2018年11月26日

☆★『地図から消される街』著者の青木美希記者の講演を聞く

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<「地図から消される街」カバー>


  24日米沢市内で、朝日新聞社会部記者の青木美希さんの講演を聞く機会がありました。

  昨年この私を話題提供者として招いてくださった「さようなら原発米沢のつどい」の第59回例会として開催されたものでした。

  青木さんは東日本大震災の翌日から被災地に入り、精力的に現場取材を続けられ、朝日新聞に連載された原発事故関連のコラム『プロメテウスの罠』の特別取材班にも参加しておられた方です。

  今年の三月に青木さんは『地図から消される街』(講談社現代新書)を出版されましたが、原発事故に関わる多様な問題を冷静な記者の目で追い続けておられることが伝わってくる良著です。

  目次をご覧いただくと、青木さんが様々な切り口から原発問題に取り組んでおられることが伺われます。

     
  『地図から消される街』目次

はじめに
第1章 「すまん」──原発事故のため見捨てた命
第2章 声を上げられない東電現地採用者
第3章 なぜ捨てるのか、除染の欺瞞
第4章 帰還政策は国防のため
第5章 官僚たちの告白
第6章 「避難者いじめ」の真相
第7章 捨てられた避難者たち
エピローグ──忘れないこと、見続けること



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<福島を訪ねたときの線量計(2013年)>


  24日の講演の中で私が最も印象に残ったのは、青木さんが紹介してくださった、原発で働いていた方の次のような言葉です。

  「地震は現在を破壊した。

   津波は過去を破壊した。

   そして原発は未来を破壊した。」


  みなさんは、この言葉をどんなふうに受け止められるでしょうか?

  メルトダウンした原発を収束させる方法も見えず、溜まり続ける放射性廃棄物の管理には数千年、数万年単位の時間がかかるといわれ、8000Bq/kg以下の汚染土壌は全国の公共事業で使ってゆくという狂気の方針を打ち出し、私たちの政府は原発の再稼動に突き進んでいます。

  原発そしてその事故の問題は、東電と福島の人たちだけの問題なのか?

  私たちの子どもたち、孫たちはどれだけの負担を背負うことになるのか?

  オリンピックだ、万博だという前に、私たちの国が「始末をつけるべき」問題が山積していると私には思えるのです。

  青木さんの著書、多くのみなさんに読んでいただけたらと思います。

  蛇足ですが、本はできる限り、地元の書店に注文してください。





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