2013年01月

2013年01月31日

☆★霧氷と樹氷の蔵王ライザ〜スキー授業のお手伝い

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<霧氷のカラマツ林>


  30日は、2回目のスキー授業のお手伝いで、蔵王ライザスキー場へ。朝、明るくなる頃まで強風が吹き、雪も降っていたのですが、バスでゲレンデに着いたころには風もおさまり始め、雲も少しずつ動いてました。高気圧が西から張り出しつつあって、天候はゆっくり回復傾向。ただ、気温は低く、駐車場付近がー8℃ほどでした。

  周囲のカラマツの林は見事な霧氷をまとい、私たちを静かに出迎えてくれました。


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<日が差し始めた樹氷原>


  リフトを2本乗り継ぐと、標高は1450m。気温はー10℃。時折吹いてくる風は刺すように冷たいものでした。雲の切れ間から青空がのぞくようになり、樹氷原にも光が広がってゆきました。


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<元気いっぱいの生徒たち>


  この日の生徒たちは1年生。日が差して一面に広がっている樹氷の見事さに、感激していました。前回の2年生のときと同様に、樹氷をバックに写真を撮ってあげました。こうした学校活動の場面での写真というのはなかなかないものです。

  朝のバスの中で班の名簿を渡されたとき、8名の生徒の名前を全部暗記して顔合わせしたのですが、びっくりしていました。それもそうですよね、なにせ初対面なのですから。胸につけた番号で呼ばれるよりは気分がいいのではないでしょうか。短い時間のお付き合いだったのですが、小さなことが人間関係を円滑にしてゆくようです。


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2013年01月30日

☆★厳寒の朝の風景

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<最上川と朝焼けの空〜松川橋>


  28日の朝は、前日からの好天が夜も続き、放射冷却となりました。気温はー10℃ほど。ジョギングしていると髭やまつげも凍るほどの寒さとなりました。

  まだ完全に夜が明け切らないうちに家を出てゆっくり走ってゆくと、次第に明るくなってゆきます。太陽が顔を出すしばらく前の空の色が好きです。


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<冬の朝日〜長井市今泉>


  途中で日の出。屋敷林や河川敷の木々のシルエットがなかなか素晴らしい。どこにでもある田園風景が、特別な風景に見えるから不思議です。


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<雪に覆われたアスパラ畑〜長井市泉>


  場所によって低い霧が出るところがあります。夏場、農家の方がアスパラを採っておられる畑は、その支柱だけが1mほどの雪の上に突き出ていました。

  渋滞する通勤の車とは逆方向にゆっくりと戻ってきました。


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2013年01月29日

☆★「広野観音」〜置賜三十三観音第22番札所

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<「広野観音」を示す石柱>


  日中ほぼ全部を除雪作業に追われた日曜日、置賜三十三観音の第22番札所の「広野観音」を訪ねました。

  これまで訪ねた観音堂が石段を登っていった小高いところに建っていましたが、ここは石段もなく、平地にあります。すぐ隣がここ白鷹町広野地区の公民館「広翔館」です。


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<どっしりした観音堂>


  石段はありませんが、入り口の石柱から杉木立の参堂があり、その奥にどっしりした風情の観音堂があります。周りがプラスチックボードで囲われているのは、雪囲いということなのか、あるいは建物の保全のため、通年のものかは不明です。

  観音堂の建立は宝永2(1705)年とのことですので、これまでみたいくつかの観音堂よりも古い建造物ということになります。


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<観音堂内部>


  お堂の内部を覗くことはできましたが、秘仏とされるご本尊の「聖観世音菩薩立像」は見ることはできません。ガイドブックによれば、左手に「包帯」を巻いている像だとのことで、手の病にご利益があるとされているそうです。


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<彩色された銅鑼>


  見上げると大きな銅鑼があり、彩色されたもののようでした。太い綱を引いて銅鑼を鳴らし、手を合わせました。去年の除雪で痛めた肩まではご利益はないものでしょうか。


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<「蚕國宮」と刻まれた石碑>


  お堂の脇に「蚕國宮」と刻まれた自然石の石碑がありました。長井市もそうですが、ここ白鷹町も、昔から養蚕が盛んなところでした。この広野観音は、最上川右岸にありますが、すぐ前の県道を通って最上川にかかる「睦橋」を左岸に渡ると、「蚕桑(こぐわ)」というフラワー長井線の駅があります。

  昔はこのあたりにも、桑畑がたくさんあったのでしょう。蚕を飼っている農家の方々のよりどころであったのかもしれません。


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<「睦橋」から見た最上川と葉山連山>


  広野観音をあとに「睦橋」まで来ると、いつもは南西の方向から見ている葉山の連なりを、北東の方向から見ることになります。冬の午後遅くの鈍い光をわずかに反射して、山々は眠っているように横たわっていました。


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2013年01月28日

☆★吹雪から一転、除雪日和〜「おのくん」は雪で遊ぶ

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<落雪が私道をふさぐ>


  土曜日(26日)の吹雪から一転、日曜日は穏やかな天候になりました。高い山にはまだ雪雲がかかっていましたが、里では気温も少し上がりました。

  気温が上がると、雪止めをしていないわが家の屋根の雪が落ちます。敷地の中に落ちる分にはいいのですが、ここは、奥に住む人の家に通ずる私道です。昨日の落雪で、いっきに埋まりました。

  屋根からの雪は、締まった雪ですので、降ったばかりの雪に比べると遥かに重いものです。先のウォーター・インタープリター養成講座で雪の密度を調べる実習がありましたが、降ったばかりの軽い雪が0.1g/立法センチ程度の密度であるのに対し、しっかり締まった雪は0.5前後もあり、同じ体積で5倍にもなるということです。


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<除雪完了!>


  昼ごはんを食べようかというときの落雪を除雪するのに、小一時間。この日は、ここで2回、そして別の場所も時間を変えてあちこち落ちました。朝から夕方まで、ほとんど除雪作業だけで、歩数は23000歩にもなりました。除雪から解放される家というものを考えないといけません。「トレーニングだ」などと言っていられるのはあと何年でしょうか。


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<雪穴で遊ぶ「おのくん」>


  今回の雪は、太平洋側の石巻や東松島でもかなり降ったということで、友人に電話で尋ねてみたら、30センチほどあったそうです。向こうでは、さらっと降ることはあっても、30センチも積もることは極めて珍しいそうです。

  フェイスブックに、雪遊びする「おのくん」が紹介されていましたが、それを見たわが家の「おのくん」も、遊びたいと言い出しました。屋根から落ちてうずたかくなった雪に穴を掘って、蜜ろうそくを灯してあげました。君も今度は除雪を手伝ってほしいな。


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2013年01月27日

☆★「葉っぱ塾ボランティア募金」第五次報告〜心からの感謝をこめて

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<21日朝のわが家の軒先>


  ■2011年5月以降呼びかけてまいりました「葉っぱ塾ボランティア支援募金」には、120名を超える個人、団体からご協力をいただいております。2012年5月以降は、いただいた募金の大部分を、「森の休日」と名づけた、福島の子どもたちや家族のための週末保養の取り組みに使わせていただいております。おかげさまで、この取り組みは2013年も継続開催できる見通しとなりました。
 
  震災や原発事故から時間が経過するにつれて、次第に支援の機運が下火になる中で、この募金に継続的にご協力いただいていることに、心から感謝申し上げます。

  被災地の状況は、まだまだ復興にはほど遠い面があります。募金が続く限り、「森の休日」をはじめ、被災された方々へのさまざまなお手伝いを継続してまいります。引き続きご支援くださいますようお願い申し上げます。


【葉っぱ塾ボランティア支援募金】

 
     ■郵便振替口座    02420−5− 19722


     ■加入者名       八木文明

 
      ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。



【第5次会計報告】

<収入> ¥ 979,920   (累計 3,014,290)
      □ 第四次報告段階残金 ¥  429,320
   (2012年10月31日まで)
      □ ボランティア支援募金 ¥  550,600
   (2012年11月1日以降)
      

<支出>   ¥81,535   (累計 2,115,905)
            (201211月1日〜12月31日まで)
   
・「子どもキャンプ」参加費補助   ¥24,000
    福島の子どもたちのための保養キャンプ

・避難者への直接の支援       ¥37,526
   東松島、陸前高田、福島の被災者等への物資提供

・事務的経費             ¥20,009
    宅配便送料、郵送費、手数料、ガソリン代等

  ※繰越し金  ¥898,385 は、2013年春からの「森の休日」の実施、陸前高田「希望の庭」支援、東松島小野仮設住宅等の支援のため活用予定。年内の必要経費はおよそ120万円と見積もっています。



