2013年08月

2013年08月31日

☆★詩人、塔和子さん、逝く〜『いのちと愛の詩集』から

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<吉永小百合さんからいただいた塔さんの詩集>


  昨日の『天声人語』で、詩人の塔和子さんが8月28日に亡くなられたことを知りました。

  詩の世界には疎い私が塔さんの存在を知ったのは、4年ほど前に女優の吉永小百合さんから、塔さんの詩集『いのちと愛の詩集』(角川学芸出版発行)をいただいたことがきっかけでした。

  吉永さんはこの詩集の帯に「人間としていきるための壮絶な思いが込められた塔和子さんの詩に心が震えました。」という一文を寄せておられます。

  塔さんは1929年に愛媛県でお生まれになりました。1943年、ハンセン病により香川県の国立療養所大島青松園に入園され、そこで70年間を過ごされたことになります。

  ハンセン病に対する偏見の中で人生の大半を過ごしてこられた塔さんの詩には、人間の感性の驚くまでの透明感があります。


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<お二人の対面を紹介する記事>


  『師』と題する詩が、手元の詩集にあります。


        師

  私は砂漠にいたから
    一滴の水の尊さがわかる
  海の中を漂流していたから
    つかんだ一片の木ぎれの重さがわかる
  闇の中をさまよったから
    かすかな灯の見えたときの喜びがわかる

  過酷な師は
  私をわかるものにするために
  一刻も手をゆるめず
    極限に立ってひとつを学ぶと
    息つくひまもなく
    また
    新たなこころみへ投げ込んだ
  いまも師は
  大きな目をむき
  まだまだおまえにわからせることは
  行きつくところのない道のように
  あるのだと
    愛弟子である私から手をはなさない
  そして
    不思議な嫌悪と
    親密さを感じるその顔を
    近々とよせてくるのだ   
  


  軽々しい宗教観を超越するこの言葉の一つひとつに、差別や偏見の中で研ぎ澄まされてきた心のありようがにじんでいるように思われます。

  詩というものが持つ大きな「価値」について考えた朝でした。凡人の私が塔さんの詩を自分に生かすとすれば、目前の様々な「宿題」に、日々淡々と誠実に向かい続けることぐらいしかありません。         


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happajuku at 05:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 本・CD・映画などのレビュー | 吉永小百合さん関連

2013年08月30日

☆★響け!長井高校のスタィンウエイ〜木曽真奈美さんを迎えて

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<木曽真奈美さんを迎えてくれた後輩たち>


  29日、ピアニストの木曽真奈美さんが長井においでになりました!

  母校の県立長井高校にあった1923年製のスタィンウエイのピアノがリニューアルされて学校に戻ってきて10年になりますが、そのピアノを使って3年に1回、コンサートを開催してきました。その4回目が今年10月に開催されます。

  この日はチラシやポスターの完成に合わせてコンサート実行委員会が開催され、そこに木曽さんもご参加くださったのです。

  赤湯駅にお着きになった木曽さんと長井高校に直行。ピアノが置いてある隣の音楽室では、吹奏楽部の部員が木曽さんを迎えてくれました。


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<ピアノと木曽さんの久々のご対面>


  これまでの3回のコンサートで、2回目から木曽さんをお招きしていますので、今回で3回目となります。木曽さんは早速ピアノとのご対面を果たされました。

  「やはり音色が違います」とおっしゃって、2曲、3曲と弾いておられました。近くにいた高校生や私たちは、しばしうっとりしてその音色に聞きほれていました。


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<刻印された製造番号>


  このピアノは、そこに刻まれた製造番号から、1923年にドイツのハンブルグで製造されたものであることがわかっています。

  私が高校時代は、音楽室に置かれて「現役」で使われていましたが、そんな名器とは知らずにおりました。

  その後壊れてしまったこのピアノは、同窓会館の2階に運ばれ、眠っていました。廃棄されようとしていたこのピアノがスタィンウエイ社製のものだと気付いた音楽の先生が、スタィンウエイ・ジャパンに問い合わせし、日本でも数台あるかないかの貴重なものであることが判明したのです。

  長井高校の前身である県立長井高等女学校にこのピアノが運ばれてきたのは1925(大正14)年であることがわかっていますが、当時の購入価格の4600円は、その頃の豪邸が4、5軒も建つほどのものであったそうです。

  戦時の空襲で、大都市にあった多くのピアノが焼失した中で、この田舎町にあったピアノがずっと大切にされ、90年後の今も、素晴らしい音色を響かせていることは、ある種の奇跡です。


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<交流会場での木曽さん>


  夕方から開催された実行委員会にも木曽さんは出席してくださいました。こうした準備段階から演奏家がおいでくださるということは極めて異例のことですが、木曽さんは実にさりげなく「貴重なピアノを演奏させていただけるのは光栄です」とおっしゃってくださいます。

  木曽さんに励まされるように、2か月後のコンサートに向けて、広報やチケットの販売に向かってこれから進んでゆくことになります。


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<完成したばかりのチラシ>


  コンサートは10月22日(火)午後6時半から長井市民文化会館で開催します。テレビにも数多く出演なさっている作曲家の青島広志さんもご出演くださいます。木曽さんの芸大時代の恩師でもあられるそうです。クラッシック音楽の楽しさを存分に味わえるコンサートになるはずです。

  不肖私が、コンサートの実行委員長を務めます。チケットのお申し込み、郵送も承ります。また、当日は託児サービスも準備する方向で考えておりますので、遠慮なくお申し出ください。

  前売りは大人2500円、小中高生は1000円です。地域の宝物でもあるこのピアノの音色を、一緒に楽しみましょう。

  【チケット申し込み・お問い合わせ】
   葉っぱ塾 八木 電話090−5230−8819
    happa−fy★dewa.or.jp
    (送信の際は★を@に変えてください。)


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happajuku at 06:18|PermalinkComments(5)TrackBack(0) ピアニスト木曽真奈美さん | 長井高校スタィンウエイ・ピアノ

2013年08月29日

☆★黒伏山周回ルート下見山行

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<東根市内から見る黒伏山(右)と白森(左)>


  9月中旬に、東根市にある黒伏山(くろぶしやま)のガイドを依頼されたので、引き受けて間をおかず、28日早朝、現地へと向かいました。

  明け方まで降っていた、寒冷前線通過に伴う雨も上がり、天候はどんどん回復。しかも乾いた涼しい空気を感じながら東根市内に入ると、これから歩く山塊が見えてきました。


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<黒伏山の「南壁」>


  黒伏山は標高が1227mと、それほど高いわけではありませんが、その南側に標高差400mもあろうかという大岸壁があります。クライミングを楽しむ方たちの貴重なフィールドになっているところです。

  スキー場の下に車を置き、登山道を歩き始めますが、最初はこの南壁の下を東から西へと1時間半ほど歩きます。そして、その岸壁の上に続く西側の尾根から、這い上がるような急傾斜の道をたどって稜線に出るのです。


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<「南壁」を稜線から振り返る>


  この岸壁の最上部は「南壁の頭」と呼ばれています。そこに立って下を見下ろしてみると、高所恐怖症の私などは、脂汗がにじんでしまいます。こんなところをよじ登る人がいるということは驚きです。


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<黒伏山付近から見る白森はとんがりピーク>


  黒伏山の山頂は展望がありません。山頂の標識が立っているだけです。その奥にある「白森」というピークがこの日のルートの最高点(1263m)です。

  黒伏山付近から見ると、白森は目立ってとんがったピークです。おそらく冬には真っ白なピラミッドのように見えるはずです。


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<この日の最高点、白森山頂>


  黒伏山よりもわずか40mほどしか違わない白森は、風や雪などの影響なのでしょう、高木が生育しておらず、その分展望がききました。山頂部が雲に隠れてはいましたが、鳥海山や月山、そして朝日と飯豊の大きな峰々が一望できます。


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<蔵王連峰の展望>


  白森からはアップダウンを繰り返しながら、銭山(ぜにやま)、福禄山(ふくろくやま)と、稜線をたどりながら歩きます。地元の方々が登山道のほとんどを刈り払いしてくださっていました。そのご苦労を思います。

  ただ、銭山から先のしばらくの区間は刈り払いの手が入っておらず、笹の背丈が大きなところがありました。

  福禄山からは、しばらく斜面のトラバース(斜面を横切る道)が続きます。足場の不安定なところもあり、注意をしながら歩かねばなりません。

  最後に下る尾根に上がると、南の方向の展望が開け、蔵王連峰が一望できます。眼下にスキー場が広がり、それほど高くはないのに、高度感が楽しめます。


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<午後の日に輝くススキ>


  5時間あまりかかって、ぐるっと時計回りに周回したこの日のルート、なかなか手ごわい感じがします。ツアーで歩けば、おそらく8時間前後かかることになるのではないでしょうか。

