2009年09月03日

拡大するナラ枯れ

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<2日朝の風景>

  8月は山の行事が続き、山に行かない日は脚を休息させていましたが、一段落して、昨日はしばらく振りでジョギングに出かけました。コスモスがあざやかに咲いているお宅がありました。低気圧が東に去り、高気圧がやってくる前兆の雲が東の空にありました。日の出間もなくの太陽が雲に隠されて、雲の隙間から放射状の光がもれていました。


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<長井の「西山」に拡がるナラ枯れ>

  昨日は自宅の西の方角に向かっていったのですが、通称「西山」と呼ばれる一帯に、ナラ枯れが拡大していました。写真は長井ダムの建設現場に入ってゆく谷の入り口付近の山の斜面です。いくら東北といっても、まだ紅葉には早いのです。茶色に見えるのはすべてミズナラの木です。

  このナラ枯れ現象は、カシノナガキクイムシという甲虫が媒介するカビによってナラの木の道管(根から水を吸い上げる管)がつまってしまい、結果としてその木が枯れてしまうというものです。日本海側を北上し、山形県に新潟県側から入り込んできたのは4年ほど前のことだったと記憶しています。ミズナラやコナラなどの、ある程度以上に太い木が犠牲になっています。

  いつも通っている長井葉山を見上げてみても、中腹にまで赤茶色の木が見えています。気温の関係である程度以上の標高には拡大しないと言われてはいますが、この影響がどのようなものになってゆくのか、大いに気にかかります。

  私たちの生命が直接的であれ間接的であれ、森に依拠していることは間違いのないことです。そして森は多くの動植物が生きている空間でもあります。私たち人間がいかに先進科学の恩恵にあずかっていようとも、「生物」としての制約を超越することはできないでしょう。森のこうした変化が今後どのように私たちのまわりに現れてくるのか、注目したいと思います。



happajuku at 04:23│Comments(2)TrackBack(0) 葉っぱ塾からのメッセージ 

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この記事へのコメント

1. Posted by kazesan   2009年09月03日 06:47
石川県でも数年前から枯れていますが、同じ白山帯でも岐阜県側はそうでもない、という話を聞いたことがあります。その方は、“酸性雪”が原因なのではないか、と言っていました。白山が壁になって風下側への影響が少ないということでしょうか。枯れてゆくのも自然の大きな流れのひとつだ、ぐらいに思えたらいいんですが・・・
2. Posted by 葉っぱ塾より   2009年09月03日 12:03
 kazesan、コメントありがとうございました。この病気を媒介しているのは昆虫です。気温の低いところには入り込めないので、高い山越えはできないということなのでしょうね。新潟から山形には国道113号線、つまり荒川沿いに入ってきています。行政では5年ぐらいすると「終息した」と言っているらしいのですが、それはその地域のナラがほぼ全滅したということのようです。何百年もかければまた回復するものだとしても、半世紀以上生きてきて見たことのない現象は不気味です。

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