  【現在「葉っぱ塾」が関わっている支援活動】

   (‥腓了劼匹發箸修硫搬欧里燭瓩
              週末保養「森の休日」

   ∧‥腓了劼匹發鮠靴い討痢峪劼匹皀ャンプ」

   E貍湘膸圈崗野仮設住宅」のお手伝いと
        市民の方々との交流

   のα姐眦鳥圓竜氾沈技劼気鵑進める
      「希望の庭」のお手伝い




★ボランティア支援募金・物資等協力者(五十音順) 
               (2012年12月31日現在)
 ※敬称の省略ご容赦ください。

荒木順一
荒谷 瞳
有川雅代
飯澤雅子
飯田友子
池田玲子
石本昭子
石綿木綿子
市川紀子
伊東菊子
井本哲子
植木靖枝
上田健治
ウォン・ウィンツァン
衛藤和子
大石栄子
大澤貴代子
岡崎洋子
奥井勝子
長田志野
小山田雅俊

螺澤智子
柏木夫美
門田晴美
神尾康彦
上村ひでみ
掃部関克子
川副寿子
岸野恵子
北見北交ハイヤー
草刈隆二
熊谷幸三
熊森協会滋賀支部
黒澤玲子
小池賢佑
古賀恭子
後藤仁美
小西信子
小林正生
小林裕子
小松賢一

齋藤美智子
齊藤 都
笹岡栄子
笹浪智子
笹林 修
笹林陽子
佐藤志乃
佐藤澄子
佐藤真由美
佐藤安子
佐野友美
佐野 浩
佐野佳江
三陽製作所
塩森真知子
志賀洋子
庄子和子
新森厚子
末永久貴
菅原元彦
鈴木辰郎
鈴木珠子
鈴木智子
鈴木真人
砂田博子

高垣真理子
高久典子
高橋京子
高橋その子
高橋まゆみ
宝塚文芸の会
田口智子
竹田容子
竹野 昇
立石珂瑠子
立石憲章
田中左起子
田邊義隆
谷 雅子
田原恭子
デュオ・ケーナルパ
常盤峻也
栃木悦子
富澤千鶴子
戸室久美子

中崎明子
長山雅子
なごみ庵
成瀬敦視
新野晃敏
新野祐子
西村由紀子
日本熊森協会
野口あすか

橋本美佐子
馬場勇次
浜田千晴
早川郁子
原田加矢乃
平井正行
平尾博美
福山晶子
藤田えり
星野直子
堀井真由美

前川光代
桝野正博
町田よし子
松嶋和枝
丸川寿美子
水口雅夫
望月成美
森知津子

八木健介
八木康史
山口啓子
山田幹夫
山野英雄
葉 祥明
吉永小百合
吉野 諸
吉原敦子
義本伸子

我妻いづみ
渡辺政成
和田 廣
和田みさ子


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2013年01月26日

☆★雪、たくさんの言葉〜星野道夫さんのエッセイから

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<朝の長井葉山〜21日>


  昨日の朝霙(みぞれ)が降り始め、次第に気温が下がって、昼前には本格的な雪になりました。数日よい天気が続きましたが、なかなか簡単に春はやってきません。

  星野道夫さんのエッセイが大好きで、もう何度も読み、そのたびに付箋が増えてゆくのですが、『イニュニック(生命)』の中に、「雪、たくさんの言葉」というエッセイがあります。

  日本語には、雪の状態をあらわすのに「粉雪」、「ざらめ雪」、「湿り雪」などがありますが、みな、「雪」は使われています。英語では「snow」という言葉があります。しかし、エスキモーの人たちの言葉にはこれにあたる単語がないそうです。そのかわり、様々な状態の雪に別々の単語があるというのです。

  アピ・・・地面に積もった雪

  クウェリ・・・木の枝に積もる雪

  プカック・・・雪崩を引き起こす雪

  スィクォクトアック・・・一度溶けて再凍結した雪

  ウプスイック・・・風に固められた雪

  雪や氷が、生活の中に極めて重要な位置を占めていることから、このように豊かな表現が出てきたものでしょうか。

  山形の今朝は「アニュイ」(降りしきる雪)です。昨夜一度除雪したところにはもう25センチほど積もっています。さてこれから、朝のトレーニング代わりの除雪作業です。

  今日も一日、お元気で。
 

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happajuku at 05:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 本・CD・映画などのレビュー 

2013年01月25日

☆★好天の蔵王ライザスキー場〜スキー授業のお手伝い

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<蔵王ライザスキー場駐車場から見た月山>


  毎年依頼されている高校のスキー授業のお手伝いで、24日は蔵王ライザスキー場に行ってきました。今年最初のスキー授業は好天に恵まれました。

  前日からの好天がこの日帰るころまで続きました。朝、駐車場に着いたときは、月山や朝日連峰が見えていましたが、少しずつ雲がかかり始めてました。


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<樹氷をバックに記念写真>


  この日担当したのは、2年生の女子9名の班。昨年もやっていますので、行動も早く、「雪国女子」らしい滑りを見せてくれました。

  あまり天気が良いので、樹氷をバックに彼女たちの記念写真を撮りました。ゴーグルしていてわからないかもしれませんが、美人ぞろいでした。


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<青空に映える樹氷>


  昼休みの間、一人で樹氷原まで行って写真も撮ってみました。青い空に生える樹氷は一番見ごたえがあります。ただ、この冬は、雪が少なめなので、樹氷の出来栄えとしてはもうひとつといったところです。

  穏やかな好天も、夕方には崩れ始めました。

  今日25日は旧暦で「師走十四日」。赤穂浪士の討ち入りがあったのは、この日です。満月の前の日の夜だったのですね。雪が降っていたということですが、空には月の明かりがあったのではないでしょうか。


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2013年01月24日

☆★熊野山ミニ・トレッキング

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<雪の中の熊野神社>


  朝は霧に包まれていた長井市内でしたが、午前中の用事を済ませて外に出ると、まぶしいばかりの太陽でした。

  大寒の時期のこんな天気はもったいないと、昼食後、スノーシューを車に積んで、長井市営の「道照寺平スキー場」へ。

  ゲレンデの脇を登って稜線に出ると、夏とは違って、あちこちから下界の眺めがよいので嬉しくなります。標高595mにある熊野神社まで小一時間。このあたりの積雪は150センチほどでしょうか。


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<蛇行する野川>


  野川の流れが、この時期はくっきりします。長井の街がこの野川の扇状地の上に成立するまでには、先人たちのさまざまな工夫がなされて、水害とうまくつきあってきたことがわかっています。


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<ニホンカモシカの足跡>


  他の人が歩いたスノーシューのトレースも熊野神社とそのそばの第一展望台まで。このあたりの最高点はそこからさらに進んだところです。

  雪面には、動物の足跡がたくさんついてました。これは真新しいニホンカモシカ。ついさっき通ったばかりといったところでした。


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<リスの足跡>


  こちらはリス。大きな木の手前で足跡が消えていたりします。木に飛び移って、上からじっと見下ろしていたのかもしれません。


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<白鷹山>


  北東方向には白鷹山。長井市から白鷹町の平野部を前景にして、堂々と構えています。この山は山形県では最も古い火山であると言われています。


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<祝瓶山>


  この日の圧巻は祝瓶山。この熊野山からだと、手前にある長井ダムと一緒の風景に入ります。この山を、長井の街中からは見ることができないのがつくづく残念です。

  天候は良かったものの、空気は締まっていました。春真っ先に咲くというマンサクのつぼみもまだ固く閉じていました。

  中学生たちのスキー授業で賑わうゲレンデに戻り、この日のミニトレッキングを終えました。


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2013年01月23日

☆★「五十川観音」〜置賜三十三観音第31番札所

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<雪景色の「五十川観音」>


  先週、小雪の降る朝のジョギングで、置賜三十三観音の第三十一番札所である「五十川観音」を訪ねてみました。「五十川」と書いて「いかがわ」と読みます。

  五十川は、長井市がその北側の白鷹町と接する地域で、最上川をはさんだ右岸(東)に「東五十川」が、左岸(西)に「西五十川」があるのですが、この「五十川観音」は東五十川にあります。

  先に紹介した「森観音」の北東およそ1.5キロのところにあります。昔の国道をたどって東五十川の集落に入ると、観音堂の入り口になるところには、「當国三拾一番観世音」と達筆で書かれた石柱が立っています。ここから旧国道をそのまま50mも進めば白鷹町に入ります。

  石段を2つ登ると杉木立となり、登りつめると、開けた平坦地に観音堂が静かに立っていました。幾度かの火災に遭い、今の観音堂は1759(宝暦九年)に再建されたものだそうです。


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<「大悲閣」と読める額>


  雪に踏み跡がありました。こんな時期にも訪ねる人があるようです。正面の石段を登ると、「大悲閣」と書かれた大きな額が掲げてありました。人々の様々な悲しみを受け止め、慰めてくれるということなのでしょうか。ご本尊は「聖観世音菩薩像」とガイドブックにはありましたが、拝顔することはできませんでした。

