2011年09月

2011年09月30日

黄金色に輝く稲穂〜葉っぱ塾の田んぼ

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<稲刈りを待つばかりの「葉っぱ塾」の田んぼ>


  6月上旬に田植えをしておよそ4か月。あと10日ほどで稲刈りをすることになっている「葉っぱ塾」の田んぼのイネたちに、28日夕方会いに行ってきました。

  冷え込んだ朝でしたが日中は気温が25℃近くまで上がった日でした。西に傾いてゆく太陽に照らされて、稲穂はまさに黄金色に輝いていました。


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<穂が重そうに垂れています>


  お世話いただいている遠藤さんからは、「穂が長くて、たくさん種子がついているようです」とのお話を伺っていました。私は他と比較するすべを知りませんが、たわわに実った穂が重そうに垂れていました。

  昨年の夏ほどではなかったにしても、この夏も暑い日が続きました。そういうときに、朝日連峰から流れてくる水温の低い水がイネたちを守ってくれたはずです。葉山から吹き下りてくる涼やかな風も、イネたちには心地よかったはずです。


セシウム分布図 2011.912段階

<セシウム汚染の分布状況>


  心配だったのが放射性物質による汚染でしたが、先日山形県が予備調査と本調査の結果を公表しています。「葉っぱ塾」の田んぼがある長井市西根地区(No.113)は、「不検出」という結果でした。

  ただし、オーナーの皆様にご理解をいただいておきたいのは、この「不検出」というのが「0」ということとは違うということです。県のその資料の最後に但し書きがありますが、この測定の下限値が20ベクレル/kg ということです。このことをご理解のうえ、それぞれで対応をお考えいただきたいと思います。詳しくは、稲刈りのときにみなさんとご相談する予定です。

  文部科学省が公表した汚染状況を見ると、栃木や群馬にまで汚染が拡大しています。それぞれの地域では本当に深刻な影響が出ているのではないかと気がかりです。

  汚染を撒き散らした当事者である東電の様々な対応が、あちこちで問題を投げかけています。人を人とも思わぬような体質が露呈もしています。役員一人ひとり、そして社員一人ひとりまで、どうか誠実に事の処理にあたってください。被害を受けられた方たちは、法外な要求をしているのではありません。ただ「元に戻してほしい」という当たり前のことを求めておられるのだと思います。


  ★キャンドルリンク3.11
    「双子のキャンドルづくり イン 長井市」



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happajuku at 05:46|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2011年09月29日

小学校におじゃまして

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<いただいた花束>


  昨日は、山形市近郊の町にある小学校にお招きを受け、保護者の方や先生方に向けてお話をする機会をいただいていました。町の中心部にあるその小学校は、創立138周年という歴史ある学校で、児童数は500名を超えるという比較的大きな学校でした。

  2学期制の学校ではこの日、保護者に子どもたちの通知表を渡すという日になっていて、その中に私の話を聞く時間をとってくださっていたのでした。

  人のつながりとは不思議なもので、数年前から「葉っぱ塾」を応援してくださっている方のご縁で、この6月に、今回の学校の近くの学校で同じような機会がありました。そのとき私の話を聞いてくださった方と、今回の学校のPTA役員の方が同じ職場であった、というのが発端です。

  私がこういう場面でお話をするとき、演題は少しずつ異なっているとしても、キーワードは「想像力」ということです。想像力のない人間なんていないのですが、それが豊かであるかどうかに、違いはやはりあるのではないでしょうか。日常生活の中の身近な問題から、地球規模の環境問題まで、それらを解決してゆくための原動力になるものが想像力だというのが私の持論です。

  保護者の方たちは自由参加ということもあって、会場の体育館に来てくださっていたのは、5、60名ほどいらしたでしょうか。長く教員をしていたものにとっても、体育館で話をするというのは緊張するものです。できることなら人数に見合った、マイクなしでお話ができる会場のほうがありがたかったのですが、学校のお考えもあったのでしょうね。何だか日本武道館か東京ドームでお話をしているような気がしました。

  学校からの案内状の中に、全く無名の私の名前をご覧になり、「話を聞いてみよう」などと思わないのが普通なのかもしれませんが、みなさんが真剣に聞いてくださったことに感謝です。


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<町外れから西日に照らされる山形市内が見えました>


  「子どもたちの心に想像力を育てたい」という私の思いは、教員として、親として、そして人間としての数々の苦い経験がその根底にあります。大好きだった教員という仕事をやめ、子育てもほぼ卒業し、もう人生の終わり方だけを考えるようなこの年齢になって、自分がかかえる「苦さ」を何らかの形で生かす道はないか。その思いが、こうしたご依頼を引き受ける動機になっているような気がします。

  今回お会いできた皆様と、今度は「葉っぱ塾」の行事でお会いできたら嬉しいです。花束は、教員を辞めるときに同僚からもらって以来3年半ぶりでした。「モッタイナイ!」。天国のマータイさんが見ているような気がしました。ありがとうございました。



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happajuku at 05:51|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2011年09月28日

天高く、磐梯山

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<吾妻スカイバレーも秋の気配>


  現在長井市の勤労センターで開講している社会人教養講座の「安全登山入門編」は、今日が机上講座の最終回。そして「卒業登山」に磐梯山を予定しています。その下見を兼ねて、27日磐梯山に登ってきました。

  小野川温泉の手前の山までナラ枯れが入っていますが、白布温泉あたりにはまだ広がっていませんし、ブナ枯れも吾妻連峰にはやってきてはいないようで、スカイバレーを登りながら眺める森はなかなかいい状態でした。まだ紅葉には早く、風になびくススキの穂が、秋の到来を告げていました。
 

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<桧原湖と磐梯山>


  同じ福島でも、会津のほうは放射線量はずいぶん低く、新聞によれば会津若松市は福島市の7分の1程度。長井市あたりよりやや高い程度です。裏磐梯に下りていってみると、やはりホテルの駐車場はがらがらでしたし、活気がないのが肌で感じられました。


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<八方台付近のブナの古木>


  有料道路だったはずのゴールドラインに入ろうとすると「無料開放中」との看板。観光客誘致のために、県内のほかの有料観光道路も全て無料にしていると後で聞きました。

  八方台の駐車場から歩き始めますが、ここのブナの森はなかなか素晴らしいです。山に登らない人でも気軽に入ることができます。1888年の大噴火を生き延びたブナもかなりあるような気がします。


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<磐梯山中腹から望む桧原湖、朝日連峰、月山>


  中腹には展望できる場所が何か所かありますが、桧原湖の向こうに朝日連峰と月山が隣り合わせで見えていました。どうしてもふるさとの方向を見るようになるものですね。向こうからも「今日は磐梯山まで見えるね!」と眺めていた人がいたかもしれません。


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<ナナカマドの向こうは飯豊連峰>


  山頂一帯はまだ紅葉が始まったばかりでしたが、ナナカマドの実はすでに赤く色づいていました。そのずっと向こうには、飯豊連峰が横たわっていました。秋の飯豊も行ってみたいと思いながら高度を稼いでゆきました。


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<山頂に設置されていた三角点標石>


  4合目の「弘法清水」にある茶屋で休憩。甘酒を頼んで店の方とお話。「山形から来ました」と挨拶すると、その男性は米沢のご出身でした。登山客は例年の3分の1もないとのこと。とりわけ団体が少ないと嘆いておられました。

  そこから山頂までは一息です。磐梯山は山頂が5合目なのだそうです。その上は噴火で吹き飛んでしまった、というわけです。昨年も講座の卒業登山がこの磐梯山でしたが、ちょうどその日、三角点の標石を運び上げていたのに出くわしたのでした。あのときの標石が、山頂にしっかり設置されていました。ここは三等三角点です。


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<眼下に広がる猪苗代湖>


  八方台から登ってゆくルートは、山頂に行くまで猪苗代湖が見えません。それがかえって山頂に立った感激を増幅させてくれるような気がします。一気に広がる南側の展望の大部分が猪苗代湖で占められます。日本有数の米どころでもあるここのお米、今年はどうなるのでしょうか。


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<磐梯山の「妹」、櫛ケ峰>


  いったん茶店まで下り、お花畑をまわるルートを下ると、眼前に櫛ケ峰の荒々しい姿があります。遠くから見る磐梯山はピークを2つ持つ山に見えるのですが、その低いほうがこの櫛ケ峰です。まだ噴気が出ているので、それに含まれる有毒成分の影響で、なかなか植物が育たないのです。

