ご来光

2019年08月13日

☆★「山の日」は山に居たかった!〜天空の城「鳥原小屋」へ

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<ノリウツギの花>


  9日から予定していた朝日連峰縦走を中止としましたので、最後に泊る予定だった鳥原小屋に事前に荷揚げしていた食料を下ろさなければなりませんでした。

  11日は「山の日」でもありましたから、やっぱり山に出かけたいと思い立ち、昼過ぎに家を出て、古寺鉱泉駐車場午後2時スタートで鳥原小屋に向かいました。

  1泊といっても、一人のときの荷物は10キロにも満たないもの。

  ガイドのときのおよそ半分ほどしかありません。

  このルートで目だった花はノリウツギぐらいしかありませんでした。

  アジサイの仲間の低木です。


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<鳥原小屋前で夕食準備する宿泊者のみなさん>


  大朝日小屋に比べるとあまり宿泊者が多くない鳥原小屋は、湿原の一角に立つ素敵な山小屋です。

  水洗トイレがあって、いつも清潔に保たれています。

  とりわけ管理人の鈴木さんが入っておられるときは、用を足すのがもったいないほどの清潔さです。

  この日の鳥原小屋は12人の団体さんをはじめ、若者たちのグループも泊まっていて、珍しく賑やかでした。


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<神前宴会>


  鈴木さんが宿泊の方々に声をかけて、私が着いた時にはすでに「神前宴会」が始まっていました。

  鈴木さんの奥様もおいでになっていて、ポチも嬉しそうでした。

  結局この日鳥原小屋に泊まったのは25人。

  「ビールが足りなくなるから明日は山を下りて荷揚げだ!」と鈴木さんがおっしゃっていました。

  鈴木さんが汗だくで担ぎ上げたビールが、水温10℃の水場で冷やされて、皆様をお待ちしています!


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<大雲海からの12日のご来光>


  翌12日朝目覚めたのは4時半を過ぎていました!

  鳥原小屋前には霧が流れ、さながら「天空の城」といったところです。

  急いで靴を履いて、20分ほどかかる鳥原展望台に急ぎました。

  途中で大雲海から日の出となりましたが、何とか写真が撮れる場所に居ることができました。


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<山頂が雲に隠れた大朝日岳>


  展望台に着いたときには、目の前にあるはずの小朝日岳も雲に覆われ、もちろんその奥にある大朝日岳も見ることができませんでした。

  その場で30分以上待ちました。

  少しずつ動いていった雲の中から小朝日岳(上の写真の右側のピーク)が姿を現しました。

  が、大朝日岳山頂部には厚い雲がかかり続けました。

  11日に大朝日小屋に泊まった人たちはご来光を見られなかったのではないでしょうか?


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<雲海に浮かんだ月山>


  待っているうちに月山も山頂部が雲海の上に見えてきました。

  半袖Tシャツでじっとしていると、やや肌寒さを感ずるぐらいの気温でした。

  小屋に戻り、コーヒーを淹れ、パスタを茹でて朝食。

  荷物をまとめ、この日いったん下山する鈴木さんと一緒に古寺鉱泉へと向かいました。

  2人で山の話などしながら歩くと、1時間半もあっという間。

  鈴木さんは19日まで鳥原小屋にいらっしゃるそうです。

  みなさんも厳かな「神前宴会」いかがですか?




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2019年08月06日

☆★高らかに『朝日山岳歌』歌い、猛暑の中下山〜モンベルツアー2日目

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<山頂でご来光を拝むみなさん>


  2日目の8月4日は、午前4時過ぎに小屋の外に出ました。

  前日の宵の口はうだるような暑さだった小屋の屋根裏でしたが、明け方には寒さを感じるほどに気温が下がりました。

  初めての小屋泊まりの方には調節が難しい夜だったかもしれません。

  私たちはこの日午前4時28分、山頂に立ちました!