  この額の上には見事な竜の頭部の彫り物がありましたが、お堂をめぐると、十二支の彫り物を見つけることができるそうです。見事な彫刻でした。


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<明治の頃に奉納された絵>


  明治25(1892)年と書かれた鮮やかな色彩の絵が掲げられていました。色の修復はあとから施されたもののようですが、お座敷で楽しげに舞い踊る女性たちの姿が描かれていました。観音堂のお祭りのときの様子なのかもしれません。

  貧しかったであろうこの時代に、数百年の雨風に耐える建造物を建てるということは、財政的には大変な負担であったことでしょう。しかし、あえてこうしたお堂を建てた背景には、自然に対しての人間の謙虚さがあったのではないでしょうか。


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2013年01月22日

☆★「おのくん」、小百合さん、ボランティア支援募金

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<まだ朝焼け残る大朝日岳〜国道348号から>


  21日の朝はしばらくぶりに穏やかに晴れました。朝の光でやや赤みを帯びた大朝日岳に見送られて、東松島へと向かいました。


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<お届けした綿>


  東松島の小野仮設住宅で作られている「おのくん」の材料を、「ボランティア支援募金」を活用して買いためていましたので、それを届けてきたのです。綿は私が住む街の百円ショップに何度か足を運びました。おじさんが手芸用の綿を買うなんて、ミスマッチだったかもしれません。

  小野仮設ではこの前日の日曜日、仮設あげての「大感謝祭」が開かれたそうで、大勢のボランティアと住民が参加し、賑わったそうです。宴の後のまったりした時間が流れているようでした。


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<カラフルな靴下も>


  靴下は、生協のカタログにあったカラフルなものを注文しておきました。どんな「おのくん」ができるか楽しみです。


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<「おのくん」スタッフに小百合さんTシャツをプレゼント>


  先日吉永小百合さんから届けられたTシャツを、「おのくんスタッフ」へのおみやげとしました。この日集会所にいらした3人に着ていただき、すまし顔で記念写真。「いつか吉永さんにもここを訪ねてもらえたらいいですね」などと夢を語ってきました。


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<昨日里親に引き取られた「おのくん」たち>


  せっかく行ったので、「おのくん」7人を預かってきたのですが、途中で立ち寄った山形市で、一挙に5人引き取られることになりました。大事に育てていただけそうです。


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<現在わが家で待機中の「おのくん」>


  ということで、現在わが家では2人の「おのくん」が、里親募集中です。大きさの参考にと「金麦」を置いて写真を撮りました。「金麦付き」ではありませんのでお間違えないように。

  「葉っぱ塾」で呼びかけてる「ボランティア支援募金」は、こんなふうにも活用しています。ご協力いただける方は、下記の郵便振替口座からお願いいたします。

【葉っぱ塾ボランティア支援募金】

     
    ■郵便振替口座    02420−5− 19722

   
    ■加入者名       八木文明

   
     ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。


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2013年01月21日

☆★ウォーター・インタープリター養成講座で講師を務める

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<市販されている水>


  先週第1回の講座が開催された「ウォーター・インタープリター養成講座」は、20日が2回目でした。

  午前中は、水のことに詳しい佐藤五郎先生から水質と景観という二つのテーマで講義がありました。水の中に含まれる成分によって「軟水」と「硬水」とに分けられるのですが、私たち長井市民が水源としている野川(最上川の支流)は、やはり軟水でした。

  軟水は、汚れがよく落ちるとか、料理のうまみを引き出すということも教えてただきました。また、水の「うまさ」の表現についての成分との関連も、なかなか興味深くお聞きしました。


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<解かした雪のpHは?>


  実習として、雪を解かしてpH(酸性・アルカリ性の程度)を測定してみました。微妙な色の変化から判定するのですが、この日の雪はやはり「弱酸性」でした。


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<簡易立体地図づくり>


  午後は、私が講師を務めました。私に与えられていたテーマは「水源地域の保全と環境」というものでした。「葉っぱ塾」が主なフィールドとしている朝日連峰について、いろいろな観点から眺めていただく準備をしていました。

  上の写真は、平面の地形図から簡易立体地図を作成しているところです。この受講生の男性は80歳とのこと。この年齢になってもなお学び続けるということは素晴らしいことです。


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<「生態系」ってなに?>


  高校の生物の授業のような場面もありました。生態系という概念をしっかり持つということは、自然をテーマとしてのインタープリターには必須の条件だろうと考えています。私たち人間も、他の生物と同じように、生態系の一員であることを忘れないでいたいものです。


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<アクティビティの説明中>


  子どもたちや、一般の方々にわかりやすく伝えるための技術も大切なことです。適切なアクティビティを取り入れて、五感を使って理解するお手伝いをするのもインタープリターの重要な役割です。ちゃっかり「スクールインタープリター養成講座」の宣伝もしてきました。

  充実した「大寒」の一日となりました。


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happajuku at 05:28|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ | グリーンツーリズム

2013年01月20日

☆★福島市を訪ねて(3)〜気にかかる子どもたちの未来

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<少年野球募集のポスター>


  「はもる」を出て駐車場に向かう途中、少年野球チームのメンバー募集のポスターが貼ってあるのをみつけました。カラーの立派なポスターだな、と単純に思っただけだったのです。

  よく見ると、そのポスターに、放射線量が載っていました。4行目に「0.2μSv/時」とあります。福島ならではのポスターということです。気になったのは、「0.2μSv/時」を、「これぐらいしかありませんよ」という意味で使っているように思えたことです。

  それともう一つ。左側の写真は、道路の清掃作業をしているようです。チームでボランティア活動に取り組んでいるとのことなのでしょう。これが原発事故の前なのか、後なのか。もし後なのだとすれば、子どもたちがマスクもせずに粉塵を吸い込む可能性のある作業をすることに問題があるように感じました。


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<バロンさんと宮坂さん>


  ランチのときから一緒に動いていた東京からの二人は、私を案内してくださったAさんが、お子さんの通う保育園での公演を依頼していた、バロンさんと宮坂さんというアーティストです。

  バロンさんはウクレレの演奏に加え、タップダンスやアクロバチックなパフォーマンスも披露し、ウッドベースの宮坂さんとともに、小一時間、子どもたちと交流したのです。


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<子どもたちも保育士さんもノリノリ>


  年長さんから、まだ2歳になるかならぬかの幼い子どもたちまでいましたが、体を動かし、手をたたき、大いに笑ってこの時間を楽しんでいました。

  Aさんは、外で思う存分遊べない子どもたちに、室内であっても思いっきり楽しんでほしいと願って、この企画を園に持ち込んだそうですが、その思いは見事に子どもたちに伝わったのではないでしょうか。


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<「茶室」にあった掛け軸>


  この保育園は、私が年末にリンゴを届けに行ったところですが、一人の保育士さんが、「とってもおいしかったです」と声をかけてくれました。

  二人のパフォーマンスの後、園長先生のお手前で、「茶室」で表千家の流儀でお茶の振る舞いを受けました。年長さんたちは、一年の間に何度か園長先生からの茶の湯の指導を受けるとのことで、卒園前には立派にお茶をたてられるようになるそうです。すばらしい情操教育です。

  「閑坐して松風を聴く」と読める掛け軸がありました。松風とは、釜から聞こえてくる蒸気のしゅんしゅんという音のことだそうです。外は福島にしては珍しい大雪が降っていました。

  たくさんの子どもたちがこの福島で暮らしています。その子どもたちの未来に、原発の事故が暗い影を落としていることは明らかです。どうか子どもたちの命を最優先に考えた対策が講じられ、親たちも、先生たちも希望を失わないようであってほしいと願いながら、福島をあとにしました。

  Aさん、ご案内ほんとうにありがとうございました。


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2013年01月19日

☆★本日第2信 福島市を訪ねて(2)〜市民を支える民間の活動

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<駅近くにある「市民放射線測定所」>


  駅近くにあるAさんお勧めのレストランでランチに入りましたら、午後一緒に保育園に行くことになっている、東京からのゲスト二人も居合わせました。

  ランチの後4人で行ったところは、まずは「市民放射線測定所」。駅にほど近い繁華街のビルの1階にあり、とても明るい場所でした。Aさんは以前、ここでお手伝いをしていたそうです。


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<ホールボディカウンターが設置>


  ここでは、食品などの放射能検査のほかに、ホールボディ・カウンンターが設置されていて、体内放射能の測定ができるのです。20歳未満の人や妊婦さんは、無料で測定ができるとのことでした。

  「利用状況はどうですか?」と尋ねましたら、このところとても少なくなったとのことでした。安全な食品が出回ったりした結果であればよいのですが、「放射能慣れ」のようなことであれば、せっかく高価な装置があるのにもったいないことです。


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<精密な放射能測定装置>


  最新の食品等の放射能測定器は、周りを鉛のブロックで囲まれて置いてあり、このときは玄米の測定中でした。「葉っぱ塾」のお米を持ち込んだ長井市内の測定器は、検出下限値が10ベクレル/kgでしたが、これは0.5ベクレル/kg。