  下山の途中、下からにぎやかな若い女性の声がしたかと思ったら、水戸からきた女子高生たちでした。200人近くが、そろいのジャージと運動靴で登ってきました。震災の年に登った磐梯山、ということで思い出すこともあるかもしれません。


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<紅くなり始めたカエデ>


  八方台のブナの森に戻ってくると、まだ緑がほとんどの森の中に、紅く変わり始めた葉っぱがありました。ここでも紅葉は遅れているようです。しかし、寒暖の差が大きくなっていますので、あと10日もすれば見事な紅葉になってゆくのではないでしょうか。

  裏磐梯の中心部のみやげ物店で、地元の写真家の方のポストカードを求めて帰路につきました。訪れて、少し買い物をするだけでも支援につながる。微々たる支援ではありますが、私にできることはそのぐらいです。

  好天の平日に山に登れる! 何と幸せなことでしょう。



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happajuku at 04:39|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 

2011年09月27日

フーちゃん、あれから一年

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<昨年、わが家に来たばかりのフーちゃん>


  昨年9月、妻が勤務先の近くに捨てられていた子猫を拾ってきました。「飼ってくださる方いませんか?」とこのブログにもアップしたのです。結果的に、妻の実家の義母が、3匹目のネコとして飼ってくれることになったのです。名前は「フーちゃん」となって、その後も元気です。


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<ほぼ一年たったフーちゃん>


  ほぼ一年経って、先日写真を撮ることができました。すっかり凛々しくなっていました。イケメンだと思いますがいかがでしょうか? 食欲旺盛だとのことで、毛並みもなかなか艶やかでした。

  犬や猫、そして野生の動物たちも、それぞれの命をまっとうできるような世の中になることを願っています。人間の命さえも大切にできない私たち人間には、なかなか難しいことなのかもしれません。



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happajuku at 04:30|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2011年09月26日

☆本日第2信 デュオ・ケーナルパ逗子公演でお会いしましょう!

立川逗子公演チラシ



  歌うアルパ奏者の池山由香さんと、私の弟の八木倫明とでやっている「デュオ・ケーナルパ」の逗子公演が10月22日に開催されます。

  なかなか上京する機会がなかった最近でしたが、この公演にあわせて上京いたします。首都圏の方、とりわけ神奈川県や、横須賀線沿線の皆様、ぜひお越しください。会場でお目にかかれること、楽しみにしております。

  「葉っぱ塾」にご連絡いただいてもチケットをお送りするよう取り計らいます。どうぞご遠慮なくご連絡ください。

  ■「葉っぱ塾」
     happa-fy★dewa.or.jp
      (送信の際は★を@に変えてください。)



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happajuku at 17:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0) やぎりん、木星音楽団関連 

ひろ君のハイキング〜祝瓶山麓、桑住平へ

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<気持ちよい青空が広がった>


  ボクはひろくん。横浜に住んでいる。お父さんとお母さんが前に米沢に住んでいたから、ときどき米沢に遊びにやってくる。長井なんて聞いたことがなかったけれど、レンタカーに乗って長井に行って、「ヤギおじさん」とハイキングに出かけてきた。

  朝出かけるときは霧が立ち込めていたけれど、山道を車で登ってゆくと間もなく霧の上に出た。気持ちのよい青空が広がっていた。アウトドア派のボクとしては、こういう青空は好きだな。


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<歩くってなかなかいいもんだ>


  祝瓶山荘というところに車を置いて歩き始めたんだ。ここから1時間ほどかかる「桑住平(くわずみだいら)」までの道が、この日のコース。お父さんとお母さんは何度か来たことがあって、とっても気に入った森だって言ってたな。

  ボクは歩くのが大好き。時々お父さんの背中に背負われるけれど、もうじき全部自分で歩けるようになると思う。子どもの成長って速いものだよ。


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<さすがにつり橋は怖かった>


  このつり橋も自分で渡ろうとしたけど、ヤギおじさんがゆらゆら揺れながら渡るのを見て、ちょっとびびってしまった。お父さんの言うことを聞いて、背中のキャリアーに背負われてあげた。これも親孝行のうちだよ。


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<ボクには道草も大事なことなんだ>


  森の中の道は、いろんなものがあった。形が面白い葉っぱや、色の違う木の実があって楽しかったよ。お母さんは早く行こうよ、って言うけれど、道草はボクには大事な仕事みたいなものなんだ。横浜の公園じゃあ、こういうのがないから珍しかった。


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<大自然の中で食べるのってうまいなあ!>


  きれいな川も何度か渡り、桑住平というところに着いた。大きな木が何本も立っていた。ブナの木というんだって。ここでみんなで昼ごはんを食べることになった。

  お父さんは山の道具をいろいろ持っていて、さっそくインスタントラーメンを作ってくれた。ヤギおじさんはキノコのスープを作ってくれた。ナメコ汁というらしい。ボクはキノコは大好きだから、嬉しかったよ。箸もまあまあ使えるようになった。森の中で食べるのってどうしてこんなにおいしいんだろう。

  お父さんとお母さんは、ヤギおじさんの奥さんが料理してくれたアケビを食べていた。ちょっとだけ食べたが少し苦かった。大人ってどうしてこういう変なものが好きなんだろう。ちょっと理解に苦しむ。


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<ばぁ! 怖いでしょう>


  ヤギおじさんが、大きな葉っぱでお面を作ってくれた。こういうのが面白いんだなあ。ボクを見てお母さんが怖がってくれたので、益々面白くなった。大人もけっこう単純なんだな。

  姿は見えなかったけれど、このへんにはクマも住んでいるそうだ。いつか会いたいな、クマさんに。

  帰り道、お父さんの背中にちょっと背負われたら、すぐに眠くなってしまった。揺られているのが気持ちよかった。気づいたらもう車の近くまで戻ってきていた。


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<今度はこの山に登りに来るよ!>


  帰りの車の中から見えたトンガリ山。祝瓶山(いわいがめやま)っていうんだって。お父さんとお母さんはあんなに高い山に2回も登ったことがあるんだって。5歳になったら登ろうか、とお父さんが言った。それまで鍛えておかなくっちゃね。

  まだ3歳にもならないボクが、今日のことどれだけ覚えていられるのかわからないけど、目にしたたくさんのものが心に刻まれたような気がする。これまでのボクのじんせいの中でも、いちばんかにばんかさんばんくらいに楽しかった。お父さん、お母さん、連れてきてくれてありがとう。ヤギおじさんからの写真も楽しみ。



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happajuku at 05:08|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2011年09月25日

冬も近いぞ大朝日岳

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<尾根で日の出を迎える>


  23日に古寺鉱泉に前泊し、24日は東京A社の大朝日岳のガイドでした。高気圧が近づいているものの、まだその中心は日本海にあり、寒気も入り込んでいて、不安定な天候が予想されていました。

  朝は4時半に宿の玄関に集合し、ヘッドランプをつけて出発したのが4時45分ごろでした。気温はたぶん7,8度に下がっていたと思います。吐く息が白く見えました。

  尾根に出て最初の休憩をとるころに日の出を迎えました。思ったほど悪くない空でしたので、このまま天候は回復するのかと思われました。


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<古寺山から小朝日岳(左)と大朝日岳>


  気温が低いために、そう大汗もかかずにほぼ中間点の古寺山に着くと、目の前の小朝日岳はもちろん、大朝日岳も雲の切れ間から姿を見せてくれて、山頂での大展望に期待を抱かせるのでした。


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<色づくナナカマドの実>


  オオカメノキの葉っぱがあちこちでハッとするような紅葉を見せてくれました。今の時季は花よりも果実のオンパレード。ナナカマドはその代表格。ツバメオモトの青い実、ツルリンドウのワイン色の実、タケシマランの赤い実、ツクバネソウの黒い実などなど。葉っぱの色も少しずつ黄色に変色し始めていました。

  小朝日岳に登っている途中で小雨が降り出しました。西のほうにあった暗い雲がやはりやってきたのです。気温もかなり下がっていたのですぐに雨具を着用。雨の降り方はずっとこのまま弱いものでしたが、結局、小朝日岳の下に戻ってくるまで雨具着用のままでした。