  稜線歩きは楽しいですが、アップダウンを繰り返すことは、体力的にはハードな面があります。途中に水場もありませんので、荷物も重くなるでしょうからなおさらです。

  スキー場の下では銀色のススキの穂が風になびいていました。季節は秋へ秋へと向かっています。


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<美しい夕焼け空>


  東根市内の温泉で汗を流して、会合のある山形市内に向かう途中、日没となりました。この夏にはなかなか見られなかったくっきりした夕空が広がっていました。

  ツアーの日にもこんなすばらしい秋日和になることを願っています。


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happajuku at 04:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 山旅の報告 

2013年08月28日

☆★「わたしと憲法」シリーズ始まる〜『週刊金曜日』

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<米倉さんの談話記事>


  定期購読している『週刊金曜日』という雑誌の2013年8月23日号から新たに、「わたしと憲法」というシリーズが始まりました。


  その第1回は、俳優の米倉斉加年さんでした。1934年福岡生まれということですから、敗戦の年には11歳。いわゆる戦中派ということになります。

  プロフィール写真のキャプションに、疎開先で弟を栄養失調で亡くされ、そのことを題材に『おとなになれなかった弟たちに・・・』という絵本も出版されているとありました。

  記事は、カラシ明太子のことから始まります。在日朝鮮人が社長を務める会社からカラシ明太子の広報への協力を頼まれたと。

  「故郷の小さな会社を潰すことになる。しかもそれは韓国のものでしょう。」と断ったら、「もう定着して15年、20年とたてば、もうそこの文化じゃないですか。」と説得されたそうです。

  翻って、日本の憲法を「米国からの借り物」などと批判する人がいるが、公布から67年もたつ憲法に不具合があれば、定着などしていなかったでしょう、と語っておられます。


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<月山の麓で見つけた滝>


  ここ何代かの首相も戦後世代となり、また国会議員の多くもそうなってきています。あちこちから「改憲」の大合唱が湧き起りつつあります。

  しかし、昔から資源の少なかったこの国が、将来にわたって存続してゆくために身に着けるべきは、他国を威嚇する武力ではなく、他国と協調し、真のパートナーとして必要とされる調整力なのではないかと私は考えています。

  20代、30代になった自分の子どもたちが、この先、戦争に人生を踏みにじられることのないように、私たちの世代はしっかりと歩んでゆく責任があります。

  米倉さんのメッセージを心強く受け止めました。


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happajuku at 05:12|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2013年08月27日

☆★夏の終わりの陸前高田、東松島〜浜省を聞きながら

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<「希望の庭」の上に広がるさわやかな夏空>


  26日は朝5時半に家を出発し、陸前高田と東松島を訪ねる長距離ドライブへ!

  出発して間もなくの国道の温度計は「16℃」を示していました。エアコンなど不要の涼しさの中、浜田省吾のアルバム『J Boy』を聞きながら、快調に北へと向かいました。

  明るくなってゆく空は、この夏で一番かと思わせるすっきりした青空。それは向かった陸前高田にも広がっていました。


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<色とりどりの花が咲く庭>


  陸前高田の津波被害の旧市街地は、盛土があちこちに築かれ、ダンプカーが行き交い、町全体が巨大な工事現場のようでした。

  吉田正子さんの「希望の庭」は、そんなほこりっぽい陸前高田の中のオアシスのような空間になっていました。

  この前訪れたのは5月10日でした。春の花々が咲き乱れていましたが、今は夏の花々、そして庭の奥のほうではコスモスも咲き出していました。


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<吉田さんはお元気!>


  この日は、来ることになっていた首都圏の高校生たちの訪問予定が変更になり、私にとってはラッキーなことに、吉田さんとゆっくりとお話ができました。

  東北の太平洋岸に何百キロも防潮堤を建設するという話題になり、「事の後先が違う」ということで私たちの意見がかみ合いました。自然の猛威に逆らうようにそのようなものの建設のために莫大なお金を使って、誰が儲かるのか、と。

  その後吉田さんのご友人の気気鵑發いでになり、3人で、庭の雑草抜きを黙々と進めました。朝は涼しかったのですが、日が高くなるとさすがにまだ夏の暑さがある中で、汗をぬぐいながらの作業でした。


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<居合わせた人と一緒にモモをいただく>


  この日は、白鷹町の果樹農家、平井さんのモモを持参しました。「ボランティア支援募金」で購入したものの他に、平井さんが提供してくださったものがあり、休憩のときにはそれにみんなでかぶりつきました。

  また、事前に何か必要なものはないですか? とお尋ねしましたら、「草刈り用の鎌がほしい」とおっしゃるので、何種類かを選び、それもお持ちしました。

  「葉っぱ塾」を後押ししてくださる方々からの募金が有効に活用されています。


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<青空に背伸びする「奇跡の一本松」>


  この日は帰り道に東松島にも立ち寄る予定でしたので、お昼過ぎに「希望の庭」においとましました。

  「復元」なったと聞いた「奇跡の一本松」に立ち寄ってみました。以前は荒地の中を歩いてそばまで行くのでしたが、今は国道脇の駐車場からアスファルトの遊歩道が整備されていました。

  すぐ近くにあったクリーム色の建物は、津波当時のままです。復興に向かって日々変化するこの街の中に、まだいくつか、時間が止まっままになっている場所が残されています。


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<「おのくん」づくりにはげむ仮設の女性たち>

  
  気仙沼、南三陸を経由して東松島へ。小野仮設住宅は相変わらずいろいろな方々が出入りしておられました。私が入ってゆくと「お帰りなさい」と声をかけてくださる賑やかな集会室の片隅では、「おのくん」づくりも休みなく進行していました。

  私は31日に南陽高校で開催される文化祭で販売するための「おのくん」を頼まれていたので、それを受け取らなければなりませんでした。

  個人の注文は3か月、4か月待ちになっている中、20人もの「おのくん」を確保してくださるのはかなりたいへんだったことと思いましたが、何とか無事に受け取ることができました。ありがとうございました。


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<山形市内で見た夕空>


  山形市内に戻ってきたのは午後6時ごろでしたが、かなり日暮れが早くなっていますね。もうすっかり夕空になっていました。

  家に戻って距離計を見ると、この日のドライブはおよそ520km。浜省の曲を何度も繰り返し聞きながら、時に青春時代にタイムスリップしました。

  私が「動く」ことでつながる「人と人」がいる。それはお金や物だけでなく、人と人との心のつながりというところまで及びます。支援者と被支援者という関係を超えて、これからも交流を続けてゆきたいと考えています。

  なお、こうした活動に活用するために、「葉っぱ塾ボランティア支援募金」を呼びかけています。まだまだ被災地の方々のお手伝いは続きます。どうぞお力添えください。

【葉っぱ塾ボランティア支援募金】

      ■郵便振替口座    02420−5− 19722

      ■加入者名       八木文明

      ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。


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happajuku at 05:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 

2013年08月26日

☆★色づき始めたリンゴたち〜「葉っぱ塾リンゴの木オーナー」

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<わずかに色づき始めた「ふじ」>


  「りんご情報」をしばらくお届けしていませんでした。

  「葉っぱ塾リンゴの木オーナー」の木を選んだのが5月のGWのころでした。花の咲く頃なかなか気温が上がらずに心配したのがついこの間のようです。

  6月はほとんど雨が降らず、逆に7月に入って雨ばかりと、極端な気候の推移に気をもんでいましたが、リンゴたちは、元気に成長していました。

  お世話になっている白鷹町の平井さんのところでは、今はモモが収穫の時期を迎えていますが、モモを分けてもらいに寄ったときに、リンゴの畑も見てきました。わずかに軸の周辺が色づき始めたのがおわかりいただけますか?

  平井さんに「今年はどうですか?」と尋ねましたら、「まずは順調です」とのことでした。

  リンゴは寒冷な気候を好み、今後秋にかけて、寒暖の差が大きいことが、おいしくなる条件だとお聞きしています。このところ、朝晩はぐっと気温が下がっていますので、このまま育ってくれればいいのですが、あとは台風です。

  ここ数年、大きな台風がやってきてはいない山形ですが、この秋はどうなるでしょう。

  「葉っぱ塾リンゴの木オーナー」のリンゴ収穫まで、およそ3か月です。


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happajuku at 04:04|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾のリンゴの木 

2013年08月25日

☆★雨のち霧のち風のち晴れ~月山ガイド山行報告

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<霧の中での休憩>


  24日、東京M旅行社の月山ツアーのガイドでした。前日は蔵王を歩き、蔵王の宿に泊まられたゲストの皆さんとは、姥沢の駐車場で午前6時過ぎに合流。

  夜中から明け方まで降っていた雨は、このときは小やみになっており、雨具はつけないでの出発でした。

  登山リフト運行前ですので、姥沢からずっと歩くことになりますが、この途中には月山特有の湧水が豊富で、そういうところにしか咲かないオタカラコウやオニシモツケなど、独特の植物の群落があります。

  このあたりを過ぎて、無情の雨が・・・。雨具をつけて山頂へと向かいました。雨は30分ほどでやみましたが、今度は霧でした。そして次第に風も強まっていました。


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<一瞬姿を見せた月山神社本宮>


  山頂に近づくにつれて時折青空がのぞいたり、霧の向こうに太陽が見えたりと、天候は回復の兆しでした。しかし、山頂付近は斜面を吹き上がる西風が強く、ゆっくりしていられる状況ではありませんでした。