  子どもたちの口に入るようなものについては、こうした精度の高いもので測定するべきなのではないのかと感じました。


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<販売されていた「早川マップ」>


  ここで、以前から気になっていた「早川マップ」が売られていましたので、購入してきました。汚染の帯は、南は首都圏まで、南西に伸びたものは軽井沢の近くまで、北は岩手県の一関市や北上市あたりまで広がっています。

  山形が、深刻な汚染からかろうじて免れていることは、奇跡のようなことなのかもしれません。


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<「はもる」のチラシ>

  ここをあとにして、次にお伺いしたのは「野菜カフェ はもる」。いただいたチラシには、「安心で新鮮な野菜と食材を西日本の生産者・製造元から直送で」とあります。

  奥にはカフェコーナーもあって、買い物ついでにおしゃべりも可能なスペースでした。店長の陶山さんとしばしお話しすることができました。週末保養に取り組んでいることをお伝えしましたら、そのことをとても評価していただき、チラシなども置いてくださることになりました。

  先の測定所といい、この「はもる」といい、福島で住むことを選択した人たちにとって、心強い味方だと感じました。小百合さんTシャツも販売していただけるとのことで、嬉しい出会いでした。


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☆★福島市を訪ねて(1)〜高い線量のなかでの日常

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<何が入っているのか?>


  福島の子どもたちと家族のための週末保養、「森の休日」に参加してくださった福島市のAさんから「福島の日常を見てほしい」と言われていました。18日、市内の何か所かを案内していただきました。

  いつもなら、山形が雪でも、栗子峠を越えて福島市に入れば晴れていることが多いのですが、この日は福島のほうが雪がひどく降る一日でした。

  Aさんをピックアップして最初に訪ねたのは、近くにあるゴミ処理場です。処理場のすぐそばを通る土手の上の道に車を止めました。震災前にはなかったというたくさんの黒い大きな袋。「骨材置場」という看板が出ていました。

  Aさんが借りてきていた研究用の線量計を持って近づくと、明らかに線量が上がりました。「舗装等リサイクル用」とも書いてあり、どこかで使われることになるのであれば、困ったことです。いったい中身は何なのか気になります。


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<公園のモニタリングポスト>


  そのすぐ近くの公園は一面の積雪。福島では学校や公園などにはたいていモニタリングポストが設置してあるそうですが、山形では考えられない数字が表示されていました。年間換算なら4ミリSv/時を超えます。

  以前は「過ごすのは1時間程度にとどめましょう」と書かれた看板があったそうです(それは危険だからとうことでしょう)が、それはすでに撤去されていました。ということは、「こころゆくまで過ごしてもよい」ということなのでしょうか。

  ここには「市民農園」もあったそうですが、誰も作物をつくる人がいない農園は、夏場は雑草が生い茂って、「悲しい光景」だったそうです。


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<値引きされた福島県産のイチゴ>


  次に訪ねたのはAさんがよく買い物をされるスーパー。一見すればどうということはない、どこにでもあるお店です。しかし、丁寧に見てゆくと、いわゆる「地物」がほとんどありません。Aさんは「あっても、あまり買う人はいない」とのことでした。そのせいでしょうか、福島県産のイチゴは半額に値引きされていました。


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<西日本のものが多く並ぶ>


  宮崎、熊本、鹿児島、香川、愛媛・・・。表示された産地は、西日本のものが多くありました。輸送に莫大な経費をかけて運ばれてくるわけですが、結局はそれが価格に反映されることになります。Aさんは、食費の負担が以前よりも増えたと語っておられました。


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<米も他県産>


  お米売り場にも秋田、青森、新潟のお米が並んでいました。福島も大きな産地ですが、買う人がいなければ、置いてもしょうがないということでしょうか。

  米と言えば、福島市内の学校給食では、この1月から福島市産の米が使用されることになったのだとお聞きしました。多くの反対意見があったにもかかわらず、市議会で決まったのだそうですが、反対意見を述べる予定だった議員には知らされないまま議会が開かれ、市民が傍聴にかけつけたときには、とっくにその会が終わっていたそうです。

  そのようにして決められてしまう背景がとても気になります。裏で何が行われているのだろうかと。


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<車内でも高い放射線量>


  市内の東のほうが線量が高いと聞いていました。別のゴミ処理場の近くに行ってみました。私がもっている簡易の線量計も、かつて見たことのない数値を示していました。0.6μSv/時を超えれば、「放射線管理区域」のはずです。

  
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<外ではさらに高い線量>


  車を降りて、Aさんが持参した線量計を見せてもらうと、数値はさらに高くなります。阿武隈川河畔にあるこのあたりには、小高い山が公園として整備されていましたが、「立ち入り禁止」などとはなっておらず、市民の日常の生活が送られているのです。

  その数値さえ見なければ、痛くも痒くもない。しかし、放射線を音にして表すモードに切り替えたときの、線量計から発せられるけたたましい連続音は、そこがまぎれもない「汚染地域」であることを示すものでした。


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2013年01月18日

☆★愛と希望、そして祈り〜映画『レ・ミゼラブル』に感動

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<『レ・ミゼラブル』のパンフレット>


  今年最初の映画は『レ・ミゼラブル』でした。素晴らしい作品でした! 終わってみると、全ての台詞が「歌われていた」ということを忘れ、19世紀のフランスを舞台に展開される一人の男の波乱万丈の人生に引き込まれていました。

  少年少女向けの物語としての『ああ、無情』のタイトルだけは知っていましたが、私はそれを読まずにここまできました。「銀の燭台」、「ジャン・バルジャン」というわずかな断片しか知らず、この映画を観たのです。

  見終えたばかりの今、心の高まりがなかなか醒めず、感想がまとまりません。が、この映画から伝わってきたのは、「愛と希望」ということでした。

  そのことを思ったときに、つい最近どこかでそんなテーマの文章を読んだ。はて、なんだっけ、とたどってみて、思い出しました。年始に届いた『週刊金曜日』(第926号)という雑誌の中の、編集委員・中島岳志氏の評論に引用されていた石牟礼道子さんの言葉と共鳴しているのでした。

  政治学者の田中優子さんとの対談の引用部分にある石牟礼さんの言葉です。

  「絶望が拡がって、若い人たちが何にも希望が持てなくなってしまった時に、初めて祈りはじめるんじゃないかと、そういう若い人が出てくるんじゃないかと期待しております。」


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<美しかった16日の夕焼け>


  中島氏はこの言葉を、最近の脱原発の運動が、東電幹部の「魂」を動かすことができていない、という主張の中で引用しているのです。そして、「『怒りの声』を『静かな祈り』に変えてみてもいいのではないか、と語っています。

  生涯の敵として自分を追い続ける警官ジャべールの心を翻させたのも、「静かな祈り」ではなかったのでしょうか。

  人生の坂道を下り始めた今ごろになって、少年少女文学の名作の核心にちょっとだけ近づけたような不思議な気持ちです。


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2013年01月17日

☆★「森観音」〜置賜三十三観音第32番札所

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<森集落内の案内標識>


  一週間ほど前の朝のジョギングで、長井市森地内にある「森観音堂」を訪ねてきました。「置賜三十三観音」の第32番札所です。

  長井市の森地区は、最上川右岸にある集落で、国道287号を長井市から白鷹に向けて進むと、右手の山の麓にある集落です。今の国道がこの集落の西側を通っているために、「そのつもり」でなければ、この集落の中に入ることはありません。


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<石段下のお地蔵さん>


  先に訪ねた「芦沢観音」もそうでしたが、集落内に蔵が目立つのは、古いお屋敷が多いということでしょう。標識を見て、その方向に進むと、身の丈2mほどのお地蔵さんが立っていました。そこからは、石段を登ることになります。


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<石段脇の「庚申塔」>


  石段の上部で、観音堂が見えてくると、右側に高さ50センチほどの丸い石がたくさん並んでいました。近寄ってみると、「庚申塔」と刻んでありました。

  庚申信仰は江戸時代に最も盛んであったということですが、この塔は大正9年のものだということです。「かのえさる」の年に、人々が何らかの願いを込めて立てたものなのでしょう。それぞれの庚申塔が、地区内の家々が立てたものだとすれば、今とは比べ物にならないぐらいのたくさんの人々がこの地で暮らしていたことを示してもいるようです。


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<森観音堂>


  石段を登りきった平坦地の杉木立の中に、「森観音堂」は静かに建っていました。案内板を読むと、今のこのお堂は享保7年(1722年)に再建されたものだとのことです。火災で消失する以前のものの歴史は明らかではありません。

  ご本尊は「十一面観世音菩薩」とのことですが、秘仏とのことで、見ることはできません。

  このブログを書いているのは1月17日朝。さきほど5時46分でした。18年前、阪神淡路大震災が発生した日です。あの災害と、それ以降の数々の災害、そしてまもなく2年になる東日本大震災で亡くなられた方々に、静かに手を合わせます。


