2012年08月

2012年08月31日

「地域福祉セミナー」に招かれて

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<セミナーのパンフレット>


  30日は、山形県社会福祉協議会が主催する「地域福祉セミナー」という集まりにお招きを受けていて、パネリストとして参加してきました。

  私がこの集まりに呼ばれたきっかけは、石巻への傾聴ボランティア活動です。初回にペアを組んだYさんという若い女性が、この福祉協議会にお勤めでした。その後Yさんは、週末保養「森の休日」にスタッフ参加してくださったり、「スクールインタープリター養成講座」にも参加くださるなど、お仕事以外のところでもつながりができていました。セミナーのパネリストを選ぶ際にYさんが私のことを推してくださったもののようでした。

  人と人とのつながりは、どこでどうつながるかわからないものですね。


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<会場風景>


  開会前に基調講演をなさる作家の石川結貴(ゆき)さん、もう一人のパネリスト阿蘇律子さんらと昼食を取りながら歓談や打ち合わせ。「阿蘇」という姓は山形では庄内地方(酒田、鶴岡)に多いので、以前私が酒田の高校に勤務したことがあるなどと話しましたら、何と娘さんがその頃高校生で、その高校に在学中であったことがわかりました!

  石川さんは、最近の家族問題や、子どもの虐待などを主なテーマとして、たくさんの著書もある方でした。失礼ながら私はまだ読んだことはないのですが、『暴走育児』(ちくま新書)、『モンスター・マザー』(光文社)、そして近著としては『ルポ 子どもの無縁社会』などを出されているそうです。

  基調講演では、今のネット社会をICT社会というのだということをお聞きしました。Information &  Communication Technology だそうです。今の子どもたちが、インターネットを介したコミュニケーションの中で、どれだけ危ない状況に置かれているかを、様々なデーターをもとに解説してくださいました。

  それを受けて阿蘇さんは、スクール・ソーシャルワーカーとして中学校で勤務する中で感じておられる今の中学生の様子や、学校や教員の、子どもたちへの対応の工夫などについてお話しされました。


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<パネルディスカッションで発言>


  私は、「葉っぱ塾」の活動がどのように子どもたちと関わっているか、“大人も子どもも森で遊べ”というテーマに沿う活動によって、豊かな想像力を発揮できる子どもを育ててゆきたいことなどをお話ししてきました。

  とりわけ、今取り組んでいる週末保養「森の休日」の中で、日ごろ外遊びを制限された福島の子どもたちが、山形を訪れて無心に遊ぶ姿が、子ども本来の姿だと感じていることなどを強調しました。

  参加者は主に地域の中で、社会福祉協議会関係者や、民生児童委員などとして子どもたちやその親たちと関わる方々でした。そういう人たちを通じて、「葉っぱ塾」が理想としていることが少しでも広まったらいいな、などと考えてきました。どこかからこの「葉っぱ塾」にお声がかかるのは、なおありがたいのですが・・・。

  そもそものきっかけを作ってくださったYさん、ありがとうございました。会場内の写真はいずれもYさんに撮影していただいたものです。


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happajuku at 05:14|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2012年08月30日

気になる高温障害

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<29日の夕暮れ〜自宅近くで>


  30日の朝は、地震で目が覚めました。いつも目覚める午前4時過ぎ、家具かカタカタと鳴り始めたとおもったら、まもなく揺れもやってきました。起きてインターネット画面で確認すると、宮城のほうが震度5強から5弱とのこと。あの大震災から1年半が経過しようとして、なお余震なのでしょうか。宮城の方数名からはすぐに、「無事です」の反応が返ってきて、ちょっと安心しました。

  昨日の夕方、西の空がいい色に焼けていました。雲が少し出ていたのですね。こうしたときのほうが、夕焼けはきれいになることが多いです。

  明日で8月も終えるというのに、日中は35℃前後にもなる残暑が続いています。昨日のニュースで気になったのは、これからシーズンを迎えるリンゴの高温障害のことです。早稲の品種の収穫期が近づいていますが、夜、気温が下がらないことでの影響が出始めているそうです。


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<文月十二日(29日)の月〜月齢11.5>


  「葉っぱ塾リンゴの木オーナー」でお世話になっている平井さんから、リンゴは冷涼な気候を好むし、朝晩の気温の差が大きいほうがよい、と聞いたことがあります。そうしたことからすると、この夏の気候条件は、あまり好ましくはないようです。

  23日、長井市内は夕立ちだったそうですが、聞いてみると、極めて局所的な雨だったようで、数キロ離れているところでは、全く降っていないとのこと。雨が少ないと、これも果実の成熟に影響するようです。

  温室で育てているわけではないので、どうしようもないことではあります。厳しい条件の中でも、できる限り農家の方々の納得のいくような作柄に近づいてほしいものです。


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happajuku at 05:25|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾のリンゴの木 | ブナの森の四季

2012年08月29日

ナラ枯れ、今年も拡大か

★昨日アップした「秋の気配の大朝日へ」の日程を、都合により1日繰り下げました。ご確認ください。


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<薬剤注入されている「空気神社」周辺のミズナラ>


  先週末、福島の子どもたちと「森の休日」をAsahi自然観で過ごしたのですが、空気神社周辺のミズナラの木に、ナラ枯れ予防の薬剤注入の作業が行なわれていました。県の森林研究研修センターの方々が、大学生たちと一緒に作業し終えた状況です。

  拡大するナラ枯れの対策としてこの方法が有効なのかどうか、私にはわかりませんが、今年もやはりナラ枯れが始まっています。


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<今年枯れ始めた赤茶けた木が見える山肌>


  Asahi自然観から帰るときに見えた山肌にも赤茶けた木が何本か見えていました。

  直接的には「カシノナガキクイムシ」という昆虫が幹に穴をあけて入り込み、水を吸い上げる組織が死んでしまって、枯死してしまうのだと言われています。

  昆虫の名前からわかるように、もともとカシ類に入りこむもののようですが、東北の雪深い地域には自生のカシ類はありませんから、この昆虫がこのあたりで勢力を広げているのを、温暖化と結びつける人もおられます。

  作業していた研修センターのSさんに今年の山の実りの状況を伺いましたら、ブナはほぼ皆無、ミズナラはまずまず、クリとヤマブドウはかなり実っています、とのことでした。

  ブナの実りとクマの出没とが正の相関を示すというデータもあるようなので、この秋、またクマの捕殺が増えるのではないかと私は懸念しています。山形では例年にないほどの目撃情報が寄せられているそうです。

  クマの出没が私たちに何らかの森の変化についての情報を提供していると主張する人もいますが、私たちはそれをどう読み取ったらよいのでしょうか。


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happajuku at 05:35|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ブナの森の四季 

2012年08月27日

残暑の中の「森の休日」〜第挟始まる

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<Asahi自然観から見た大きな積乱雲>


  連日の猛暑。大きな積乱雲が湧き上がり、午後になると雷が鳴ったりにわか雨が降ったりの不安定な空になるという日が続いています。

  福島の子どもたちやその家族をを招いての週末保養「森の休日」は、第挟が始まりました。


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<「空気神社」で木の鼓動を聴く>


  今回は福島市内にお住まいの3家族、14名が参加してくださいました。子どもは8名の参加でしたが、これまでになく年齢の幅が広く、上は高校2年生、下は26日でちょうど満2か月を迎える女の子まで。

  まずは「森の休日」恒例となった「空気神社」への参拝から。標高600m近いこのあたり、しかも木立の中の遊歩道は、ひんやりして涼しい風が吹いてきました。

  聴診器を木に当ててみた男の子。「木がヤッホーって言ってたよ」とのことでした。


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<いただいたたくさんの枝豆>


  夏らしい差し入れもいただきました。高校の同級生のNさんは、自分で作っている野菜をたくさんプレゼントしてくれました。枝豆はみんなで夕食時にいただきましたが、これが大人気! 皿にあるうち、みんなの手が止まりませんでした。


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<「ジェンガ」でなごんだひととき>


  夕食前のひととき、「ジェンガ」をやってみました。まだ少し堅かった雰囲気が、これで一気に和みました。それにしてもこのときのゲーム、これまで経験したことのない、長い戦いになりました。高2のK君のところでついにタワー崩壊!