  一瞬でしたが、月山神社本宮が姿を現しました。月山のもっとも高い部分は、この神社の敷地の中にあるのです。


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<山頂神社でお祓いを受けるみなさん>


  ゲストのみなさんは、参拝料を払い、神社の中へ。お祓いを受けて、参拝を終えられました。どうか安全な山歩きを続けられますように。


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<下山途中、次第に晴れ間が!>


  下山にかかり、最初の急斜面では、強い向かい風に苦しめられましたが、高度が下がるにつれて風も弱まってゆきました。ときおり霧が消えて視界が開けます。

  視界が広がると、大きな風景の中にいる自分の小ささが実感されます。


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<斜面を埋めるコバイケイソウ>


  花はやはりコバイケイソウが圧倒的。7、8年に一度とも10年に一度ともいわれる「豊作年」です。こんどまた見ることのできるのは何年後になるのでしょうか。


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<姥ケ岳から続く斜面のニッコウキスゲ>


  登山リフトの上駅が見えるあたりまで来ると、姥ケ岳から続く斜面にニッコウキスゲがにぎやかに咲いています。花が次々と日替わりに咲いてゆき、季節が移り変わってゆくのです。

  帰りのバスの中での挨拶で、鳥海昭子(とりのうみ あきこ)さんのあの短歌をご紹介しました。

    山原のニッコウキスゲ空に映え

       日々新しく夏深め行く


  ニッコウキスゲの花言葉には「日々あたらしく」、「心安らぐ人」などがあるようです。

  雪の上で転倒し顔を擦りむいた人がおられましたが、大事に至らず幸いでした。

  山好きの方々と、山の時間を一緒に過ごせる喜びに満たされた一日でした。遠く岡山からおいで下さった方もおられました。みなさん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

  最後に、みなさんといっしょに見たこの日の花を、五十音順にリストアップしてみます。「あれもあったよ」というものがありましたら、お知らせください。

  アキノキリンソウ、イワイチョウ、イワオトギリ、イワカガミ、イワショウブ、ウゴアザミ、ウサギギク、ウメバチソウ、エゾシオガマ、オタカラコウ、オニシモツケ、オヤマリンドウ、オンタデ、カラマツソウ、キンコウカ、コバイケイソウ、ショウジョウバカマ、シロバナトウウチソウ、ダイモンジソウ、タテヤマウツボグサ、チングルマ、ツルリンドウ、ナンブタカネアザミ、ニッコウキスゲ、ネバリノギラン、バイケイソウ、ハクサンイチゲ、ハクサンシャジン、、ハクサンフウロ、ハクサンボウフウ、ヒナウスユキソウ、ヒナザクラ、マルバシモツケ、ミヤマリンドウ、モミジカラマツ、ヤマハハコ、ヤマブキショウマ、ヨツバシオガマ、ヨツバヒヨドリ

  でもね、みなさん。花の名前ってなかなかおぼえられませんね。そんなとき、この短歌を思い出せたらいいですね。川合千鶴子さんという歌人が詠まれたものです。

     花の名前 聞きては忘れこのごろは

         聞くこともなし 美しければよく



  【葉っぱ塾のメール】  happa−fy★dewa.or.jp
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happajuku at 04:30|PermalinkComments(6)TrackBack(0) 山旅の報告 

2013年08月24日

☆★月山の「牛首」、雪渓縮小

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<アサギマダラを見つけました!>


  23日は起きてコーヒー1杯を飲んですぐに、月山へと向かいました。

  週末の「葉っぱ塾」の大朝日岳を中止にしたところに、急なことでしたが、24日の月山のガイドのオッファーがありました。雪渓の様子だけでも確認しておこうと出かけたのです。

  登山リフトが動くずっと前に着きましたから、姥沢の駐車場から山道を歩きました。歩き始めは小雨でしたが、雨具を着るほどではなく、間もなく止んで、雲が動いてゆきました。

  ほとんど歩く人もいない木道をどんどん登ってゆきますと、アサギマダラを見つけました。このあたりと、南の島々の間を1000キロも2000キロも移動するチョウとして知られています。

  2週間前にはずいぶん雪の上を歩きましたが、その雪もだいぶ減り、特に、急傾斜の雪渓は夏の登山道が現れていました。ようやくアイゼンが不要になったようです。

  それだけ確認して、この日は引き返しました。


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<遠くからのお客様も>


  駐車場に戻ると、目の前に沖縄ナンバーの車がありました! 遠くから東北の山を訪ねてくださっているのですね。ありがとうございます。

  月山は、花はまだまだ楽しめます。木道は滑るので、歩幅を狭くして歩いてください。 


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happajuku at 04:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 

2013年08月23日

☆★偉大な記録支えた努力の継続

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<有名になった Ich meter>


  昨日の「4000本」を見るために珍しくテレビの前に座って注視していましたが、記念すべき1本は、第1打席でした!

  高校野球もプロ野球も、最近はほとんど見なくなりましたが、彼のひたむきさが大好きです。

  「4000本の安打を打つには、8000回以上悔しい思いをしてきた」と彼は語ったそうですが、それらを支えるための、まさに血のにじむようなトレーニングをずっと継続してきたことが、こんな偉大な数字を生み出したことは間違いありません。

  まったく異なる世界に住む彼から、「継続」の大切さを学びます。


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happajuku at 12:28|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2013年08月22日

☆★本日第2信 「森の休日2013」秋編満員迫る!

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<お絵かきで遊ぶ子どもたち>



    「森の休日2013」 イン Asahi自然観 秋編


【概要】  放射線量の高い地域で存分に外遊びできない子どもたちとそのご家族のために、ゆったりした「森の時間」を過ごしていただくことを目的として開催します。子どもさんたちと遊ぶスタッフも大勢参加しますので安心です。親御さんたちはのんびり骨休めしてください。全国の有志から寄せられた「葉っぱ塾ボランティア支援募金」を活用しての開催です。

【主催】  葉っぱ塾

【期日】  。厳遑械影(土)〜9月1日(日) 受付可能
       ■昂遑隠監(土)〜15日(日)   満員
       9月28日(土)〜29日(日)   満員 
       ぃ隠扱遑隠夏(土)〜13日(日)  満員
       ィ隠扱遑横尭(土)〜27日(日)  満員
       Γ隠鰻遑夏(土)〜3日(日)    満員

   ※ ↓△論醉靴咾可能。、イ砲ツリーイングが入ります。その他のところでカヤック体験が入るところがあります(日程未定)。

【宿泊】  原則的に、4名用2棟、6名用1棟 のコテージをご家族のためにご用意しています。

【申込み条件】  福島県内など、放射線量が高い地域での生活を余儀なくされている皆さん。最大14名まで(乳児は0名とカウント)。ただし、大人だけの参加はできません。

【参加費】  小学生以上 1人 1750円   小学生未満 700円(保険代込)

【場所】  「Asahi自然観」 コテージ   〒990-1574  山形県西村山郡朝日町白倉745-1
tel.0237-83-7111      http://www.shizenkan.jp/index.html
※ 初めてご参加いただく方には、アクセスマップを後日お送りします。


  ★このブログをご覧下さった福島の方へ・・・秋編はすでにいっぱいに近づいていますが、来年も継続予定です。こちらにご連絡いただければ、ご案内をお送りできます。
  葉っぱ塾 八木 電話090−5230−8819


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happajuku at 15:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 週末保養「森の休日」 

☆★開花、出穂、田の草採り〜葉っぱ塾の田んぼ

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<8月20日の葉っぱ塾の田んぼ>


  20日夕方、「葉っぱ塾の田んぼ」を訪ねてみました。前回はまだ出穂前でしたが、この日はほとんど穂が出そろっていました。


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<イネの花>


  また、近づいてみると、小さな白いイネの花が咲いています。近くの別の農家の田んぼではすでに花の時期が過ぎ、穂が垂れ始めているところもありますが、「晩成型」の「葉っぱ塾の田んぼ」は、いつものように遅めに育っています。

  ただ、気になったのが、一番上の写真を良く見るとわかりますが、株間にコナギという雑草がだいぶ繁茂していたことでした。

  「葉っぱ塾の田んぼ」では、1回だけ除草剤を使っているのですが、そのタイミングがあるとのことでした。今年はそれが有効に効かなかったようです。

  そのせいなのかどうかわかりませんが、農道に近い、向かって左端のほうでは、生育が遅れており、この部分だけは穂が出ていませんでした。


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<21日朝。草取り後>


  コナギが繁茂する影響が出ているのではないかと気になり、21日朝、田んぼに入って除草作業をしてきました。

  まだ水が入っていますので、ぬかるんでいますが、農道から5mほどまでコナギが生えていました。1時間あまりの作業で何とか採り終えました。

  はたして今後、この部分の生育の遅れが回復するのかどうか、見守りたいと思います。

  稲刈りまであと5週間あまり。今後の台風などが気になります。


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happajuku at 04:57|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