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2013年01月16日

☆★葉祥明さんからの年賀状

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<葉祥明さんからの年賀状>


  「年内」のうちに書く年賀状を原則的に出さないことにして、もう10年以上になります。それまでは毎年300通近い年賀状を出していたのです。

  年賀状だけでつながっていた方には誠に申し訳ないことではありましたが、膨大な郵送費が日常的にかかっていたこと、年に数回「LEAF」という自分通信を発送し、それが自分の近況を知らせるものでもあったことなどで、思い切ったのでした。

  こちらから年賀状をお出ししなくても、毎年たくさんの年賀状をいただきます。それに対して年が明けてから、少しずつ返信を書いておりました。

  今年はしばらくぶりに葉祥明さんからお便りをいただきました。葉さんは、私が「葉っぱ塾」の活動を始めるきっかけを作ってくださった方です。「葉っぱ塾」という名称は3つのことから考えたのですが、その一つが「葉」さんの姓でした。

  お忙しい葉さんからこうしてお便りをただくことは以前に比べると少なくなりましたが、いつもあたたかなまなざしで「葉っぱ塾」を見守ってくださっていることを感じています。寒中お見舞いを兼ねて、返事をお出しするつもりでおります。

  自分の進むべき道に迷いが生じたときに開く葉さんの本があります。『地平線の彼方』というエッセイ集です。これについては以前ブログに詳細を書いてますので、そちらをご覧ください。この本は、現在あるものがなくなれば、増刷はないかもしれませんが、昨年末北鎌倉の葉祥明美術館を訪ねた際、3冊購入してきました。美術館にもまだ在庫はありました。ご興味のある方はご連絡いただければ、実費でお分けいたします。私にとってはバイブルのような本です。


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2013年01月15日

☆★吉永小百合さん、ありがとう!〜支援金とTシャツ届く

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<吉永小百合さんから届いたTシャツ>


  12日、スノーシューから戻ると郵便振替の通知が届いていました。開封してびっくり。女優の吉永小百合さんからでした! あまりの嬉しさに、涙がこぼれそうになりました。

  この「葉っぱ塾」と吉永さんのご縁は、2005年の秋にこちらで原爆詩の朗読会を開催したことに始まるのですが、その詳しい経緯についてはこちらをご覧ください。

  吉永さんからは昨年1月にも支援金を送っていただいていますので今回が2度目なのですが、山形の片隅でのこんな小さな活動にも心を寄せてくださっているのだと思うと、大きな励みになるのはもちろんです。

  そしてその翌日、宅配便で大きな段ボール箱が届きました。吉永さんのお名前で届いたその箱には、60着ものTシャツが入っていました!

  驚いて、事務所にお電話したところ、秘書のSさんが、「そのTシャツを売って、活動の資金にしてください」とおっしゃってくださったのです。

  秘書のSさんは福島県伊達市のご出身とお聞きしていました。福島の現状や、こちらの「森の休日」のことなどをお話ししました。そして、吉永さんへの重ねての感謝の思いもお伝えし、電話を切りました。


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<胸のプリントはご本人の字>


  吉永さんのご意向に沿って、「葉っぱ塾」ではこのTシャツの購入を皆様に呼びかけます。手渡しの方は1800円、郵送の方は2000円(送料込み)でお願いいたします。

  シャツの胸の部分には、吉永さんの字で「思いをつないで  さゆり」と、そして左の袖口には「がんばろう 東日本」とプリントされています。みなさんのご協力をぜひ!

  このTシャツは男女共通サイズでちょっとゆったりめです。SからXLまで4サイズ。色は6色です。各色とサイズは以下の通りです。各サイズ5着限定です。

   【連絡先】葉っぱ塾 八木 090-5230-8819
         happa-fy@dewa.or.jp

                XL    L    M    S

  ダークグレイ       5    5    5

  青             5         5     5 

  水色                 5          5

  オレンジ                    5

  ピンク                     5     5

  ダークグリーン           5



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<吉永さんにお送りした「おのくん」>


  吉永さんには早速お礼のお手紙を書き、年末に東松島から預かっていた「おのくん」と一緒にお送りしました。吉永さんもこれで「おのくん」の里親仲間ということになります。小野仮設で「おのくん」を作っておられる皆さんにも喜んでいただけると思っています。

  吉永さん、ほんとうにありがとうございました。「葉っぱ塾」の被災地支援は小さなものですが、長く継続していきます。これからもあたかかく見守っていてください。


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2013年01月14日

☆★全国初! 「ウォーター・インタープリター養成講座」始まる

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<講座のチラシ>


  NPO「最上川リバーツーリズムネットワーク」と長井市の企画調整課が連携して準備を進めてきた「ウォーター・インタープリター養成講座」が13日に、長井市の「まなび館」で開催されました。

  3月まで4日間にわたって講座が開催されるのですが、2回目の講座では私も講義と実習を担当することになっていますので、初回の様子を見学がてら、参加してきました。


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<真剣に取り組む受講生のみなさん>


  2010年にこの「まなび館」の数キロ上流に完成した長井ダムとその周辺を、観光や子どもたちの学習の場として活用してゆくために、体験活動の指導や、案内ができる人材を養成しょうという取り組みです。「「ウォーター・インタープリター」という呼称が使われるのは全国でも初めてのことのようです。


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<面積を重さで測る>


  河川の規模を見てゆくときに、川の流域面積というものがあります。どの範囲からの雨を集めているのか、ということです。不規則な形をしている流域面積を紙の重さで測定する実習がありました。

  地図上でまず流域の境界を囲んでゆきます。これは地形を読んでゆかねばならないので細かい作業になります。囲んだ部分を、上質のトレーシング・ペーパーに写しとります。その範囲をていねいに切り抜いて、100分の1グラムまで測定できる秤で、重さを測ります。

  一方で、地図の5キロ四方(25平方キロメートル)にあたる正方形のトレーシング・ペーパーを切り抜いて重さを測り、これとの比例計算で流域の面積を算出する、というものです。

  ダムの資料に載っていたのは102平方キロロメートルで、私が算出したものは111。まあ、こんなものでしょうか。面積を、重さから測るという発想が面白いですね。


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<山形県の降水量地図>


  山形県の30年間にわたる観測から得られた降水量地図が上の写真です。東北日本の脊梁と言われる奥羽山系よりも、その西側の、鳥海山、月山、朝日連峰、飯豊連峰の並びの地域の降水量が多くなっています(赤系統の色)。これは大量の雪によるものです。

  この地域の平均降水量を2000mm(2m)として、先の流域面積に掛けてみると、長井ダムの流域に、およそ2億立法メートルの雨雪が降っているとの数字がでました。

  こうして数字を出してみることで、「水に恵まれている」ということの実態をつかむ手がかりが得られてゆくのです。


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<用水路の流量測定実習>


  会場のそばを流れている用水路で、流量測定の実習も行いました。目標になる浮きを5mの距離流し、それに要する時間を測定します。これがおよそ0.8m/秒。これに深さ15センチ(0.15m)と、水路の幅60センチ(0.60)を掛けて、1秒間の流量が出ます。

  およそ75リットル/秒と出ました。どうという数字ではないようですが、1日では何と6000トンを超える流量になるのです。これにはびっくりしました。幅60センチ、深さ15センチなんて、小川と呼ぶのもおこがましいほどではありませんか。

  こうした知識をたくさん蓄えることは、「インタープリター」としての土台を広げることになってゆくのだと思います。どれだけの高さに積み上げることができるかは、ひとえに土台の広さにかかっています。

  有意義な講座になるよう、来週までもう少し準備を重ねるつもりです。


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2013年01月13日

☆★上天気、上質の雪〜縄文村スノーシューハイキング

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<12日朝の長井葉山〜長井北中学校付近から>


  この冬初めての「縄文村スノーシューハイキング」の朝は気温がー12℃まで下がりました。前夜から空が晴れて、放射冷却があったのです。

  気持ちよく引き締まった空気の中を縄文村に向かう途中、長井の葉山連山が、きれいに姿を見せてくれました。冬の間のこんな上天気は何度もあるものではありません。


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<冬季閉鎖の「古代の丘資料館」>


  9時過ぎに「古代の丘資料館」に着きました。このあたりは市内よりは積雪が多く、およそ1mほど積もっていましたが、2mを超えるぐらいのときもありますから、まだ少ないほうです。資料館は冬季は閉館中です。


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<きらきら光る雪面>


  気温が低いときの雪面はきらきら光っています。目を近づけると六角形の雪の結晶が見えます。降った雪もあるかもしれませんが、空気中の水蒸気が「昇華」(気体が一気に固体に変化する現象)してできたものも含まれていたはずです。


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<ちょっと休憩>


  この日参加くださったのは、山形市からおいでくださったMさんファミリー。転勤が多いお仕事とのことで、山形には2年ほど前においでになったそうです。

  この日の雪は、初めてスノーシューを体験される方には優しい雪でした。下に固めの雪があって、その上に軽く柔らかい雪がふわっと積もった好条件でした。


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<スノーシューで歩いた跡>


  天気が良かったことで、動物たちも活発に動いていたようです。真新しいウサギ、キツネ、リスなどの足跡がそちこちに見られました。柿の実を採って、雪の上で食べたと思われる跡もありました。

  広々した斜面を下るのは気持ちがいいものです。歩くときに足元で跳ね上げられた雪が斜面をコロコロと転がってゆくのがまた楽しいのです。誰のが一番遠くまで転がったかな、なんて。


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<こんな斜面が面白い>


  お借りした「体験交流館」で昼食後、資料館に戻る途中に、段差2mほどの斜面があります。ふかふかの雪のこんな斜面は登るのも下るのも楽しいものです。雪まみれになってしばらく遊びました。

  午後少し天候は下り坂でしたが、穏やかな空の下でスノーシューを楽しんでいただけたのではないでしょうか。びっくりした動物たちが、遠くからじっとこちらを見ていたかもしれませんね。ぜひまたご参加ください。

  2回目は1月27日、3回目は2月3日を予定しています。お申し込みお待ちしています。

   【連絡先】葉っぱ塾 090−5230−8819


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2013年01月12日

☆★「おのくん」 born in 奥松島〜大ブレークのきざし!

