2015年06月27日

☆★まだまだ続けたい「森の休日」〜福島のお母さんからの手紙

IMG_0768

<「森の休日」でのツリーイング>


  今月の「森の休日」に初めて参加してくださった福島のお母さんから、お手紙をいただきました。

  ご本人のご了承をいただき、ここで紹介いたします。

・*:.。. .。.:*・*☆*゚・*:.。. .。.:*・*☆*゚・*:.。. .。.:*・

   八木さん

  先日の週末保養「森の休日」では大変お世話になりました。写真もたくさん送って頂きありがとうございます。

  子どもたちと「楽しかったね」と思い出話で盛り上がりました。

  震災後は、室内で過ごすことが多く、遠くを見るということがあまりなく、視力低下も気になっていました。
 
  あの週末は、山形の自然の空気をたくさん吸って、葉っぱや木や土のにおい、風を感じ、本当に気持ちの良い時間を過ごさせて頂きました。

  初めて挑戦したツリーイングでは、途中で断念するかな?と見守っていましたが、みなさんに「頑張れー!!」と何度も声をかけてもらって、どんどん顔つきが変わっていく娘。

  最後まで登りきり、下におりてきた時の最高の笑顔。あの時のあの表情は、一生忘れません。

  自分の足で登りきった山の上から、木の上からの景色は、娘たちの心にきっと残っていくことと思います。

  また、スタッフさんたちが、常に子どもたちの面倒を見てくれて、一緒に遊んでくれて、お風呂にまで入れてくれたので、久しぶりに私もゆっくりと、他の家族の方々やスタッフさんたちと、普段地元では口にできない放射能の不安や現実、保養の話、そして子育ての悩みも・・・。


IMG_0748

<お父さんに抱っこされて眠る女の子>


  下の子の言葉が遅くて心配していましたが、八木さんから「言葉のプールを心の中に持っていて、いつかそのプールが言葉であふれ出しますよ。」と言ってもらって、胸の中にあったモヤモヤした気持ちがスーッと消えていきました。

  たくさんいろんなお話をして、たくさん不安や心配を吐き出して、たくさんおいしいものを食べて、たくさん笑って、リフレッシュさせていただきました。

  普段、いつもくよくよ考えて生活しているわけではありませんが、今の自分の行動や考え方で将来、子どもたちの体に影響が出るかもしれない・・・。そう思うと、正直、落ち込むこともあります。

  でも今回、この「森の休日」に参加させて頂いて、遠く離れた地からもたくさん支援していただいて、たくさんの方たちが、自分の時間を割いて、ボランティアで参加してくださっていること、本当に感謝の気持ちでいっぱいになりました。福島でも前向きに頑張っていこうと改めて思いました。

  子供達は「今度いつ行けるの?」と何度も聞いてきます。親子共々、またみなさんにお会いできる事を心から楽しみにしています。

  今の福島は子どもたちにとってとても残酷な環境です。

  保養継続には大変なご苦労があると思いますが、子どもたちが少しでも放射能から解放され、のびのびと自然を満喫できるこの素敵な保養「森の休日」をこれからも続けていただけることを切に願っています。

・*:.。. .。.:*・*☆*゚・*:.。. .。.:*・*☆*゚・*:.。. .。.:*・


  こうしたお手紙をいただくことで、この取り組みを続けることの意義を改めて感じますし、大いに励まされもします。

  「森の休日」は皆さんからの募金によって継続しています。どうぞお力添えください。


【葉っぱ塾ボランティア支援募金】

      ■郵便振替口座    02420−5− 19722

      ■加入者名       八木文明

       ※通信欄に「ボランティア支援」とご記入ください。



※長井市広報映像『水の都 長井』



☆このブログの History View はこちら

※コメントの書き込みは下の↓Commentsをクリックください。


happajuku at 05:01│Comments(2)TrackBack(0) 週末保養「森の休日」 

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by きよこ   2015年06月28日 04:12
「今の福島は子どもたちにとってとても残酷な環境です。」という一文が心にぐさりと刺さりました。様々な状況から高線量ながら福島に住まわれることを選択しておられること、その中で、いろいろなこととの闘いがおありかと拝察しています。放射能の影響下での、子どもたちを取り巻く環境は本当に、たとえられるとしたら、戦時中の子どもたちと並ぶような経験なのかも、と思ったりもいたします。想像力を働かせ少しでも共に歩めるように、私でもできることを、していきたいと改めて思います。「森の休日」の素晴らしさも改めて感じています。
2. Posted by 葉っぱ塾より   2015年06月28日 05:11
 いつも応援ありがとうございます。可能な限り、「森の休日」を続けたいと思っています。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