2018年07月03日

☆★まだまだヒメサユリ〜大朝日岳古寺ルート、ガイド山行報告

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<しっかり食べた前夜の夕食>


  2日の東京K社の大朝日岳登山のガイドを務めるべく、1日夕方古寺鉱泉入りしました。

  この会社のツアーを私がガイドすることになってもう7,8年経ちます。

  催行にならない年が2年続きましたので、今回は3年ぶりとなりました。

  いつも7月上旬に設定されるこのツアーは、ヒメサユリ見学にはバッチリの日程です。

  久しぶりに古寺鉱泉「朝陽館」のおいしい夕食を全て平らげ、ぐっすりと睡眠をとりました。

  上の写真のサクランボは私の差し入れです、念のため。


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<風に揺れるヒメサユリ>


  お客様7人、添乗員さん1人と一緒に4時05分出発。

  前日は「曇り」との予報だったのですが、空には「皐月十八日」の月が残っており、青空ものぞく上々の天候でした。

  古寺山あたりからヒメサユリが現れ始めます。

  今年は咲き始めるのが早かった分、しおれかけているものもありましたが、お客様は次々と現れるヒメサユリに大興奮!

  「こんなに咲いているなんて思わなかった!」とカメラを向けておられました。

  何だか自分がほめられているようでくすぐったい。


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<間もなく咲くぞ、9輪咲き>


  「熊越」のコルから「銀玉水」を目指し、1591mの独立標高点近くの左側に、まだつぼみでしたが、一本の茎に9つのつぼみを付けているヒメサユリがありました。

  年数が経てば多く花を付けると言われ、私はかつて、天狗小屋の前で12輪咲きのものを見たことがありますが、9輪咲きでもなかなか見られるものではありません。

  今週末には開花しているでしょうから、ぜひ探してみてください。


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<間もなく消えそうな「銀玉水」上の雪>


  「銀玉水」上の雪はかなり縮小していました。

  念のため私たちはアイゼンを持参していましたが、お客様たちが「銀玉水」で休憩している間に私はピッケルでステップを切りました。

  2、3日中には雪の上を歩かなくて済むようになるでしょう。


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<やったー! 全員登頂!>


  大朝日小屋には10時18分到着。

  古寺鉱泉から6時間余りが経過していました。

  小屋の前でしっかり休憩し、ザックを置いていざ山頂へ。

  10時50分、全員無事に山頂に到達しました!

  この時間帯、低い雲がかかってきて、遠望はききませんでしたが、登ってきた古寺山、小朝日岳を眼下に眺めました。

  みなさんが登頂の喜びを体全体で表しておられました。

  山頂から小屋に戻るとき、いつも「森の休日」でお世話になっている「Asahi自然観」のNさんとばったり。

  お互いびっくりしました。


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<ひぇー! 「銀玉水」は3℃!>


  この日は古寺鉱泉ルートの3か所の水場の水の水温を測りながら登ってきました。

  感覚で、冷たい順番は「銀玉水」→「一服清水」→「三沢清水」とはわかっていましたが、今回これらの水温がそれぞれ、3℃、6℃、9℃であることがわかりました。

  水を汲もうとして手にかかると、ほんとうに切れるような「銀玉水」の水温がいかに低いかと言うことがおわかりいただけるでしょうか?


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<大朝日小屋近くで見つけたオノエラン>


  登る途中、まもなく大朝日小屋に着こうとするあたりで、お客様がオノエランを見つけてくださいました。

  これまで大朝日小屋と山頂の間では見たことがありましたが、小屋の手前では私は初めて見ました。


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<ウスユキソウもまだまだ>


  今回のお客様の中に、山の花に詳しい方がおられ、いろいろ教えていただく場面もあり勉強になりました。

  みなさんと一緒に見た花を列挙しておきます。

  アオノツガザクラ、アカモノ、イワカガミ、イワギキョウ、ウサギギク、ウラジロヨウラク、エンレイソウ、オオナルコユリ、オオバキスミレ、オノエラン、カラマツソウ、ギンリョウソウ、クワガタソウ、コバイケイソウ、コブシ、コメバツガザクラ、ゴゼンタチバナ、サワフタギ(ルリミノウシコロシ)、サンカヨウ、ズダヤクシュ、ショウジョウバカマ、シラネアオイ、タカネヨモギ、タニウツギ、チングルマ、ツクバネソウ、ツマトリソウ、ナナカマド、ナンブタカネアザミ、ニッコウキスゲ、ネバリノギラン、ノウゴウイチゴ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ、、ハクサンボウフウ、ハナニガナ(白花・黄花)、ヒナウスユキソウ(エーデルワイス)、ヒメサユリ、フタリシズカ、マイヅルソウ、マルバシモツケ、ミズキ、ミツバオウレン、ミヤマキンバイ、ミヤマコウゾリナ、ミヤマクルマバナ、ミヤマスミレ、ミヤマツボスミレ、ミヤマトウキ、ミヤマハコベ、ミヤマリンドウ、ムカゴトラノオ、モミジカラマツ、ヤマオダマキ、ヤマハハコ、ユキザサ、ヨツバシオガマ。

  ハナヌキ峰分岐付近のじめじめした所にびっしり咲いていた小さな花は、ヒメクワガタではなく、クワガタソウではないかと帰宅後に図鑑を調べて見直しました。

  全国あちこちの山に出かけておられるゲストのみなさんに比べると、私の山の知識は極めてローカルなものですが、一番の喜びは、自分が大好きな山を「いい山でした!」とみなさんがおっしゃってくださったことでした。

  12時間にも及ぶ山旅、お疲れ様でした!

  そして、遠くからおいでいただきほんとうにありがとうございました。

  いつかまたお会いできること楽しみにしております。





  ☆「葉っぱ塾」当面の予定


  ☆「葉っぱ塾」のリーフレットできました!
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    ※配布にお力添えください。

  
  ☆「木星音楽団」ニューアルバム『鳥たちの詩 海の詩』完成!
鳥たちの詩海の詩ジャケット



  ☆好評、重版! やぎりんの新著『わくわくオーケストラ楽器物語』!

『わくわくオーケストラ音楽物語』表紙


 
  ☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」


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happajuku at 05:15│Comments(0) 山旅の報告 

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