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<勢ぞろいした「おのくん」>


  津波で家を失った東松島市小野仮設住宅の女性たちが昨年から作っている、「おのくん」というキャラクター人形の人気がじわじわと高まっています。

  アメリカにソックス・モンキーとして「元祖」があったものを、仮設を訪ねたボランティアの方が紹介したことから、製作や販売が本格化したものです。

  仮設に住む数名の女性たちが自分たちの生活の建て直しに役立てたいと始めたこの「おのくん」が、メディアでも取り上げられるようになり、全国から申し込みがきています。

  面白いのは「人形を作って、販売する」という表現ではなく、「里親を探す」という考えで取り組まれている点です。


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<一つひとつ丁寧に縫う女性>


  「おのくん」の新たな誕生のためには材料の靴下と中に詰め込む手芸用の綿が必要ですが、この材料費がなかなかばかにならないのです。里子として引き取ってただくときに1000円を収めることになっていますが、縫製の手間を考えると、手元に残る金額はそれほど多くはないというのが現状です。

  手芸用の綿(100円ショップ「ダイソー」のものがいそうです。)や靴下を提供してくださることは、ありがたい支援になっています。靴下は大人用でも子供用でもいいのですが、足首の部分があるものでないと使うことができません。ハイソックスなどを使うと、手足の長い「おのくん」が誕生します。


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<蔵王の樹氷に鼻をくすぐられるわが家の「おのくん」>


  なお、「おのくん」を誕生させているグループの代表者、武田文子さんの連絡先は以下の通りです。材料の送付やお問い合わせはこちらにお願いいたします。「葉っぱ塾」から聞いた、と言っていただけると、話がスムーズに進むと思います。

  981−0301 
  東松島市牛網字駅前2−33−1
    小野駅前仮設 7−6
    武 田 文 子 様
    FAX 0225−87−3526

  また、「葉っぱ塾」は勝手に代理店を名乗っております。「葉っぱ塾」を仲立ちとして全国に里子としてもらわれていった「おのくん」はすでに50人を超えています。「こんな色、こんなサイズの「おのくん」に来てほしいな」というご要望などお知らせください。ときどき小野仮設におじゃましていますので、お連れしてくることも可能です。いちばんは、現地に行かれてご自身で選ばれることですが・・・。


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2013年01月11日

☆★多彩な出会いの一日〜日帰り東京

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<東京の青い空>


  アウトドアメーカー「モンベル」のみなさんとお会いできるイベントがあって、朝一番の新幹線に乗りました。小雪、気温はー3℃。

  チケットを購入したとき、「いつもより高い」と思いましたら、年末年始特別料金の最終日とのこと。そんなふうになっていたのを知りませんでした。

  会場では、会長さん、社長さんはじめ「アウトドア義援隊」で共に活動したたくさんの社員の皆さんと再会できて、懐かしい感じがしました。それだけで、「高い」交通費を払って上京した甲斐がありました。「モンベル」の皆さん、ありがとうございました。

  会場をあとにして外に出て見上げると、澄んだ青い空がありました。


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<どこだと思う?>


  東京駅に向かったのですが、一つ手前の有楽町駅で、発車間際に下車。東京駅まで歩いて行ってみようと思ったのです。時間がありましたから。

  すると、駅前の広場で、雪像作りが行われていました。どこか雪国のイベントでもあるのかもしれません。まさか山形の「置賜冬のあった回廊」ではないですよね。

  そこを通り過ぎてすぐ、大きな書店があったので、入ってみました。2階への階段を登ろうとして階段脇の書棚に向き合ってる人に何気なく目を向けると、何と、それは先日このブログで紹介した『ハンサムウーマン 新島八重』の著者、鈴木由紀子さんではありませんか! 互いに顔を見合わせてびっくり。お会いするのは3年ぶりぐらいだったでしょうか。しばし近況を報告し合いました。


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<書店でみつけた星野道夫さんの新著>


  冬の間は東京で暮らしておられ、最近は新島八重に関する講演依頼が多く、忙しくしておられるとのことでした。偶然の出会いは面白いものです。あのとき有楽町駅で降りなかったら、あのとき書店に入らなかったら・・・。

  鈴木さんとお別れし、2階へ。なぜか写真集の書棚へと足が向かいました。そこで見つけたのが、アラスカを撮り続けた写真家、星野道夫さんの新著『悠久の時を旅する』(クレヴィス ¥2400+税)。発行日は2012年12月10日とありました。昨年開催された写真展を機に出版されたものでした。

  「あとがき」にあたる部分に、同じ写真家の今森光彦さん、お母様の星野八千代さん、奥様の星野直子さんが文章を寄せておられます。お母様の文章を拝読するのは初めてです。単行本未収録のエッセイや写真も入っており、わかりやすい年譜も含まれています。嬉しい本との出会いでした。


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<東京駅内部>


  東京駅が改装になって初めて中に入りました。上を見上げると、丸い天井も素晴らしい芸術作品です。予定していたものより2つ早めの新幹線の自由席に乗り山形へ。東京の混雑は苦手です。


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<郡山付近の夕空>


  福島の郡山付近で、夕空になり始めました。放射能の汚染とは無関係に、空は美しく染まっていました。この空の下で暮らす子どもたちが、来月またやってきます。

  懐かしい出会い、偶然の出会いに満ちた一日が終わりました。


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2013年01月10日

☆★『通販生活』春号が届いた!

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<『通販生活』2013年春号>


  昨日の昼過ぎ、このブログの訪問者がのべ16万人を超えました。つたない文と写真のこのブログをいつもご訪問くださって、ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

  『通販生活』という雑誌があって、定期購読しています。年に3回届くのですが、1冊180円ですので、高いものではありません。

  これを見て何か物を買うということがそうそうあるわけではないのですが、「通販」とは直接関係のない記事に引き込まれることがあります。

  今回は映画の山田洋次監督と、落合恵子さんの対談記事が掲載されています。

  1月19日、山田監督の新作『東京家族』という作品が封切られるとのことですが、この制作開始直前に東日本大震災が起こりました。監督は、被災の状況や原発の事故を受けて、それまでの考え方のまま映画を作ってはいけないと判断し、撮影に入るのを11か月延期。脚本も書き直されたそうです。

  憲法や「いのち」の大切さを強く語る落合さんの言葉と、人間に対する優しいまなざしの山田さんの言葉とが、私の心を励まし、なごませてくれる思いがしました。

  今回の号に「付録」がついていました。2006年にドイツで制作された映画『みえない雲』という作品のDVDです。「原発事故が引き起こす極限状況を描いた」と記されています。

  肝腎の通販で目にとまったのは精米機。わが家ではすでに別製品を使っていますが、今回紹介されてるのは価格が手ごろです。税込み18690円とあります。低温精米が売りのようです。お米の味にこだわる方には、こうした家庭用精米機はお勧めです。


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2013年01月09日

☆★「芦沢観音」〜置賜三十三観音第17番札所

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<道路沿いにある表示板>


  8日朝のジョギングで、長井市内の伊佐沢地区に向かいました。ここには「置賜桜回廊」の銘木「久保桜」があります。

  伊佐沢郵便局のある交差点から川西町西大塚に抜ける県道を数百m南に進むと「河合葡萄園」の看板が立っているТ字路があります。急に思い立ってそこを左に折れ、およそ700mゆるやかな上り坂を進んだ左側に、上の写真の表示板が掲げてあります。

  ここに石段があるようでしたが、雪に埋もれていたところをみると、住職さんは住んでおられないようです。


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<石段の上にあるお堂>


  先の表示板を20mほど過ぎて、左手に石段があるのがかろうじてわかりました。まだ夜が明けきらない時間帯で、薄暗い杉並木にはさまれるような石段の上に、観音堂が建っていました。

