうぞお問い合わせ下さい。このブログで詳細を紹介してゆきます。


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happajuku at 04:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾の予定企画 

2010年09月05日

県内初の「皮むき間伐」に参加

※「葉っぱ塾」では、10周年記念事業としてデュオ・ケーナルパのCD制作支援へのご協力を呼びかけ、協力をお願いしています。詳しくはこちらをご覧ください。

 
  3日から5日まで、山形県庄内町で開催されている「第12回東北環境教育ミーティング」に2日間参加してきました。岩手、宮城、福島、千葉、神奈川などからの参加もあり、最大50名ほどの参加者だったと思います。自然体験活動を行なっている団体の方などが多かったようです。12回目とのことですが、私は初めての参加でした。

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<開会行事での自己紹介>

  今回の主会場は山形県庄内町にある「旧清川小学校」。数年前に閉校になった木造の校舎が現在は「最上川学推進センター」というNPOの本拠地として使われているものです。

  体育館での開会行事では参加者全員が短い自己紹介の時間を与えられ、3日間の交流の糸口を得ることができました。

  基調講演は、未来バンク事業組合理事長、JVC理事、ap bank監事、天然住宅共同代表などを務め、環境問題の著書もたくさん出しているという田中優(ゆう)さん。「環境教育、善意の落とし穴」という演題での講演でした。善意から行なわれている様々な運動や活動が、環境問題の根本解決にはつながっていないことがある、というお話でした。興味のある方は著書をご覧下さい。

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<眺めのよい高台にある北月山荘>

  宿泊場所の「北月山荘」は、清川から立谷沢川をおよそ20km遡った場所にあります。7月の月山ガイドの前日に泊まったところでした。この日は日本海を台風が通過している影響で風がやや強く、時おり雨も降ってくるという天候でしたが、台風の北側から持ち込まれた空気が入ったためか、夜は肌寒さを感じるほどの気温となりました。

  夜遅くまで大広間で交流が続いていました(たぶん)。その大広間に寝ることになっていた私は、寝るところがないので、しかたなくステージの上にざぶとんを敷いてお先に失礼いたしました。何人かの方とお話ができましたし、名刺交換もしましたが、「仕事」として体験活動に取り組んでおられる方々とは、私の波長が少しずれているような気がしました。

  一夜明け、ゆっくり朝風呂に入って再び清川へ。ここで3班に分かれ、私は希望していた「皮むき間伐体験」の班に参加してきました。

  今年5月に開催された日本熊森協会の総会で、自然林復元の手段として、この間伐を広めてゆこうとの呼びかけがありましたので、それを実際に体験できる機会はありがたいものでした。

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<スギの植林地で行なわれた「皮むき間伐」体験>

  スギの植林地で行なう普通の間伐は、切り倒した木をそこにそのまま放置するか、間伐材利用ということですぐに運び出すかです。それに対し、この「皮むき間伐」は、皮をむくことで、木がそこに立ったまま乾燥してゆき、それを1年、ないし2年後に伐採利用するという方法です。

  この間伐のメリットはいくつかあります。まず「間伐」の作業が2段階になっているので、皮むきにはチェーンソーが不要ということです。ノコギリで木の根元一周に切り込みを入れ、竹べらをハンマーで打ちながら皮と材の間に差し込んで手がかりを作ったあと、皮をはがすというものです。小学生でもできるということですので、これまでの間伐と違って、多くの市民参加が可能になることが期待されます。

  また、皮をむかれた木はどんどん乾燥してゆき、翌年の春にはおよそ3分の1の重量になるそうです。直径30センチ、長さ3メートルほどの丸太を、女性でも軽々とかつぐことができるほどだと言います。切り倒す作業にはチェーンソーを使いますが、切り倒された木の搬出が容易になることで、ここに市民参加の可能性が出てきます。これまでなら重機でもなければできなかったことです。

  手入れされずに半ば放置され荒れている真っ暗なスギの植林地があちこちにありますが、こうしたところに人手が入り、光が差し込むようになることで、植生の変化が進む可能性があります。そのことが動物たちの収容力を増やすことにもつながるはずです。

  ただ、ハードルはやはりあるものです。皮をむいた間伐材を利用するルートを確保しておかなければならないということです。良質な材になるそうですから、それをそのまま建材として活用するにしても、燃料(薪やペレット)として使うにしても、加工する業者が存在し、それらを活用する市民の存在も必要だということです。それがなければ、皮をむかれたスギが林立するだけになってしまいます。