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<下界は日が差していました>


    6時間ほどかかり大朝日岳の小屋に到着。管理人の佐藤さんや阿部さんが、荷物を置くためにブルーシートを敷いてくださいました。山頂での気温は3℃。そこに少し風が吹いていましたから、体感温度は氷点下。ゲストの中には軍手で登っていた人もおられ、ガイドとしてそこまで気を配っていなかったのは不覚でした。もし何かあってその場にとどまるというようなことにでもなれば低体温症も起こりうる状況でした。

  かなりのベテランの中にも、手袋には無頓着な方も多いです。今は、素材も工夫されたものがいろいろ出ていますので、細やかな配慮がまさに指先まで求められます。これからの秋の山は、天候しだいでは冬の寒さになるのだということを覚悟しての準備が必要です。

  山頂は雲の中でしたが、何とか全員で記念撮影をしました。小屋に戻って2階に上がって休憩させていただき、ようやく体に暖かさが戻ってきました。

  この日から今日(25日)にかけて、登山道の整備作業がたくさんのボランティアの参加によって行なわれるところで、参加者が悪天候の中を、続々と登って来られました。毎年秋のガイドが入るのと重なって参加できないのが心苦しいですが、ツアーのお客様には地元の方々の様々な尽力があって登山道が整備されていることをお伝えするようにしています。


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<ブナ枯れの状況>


  紅葉の始まった山肌を見るのは楽しいはずなのに、ブナ枯れの惨状には心が痛みます。まだまわりの木々が緑色をしているあたりでも、ブナはほとんど変色し、多くの葉っぱが落ちています。幹や枝が白く輝いているのはいいのですが、木々の「ガイコツ」を見ているような気さえします。

  2000年の秋、例えようもないほどの美しい紅葉、黄葉の中を歩いたことがありました。ブナは、木についた全ての葉っぱが美しく黄色一色でした。そんな秋がまた訪れることを願わずにはおられません。

  古寺鉱泉からのルート上の3か所の水場は全て使用可能です。先にも触れましたが寒さ対策は万全にしなければいけない時季です。朝日連峰では9月の下旬に初雪が降ってもおかしくはないのです。日が短くなっています。行動の限界は午後5時あたりと考えてください。時間に余裕をもって登山を楽しんでください。



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happajuku at 05:30|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 山旅の報告 

2011年09月24日

リンゴ、台風15号を免れて

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<色づき始めた葉っぱ塾のリンゴ>


  大朝日岳ガイドに向かう途中、白鷹町の平井さんのリンゴ畑に寄って、「葉っぱ塾リンゴオーナー」の木に会ってきました。

  早生種の「津軽」などはすでに出荷を終えたそうで、これから次々と収穫の時期を迎えてゆくのです。「葉っぱ塾リンゴオーナー」の品種は「ふじ」です。これは晩生の品種で、「葉っぱ塾」では11月13日に収穫を予定しています。

  そのリンゴは、写真のように、まだ大きさはテニスボールぐらいですが、わずかに色づき始めていました。先日の台風の直撃かと思われたのですが、幸いにも強風は吹かず、平井さんも胸をなでおろしていました。


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<葉っぱの「間引き」作業>


  現在は、葉っぱの「間引き」作業が行なわれています。果実の周囲の葉っぱを摘み取る作業です。色づきを良くするにはどうしても必要な作業だそうです。一つひとつの果実の周りにある数枚の葉っぱを全ての木で行なうのは、気が遠くなるような作業です。

  順調に育ってほしいと願っています。



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happajuku at 20:37|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震関連 

2011年09月23日

森は楽しみに満ちている

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<所員の説明を一生懸命に聞く子どもたち>


  南陽市から依頼を受けて保育園の子どもたちと遊ぶシリーズ2回めは、27名の園児たちが「飯豊少年自然の家」にやってきました。台風があちこちに爪あとを残して足早に去っていった翌日、曇り空でしたが、風は穏やかでした。

  「出会いのつどい」で所員から歓迎の言葉や注意事項を聞いています。子どもたちはもうすぐにでも外に出たいとうずうずしていました。


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<ビンゴカードを手に、出発!>


  この日は秋の森を想定しての「ビンゴカード」を渡してありました。赤や黄色の葉っぱは、まだ緑の葉が多い今はよく目立ちます。水の音、クリのイガ、トンボなど、次々と見つかって、シールを貼ってもらいます、


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<ホウの葉でお面>


  広場に着いてみると、前日の風で落ちたホウノキの葉が何枚か落ちていました。それを拾いあげて大切そうに持っている女の子に、お面を作ってみました。その葉を最後まで持っていて、家にも持ち帰ってくれたようです。落ち葉の頃に取り組んでみたい活動です。


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<みんなでクリ拾い>


  落ちているクリはどれだけ拾ってもいいと言われていた子どもたち。集め方にも個性が現れていました。手当たり次第に集める子、選ぶように集める子。


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<こんなに集めたよ>


  家に持ち帰ってクリご飯にしてもらうのだと、たくさん採った子に「3回ぐらいクリご飯だね」と言いましたら、にっこりしていました。


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<Oさんが最後に「ガ」を紹介>


  一緒に指導者として活動したスクールインタープリターのOさんが、途中でクスサンという大きなガを捕まえてきていました。最後の挨拶の場でOさんが紹介すると、子どもたち何人かから「ほしい!」と手があがります。「先生に預けておくよ」と言われた先生は尻込み。このガも森の住人です。

  あと15分ほどで終えるころになって雨が強く降り出し、あわただしく所内に戻ることになったのは残念でした。でも2時間近く、子どもたちは「発見する目」で興味を切らせずに活動してくれました。

  最初から雨が降っていたら別の活動を、と考えてもいましたが、外に出られる天候のときは、ただ歩くだけでも発見の連続です。森はいつでも楽しみに満ちています。また来年会えるかな? (今5時ちょうどぐらい、弱い地震を感じました。)



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happajuku at 05:02|PermalinkComments(2)TrackBack(0) スクール・インタープリター 

2011年09月22日

☆本日第2信 1000万署名にささやかな参加

  9月19日、東京で行なわれた「脱原発5万人集会」は、これまでの日本では考えられないような内容、規模の集会だったようです。当日参加をと思っていながら実現できなかったので、いろいろな情報をインターネットで探しては見たり読んだりしています。

  今回の集会を成功させた人たちが呼びかけている「脱原発1000万人署名」活動に、この「葉っぱ塾」も遅ればせ場柄参加します! できるかぎり署名用紙を持ち歩くようにします。その際お願いしますので、ぜひご協力ください。

  「デモなんて・・・」、「署名なんて・・・」と多くの人が思っていたかもしれません。そして実際、それらが大きな影響力を発揮した例はそう多くはなかったかもしれません。さらに、そうした活動に巧妙に妨害する勢力があります。今回の活動に中心的に動いてきた山本太郎さんが「県庁侵入」で告発される、などというのは、そういう表れかもしれません。

  為政者たちが恐れているのは、いままで声を発せず、暗黙の「Yes」を彼らに与え続けてきた多くの人々の「No!」の声であり、行動であるのではないでしょうか。

  「もう済みました? 1000万人署名」を挨拶の言葉にしたいですね。どうぞお力添えください。「葉っぱ塾」で印刷した署名用紙でよろしければお送りすることもできます。枚数をご連絡ください。



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happajuku at 17:48|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

被災地へ台風追撃

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<みんなで泥上げした側溝は機能しただろうか?>


  夜中、このあたりは奇妙なほどに風が静かで、雨もほとんど降りませんでした。テレビで確認すると、台風15号は予想された針路の最も東よりのコースをたどったようでした。奥羽山脈があることと、台風の西側に入ったことなどが重なったことで、あまり荒れなかったのかもしれません。

  しかし、「アウトドア義援隊」が活動している東松島市では台風の影響をもろに受けて、運河があふれたり、道路が冠水したりしているとのこと。また、避難勧告が出された地域もあったようです。現地に残っている大阪のKさんのことも心配でしたが、テント泊をあきらめ使用させてもらえる家に向かう途中足止めを食って、車中泊になったとのこと。まずは無事で安心しました。

  もう一つ気になったのは、昨日のツイッター情報で、「都内の放射線量が上昇している」とあって、その元になった情報源のHPで、20日夜以降、確かに数値が高くなっていました。今、山形県のHPで見てみましたら、米沢もこのところの数値0.08台半ば(単位はマイクロシーベルト)だったものが0.099となっていました。台風が原発からの放射性物質を運んだのではないかと気がかりです。