  杉の木立で雪が阻まれ、石段はほとんど露出していましたが、お堂の周りは雪。人が参拝した形跡はなく、雪面に野ウサギの足跡がついていました。ウサギも参拝するのでしょうか。


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<お堂両脇にはたくさんの幟旗>


  お堂の正面両脇には、「三十三観音」を示す赤い幟がたくさんはためいていました。お堂はずいぶん古い建物と見受けました。帰宅してから参照したガイドブックのコピーには、「1723年全面改装」とありましたので、300年近く経ったものということになります。


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<これがご本尊?>


  お堂の正面に、懐中電灯が吊り下げてありました。これで内部を照らして観音様のお顔を拝顔するということなのでしょう。

  中には穏やかな顔の「十一面観音」がすらりと立っておられました。しかし、帰宅してから疑問が湧いてきました。先のガイドブックのコピーには、「秘仏であるため、拝顔した人はいない」とあったのです。

  もしかすると私が見たのは拝観者用の「レプリカ」のようなもので、本物はその奥のほうに格納されていたのか、などとも考えたところです。正確なことは、御朱印所をやっておられる方にお尋ねしてみなければわかりません。御朱印所は、石段の上り口右側のお宅でした。

  周辺は昔からあった大きなお宅が多く、蔵が目立ちました。昔の人々がどんな思いでこの地を訪ね、ここに住まっていた人々はどのように受け入れていたものでしょうか。


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2013年01月08日

☆★発展途上、蔵王の樹氷〜「おのくん」とスキー研修

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<昨年の春バーゲンで買ったスキー>


  毎年スキー授業のお手伝いをしている高校から今年もオッファーがあり、昨日(7日)は、それに備えてのスキー研修で、蔵王に行ってきました。一人で蔵王に出かけた、というだけですが・・・。

  昨年の3月末、売れ残っていたスキーとスキー靴をバ−ゲンで購入していました。40%、50%オフのものを買ってみると、シーズンはじめの「定価」とは何なのか、と思ってしまいます。この日は「慣らし運転」の意味もありました。


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<お地蔵さんに抱かれる「おのくん」>


  8時半ごろにがらがらの横倉の駐車場に入り、ロープウェイ2本を乗り継いで一気に山頂駅まで上ってみました。気温ー12.2℃との表示。

  今年のスキーの安全を祈願しょうと、まずはお地蔵様へ。この日は出掛けに「おのくん」が「ぼくも行きたい!」と言うので急遽同行していました。

  高さ2.5mほどある坐像のお地蔵さんは、まだ雪がさほど多くないため、胸の部分も完全に雪の上に出ていらっしゃいました。私が手を合わせている隙に「おのくん」はちゃっかりお地蔵さんにだっこ。


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<時折日が差すゲレンデ>


  この日は、標高1350m付近にあるパラダイスゲレンデ、中央ゲレンデあたりを境に、雲が上がったり下がったり。下のほうにあるゲレンデには時折日が差すこともあるものの、山頂付近はずっと雲が切れることがありませんでした。しかし、風は穏やかではありました。

  一番下のゲレンデでも気温はー5℃ほどでしたので、雪質はどこも最上級と言っていいぐらいでしたが、全体的に雪はまだ少なめです。


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<びっしり雪が付いたブナ林>


  標高1400mあたりまで広がるブナ帯、そしてそれより標高の高いところにアオモリトドマツ帯が分布しているのが、蔵王の植生の特徴です。ブナの細い枝先にまでびっしりと雪が張り付いているのが花が咲いたようで見事でした。


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<木と戯れる「おのくん」>


  「おのくん」はこんな木を見ると嬉しくなるのか、はしゃぎまわっていました。広いゲレンデにスキーヤーもまばらでしたので、気兼ねなく戯れていたのでしょう。


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<樹氷はこれからが見ごろ>


  蔵王と言えば樹氷です。山頂駅付近ではすでに樹氷らしくなっていましたが、それより標高が下がるとご覧の通りで、まだ針葉樹の三角形の樹形がはっきりわかります。本格的なものは、もともとの木の姿はわからなくなるものです。樹氷の見ごろはこれからです。

  毎年たくさんの観光客のみなさんがおいでになる樹氷のライトアップは、今は週末だけですが、1月26日から3月3日までは毎日行われるそうです。大人¥2500、子ども¥1250。あったかい格好をしてぜひ!

  駐車場を出るとき、係員のおじさんが、深々とお辞儀して見送ってくれました。平日とあって無料で止めたのでしたが、心に残る嬉しい見送りでした。

  それに引き換え、チケットを売る若い女性係員に、もう少し愛想があってもいいのではありませんか? とりわけ、わざわざ県外からおいでになるスキー客が、その日初めて顔を合わせる山形県人が、あなたかもしれないのですから。


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2013年01月07日

☆★『ハンサムウーマン新島八重』〜鈴木由紀子さんの著書

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<鈴木由紀子さんの著書>


  今年のNHK大河ドラマ『八重の桜』の第1回の放送が昨夜ありました。

  ふだんほとんどテレビを見ない私は、ここ2年ほどは大河ドラマからも遠ざかっていましたが、今年は何とか見ようと思っています。昨夜の放送では、主人公の子役を演じた鈴木梨央さんの溌剌とした演技が光っていました。会津の言葉はこのあたりの方言と似たところもあって、それも親しみやすい印象を残すことになりました。

  今年は見ようというきっかけになったのは、昨年の10月末に、米沢在住の作家、鈴木由紀子さんから著書『ハンサムウーマン新島八重』(NHK出版)発売開始のお知らせをいただき、年末年始に読み終えたからでした。

  鈴木さんと初めてお会いしたのは川西町のフレンドリープラザでした。紹介されてお話しし、意気投合。その後私の勤務が米沢だったころに、ご自宅近くの喫茶店でお話ししたり、私の自分通信「LEAF」をお送りしたりという交流が続いています。

  鈴木さんの最初の著書は、新島八重の兄、山本覚馬を扱った『闇はわれを阻まず 山本覚馬伝』でした。それが今回はその妹である八重に焦点を絞って書かれたということになります。

  鈴木さんのこの作品は小説ではなく、歴史ドキュメントですので、その前提に、膨大な資料の中から、該当するものを探し出す作業がまずあるわけです。

  しかし、男性社会であったことの反映で、当時の女性たちに関する資料は、身分の高かった人のものでさえもなかなか残されていないとのことで、鈴木さんは「あとがき」の中で、八重について書くことを、「二の足を踏む」と表現しておられます。高いハードルを乗り越えての今回の著書もなかなか素晴らしい作品です。

  八重は1845年生まれですので、二十代の半ばに明治維新を迎えることになります。亡くなったのは1931年(昭和6年)です。江戸末期の混迷する日本から、明治、大正を生き抜いて86歳で生涯を閉じるまで、常に時代を切り開くような生き方を貫いた女性であった様子が鈴木さんの著書から読み取ることができます。

  これからのドラマの展開を楽しみにしています。


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happajuku at 06:22|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 本・CD・映画などのレビュー 

2013年01月06日

☆★「おのくん」と縄文村でスノーシュー!

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<静かな里山をスノーシューで歩く>


  前日の吹雪がおさまり、5日は穏やかな天候になりました。我が家の里子「おのくん」が、外に出かけたいと言うので、葉山の麓の縄文村にスノーシューを持って行ってきました。


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<新雪に残ったトレース>


  朝方までは低かった気温も、日が昇るほどに上がり、新雪は少し重た目。いたるところに動物の足跡があるものの、人の気配はなく、静かな里山歩きとなりました。


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<ホオノキの冬芽>


  市内の積雪は50センチほどでしたが、ここではおよそ1m。ホオノキの冬芽も間近で見ることができました。前の年、その前の年に葉っぱがついていた跡(葉痕)が、くっきりしています。丈夫な断熱材の鞘で幼い葉っぱが保護されています。

  長さ4、5センチの冬芽から、やがて春になると、長さ40センチにもなる大きな葉っぱが7、8枚も出てくるのは、奇跡のようなことです。


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<太陽のぞく>


  歩き始めは明るい曇り空から小雪が舞っていましたが、ゆっくりと天候が良くなっていき、時折太陽が顔を見せるようになりました。この木は桜でした! 春、花を咲かせた頃の再会を約束してきました。


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<かまくらで遊ぶ「おのくん」>


  「おのくん」が「かまくらで遊びたい」と言うので、スコップで小さな雪山を作り、穴をほってあげました。初めてのかまくら体験に「おのくん」も上機嫌。

  昼過ぎに家に戻りましたら、緩んだ屋根の雪があちこちで滑り落ち、片付けに追われました。わずか半日の好天で、きょうは未明からまた雪が降り始めています。

  「葉っぱ塾」ではスノーシュー・ハイキングを計画しています。初心者の方でも「歩く」だけですから大丈夫。ぜひご参加ください。


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happajuku at 06:04|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート | ブナの森の四季

