2010年10月10日

スクール・インタープリターの出番!

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<はじめに『おおきなかぶ』を読みました>

  南陽市から、「市内の保育園で自然体験活動の指導をしてほしい」との依頼を受けていました。当初、「ネイチャーゲームの会」で対応しようとしましたが、平日は身動きがとれない人ばかりでしたので、昨年県内で初めて開催した「スクール・インタープリター養成入門講座」を受講してくださっていたOさんとSさんに「出動」をお願いしていたのです。

  9月下旬に3人で、4つの保育園の下見をしていました。園の庭で活動をすることにしていましたので、どんな木があり、どんな草花があるのか把握しておきたかったからです。

  8日が第1回目。最初に有名な絵本『おおきなかぶ』を読みました。大きなカブを引き抜くためにおじいさん、おばあさん、孫、イヌ、ネコ、ネズミが登場し、ネズミが手伝ってようやく抜ける、というお話です。

  子どもたちは「うんとこしょ、どっこいしょ」のところは、だんだん乗ってきて、しまいには大合唱のようになりました。もうこういう反応を見ただけで私は感動でした。

  このストーリーから何を汲み取るのかは、人さまざまなのですが、この日は『しぜんのだいすきだいじをさがそう』という活動を予定していたので、この大きなカブが、おじいさんにとってはだいじなものであった、というのが隠しテーマのつもりでした。

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<あなのあいたはっぱをさがしてみようよ。>

  絵本のあとは、3つのグループに分かれての活動です。子どもたちの目はまるで星の形をしているかのように輝いていました。田んぼを埋め立て、木を植えてまだ間もないこの園には、大きな木はないのですが、それでも樹高3mほどの桜の木があり、「穴のあいた葉っぱを探してみよう。」という呼びかけで探し始めると、すぐに見つけて戻ってきてくれました。

  穴から友だちの顔をのぞいたり、においをかいだり、葉っぱの表と裏の色が違うことを確認したり、ギザギザがあるかどうかを調べたり。一枚の葉っぱで、いろいろなことができます。

  「どうして穴が開いたんだろう?」と尋ねると、「虫が食べた!」、「虫が角で穴を開けた」などの声があがります。「こういう葉っぱも、虫さんには大事な食べ物なんだね」などと話をしました。

  担当の市の職員が、桜の木の枝にいた大きな緑色の幼虫を見つけてきて私たちの班にも見せに来てくれて、すばらしいハプニング。「さわってみようか」というと、簡単に触れる子、おそるおそるの子など、反応は様々でした。

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<みんなの「だいすき だいじ」はなに?>

  最後には「みんなのだいすき、だいじはなに?」という問いかけをしてみました。Sさんのところでは車座になって各自が発表したそうです。「家族」と答えた子どもがいたのでびっくりしました、とSさんはあとから語ってくださいました。

  私たちが訪れる少し前には、自然のものを使ってのクラフトづくり体験をしたとのことでした。この日は日々遊んでいる園の庭の生き物たちに目を向けてもらおうという意図がありました。小さな体験が積み重なって、子どもたちが、自分も大きな自然の中の一員であるということに気づいてくれたらすばらしいな、と思いました。

  私たちの反省点としては、4歳児、5歳児が集中できる時間は短い、ということへの十分な対応ができていなかったことかもしれません。視覚に訴える小道具などが有効でしたので、そうした工夫を重ねて次回に臨みたいと考えています。


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happajuku at 05:04│Comments(3)TrackBack(0) スクール・インタープリター 

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この記事へのコメント

1. Posted by きよこ   2010年10月10日 05:16
子どもたちが「だいじなもの」をたくさん見つけたひとときだったのですね。
穴のあいた葉っぱを見つけよう、は楽しそうですね。こどもたちがいろんな想像や思いがけない視点から葉っぱに触れる様子が思われます。
私は屋内で活動していますが、是非、身近な自然を子どもたちに伝えることを考えてみたいですね。
頭を柔らかくしなくては・・・。
2. Posted by 葉っぱ塾より   2010年10月10日 05:56
 私は読み聞かせはまったくの素人ですが、子どもたちの「乗り」の良さには感激しました。そういう意識の集中を保つ工夫がもっともっと必要だったと振り返っています。
3. Posted by きよこ   2010年10月10日 06:28
絵本などを読んでいて、繰り返しの部分を子どもたちが一緒に声にだしてくれたりすると本当に嬉しいですね。
そしてきらきらしている子どもたちの瞳を見ているだけで、この場にいられて良かった、と自分自身がご褒美をもらったような感じがします。

屋外で、いろいろな誘惑(?)があるとなかなか集中することは難しいかもしれませんね。私は時折しまったな、と思うのはいつのまにか「大人の視線」でお話などを選んでしまうことです。
子どもの目線で、どれなら一緒に楽しめるかなということ、ちょっと易しすぎるお話かな、というようなものが案外一緒に楽しめたりすることを感じています。(絵本やお話のことではありますが・・・)

これからまた保育園でのご活躍の場がおありなのですね。嬉しいですね。

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