  刻々と変化する空の色は息を呑むほどの見事さです。


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<夜明けの祝瓶山>


  この朝は地平線付近は霞んでいて、遠方の山々は、かろうじて飯豊連峰が望める程度。

  北にある鳥海山は見ることができませんでした。

  山頂から南へと続く稜線をたどると、祝瓶山の独特の姿が目に入ります。

  祝瓶山は、「東北のマッターホルン」の異名があり、日本三百名山にも数えられています。


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<青空の下、小屋を後にする>


  小屋に戻り、みなさんで手分けして朝食。

  前夜、いも煮をたくさん食べたために余してしまったご飯と、野菜たっぷりの棒ラーメンでお腹を満たしました。

  「金玉水」で淹れたコーヒーのなんとおいしかったことでしょう!

  小屋の前で『朝日山岳歌』をみなさんに披露した後、小屋番のTさんに見送られて、午前7時前に私たちは大朝日小屋を出発しました。

  この日は小朝日岳と鳥原山を経て古寺鉱泉に下る長い道のりです。


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<稜線の風に吹かれるハクサンシャジン>


  大朝日小屋周辺や主稜線では、ハクサンシャジンやタカネマツムシソウなど、夏の終わりに盛りを迎える花々が目を楽しませてくれました。

  二日間でゲストのみなさんと見た花々を列挙しておきます。

  アオノツガザクラ、イワイチョウ、イワオトギリ、イワカガミ、ウサギギク、ウメバチソウ、ウラジロヨウラク、エゾアジサイ、エゾシオガマ、オオバギボウシ、カニコウモリ、キンコウカ、クルマユリ、コキンレイカ(ハクサンオミナエシ)、コバイケイソウ、コメツツジ、コメバツガザクラ、シナノキンバイ、ズダヤクシュ、タカネナデシコ、タカネマツムシソウ、タカネヨモギ、タマガワホトトギス、ツルリンドウ、ナナカマド、ナンブタカネアザミ、ニッコウキスゲ、ネバリノギラン、ハクサンイチゲ(「金玉水」へ下る斜面)、ハクサンシャジン、ハクサンフウロ、ハクサンボウフウ、ハナニガナ(白花・黄花)、ヒトツバヨモギ、ヒナウスユキソウ(エーデルワイス)、ヒナザクラ(私だけ「金玉水」付近で)、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマカラマツ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマクルマバナ、ミヤマコゴメグサ、ミヤマダイモンジソウ、ミヤマトウキ、ミヤマホツツジ、ミヤマママコナ、ミヤマリンドウ、ムカゴトラノオ、モミジカラマツ、ヤマオダマキ(「朝陽館」前)、ヤマブキショウマ、ヨツバシオガマ。


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<小朝日岳への急坂を登るみなさん>


  2日目最大の難所が「熊越」から小朝日岳への登りです。

  標高差およそ150mの急登です。

  しかし、ここをあらたか登り、森林限界を超えた場所から振り返る大朝日岳や隣の中岳の姿は、疲れを吹き飛ばすほどの素晴しさです!