2013年08月21日

☆★【拡散希望】音の宝箱〜木星音楽団東京文化会館公演

木星音楽団東京文化チラシ

<木星音楽団10月コンサートのチラシ>


  弟でケーナ奏者の八木倫明(やぎりんめい)が、デュオ・ケーナルパとは別のユニットでも活動を始めていますが、その一つ、「木星音楽団」の演奏会が10月17日(木)午後7時から、東京文化会館小ホールで開催されます。

  「木星音楽団」なんて、きっと聞いたことはないと思います。テレビに出たわけでもなく、まだCDも販売されていません(現在制作中!)。

  楽器の編成が、ケーナ、アルパ、琴、尺八というのも、「何、それ?」という極めて珍しい編成です。ですので、「□□□のようなグループ」という例えもできません。まったくユニークなバンドです。

  こんな編成で、どんな曲を演奏するのかといえば、7月の千葉公演の演奏曲目は次のようになっていました。

    <プログラム>

1.木星[ジュピター](G.ホルスト)
2.砂山 (中山晋平)
3.月の沙漠 (佐々木すぐる)
4.涙そうそう (BEGIN)
5.芭蕉布 (普久原恒勇)【ナイ+箏】
6.引き潮 (R.マックスウェル)【尺八+アルパ】
7.コンドルは飛んで行く (D.A.ロブレス)
8.北飛行(小野美穂子)

********休憩***********

9.アマポーラ[ひなげし]【ケーナ+アルパ】
 (J.M.ラカーリェ)
10. 風 (三塚幸彦)【尺八+箏】
11. アルパ協奏曲《鐘つき鳥》(F.P.カルドーソ)
12. 江差(三塚幸彦)
13. イエスタデイ (ビートルズ)
14. 明日 (A.ギャニオン) 
15. コーヒー・ルンバ (H.ブランコ/J.M.ペローニ)
16. 少年時代 (井上陽水)



  10月の公演は、これと共通のものもありますし、加えて、ゲストに声楽家の大前恵子さんが出演されて、『広い河の岸辺』、『庭の千草』など、歌の入る曲も演奏される予定です。

  この公演のチケットはすでに発売が始まっていますが、このブログを読まれた方にスペシャルなお知らせがあります。「『葉っぱ塾』から聞いた」ということを伝えていただくと、料金が25%オフの3000円になります!

  申し込みは、弟のほうにメールで直接お願いいたします。

     yagirin88★gmail.com
      (送信の際は★を@にかえてください。)


  東京文化会館は、「クラシック音楽の殿堂」とも呼ばれているところです。そこで、いわゆるクラシック音楽ではないジャンルの演奏会が開催されることも、珍しいことです。

  当日は私も上京し、CD販売のお手伝いなどしておりますので、会場で皆様とお会いできること、楽しみにして出かけます。ぜひお出かけください!


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happajuku at 05:21|PermalinkComments(3)TrackBack(0) やぎりん、木星音楽団関連 

2013年08月20日

☆★福島の保育園に水を運ぶ

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<福島の保育園に運んだ水>


  世の中ではお盆の休暇が終わり、残暑の中での日常の活動が始まったようです。

  早朝、福島にミネラル・ウォーターを運びました。「南陽市豪雨災害ボラセン」に差し入れられていたものを、事情をお話しして分けていただいて保管していたものです。

  「森の休日」に参加くださったお子さんが通うこの保育園は、福島市の西部にあり、市内でも比較的線量が低かったところです。それでも、外遊びや給食などには気を使われていました。

  夏は、子どもたちに飲ませる冷たい麦茶などにたくさんの水が使われるそうです。園児の人数を考えると、何日分にもなりませんが、園長先生からはとても喜んでいただきました。


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<福島駅西口のモニタリングポスト>


  保育園を後にして、福島駅に寄って買い物をしましたが、西口のモニタリングポストは「0.238μSv/h」を示していました。

  2年前の5月には「0.914」を示していたことを考えると、ずいぶん低くはなっていますが、それでも山形の値と比べると、4倍ほどになります。


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<少し離れると数値が上昇>


  車にあった簡易放射線量計を出してみました。ポストのそばでは、私の安い計器もその値とほぼ同じだったのですが、少し離れただけで、線量は「0.33」と上昇しました。

  訪ねた保育園では、制限されていた外遊びを再開していましたし、3年ぶりに、園庭での夏祭りも実施したそうです。その園の庭の線量は「0.13」ほどだとお聞きしました。

  それでも私は気になります。子どもたちが粉じんを吸い込んで、内部被ばくにつながったりはしないか、と。

  福島の子どもたちへのケアは、様々な面から継続してゆかなければならないと、改めて感じました。


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happajuku at 05:33|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 

2013年08月19日

☆★一編の詩がぼくにくれたやさしい時間

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<水内さんから届いた2冊の詩集>


  私は詩人ではありませんが、詩を読むのは大好きです。

  世の中にはたくさんの詩があるわけですが、「素晴らしい!」と思える詩に出会うのは、そう簡単なことではありません。

  しかし、水内喜久雄さんのお仕事は、多くの人々に素晴らしい詩と出会う機会を提供していることになるのではないでしょうか。

  世の中にあふれているたくさんの詩の中から、水内さんが「これは!」と感じられた詩を選び、それらを1冊の詩集に編集されるというお仕事をたくさんしておられます。

  弟たちの演奏会が名古屋で開催され、その地にお住いの水内さんがコンサートにおいでくださったのが縁となって、フェイスブックでつながったのですが、その記事の中で「詩集ほしい方いませんか?」と呼びかけておられたのです。

  図々しいと思いながら「はい、ほしいです」とコメントしましたら、早速2冊の詩集がメール便で届きました。それが上の写真です。

  左の『恋日和』は、そのタイトルからもわかるように、恋の情景を詠んだ詩がたくさん収められています。読んでいると、死ぬまでにもう一度、素敵な恋をしたいと思えるような詩集です。

  右の『一編の詩がぼくにくれたやさしい時間』は、その前後に編まれて出版された『一編の詩があなたを強く抱きしめる時がある』(正・続)の姉妹編ともいえるものです。

  詩と、それにまつわる水内さんの人生の1コマを振り返ってのエッセイが対になっています。内田新哉さんの透明感のあるイラストもなかなか素敵です。

  水内さんの著書はいずれもPHP研究所から出版されています。


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happajuku at 05:08|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 本・CD・映画などのレビュー 

2013年08月18日

☆★父の米寿の祝い

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<涼しげな色のアサガオ〜なごみ庵で>


  1925(大正14)年生まれの父は、今年で満88歳。本来であれば昨年にするべきだった「米寿」の祝いを、子どもたちの提案で、昨日行いました。

  何度もお邪魔している「なごみ庵」に昼食の宴席をお願いしていました。

  昼前に着いた「なごみ庵」の軒下に、涼しげな青い色のアサガオが咲いていました。


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<簾越しに見るなごみ庵の庭>


  大阪に住む長男は参加できませんでしたが、子どもたち2人に加え、東京の弟がこの日朝の新幹線で駆けつけてきました。親しくしているご近所のご主人にもご参加いただき、内輪での米寿の宴を無事に終えることができました。

  認知症の父ですが、「今日は祝ってくれてありがとう」という言葉を言うことができました。孫たちから贈り物にと扇子と花束をもらい、穏やかに笑っていました。


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<夏の「なごみ膳」>


  「なごみ膳」はいつも心が穏やかになるような料理の数々です。写真の料理に加えて、「冷たい味噌汁」とデザートの「サクランボのゼリー」が出てきました。

  今年は、母の23回忌という年にもあたっています。長男としての役割を果たさねばならない「行事」がまだ残っているということです。


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happajuku at 04:22|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2013年08月17日

☆★鍵を探しに長井葉山へ

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<日の出は5時少し前>


  日の出の時刻がもう5時に近づいているのですね。日中の猛暑は容赦がありませんが、朝晩はかなり涼しくなっています。

  16日は、長井葉山に向かいました。前回は7月20日。勧進代の方々の山道の刈り払い作業に同行したのですが、そのときに車の鍵を落としてしまったのです。

  今はスペアキーで対応しているのですが、「落としたとすれば、鉾立清水で」という思いがあって、それを探しがてら、水汲みに行ってきたというわけです。毎朝のコーヒー用の水もなくなりかけていたのです。


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<まだ夏色の御田代湿原>


  朝は涼しいとはいえ、山に登れば大汗をかきます。トレーニングを兼ねる一人での山行のときはペースを上げて自分を追い込みます。1時間30分ほどで「鉾立清水」に着きました。が、鍵を見つけることはできませんでした。

  誰かが拾って山荘に置いてくれたのではないかと思い、山荘に急ぎましたが、やはりありませんでした。これできっぱりとあきらめがつきました。「ないものはない」と。

  山頂にある高層湿原「御田代」に行ってみました。葉山に通い始めた20年前に比べると、「兄弟のブナ」の周囲の木々がだいぶ成長してきて、あの2本の木が以前に比べて目立たなくなっています。