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<第挟の夕食のメインは「いも煮」!>


  第鬼の夕食はカレーでしたが、秋の第挟は「いも煮」です。本場山形でも「いも煮」のシーズンはこれからですが、福島とは違った味付けで楽しんでいただきました。山形でも、地域の違いがありますが、今回はシンプルにいきました。

  夕食後、暗くなるのを待って、こどもたちをナイトハイクに連れ出しました。ときどき、遠くの空が稲光で驚くほど明るくなりますが、ブナの森を抜ける林道は街路灯の間隔もまばらで、子どもたちもちょっと緊張したみたいです。5歳になるなおちゃんが、私の手を握ってくれて、ずっと放しませんでした。

  ハイクから帰るころに、空の雲がどんどん切れてゆき、星空になりました。夜、網戸にして寝ていたら、「寒い」と感ずるほどの空気が入り込んでくるのでした。


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<Oさんから届いたお菓子を開ける子どもたち>


  一日目の夕方、宝塚のOさんが手配くださったお菓子が届けられていました。坂道を登ってきた宅急便のトラックが着いたときにホテルの玄関に居合わせたのですが、トラックが運んできてくれた荷物はこれ1個だけでした!

  翌朝、子どもたちの手で開けてみました。工夫を凝らしたクッキーが袋詰めされていて、子どもたちは大事そうに抱えてゆきました。Oさん、そして特製のクッキーを焼いてくださった「英(はな)」さん、ありがとうございました。


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<二日目は川遊び!>


  用事があって朝食後まもなく一家族がお帰りになり、その後は坂を下ったところを流れている朝日川の河川公園で、川遊び。大朝日岳直下から流れてくる水は清らかで、深みもないこの川原は、最適の場所でした。心配されたアブも、もうほとんどいなくなっていました。

  この間、幼い子どもさんを連れたお母さんお一人はコテージに残られましたが、二人のスタッフが付き添って、お茶を飲みながら、いろいろなお話しをしながら時間を過ごしていただきました。


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<父子の絆が深まった?>


  川で遊ぶ親子の様子を見ていると、その一瞬一瞬を存分に楽しんでいる様子が伝わってきます。石を拾ったり、オタマジャクシを捕まえたり。どうということのないそんな日常が奪われていることの裏返しということなのでしょうか。


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<お昼はみんなでそうめん>


  第鬼は昼前に解散していましたが、今回はそうめんを茹でてみんなで昼食にしました。前夜残ったものをおかずにしてみんなで食べるそうめんのおいしかったこと。でも、七味を買うのを忘れていました。


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<バイバイ! また会おうね!>


  名残り惜しくはありましたが、お別れの時間。去りがたい様子の子どもたちもいました。またいつかきっと会えることを願いながら、車を見送りました。

  今回はスタッフの数が少なくて、大変さはありましたが、何とか無事に終了しました。フェイスブックで繋がっていただけで、まだお会いしたことがなかった宮城のYさんが、友人を連れてお手伝いに来てくださったのは、ほんとうにありがたかったです。

  この「森の休日」を今後どのように継続するかということについて、スタッフのKさんと一日目の夜にしばらくお話しをしました。Kさんは、助成金の申請をしてみたら、とアドバイスしてくださっていたのです。私もそのことをずっと考えていて、ある助成金の申請書を書き始めてもいたのです。

  でも、結論から言えば、助成金をあてにするのではなく、これまでのように、「葉っぱ塾」につながる多くの方々の善意を汲み取りながら、この保養の取り組みを続けてゆこうと考え直しました。そのことが、自分の気持ちに正直な道だと感じているからです。

  一度に何十万円ももらえたら、それはありがたいかもしれないけれど、1000円、3000円などと何度も送金してくださるそのことへの感謝の気持ちを、ずっと持ち続けていたい。そんなところです。多くの皆様に働きかけるエネルギーを保ち続けることができるうちは、この取り組みを続けられるということではないかと思います。

   ☆この「森の休日」の経費については「葉っぱ塾ボランティア支援募金」を活用しています。取り組みを長く継続できるように、募金にぜひご協力ください。

【葉っぱ塾ボランティア支援募金】
   ■郵便振替口座   02420−5− 19722
   ■加入者名      八木文明
    ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。


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happajuku at 06:17|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 | 週末保養「森の休日」

2012年08月26日

速報、「森の休日」

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<8月26日朝のAsahi自然観>



昨日から週末保養「森の休日」第挟第1回目が始まりました。

福島市内にお住まいの3家族14名が参加してくださっています。子どもたちは、上は高校二年生から下は2カ月の赤ちゃんまで8名の参加です。

スタッフ少なかったのですが、なんとか一日目を乗り切りました。

今日は午前中川遊びの予定です。


happajuku at 05:40|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 | 週末保養「森の休日」

2012年08月25日

「支援者ミーティング」で考えたこと

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<大きな積乱雲>


  このところ毎日のように「大気の不安定な状態」が続き、午前中から積乱雲が発達し、午後になって夕立がきています。そして猛烈な残暑。

  でも、夜はコオロギが鳴き始めています。24日は「月の暦」では「文月七日」、つまり七夕でした。新暦の7月7日は、まだ梅雨明け前で、これから本格的な夏、という時期ですが、本来の七夕は、初秋の訪れを告げる行事であったのですね。


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<「広域避難者支援ミーティング」>


  23日、山形市内で「広域避難者支援ミーティング イン 山形」という集まりがあって、参加してきました。「葉っぱ塾」が行なっている週末保養などの情報が得られるのではないかな、と思ったのです。

  大きな会議室には100名以上の参加者があったのではないでしょうか。県内はもとより、福島、宮城、新潟、秋田などからも参加者がありました。

  こうした大きな会議は、全体会はなかなか深まらない傾向があるのですが、この会議もやはりそうでした。それはたぶん、震災からまもなく1年半が過ぎようとしている今、支援のあり方が多様化し、誰かは全体を眺めているのかもしれないけれど、多くの人々は、個々の支援活動に特化しているために、共通項を見つけにくくなっているからなのではと感じました。


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<「保養」の分科会で>


  それでも、「保養」をテーマにした分科会に分かれてからは、やはり収穫はあって、今後の保養のあり方について、考えることがいろいろありました。

  福島におられる方々の状況は、微妙に変化してきているようです。山形には全国の都道府県でも最も多い、13000人以上もの人々が避難生活を送っておられたのですが、それが少しずつ減少しているそうです。

  福島と山形との二重生活を維持できない経済的な理由や、家族の中のコミュニケーションの問題、そして目に見えない放射能についての考え方の違いなどが複雑にからみあって、人々の行動を決定しているように感じられました。

  「葉っぱ塾」で行なっている週末保養「森の休日」については、厳しい状況に置かれている福島の人々の数の多さを考えると、砂漠に一滴の水、というようなものではありますが、無関係で暮らしていた人々を結びつけ、励まし、協力の輪を広げるということに、少しは貢献しているという実感を持つことができました。

  「何か特別なことが欲しいのではなく、原発事故前にあった普通の生活に戻りたい」というお気持ちに、できるだけ寄り添うような保養の取り組みでありたいと改めて考えています。

  今日、明日と、「第挟 第1回目」の「森の休日」です。昨日、4月以降の「葉っぱ塾ボランティア支援募金」の整理をしましたが、現在の残高で何とかこの「第挟」の5回の取り組みはクリアできそうな財政状況です。問題はその後どこまで継続できるのか、です。

  「葉っぱ塾」では引き続き、「ボランティア支援募金」へのご協力を呼びかけます。できるだけ多くの人が、少しずつ負担し合いながら、支援を継続してゆきたい。そんな願いを強く持っています。どうぞこれからもお力添えください。

    【葉っぱ塾ボランティア支援募金】
       郵便振替口座番号  02420−5− 19722
       加入者名        八木文明
        ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。


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2012年08月24日

明日から始まる第挟「森の休日」

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<Asahi自然観の「冷やし足湯」>


  福島の子どもたちや家族を招いての週末保養の取り組み「森の休日」。夏休み中はお休みしていましたが、明日から第挟として再開します。

  この取り組みを始めたときには、「第挟」なんて想像もできなかったのですが、その後も多くの方々から支援金をいただき、第挟として5回の「森の休日」を実施するめどがたちました。ほんとうにありがとうございました。

  40日ほどブランクのあった会場の「Asahi自然観」に、スタッフ用のコテージや、食事会場となる建物の掃除や荷物の運び込みに行ってきました。

  ホテルの玄関の横に、すっかり名物となった「冷やし足湯」(足水?)が設置されていました。緑の山々を眺めながら、朝日連峰から流れてくる冷たい水に足をひたすなんて、なかなかいいものです。おいでになるゲストのみなさんにも、楽しんでいただけたらいいですね。