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<小朝日岳から見る大朝日岳>


  大朝日岳山頂直下の「y字雪渓」や、「銀玉水」脇の通称「まつたけ雪渓」は、この時期にしては珍しく、くきりした形を見せていました。

  ここから鳥原山に向かうには、小朝日岳を下ります。

  ロープが垂らしてあるほどの急な斜面もあって、慎重さが求められる下りです。

  途中何度か休みながら鳥原山の展望台に登り返し、振り返ると、私たちが先ほどまでいた小朝日岳が雲に隠されてきていました。

  数日前に荷揚げで立ち寄った鳥原小屋では、管理人の鈴木さんが歓迎してくださいました。

  愛犬ポチも大興奮。

  たっぷり休憩をとった私たちが帰り支度を始めると、「なんだもう帰るの?」と言わんばかりにしょぼんとしていました。

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<無事「朝陽館」前に下山!>


  鳥原小屋から古寺鉱泉に下る道は、小さなアップダウンを伴いながら、ブナ原生林の中を通っています。

  空に雲がかかってきて直射日光はなかったものの、風がほとんど吹かず、蒸し暑いブナの森の中で、時折涼しい風が吹いてきます。

  「風はご馳走!」。

  そんな言葉を実感しました。

  鉱泉が近づいて、ヒザに力が入らなくなった女性のゲストがあったのですが、他の男性ゲストが率先して荷物を分担して背負ってくださいました。

  二日間寝食を共にしたことに加え、みなさんがモンベルファンという「絆」で結ばれているように思えて、そのチームワークが嬉しく感じられました。

  予定より1時間余り遅れましたが、全員無事に「朝陽館」前に下山しました。

  この暑さの中、熱中症にならず無事に予定のルートを踏破できたことは、ゲストのみなさんのがんばりとチームワークのおかげです。

  20代から60代と幅広い年齢層の男女14名の素晴しいゲストの皆様に拍手!

  昨年、あるいは一昨年に続いて2回目の参加と言う方がいらっしゃったことも企画に携わった者として嬉しいことでした。

  「こんどは紅葉のときに来たいものですね!」というお声もありましたので、そうしたご意見を反映させられるようトライしてみます。

  参加された皆様、お世話になった山の関係者の皆様、ありがとうございました。




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2018年08月14日

☆★大雲海、ご来光、秋の気配の風〜「葉っぱ塾」の大朝日岳二日目

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<夜明け前の鳥海山(左)と月山>



        「平成30年7月豪雨」
 モンベルの「アウトドア義援隊」への活動支援(お願い)




  2日目の朝は、午前3時前から動き出したパーティの騒音で目が覚めました。

  他の登山者がまだ寝静まっているうちに、自分たちの都合で早く発つというならば、音を出さないことに細心の注意を払うべきです。

  彼らが静かになってから少しして、午前4時にシュラフを抜け出し、カメラを持って大朝日小屋の扉を開けると、目の前には大雲海が押し寄せていました!

  そして、鳥海山と月山とがほぼ相似形の姿でくっきりとその山容を見せていました。


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<大雲海の向こうからのご来光!>


  ジャケットだけでは寒さに耐えられず、雨具を取りに一度小屋に戻りました。

  午前4時40分過ぎ、太陽が姿を見せました!


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<小屋前で日の出の風景に見入る人たち>


  小屋前で日の出を見る人、山頂まで登る人、様々です。

  私はこの後朝食の支度がありましたから小屋の前で見ていました。

  太陽が、見ている人たちの顔を赤く染めてゆきました。

  これまで大朝日岳で見たご来光の中でも一、二を争うほどの素晴しい日の出のひとときでした。


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<大雲海をバックに「葉っぱ塾」のお客様>


  冷えた体を、「銀玉水」の水で淹れた熱々のコーヒーや卵スープで温め、朝食をしっかりと摂り、下山の準備を手早く済ませました。

  管理人のKさんにご挨拶をし、小屋の前でゲストの皆さんの写真を雲海をバックにして撮りました。

  日帰り登山では決して見ることのできない夜明けの風景。

  こうした風景の中に今自分が存在している!

  そのことに胸が熱くなります。

  何十回大朝日岳に登っても、その時の感動はその都度違っています。


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<蔵王連峰と、雲海の「孤島」白鷹山>


  東には白鷹山とその奥の蔵王連峰があります。

  白鷹山はその山頂部だけが雲海の上にあって、まるで海に浮かぶ絶海の孤島のようではありませんか!