  せっかく復興へと向かっているところへのこの台風。被害が最小限であってほしいものです。



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happajuku at 05:35|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震関連 

2011年09月21日

☆本日第2信 気になる台風、原発

  台風15号が各地で猛威をふるっています。みなさんの地域は大丈夫ですか? ニュースなどに耳を傾け、しっかり情報をキャッチなさってください。今、19時40分を少し過ぎましたが、台風の中心は関東にあるようで、今夜東北を通過しそうです。

  山形は風はさほど強くないですが、19日昼ごろからの雨がずっと降り続いています。今日夕方山形から帰るときに通った国道348号も、今は通行止めらしいです。

  さらに気になるのは、首都圏から「放射線量が上昇している」とのツイッター情報があったことです。福島の原発周辺でも急激な上昇との情報もありました。雨にあたるのはできれば避けたいものです。

  台風は、震災の被災地へと向かうようです。土砂崩れなどにも警戒が必要です。できればコメントに各地の情報をいただけたらありがたいです。

ブログを書き終えるころに急に風が強まってきました。



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happajuku at 19:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

花のお庭〜長井のターシャ

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<鮮やかな花が咲き乱れるFさんの庭>


  ジョギングで通るFさんのお宅の庭は、冬を除いていつもいろいろな花が咲いています。この家のおばあちゃんが丹精こめて育てておられるのです。ひそかに「長井のターシャ・チュ−ダー」のようだと思っています。まわりに垣根をめぐらすこともなく、通りがかりに存分に花を楽しむことができます。長井消防署のすぐ近くの道路際です。

  今年畑に関わるようになって、庭を維持することの大変さを実感しました。植えつけたものを上回って勢いを拡大する雑草が、通り道をも埋め尽くし、草だらけになってゆきます。人の手がどれぐらい関わっているのかが、畑の状況に正直に反映されるのです。こんなお庭を拝見すると、今は少し、ご苦労がわかるような気がします。

  山形はおととい(19日)の昼前から雨になり、昨日から気温が15℃前後と肌寒くなっています。18日までは残暑で30℃を超えていましたから、急激な気温低下です。愛知県では100万人以上の人々に避難勧告が出されているそうですが、大雨の危機はまだ続いています。台風はこちらに向かっているようです。みなさんのところは大丈夫ですか?



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happajuku at 06:07|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 山形県・長井市内名所案内 

2011年09月20日

ブナ枯れ、ナラ枯れいつまで?

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<赤茶けている尾根上のブナ>


  このブログに「ブナの森の四季」というカテゴリーを作ったのは、ふるさとの山々の美しい森の様子を伝えたいと思ってのことでした。四季折々、そして天候や時刻によって、ブナの森は表情を変え、見る人の心を和ませてくれます。

  しかしここ数年は夏を過ぎると、山の中腹より上ではブナの葉がウエツキブナハムシの大発生によって赤茶け、標高の低いところではナラ枯れが拡大の一途をたどっています。


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<食害を受けたブナの葉>


  ブナの木を良く見ると、樹冠(木の上のほう)や、太陽光がよく当たる部分の食害がひどく、下のほうの葉はほとんど残っています。昆虫が光を好むということなのでしょうか。したがって、ブナの木は枯れてしまうわけではありません。しかし、何年もこうした状況が続いていって、弱ってゆくということはあるかもしれないのです。

  葉っぱの緑の部分、つまり葉緑体を持ち、光合成を行なう細胞で成り立っている部分のみ食べられ、葉脈は残されます。それが遠めには紅葉にも見えるものですから、山にあまり関心がない人は、「もう紅葉か」などとのんきなことを言う人もおられます。しかし近づいて見れば、上の写真のとおりです。


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<野川右岸のナラ枯れ>


  一方、ナラ枯れのほうは、木が完全に枯れます。昨日の朝、最上川の支流の野川の上流に向かってジョギングした際にその右岸の斜面もかなりひどい状態でした。写真をみていただくと、まず目に付くのは茶色の葉っぱ。これは今年枯れたものです。春先には緑の若葉を茂らせて夏を迎えたのに、盛夏のころにカシノナガキクイムシが入り込み、水を吸い上げることができなくなるのだと説明されています。

  そして、葉っぱが全く付いていない枯れ木があちこちに点在していますが、これらは去年までにすでに枯れてしまっていた木です。材がもろくなっており、強い風が吹けば倒れやすい状態になっています。

  大好きな山に入ることでこうした光景を見ざるを得ないというのは本当にせつないものです。まもなく紅葉の時期ですが、ブナの葉っぱが真黄色になる年が何年かに一度はあって、見ごたえがあったのですが、最近はそういう状態ではなくなっています。標高1300〜1400mより上で、ブナの木が少なくなったあたりは毎年紅葉が見事なだけに、残念です。



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happajuku at 05:39|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ブナの森の四季 

2011年09月19日

☆本日第2信 9.19脱原発大集会〜ツイッター記事より

  残念ながら今日は上京できませんでしたが、気持ちだけ連帯していました。ツイッターに寄せられたメッセージの断片をお届けします。


■今日の脱原発集会、明治公園の人の数はすごかった。ここの集会は何度もきてるけど、これほど多いのは初めて。が、先輩ライターが「82年の集会は…」って、30年前かよ!と。因みに別の先輩記者によると、公園一杯で4万人だそうなので、入りきれない人が周囲にいっぱいいたから、それ以上は確実。

■東京。原宿ラフォーレ前。信号にあわせてデモ隊の列は切れるけど、あとからあとから表参道を下って来る。沿道から手をふる人も。

■まだまだ続く、さようなら原発デモ。知り合いの居酒屋の夫妻に声を掛けられるなう。

■東京。竹下通り入口を通過するデモ。とおりがかりの街のことも達が、シュプレヒコールをくりかえしたりするのがかわいい。やはり街に出ることは大切。

■「さよなら原発」6万人パレード、ようやく最後部が明治公園を出た模様。待たされたパワーでノリがいい(東京1)。

■明治公園の集会。澤地久枝さん、あいさつ。「そういう危険なものは、世界中にいりません」

■明治公園の集会。落合恵子さん、あいさつ

■ミャンマーからも応援

■フランスからも応援してます。RT @yamamototaro0 明治公園、すごい人!命を繋ぎたい、本気で生きてる人々が結集。仕事、体調で参加できない方々の分まで声を上げ歩くよ♫

■病室から応援してます‼

■テキサスからも! @IYOPymzk オランダからも。 @ateliermanis バリからも! @takafuji_in インドからも応援しています!

■アイルランドからも応援!RT @ateliermanis バリからも応援!RT@takafuji_in インドからも応援! RT @yamamototaro0: 明治公園、すごい人!命を繋ぎたい、本気で生きてる人々が結集 ♫

■沖縄からも応援してます! RT @Trybella: カナダからも応援!!

■事で参加できませんが、スタジオから応援しています!頑張ってください!

■第二部♫明治公園の皆、お時間許す方どうぞ合流を。僕もゴール後行きます

■うねり!人のうねり!想いのうねりが、溢れているよ!

■すごい人並みです。日本人、エンジンがかかるのが遅いけれど、いよいよ山が動いたか、という感じです。 RT @ashibata1: 13時に千駄ヶ谷駅に降りて、改札抜けるのに20分かかったほどの人出です、今日の #脱原発 デモ。でもみんな何となくウレシそう。

■名古屋(白川公園)も出発しました〜♬四列縦列で。赤信号でも機動隊の誘導でスムーズです



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happajuku at 17:48|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 東日本大地震関連 

残暑の中活動、「アウトドア義援隊」

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<好天の松島湾>


  3連休、「子どもキャンプ」が中止になって空いた18日、東松島での「アウトドア義援隊」の活動に参加してきました。霧だった山形から笹谷峠を越えると青空が広がっていました。松島湾も青空を映して美しく波立っていました。

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<草に埋もれた仙石線>


  待ち合わせ場所の仙石線の「東名駅」あたりは、線路が取り外され、線路の敷地は草が生い茂っていました。いつ復旧するかもわからない鉄道。住民のみなさんは代行バスで不便を強いられています。

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<メッセージ入りの土嚢袋>


  にぎやかな土嚢袋が積んでありました。一枚一枚にメッセージを描いて送ってくれたもののようです。こうして積まれている間に地元の人が見ることがあればよいのですが、このあたり一帯は、住民がほとんどいません。