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<朝日川の河川公園>


  まだ残暑が厳しいので、今回は川遊びも考えています。山の麓を流れている朝日川の河川公園にも寄ってみました。心配だったのはアブです。夏の一時期、人が川に出れば、口も開けないくらにアブがやってきたりするのですが、どうやらそのピークは過ぎたようです。

  7月にも計画しましたが、梅雨時で、川は増水して濁っていたために、実施しませんでした。でも今度は大丈夫みたいです。

  ただ、気がかりなのは、まだスタッフが十分に集まってはいない点です。これまでの半分ほどしか集まっておらず、一人二役以上しなければならない感じです。もし、この週末、「Asahi自然観」においでいただける方がおられましたら、ご連絡ください(携帯 090-5230−8819 八木へ)。


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<イベントのチラシ>


  会場の「Asahi自然観」では、この翌週、9月1日に、楽しいイベントがあります。実はこのイベントの「ミニ・トレッキング」を、私が依頼されています。山道をただ歩くだけでなく、いろいろなものに目を向けながら、歩いてみます。ツリーイングとあわせて、ご家族で遊びにおいでになりませんか?  詳しくは「Asahi自然観」(0237-83-7111)にお問い合わせください。


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happajuku at 05:20|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 | 週末保養「森の休日」

2012年08月23日

猛暑の中のリンゴたち

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<8月22日のリンゴの様子>


  猛烈な残暑が続いています。冷涼な気候が合うというリンゴの成育が気になるところです。しばらくぶりに、白鷹町の平井さんのところに伺ってきました。

  平井さんのところでは現在はモモの出荷の時期を迎えていました。一口にモモといっても、様々な品種が栽培されていて、収穫の時期が少しずつずれているそうです。

  8月に入って出荷が始まり、いちばん遅いものが9月下旬ごろになるそうです。ここのところ雨が少ないのですが、モモにはそれは好条件だそうで、糖度の高いものができているとのことでした。

  自宅用に20個ほど分けていただき、その帰りにリンゴの畑に寄ってみました。畑の地面には、シロツメクサがびっしりと生えていて、リンゴの木の茂る葉が直射日光を遮り、わずかですが気温が低いように感じられました。

  「葉っぱ塾のリンゴの木」には、硬式テニスのボールか、それをやや大きくしたぐらいの淡い緑色の果実が実りかけていました。


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<握りこぶしより一回り小さな「ふじ」>


  近づいて見てみると、表面にほんのわずかですが、赤みがつき始めています。形はもうすっかり一人前ですが、「青いリンゴ」ということで、人間でいうなら10代後半といったところでしょうか。

  今後本格的な秋に入り、朝晩の寒暖の差があると、おいしいリンゴになるとも聞いていますが、どうなるでしょう。台風の通過はあるのでしょうか。気になります。

  収穫まであと2か月半ほど。豊作を願っています。


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happajuku at 04:28|PermalinkComments(3)TrackBack(0) 葉っぱ塾のリンゴの木 

2012年08月22日

飯豊連峰・朳差(えぶりさし)岳ツアー報告(2)

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<日の出前の蔵王連峰>


  2日目(20日)朝、まだ暗いうちに起きだしてみると、東の空に金星がとても明るく輝いていました。風もほとんどなく、雲ひとつない快晴でした。蔵王連峰の方角がきれいに赤く染まっています。


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<雲海に浮かぶ山々>


  下界は雲海に沈んでおり、地平線近くは霞があって、この写真のいちばん奥のほうに、かすかに朝日連峰が見えています。山小屋に泊まった人だけの特権のような光景に、ただただ見とれていました。


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<ご来光!>


  みなで朝食を始めてまもなく、ついに日の出。太陽は蔵王連峰の中央部、刈田峠付近から顔を出しました。


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<朝日を浴びながらの朝食>


  朝食は、朝の赤い光を浴びながらとなりました。ご飯や味噌汁をしっかり摂って、この日の行動に備えるのです。


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<朝日を浴びる朳差岳>


  朳差岳の東側の斜面が、朝陽に照らされています。残雪豊富な時期に見たら、きっと山全体が朱鷺色に染まるはずです。今度はそんな時期に訪ねてみたいものです。


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<地神北峰付近から振り返る朳差岳と頼母木小屋>


  6時過ぎに頼母木小屋に別れを告げて出発。帰りのルートである丸森尾根の分岐がある地神北峰までいったん登りとなります。

  1時間10分ほどかけて、ゆっくりと200m近い標高差を登り、振り返ると、朳差岳と頼母木小屋が一つの風景の中に収まっています。

  この朝地神北峰まで歩いたことで、私が歩いた飯豊連峰のルートがつながりました! 南の川入登山口から、三国岳、飯豊本山、御西岳、梅花皮(かいらぎ)岳、北股岳、地神山、頼母木山、大石山、そして朳差岳と、飯豊の主稜線を全て踏んだことになりました。


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<可憐な花、イイデリンドウ>


  見られるかどうか心配だったイイデリンドウを見つけました! このあたりは、飯豊連峰の御西岳付近とならんで、イイデリンドウが多いと聞いていました。朝まだ早いためか、開いているものはそれほど多くはありませんでしたが、すっきりした5枚花弁の小さな花があちこちに見られました。

  地神北峰にザックを置き、近くの地神山まで往復。地神山は標高1850mで、2日間の私たちのルート上の最高点です。道の両側はすばらしいお花畑で、空身で散策するのは気持ちよいものです。


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<丸森尾根上部のニッコウキスゲ>


  地神北峰からは、標高差およそ1400mの丸森尾根をひたすら下ることになります。その上部は高山草原になっており、ニッコウキスゲ、キンコウカ、イワイチョウなどが咲いていました。すでに花期は終わっていましたが、チングルマの群落もいたるところにあります。


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<岩場を慎重に下る>


  丸森尾根では今月に入って事故があったばかりです。急峻な尾根道、しかも下りでは、とりわけ慎重な行動が必要です。ガイドとしては最も気を使う岩場も尾根の下部にあって、最後まで気の抜けないルートでした。

  12時20分、わたしたちはついに飯豊山荘前の舗装道路に降り立ちました! 下界は30℃を超える猛暑でした。しかし、ゲストのみなさんの表情は、2日間歩き切った満足感に溢れた、さわやかな表情でした。

  飯豊の中でも、私には格別思い入れのある朳差岳。「えぶり」という字が、木偏に「八」。まるで「八木さんの山」みたいではありませんか! そんな山を、一緒に歩いていただいたゲストの皆様に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

  もしブログにアップした写真がほしいという場合は、ご面倒でもこちらあてにご連絡ください。
   happa-fy★dewa.or.jp
   (送信の際は★を@に変えてください。)


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happajuku at 06:02|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 

2012年08月21日

☆本日第2信 「森の休日」サポーターに参加ください!

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<「空気神社」で遊ぶ福島の子どもたち>


  夏休み中中断しておりました、福島の子どもたちのための週末保養「森の休日」に、これまでもお力添えいただき、ありがとうございます。8月25日〜26日より、第挟を開催いたします。

  まだサポーターが足りなくて困っております。子どもたちが楽しみに山形にやってきます。ぜひお力をお貸しください。2日間参加でなくても結構です。子どもたちの遊び相手、親御さんの話し相手、夕食作りなど、みなさんの得意なことで貢献いただけたらありがたいです。

 25日(土) 午前11時30分 Asahi自然観ホテル前集合
 26日(日) 午前8時30分  Asahi自然観 コテージ15号棟前集合

  動きやすい服装でご参加ください。ご参加いただける方、下記へご連絡ください。交通手段のない方も乗り合わせを検討いたします。

  その後は、9月8日〜9日、9月22日〜23日、10月13日〜14日、10月27日〜28日にも行ないますので、ご都合をご検討ください。


【連絡先】葉っぱ塾 八木 携帯 090-5230−8819


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happajuku at 19:56|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 | 週末保養「森の休日」

飯豊連峰・朳差(えぶりさし)岳ツアー報告(1)

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<「奥胎内ヒュッテ」の夕食>


  仙台A社の朳差岳ツアーのガイドを依頼されていました。18日昼過ぎ、道の駅で、ゲスト7名とと合流し、前泊となる「奥胎内ヒュッテ」に向かいました。

  今回のお客様は男性4名、女性3名。ほとんどが60代という中に、今回は30代前半の若い女性が混じっていました。「山ガール」がいよいよ飯豊にも挑戦を始めたようです。

  「奥胎内ヒュッテ」は、もう4回目の宿泊ですが、いろいろご親切な対応をしていただきました。ゲストの皆さんもくつろがれて、翌日の天気祭とばかりに、生ビールやワインがすすんでおられました。