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<鳥原小屋Tシャツ>


  この日は、前日迂回してきた小朝日岳に登り、そこから鳥原山を経て鳥原小屋で大休憩。

  管理人のSさんには前週に続きまたまたお世話になりました。

  今年の夏の登山の思い出にと、鳥原小屋のオリジナルTシャツを購入してきました。


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<古寺鉱泉に下るブナの森で休憩>


  ここから古寺鉱泉に下山する道は、ブナの巨木の中を通っています。

  山地図に「水場」とあるこの場所は、この時期、しかも少雨の夏とあっては、水を当てにすることはできません。

  しかし広くなっていて、休憩には良い場所です。


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<たくさん見かけたヒトツバカエデ>


  このルートを1週間前にも下りましたが、改めてヒトツバカエデの木が多いことに気づきました。

  知らない人にはカエデやモミジの仲間だとは思ってもらえない、切れ込みのない葉を持っています。

  秋になると美しい黄色に色を変えるカエデです。


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<お疲れ様! 無事鉱泉に下山>


  鳥原小屋を出発して2時間半、早朝大朝日小屋を出発してからですと6時間40分後、私たちは、前日出発した古寺鉱泉「朝陽館」前に下山しました!

  この日のブナの森は時折涼やかな風も吹いてきて、かすかに秋の気配を感じさせるものでした。

  二日間雨の心配をすることなく歩き通せた素晴しい山旅でした。

  大好きな朝日連峰を、「葉っぱ塾」の「安全登山入門編」のかつての受講生のみなさんと歩けるなんて、何と素晴しいことでしょう。

  ご参加くださった皆様、お世話になった関係者の皆様、ありがとうございました。





  ☆「木星音楽団」長井公演は9月29日!9-29チラシ最終版



  ☆「葉っぱ塾」当面の予定


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2018年04月30日

☆★「弥生十四日」の月明かりの下、長井葉山へ!〜ムーンライト登山報告

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<長井市街地の夜景>


  「春の長井葉山へ」を数回計画するうちの1回は、満月に近い日を選んでムーンライト登山にしています。

  「弥生十四日」にあたる4月29日午後11時集合のこの登山に、女性お二人のご参加がありました。

  登り始めの時の気温が12℃ほどあって、風はほとんどない好条件となりました。

  5合目あたりからはほぼ雪の上を歩くようになりますが、雪はしっかり締まっていて、かんじきなどは不要でした。

  ムーンライト登山の楽しみの一つは夜景が見られることです。

  長井市のように小さな街でしかも午前2時、3時だというのに、これだけの灯りが見えることに驚きます。


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<西に傾いた十四夜の月>


  休憩をはさみながら、およそ4時間かけて山頂へ到着しました。

  まだ空は暗かったので、いったん山荘に入って温かい飲み物をつくって休憩。

  4時過ぎに外に出てみたら、東の空が明るくなり始めていました。

  夜通し出ていた月は西に傾いてゆきました。


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<ご来光!>


  午前4時43分ごろ、白鷹山のアメダスレーダーのやや左側から日の出となりました。

  空気が霞んでいたのは黄砂のせいもあったのでしょうが、こういうときの太陽は赤く染まります。


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<山頂散歩のゲストのお二人>


  広々した山頂をあちこち移動しながら山の展望を存分に楽しんでいただきました。

  太陽が、足元の雪を輝かせてゆきます。

  刻々と変化する山肌の色合いにも目を見張ってしまいます。


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<朱鷺色に染まる大朝日岳と小朝日岳>


  この日、飯豊連峰は霞があってすっきり見えませんでしたが、大朝日岳はやはり近いだけにくっきりと見えました。

  葉山の方からこの時期に眺めると、雪解けた部分と雪が残っているところが白黒のパンダ模様になります。

