2020年09月30日

☆★この秋紅葉はどうなんだ?〜大朝日岳へ実況検分に

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<大朝日岳山頂標識の上に十二夜の月>


  9月26日、27日に予定していた「葉っぱ塾」での大朝日岳登山を、天候が良くないとみて1週間延期していました。

  皮肉なことに週明け28日から好天が続くとのことで、紅葉の実況検分を兼ねて一人登ってきました。

  28日は平地の予報は午前中から「晴れ」でした。

  ただ、天候が回復途上だったので、遅めの出発のほうがよいと判断し、古寺鉱泉駐車場には10過ぎに着いたのです。

  それでも小雨が降っていましたので、およそ1時間、車中で待ちました。

  この1時間の停滞は正解でした。

  道々すれ違う早朝からの日帰り登山者のみなさんは皆、「雨と霧の中を歩いた」と下りて来られたのです。

  私はといえば、雨具を着ることもなく、途中からは大朝日岳も展望できるようになる中を大朝日小屋に着くことができました。

  まだ完全に雲は取れていませんでしたが、午後5時ぐらいから光が差し始め、山形市などが見える北東方向の視界も開けてきました。

  山頂に登ると、「葉月十二日の月」が、山頂標識の真上に見えていました。


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<夕日の中の大朝日小屋>


  この時期なら、小朝日〜銀玉水間は紅葉がかなり進んで、まるで「ペルシャ絨毯」のようになっているはずだと思っていたのですが、紅葉はまだ半ばといったところでした。

  ミネカエデ、コミネカエデ、ナナカマド、オオカメノキなどの紅葉、黄葉はあちこちに見られましたが、全体的に眺めると、まだ緑が勝っていました。

  猛暑や9月の気温が高かった影響もあるのでしょうか。


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<山形市内の夜景>


  雲がかかっていた北の月山が姿を現したのは、夜景が美しく見えるようになってからでした。

  山形市から東根市にかけての平野部の街並みが発する色とりどりの照明がきらきらと輝いていました。

  山の上から眺める街の風景も好きな風景の一つです。

  山に登って来なければ、あの光の中で自分は時間を過ごしていたんだな、などと親しみが湧いてくるのです。

  この日の宿泊者は私を含めて7人。

  みなさん私よりも先着され、夕食も早く済ませて、午後6時過ぎにはシュラフに入っておられました。


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<夜明け前の東の空に明けの明星>


  夜、3回ほど外に出てみたのですが、それほど風も強くなく、気温も夕方の7℃からそれほど下がってはいないようでした。

  空に十二夜の月があるせいで、星の光は十分に見ることはできませんでしたが、深夜、東の空からオリオンが昇ってくるところでした。

  そして翌29日午前4時半過ぎに外に出てみると、東の空、ちょうど雁戸山の真上あたりに「明けの明星」が明るく輝いていました。

  刻々と変化する空の色は、見ていて飽きることがありません。


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<双子のように鳥海山(左)と月山>


  夜明け前の空は地平に少し雲があるだけで、ほぼ快晴!

  視界もかなりあって、月山の左奥に鳥海山もきれいに見えていました。


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<まもなく日の出!>


  この日の日の出は5時30分ぐらいでした。

  山頂でご来光を見たいという方たちは登ってゆかれました。

  私は朝焼けの時間が過ぎたらすぐに下山できる準備をしながら、小屋前で日の出を待ちました。

  夜明け前は見えていた街並みが雲海に沈み始めたのはこの頃からです。

  秋特有の低い雲が盆地の底付近に沈み、すっぽりと霧に包まれているはずでした。

  しかし大朝日小屋の上空は雲一つない空が広がっていました。


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<朝日に照らされる「奥の宮」東斜面>


  朝の赤みを帯びた日の光に照らされると、紅葉が進んでいない斜面もなんだか華やかに見えます。

  この朝小屋の中の温度計を外に出して温度を測ったらなんと7℃!

  帰宅してから長井市のこの朝の最低気温を調べたら9℃でしたので、それからみると山頂の気温がかなり高かったということです。

  例年9月下旬ともなれば、大朝日小屋一帯では霜が下りたり氷が張ったりしてもおかしくはありません。

  もっと気温が下がらないと紅葉は加速しないのかもしれません。


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<小屋を後に、山頂を振り返る>


  身支度を整え、小屋を出たのは午前6時少し前。
  
  振り返る大朝日岳と小屋は朝の光に照らされて輝いていました。

  こんな光で見ると、やはり秋の色でしょうか。


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<鳥原山や頭殿山を飲み込んだ雲海>


  水温3℃の「銀玉水」で顔を洗えば、身も心もしゃきっとします。

  ゆったりした稜線を歩いているうちに、盆地を埋めていた雲が東からこちらに向かって湧き上がってきました。

  近くにある鳥原山、その後方にある頭殿山などが、雲の波に飲み込まれてゆきました。


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<稜線を越える雲の波>


  古寺山が近づくあたりから、この日早朝登り始めた人たちとすれ違うようになりました。

  以前「葉っぱ塾」の登山に参加してくださった山の大ベテランの女性が「もう最後かもしれないと思って登ってきました。」などとおっしゃいます。

  若い女性の二人組もいました。

  この日は大朝日小屋に泊まるのだとのこと。

  また、単独の若い女性は、朝日連峰を縦走したいということで、この日は狐穴小屋、できれば以東小屋まで行きたいとのこと。

  「無理せず楽しんでください」と声をかけました。

  前日すれ違った日帰りの方々の中にも若い人がけっこう多くおられました。

  登山が若い世代にも受け継がれていることがなんだか嬉しく感じられました。

  はてさて、今週末、天気はどうなるのでしょうか?



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happajuku at 06:11│Comments(0) 山旅の報告 

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