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<早朝の足の松登山口で>


  19日は4時に起床し、準備を整えます。水を4リットル背負うと、ザックは20kgに近い重さになりました。足の松尾根にはいい水場がないために、とりわけ夏の登山ではたくさんの水を持つ必要があるのです。

  予約したジャンボタクシーで5時30分過ぎに登山口到着。気温はおよそ20℃。空はきれいに晴れていましたが、飛行機雲の残り具合から判断して、まだ上空の寒気が完全に抜けきってはいなようでした。雷雨が気になるところです。準備運動をしたあと、5時46分、出発しました。


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<難所の岩場を慎重に通過する>


  西から東へと登るこの足の松尾根は、途中に岩場もあり、急峻な山道です。10日ほど前に、下りの登山者が転落してヘリ救助という事故も起きています。こまめに休憩をとりながら、そしてしっかりと水を補給しながら登ってゆきました。

  登り始めて4時間近くたって、男性のゲストの足が痙攣し、しばらく停滞。多量の発汗によって、水分や塩分のバランスが崩れてしまったのでしょう。大石山への最後の登りは、添乗員さんが、ザックを頭に乗せて運んでくださって、11時着。アクシデントがあったわりには、順調に登ってきました。

  この方には大石山で休憩していていただくことになり、その他のゲストの方々といよいよ朳差岳へと向かいました。


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<咲き始めていたウメバチソウ>


  大石山から朳差岳への道を少し進むと、植生がガラリと変化し、お花畑が現れます。この前の週に「葉っぱ塾」の行事で訪ねたときにはマツムシソウが盛りでしたが、そのときには見られなかったウメバチソウが咲き始めていました。


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<前に立ちはだかる鉾立峰>


  大石山と朳差岳の間には、形のよい鉾立峰があります。したがって登山道は、大石山からいったん下って鉾立峰に登り返し、そこからまたいったん下って朳差岳へと登り返す、ちょうどアルファベットの「W」のような道を辿ることになります。疲れた体にはなかなか憎らしい山ではあります。


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<雲が湧く朳差小屋付近>


  道は大変ですが、それを補って余りあるほどのお花畑の中を歩くこと約1時間半。ようやく朳差岳山頂までやってきました! 時おり湧き上がる雲が視界を遮り、雨粒が落ちてくることもありましたが、雨具を着るほどでもなかったのは幸いでした。


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<朳差岳山頂にて>

  
  山頂着12時53分。皆で記念写真を撮りあい、登頂の喜びを分かち合いました。雲で見えなかった風景が時おり見えて、そのたびごとに、広がる眺望に歓声をあげました。標高は1636mと、さほど高い山ではありませんが、その山容といい、そこからの眺望といい、「日本二百名山」に数えられるにふさわしい名峰と言えるでしょう。


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<マツムシソウを訪れるチョウ>


  大石山への帰り道も、花々を楽しみました。この前の週に比べてトンボやチョウたちの数が増えているように思われました。植物と昆虫、そして鳥たちや哺乳動物たちが、複雑に繋がり合って山の生態系を構成しています。そこに生きているもの一つひとつに存在の意味があることが肌で感じられました。


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<添乗員さんの荷物を背負ってみる山ガール>


  大石山まで戻ると、休憩していたゲストの方も元気を回復しておられました。「山ガール」のKさんがためしにとばかり、添乗員さんのザックを背負ってみました。立つこともできないだろうという予想を裏切って、しっかり立ち上がりました。それどころか、ここからしばらく、そのまま歩くこともできました。おそらく、彼女のザックの重さの3倍ぐらいの大きなザックです。


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<頼母木小屋の水場にはたくさんの缶ビール!>


  15時47分、この日の宿泊地である頼母木小屋に到着。前の週もお世話になった管理人の気気鵑、缶ビールをたくさん冷やして待っていてくださいました。が、あとで、これでも足りなくて追加して冷やしてくださったのはいうまでもありません。


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<ちょっとぜいたく、海草サラダ>


  夕食は、ちらし寿司と海草サラダにワカメスープ。みんなで分担して準備を進めました。山の風に吹かれながらのにぎやかな夕食。最近の山用の乾燥食品、なかなか味がよくなってきています。


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<夕立の後の風景>


  ちょうど夕食を終えるころ、ぽつぽつと雨が降り始めました。やや遠くで雷鳴も轟きましたが、さいわいにも大雨にはならずに雨雲は通過してゆきました。その後の幻想的な夕暮れの風景は、下界ではなかなか見られないものでした。

  この後天候はどんどん回復し、夜は満天の星空となりました。天の川が見え、手の届きそうなところに北斗七星のひしゃくがぶら下がっています。しばらく見上げていると、流れ星もいくつか空を横切りました。遠くに目をやると、日本海に面した新発田市あたりの街の灯りがにぎやかにきらめいていました。

  重い荷物を担ぎ、汗をかきながら登ってきた者にしか味わえない光景に、ゲストの皆さんも満足されたようでした。


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happajuku at 06:01|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 

2012年08月20日

快晴の頼母木小屋から

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<快晴の頼母木小屋の朝>


 えぶり差岳ツアーのガイドで山に来ています。昨日は暑い中での行動となりましたが、えぶり差岳に登頂し、頼母木小屋に泊まりました。

 夕方にわか雨がありましたが、夜は満天の星空でした。明け方、東の空に金星が輝いていました。

快晴の空の下、まもなく出発です。


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happajuku at 05:49|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 山旅の報告 

2012年08月19日

「希望の庭」第二幕へ!

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<7月下旬に訪ねたときの、新たなビニールハウスの移転場所>


  陸前高田にある「希望の庭」の「移転」が進められています。河北新報のインターネット・ニュースにアップされていますので、詳細はそちらを参照ください。

  しばらく前に、吉田さんからお電話をいただいたとき、「終わることになる」とも受け取ったのでしたが、現在借りている土地を返還し、元ご自宅があった場所とその周辺に本拠を移すことで進められているようで、安心しました。

  市の賑わいの中心部全てが津波で失われた陸前高田市には、今後、住民や訪れる人々の心の拠り所になる場所が必要だと思います。あの「奇跡の一本松」も、完全に枯れてしまい。防腐処理をしたものが、いわばモンニュメントのように建てられるといいます。

  季節に合わせて次々と咲いてゆくお花畑は、多くの方々の交流の場にもなってゆくはずです。「復興」という中で、すぐには役だたないかもしれないものに、多くの人の夢と希望が込められていることを、関係者の皆さんにもご理解いただけることを願っています。


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happajuku at 05:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 

2012年08月18日

あっという間の4日間〜K君たちのこどもキャンプ

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<あぶなっかしい手つき>


  キャンプ3日目は午前中川遊びをしてから、午後、森林公園にキャンプに出かけました。冷たい水が引かれている屋外炊事場は、いろいろな人が水を汲みに来る「名水」でもあります。

  テントを張って、寝る準備を整えてから温泉に行き、日がかげり始めてから夕食のしたく。何も言わなければ野菜はほとんど口にしない彼らでしたが、「それしかない」ような状況では、「食うしかない」ようでした。


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<ただいま焼肉中>


  焼肉だったら、野菜も口に入るんですね。食べているうちに、しだいに暗くなってきました。


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<頼りのガスランタン>


  この森林公園が気に入っているのは、水の便がいいことのほかに、余計な照明がないことです。一番近い街路灯は、500m以上離れた県道のものではないかと思います。

  こんなところで迎える夜は、子どもたちにはちょっと恐怖があるようです。昼間は生意気な口をきいていたのですが、夜になると私のそばにいたがりました。トイレなんて、一人で行かないので、笑ってしまいます。

  こんな小さな灯りでも、ときには十分であることをわかってくれたら嬉しいです。


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<星空を眺める>


  暗闇が深い分、星空がきれいに見えました。雲も出ていて「満天の星空」とはならなかったのですが、「夏の大三角形」ははっきりと見えました。


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<最終日も川遊び>


  翌朝は、寝坊する子どもたちをそのままにして、私だけで早朝散歩。杉林の斜面で動くものがあって緊張しましたが、ニホンカモシカでした。早起きは三文の得ということでしょうか。子どもたちに話したら残念がっていました。

  朝食後は三人で森林公園の背後にある金剛山に登って汗をかきました。以前に比べて、整備がなされていないのが気になりました。人手が足りないのですね。

  汗流しを兼ねて、この日も川へ。野川は私が子どものころは、プールに代わる遊び場でした。まだ小学校にプールがなかったころは、みんな川で遊んでいました。しかし、いまや、川で遊んでいる子どもなどいませんでした。なんだかもったいないです。


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<もっちぃにも会えた>


  赤湯駅に送る途中、フラワー長井線宮内駅の「もっちぃ駅長」に会いに寄ってみました。夏は団体客も少ないとのこと。もっちぃも少しゆったりと駅長室でくつろいでいました。

  「子どもキャンプ」というよりは、私には親戚の子どもでも訪ねてきたようなものでしたが、終わってみればあっという間の4日間でした。今度はいつ来るのでしょうか?


