2009年09月15日

秋に向かう朝日連峰

IMG_1336

<わずかに色づいていた大朝日岳>

  この夏は天候不順の影響もあって、予定されていたガイド登山がいくつか中止になり、この日の大朝日岳は何と2か月ぶりでした。月末に予定されているガイドの下見も兼ねて、一人、古寺鉱泉から往復してきました。

  この前日、13日はずいぶん天候が荒れたようです。麓の古寺鉱泉も、宿泊のキャンセルが多かったそうです。下るとき、大朝日小屋管理人のお一人、佐藤さんが登ってこられるのとお会いしてお聞きしましたら、あられが降って、ものすごい風だったとのこと。寒冷前線の通過でしたから、山では大荒れのパターンです。そんな中を下りて、翌日また登って来られるのですから頭が下がります。

  そんな悪天候の中を下山したのは、もう一人の管理人、大場さんが体調不良を訴えたためだったともお聞きし、心配になりました。たしか84歳だったと思うのですが、これまでずっとお元気で、テレビにも出演した名物管理人さんです。一日も早いご回復を願っています。


IMG_1340

<オヤマリンドウ>

  今の時期目立つ花はオヤマリンドウです。紫の大ぶりの花がそこここに群落を作り、風に揺れていました。小朝日岳の巻き道ではウメバチソウも咲いていました。銀玉水の上で山頂付近の草原に出ますと、小さなミヤマリンドウも咲いていましたし、タカネマツムシソウが咲き残っているものもあります。大朝日小屋周辺ではハクサントリカブトやタカネナデシコも見られました。


IMG_1359

<色づき始めたカエデとその向こうの中岳>

  紅葉は少しずつ始まっています。熊越と銀玉水の間の稜線ではカエデの仲間やツツジ類の葉が、一足先に赤や黄色に変わり始めていました。ナナカマドの実はすでに赤く色づいています。この週末は連休で、きっと大勢の人が訪れると思いますが、だいぶ紅葉も進むことでしょう。

  下山して立ち寄った古寺鉱泉でお聞きしたら、この日、東京の山の会の方たちがグループで登られたとのことでした。古寺山付近ですれ違ったあのグループがそうだったろうかと思い当たりました。昨年末に吹雪の稜線から風で吹き飛ばされて遭難した方がおられ、つい先だって、8か月ぶりでご遺体が発見されたとのニュースは聞いていましたが、仲間の方たちは雪解けが始まる頃から毎週のように東京から朝日連峰に通い、捜索を続けておられたそうです。捜索に使った資材の撤収がまだだということでこの日登られたのだということでした。最近も山での事故が多発していますが、安全な登山を心がけたいものです。


IMG_1368

<朝日鉱泉からみた大朝日岳>

  一人での足取りは速く、午後2時前には下山したものですから、帰りに朝日鉱泉に立ち寄ってきました。オーナーの西澤さんや奥様としばし懇談。周辺のブナが、ウエツキブナハムシの被害を受けていることや、ナラ枯れも入り始めていることなどの情報をいただいてきました。そこに息子さんがキノコ狩りから帰っていらして、マイタケの今年初の収穫だったとのこと。ナラ枯れが進めばマイタケも取れなくなるね、などともお話ししてきました。森の異変をこのままにしてよいのかということを強く思ってきました。

  朝日鉱泉から見る大朝日岳はずいぶん尖って見えます。古寺のほうから登ったときに見える大朝日岳(1枚目の写真)とは違う山のようにも見えます。その尖った大朝日岳を奥様が描いたイラストを胸にあしらったTシャツが売られていました。速乾素材のもので¥1500はお買い得ではないでしょうか。朝日鉱泉を訪れる方は記念にぜひどうぞ。もちろん私も買ってきました。

  帰り道、車の点検の相談に寄ったサービスセンターの地元紙の夕刊で、イチロー選手の9年連続200本安打達成を知りました。そういえば先日の2000本安打達成のときも、山からの帰りだったのを思い出しました。





happajuku at 04:31│Comments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