  大量の電気を使い、世界各地から運ばれてくる原材料や食料で生活が成り立っている私たちのライフスタイルの根幹を少しずつでも変えてゆかなければならないと感じました。どこから始めたらよいのかまだわかりませんが、さまざまなことがつながりあっているのであれば、やはり自分ができることからやってみるしかないのかもしれません。

  主催者のみなさん、準備から運営、そしてたぶんこれから様々な事後処理もあると思います。お疲れ様でした。そしてありがとうございました。


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happajuku at 04:53|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ | 日本熊森協会関連

2010年09月04日

今、北月山荘にいます

昨日から始まった第12回東北環境ミーティングに参加しています。昨日は庄内町の旧清川小学校体育館で田中優さんの講演を聞いたあと移動してきました。7月に月山のガイドをしたときにも泊まったところですが、覚えていてくださいました。今日は皮むき間伐の体験に参加します。まずは朝風呂に入ってきます。


happajuku at 06:00|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2010年09月03日

栂峰という山

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  近々、栂峰(つがみね)のガイドの予定が入っており、2日はその下見を兼ねて登ってみました。6月に登山口までは一度来ていたのですが、その後の雷雨などで、未舗装の林道がだいぶ荒れていて、私の車では林道の終点まで入ることはできませんでした。軽トラックが1台、終点まで入っていました。

  栂峰は麓の「小屋」集落の信仰の対象になっている山だと聞いています。林道の途中に「栂峰山大神」と掲げられた神社があります。不信心な私ですが、念のためにお参りして通過しました。

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<山頂近くでみた飯豊連峰>

  栂峰は、私が住む長井市から見るとほぼ真南にあります。吾妻連峰と飯豊連峰に挟まれる位置です。位置も2つの連峰の中間なら、植生も足して2で割ったような感じです。

  飯豊連峰は高度を上げてゆくと、ブナ帯がそのまま高山帯に移行します。高山帯にはハイマツが生えていますが、もちろん背丈はそう大きくはありません。それに比べて栂峰は、ブナ帯の上にツガではなく、オオシラビソ(アオモリトドマツ)の針葉樹林帯があるのです。この点は吾妻や蔵王に似ています。

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<山頂には枯れたオオシラビの木と石の祠がありました>

  山頂一帯はまだ森林限界よりも低いために、オオシラビソの高木がかなり生育していました。しかし、山頂の目印になっているのは、枯れた木でした。

  平日のこんな日に誰とも会わないかと思っていたら、山頂近くまで行って2人の登山者に会いました。福島県からの方々で、公園監視員としてのお役目で、
植物の状態の観察にきたのだそうです。

  お会いした瞬間に「どこかで会ったことがある?」と思ったのですが、思い出したのは通り過ぎてからでした。10年以上も前、冒険家の大場満郎さんと長井葉山に登る行事に参加するためにおいでくださり、朝のひとときをわが家に立ち寄ってくださったことがある人でした。山頂に先着した私に追いついたその方に話をすると思い出してくださって、「ああ、あのときの大八木さん?」。「いいえ八木です」などと会話が弾みました。思わぬ再開でした。神様のはからいだったでしょうか。

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<持参したGPSの表示。ここが確かに頂上です!>

  山頂までは私の足で3時間弱。暑かったせいもあってなかなかハードでした。持参したGPSを出してみますと、確かに標高1545mを示しました。まちがいなくここは「山頂」です。

  お会いしたお二人から、少し離れたところにいい展望台があると伺い、行ってみました。何とそこからは○○山が間近に見えるのでした! 登ってのお楽しみですので、ここでは内緒にしておきます。

  粘土質で滑る道を尻餅3回ついて下り、車で15分ほど下った「フォレストいいで」という宿泊施設でお風呂に入りました。湯上りに食べるここの名物「どぶろくソフトクリーム」がすばらしくおいしかった! 320円は少し高いとは思いますが・・・。

  栂峰への「葉っぱ塾」の登山は7日を予定しています。


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happajuku at 04:51|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 山旅の報告

2010年09月02日

安全登山講習会・講演編終了

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  1日は仙台市内で、日本山岳ガイド協会が主催する安全登山のための講習会があって、私たち東北山岳ガイド協会のメンバーが主管ということで仙台に行ってきました。

  「葉っぱ塾」のお客様で来てくださった方や、旅行社のツアーのガイドを担当したときのゲストの方など何人か会場においでくださって、なかなか盛況でした。500名の会場に400名近くの方がおいでくださいました。

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<講演する山本先生>

  鹿屋体育大学教授の山本正嘉先生は、「秋山を目指して、登山のための運動生理学を学ぼう」という題での講演でした。体力が下降してゆく中高年の方々が多かった会場は、熱心にメモをとりながら聞く人も多くおられました。