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happajuku at 05:32|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2012年08月17日

キャンプの朝

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<テントの前で>


東京から来ている子どもたちとキャンプに来ています。沢沿いにあるここ森林公園の朝は、半袖でいると少し寒いくらいです。

数日前の予報では雨の心配もありましたが、結局雨は降らず、昨夜はかなりくっきりした星空になりました。「東京でこんなに星はみられない!」と、二人でずいぶん長い間眺めていました。「夏の大三角形」が見えたと教えてくれました。

彼らは今日の午後帰るのですが、ゆうべは「もう明日帰るのか。帰りたくないなぁ」などと言って私を喜ばせます。

昨日の疲れがあるのでしょう、子どもたちはまだぐっすり寝ています。


happajuku at 05:46|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

2012年08月16日

兄弟の夏キャンプ前半

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<川で「水切り」>


  当初、この夏も実施できないかなと思っていた「夏休み子どもキャンプ」。東京のK君が兄弟で参加したいとのことだったので、小さな規模で開催しています。

  新幹線で赤湯に着いた二人を出迎え、そのまま飯豊町の白川上流へ。ひとしきり、川遊びをしました。「水切り」は子どものころよくやった遊びです。平べったい石を探し、水面に対して浅い角度で勢いよく投げると、水面をバウンドするかのように飛んでゆくことがあります。

  今の子どもたちは「投げる」ということをあまりしないからなのか、4年生、5年生の彼らでも、なかなか「連発」が出ません。


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<「源流の森」での木工体験>


  昼食後はその奥にある「源流の森」へ。サッカー少年の彼らは、貸し出されているサッカーボールにとびついて、しばし芝生の上でボール遊びに熱中。目当ての木工体験の待ち時間はあっという間に過ぎました。

  子どもは「施設管理料」の100円を払えば、自由工作は無料でできます。様々な道具が揃っていて、しかも指導者がついてくれるので、思い思いの作品作りができます。「葉っぱ塾」単独ではこんなにそろえることはできないので、こうした施設はありがたいです。

  切ったり、接着したり、穴を開けたり、色を塗ったりしながら、それぞれの作品ができました。


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<津波で破壊された大曲浜で>


  2日目は、震災で大きな津波の被害を受けた東松島市へ。彼らもあの地震の揺れは体験したでしょうが、津波の被害を目の当たりにするのは、こういう機会でもなければなかなかないことだろうと考えたのです。

  海に面した大曲浜は、漁師さんたちを中心に、大きな家がたくさん建っていたところです。かろうじて建っているものもやがては取り壊されるそうですが、そうなってしまえばなおのこと津波の被害の甚大さは伝わりにくくなります。こんな景色を見たことが、心のどこかに残ってくれたら・・・、と思っての訪問でした。


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<浜の漁師さんたちと>


  浜では、お盆のせっかくのお休みのところを、猟師さんたちがおいでくださって、いろいろお話しをお伺いできました。私たちが日々あたりまえのように口にしている「海苔」が、どんな設備で、どんな過程で作られているのかなど、これまで考えることはありませんでした。

  何世代も続けてきた海苔養殖の設備の全てを津波で失った方々が、ゼロから出発しようとなさっています。私たちの後ろにかけてある海苔網は、1枚4200円するそうです。それを、何千枚という単位で海に設置するのです。網の購入費用だけでも私たちの日常感覚では気の遠くなるような金額です。

  昨シーズンはできなかた海苔生産が、まもなく始まろうとしています。ちょっとだけでも消費者としての応援を考えてゆこうと思っています。ここの海苔生産については「皇室御献上の浜」HPをご覧ください。

  貴重なお時間を割いて対応してくださった皆様、子どもたちのために、ありがとうございました。


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happajuku at 05:03|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連

2012年08月15日

「希望の庭」のカサブランカ

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<満開になったカサブランカ>


  陸前高田の「希望の庭」の吉田正子さんから、私たちが初めてここを訪れた1月22日に球根を植えたカサブランカが満開になりました、と写真を送っていただきました。

  大雪の日でした。途中高速道路が通行止め区間があり、一般道を迂回したりして、5時間以上かけて現地につき、しかも作業は午前中のみとなったのですが、その際植えたのが、ようやく花を咲かせたのです。

  「希望の庭」ではいま、ビニールハウスの移転が進んでいるそうです。高台に民宿が建設されることになり、これまでとは異なった範囲で運営をしなければならないようです。高台を譲れば見晴らしは悪くなるかもしれません。しかし、吉田さんの前向きなお気持ちには変化がなかったことが嬉しいです。これからも少しずつ、お手伝いしてゆこうと思っています。


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happajuku at 05:40|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 

2012年08月14日

葉っぱ塾のイネ、青年期へ!

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<8月13日の「葉っぱ塾の田んぼ」>


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<7月上旬の「葉っぱ塾の田んぼ」>


  オリンピックの熱戦が終わるのに合わせるかのように、季節が夏から秋へと移り変わろうとしています。そろそろ花が咲く頃だったのでは、と思い立ち、13日の朝、コシヒカリを栽培している田んぼを訪ねてみました。

  イネたちの背丈は刈り取るときと同じぐらいにまで伸びていました。葉っぱはまだ青々としていますので、人間でいえば「青年期」といったところでしょうか。


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<花が咲き始めた稲穂>


  イネに近づいて見てみると、穂が出始めているものがありました! 目を凝らすと、小さい白い花も咲き始めています。静かな田んぼの中にあっても、そこではいっときも休まずに生命活動が続けられ、イネたちは日々変化を遂げているのです。

  稲刈りまであと80日ほど。どんな収穫の秋を迎えられるのか。これからやって来る台風などが気になる季節でもあります。


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happajuku at 04:43|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2012年08月13日

【拡散希望】「森さぽ」にお力添えください!

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<子どもたちと一緒に遊ぶ「森さぽ」>


  8月6日に、第挟の「森の休日」参加募集を開始しましたら、わずか3日で、5回の募集枠全てが定員に達しました。こうした取り組みがどれだけ求められているのかを感じています。

  子どもたちに寄り添って一緒に過ごしてくださるサポート・スタッフ「森さぽ」を募集しています。

  第鬼にご参加いただいた方には、報告と参加申し込みのお願いをすでに郵送しています。資金が潤沢でない中のご連絡でしたので、再度郵送でお尋ねする余裕がありません。お早めに「何日参加できます」とのご連絡をお願いいたします。

  また、新たにご参加いただける方は、以下の募集要項を参照いただき、こちらにご連絡ください。



       □□ 福島の子どもたちのための短期保養プログラム □□

         「森の休日」のサポーター募集!


  “おとなも子どもも森で遊べ”をテーマに、長井市及びその周辺の自然を活用して活動を行っている「葉っぱ塾」では、県内のボランティア関係者のお力をお借りしながら、福島の子どもたちのための短期保養プログラム、「森の休日」を5月以降実施してきました。

  これは、放射線量の高い地域に住むストレスを少しでも解消し、リフレッシュしていただきたいという目的で行なっているものです。

  このプログラムを実施するには、現地でのサポートが必要になります。具体的には、野外活動の付き添い、子どもたちの遊び相手、お母さんたちの話し相手、一緒に夕食づくり、その他の活動の提供などです。2日間の連続でなくても、日帰りやパートタイム参加でけっこうです。

  参加者、とりわけ子どもたちは、短い時間を目一杯使って、生き生きと活動してくれるのがとても印象的です。サポーターは山形県民にかぎりません。福島の方や、山形に避難しておられる方など、福島の方々の心がわかる方大歓迎です。

  当面の実施日程は以下の通りです。    (会場はいずれも朝日町の「Asahi自然観」)
   。厳遑横菊〜26日
   ■昂遏。呼〜 9日
   9月22日〜23日
   ぃ隠扱遑隠各〜14日
   ィ隠扱遑横憩〜28日

  この活動へのサポーターとして登録していただき、ぜひ被災者支援の一翼を担っていただけたらありがたいです。開催日が近づきましたら手を挙げてくださった方々にご連絡し、参加の可否をお伺いいたします。「ボランティア保険」に加入の上、お申し込みください。