  湿原はまだ緑一色。しかし、もう少しすれば次第に色合いが変化してゆくはずです。


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<秋はナナカマドから>


  湿原の周囲の木々の中で、ナナカマドは早くも紅葉が始まっています。「立秋」からは10日も過ぎていますから、山に秋の気配が漂い始めてもおかしくはありません。季節の交代は、静かに進んでゆきます。

  「鉾立清水」で水を汲んで麓の森林公園まで来てみると、地元の方とお会いしました。ここの「森林公園」を整備しておられる白兎地区の方でした。

  トイレの清掃や、かまどの片づけなどを、人知れずしてくださっているのですが、この日はかまどの裏側に弁当の空きトレイが置かれているのを拾っておられました。「ゴミは持ち帰ってください」の看板のすぐ下にです。こういう大人がいるのは本当に残念なことです。


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happajuku at 05:27|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 

2013年08月16日

☆★長井葉山の麓に残る豪雨の爪あと

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<土砂で埋まったスギの植林地>


  同級生のNさんから長井葉山の麓が先月の豪雨でかなりひどい状況になっていると聞いていました。15日早朝、大鮎貝沢の様子を見てきました。

  ここは毎年5月、「季節の山菜を味わうハイキング」を実施しているところです。広域農道から500mぐらいは何とか車が入ることができました。整備のための車や重機が入っている形跡もあり、それで何とか通行できたのだと思います。

  入ってまもなくはスギの植林地がほとんどですが、濁流が流れた部分では倒れているものも多く、そうでないものは、根元が土砂で埋まっていました。


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<何か所もあった土砂崩れ>


  大鮎貝沢の両側は急な斜面になっていますが、その至るところで土砂が崩れていました。長井葉山は、朝日連峰の一部で、全体が花崗岩で成り立っています。しかし、長い時間をかけて隆起した経過の中で、深いところまで水が入り込み、風化が進んでいる「深層風化土壌」です。

  そのため、もともと侵食に弱く、大雨などで崩れやすい性質があったのです。しかし、葉山に通うようになって20年になりますが、こんなひどい崩れ方をしているのを見たことがありません。


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<かろうじて残った林道>


  「季節の山菜ハイキング」で歩き始めるあたりは、このように林道はかろうじて残っていました。しかし、歩き始めて15分もしないうちに、そこから先の林道そのものが、削り取られてなくなっていました。

  林道だったところも一面の土砂で埋まり、沢の一部と化していました。道があったことさえわからない状況でした。たくさんの山菜が生えていた斜面も、ヒトリシズカが咲いていた場所も、失われてしまっていました。

  写真のように一部が崩れたものであれば補修も可能でしょうが、道そのものがなくなってしまったところに新たに道を切るとなれば、簡単にはいかないでしょう。費用対効果ということから考えても、復元は難しいのではないかと想像しました。

  改めて先月の豪雨の規模の大きさを実感しました。人命が失われる災害にならなかったことは幸いだったというしかありません。

  長井葉山の登山口も見てきました。森林公園の「兎夢創観(とむそうかん)」までは車が入ることはできますが、その先は重機が入って作業しているため通行できなくなっています。登山口まで200mほど歩くことになります。


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happajuku at 04:42|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ブナの森の四季 

2013年08月15日

☆★8月15日、「平和」への思いあらたに

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<ホウノキに群がるアブラゼミ>


  8月15日です。第二次世界大戦に無条件降伏し、敗戦国となって68年がたちます。8月はこの他にも、6日が広島の、9日が長崎の、それぞれ原爆の日です。

  8月7日の新聞に、広島の平和祈念式典での首相あいさつと広島市長の平和宣言の全文が掲載されていましたが、どうみても官僚の作文としか思えない前者に比べ、市長の宣言文は重さを感じます。

  「世界の為政者のみなさん、いつまで疑心暗鬼に陥っているのですか。威嚇によって国の安全を守り続けることができると思っているのですか。」

  この言葉は、首相にも向けられた言葉であるのですが、どう受け止めましたか? 

  「ヒロシマは、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現する地であると同時に、人類の進むべき道を示す地でもあります。」

  その憲法を変えようとする。閣僚の一人は「ナチスの手口学んだらどうか」とさえ語っていますが、68年間この国に戦争という大量殺人の惨禍が及ばなかったことを、どうとらえていますか?

  「葉っぱ塾」では、「大人も子どもも森で遊べ」を大きなテーマとして掲げていますが、その裏側には「遊んでいられる平和が大事」というメッセージが隠れています。

  この8月15日に、あらためて「平和」への思いを強く持ち、自分にできることを精一杯続けてゆこうと考えています。


※この夏、2年ぶりにセミが大発生! 上の写真にセミは何匹いると思いますか?

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happajuku at 04:48|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

2013年08月14日

☆★本日第2信 南陽市で「スクールインタープリター養成講座」開催!

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<今月4日、山形大学会場での講座風景>


 8月4日の山形大学会場に続き、9月8日に南陽市で「スクールインタープリター養成講座」を開催いたします。お申し込みをお待ちしています。



スクール・インタープリター養成入門講座 in 山形 2013

          (環境省・文部科学省登録講座)


  2009年以来山形県内で毎年開催している「(社)IPNET−Jスクール・インタープリター養成入門講座」を、今年も開催することになりました。子どもたちの体験活動指導者はもとより、保育園・幼稚園や小中学校の教員、行政の森林・農業・環境関係の方、観光関連の方など、「多くの人に何かを伝える」という機会の多い方には最適の講座です。受講者には修了証が授与されます。

●IPNET-Jスクールインタープリターの活動
学校の身近な自然体験を通じ自然のすばらしさ、大切さを学び、環境問題に関心を持ち行動する事を目指す教育の実施。自然体験を通じ思考力、表現力、コミュニケーション能力を高めることをめざす。

● IPNET-Jスクールインタープリター活動の場
小学校の生活科・総合学習を中心に校庭などで活動を行うことを想定して実習が組まれています。しかし、その手法は学校にとどまらず、いろいろな場面に応用することが可能です。

▽主催  葉っぱ塾 http://blog.livedoor.jp/happajuku/
▽協力  一般社団法人IPNET-J(インタープリテーションネットワーク・ジャパン)
            http://www.geocities.jp/ipnetj/

■【山形大学会場】2013年8月4日(日)  ☆終了しました!
   山形大学人文学部1号館 101教室
    〒990-8560 山形市小白川町一丁目4-12 
         山形大学小白川キャンパス内
 http://www.yamagata-u.ac.jp/jpn/yu/modules/common14/index.php?id=4


■【置賜会場】2013年9月8日(日)  ただいま募集中!
   南陽市「吉野森林交流センター」
    〒992-0582 南陽市荻876番地 
        TEL.0238-41-2001 

※両会場とも、9時15分より受付。9時30分開講、終了17時00分。

▽参加費 一般7000円、 学生6000円 (テキスト・教材代を含む)

▽内容  野外実習と講義。18歳以上の成人対象。どなたでも参加できます。初心者歓迎。 

▽定員 各10名(少人数制。一人一人が参加できることを重視しています)

▽事前申込制(申し込み&問い合わせはメールで。最終締め切り各回の4日前)
   ※ただし、締め切り前でも定員に達した場合はキャンセル待ちとなります。 件名に「スクールインタープリター講座参加希望」と明記し、住所、氏名、生年月日、メールアドレス、TELを下記のメールアドレスにお送りください。3日以内に受付連絡がない場合は再度お知らせください。参加費は、当日受付にて清算いただきます。

<申し込み先>   
   happa-fy●dewa.or.jp
   (メール送信の際は●を@にかえて送信下さい。)
 葉っぱ塾 担当 八木 090-5230-8819

▽参照ホームページ
葉っぱ塾 http://blog.livedoor.jp/happajuku/archives/cat_50041217.html
IPNET−J http://www.geocities.jp/ipnetj/aboutipter.html

▽持ち物 水筒・ペットボトルなど飲み物(暑いので飲み物を用意ください。)、昼食、雨具、マイバック(エコバック)、筆記具、帽子など季節にあった服装。

▽プログラム
9:15受付開始  
9:30午前 開会 
野外実習1 自然体験型環境教育 
講義1 スクールインタープリターと環境教育 
野外実習2 プログラム体験、安全講習プログラム
野外実習3 プログラム体験、伝えたい事実践
野外実習4 下見、タイトル探し、プログラム実施の要点
野外実習5 インタープリターをしてみよう
講義2 学校との連携まとめ、
修了証授与、
閉会17:00 解散

★お問い合わせ先(講座事務局)
  葉っぱ塾 代表 八木文明(やぎ ふみあき)
  〒993-0053 長井市中道2−16−40
  TEL 090−5230−8819
  e-mail happa-fy●dewa.or.jp
 (メール送信の際は●を@にかえて送信下さい。)


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happajuku at 12:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) スクール・インタープリター | 只今募集中の企画!

☆★「縄文の女神」に「昆虫展」〜お盆は長井が面白い!