  加齢とともに低下する身体能力をいかに落とさないように維持してゆくかが登山者たちの大きな課題だということを、わかりやすいデータなどをもとにお話しくださって、たいへん参考になったのではなかったでしょうか。

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<私は実技講座の受け付け担当でした>

  今回の講座を踏まえ、23日には仙台近郊の泉ケ岳で「実技講座」が開催されます。この日だけで42名もの申し込みをいただきましたが、まだ定員には余裕があります。ぜひご参加ください。山での事故を少しでも少なくするために、登山される方はこうした講座をフルに活用ください。

  この「葉っぱ塾」にメールでご連絡をいただきますと、メール添付で要項と申し込み用紙をお送りできます。お早めにどうぞ。23日は私も実技指導に現地に伺います。お会いできますこと楽しみにしております。

 
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happajuku at 15:31|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 

2010年09月01日

一冊の本との出会いが人生を決めることがある

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  1996年夏に発信し始めた「LEAF」という名の“自分通信”が、この8月で14周年を迎えました。その中でときどき本の紹介をしているのですが、7月に出した第142号に載せたものを補筆して、アップしてみました。


■『ルリユールおじさん』 (いせ ひでこ作 理論社 1680円)


  「LEAF」をお送りしている喜多方市のHさんから、「会津若松市で柳田邦男さんの講演会があります。」と知らせていただいていました。いつもご家族で「LEAF」を読み合ってくださっているというHさんは、私がこの「LEAF」に何度か柳田さんの著書を紹介したことを覚えてくださっていたのでした。

  葉っぱ塾主催の登山の予備日になっていた6月13日の開催だったので、ご返事を延ばし延ばしにしていましたら、チケットを先にお送りくださいました。幸いにも登山は予定通り12日に終了したので、念願の講演会に妻と出かけてきました。

  この講演会を主催したのが、子どもの虐待防止に取り組む団体CAPだったこともあってか、柳田さんの演題は「子どもの危機と再生への道」というものでした。早くから携帯電話やインターネットの子どもへの悪影響について警鐘を鳴らし続けていた柳田さんは、また、絵本の批評家、翻訳家としても活躍しておられます。

  「柳田絵本教の教祖になったのですよ」と笑わせて、講演のなかでいくつか紹介された絵本の中の一冊がこの『ルリユールおじさん』です。柳田さんはこの絵本を、“一冊の絵本が人の人生を決めることがある”という言葉を添えて紹介してくださったのです。

  講演から数日後、講演メモを手に、市内の本屋さんの絵本コーナーを探すと、紹介された何冊かの絵本のうち、この本だけを棚で見つけました。

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<おじさんの作業をのぞきこむソフィー>

  植物大好きの少女ソフィーは、大事な図鑑を毎日めくって眺めています。しかしある朝、とじ糸がほどけてしまって、図鑑はばらばらになってしまいます。こわれた図鑑をなおしてもらおうと街をさまよううちに、露店のおばさんが「そんなに大事な本なら、ルリユールのところに行ってごらん」と教えてくれたのです。

  ようやく探し当てたルリユールのおじさん。そう、ルリユールとは、本の製本と装丁を一手に行う職人さんのことなのです。年取ったそのおじさんは、ソフィーの図鑑を受け取ると、彼女が見ている前で、見事な手さばきで作業を進めてゆきます。が、なぜかソフィーの大好きなアカシアのページだけが、綴じられることなく残されていました。ちょっと心配なソフィー。

  「きみの本はあしたまでにつくっておこう」と約束したおじさんを、ソフィーは芽生えたばかりのアカシアの鉢植えを持って翌朝訪ねます。そこでソフィーが目にしたものは・・・。

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<この絵本の最後のページ>

  最後のページが心を打ちます。大きな大きなアカシアの木の前にたたずむ一人の若い女性がいます。そしてたった一行の文が、「本が人生を決めることがある」とはどういうことだったのか、ということを明かしてくれるのです。

  柳田さんは語っておられます。絵本はけっして子どもたちだけのものではない、と。人生の半ばをとうに過ぎてしまった私のような者にさえも語りかけてくるこの深いメッセージ。この文を書くために読んでいる私の目に今まさにあふれようとするこの涙は、いったいどういうものなのでしょうか。ぜひご一読ください。
                    (「LEAF」第142号より)
   ******************************

  人間は、どんな人にめぐり合うのかで大きな影響を受けてゆきます。同じように、どんな本にめぐり合うのかも極めて重要なことだと私は考えます。同じ絵本が子どもたちと大人に、異なるメッセージを発することもあるのではないでしょうか? この絵本はどうでしょうか。


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happajuku at 04:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ | 本・CD・映画などのレビュー