  【申し込み・お問い合わせ】 
葉っぱ塾 八木文明    090-5230−8819
e-mail happa-fy@dewa.or.jp
   ※お名前、ご住所、携帯電話番号をお知らせください。

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  ☆この「森の休日」の経費については「葉っぱ塾ボランティア支援募金」を活用しています。取り組みを長く継続できるように、募金にぜひご協力ください。

【葉っぱ塾ボランティア支援募金】
   ■郵便振替口座   02420−5− 19722
   ■加入者名      八木文明
    ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。


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happajuku at 05:43|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 | 週末保養「森の休日」

2012年08月12日

朳差岳、夏から秋へ

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<朳差岳のベース「奥胎内ヒュッテ」>


  10日、「奥胎内ヒュッテ」に前泊し、11日早朝ヒュッテを出発。朳差岳へと向かいました。「葉っぱ塾」の行事としては今回が2回目。

  参加者はTさんお一人でしたが、早くから予定を立ててくださっていたこと、私自身が忙しい1か月を過ごしていたことへのささやかなご褒美のつもりもあって、計画通りに実施しました。


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<深いV字谷に残る雪>


  奥胎内もこの冬は大雪だったそうで、8月中旬になろうというのに、深く刻まれた谷底にはまだ大量の雪が残っているのが見えました。


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<花盛りだったタカネマツムシソウ>


  きれいに刈り払われた山道は、最近の地元の方々のお仕事だったようです。登るだけでもたいへんな急登の路を、電動草刈機で刈り払う作業は大変なことだろうと想像し、頭が下がります。

  4時間あまりで大石山山頂。ここまではあまり高山植物は見られないのですが、この先は俄然風景が変わります。タカネマツムシソウが見られるようになると、稜線にはかすかに秋の気配が漂い始めています。


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<稜線上のお花畑>


  大石山から朳差岳までの道沿いには、見事なお花畑が広がっています。イブキトラノオ、タカネナデシコ、ミヤマアキノキリンソウ、ハクサンシャジンなどが、風に揺れながら咲き乱れていました。


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<朳差小屋と山頂>


  大石山と朳差岳の間には鉾立峰というピークが立ちはだかっています。そこを超えて最後の登りを詰めてゆくと、目の前に朳差小屋が見えてきます。山頂はそのすぐ背後です。


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<朳差岳山頂の三等三角点と祠>


  登山口を出発して6時間ほどかかって、私たちは朳差岳山頂に到着。標高こそ1636mと、飯豊連峰の中ではそれほど高くはないのですが、縦走する人にとっては北のゴールにあたるピークです。


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<秋の始まりを知らせるナナカマド>


  登っていれば汗をかきますが、止まって風に吹かれていれば肌寒いほどの気温の稜線を、一路頼母木小屋へと向かって、いったん大石山まで戻ります。

  ナナカマドの葉の一部は赤く転じたものがあり、その赤が、ひそやかに秋が入り込んできていることを感じさせます。


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<頼母木小屋から見た朳差岳>


  14時10分、その日泊まる頼母木小屋に到着。ここは、朳差岳の素晴らしい展望台でもあります。標高が1626mと、朳差岳よりもわずか10mほど低いだけです。

  堂々としたこの山容は、「日本二百名山」にふさわしいものです。高さだけではない、品格というものが感じられると言っていいかもしれません。


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<頼母木小屋の豊富な水>


  頼母木小屋の最大の特徴は、夏から秋にかけて、小屋まで豊富な水が引かれていることです。700m以上も離れた沢の水を、太いパイプをつないで引いてあるのです。暑い夏の日には、シャワーも浴びられそうな勢いある冷たい水に缶ビールを入れれば、10分もしないうちに飲み頃になります。こうした工事をしてくださって登山者の便宜をはかってくださることも嬉しいことです。


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<管理人さんの部屋の内部>


  昨年もお会いした管理人の気気鵑、夕食のあと、管理人部屋に招いて焼酎をふるまってくださいました。お盆のこの時期、10日間も山小屋の管理にあたられるそうです。「来週もガイドで来ます」と伝えましたら、「まだいるから」と笑顔で答えてくださいました。

  様々な用具が整理整頓され、プロパンガスも運び上げられていて、なかなか快適そうな部屋でした。


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<二日目の出発>


  翌朝は霧で、時おり小雨が降ってくる空でした。小屋の中で朝食を済ませ、身支度を整え、下山にかかる前に、管理人の気気鵑ら、Tさんと一緒に写真を撮っていただきました。

  このあとまもなく雨が降り始め、30分ほど雨具を着て歩いたのですが、その後は雨も上がり、青空も見えるほどの空になってゆきました。


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<足の松尾根のブナ林>


  この急峻な足の松尾根では数日前に下山途中の女性が転落し、ヘリで救助されたそうですが、そんな急斜面に、見事なブナの林が育っています。気がかりなブナ枯れは、こちらには影響が及んでいないようでした。

  奥胎内ヒュッテの皆さん、頼母木小屋の気気鵝△修靴鴇屋でご一緒し、お話しを伺ったみなさん、また、直接お会いすることはできませんが、登山道の保守管理をしてくださった皆様、ありがとうございました。天候はすっきりというわけにはいきませんでしたが、山に関わるいろいろな方々の思いをお聞きすることができて、有意義な山旅になりました。

  来週は、仙台A社のツアーがあります。厳しい山ですが、思い出に残る山旅になることでしょう。楽しみにお待ちしています。


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happajuku at 16:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 | 葉っぱ塾行事レポート

2012年08月11日

☆本日第2信 頼母木(たもぎ)小屋から

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<夕暮れの頼母木小屋>



 飯豊連峰最北端のえぶり差岳に登頂し、先ほど頼母木小屋に着きました。山はもう秋の気配が漂っています。

花は夏の終わりのマツムシソウがたくさん咲いています。明日の天気が心配です。


happajuku at 14:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 山旅の報告 

デュオ・ケーナルパCD第2集、お届けします!

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<デュオ・ケーナルパCD第2集『大地の詩』>


  弟たちの「デュオ・ケーナルパ」のCD第2集が完成しました。この「葉っぱ塾」につながる多くの方々からも、制作協力金を頂戴しています。心から感謝申し上げます。

  今年は名曲『コンドルは飛んで行く』が作曲されてちょうど100年目にあたるということで、第1集にも収められていたこの曲が、新しいアレンジで再び収録されています。

  また、「メキシコ第二の国歌」とも言われる『ラ・ゴロンドリーナ』も素晴らしいです。弟はCDのパンフの中で、「福島の原発避難市民への連帯の想いをこめて訳詩」と書いています。フランスがメキシコに侵攻したとき、捕虜となってフランスに連れていかれた医師、ナルシソ・セラデル・セビージャが、海を隔てた故国を思いながら作曲したものだそうです。

  一般の販売はこの秋になりますが、「葉っぱ塾」では先行して皆様にお届けできることになりました。お近くの方で手渡し可能な方は¥2800、郵送などでお届けの方は送料込みで¥3000をご負担ください。お送りした場合、代金は郵便振替となります。

  お友だちへのプレゼントにもぜひご利用ください。

  連絡は下記へ。

  【連絡先】 葉っぱ塾
    happa-fy★dewa.or.jp
     (送信の際は★を@に変えてください。)


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happajuku at 05:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) やぎりん、木星音楽団関連 | 本・CD・映画などのレビュー

2012年08月10日

山のお客様との交流

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<植物の実のイラストの包装紙>


  山のガイドをしていて嬉しいことの一つに、お客様からいただくお便りがあります。7月の上旬に大朝日岳1泊ツアーに参加してくださった北海道のお客様からお便りとお菓子が届きました。

  「ブログに掲載された写真を送って」というご要望でお送りしたことへのお返しでした。「ボランティア支援募金」にもご協力くださって、ほんとうにありがたいことでした。

  このときのツアーの別のお客様からもこの前にお便りをいただいていました。山小屋で一緒に泊まるということで、つながりが強まるのかもしれません。

  ツアーのほとんどのお客様は、全国あちこちの山を登っておられる方々です。すでに登った山のお話しをお聞きするのも勉強になりますし、これから登りたい山の計画をお聞きするのも楽しいもの。

  「百名山」をまわり終えたら、また異なる季節の山形の山においでくださると嬉しいです。


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happajuku at 04:50|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 

2012年08月09日

立ち上がる「災害復興学」〜コーディネーターとしてお手伝い

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<尾形さんとの打ち合わせ>


  大学が被災地の復興に向けて何ができるのか。学生たちが学ぶ新しい取り組みに、山形大学のY先生が着手されています。少しだけお手伝いをしていますが、昨日8日、Y先生と一緒に東松島に打ち合わせに行ってきました。

