2009年09月01日

秋の雨の中を歩く

IMG_1112

<月山ネイチャーセンターの森>

  太平洋を北上する台風の影響で昨日は一日中雨。Iさんをご案内するはずだった大朝日岳への山行は中止にし、月山のネイチャーセンターを訪ねてみました。月曜日は休館日とあって、静かな雨の森を歩くことができました。


IMG_1119

<遊歩道を歩く>

  原始の森の姿を残しながら、その中を通る遊歩道が整備されていて、その選び方によって長くも短くも歩けるところが魅力です。


IMG_1115

<ブナ枯れする葉>

  この森に近づくときに「紅葉が始まったか!」と思われたのは、実は紅葉ではなく、ブナ枯れ現象によるものでした。ここ何年か続いて月山地域を中心に広がっているこの現象は、ウエツキブナハムシという昆虫による食害だとのことです。温暖化が一因とも言われています。木そのものはは枯れないものの、これにやられると、ブナは実をつけないといわれます。それはクマたちのエサが不足することにつながってゆきます。ナラ枯れも各地で進んでおり、森の「病状」が気にかかります。


IMG_1123

<西川町の山菜そば>

  日中の最高気温が20℃にもならない肌寒さで、昼食は温かいものが食べたくなりました。西川町の大井沢集落にある民宿兼お蕎麦やさんへ。山菜蕎麦といえば、多くの方は蕎麦の上に山菜がちょっとのっているものを思い浮かべるかもしれませんが、ここのものは山菜が主で、蕎麦は付け足しのようなものです。「蕎麦付き山菜汁」というほうがよいかもしれません。


IMG_1134

<朝日町のくぬぎ平の棚田>

  この日最後に訪れたのは朝日町の「くぬぎ平の棚田」でした。5月の「ブナの森セミナー」のときに訪れようという計画をしながら、天候が悪くカットした場所でした。「日本棚田百選」にも選ばれているこの棚田は、5月に下見をしたときにはまだ田植えも終わってはいませんでしたが、今は少し黄色みを帯びた稲が順調に育っていました。

  台風や温暖化という自然現象の前で、私たち一人の人間は何をすることもできずに、ただ見ているしかありません。目に見えているのが大きな変動の中の一つの局面なのか、さほど気にすることもないささいな事象なのかも見分けることができないでいます。今、政治の世界で起ころうとしていることはどうなのでしょうか。




happajuku at 05:37│Comments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