2014年04月08日

☆★県内初の災害ボラセン、活動の報告書完成!〜南陽市豪雨災害

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<完成した報告書表紙>


  昨年7月中旬にこの地域を襲った大雨のとき、お隣の南陽市では、多くの市民がそれまでに経験したことのないほどの大規模な災害が発生しました。

  そのことを踏まえ、県内では初めて「災害ボランティアセンター」(以下、ボラセン)が設置され、およそ3週間にわたる活動が展開されたのでした。

  ボラセン設置から撤収まで、民間のボランティアの一人として関わった私は、このブログにもその報告を掲載してきましたが、このたび、正式な活動報告書が完成しましたと南陽市の社会福祉協議会から連絡をいただき、先ごろ受け取ってきました。


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<カラー写真も豊富な本編>


  報告書はA4判で、本編、資料編合わせて46ページ。それに、南陽市が作成・提供した「浸水災害箇所図」が6枚が挟み込まれた立派なものです。

  本編で使用されている写真は全てカラー写真になっていて、ずいぶんお金をかけて作ったように思われます。

  私は「マッチング班」を代表して、そこでの作業内容や配慮したことなどについてレポートをまとめ、これが掲載されています。私にとっても2013年の夏の大切な思い出となる報告書です。


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<詳細な地図も含まれる資料編>


  この報告書の作成のために、何度か編集会議が開かれましたが、その場で話し合われたのは、万が一県内の他の市町村で災害が起こったときに、「これを開けばボラセンの設置から運営までのノウハウがわかるものにしておきたい」ということでした。

  したがって報告書には、ボラセン立ち上げの準備段階から、期間中の日々の運営のしかた、日々の活動概要や経過、使用された印刷物、活動を紹介する新聞記事などが網羅されています。今後県内で何かあったときに、きっと役立つ1冊となることでしょう。

  この災害ボラセンの運営が素晴らしかったのは、「官民一体」となって被災者のことを最優先にして災害直後の対応にあたったことだと、ページをめくりながら改めて振り返っています。

  中心となってボラセンを運営され、この編集作業の責任者として関わられた南陽市社会福祉協議会のTさんのご苦労に、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。


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<隣町から参加くださった年配の女性たち>


  3週間にわたるこのボラセンの活動の中で、忘れられないシーンがあります。

  果樹園に流されてきた大量の流木の片付けに、お隣の川西町から参加してくださった70歳代の女性三人組のことです。

  若いボランティアのみなさんに混じって、三人はとても目立っていました。失礼ではありましたが、お歳と、どちらからおいでになったのかを、休憩のときにお伺いしたのです。

  年齢にもびっくりしましたが、さらに驚いたのは活動に参加した動機が「羽越水害のときの恩返し」とおっしゃったことでした。羽越水害は1967年のことですから、もう半世紀にもなろうとしているのです。

  いろいろな人に助けてもらったということを忘れず、小さくても他者のためにできることをしよう、と思われたそのお気持ちがまさに「ボランティア精神」の真髄ではないのかと思ったのでした。

  災害はないに越したことはありません。しかし、起きたときに、まずは自分の安全を確保し、そして自分ができる小さなことでも、行動に移すこと。その集積が、復旧・復興への大きな力になってゆくのだと思います。



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happajuku at 05:21│Comments(3)TrackBack(0) 南陽市豪雨災害ボランティア 

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この記事へのコメント

1. Posted by きよこ   2014年04月08日 05:29
素晴らしい冊子ができたのですね。官民一体となって、被災された方に寄り添うご活動をなさったということ、本当に嬉しいことです。このような良心的な取り組みがあちこちで起これば、日本も変わっていくのではと思います。
その変わる一つのキーワードとなる思いが、川西町からこられた3名のボランティアの方たちの「思い」ではないかな、と思います。活動を振り返った中でこの3名の方にまず思いを馳せられたヤギおじさんのお心の深さも思います。
2. Posted by きよこ   2014年04月08日 08:16
書き添えたいことがあります。ご活動の内容をこうして残し、次につなげていく、という姿勢にも、素晴らしいものを感じます。
3. Posted by 葉っぱ塾より   2014年04月08日 09:14
 きよこさんからも差し入れをいただいたのでしたね。ありがとうございました。こうした報告書は、できれば「役に立たないで埋もれる」ことがのぞましいわけですが、実際には何かのときに、「先行事例」として参考にされる可能性もあります。そういうことをかなり意識して作られたものといえます。

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