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<だいぶ乾いてきたHさん宅の床下>


  午前中は、民家の裏山に登る避難路の整備を手伝いました。登山道というほど大げさではないのですが、藪を切り開いた急斜面に、人が登れるような道を作るのは大変な作業でした。残暑の林の中は風も通らず、大汗をかいての作業でした。クライミングのスペシャリスト、Kさんがリードして、いい仕事をしてくれていました。

  その用具を置かせてもらったりしているHさんのお宅は、家族で内陸部のアパートに移っているそうで、週に2,3回、ご主人だけが「帰宅」されるとのこと。奥様やお孫さんは、津波のトラウマがあるそうで、家に戻る気にはならないとのことでした。

  かなり早い時期に「アウトドア義援隊」によって床下の泥出しをしたこの家は、匂いも抜けて、何とか住めそうな状態にはなってきていました。

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<塩水にも負けず咲いていた歩道の花>


  Hさん宅の庭には、山形からプランターごと持ち込まれた野菜が育っていました。雑草もけっこう伸びていましたが、「春先に、めげずに芽吹いてくる雑草にも励まされてねえ」とHさんは目を細めていました。玄関前の歩道にはキクの仲間でしょうか、鮮やかな薄紫の花が咲いていました。

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<これから床下を掃除する家の内部>


  午後は別のお宅の庭の草刈り作業。前夜鳥取から一人で車でやってきた学生、京都から7日間かけてヒッチハイクでやってきたという学生も交えて、作業でした。あてもなく被災地にやってきて最初に出会ったボランティア仲間が「アウトドア義援隊」だったというのは、「運命」ですね。

  この家の内部は床から人の背丈ほどのところまで水につかった跡がありました。水圧で壁が破損していました。これから床板をはがし、泥上げ作業という段取りです。

  「アウトドア義援隊」へのこういう作業の依頼は、減ることなく続いています。まだまだ人手は必要な状態です。草刈りの依頼が多いということで、「葉っぱ塾ボランティア支援募金」の一部で、草刈機を買うことにしてきました。機動力大幅アップになるでしょう。

  被災地では人々が必死に生活の再建に取り組んでいます。微力であっても継続して応援してゆきたいものです。



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happajuku at 05:34|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震関連 

2011年09月18日

祝瓶山、ちょっと秋

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<木地山ダムから見た祝瓶山>


  来週の「葉っぱ塾」の祝瓶山に参加があるかどうかわかりませんが、下見を兼ねて17日早朝出発しました。かつてはくねくねした山道で1時間以上はゆうにかかっていた祝瓶山荘への道は、半分以上はダム関連の取り付け道路が新たに開通し、市内から50分、距離は25キロほどとなりました。

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<サラシナショウマが咲いていました>


  祝瓶山荘前の広場で、釣りをしに来ていた人たちと言葉を交わし、「お先に」と声をかけて歩き慣れた道を進みます。夏ほどには花の数は多くないですが、秋にしか咲かない花というものもあります。キバナアキギリ、アキノキリンソウ、カメバヒキオコシ、ミヤマママコナなどがあちこちに咲いていました。

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<山頂直下から見た大朝日岳>


  一人のときはトレーニングを兼ねますので、早めのペースになります。前日までの残暑ほどではありませんでしたが、あまり風もなく、大汗をかきながら東尾根を登ってゆきました。山のブナ枯れについては別に書きたいと思います。

  高曇りの空で、雨が降るような雲ではありませんでした。くっきりしないまでも、大朝日岳はもちろん、飯豊や吾妻の峰峰も見えていました。

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<イワショウブの花>


  山頂間近の急斜面にイワショウブが咲いていました。一つ一つは小さな花ですが、集まって全体が美しいというのは、大輪の花にはない良さがあるものです。

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<群落をなすオヤマリンドウ>


  リンドウはやはり秋の花の代表でしょうか。少し秋の色に変わり始めた草地に咲く鮮やかな青紫の花はとてもよく目立ちます。

  山頂には9時前に着きました。ほとんど風を感じなかった東斜面から山頂に出ると、けっこう風があって、汗ばんだ体は寒いほどでした。熱々のインスタントラーメンと塩分が体の隅々に染み渡るようでした。

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<巨木とシダの森>


  いつもなら周回ルートですが、今回はピストンにしました。午後、いろいろしたいことがたまっていたからです。しかし、両手両足で登ってきた斜面を下ると言うのはなかなかむずかしいものです。慎重に下りました。登る人もあって、6名とすれ違いました。

  1時間とちょっとで桑住平に下り、そこから山荘まではほぼ平坦な川沿いの道。途中には「日本庭園」と勝手に名づけている場所があります。山崩れした跡に森林が成育した特異な場所です。紅葉にはまだ早かったのですが、緑も盛夏のころとは少し違ってきていました。

  「葉っぱ塾」の秋の祝瓶山は9月25日です。ご参加お待ちします。



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happajuku at 04:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 

2011年09月17日

信頼される情報公開を目指してほしい!

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<インターネットで配信されていた汚染マップ>


  放射能汚染のことが気になっています。3月の震災直後、TVを見ると当時の官房長官が「ただちに健康に影響はありません」と繰り返していました。しかし後にそれはメルトダウンを知っていながら事実を隠していたのだと言うことが判明します。汚染により避難しなければならない区域は少し、また少しと広がってゆきました。ほんとうはどこがどれだけ汚染されているのか。行政の発表を素直に聞くことができなくなっていました。

  山形県が発表する放射線情報も時々注目していましたが、当初に比べるとかなり詳しくなってきていて、県民に安心を与えるような配慮が見られています。

  しかし先日、県がツイッターで配信した食物の放射能検査結果を見て、やはりおかしいと感じました。

「 【放射性物質検査】大江町、長井市、酒田市で9月13日に採取した県内産「なす」を検査したところ、食品衛生法の暫定規制値を下回っており、安全性が確認されております。」

  これは15日夕方のものです。ここでいう「安全性」とはいったいどういうことだろう? 確認とあるが、どのように確認したのだろう? 暫定規制値はいくらなんだろう? などと疑問が広がりました。

  食べてもすぐに命に別状はない、というのを「安全」ととらえるならば、それはそうかもしれません。しかし今県民が知りたいと思っていることの一つは、体内に入り込む微量の放射性物質による低線量、長期にわたる内部被爆のこともあるはずです。とりわけ小さな子供さんをもっておられる方は無関心ではいられない話題です。

  「暫定規制値より低いから安全」と言っているだけなのだとすれば、あまりに無責任なのではないか。そんな思いで、別の用で県庁に行く機会があったので、16日午後、担当部署を訪ねてみました。

  若い職員がていねいに対応してくれました。県のHPに発表されている一覧表をプリントアウトして見せてもくれました。私は特に、「安全だということを何らかの方法で確認しているのでなければ、そのように発表すべきではないと思う」という考えを伝えてきました。

  それが伝わったのかどうかわかりませんが、16日夕方のツイッター配信では次のようになっていました。

「【放射性物質検査】白鷹町で9月16日に採取した県内産「メロン」の検査結果 放射性ヨウ素:不検出 放射性セシウム:不検出」 

  ただ私は、「不検出」という言葉も正確を期すべきだと考えています。これは「0」を意味しません。測定機械の計測限度に満たないということだと思います。そうしたこともしっかり伝えられたならいいのではないでしょうか。

  稲刈りがあちこちで始まっています。また、果樹王国と言われる山形。これからいろいろな果樹が収穫期を迎えます。全国の消費者が注目しています。「ごまかし」と感じられるような公表の仕方では、かえって信頼を失っていきます。工夫を重ねて、より信頼される発表を心がけていただけたらと願っています。



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happajuku at 04:37|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2011年09月16日

すこやかウォーキング〜幼児「共育」事業のお手伝い

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<地域のお年寄りと一緒に歩きました。>


  山形県が行なった「幼児共育推進事業」のお手伝いで、川西町の山間地にある保育園に行ってきました。この地域は雪が多く、少子高齢化が進んでいるところですが、それをさまざまな工夫で乗り越えようとしているところと聞いていました。

  地域の老人クラブの方々をお招きし、園の子どもたちと一緒に歩こうという行事でした。まずは16名の子どもたちとお年寄りの方々のペアリング。準備体操をしてから農道へと歩き始めました。