  先月一度私だけで概要を伝えに回ってお会いした方々と、この日は具体的な日程や時間の使い方も含めて打ち合わせしてきたのです。みなさん、お忙しい中ではありましたが、親切に対応してくださいました。

  若手の尾形さんは、震災直後からツイッターやフェイスブックを活用しながら、どのように支援のネットワークの広がりができあがってきたかを説明してくれました。情報をどう発信し、どんなキーワードで探し、どんな人とつながり、どんなことが可能になるのか。わくわくするようなお話しが聞けそうです。


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<小野仮設の人気キャラクター「おのくん」>


  小野駅前仮設住宅では被災された方々から、被災の状況やその後の生活についてお伺いしたいと考えています。辛い体験をされた方もたくさんおられ、心の傷に触れるようなことはお伺いしにくいと考えていますが、代表のTさんからは、「だいぶ時間もたったから、皆さん話してくれるよ」とかえってこちらに気を遣っていただいた感じです。

  Tさんたちが取り組んでいる「おのくん」の人気も上々とのことで、「材料の靴下が足りないよ」とぼやいておられました。


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<兵庫の中学生たちが訪問>


  ちょうど昼時にお邪魔したのですが、兵庫県加古川市の中学生たちが訪問していました。学校が有志を募ってやってきた二十数名は、手のひらに絵の具をつけて大きな布に絵を描いて、仮設の方々と交流していました。現地で1泊、往復夜行バスという強行軍。若い心が感じたことを、未来につなげられたら素晴らしいです。


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<東松島市役所での打ち合わせ資料>


  市役所では、「市民協働課」の課長さんと職員が対応してくださいました。市役所からは学生に向けて、市としての復興計画の進め方や、将来の街づくりについてのお話しをお伺いしたいと考えています。

  全国から47名もの「応援職員」が派遣されてきているということをお聞きしました。Y先生と車中で話したのですが、「復興」という大きな目標に向けて前進しようとすることの反映なのか、この街には何か「勢い」 のようなものを感じます。ひるがえって、自分の住むこの街はどうでしょうか? 私には物足りないように思われます。


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<「ジュリアン」のずんだプリン>


  市役所のあと、海苔養殖のOさんと打ち合わせ。そして、津波で破壊された大曲の浜を回りました。当初から見ればずいぶん片付いてはいますが、人々の生活が根底から破壊された爪あとはまだまだ迫ってきます。

  帰り道、市内の洋菓子店「ジュリアン」でお茶にしました。いつもいつもお心遣いいただいてかえって恐縮してしまいます。疲れた体に甘いものはほんとうに嬉しいものです。ありがとうございました。

  この秋、学生たちは3回被災地に通います。それに私もコーディネーターとしてお手伝いします。少しでも学びが深まり、若い力が多彩な支援活動の一翼を担うことにつながってゆくのであれば嬉しいです。

  8月8日は、語呂あわせで「葉っぱ塾記念日」としています。この日は尊敬する星野道夫さんの命日でもあります。そういう大切な日に、意義深い取り組みの準備に関われたことを喜んでいます。


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happajuku at 05:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 

2012年08月08日

立秋の祝瓶山へ〜今年も続くブナの森の異変

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<鈴振尾根途中から見えた大朝日岳>


  7日は、二十四節気のひとつ「立秋」でした。それに合わせるかのように、連日の猛暑にストップがかかりました。

  先月末の雁戸山に続き、この日は2回目の電波調査の方々のガイドで祝瓶山に行ってきました。登山道の要所要所で携帯電話の電波の強さを測定しているのだとのこと。通常の山のガイドと違うのは、「できれば山なんかに登りたくはないが、仕事だからしかたなく・・・」という人たちがお客様であるとう点です。


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<山頂のケルン>


  合流する場所へ移動途中、国道の温度計は19℃を示していました。山道を登ればそれでも汗をかきますが、風もほどよくあって、この日は順調に登ることができました。

  山頂に着いてみると、ケルンが積んでありました。公式の山頂標識のない山でしたから、こんなのがあれば、記念写真を撮るにもいいかもしれません。


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<ウエツキブナハムシの成虫>


  何だか虫がたくさん飛んでいて、体にまとわりついてきます。それは、ウエツキブナハムシの成虫でした。

  ここ数年、夏以降、ブナの葉の食害が広がっているのですが、終息することなく今年も拡大しているようです。


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<山頂の地面を覆う死骸>


  昼食にしようと地面を見ると、ブナハムシの死骸がびっしりと地面を覆っていました。食害に遭った葉を見てはいましたが、これほどの成虫やその死骸を見たのは初めてです。

  トンボが少ないのが気になりました。いるにはいたのですが、ブナハムシの数に圧倒されていました。トンボはこのムシを食べるのかどうか知りませんが、昨年も山のトンボが少ないという話を聞きました。私たちが知らないところで、生き物たちの連鎖に異常が起きているのではないかと気がかりです。


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<進む、ブナの葉の食害>


  下山の途中、注意して見てくると、ブナの葉だけが食べられているのが目に付きました。麓のブナではあまり気がつかなかったのですが、もしかすると、標高、つまり気温などと何か関連があるのかもしれません。


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<赤茶ける稜線のブナ>


  上の写真では、大朝日岳に向かう稜線の西側に生育しているブナが赤茶けてしまっているのがわかります。知らない人が見れば「紅葉?」などと思うのですが、紅葉ならもっと鮮やかです。

  豊かなブナの森に続いている異変。発せられているメッセージをどう読み取り、どう対処すべきなのか、私にはわかりません。黄金色に輝くような美しいブナの黄葉はもう見られないのでしょうか。


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2012年08月06日

山形のスクールインタープリター70名に!

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<屋外での実習〜山形大学で>


  4日は山形大学で、翌5日は南陽市内で、「スクールインタープリター養成入門講座」を開催しました。

  両日とも真夏の猛暑の中での講座となりましたが、参加者の皆様には全ての日程を無事に終えていただきました。


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<スクールインタープリター本番への準備>


  「スクールインタープリター」は、学校での環境教育のお手伝いをする人材養成の講座ですが、その内容は奥深いものが含まれています。

  単に、実技の技術を磨くということにとどまらず、参加者自身が地球環境の諸問題に関心を持ち、その解決のために行動してゆこうという提案をしています。


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<最後の「本番」実習中!>


  また、接する子どもたちに対しては、共に行動してゆく仲間ととらえ、子どもたちを積極的に受容しながら、本来持っている感性を一層伸ばせるようにという方針で講座が組まれています。


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<暑かった南陽市会場での屋外実習>


  昨年は大学生の参加が少なかったのですが、今年は盛り返しました。また、「葉っぱ塾」とさまざまなところでつながってくださっている皆さんからもご参加いただいて、両会場ともにぎやかな講座風景となりました。


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<誕生日の人もいて、みんなで昼食>


  南陽市の会場は、市のご配慮で、新しい施設を無料で使用させていただきました。こうした応援もほんとうにありがたいことです。

  5日にちょうど誕生日だった人もいた南陽市会場では、大きなテーブルを囲んでにぎやかに昼食。スタッフの大沼さんが、地元のスイカを差し入れてくださって、これも皆さんに喜ばれました。暑い夏にはスイカが似合います。


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<工夫をこらして実習準備>


  講座は、実習と講義を織り交ぜながら、子どもたちが意欲を持って取り組めるようなプログラムを、自分で作成し実行できるようになるよう配慮されています。いろいろなアクティビティを体験するネイチャーゲームの講座とは大きく異なっています。

  今後は、4年連続で開催した山形県内の講座で誕生した70名のスクールインタープリターの連絡組織を整備し、交流や研修を深めてゆけるように努めてゆくことが課題となっています。

  参加してくださった受講生のみなさん、遠くからおいでくださった講師の方々、そして会場使用などについてご支援くださった山形大学や南陽市に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。


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happajuku at 06:15|PermalinkComments(2)TrackBack(0) スクール・インタープリター | 葉っぱ塾行事レポート

2012年08月05日

ムクゲ咲く夏の日に

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<湧き立つ入道雲>


  連日の猛暑です。みなさんのところはかがですか? ここ数年、梅雨明け後の天候ががすっきりしなかったり、梅雨明けそのものがなかったりという年もあったりでしたが、今年は7月26日に梅雨明けしてから、いわゆる「梅雨明け十日」の安定した夏空が続いています。

