2008年05月07日
外岩デビュー
☆初めての外岩を、へっぴり腰で
登るヤギおじさん。
ガイド仲間の宮城のSさんからお誘いを受け、高畠町の蛭沢(びるざわ)湖近くにある、通称「トウフ岩」に出かけて、初めての外岩体験をしてきました。
ガイドの研修の一つとして、屋内のクライミングウォールでの体験や、早池峰山の岩場を使ってのゲストのサポートの研修はあったのですが、いわゆるフリークライミングとしては今回が最初でした。
山に登るくせに、私は高所恐怖症で、東京などで高層ビルに登ったりすると、冷や汗がでるほどです。そんな私が垂直の岩など登れるのか、と疑問に思われるかもしれませんが、岩壁にへばりついていると、上も下もそんなに見えないのですね。とくに初心者は腕を縮めてしがみついてしまうので、顔の周辺しか見えないのです。ですから、登っているときは高さを感じません。上にたどり着いてから下を見下ろして、「ぞ〜っ」とします。
私のような初心者は、腕にたよってしまいます。それで腕の筋肉を疲労させてしまい、途中でだめになることが多いのです。「だめになる」とは落ちることなのですが、初心者の場合はご覧のように上に支点をつくってロープを通していますので、手を離しても空中にぶら下がるようになっています。これを「トップロープ」というのです。
私のために作ってもらった一番簡単なルートをようやく登って、それだけで「ヤッター!」という達成感。わずか2階建ての家の屋根に登ったほどなのですが・・・。初めてこの壁を見たとき、「何だ、けっこうデコボコがあって、何とか登れるんじゃないの」と思ったのですが、実際チャレンジしてみると、そのデコボコが、なかなか自分の体を支えるほどでもないのですね。上級者は指1,2本で自分の体重を支えると言います。私には神様の領域に思えます。
私は山のガイドでこうしたクライミングをしなければならないようなところには行かないのですが、普通の山でも何らかの原因でゲストが転落するということがないとはいえません。そんなときにこうした体験が生かせればいいなあ、と思っております。
それにしても、私を誘ったSさんとは、初めてのクライミング・ウォールの「同期生」なのですが、彼女はその後経験を積んで、いまでは立派なクライマーに成長! まるで忍者かスパイダー・ウーマンのようでした。
登るヤギおじさん。
ガイド仲間の宮城のSさんからお誘いを受け、高畠町の蛭沢(びるざわ)湖近くにある、通称「トウフ岩」に出かけて、初めての外岩体験をしてきました。
ガイドの研修の一つとして、屋内のクライミングウォールでの体験や、早池峰山の岩場を使ってのゲストのサポートの研修はあったのですが、いわゆるフリークライミングとしては今回が最初でした。
山に登るくせに、私は高所恐怖症で、東京などで高層ビルに登ったりすると、冷や汗がでるほどです。そんな私が垂直の岩など登れるのか、と疑問に思われるかもしれませんが、岩壁にへばりついていると、上も下もそんなに見えないのですね。とくに初心者は腕を縮めてしがみついてしまうので、顔の周辺しか見えないのです。ですから、登っているときは高さを感じません。上にたどり着いてから下を見下ろして、「ぞ〜っ」とします。
私のような初心者は、腕にたよってしまいます。それで腕の筋肉を疲労させてしまい、途中でだめになることが多いのです。「だめになる」とは落ちることなのですが、初心者の場合はご覧のように上に支点をつくってロープを通していますので、手を離しても空中にぶら下がるようになっています。これを「トップロープ」というのです。
私のために作ってもらった一番簡単なルートをようやく登って、それだけで「ヤッター!」という達成感。わずか2階建ての家の屋根に登ったほどなのですが・・・。初めてこの壁を見たとき、「何だ、けっこうデコボコがあって、何とか登れるんじゃないの」と思ったのですが、実際チャレンジしてみると、そのデコボコが、なかなか自分の体を支えるほどでもないのですね。上級者は指1,2本で自分の体重を支えると言います。私には神様の領域に思えます。
私は山のガイドでこうしたクライミングをしなければならないようなところには行かないのですが、普通の山でも何らかの原因でゲストが転落するということがないとはいえません。そんなときにこうした体験が生かせればいいなあ、と思っております。
それにしても、私を誘ったSさんとは、初めてのクライミング・ウォールの「同期生」なのですが、彼女はその後経験を積んで、いまでは立派なクライマーに成長! まるで忍者かスパイダー・ウーマンのようでした。