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<タイムトンネルで縄文の世界へ!>


  「森の休日」に参加くださったご縁で交流が続いている伊達市在住のSさんご家族が、長井市が企画した「田舎暮らし体験」に応募され、11日から3日間滞在していました。

  「森の休日」の若いスタッフたちが何人か、子どもたちの遊び相手をつとめてくださっていましたが、最終日は私も午前中だけお付き合いしました。


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<国宝「縄文の女神」(レプリカ)>


  市内草岡にある「古代の丘資料館」は、ふだんはあまりにぎわうこともない施設ですが、今は夏休みとあって、訪問者がかなり多くありました。

  それもそのはず、「縄文の女神」の精巧なレプリカが展示されているのです。この本物は、舟形町の遺跡から発掘されたもので、今では国宝に指定されているものです。

  本物は県立博物館に展示されているそうですが、このレプリカが、県内各地をこれから巡回して公開され、長井市はその最初の開催地になったのです。入館無料の施設です。ぜひおでかけください。


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<土偶になる!>


  ついでに近くの土偶広場にも行ってみました。ここには強化プラスチック製の「土偶」が何体か置かれています。実際に発掘されたものをなぞって作られたものだそうで、表情がみなユニークです。ついつい真似をしたくなるのです。


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<「野川まなび館」では昆虫展>


  広場でひとしきり遊び、車で10分ほど南へ走ると、「野川まなび館」があります。ここでは今、「昆虫展」が開催されています。

  カブトムシ、クワガタ、トンボ、チョウなど、昆虫好きの子どもたちが喜びそうな、素晴らしい昆虫標本が展示されているほか、紙で昆虫の模型を作る体験ができます。

  ちょうどお盆ということで、駐車場には県外ナンバーの車も多くありましたが、こうした工夫された企画が常時行われることだと素晴らしいと感じました。


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happajuku at 05:07|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山形県・長井市内名所案内 

2013年08月13日

☆★東松島へ浜省ドライブ!〜ひさびさの「おのくん」の故郷へ

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<お届けした長井市伊佐沢のスイカ>


  浜省を聞きながら猛暑の中を運転し、12日は東松島に行ってきました。

  デビューからのベスト盤に収録されている曲を聞くと、若かった頃のほろ苦い思い出がよみがえり、フラッシュバックする青春時代の光景に、思わず心が高ぶることもあります。

  ほんとうは7月22日に伺うことにしていましたが、南陽市の災害ボランティアセンターのお手伝いをすることになって、延ばし延ばしになっていたのです。

  遅れたおかげで、完熟した伊佐沢のスイカをお持ちすることができました。


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<あ! 「おのくん」ベンチだ!>


  誰が作ってくれたものか、「おのくん」のベンチが2脚置いてありました。小野仮設住宅は、「おのくん」の幟旗も立っていて、まず迷うことなく集会所を見つけることができます。

  エアコンが効いた集会所では、「おのくん」づくりに励む女性が3名。代表の武田さんは、訪ねてこられるお客様や電話注文への対応と、お忙しそうでした。


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<二人の可愛いお客様>


  仮設の近くに住むお母さんも「おのくん」づくりに参加していて、作られたばかりの「おのくん」数体を持って集会所にいらっしゃいました。3歳と5歳の姉妹にも、スイカを食べてもらいました。

  お母さんに伺いましたら、ご自宅はぎりぎり津波の被害は免れたけれど、背後から追いかけてくる津波を見ながら、幼いお子さんを連れて避難したと、被災当日のことを聞かせてくださいました。


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<「おのくん」人気続く>


  「おのくん」は相変わらず人気が衰えず、「作っても作ってもすぐになくなる」とのことでした。

  私が活動をお手伝いしている山形県立南陽高校のJRC部は、31日の文化祭一般公開日に「おのくん」を販売したいとのことで、それをお願いしてきました。山形で「おのくん」を手に入れる数少ないチャンスです。


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<新しいパソコン>

  
  この日はもう一つ用事がありました。Kさんにお願いして、新しいパソコンを購入していただいていたのですが、それをようやく受け取ることができました。素人が購入するよりも安心です。なにせパソコンは私には全くのブラック・ボックスですから。

  まだセッティングしていないので、新しいパソコンデビューは先になりますが、動作が遅くなったヨレヨレのパソコンから間もなく、快適な環境に変わります。


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happajuku at 05:07|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 東日本大地震・「アウトドア義援隊」関連 

2013年08月12日

☆★ボラセン閉所式!〜「南陽市豪雨災害ボランティアセンター」21日目

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<来賓として挨拶された南陽市長さん>


  「7.18南陽市豪雨災害ボランティアセンター」は、11日、閉所式を行いました。昼食会を兼ねて行いますという案内をいただき、会場の「吉野地区公民館」に昼過ぎに伺いました。

  ボラセンのスタッフに加え、被災された地域の代表の方々や、市や、社会福祉協議会職員、団体でボランティアに参加されたグループの代表者など50名ほどに加え、報道のカメラも入っての閉所式でした。

  この期間中何度も顔を合わせながら、なかなかボランティア活動以外の話をする機会がなかった方ともお話をすることができました。3週間のボラセンの活動は、「新しい出会いの連続」だったことをつくづくと感じました。

  山形県では初めて設置された「災害ボランティアセンター」ということで、関係者の注目度も高かったようです。災害は二度と起こってほしくはありませんが、もしものときには、今回の3週間の経験が、きっと雛形になってゆくのだと思います。

  猛暑の屋外に出ての帰り道、ボランティアでお手伝いした、地域に1軒だけの理容室前を通りかかりましたら、赤白青のあの「グルグル」が、お店の前で回っていました! 予告どおりこの日から営業再開されたようです。


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<夕方からは「二次会」!>


  いったん家に戻り、夕方からはスタッフだけの「内輪の二次会」でした。ボラセンを運営した主体である県や市の社会福祉協議会のメンバー、市の職員、協力した青年会議所やNPOのメンバーの中で、「個人」は私だけでした。

  そんな私に、乾杯の挨拶の役を割り振ってくださり、お心遣いに感謝でした。


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<ワインもおかわり!>


  3週間前まではまったく見ず知らずだった多くの方々が、宴が進むほどに和やかに交流を深めてゆきました。そこに参加されたメンバーが、「仲間」として、強い絆で結ばれてきた3週間だったという実感が湧いてきました。

  災害は大変なことだったのですが、それがある意味では、新しい世界の入り口にもなり得るということでしょうか。


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<映像で振り返る>


  会場に残ったメンバーが少なくなってから、スタッフの代表をされたTさんが、前夜ほとんど寝ないで制作したというボラセン3週間の振り返り映像をパソコンで見せていただきました。

  「災害からの一日でも早い復旧」というただ一つの目標に向けて、さまざまな立場の人間が力と知恵を出し合った日々が、走馬灯のように映し出されてゆきました。

  二次会の途中、「アウトドア義援隊」で一緒に活動したOさんから電話が入りました。「お疲れ様! 1回しか行けなかったけれど、何かあったら声をかけて」との嬉しい電話でした。

  そう! こんな小さな「手」でも、必要としてくださる機会はこの先もきっとあることでしょう。東日本大震災からの復興のお手伝いもまだまだ続けてゆきます。

  このブログをご覧くださる皆様、これからも引き続き「葉っぱ塾」の活動にお力添えをお願い申し上げます。


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happajuku at 06:03|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 南陽市豪雨災害ボランティア 

2013年08月11日

☆★霧の月山ガイド山行〜斜面埋めるコバイケイソウ

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<まだ残る雪の斜面を登る>


  ボラセンの活動で3週間山から離れていましたが、10日は仙台C社の月山ツアーのガイドでした。

  前日は秋田、岩手で大雨があり、気圧配置は大きな変動がなかったので、雨や雷を心配しながらの出発でしたが、時々小雨には遭ったものの、何とか予定通り、姥沢から山頂、そして8合目という縦走を終えることができました。

  登山リフトを降りて、もっともポピュラーなルートで山頂を目指すと、「牛首」の下あたりにはまだたくさんの雪が残っていました。

  雪渓は2つに分かれており、とくに上のほうの雪渓は急斜面で、しかも長い距離歩かねばなりません。登りはアイゼン無しでも何とかなりますが、下りは非常に危険でした。

  私たちは登りのみでしたから何とかなりましたが、下る方々は、滑落してもおかしくはない状況でした。ご自分でアイゼンを持たない場合はリフト下駅でアイゼンを借りることができますので、ぜひお金を惜しまず、安全な登山を心がけてください。


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<今年はコバイケイソウの当たり年!>


  今年の山はどこもコバイケイソウの当たり年だと聞いています。7月の大朝日でもその予感はありましたが、月山では見事な大群落を至るところで見ることができました。

  数年に1回こんな年があるというのですが、これほどまでに見事に咲いているのは、山登りを始めた最初の年以来、つまり20年ぶりぐらいということになります。

  植物たちはいったい何を感じて、咲く、咲かないの目安としているものなのでしょうか。この花には「遠くから見守る」という花言葉があるそうです。小さな花が集まって、ソフトクリームのように見える集合花が、霧の中で風に揺れていました。