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<風の音を聴くのはむずかしい?>


  いつも見慣れている周囲の風景をしっかり見てもらいたいなという思いがあって、この日はビンゴカードを渡してみました。読めない字は一緒の大人に読んでもらいながら、花や木に目を向けていきます。「かぜのおと」はなかなか難しかったかもしれません。

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<きみはもうみんな見つけたの!>


  「あった!」と歓声があちこちから聞こえてきます。残暑がちょっと厳しかったです。でも、もう半分も歩かないうちに、シールが貼られていって、もう完成する子も出てきました。でもなぜか真ん中は空白です。

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<ソバの花の中を歩く>


  ソバの花が真っ盛りでした。コオロギの鳴き声があちこちから聞こえているのに、お年寄りの方たちはなかなか聞こえない様子。尋ねてみると、あまりに日常的に聞いているので、その鳴き声に注意が向かないだけなのでした。

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<日陰で休憩>


  日陰になる場所をきれいに刈り払ってもらっていました。あらかじめ運んでおいた冷たい麦茶とお菓子で、みんなで休憩。山から吹いてくる風が涼しく感じられました。自分の家族ではない大人と一緒に過ごせる子とそうでない子といました。この年代はちょっとした体験が成長の差を際立たせるのかもしれません。

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<コスモスがたくさん咲いていました>


  行きではまだ埋まらなかった子どもも、帰り道を歩き始めて間もなく完成。コスモスが子ども達をやさしく見守っているようでした。園に戻ってから、お楽しみは真ん中の空白。ヤギおじさんから「誰かの笑い顔を見た人はここに並んで!」と声がかかると、みんないっせいに前に出てきました。ヤギおじさんが真ん中にスマイルマークを描いてあげて、ビンゴが全部完成です。

  豊かな里山の風景に見えますが、よく見ると、ここにもやはりナラ枯れが入っていました。また少し遠くの山の斜面では大規模な伐採作業が進んでいました。子どもたちが将来自分が生まれた地域を見るとき、その原風景として、「今」の自然が基準になるに違いありません。そういう意味でも、しっかりと周りを見ておくことは大切なことであると思っています。

  わずか半日でしたが、難しいかと思っていたこの日の活動は、みなさんのご協力で順調に終えることができました。やっぱり始めは「人間なのにどうしてヤギなの?」といった顔をしている子もいましたが、帰るときにはすっかり仲良くなりましたね。ありがとうございました。



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happajuku at 06:20|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ | スクール・インタープリター

2011年09月14日

奈良でも復活、スタインウェイのピアノ

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<長井高校のスタインウェイ・ピアノ(昨年のコンサート会場で)>


  奈良県立桜井高校のY先生から私に電話が入ったのは、12日の午前中のことでした。突然のことで、何事だろうと思いました。ネット上で私のブログ記事を見つけたことがきっかけで連絡をくださったのでした。

  母校、長井高校のスタインウェイ社製の古いピアノが復活し、3年に一度のコンサートを開いているわけですが、桜井高校にも1924年製のピアノがあって、現在修復中とのこと。学校では「スタインウェイ復活プロジェクト」を立ち上げて、関係者に募金を呼びかけているとのことでした。

  今後の進め方の参考に、こちらの資料を送ってほしいとのご要望でしたので、すぐに手元にある様々な資料をとりまとめて発送したのです。

  長井高校のピアノは1923年製作ですので、ほぼ同じ頃に作られたピアノということになります。そのピアノは当時の長井高等女学校に入ったのですが、桜井高校も前身は女学校だったそうです。

  二つのピアノが辿った道はそれぞれ異なるにしても、ピアノが、多くの若者たちの心に無形の影響を与え続けてきたことはきっと共通しています。廃棄するのではなく、再び命を吹き込み、活用してゆこうとする取り組みに、熱い思いを持って関わっている人がきっとおられるのだろうと想像しています。

  今回いただいたお電話がきっかけとなって、遠く離れた二つの高校の間に何らかの交流が生まれるかもしれません。また、この2台のピアノが一つの場所で奏でられるなどということも夢にみてしまいそうです。

  桜井高校の「スタインウェイ復活プロジェクト」については学校のHPでご覧いただけます。

  「葉っぱ塾」のブログがきっかけで、この学校の関係者が首をかしげるようなところから募金が届いたりするのを想像するのは実に楽しいものです。復活コンサートが開かれたら、山形から応援ツアーなどというのもいいかもしれません。



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happajuku at 09:26|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2011年09月13日

ソバとコスモス

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<一面に広がるソバ畑>


  昨日は旧暦の「葉月十五日」。そして仲秋の名月でした。このあたり、空が少し霞んでいましたが、「望」の月を眺めることができました。

  山形県はソバの栽培面積が全国で2番目だそうですが、今、あちこちにソバの花が咲き広がっています。転作奨励作物になっているそうで、ほとんどは休耕田に植えられているものです。

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<長井線沿線のコスモス>


  コスモスの花も目立つようになりました。フラワー長井線の「あやめ公園駅」から北の「羽前成田駅」に向かう途中の線路沿いに、かなりの数のコスモスが揺れています。

  昨日は、15日に予定されている川西町のある保育園の「共育」行事の下見で、園の周囲の田園地帯の下見をしてきましたが、ススキの穂もずいぶん秋らしさを感じさせるようになっていました。とはいえ、昨日は残暑で、気温が30度を超えました。

  セミの声はずいぶん少数派になり、コオロギが優勢になっています。

  みなさまの家のまわりでは、どんな秋の風景が見られるのでしょうか?



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happajuku at 04:51|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 山形県・長井市内名所案内 

2011年09月12日

9.11「復幸祭」 イン 山元町

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<草生い茂る山下駅構内>


  スクールインタープリターの仲間たちによる被災地の訪問活動は、事務局の下見を含めると9回目。初回から訪れていた山元町の中学校で9月11日に開催される「復幸祭」への参加要請を受けていました。

  前日現地入りした私たちは、国道6号線から初めて海よりの地域に入って常磐線の山下駅を訪ねました。3mもの津波に襲われたところです。電車はまだ開通しておらず、線路に草が生い茂り、レールが赤く錆びていました。

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<レールの間に咲いていたコスモス>


  海水が浸透した土壌からコスモスが育っていました。植物の種類によっては枯れて無残な姿をさらすものもある中で、コスモスは健気に風に揺れていました。これから復活への歩みを本格的に始めようとする被災地の人々を象徴するかのようでした。

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<中学校に寄贈されたハープシコード>


  翌日の準備のために訪れた山下中学校。ホールにハープシコードがあって、先生が調律されていました。聞けば、名古屋から寄贈されたものだとのこと。温度や湿度によって音程に狂いが出やすい楽器とのことでした。珍しい楽器が今後ここで活躍する場を与えられたのです。

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<準備するスクールインタープリター仲間のOさん>


  私たち7名は、各地の支援者の方々が作ってくださったたくさんの小物を預かってきていました。それらをうまく配置し、喜んでもらえるようにと、準備を進めました。

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<前夜祭で灯されていたグラス・キャンドル>


  準備を終えて外に出ると、前夜祭が始まろうとしていました。グラウンドにキャンドルが並べられて灯されていました。消えた肉親の生命と重ね合わせてこのキャンドルの光を見つめる人もいたのでしょう。

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<高台にある住宅地の崩れた斜面>


  仙台に戻る前に、近くの仮設住宅に顔見知りになった方を訪ねましたがお留守でした。その近くの高台の住宅地を通りかかると、まだ地震の爪あとが生々しく残っていました。

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<当日のIPNET−Jのブース>


  11日、9時前に会場に到着し、展示やクラフトコーナーの最終準備をしていると、開会の10時を待ちきれずに、たくさんの方々がおいでになり始めました。持参してきたものが余ったらどうしようなどという前日の心配は全くの杞憂でした。

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<入場者に配られたスタンプカード>


  入場者に配られたスタンプラリーのカードです。人々が手を取り合い、心を一つにして町の復興に取り組んでいこうとすることを象徴していました。

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<見本として持参したミニチュア・ハット>


  私が参加するたびに持参していた「ミニチュア・ハットづくり」は、今回も人気でした。この作品を見て、私たちが避難所を訪れたときのことを思い出してくださった方もおられました。見た目の可愛らしさと、初めての人が作るにしても20分程度しかかからない手軽さは、こうしたときにはとても大事な要素であると感じました。