  日の出直後に朱鷺色に染まった残雪は、太陽が昇るに連れて少しずつ白く輝くように変化してゆきました。


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<最上川展望ポイントで>


  山荘に戻って下山の準備を終えて外に出たのが午前6時。

  光はすっかり昼間のものになっていました。

  普通の日帰り登山だと、背中側から太陽を浴びるこの最上川展望ポイントでは、朝は太陽を正面に見ます。

  白鷹町荒砥と鮎貝との間の最上川は、太陽の光を反射させ輝いていました。


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<芽吹き直後のブナ(1000m付近)>


  ブナの芽吹きは標高1000m付近まで上がってきていました。

  山頂に近いブナもかなり芽が膨らんでいましたから、このGW中に山頂にまで芽吹き前線が達するかもしれません。


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<登山口付近のミズバショウ>


  花もずいぶん種類が増えていました。

  登山口付近の湿地にミズバショウが咲いています。

  3合目より下ではヤマツツジも咲き始めていました。

  前回(4月19日)に見かけた花に加え、ムラサキヤシオ、ミヤマカタバミ、オオヤマザクラ、キバナイカリソウなども見つけました。


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<下山して振り返った葉山>


  下る途中では、花の写真を撮ったり、山菜を探したりしながらのんびり下りてきました。

  ゲストのお二人とお別れし、「葉っぱ塾」の田んぼの脇の農道を下って振り返ると、生命感に満ちた葉山の姿が聳えていました。

  道路状況ですが、車は「葉山森林公園」の登山口鳥居まで入ることができます。

  また、山頂の「葉山山荘」脇のトイレも、雪解けが進んで使用可能になっていました。





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  ☆「木星音楽団」ニューアルバム『鳥たちの詩 海の詩』完成!
鳥たちの詩海の詩ジャケット



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2016年08月08日

☆★「小屋泊り3点セット」を満喫!〜モンベル大朝日岳ツアーガイド2日目

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<日の出前の東の空>


  モンベル大朝日岳ツアー2日目の朝は、まだ暗いうちに始まりました。

  騒がしい他の登山者たちの動きに寝ていることもできず小屋を出ました。

  まだ星空で、東の空に冬の代表的な星座であるオリオン座が昇ってくるところでした。

  冬の夜空の主役は、この季節は脇役を務めるのですね。

  小朝日岳の向こうの空が、夜の色から朝の色へと移り替わってゆく様をしばらく眺めていました。


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<山頂でご来光を待つみなさん>


  私たちは4時を少しまわってから山頂に向って登り始め、山頂到着は4時22分でした。

  ほとんど風もなく、寒さを感ずることはありませんでした。

  空の色合いが少しずつ変化してゆくのを、みなさんが楽しんでおられました。


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<雲海に浮かぶ月山>


  この日は、前日からの暑さのせいもあるのか、風景が霞んでいて、月山が何とか見える程度でした。

  しばらく後になって、月山の左奥に鳥海山があるのが何とか確認できました。


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<ご来光!>


  山形市のこの日の日の出時刻は4時45分とのことでしたが、赤い光が雲の中から見えたのは4時43分でした。

  一週間前とはまた異なった夜明けの風景でした。

  山は同じでも、見える風景は日々異なります。

  何度も大朝日岳に登って来て飽きるということがないのは、その時限りの風景に出会えるからなのかもしれません。


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<これはイケルよ、サバ缶キャベツ!>


  山頂からの「影朝日」も見て、5時過ぎ大朝日小屋へと戻りました。

  みんなで分担した荷物の中に、キャベツが入っていましたが、朝食のおかずは「サバ缶キャベツ」でした!

