2009年09月18日

大里(おおり)峠を歩く

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<峠の頂上に立つ祠>

  来週、仙台C社のツアーをご案内することになっている大里峠を、下見を兼ねて歩いてきました。

  山形と新潟を結んでいるのは今は国道113号線ですが、明治の中ごろまでは、人や牛馬が通る細い道が街道だったのです。米沢市から新潟県の村上市に至る道は、山形側の人からは「越後街道」、新潟側の人からは「米沢街道」と呼ばれていたそうです。

  この街道にはかつて十三の峠があったそうです。車が通る道ができてからは人の往来も途絶え、道は荒れたり、埋もれたりしたようですが、近年、刈り払いや敷石の発掘などが行われ、通れるようになった峠道がいくつかあります。大里峠もその一つです。

  峠の西側の入り口は新潟県関川村の沼集落、東の入り口は山形県小国町の玉川集落です。つまりこの峠は県境を越える峠道なのです。

  1878(明治11)年に、イギリス人のイザベラ・バードという女性が、東京から北海道までおよそ3ヶ月以上かけて旅行した記録があります。彼女はそのときの記録を『日本奥地紀行』という本にして出版し、当時の欧米社会に日本の現状を紹介したのだということです。その紀行文の中に、この十三峠のこともかなり書かれています。

  来週のツアーは、このイザベラ・バードが辿ったと同じように、新潟側から入り、山形側へと抜ける片道コースを歩くことになっています。昨年は下見をしたのですが人数が集まらずに中止でした。今年はようやく実現します。

  道の刈り払いもなされ、標識もしっかり立っているので、一人でおいでになったとしてもまず迷うということはなく歩けると思います。県境をはさんで、新潟と山形では森の様子が違っていたりするのも面白いです。峠の頂上に建つ祠の裏手の高台に登ると、遠くに日本海が見えます。沢の水音をずっと聞きながら歩くことのできる気持ちのよい道です。葉が繁っていれば、頭上に高圧線が通っていることはあまり気になりません。

  ツアーの当日の好天を願いながら、資料も準備しておこうと思います。



 

happajuku at 04:51│Comments(0)TrackBack(0) 葉っぱ塾行事レポート 

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