2016年05月29日
☆★炭撒きは森の保全につながるか?〜3年目の炭撒き作業終える
<掘った溝に炭を入れる>
一昨年から取り組み始めたナラの木の根回りに炭を撒く作業を、28日、「Asahi自然観」内で行いました。
この日の参加者は私の他にもう一人おられました。しかし、私がカメラを忘れたために、私が作業している写真しかありませんが、もうお一人Nさんも、作業に汗を流してくださいました。
この地域にナラ枯れが拡大してもう10年にもなるでしょうか。
カシノナガキクイムシが入ることで木が枯れると言われているのですが、山を歩いていると、キクイムシが入った穴やそこから出されたオガクズは見えるのに、枯れていない木があるのです。
日本熊森協会群馬県支部の川嵜支部長さんを講師にお招きし、初めての炭撒きを行ったのは一昨年の5月末のことでした。
川嵜支部長さんは、酸性雨が原因で根の活性が低下しているのがナラ枯れの原因なのではと考え、根回りに炭を撒くということを続けておられます。
炭により根が活性化され、キクイムシが入っても、それを自力で撃退することができれば、ナラ枯れは起こらないのではないかというわけです。
<作業した木に目印のテープを巻く>
昨年、一昨年に炭を撒いた木は、今のところ枯れてはいません。
葉っぱの茂り具合から見て、弱っていそうな木を選んだのでしたが、何とか生きていました。
まだ取り組み始めて3回目ですので、この炭撒きの成果があったかどうかは判断できません。
松枯れなどにも効果があると聞いているので、そうした樹種でも試してみることで効果は見えてくるのではないでしょうか。
「Asahi自然観」のほうからツルハシを貸していただいたおかげで作業がはかどりました。
今年は5本の木の周りに炭を入れました。
継続して見守ってゆきたいと思います。
Nさん、ご参加ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
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(Yamagata1)
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