2016年07月28日

☆★都知事選で問われている憲法、原発

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<2013年2月、伊達市内での放射線量表示>



  今、東京都知事選挙が展開されています。

  東京都のことではありますが、そこには福島のことも密接に関連しています。

  原発の再稼働が必要だと明確に語る候補もいます。

  福島から東京に避難して生活しておられる一人のお母さんの声に耳を傾けてください。

        * * * * * * * * * * *

  私は、6年前、福島から、この東京に避難してきました。幼い子ども達を被曝から守るためです。

  そして、気付いたら、避難者という名の、社会的弱者になっていました。夢にも思わなかった、理不尽で、切ない暮らしが始まりました。

  ローンで買った庭付き一戸建てのベランダには、今でも1万Bq/kg以上の汚染した土が溜まります。国が黙殺する土壌汚染。テレビに出ない現実の数値を知る私は、とても子どもを連れて帰ることなど、できません。

  しかし、避難者だというだけで、刺すような言葉が飛んできます。

  物乞い、復興の妨げ、歩く風評被害、税金の無駄遣い。あらゆる言葉が突き刺さりました。

  でも、私は、将来この国に生まれてくる子ども達の健康を守りたい。今、病気が出ているか否かの問題ではありません。母として、一人の大人として、子々孫々を被曝から守りたい。

  今は、その一心だけで、避難を続けています。

  私は、普通に大学を出て就職し、結婚して、福島に家を建て、子どもに恵まれ、ごく普通に暮らしていました。ずっと続くと思われた、その、当たり前の生活は、福島原発事故による放射能汚染によって、一瞬にして奪われました。

  私達は、いつ何時、社会的弱者になるかわかりません。災害で、事故で、病気で、ふいに今の生活が壊されたとき、行政がそれを助けてくれるかどうかが問われるのです。

  鳥越さんは、そんな弱者の声を真剣に聞き、弱者に寄り添った都政をする、唯一の候補者です。

  私達は、元気な時、普通に暮らしている時は、政治に無関心でいられます。でも、社会的弱者になった時、自分が生きるために、 政治が必要になるのです。

  でも、そうなってからでは、間に合わない。間に合わなかった。

  私も5年前までは、政治に無関心でした。こんなところでマイクを持つ人間ではありませんでした。

  でも、今、この東京に暮らす5000人の避難者の命のために、そして、この東京の、ごくふつうの人達の生活を守りたくて、震える足で、ここに立ちました。

  私が住んでいる避難住宅は、あと半年で国によって追い出されようとしています。お金の無い人は、避難住宅から追い出されたら生活ができません。

  福島へ戻って被曝を受け入れるか、この東京で貧困に陥るかの、苦しい選択を迫られます。

  特にこの5年間で認知症になってしまった人、心や体が病気になってしまった人は、引っ越すことすら出来ません。

  無理に転居させれば、更に症状が悪化し、餓死や熱中症によって死んでしまうかもしれない。

  そんな絶望的な避難者を、一体誰が助けてくれるのでしょうか?

  鳥越さんしかいないんです。原発事故の教訓を受け止め、はっきり反対の立場を取ってくださる鳥越さん。

  憲法を守り抜くことによって、私達の生きる権利を守ってくれると、断言しているのは、鳥越さんだけなんです。

  私は、何度も舛添都政に、弱い人を追い出さないでくださいとお願いに行きました。命がかかっているんです、と。

  でも、東京都は 聞き入れてくれませんでした。
 
  被曝して、生業を失って、生きがいを失って、無理解と理不尽の絶望の5年間で、身も心も壊れてしまった人々を、東京都はそれでも、避難住宅から追い出すという方針を変えてはくれませんでした。

  でも、今度は知事が替わる。東京が変わるかもしれない。私達は、文字通り、自分達の命を、鳥越さんに託しました。

  今の日本国憲法では、権力を持つ人は、私達から健康に生きる権利を奪えないようになっています。だから、私は、日本国憲法だけを心の支えに、今の生活に耐えています。

  でも、自民党の改憲草案を見たら、震えがきました。もしも、あれが憲法になってしまったら、もう、私達の生活や、心、そして健康を守ってくれるものはなくなります。

  改憲を阻止し、憲法を守ることで、命を守る。それを首都東京から発信してくれる鳥越さんこそが、この国に求められている新しい都知事です。

  先の参院選では、福島県民は、現職の大臣を下し、野党共闘の候補を国会へ送りました。東北と沖縄はもう目覚めています。

  散々辛い思いをして、アベ政権が自分達を救わなかったことに気付いたから。政治に無関心ではいられなくなったからです。

  私は福島の無念が生み出した、新たな希望を、東京の皆様に引き継ぎたいです。

  どうか、私達の命のために、そして皆様の命のために、東京都知事には鳥越さんを、鳥越俊太郎を、どうぞよろしくお願いいたします。

  ありがとうございました。

       * * * * * * * * * * *

  どんな地方選挙であったとしても、「日本国憲法」というところに収束してゆきます。

  憲法はその25条で、次のように宣言しています。

  「第二十五条  すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する 」と。

  福島のお母さんの叫びは、国民として当然のことを求めているに過ぎません。



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