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<ニッコウキスゲも花盛り>


  ニッコウキスゲもにぎやかに咲いていました。山でこの花を見ると思い出すのは、山形県出身の歌人、鳥海昭子(とりのうみ あきこ)さんの短歌です。

    山原の ニッコウキスゲ空に映え

       日々あたらしく 夏深めゆく


  この花は、咲いた花は一日限り。ツボミがたくさんあって、それらが日替わりで咲いてゆくのです。夏山に登ると、この花が次々と咲きながら夏が深まってゆくことが実感されます。

 
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<初めて生で見たトウヤクリンドウ>


  トウヤクリンドウ(当薬竜胆)は、リンドウの仲間の中では珍しく、クリーム色の花を咲かせます。咲いているのを現地で見たのは初めてでした。この月山が分布の北限とされているそうです。


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<小さな「大」の字、ダイモンジソウ>


  大きな花に目が行きがちですが、小さな花も見逃せません。山では特に珍しいというわけではありませんが、小さいゆえに気づかれないことも多いこのダイモンジソウも、近づくとなかなか美しい花です。

  この日お客様と楽しんだ花々を、記憶に基づいて列挙しておきます。「あれもあったよ」というものがありましたら、ゲストのみなさん、ぜひお知らせください。

  アオノツガザクラ、アカモノ、アキノキリンソウ、イワイチョウ、イワオトギリ、イワカガミ、イワショウブ、ウゴアザミ、ウサギギク、ウズラバハクサンチドリ、ウメバチソウ、ウラジロヨウラク、エゾアジサイ、エゾシオガマ、オヤマリンドウ、オンタデ、カラマツソウ、キオン、キンコウカ、ゴゼンタチバナ、コバイケイソウ、コバノギボウシ、ショウジョウバカマ、シロバナトウウチソウ、ダイモンジソウ、タテヤマウツボグサ、チングルマ、トウヤクリンドウ、ナナカマド、ナンブタカネアザミ、ニッコウキスゲ、ネバリノギラン、ノリウツギ、バイカノミツバオウレン(コシジオウレン)、バイケイソウ、ハクサンイチゲ、ハクサンシャジン、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ、ハクサンボウフウ、ハクセンナズナ、ヒナウスユキソウ、ヒナザクラ、ベニバナイチゴ、マイヅルソウ、マルバシモツケ、マルバダケブキ、ミヤマスミレ、ミヤマトウキ、ミヤマリンドウ、モミジカラマツ、ヨツバシオガマ、ヨツバヒヨドリ

  久しぶりの山の空気を吸って、心から楽しんだ私でした。ご一緒くださったゲストの皆様、ありがとうございました。


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happajuku at 05:53|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 山旅の報告 

2013年08月10日

☆★ボラセン撤収作業完了!〜南陽市豪雨災害ボラセン19日目

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<改装なった店舗に道具を運び込む>


  「7.18南陽市豪雨災害ボランティアセンター」は、9日が活動19日目。地元商工会青年部の方7名と、わざわざ宮城からおいでくださった女性1名のボランティア参加がありました。

  スタッフも含め、2手に分かれ、私たちは屋内での荷物移動作業へ、もう1グループは、センターの片付け作業をお手伝いいただきました。

  このお店は理容店です。11日に営業再開をすることで進んでおられます。ご自分たちの生活スペースよりもお店の再出発を優先されています。この作業は午前中の2時間あまりでまずは終了しました。


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<写真をもとに掲示物なども復元>


  ボラセンでは並行して、校舎内の片付けと復元作業が進められていました。ボラセン設置準備の日、私が提案したのですが、校舎内の各所の写真を撮っておき、それをもとに復元することで作業が進められました。

  掲示物の位置や順番も、写真を見ながら可能な限り元通りにしてゆきました。それも、この学校が「閉校」ではなく「休校」だからです。子どもたちはもしかすると来年にもこの学校に戻るかもしれないことへの最大限の配慮です。


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<図書コーナーに掲げてあった葉祥明さんの複製画>


  図書コーナーの一角に、「葉っぱ塾」の恩人、葉祥明さんの複製画が掲げてありました。これは某出版社が学校に配ったもので、もう今から20年ほど前になるでしょうか。だいぶ色あせていましたが、この絵を、大きな額に入れてくださった先生がおられたことに感動しました。


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<ボランティアの方々が残したたくさんのメッセージ>


  このボラセンの活動に参加くださったボランティアの皆さんの総数は、正確にはボラセンの発表を待ちますが、1200人を超えていると思います。

  このようにメッセージを残してくださったたくさんの方々の言葉一つひとつに励まされるように、ボラセンの運営に携わってきたことも事実です。


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<御礼に見えられた依頼主の奥様二人>


  午後の片付け作業の途中、被災されたお宅の奥様お二人が、連れ立ってボラセンにおいでくださいました。それぞれのお宅が完全に元通りになるには、もう少し時間がかかりますが、明るい表情がとてもさわやかでした。ご丁寧に、ありがとうございました。


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<豪快にスイカを食べてくれた小学生たち>


  地元の小学生たちは、毎日元気にプールにやってきます。ボラセンに差し入れられたたくさんのスイカを、一緒に食べようと誘うと、元気にやってきてくれました。


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<食べたあとはしっかりと挨拶できました!>


  お腹が膨れるほどに食べたあと、彼らは「ごちそうさまでした!」と元気な声で挨拶していってくれました。小さな集団で生活するばかりだと忘れられがちなこうした生活習慣を、しっかりと教えられているのだなと感心しました。


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<ほぼ完璧に復元終了!>


  夕方5時を過ぎ、ほぼ100%、復元と片付けを終了しました。本日(10日)は、ボラセンの活動はありません。社会福祉協議会のスタッフのほとんどが、この3週間休みなく活動なさっていました。週末の一日、ご家族と一緒のゆっくりした時間をお過ごしください。

  9日の作業途中、テレビのニュースで、秋田、岩手に大雨の被害が出ていると伝えていました。こちらが終わればどこか別の場所でまたボラセンが設置されることになるのでしょうか。どうか大きな被害になりませんように。


happajuku at 04:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 南陽市豪雨災害ボランティア 

2013年08月09日

☆★撤収も同時進行、最終盤へ!〜南陽市豪雨災害ボラセン18日目

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<外の資機材テントを撤収>


  8月8日は語呂あわせで「葉っぱ塾記念日」。また、敬愛する写真家の星野道夫さんの命日でもありました。その日を、災害ボランティアセンターで過ごすことになったのも、なんだか「葉っぱ塾」らしい気がします。

  ボラセン18日目のこの日は、10名のボランティアのみなさんがおいでいただきました。前にも一度来てくださった富山の看護師の女性が、石巻や南相馬でのボランティアの帰りだと、また立ち寄ってくださいました! 大切な休暇をこの地のために使ってくださって、ありがとうございました。


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<ブルーシートが撤去された屋内>


  この日の作業依頼は1件だけ。しかも、午前中11時過ぎで側溝の泥上げの作業を終えました。

  私たちが活動に出ている間、ボラセンに残った人によって、資機材用のテントの撤収や、屋内に敷き詰めていたブルーシートの撤去が行われました。

  11日の閉所に向けて、膨大な資材や支援物資の片づけが急ピッチです。


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<プール帰りにスイカを食べる女の子たち>


  前日に子どもたちへの感謝イベントをやりましたが、子どもたちとの心の距離が急に縮まって、プールにやってきた子どもたちは気軽に「ヤギおじさん!」と声をかけてくれるようになりました。

  帰るときにちょうど出されていたスイカを勧めたら、にぎやかにおしゃべりしながらたくさん食べて行ってくれました。

  昼食後は、残り3日間の進め方について、その日参加のスタッフ全員で話し合いをもちました。

  残された依頼案件は、今日9日と期日指定がある屋内の荷物の移動の1件のみで、これも午前中には終えられそうです。

  そうすると、新たな依頼がない限り、10日は全く作業がなくなるので、ボラセンをお休みにし、11日は「閉所式」に代えての昼食会のみを行うということになりました。


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<かつての生徒だった友理さんと>


  片付けを進めながら、スタッフの会話も進みました。何か、トンネルを抜けるかのような気持ちの軽やかさがあります。

  思いがけないたくさんの出会いがあったこの3週間が、とても貴重な時間だったと感じられてきます。教員として勤めていたときに生徒だった人とも再会しました。友理さんもその一人。新婚の彼女がなんだかまぶしく感じられます。人との出会いはボラセンに参加しての一番の宝物です。

  帰り道、作業したお宅から紛れ込んだスコップを返却しに立ち寄ったのですが、奥様の表情はとても明るくなっていました。災害の直後には、興奮されて表情が硬かったのとはまるで別人のようでした。

  蟻んこのようにボランティアの皆さんが入って作業を進めたことが、地元の方々に笑顔をもたらすのですね。

  今日は最後の作業日となります。暑さも厳しいですが、ケガのないようにがんばりましょう。


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happajuku at 04:37|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 南陽市豪雨災害ボランティア 