  キャベツを刻み、味付きのサバ缶と混ぜながら鍋の中で炒める感じです。

  モンベルのMさんのアイディアなのですが、これがなかなかのものでした。

  山ではどうしても野菜が不足がちになります。

  それを補い、しかも調理が簡単。

  これは「葉っぱ塾」でも真似をしてみたいと思いました。


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<大朝日小屋前のタカネナデシコ>


  しっかり食事を摂り、「金玉水」の水でコーヒーも楽しみました。

  荷物をまとめ、小屋番の阿部さんにご挨拶をして下山開始です。

  大朝日小屋の周辺は花々がにぎやかに咲いています。

  私が初めて大朝日岳に登った20年ほど前は、テントを張ったりしたことで破壊された植生がまだ十分には回復していない頃でした。

  ロープを張って立ち入りを制限することで、ようやくここまで回復してきたのです。


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<大朝日岳を背に下山路をたどる>


  下り始めた6時半過ぎにはすでに猛暑の気配でした。

  ゲストのみなさんの中にはかなり疲労の色が濃い方もおられ、予定のルートを変更し、小朝日岳からまっすぐ古寺鉱泉に下りました。

  ツアーは、他人同士が一つのパーティーを構成しています。

  予定を変更する際に、ゲストの中に不協和音が生ずることもままあることです。

  しかし、この日のみなさんは、他の方々の様子を思いやり、ガイドの私のルート変更に不満をもらすことなく従ってくださいました。

  こうした協力があってツアーが思い出深いものになってゆくのだと思います。

  体力面での準備が不足であった参加者の方もおられました。

  感じていただいた「山の厳しさ」を少しでも克服できるよう、今後トレーニングを重ねていただけたらと願っています。

  遠くからご参加の皆さまもおられました。無事帰宅されましたでしょうか?

  また異なる季節の朝日連峰にぜひおいでください。

  今回は、「小屋泊まり3点セット」とも言うべき「日没・星空・ご来光」全てを楽しむことができましたね!

  私自身が大好きな山を、みなさんに楽しんでいただけて、実はガイドの私が一番楽しんでいたことをここで告白しておきます。ありがとうございました。

  「葉っぱ塾」の「紅葉の大朝日岳へ!」は、9月30日〜10月1日を予定しています。

  最後に、この二日間で見ることができた花々を列挙してみます。

  この中には、私だけが「金玉水」に下る途中で見たもの(下線)も含んでいます。

  また、古寺山に登る途中で見つけたランの一種は同定できていません。

  アオノツガザクラ、アキノキリンソウ、イワイチョウイワショウブ、ウサギギク、ウメバチソウ、エゾアジサイ、エゾシオガマ、オオバギボウシ、オクモミジハグマ(カニコウモリと言ったのはこちらの間違いだったかもしれません)、オヤマリンドウ、オンタデ、クルマユリ、コメバツガザクラ、シナノキンバイ、ズダヤクシュ、タカネナデシコ、タカネマツムシソウ、タカネヨモギ、タテヤマウツボグサ、チングルマ、ツルアリドオシ、ツルリンドウ、ナガバキタアザミ(?)、ナンブタカネアザミ、ニッコウキスゲ、ハクサンイチゲ、ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)、ハクサンシャジン、ハクサンフウロ、ハクサンボウフウ、ハナニガナ(白花・黄花)、ヒナウスユキソウ(エーデルワイス)、ホツツジ、マルバシモツケ、ミヤマキンバイ、ミヤマコウゾリナ、ミヤマクルマバナ、ミヤマココメグサ、ミヤマシシウド、ミヤマトウキ、ミヤマホツツジ、ミヤマママコナ、ミヤマリンドウ、モミジカラマツ、ヤマハハコ、ヨツバシオガマ、リョウブ。


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2016年08月01日

☆★神様からのご褒美〜「あこがれの大朝日岳へ2016」第2日目報告

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<朝4時過ぎに山頂に集まった人たち>


  31日の朝は、4時前から動き出した人々の気配で目を覚ましました。

  最近は、早く起きた人たちの気配りがやや足りないような気がします。

  山小屋の朝は早いとはいえ、休んでいたい人もおられます。できるだけ音をたてないように動くべきだと思います。

  私たちは4時40分ごろの日の出を前に、打ち合わせ通り4時15分ごろ大朝日岳山頂に向かって歩き始めました。

  参加者のお一人Yさんがあまり体調が良くなさそうなのが気になりました。

  初めての山小屋泊りで、ゆっくり眠れなかったのかもしれません。

  山頂到着は4時28分でした。

  夜明け前、美しい色合いに空が染まっていました。風は弱く、大雲海が広がっていました。


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<ご来光!>


  4時38分、太陽が鮮やかな閃光を放ちました!