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<ミニチュア・ハットづくりに取り組む母娘>


  真っ先にこのブースを目指して取り組んでくださったお母さんと娘さん。水没した自宅の1階を、ボランティアの人々の協力でようやく片付け、住み始めたそうです。「始めのころは時間があけば、泣いてばかりいました」とおっしゃるお母さん。手仕事が好きで、この半年の間、こういうことに何度か取り組み、それが癒しになったと語っていました。「家でも作りたいのですが・・・」とおっしゃるので、材料を差し上げました。こんなことがお役に立つのなら、おやすい御用です。

  このほかにも、「両親を津波で亡くしました」という方もお話を聞かせてくださいました。みなさんそれぞれに、悲しく、苦しい被災の記憶があるのだということを実感しました。

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<屋外の賑わい>


  私たちのブースは大賑わいで、私はハット作りの指導で顔を上げる暇もありませんでした。約束の14時を少し回って片づけをほぼ終えて屋外に出てみると、まだまだたくさんの人たちが屋台を楽しんだり、演奏を聴いたりして賑わっていました。

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<掲げられていた横断幕>


  見上げると、渡り廊下に横断幕が掲げられていました。この地を訪れたたくさんのボランティアの人々や、支援物資を送ってくださった全国の方々への感謝のメッセージでした。

  あの大きな地震が起こった14時46分。係りの人の「黙祷します!」という呼びかけに呼応して、それまでにぎやかだった会場に静寂の波が伝わってゆきました。静かに流れた1分間。様々な立場の人々の心がその静寂の中で溶けあっているような気がしました。

  スクールインタープリターとしての活動は、振り返れば支援の中では異色の存在だったような気がします。様々な物資支援が先行する中で、いち早く子どもたちの心のケアに取り組んだことはそれなりに意味があったと思います。しかし、多くの仲間たちが関西圏から来るという状況では、訪問回数がなかなか増やせなかったことは残念なことでした。

  この活動が一区切りすることを踏まえ、私自身は、「葉っぱ塾」として被災地の日常に寄り添うような活動が何かできないものだろうかと考え始めています。「物資」でも「労力提供」でもないどんな活動ができるのか、今は明確にはわかりませんが、被災地に近いところに住まう者としてできることは様々にあるように思えます。大切なことは「いかに継続できるか」ということだと考えています。

  関西から来た仲間たちからは、そちらでの震災や原発事故への関心は急速に薄れているとのことでした。地理的な隔たりが心の隔たりになることはいたしかたないことではあります。ならば、隣県に住む者がその分を補うつもりで動けばいいのではないでしょうか。

  政治への不満、社会への批判。いい始めたらきりがない状況。そういうものに見切りをつけるわけではないけれど、自分自身が何か「動いて」いないと後悔してしまいそうな落ち着かなさ。何か新たなものを生み出すことが自分にとって必要なのだと感じています。



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happajuku at 05:50|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震関連 | スクール・インタープリター

2011年09月11日

☆本日第2信 震災から6カ月目

   震災から6カ月目の朝を仙台のホテルで迎えました。夜明けの空はどんより曇っています。

  今日は山元町で開催される「復幸祭」に参加します。被災した方々、肉親を亡くされた方々は、悲しみを新たにされることでしょう。その悲しみに少しでも寄り添いながら、一方では未来への希望が持てるように励ますことができたらいいのですが・・・。

  先月、東松島にボランティアで出かけた際に入ったお風呂場に、素敵なメッセージシールが貼られていました。いわく「電気を消して、希望を灯そう」。なんてセンスのよい呼びかけかだろうと感心しました。

  今夜は、あの日の停電を思い出しながら、キャンドルナイトにしようかと考えています。



happajuku at 05:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 東日本大地震関連 

放射能「不検出」〜山形の米

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<実りつつある長井市の水田>


  10日朝刊に、山形県が県内44か所で行なった放射性物質の予備検査結果について、「不検出」だったと報じられていました。ほっとしています。

  国の暫定基準値は500ベクレル/kgとのことですが、県は「20ベクレル/kg」未満を「不検出」としたとのことです。12日以降、本調査を行い、20日ごろ結果を公表するとのことで、最終的にはそれを待っての対応となります。



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happajuku at 05:00|PermalinkComments(7)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー | 葉っぱ塾からのメッセージ

グリーンツーリズムの先進地を訪ねる

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<胎内市の担当職員からの説明で>


  山形県南部の「置賜(おいたま)地域」のグリーンツーリズム協議会が呼びかけて、研修ツアーが行なわれ、会員の一人として参加してきました。

  目的地の新潟県胎内市は、先月、葉っぱ塾のえぶり差岳登山でも行ったところでした。あのときは単に通過しただけのいくつかの施設を訪ね、市の関係者のお話をお聞きする機会を得たことは、「葉っぱ塾」にとってもありがたいことでした。

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<天然石でのクラフト体験>


  石の展示館があって、中ではブレスレッドやネックレス製作体験ができました。美しい天然石を使ってのブレスレッド作りはなかなか楽しい体験でした。材料は日本ばかりでなく、海外からも集められていたようです。

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<青めのうで作ったブレスレッド>


  「葉っぱ塾」の恩人、葉祥明さんのイメージとも言える美しいブルーの石だけで作ったブレスレッド。石は青めのうとのこと。安らかな眠りと知性、長寿をもたらすという意味がこめられた石とのことでした。

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<地元の女性たちが考案した「つみ草ランチ」>


  昼食がなななかユニーク! そのへんに生えているさまざまな植物が、調理されてこんなふうに出されると、「え? あの花が!? あの草が!?」と、みなさんびっくり。左上の天ぷらだけでも驚きです。ヨモギ、その下はサツマイモ。大きな緑の葉はサツマイモの葉。その上の黄色いものはツキミソウの花。そしてピンクの花は難だと思いますか? コスモスです! みなさんも一度お試しください。どこにもないことを始めるということはたいへんだろうと想像するのですが、8人の女性たちは淡々と楽しそうでした。まずは楽しくなければ意味がない。全くの同感です。

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<新潟県最大の天体望遠鏡>


  8月末には星祭を行なうと聞きました。全国から2万人も集まるとか。人口が3万人のこの市でです! 県内最大の望遠鏡は直径60センチ。一番前にいた私だけ、太陽の黒点を見せていただきました。

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<「たいない自然学校」の佐藤さんの講話から>


  8月にえぶり差岳の下見に行った際、奥胎内ヒュッテの支配人の方から、「たいない自然学校」のことを伺っていました。「葉っぱ塾」と通ずるものがあるようでした。今日になって行きのバスの中で、ここを主宰する佐藤陽志さんの講話が聞けると楽しみでした。

  佐藤さんも私のことを聞いていたそうで、講話の後ですっかり意気投合。今度はゆっくりお話をしたいと思いました。子育て真っ最中でもある彼の取り組みは、私などとは比べ物にならないほどにしっかりしたものでした。刺激が強すぎて、圧倒されています。「やめないで、続けてゆきましょう」と参加者に呼びかける佐藤さんの声が力強く聞こえました。こんなふうに私と同じように歩んでいる人が一人いる、というだけでずいぶん励まされます。

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<見事だったハーブの花>


  宿泊施設の玄関前に、これは何という花でしょう。素晴らしい香りの花が咲き乱れていました。チョウが蜜を吸いに訪れていました。

  人口は長井市よりも少し多い程度。そういう町でも、これだけのことができるのか。わが町を省みると、行政の目はどこか別の方向を向いているようでさびしいですが、個人的に取り入れられるものはいろいろあるような気がしています。



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happajuku at 04:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0) グリーンツーリズム 

2011年09月09日

秋始まる月山へ

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<姥が岳への道から月山山頂方向を見る。>


  8日は二十四節気の一つ、「白露」でした。草に下りる露が寒さで白く見えるようになる、という意味です。前夜仙台に泊めてもらって、この日はまっすぐ月山へと向かいました。なまっている足を鍛えておく必要もありました。

  平日にしては車はやや多いように感じました。10時少し前にはリフト上駅から歩き始めました。一面に緑だった高山草原は、わずかに黄色身を帯びてきています。

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<空は秋の風情>


  空を見上げると、雲もどこか秋の風情。積乱雲のように荒々しい雲ではありません。

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<稜線がくっきり見えた朝日連峰>


  空気がやや霞んではいましたが、山頂への道で立ち止まり、振り返ると、朝日連峰の稜線がくっきりと見えていました。当初の予定では7日、8日と1泊で大朝日岳に行く計画だったのですが、7日に会合が入り、中止したのでした。この朝を大朝日岳山頂で迎えていたのか、と少し悔やまれます。