2013年01月05日

☆★吹雪の一日

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<吹雪の中の「かすみ桜」>


  帰省していた次男が東京に戻るというので、4日朝、赤湯駅まで車で送ってきました。この日は結局夜まで吹雪模様の天候となりました。

  このあたりは盆地ですので、全体としては周りを山に囲まれています。したがって、海辺の地域のようには風はそう強くはない所です。しかし、西側の山のところどころ、標高が低くなっているあたりから季節風が吹き込む「風の通り道」のようなものがあって、場所によっては、道路に吹き溜まりができやすい所もあるのです。

  赤湯からの帰りに通った長井市下伊佐沢地内にある「かすみ桜」は、「置賜桜回廊」の銘木にリストアップされてる古い桜です。田んぼの中にぽつんと立っているのですが、昨日は吹雪の中にようやくその姿を確認できる程度でした。


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<どこが道?>


  車の通行が頻繁な道はまだしも、通行量の少ない市道などは、路面と道路わきの雪とが真っ白に一続きとなり、いったいどこが道なのかわかりにくくなってしまいます。

  道路わきには除雪車の目印の赤白のポールが一定間隔で並んでいるのですが、それさえもわかりにくくなっていました。上の写真は、車を止めて、まっすぐ進行方向に向けて撮った写真なのです。

  昨日は、早朝、昼過ぎ、夕方と3回除雪に出ました。夜になって風が弱まり、静かに雪が降り積もっていました。さあ、これから今日の除雪です! 全身運動のチャンスととらえることにしています。

  今のことろ、家の周辺の積雪は50センチといったところです。


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2013年01月03日

☆★「森の休日」参加者からの年賀状〜変わらぬ現状に支援継続

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<いただいたたくさんの年賀状>


  ほとんどのみなさんが、年賀状を書かれると思いますが、私は原則的には書くのをやめてしまいました。もう10年ぐらいになるでしょうか。年に一度ぐらいしか連絡することがない恩師や仲人さんなど、年長の方20名ほどに封書のご挨拶状を出すだけです。理由は単純で、「大変だから」、です。

  1996年の夏から、私は「LEAF」という名の“自分通信”を出し始めました。年に数回、季節の便りや、「葉っぱ塾」のご案内として発送するのですが、その数が毎回180通ほどになります。クリスマスカードも年賀状も、それに抱き合わせにしてしまっています。

  ただ、それでもいろいろな方から年賀状はいただくものですから、「LEAF」をお送りしている以外の個人の方々には、少しずつお返事を書いております。「じゃあ、最初から書けば」と思われるかもしれませんが、いただいた年賀状にあわせて返信として書くことはあまり苦になりません。松の内に間に合わない場合は寒中見舞いになってしまいますが、ご容赦ください。

  今年の年賀状の中に、「森の休日」にご参加くださったご家族からの年賀状もたくさん含まれていました。小さな取り組みでしたので、ほとんどの方がただ1回だけのご参加でした。それなのに、そのときの写真など使ってくださったりして年賀状をお送りくださった! このご縁のことを思うと、なんだか涙が出てきてしまいます。

  Asahi自然観のブナの森で一緒に過ごした短い時間。私たちが準備したのは、子どもたちが子どもたちらしく思いっきり遊べる時間と空間。ただそれだけでした。それを深く思い出に刻んでただいて、年賀状に込めてお送りくださったその背景のことを思うと、少し胸が苦しくなります。

  「その後北海道に母子で移りました」という方もおられました。そうです。福島の状況はほとんど変わってはいないのです。

  昨日も、フェイスブックに、福島駅前での放射線量を測定した方が投稿していました。「0.81μSv/時もある」と。昨年5月上旬、福島駅の西口にあるモニタリング・ポストの数値が「0.912μSv/時」だったことを、今でもはっきり覚えています。

  昨年「森の休日」にご参加ただいたみなさん、このブログご覧くださっていますか? ありがたいことに、「葉っぱ塾ボランティア募金」にまだまだ資金が寄せられています。今年も開催できそうです。2月下旬か3月上旬ごろに、ご案内を差し上げられるのではないかと思います。

  またお目にかかれること、スタッフ一同楽しみにしています。元気なお子さんたちの顔を見せてください! お待ちしています。

  「葉っぱ塾」では、この「森の休日」以外に、陸前高田で「希望の庭」というお花畑に取り組んでおられる吉田正子さんへの支援、東松島の小野仮設住宅や海苔養殖の方々への支援などを継続しています。募金へのご協力もどうぞよろしくお願い申し上げます。


【葉っぱ塾ボランティア支援募金】

   
    ■郵便振替口座    02420−5− 19722

 
    ■加入者名       八木文明

  
     ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。


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happajuku at 06:07|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 | 週末保養「森の休日」

2013年01月02日

☆★2013年元日、長井葉山初詣登山報告

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<ようやく明るくなり始めた里山の森>


  恒例となっている、仲間たちとの長井葉山元日登山。参加者が少ないかと心配していましたが、初参加の方を含めて7名の参加でした。

  28日はOさんや私が、29日にはこの日参加できなかったSさんがラッセルで入り、その後雨。そして大晦日は雪。心配しながら起きた元日の朝は小雪で、風はほとんどありませんでした。天気予報図を見ていましたが、等圧線の間隔が、このあたりはだいぶ広くなっていましたので、風は強くは吹かないと予想はできていました。

  5時過ぎ、まだ真っ暗な中家を出て、勧進代集落のはずれから歩き始めたのは5時25分。他の人たちは三々五々来ることになっていました。


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<2013年の初日!〜4合目付近で>


  ヘッドランプを点けて、自分の呼吸の音だけを聞きながら登ります。麓のほうは20センチほどの新雪が積もってはいたものの、ラッセルのトレースが残っており、比較的歩きやすく、ペースもまずまず。

  3合目あたりで、3人の「若い衆」が追いついてきました。宮崎出身のSさんはもう7回目の参加になるのですが、年末の飲み会でたまたま会った友人を、こうして誘ってくれたのでした。ラッセル要員が増えるのはありがたいものです。


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<ラッセルまた楽し〜8合目付近>


  7人全員が顔をそろえたのは「7合目半」としている「姥石」でした。標高940mほどのこのあたりで積雪210センチありました。例年よりは少なめです。

  5合目を過ぎてからは、年末のトレースはほとんどわからないほどに新雪が積もっていました。スノーシューを履いていても、太ももあたりまでもぐってしまう柔らかい雪に、先頭は難儀します。先頭を交代しながら次第に標高を上げてゆきました。


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<初日浴びる稜線のブナ>


  標高1100m付近で稜線に出ます。このあたりでは積雪250センチ。冬はまだ始まったばかりですので、これからまだまだ積もります。

  空が明るくなったかと思ったら、雲が切れかかっていました。うっすらと青空ものぞいてきて、木々や私たちの影が雪面に映るほどになってきました。


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<山頂神社に「おのくん」と初詣>


  私が歩き始めてから5時間半ほど経った10時45分、山頂神社に到着! 山頂付近も風は穏やかで、ほとんど寒さを感ずることがありません。

  里子の「おのくん」は、もちろん元日の葉山は初めてです。仲間が奉納したお神酒のビンと並んで記念撮影。「おのくん」のことが少しでも広まって東松島の復興に役立つことを願ったのでしょうか。

  一緒に登った仲間たちも次々と参拝。それぞれが、新年の抱負を胸に、山頂に登り切った満足感に満たされ表情をしていました。「生きていて良かった!」。誰もがそんな一年になるように、私も微力を尽くそうと決意してきました。
  

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<雲が切れ始めた下山時>


  山荘に入って、ガンガンとストーブで薪を燃やしながらみんなで昼食。雨具を脱ぐと、体からもうもうと湯気が立ちのぼります。

  山で食べるものは、とても「おせち料理」などとはいきませんが、5時間あまりも時間をかけて登ってきた空腹には、どんなものでも最高のごちそうです。

  正午過ぎに下山開始。天候は変わらずに穏やかでした。ただ、山頂から大朝日岳の方向を見ると、雲が湧き上がり、その姿を見ることはできませんんでした。


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<元日の長井市街地>


  下山途中、4合目付近から長井の町並みを見下ろすことができました。市内の神社は初詣で賑わっているのでしょうが、雪景色の中に「しん」とたたずんでいるように見えました。

  たくさんの人たちの祈りや願いがその上空へと舞い上がっていたのでしょうか。


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<市内に戻って姿を現した葉山>


  下山に要した時間は2時間半足らず。車にも雪は積もってはいませんでした。

  市内に戻って葉山を振り返ると、山頂付近の雲もほとんどなくなって、西に傾きかけた太陽に照らされていました。1995年の元日に初参加してから19回目の元日の葉山。最高の天候ではありませんでしたが、上々の天候ではありました。

  今朝(2日)は、すでに雪が降り始めています。

  来年の元日、一緒にいかがですか?
 

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happajuku at 05:52|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告