2013年08月08日

☆★氷解した子どもたちの疑念〜南陽市豪雨災害ボラセン17日目

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<7日の側溝泥上げ作業>


  「7.18南陽市豪雨災害ボランティアセンター」17日目の8月7日、17名のボランティアの方々が参加してくださいました。

  3日に「梅雨明けしたもよう」とのことだったのに、その後も不安定な空が続いていましたが、この日はようやく夏空が広がりました。その分、作業も暑さとのたたかいとなりました。

  ご参加くださったみなさん、暑い中、お疲れ様でした。
  

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<2歳の子も参加した紙ひこうき飛ばし>


  この日は、地元の子どもたちを招いての感謝イベントを計画していました。午前中のプールが終わった子どもたちが次々とボラセンとして使っている学校にやってきました。といっても、子どもたちは全部で12名。そこに、午前中の作業を終えたボランティアの方々も参加くださって、盛り上げてくださいました。


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<みんなでカレーを食べました!>


  一人3回ずつのトライアルを終えたあとは、すっかりお腹がすいていて、スタッフが準備したカレーをたくさん食べてくれました。

  カレーはボランティアの方々にもふるまわれ、にぎやかな昼食会となりました。


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<盛り上がったスイカ割り>


  食後のデザートにはスイカです! 校庭の隅に準備した場所で、みんなでスイカ割りをしました。「もっと右!、もっと前!」などと大いに盛り上がりました。

  参加した子どもたちの中に、児童館にいたときの自然体験活動で会っていた男の子がいました。

  数日前に学校前で会ったときに「あ、ヤギおじさんだ!」と声をかけてくれたのが嬉しかったのですが、実はこの子が、ボラセンが始まるときに、学校に出入りするスタッフに、「この人たち嫌いだ!」という言葉を投げかけた子どもだったことが、この日わかりました。

  「自分たちの学校」という思いが強かったところに、外からたくさんの人が入り込んで、ボラセンとして使うことが不快だったのでしょう。

  しかし、この日は、この男の子が一番楽しんだように感じられました。目がきらきら輝いていました。最後には、いとこの女の子と一緒に、自宅まで送ってゆきました。

  ハードなボラセンの活動の中で、子どもたちを主役にしたこんなイベントに「葉っぱ塾」のノウハウを生かすことができてよかったと思っています。

  ボラセンはあと3日間の活動で、11日は撤収作業です。それぞれの日、午前中だけの作業ぐらいになるかもしれません。ボランティアの方が不足のときは、私たちスタッフが出向いて作業にあたります。


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happajuku at 04:16|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 南陽市豪雨災害ボランティア 

2013年08月07日

☆★本日第2信 コナギ繁殖した葉っぱ塾の田んぼ

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<田植えからおよそ2か月の田んぼ>


  6日朝、ジョギングを兼ねて「葉っぱ塾の田んぼ」に行ってきました。田植えから2か月と4日経過しています。周辺のよその農家さんの田んぼでは穂が出始めているところもありましたが、晩成型の「葉っぱ塾の田んぼ」は、まだその気配はありませんでした。

  7月は雨が多かったので、日照の不足が心配です。先日、農協の広報車が、イモチ病の警告のアナウンスをしながら巡回していました。こんな天候不順のときが危ないのですね。


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<株間にコナギが繁殖>


  気温が極端に低いということではないので、冷夏という心配はなさそうですが、今後の天候の推移や台風のことが気になります。

  イネたちに近づいてみると、農道に近い側にコナギという植物が繁茂していました。近いうちにこれを取り除きに行きたいと思います。


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<きれいに刈られた畔>


  畔道が、最近刈り払われていました。遠藤さんが時間をかけて草刈りしてくださったのですね。除草剤をかけられて、畔が真っ赤になっているところもあるのですが、こうして手間隙をかけてイネを見守っていただけることは、ほんとうにありがたいことです。

  今日7日はもう「立秋」です。しかし予報では、いよいよ今日から晴れのマークが続き、夏の暑さが本格化しそうです。


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happajuku at 05:06|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 葉っぱ塾田んぼオーナー 

☆★なお遠くからのボランティア参加〜南陽市豪雨災害ボラセン16日目

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<地元の女性が生けてくださった卓上の花>


  「7.18南陽市豪雨災害ボランティアセンター」16日目の8月6日、ボランティア参加者は21名でした。週明けからは県内の日帰り参加のみ、と広報していましたが、この日は、京都、富山、大宮などからもおいでいただきました。遠くからのご参加ありがとうございました!

  ボランティアの方々の控え室の卓上に飾られている花は、地元の女性が周辺の花壇や野の花を生けてくださっています。細やかなお心遣いが心に響きます。ボランティアの方々の心にも届いたのではないでしょうか。


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<これがボラセンの合言葉!>


  スタッフの心構えが、知らないうちに貼り出されていました。誰かが大きな声を出さずとも、知らず知らずに、和やかな雰囲気が作られてゆく。そんなところに、置賜(おいたま)人の心意気が現れているように思います。「ありがとう」が「おしょうしな」だったら、もっと良かったのかな?


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<泥出し作業は重労働>


  残っている作業は少なくなりましたが、かなりの重労働でした。私は午前と午後、異なる現場に立ち会いましたが、蒸し暑い中で、汗をしぼられました。ボランティアのみなさん、ほんとうにお疲れ様でした。

  雨が降るとの予報でしたが、作業中は中断しなければならないほどの雨が降らなかったのは幸いでした。

  このお宅は現在、お年寄りのご夫妻だけで住んでおられますが、あのような大雨は初めて体験されたそうです。家の裏の畑の土が泥となって流れ込んできたものが、家の裏に積もっていました。


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<スイカを差し入れしました!>


  「葉っぱ塾」では、「ボランティア支援募金」から、ボラセンに「伊佐沢スイカ」の差し入れをしました。事後承諾になりますが、どうぞご了承いただきたいと思います。作業後のボランティアの方々にご賞味いただきました。

  本日行うことになった地元の子ども向けの感謝イベントの経費は、南陽市の予算から出されることになるようです。これはありがたいことです。

  今日を含め、ボラセン閉所まで5日です。「片付けモード」に入ります。


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happajuku at 04:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 南陽市豪雨災害ボランティア 

2013年08月06日

☆★本日第2信 ボラセン子どもイベントは明日に!

 今朝アップした記事の中で紹介した地元の子どもたちを招いてのイベントは、子どもたちの都合で、明日(7日)のお昼に行うことになりました。

  「葉っぱ塾」でいただいております「ボランティア支援募金」を活用させていただきます。支援していただいたみなさん、どうぞご了承ください。


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happajuku at 11:34|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 南陽市豪雨災害ボランティア 

☆★8日、子どもたちへの感謝イベント!〜南陽市豪雨災害ボラセン15日目

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<暑い中、お疲れ様でした!>


  5日は、午前中、米沢市内での会合に出席し、昼を過ぎて「南陽市豪雨災害ボランティアセンター」に入りました。この日はボラセン15日目。ボランティアの方々は21名だったと聞きました。

  3日に「梅雨明けしたもよう」との発表があったのですが、空はまだ不安定で、気温は30度には届かなかったようですが、蒸し暑い中での作業となっていました。

  作業依頼のあった場所の確認に出向いた際、作業中のボランティアの方々を見つけましたが、もう、汗びっしょりでした。作業を終えて、ボラセンに帰ってこられたみなさん、本当にお疲れ様でした。手洗いやうがいをどうぞ、冷たい麦茶をどうぞとお声をかけました。


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<たくさんの差し入れ、ありがとうございます!>


  この2週間あまりの間に、たくさんの方々から差し入れをいただきました。遠く兵庫や熊本からも届いていました。

  その一つひとつがこうしてボラセンの中に貼り出されて、みなさんに紹介されています。駆けつけてくださって労力を提供くださる人もあれば、遠くから見守ってくださる人もいらっしゃいます。人の善意は距離とは無関係に心を励ましてゆくのですね。


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<残っている作業依頼も少なくなってきました。>


  翌日に向けての作業の整理をしましたが、「終了」の掲示板にはたくさんの張り紙があるのに、これから取り掛かるものは、わずかになっています。1週間前はその逆でした。この2週間で1000人を超える方々がボランティアとして駆けつけてくださったことが、こんなふうに現れているのです。

  小屋の床をはがし、泥出し作業を終えた家の奥様とお話しましたが、「人の手ってすごいねえ!」と言っておられました。一人ではとてもできそうにないことが、人手をかければ短時間にできてしまう。災害が起こったときには、こうした「手」の数がものを言うのです。

  ボラセンは11日の「閉所」に向けて動き出しました。

  「葉っぱ塾」が提案した、この地区の小学生たちへの「感謝イベント」が、昨日の終わりのスタッフ・ミーティングで正式に決まりました。8日の夕方から夜にかけて、10名そこそこの子どもたちと、にぎやかに紙ひこうきを飛ばしたり、花火を楽しんだりします。

  子どもたちの数が少ないので、どうかおいでになって盛り上げてください。8日午後4時半ぐらいから、ボラセンにお借りしている「小滝小学校」で行います。

  今日は8月6日。広島の原爆の日です。わずかな時間でも、そのことに思いを馳せてください。


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