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<わずかに草紅葉始まる>


  森林限界を超えたところに広がる高山草原にも紅葉はあります。緑一色だった葉が、次第に黄色や褐色を帯びてくるのです。あと2週間後にはすっかり色が変わっているかもしれません。

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<奥に飯豊連峰も見えてきました。>


  登り始めたころは雲で見えなかった飯豊連峰も姿を現しました。このほか、磐梯山も姿を見ることができましたので、霞んでいたにしては眺望はまずまずでした。

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<山頂の月山神社と鳥海山>


  一人で歩けば山頂まで1時間20分あまり。自分の体を追い込みながらも、その心地よい疲労を楽しんでいます。山頂にある月山神社本宮と鳥海山とが隣り合って見えました。今週末は「アウトドア義援隊」の仲間たちが鳥海山でのイベントに参加することになっています。

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<秋の花の主役はこの花?>


  登山リフトの下をはじめ、あちこちにこのオヤマリンドウが咲いていました。小さくて目立ちませんが、ミヤマリンドウもたくさん見られます。また、一部では咲き残りのハクサンイチゲやウメバチソウも見られました。ナナカマドは真っ赤な実をつけています。まもなくその葉っぱも紅葉の主役に躍り出ることでしょう。

  神社に参拝した際に「秋はいつまでおられますか?」と尋ねましたら、9月19日の予定とのことでした。それ以降は本宮には参拝できなくなります。今年は「卯年御縁年」。参拝すると12年分のご利益があると言われています。山頂神社はあと10日で閉まります。お急ぎください!



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happajuku at 05:56|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 

2011年09月08日

これからの支援の方向性

  昨日の朝チェックしたメールで、東松島市で支援活動をしているボランティア団体が集まっての会議の開催を知りました。

  週末に活動しているアウトドア義援隊は現地に誰もいない日でしたので、私が参加してきました。

   一堂に集まってみると20近い団体が活動しているのでしたが、それらの代表と市の関係者が顔を合わせるのは画期的なことでした。

   避難所が解消され、仮設と在宅避難の方々の自立を今後どう進めてゆくのか、市の考えやそれぞれの団体の考えを今後も交流しあう「連絡会」が設置されることになりました。

  昨日はそのまま仙台でのガイド協会の会合に出席し、仙台泊まり。

   今日はこれから月山に向かいます。いいお天気です。


happajuku at 06:31|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震関連 

2011年09月07日

☆本日第2信 不惑の田んぼ

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<9月6日朝の田んぼ>


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<穂が垂れ始めました>


  6日、朝のジョギングを兼ねて、田んぼのイネたちを訪ねました。前回はまだ穂が真っ直ぐに立っていたのですが、あれから2週間ほどで、穂が頭を垂れ始めていました。

  自分のことを振り返れば、自分の歩みにブレーキがかかり、つまづき、他人に対して謙虚になれたのは40歳の前後だったなどと思い出し、イネも「不惑」ぐらいか、などと思って見てきました。

  各地に大きな被害をもたらした台風が過ぎ、くっきりと秋の空気に覆われました。今朝の気温は15℃ほどに下がり、半袖では寒いほどです。明日は「二十四節気」の「白露」です。

  先日しばらくぶりで遠藤さんにお会いしてきましたが、遠藤さんは放射能については楽観的な見方をされていました。新しい情報がでましたらまたご報告します。



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happajuku at 07:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2011年09月06日

キャンドルリンク3.11 イン まなび館 写真編

  9月4日に、山形市の「まなび館」で開催した「キャンドルリンク3.11」の様子を写真でご紹介します。この建物は、昭和2年(1927年)に、山形市立第一小学校として建設された建物を、校舎移転に伴って生涯学習施設として利用しているものです。


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<白を基調にした内装の廊下>


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<会場の入り口>


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<作り方を説明する安藤さん>


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<チラシと、私が作った試作品>


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<幼い子どもたちも真剣に取り組んでくれました。>


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<心をこめてメッセージを添えます。>


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<ラッピングされたキャンドル>


  実行委員会代表の安藤さんは、4日終了後の話し合いをもとに、キャンドルの行き先について、次のようにHPに書いておられます。


   「キャンドルの受け取り先について」

 心をこめて作った善意のキャンドルだとしても、安易に寄贈することは、これまでに作られた方や、これから受け取る皆様の想いとに、すれ違いが生じると考えます。
 わたしたちはこのキャンドルを「寄贈」ではなく、あえて「募集」の形をとることに致します。チラシやホームページに取り組みの主旨や経過をきちんと表し、関係機関(社会福祉協議会や教育委員会、活動団体等)や、各メディア、支援サイト、ツイッター、ソーシャルネットワーク等を通じ、ご賛同いただきました団体や個人にのみ贈りたいと思っております。
 情報発信には全力を尽くします。万一全てのキャンドルの受け取り先が見つからない場合は、犠牲者鎮魂のもよおし等に寄贈させていただくことも含めて、予めご了解の上ご参加いただけましたら幸いです。

                     キャンドルリンク実行委員会
                           代表 安藤竜二



  もし、被災地の方、あるいは関係者の方で、この取り組みにご賛同をいただき、キャンドルを受け取っていただけるという個人、団体がありましたら、ご連絡ください。この記事にコメントくださることでもかまいませんし、下記にメールを送信いただいてもけっこうです。どうぞ趣旨をご理解ください。

  【連絡先メール】  「葉っぱ塾」  happa-fy★dewa.or.jp  
          (送信の際は★を@に変えてください。) 



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happajuku at 04:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震関連 

2011年09月05日

被災地にどう届ける?〜キャンドルリンクの課題

双子のキャンドル

<双子のキャンドル(キャンドルリンクHPより)>


  実行委員の一人になっている「キャンドルリンク 3.11」による双子のキャンドル製作会が、4日、山形市内の「まなび館」で開催されました。

  台風の影響が心配されたのですが、やや風が強い時間帯はあったものの、雨も降らず、青空ものぞく天候のおかげもあってか、300名近い方々が会場においでくださり、この日は255本のキャンドルの「片方」を残していってくださいました。

  お年寄りから幼児まで、幅広い年齢層の方々がご参加くださり、被災地のために何かしたいというお気持ちの強い方がまだたくさんおられるということが伝わってきました。

  参加者のみなさんんが帰られ、スタッフで後片付けしたのちに、控え室でミーティングを行ないました。が、一日の行事の盛り上がりとは裏腹に、今後に重い課題があることに気づかされました。

  今回スタッフとして関わってくださった中に、被災地からのご参加がありました。ご自身も被災しておられる方です。その方から「キャンドルをどこかにまとめてドンと届ける、というようなことでない手渡し方を考えるべきだ」というご意見が出されました。

  このことについては、被災地でのボランティア活動を続けてくる中で、私の心の中に重い石のようにあり続けていたことでした。キャンドルを作る私たちと、被災者の方々との気持ちの「段差」があまりに大きくはないのか、ということです。クリスマスに灯すという呼びかけとともに受け取る方々が、本当に喜んでくださるのだろうか。そのことがずっと気がかりだったのです。

  被災地から参加のそのスタッフは、「子どもたちが描いたたくさんの絵や、千羽鶴など、どうしていいのかわからないものもたくさん送られてくる」と話していました。私たちが作ったキャンドルは、はたしてそれらと違うのか違わないのか。送る側の自己満足になりはしないのか。

  私自身は、この活動に参加することが一つの終着点になるのではなく、今回の震災被害への理解を深め、これまでの「部外者的な支援」(失礼な表現ご容赦ください)という立場から一歩踏み出し、長期的な支援の必要性としっかり向き合うきっかけになれば、という思いがあるのですが、それは参加者に委ねられていることでもあり、こちらでどうこうはできないことです。

  今後手渡されるキャンドルが、被災者の思いを逆なでするというようにならないためにも、慎重に送り先のことなどを検討してゆかねばならないということを話し合いました。

  たまたま二日続いてキャンドルに関わりました。同じ一つのことに、これほど違った意味合いがある。そのことに逡巡しています。


  (写真を撮りましたが、SDカードの不具合があって、アップできませんでした。別の機会に。)



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happajuku at 05:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震関連 | 葉っぱ塾からのメッセージ