  山小屋の管理人をしている知人の情報では、この暑さで、山小屋に日没前後にようやく到着する登山者も多いとのことでした。ペースが保てず、予想以上に時間がかかっているということなのでしょう。


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<白花のムクゲ>


  わが家の玄関前のムクゲが、今を盛りと咲いています。鳥海(とりのうみ あきこ)さんの『誕生日の花と短歌365日』でこの花は7月26日のところに載っていて、「デリケートな美、柔和」という花言葉が紹介されています。

  添えられた短歌は、

     おのずから今日をえらびて咲きにけり

       いちにち花よ 白いムクゲよ


とあります。一日花のムクゲは、咲き終えた花を惜しげもなく地面に落としながら、夏の間じゅう次々と花を咲かせてゆきます。「無窮花」といわれるのはそういうところからつけられた名前でしょうか。


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<桃花のムクゲ>


  玄関の脇には桃色のムクゲもあります。青い夏空に映えてなかなか見事です。たった一日しか咲かない花であっても、一つひとつ手抜かりなく美しい花。全てのことに惜しみなく心をこめよと教えてくれているようでもあります。

  ずっと準備をしてきた今年の「スクールインタープリター養成講座」。昨日は山形大学会場での開催でした。今日、南陽市での開催で、大きな大きな一仕事が終わります。胃が痛くなるような思いをすることもある講座の準備ではありましたが、今日で一段落します。


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happajuku at 04:31|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2012年08月04日

英知問われるクマへの対策

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<春季捕獲の許可頭数>


  2日、今年度第1回目の「特定鳥獣保護管理検討委員会」が開催されました。私は自然保護団体を代表する委員となっていて、出席してきました。

  今年は春先からクマの目撃情報が相次ぎ、昨年の3倍ほどにもなっていて、6月には私自身、朝日連峰の山中で、クマに遭遇しています。

  高畠町の牛の餌置き場、そして、尾花沢のスイカ畑へのクマの出没は、全国ニュースなどにもなり、注目を集めていました。私が所属する日本熊森協会の森山会長が、山形まで駆けつけてくださり、様々な対応をしていってくださいました。そんな中での委員会の開催だったこともあってか、会合には取材陣も多く来ていました。

  この会合に出るのは気が重いというのが本音です。一番の話題が「今年度の県内でのクマの捕獲上限を何頭にするか」ということだからです。今年度は230頭となりました。またそこには「春季捕獲」での89頭が含まれています(上の写真)。すでに春季捕獲は終わっていて、68頭のクマが捕殺されています。全国的にみても飛び抜けて多い数字です。

  日本熊森協会の森山会長が県内を回ってくださったときの状況を私に知らせてくださった中に、「畑の防除がほとんどなされていない」ということがあげられていました。

  山間部にまで果樹園や水田が入り込んでいるにもかかわらず、無防備なばかりか、クマを誘引するかのように、餌になるものを放置しておくところも多いのが実情です。高畠町の例では、町が何年か前から「このままではダメだ」と、防護柵の設置を求めてきていたのに、それがなされてはこなっかったと役場の方からお聞きしました。

  こうした対策を農家だけに負担させるのはやはり無理があると思います。県や町の助成もあるようですが、たとえば高畠町の場合は最高で5万円までの助成だそうです。これでは農家の負担は大きく、経営を圧迫することは目に見えています。

  私は毎回のようにこの会合で言うのですが、何頭まで捕らえるかなどということを論ずるのではなく、どうしたら被害を防ぐことができるのか、クマの出没の背景には何があるのか、ということについての話し合いにならなければ、問題の解決にはならないでしょう。モグラたたきのようなものです。

  マスコミの報道の仕方も底が浅く、目先の問題にしか焦点が合っていません。クマがたくさん棲んでいるこの山形の地にふさわしい共生のあり方を、本気で探るべきではないかと私は考えています。人間の英知が問われているのです。


※今回のようなクマに関する記事を書きますと、時々、どこのどなたかわからない人からの「誹謗中傷」のようなコメントをいただきます。このブログは、議論をする場とは考えておりません。「自分と考えが違う」と思われた方は、どうぞスルーしてくださるようお願いいたします。ご自身の意見はどうぞ外に向かって堂々と発表なさってください。



happajuku at 04:29|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ | 日本熊森協会関連

2012年08月03日

「葉っぱ塾」育ちの若き俳優たち

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<公演の立て看板>


  ブログのタイトルだけ見ると、「葉っぱ塾」は倉本聰さんの「富良野塾」のような俳優養成の場、みたいですが、そうではないことをあらかじめお断りしておきます。

  「葉っぱ塾」の行事に家族ぐるみで何度も参加してくださったFさんから、「子どもたちが朗読劇に出演します」とご案内をただいていました。

  『夏の雲は忘れない』という朗読劇は、以前『この子たちの夏』を上演していた女優さんたち有志が全国を巡りながら演じているものです。そこに、地元の子どもたちの出番も作られていて、Fさんの3人のお子さんも舞台に上がることになったのです。


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<会場入り口で見た十四夜の月>


  会場となったのは、山形市のシベール・アリーナ。作家の井上ひさしさん縁の川西町にある遅筆堂文庫の分館のような性格もある小さなホールです。

  7時前に会場に着きましたら、十四夜のほぼ真ん丸い月が、東の蔵王の山から出てくるところでした。ソフトクリームを食べながら、しばしお月見。


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<パンフレットの表紙>


  まもなく、8月6日ヒロシマ、9日ナガサキの日がやってきます。今年はオリンピックの最中で、あまり注目されないのではないかと気がかりではあります。

  あの67年前の夏、人々の頭上で炸裂した原爆の惨状を、生き残った人々が文章や詩として残しておられます。この朗読劇は、それらの中からいくつかを取り上げ、映像とともに6名の女優と7名の子どもたちが協演するという形の公演になっています。

  Fさんのお子さんたち3人は、地元の子ども劇団でも活動していますので、読み方も声量もしっかりしていて、すばらしい演じぶりでした。「葉っぱ塾」で遊んだ子どもたちの成長と活躍をこうして見ていられるなんて、感無量です。


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<若き「俳優」たちと終演後に>


  終演後、楽屋に案内していただき、若き「俳優」たちとご対面。上演を終え、上気した表情の三人と一緒に写真に収まりました。

  彼らにとっては遠い歴史の中の一こまにしか過ぎないかもしれないヒロシマやナガサキ。しかし、今回こうして舞台に立つという稀有の体験の機会を得たことは、一生の宝物になるでしょう。会ったことのない人々や世界の歴史と、細いけれどしっかりした「糸」でつながった、ということでしょうか。

  その「糸」をたぐり、世界を自分のほうに引き寄せて、大きな視野を持った人間に成長していってほしいと願っています。


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happajuku at 05:38|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2012年08月02日

アサガオ咲く夏の朝

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<Heavenly Blue>


  玄関脇の軒下でアサガオが咲き始めています。手元の『誕生日の花と短歌365日』(鳥海昭子著)を見ていたら、8月1日の花として紹介されていたのがこのアサガオです。鳥海(とりのうみ)さんの短歌は、

   去年(こぞ)の種こぼれてのびるアサガオの

      今朝空色の五つ数える


とあり、花言葉は「愛情の絆」と紹介されています。

  小学生にとっては夏の宿題と密接につながる花でもあるのではないでしょうか。白い壁を背景に、朝陽を受けて涼やかに咲いていました。


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<公園でのラジオ体操>


  山の行事でせわしかった7月は休んでいたジョギングに、久々に出かけました。直射日光を避けて、商店街を南北に通る道の日陰を選んでゆっくり走ると、それほど暑さも感じません。

  「白つつじ公園」脇を通りましたら。ちょうど子ども会のラジオ体操が行なわれていました。子どもたちが小さかったころは一緒に参加したものですが、それももう遠い思い出です。


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<「希望のヒマワリ」>


  草ぼうぼうのわが家の畑まで戻ると、「希望の庭」の吉田さんからいただいてきたヒマワリがくっきしりた青空に背伸びしていました。汗をかいたついでにと、周りの草を少し抜いてあげると、ヒマワリが深呼吸でもしたかのように感じられました。うるさい雑草たちと張り合うのは気疲れだったかもしれません。

  きょうは「水無月十五日」。満月です。8月は31日にもう一度満月がやってきます。それぞれの土地で、どんな満月が見られるでしょうか。

  朝起きてみたら、体操の内村選手が個人総合で金メダルとのニュース。胸に満月のようなメダルを下げた写真が踊っていました! おめでとうございました。


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happajuku at 05:29|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ブナの森の四季