  山頂に集まった20人余りの人々は、思い思いにシャッターを切り、互いに写真を撮りあっていました。

  ほとんど声を出す人もなく、深い谷底から聞こえてくる沢水の音だけが耳をくすぐりました。

  
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<雲海に浮かぶ吾妻連峰と会津磐梯山>


  この日は北の眺望は月山あたりまででしたが、先週来たときとは逆に、南や東の方向の展望がかなりありました。

  盆地を雲が埋め尽くし、その大雲海の上に、蔵王連峰、吾妻連峰、磐梯山、栂峰、そして飯豊連峰が浮かんでいました。

  早起きの新聞配達の方々は、朝霧の中でのお仕事だったかもしれません。


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<西側に映った「影朝日」>


  好天の日の出のときにしか見られないのが「影朝日」です。

  日の出からまもなくすると、太陽と反対側に、巨大なピラミッド状の影が現れます。

  太陽が昇るに連れて、影の山頂が少しずつ近づき、そして影がはっきりしてゆきました。


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<平岩山から祝瓶山へと続く稜線>


  それと同時に、稜線の東側の斜面の高い所から、朝日に照らされてゆきます。

  低い角度で照らされる山々の姿を写真に収めることができるのも、山小屋に泊った人の特権です。

  大朝日岳のすぐ下にある平岩山(写真いちばん左のピーク)が長井市の最高峰です。

  巨大な稜線がそこから南の方角へと伸び、北大玉山、大玉山、そして祝瓶山のピークをつないでいます。

  前日雨の中を必死に登ってきた甲斐があった! とみなさんが思われたことでしょう。

  きっと神様からのご褒美ですね!


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<小屋出発前に阿部さんと>


  なかなか見飽きない風景に囲まれて時間を過ごしていたら、私たちだけになっていました。

  小屋に戻り、朝食。

  Yさんも何とか自分で準備されたご飯を食べられたことで少し安心しました。

  続々と出発してゆく人々を見送りながら、私たちはゆっくりと朝食。

  私たちが出発する時には登山者はみな小屋をあとにしていました。

  阿部さんがにこやかに見送ってくださるのに手を振りながら小屋を出発したのは6時41分でした。


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<小朝日岳山頂近くから大朝日岳を振り返る>


  登りのときには巻道を通過したので通らなかった小朝日岳山頂にこの日は登りました。

  振り返ると、大朝日岳手前の谷底から雲がどんどん上昇し、間もなくその雲に覆われて視界がなくなってしまいました。

  参加者のみなさんの体調を考え、当初予定していた鳥原小屋経由のルートを変更し、小朝日岳から直接、古寺鉱泉への道を下ることにしました。

  山では、常に最悪の場合を考え、行動することが必要です。

  グループへの遠慮から、自身に無理を強いることで、事態を悪化させることは絶対に避けなければならないことです。

  前日の雨から一転、本当に梅雨明けしたなあ、と思える夏空の下を、5時間20分ほどかけて古寺鉱泉まで下りました。

  この二日間でみなさんと眺めた山の花々を列挙しておきます。

 アオノツガザクラ、アキノキリンソウ、イワギキョウ、ウサギギク、ウメバチソウ、ウラジロヨウラク、エゾアジサイ、エゾシオガマ、オオバギボウシ、オオバノヨツバムグラ、オクモミジハグマ、オンタデ、カニコウモリ、ギンリョウソウ、クルマユリ、コメバツガザクラ、シナノキンバイ、ズダヤクシュ、タカネナデシコ、タカネマツムシソウ、タカネヨモギ、タテヤマウツボグサ、チングルマ、ツルアリドオシ、ツルリンドウ、ナガバキタアザミ(?)、ナンブタカネアザミ、ニッコウキスゲ、ハクサンイチゲ、ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)、ハクサンシャクナゲ、ハクサンシャジン、ハクサンチドリ、ハクサンフウロ、、ハクサンボウフウ、ハナニガナ(白花・黄花)、ヒナウスユキソウ(エーデルワイス)、ホツツジ、マルバシモツケ、ミヤマカラマツ、ミヤマキンバイ、ミヤマコウゾリナ、ミヤマクルマバナ、ミヤマトウキ、ミヤマホツツジ、ミヤマリンドウ、ムカゴトラノオ、モミジカラマツ、ヤマハハコ、ヨツバシオガマ。

  いつもこの時期に気になっているのが「一服清水」のところにあるアザミの仲間のことです。

  上の一覧では「ナガバキタアザミ」としましたが、それでよいのかどうか・・・。

  ご参加されたみなさん、素晴らしい山の風景を一緒に堪能できました! 

  ありがとうございました。



2016チラシ表(70%縮小)

<10月21日のリサイタルのチラシ>


  このコンサートチケットは、「葉っぱ塾」でも取り扱いいたします。

  ご連絡をいただきますと、お近くの方にはお届けにもあがりますし、郵送(代金は郵便振替)も可能です。

    【連絡先】 葉っぱ塾 八木
           電話090-5230-8819
           happa-fy★dewa.or.jp
        (送信の際は★を@に変えてください。)





    ☆「Happy ハンター」にヤギおじさん登場!






    ☆ウォン・ウィンツァンさん作詞・作曲『光を世界へ』




    
    ☆「葉っぱ塾の被災地支援活動中間報告」
           (Yamagata1)



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2015年05月03日

☆★ムーンライト長井葉山〜山頂で日の出を迎える

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<芽吹きのブナの枝にかかる十四夜の月>


  当初3日深夜出発だった「ムーンライト長井葉山」を、一日繰り上げて2日23時出発で行いました。

  ご参加いただいたのはお若いNさんご夫妻。奥さまは4月12日の葉山にも参加くださったので、連続参加! 登山が病み付きになりそうなのでしょうか? そうなら嬉しいです。

  十四夜の月が明るく輝き、ヘッドランプを消しても何とか登れそうな明るさでした。


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<長井市街地の夜景>


  5合目あたりまでは所々雪でしたが、それより上はほとんど雪の上を歩きます。

  念のため、スノーシューやかんじきを持参しましたが、夜ということもあったでしょうか、雪はしっかり締まり、下山まで使用しないで終わりました。

  深夜の長井市もけっこう灯りがあるものだとびっくりします。


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<山頂でご来光を見るゲストのお二人>


  葉山山荘に着いたのが午前2時半ごろ。とても順調でした。山荘でコーヒーを沸かし、まずはゆっくりしました。

  4時ごろ東の空が明るくなり始めましたので、温かい服装で、眺望ポイントに移動。

  4時半少し前、奥羽山脈の大東岳のやや北側あたりから太陽が見え始めました。山でこんな風景をご覧になるのは初めてのお二人は、感慨深そうに眺めておられました。


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<日の出直後の大朝日岳>


  長井葉山から大朝日岳は北西方向に直線距離でおよそ10km。積雪の少ない風上斜面の雪が解けて、白黒まだら模様になっています。

  このGWにきっと大朝日岳を目指す人たちも多いことでしょう。

  葉山の山頂付近のブナがもう芽吹き始めていました! やはり例年よりも早いようです。好天高温が続きましたからね。


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<朝の光を反射する最上川を見下ろす>


  普通の登山ならこの「鉾立清水」付近からの眺めは午後になるのですが、今回は日の出直後。最上川が光って見えるのが新鮮です。

  もう少しすれば、眼下の水田地帯に水が入り、また素晴らしい風景が見られるようになります。


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<新緑の「姥石」の大ブナ>


  前回は積雪に埋もれていた「姥石」は現れていました! その傍に立つ「姥石の大ブナ」は、見事に芽吹き、新緑の若葉が展開していました。

  生命力に満ちたこの色が大好きです。


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<登山道で見たイワウチワ>


  葉山山麓はイワウチワの宝庫です。登山道の至る所に大小の群落をつくっています。

  ショウジョウバカマやイワナシの花も咲き始めていました!


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<この桜はオクチョウジザクラ>


  桜を愛でて歩いた先月末、華やかな桜をたくさん見ましたが、山の桜は花もまばらでつつましやかです。

  これはおそらく野生種のオクチョウジザクラだと思います。

  私たちの下山と行き違いに、たくさんのグループが山頂目指して登ってゆきました。どうぞ楽しまれますように。


※長井市広報映像『水の都 長井』



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